JP2905107B2 - 閾値マトリクスの作成方法並びに画像のハーフトーン化方法および装置 - Google Patents
閾値マトリクスの作成方法並びに画像のハーフトーン化方法および装置Info
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- H04N1/4051—Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
Description
トーン画像データに変換する際に使用される閾値マトリ
クスの作成方法、並びに、閾値マトリクスを用いた画像
のハーフトーン化方法および装置に関する。
ために、いわゆる網点を使用して連続調画像をハーフト
ーン化するのが普通である。網点は、濃度が高い領域で
は大きな面積を有し、濃度が低い領域では小さな面積を
有するように生成される。このような多数の網点が配列
された印刷物を肉眼で観察すると、元の連続調画像と同
様の濃度の高低のある画像が見える。
版では、色版相互間で生ずるモアレを防止するために、
各色版のスクリーン角度が互いに異なる値に設定され
る。YMCKの4色の色版を使用する場合には、例えば
0°,15°,75°,45°のスクリーン角度がそれ
ぞれ設定される。
る技術では、画像内のシャープなエッジ(絵柄内の細線
や文字などのエッジ)を十分に再現できない場合があっ
た。これに対処するため、近年では、周波数変調によっ
て画像の濃度を表現する「FMスクリーニング」と呼ば
れる方法が実用化されている。FMスクリーニングで
は、インクが乗るドットのサイズは一定とし、画像の濃
度に応じてドットの出現頻度が変化する。FMスクリー
ニングでは、従来の網点に比べて小さなドットが分散し
て配置されるので、原稿画像を高分解能で再現すること
が可能である。また、ドットの出現に周期性が無いの
で、多色刷りしてもモアレやロゼットパターンが生じに
くいなどの利点も有している。
ニングでは、ドットがランダムに近い分布を有するよう
に配列されてはいるが、ドット%(黒ドットが占める面
積率)が約50%であるハーフトーン画像において、市
松模様(チェッカーボード・パターン)や、多数の黒ド
ット同士または白ドット同士が集合した局所的なパター
ンが現われることがある。
ディテールの再現性の点では好ましいが、ドットの周長
(黒ドットと白ドットの境界線の長さ)の総計が長くな
り、この結果、ドットゲインが大きくなってしまうとい
う問題がある。ここで、ドットゲインとは、網フィルム
から印刷版を作成する際や、印刷時におけるドット面積
率の変化のことを言う。ドットゲインは、ドットの面積
に対する周長の長さが長いほど大きくなる傾向がある。
を前提にして、画像を再現性良く印刷するように調整さ
れている。従って、FMスクリーニングを用いて画像の
ハーフトーン化を行なった場合にも、そのドットゲイン
特性をなるべく従来の網点に近づけることが好ましい。
この意味からは、ドット%が約50%のハーフトーン画
像において市松模様が現われるのは好ましくない。
同士が集合した局所的なパターンが形成されると、空間
周波数が低くなってしまい、画像のディテールの再現性
が悪化するという問題がある。
は、FMスクリーニングにおいて用いられる閾値マトリ
クスの閾値分布に応じて決定されるものである。
を解決するためになされたものであり、FMスクリーニ
ングにおいて、好ましくないドットパターンの発生を防
止することを目的とする。
解決するため、請求項1に記載された閾値マトリクスの
作成方法は、多階調画像データをハーフトーン化する際
に使用される閾値マトリクスを作成する方法であって、
(a)2つの黒ドットと2つの白ドットがそれぞれ並ん
で配列されている2×2ドットのサイズの複数種類の基
本タイルを用い、前記基本タイル同士が所定の禁止配列
を取ることを禁止しつつ、前記複数種類の基本タイルを
所定の閾値マトリクス領域内に配列することによって、
前記黒ドットと前記白ドットの面積率がそれぞれ50%
であるハーフトーン画像における前記黒ドットと前記白
ドットの配列を決定する工程と、(b)前記閾値マトリ
クス領域内における前記複数種類の基本タイルの配列に
従って、前記閾値マトリクス領域内の閾値を決定するこ
とによって、前記閾値マトリクスを作成する工程と、を
備えることを特徴とする。
とは、黒ドットでない白抜けの1ドットの部分のことを
言う。
とを禁止しつつ、複数種類の基本タイルを所定の閾値マ
トリクス領域内に配列することによって、黒ドットと白
ドットの面積率がそれぞれ50%であるハーフトーン画
像における黒ドットと白ドットの配列を決定するので、
好ましくないドットパターンの発生を防止することがで
きる。
成方法では、前記所定の禁止配列は、黒ドットと白ドッ
トの少なくとも一方が2×2ドットの正方形状に配列さ
れる第1種の禁止配列を含む。
を防止することができる。
成方法では、前記所定の禁止配列は、黒ドットと白ドッ
トの少なくとも一方が4×1ドットの直線形状に配列さ
れる第2種の禁止配列を含む。
直線状に長く連続するようなパターンの発生を防止する
ことができる。
成方法では、工程(b)は、閾値マトリクス領域内の各
基本タイル内の2つの黒ドットの位置の閾値に対して
は、前記閾値を現わす2Nビット(Nは2以上の整数)
のデジタルデータの最上位のペアビットの値を0と1に
設定するとともに、各基本タイル内の2つの白ドットの
位置の閾値に対しては、前記最上位のペアビットの値を
2と3に設定する工程、を備える。
画像において、工程(a)で設定された白ドットと黒ド
ットの位置を忠実に再現することができる。
成方法では、前記閾値マトリクス領域は、第1の走査方
向にM1 ドット(M1 は2の累乗の整数)の幅を有し、
前記第2の走査方向にM2 ドット(M2 はM1 に4の累
乗を乗じた整数)の幅を有しており、工程(b)は、さ
らに、(1)前記閾値マトリクス領域を前記第2の走査
方向に沿って1/4に分割して、分割された4つの分割
領域に、0〜3までの優先度を現わす互いに異なる2ビ
ットの値を割当てる工程と、(2)前記分割領域の前記
第2の走査方向の幅が前記第1の走査方向における前記
閾値マトリクスの幅M1 に等しくなるまで前記工程
(1)を繰り返す工程と、(3)前記工程(1)および
(2)で得られた複数のM1 ×M1 ドットの分割領域を
前記第1と第2の走査方向にそれぞれ1/2に分割し
て、分割された4つの分割領域に、0〜3までの優先度
を現わす互いに異なる2ビットの値を割当てる工程と、
(4)前記分割領域の幅が2ドットに等しくなるまで前
記工程(3)を繰り返す工程と、(5)前記工程(1)
ないし(4)で得られた各2ビットの値を、2Nビット
の閾値に含まれる最上位のペアビットを除く(N−1)
組のペアビットに割り当てることによって、前記閾値マ
トリクス領域内の各閾値を決定する工程と、を備える。
ビットのデジタルデータのN組のペアビットの値を容易
に設定することができる。
化方法は、多階調画像データを所定の閾値マトリクスと
比較することによってハーフトーン画像データを生成す
る方法であって、(a)請求項1ないし5のいずれかに
記載の閾値マトリクスを記憶する第1のメモリを準備す
る工程と、(b)前記第1のメモリに記憶された閾値マ
トリクス内の閾値を多階調画像データと比較することに
よって、前記多階調画像データをハーフトーン化する工
程と、を備えることを特徴とする。
トーン化装置は、多階調画像データを所定の閾値マトリ
クスと比較することによってハーフトーン画像データを
生成する装置であって、請求項1ないし5のいずれかに
記載の閾値マトリクスを記憶する第1のメモリと、前記
第1のメモリに記憶された閾値マトリクス内の閾値を読
出す読出手段と、前記読出手段で読出された閾値を多階
調画像データと比較することによって、前記多階調画像
データをハーフトーン化する比較手段と、を備えること
を特徴とする。
例の処理手順を示すフローチャートである。以下では、
M1 ×M2 ドット(M1 は2の累乗の整数、M2 はM1
に4の累乗を乗じた整数)のサイズを有する閾値マトリ
クスを作成する手順について説明する。
クス領域内において、50%ドットパターンを作成す
る。ここで、50%ドットパターンとは、黒ドットと白
ドットの面積率がいずれも50%であるパターンであ
る。この実施例においては、後述する方法に従って、図
2に示す好ましくない局所的なドットパターンが発生し
ないように50%ドットパターンを決定する。図2
(A),(B)は市松模様(チェッカーボード・パター
ン)であり、図2(C),(D)は黒ドット同士または
白ドット同士が2×2ドットの正方形状に配列されたパ
ターン、図2(E),(F)は、黒ドット同士または白
ドット同士が直線形状に配列されたパターンである。な
お、図2(E),(F)を90°回転したパターンも好
ましくないパターンである。
ることを防止するために、この実施例では、図3に示す
4種類の基本タイルT0〜T3を用いて閾値マトリクス
領域内の50%ドットパターンを作成する。各基本タイ
ルは、それぞれ2×2ドットのサイズを有しており、2
つの黒ドットと2つの白ドットがそれぞれ並んで配列さ
れている。4つの基本タイルT0〜T3には、モードデ
ータMODEの値が0〜3までそれぞれ割り当てられてい
る。
1 ×M2 閾値マトリクス領域内に順次割り当てていくこ
とによって、50%ドットパターンを決定する様子を示
す説明図である。なお、この決定は、M1 ×M2 閾値マ
トリクス領域内の各タイル位置に0〜3のモードデータ
MODE[i][j]の値をランダムに設定することによって実行
される。なお、モードデータMODE[i][j]は、添字i,j
を有する2次元の配列である。この際、図2に示すよう
な好ましくない局所パターンを防止するために、図5お
よび図6に示す禁止配列を取ることが禁止される。
は白ドット同士が2×2ドットの正方形状に配列される
第1種の禁止配列を示す。図5(E)〜(H)は、黒ド
ット同士または白ドット同士が4×1ドットの直線形状
に配列される第2種の禁止配列を示す。また、図6
(A)〜(D)は、黒ドット同士または白ドット同士が
2×2ドットの正方形状に配列される第1種の禁止配列
を示している。図4に示すように、M1 ×M2 閾値マト
リクス領域内に4種類の基本タイルを割り当てていく際
に、図5および図6に示す第1種と第2種の禁止配列が
生じた際には、その直前に割り当てた基本タイルを他の
基本タイルと交換する。こうすることによって、図2に
示すような好ましくない局所パターンが発生することを
防止することができる。
パターンの一例を示す平面図である。この50%ドット
パターンは、図3に示す4つの基本タイルT0〜T3で
構成されていること、および、図2に示す好ましくない
局所的パターンが発生していないことが理解できる。
の50%ドットパターンが決定されると、図1のステッ
プS2において、50%ドットパターンにおける黒ドッ
トと白ドットにそれぞれ所定の優先度が割り当てられ
る。この実施例では、図8に示すように、黒ドットには
優先度0を割当て、白ドットには優先度1を割り当て
る。なお、この明細書における「優先度」という用語
は、黒ドットの位置が白ドットの位置よりも優先的に
(すなわち先に)黒化されるドット位置であるという意
味を含んでいる。なお、ステップS2では、このような
優先度ではなく、黒ドットと白ドットとを区別する何ら
かの所定の値をそれぞれ割り当てるようにしても良い。
1の分割ルーチンでは、M1 ×M2閾値マトリクス領域
の主走査方向の幅M2 を4等分し(S3)、分割で得ら
れた4つの分割マトリクス領域にそれぞれ0〜3の優先
度を割り当てる(S4)。そして、分割マトリクス領域
が正方形になるまでステップS3,S4の処理を繰り返
す。
示す説明図である。図9では、M1=8,M2 =128
の場合を示している。ステップS3では、図9(A)に
示すM1 ×M2 閾値マトリクス領域MRの主走査方向の
幅M2 を4等分して、4つの分割マトリクス領域MR0
〜MR3 を作成する(図9(B))。ステップS4で
は、各分割マトリクス領域MR0 〜MR3 に対して、0
〜3の互いに異なる優先度dt_1_1をランダムに割り当て
る。
割マトリクス領域に0〜3の値をランダムに割り当てる
代わりに、4つの分割マトリクス領域のそれぞれの位置
に応じて予め決定された値をそれぞれ割り当てるように
してもよい。例えば、4つの分割マトリクス領域に対し
て、最上部からそれぞれ3,1,2,0の値を予め設定
しておき、この値を優先度dt_1_1として割り当ててもよ
い。
れた分割マトリクス領域MR0 〜MR3 が正方形である
か否かが判断される。なお、M1 ×M2 閾値マトリクス
の主走査方向の幅M2 の値は、副走査方向の幅M1 に4
の累乗を乗じた整数なので、ステップS3,S4を繰り
返すと分割マトリクス領域は最終的に正方形になる。ス
テップS5において、分割マトリクス領域が正方形でな
ければステップS3に戻って第1の分割ルーチンを繰り
返す。
行で分割された分割マトリクス領域(MR00〜MR03
等)を示している。ステップS3〜S5の2回目以降の
実行では、例えば、元の分割マトリクス領域MR0 から
分割された4つの分割マトリクス領域MR00〜MR03に
対して0〜3の互いに異なる優先度dt_1_2が割り当て
られる。図9(B)に示す他の分割マトリクス領域MR
1 〜MR3 についても同様である。
クス領域の総合的な優先度dt_1は、第1回目の分割で
与えられた優先度dt_1_1と、第2回目の分割で与えら
れた優先度dt_1_2とを用いて、次の数式1で表わされ
る。
幅M2 が大きな場合には、ステップS3〜S5における
第1の分割ルーチンが何回も繰り返される。一般に、第
1の分割ルーチンをN1 回実行して得られる最終的な各
正方形の分割マトリクス領域に割り当てられる優先度d
t_1は次の数式2で与えられる。
域が正方形になっているので、ステップS5からステッ
プS6に移行する。
ンで作成された正方形の分割マトリクス領域を、さら
に、小さな正方形の分割マトリクス領域に4等分してい
く第2の分割ルーチンである。
を示す説明図である。ここでは、図9(C)の最上部に
示す8×8ドットの分割マトリクス領域MR00を分割し
ていく場合について説明する。ステップS6では、図1
0(A)に示す正方形の分割マトリクス領域MR00を主
走査方向Yと副走査方向Xに沿ってそれぞれ2等分する
ことによって、図10(B)に示すように、4つの正方
形の分割マトリクス領域RR0 〜RR3 に分割する。ス
テップS7では、各分割マトリクス領域RR0〜RR3
に0〜3の互いに異なる優先度dt_2_1をランダムに割
り当てる。
割マトリクス領域に0〜3の値をランダムに割り当てる
代わりに、4つの分割マトリクス領域のそれぞれの位置
に応じて予め決定された値をそれぞれ割り当てるように
してもよい。あるいは、0と1の値が互いに対角位置に
存在し、2と3の値も対角位置に存在するような8種類
の対角パターンのうちの1つをランダムに選択して、選
択された対角パターンに従って4つの分割マトリクス領
域の優先度dt_2_1を割り当てるようにしてもよい。
れた分割マトリクス領域RR0 〜RR3 が2×2ドット
領域であるか否かが判断される。なお、M1 ×M2 閾値
マトリクスの副走査方向の幅M1 は2の累乗なので、ス
テップS6,S7を繰り返すと分割マトリクス領域は最
終的に2×2ドット領域になる。ステップS8におい
て、分割マトリクス領域が2×2ドット領域でなければ
ステップS6に戻って第2の分割ルーチンを繰り返す。
実行で分割された分割マトリクス領域(RR00〜RR03
等)を示している。第2の分割ルーチンの2回目以降の
実行時には、例えば図10(B)に示す元の分割マトリ
クス領域RR0 から分割された4つの分割マトリクス領
域RR00〜RR03に対して0〜3の値の互いに異なる優
先度dt_2_2がランダムに割り当てられる。図10
(B)に示す他の分割マトリクス領域RR1 〜RR3 に
ついても同様である。図10(C)に示す2×2ドット
の各分割マトリクス領域に対する優先度dt_2は、第2
の分割ルーチンの第1回目と第2回目の分割でそれぞれ
与えられた優先度dt_2_1,dt_2_2を用いて、次の数式
3で表わされる。
幅M1 が大きな場合には、ステップS6〜S8における
第2の分割ルーチンが何回も繰り返される。一般に、第
2の分割ルーチンをN2 回実行した場合に2×2ドット
の各分割マトリクス領域に割り当てられる優先度dt_2
は次の数式4で与えられる。
理で分割された2×2ドットの各分割マトリクス領域内
の4つのドットに対して0〜3の互いに異なる優先度d
t_3を割り当てる。図11は、ステップS9の処理内容
を示す説明図である。ステップS9では、ステップS2
において優先度0が割り当てられていた黒ドット(図1
1(B))には優先度dt_3として0または1の値をラ
ンダムに割り当て、ステップS2において優先度1が割
り当てられていた白ドットには優先度dt_3の値として
2または3をランダムに割り当てる。
ように、閾値を表わすデジタルデータの最上位の2ビッ
トを構成する。従って、ステップS9の処理では、図7
に示す閾値マトリクス領域内の黒ドットについては閾値
を表わすデジタルデータの最上位の2ビットの値を0ま
たは1に設定し、白ドットについては最上位の2ビット
の値を2または3に設定していることと同じである。
の第1の分割ルーチンで割り当てられた第1の優先度d
t_1(数式2)と、ステップS6〜S8の第2の分割ル
ーチンで割り当てられた第2の優先度dt_2(数式4)
と、ステップS9で割り当てられた第3の優先度dt_3
とを用いて、各ドットの最終的な優先度dtを次の数式
5に従って求める。
各ドットの閾値を表わすデジタルデータである。
値マトリクスを作成する際の領域分割の方法を示す説明
図である。第1の分割ルーチンによって分割される4つ
の各分割マトリクス領域a〜d(図12(A))には、
第1の優先度dt_1_1[a] 〜dt_1_1[d] が割り当てられ
る。この実施例では、dt_1_1[a]=3 ,dt_1_1[b]=1 ,dt
_1_1[c]=2 ,dt_1_1[d]=0 に設定する。第2の分割ルー
チンの第1回目の実行によって得られる分割マトリクス
領域a’〜d’(図12(B))には、優先度dt_2_1
[a']〜dt_2_1[d']として0〜3の互いに異なる値がラン
ダムに割り当てられる。この実施例では、優先度dt_2_1
[a']〜dt_2_1[d']については、8種類の対角パターン
(0と1同士、および、2と3同士が対角位置にあるパ
ターン)からランダムに選択する。第2の分割ルーチン
の第2回目の実行によって得られる分割マトリクス領域
a''〜d''(図12(C))には、優先度dt_2_2[a'']
〜dt_2_2[d'']として0〜3の互いに異なる値がランダ
ムに割り当てられる。ここでは、dt_2_2[a'']=0 ,dt_2
_2[b'']=3 ,dt_2_2[c'']=2 ,dt_2_2[d'']=1 で一定と
する。そして、各2×2ドット領域内の各ドットa'''
〜d''' (図12(D))には、第3の優先度dt_3
[a'''],dt_3[b'''],dt_3[c'''],dt_3[d''']が上述し
た方法に従ってそれぞれ割り当てられる。
た8×32閾値マトリクスの一例を示す説明図である。
図13では、各ドットの閾値の値を4進数で表わしてい
る。図13の下部に示すように、4進数表記による閾値
の最下位桁の値は、図12(A)の工程で割り当てられ
た第1の優先度dt_1(=dt_1_1)である。また、下位第
2桁と下位第3桁の値は図12(B),(C)の工程で
割り当てられた第2の優先度dt_2_1,dt_2_2である。最
上位桁の値は図12(D)の工程で割り当てられた第3
の優先度dt_3である。
ット(以下「ペアビット」と呼ぶ)で表わされる。従っ
て、2進数表記による閾値の最下位のペアビットは第1
の優先度dt_1であり、下位から第2と第3のペアビット
は第2の優先度dt_2_1,dt_2_2、最上位のペアビットは
第3の優先度dt_3である。なお、一般には、図1の第1
の分割ルーチン(S3〜S5)をN1 回実行した場合に
は、下位からN1 組のペアビットの値が第1の優先度dt
_1(数式2)で表わされる。また、第2の分割ルーチン
(S6〜S8)をN2 回実行した場合には、下位から
(N1 +1)組目ないし(N1 +N2 )組目のN2 組の
ペアビットの値が第2の優先度dt_2(数式4)で表わさ
れる。そして、最上位のペアビットの値が第3の優先度
dt_3で表わされる。
すように、各4×4ドット領域に含まれる4つの2×2
ドット領域a''〜d''の優先度dt_2_2 が、dt_2_2
[a'']=0,dt_2_2[b'']=3 ,dt_2_2[c'']=2 ,dt_2_2
[d'']=1 という一定の対角パターンに設定されている。
この優先度dt_2_2 は、図13の下部に示すように下位
から3番目のペアビットに割り当てられている。このよ
うに、下位から3番目のペアビットの分布が対角パター
ンに設定されている場合には、ドット%が0〜6.25
%(6.25=100/16)の範囲では黒ドット同士
が隣接しないので、黒ドットの粒状性が良い(すなわち
黒ドット同士が集合しない)という利点がある。また、
ドット%が93.75%〜100%の範囲では、白ドッ
トの粒状性が良い。
クス領域内の各ドットに対する閾値の値が決定される。
このM1 ×M2 閾値マトリクスを用いて得られるハーフ
トーン画像では、濃度が50%の時点において図7に示
すようなパターンを有するので、図2に示すような好ま
しくない局所的なパターンが発生することがないという
利点がある。
ンの少なくともいずれかの実行時において、4つの分割
マトリクス領域に0〜3の互いに異なる値をランダムに
設定することによって、閾値マトリクス内で閾値がラン
ダムに配列するようにすることが可能である。こうすれ
ば、画像のディテールをさらに忠実に再現することがで
きる。
Dと閾値TDとの関係に応じて、次のような不等式(1
a),(1b)により各ドットのオン/オフが決定され
る。
=(M1 ×M2 )0.5 となる整数)のデジタルデータで
ある場合には、その多階調画像データはM1 ×M2 階調
(0〜M1 ×M2 −1)を有する。この場合に、上述の
不等式(1a),(1b)を採用したとき多階調画像デ
ータのすべての階調を再現するためには、各M1 ×M2
閾値マトリクス内における閾値の最大値(M1 ×M2 −
1)を0〜(M1 ×M2 −2)の範囲のいずれかの値に
置き換えればよい。例えば、8×32閾値マトリクスで
は閾値の最大値が254となり、8ビットの多階調画像
データの範囲が0〜255なので、両者の比較によって
256階調が再現できる。なお、このように最大値を置
換したM×M閾値マトリクスでは、0〜(M1 ×M2 −
2)の範囲の閾値が少なくとも1回出現し、1つの閾値
は2回出現する(換言すると、前記範囲の閾値のうちの
いずれか1つだけが2回出現し、他の閾値は全て1回出
現する)閾値分布を有する。
主走査方向および副走査方向に繰り返し適用してハーフ
トーン化を行なうと、M1 ×M2 閾値マトリクス特有の
繰り返しパターンがハーフトーン画像に現われる可能性
がある。そこで、このような繰り返しパターンの発生を
防止するために、図14に示すように、複数のM1 ×M
2 閾値マトリクスで構成されるL1 ×L2 閾値マトリク
ス(L1 ,L2 はそれぞれM1 ,M2 の整数倍の数)を
作成するようにするのが実際的である。なお、この際、
複数のM1 ×M2 閾値マトリクスはそれぞれ異なる閾値
分布を有するように作成される。例えば、8×32閾値
マトリクスを2行4列に配置することによって32×6
4閾値マトリクスを生成することができる。
てL1 ×L2 閾値マトリクスを構成する場合には、L1
×L2 閾値マトリクス全体として階調を滑らかに再現す
ることが望ましい。このために、各M1 ×M2 閾値マト
リクス内の閾値の最大値(M1 ×M2 −1)を、0〜
(M1 ×M2 −2)の範囲の値からランダムに選択され
た値に置き換えるようにする。
て、次のような不等式(2a),(2b)を採用した場
合は、閾値の最小値(=0)を1〜(M1 ×M2 −1)
の範囲の値に置き換えればよい。
の作成:カラー画像を再現する場合には、多階調画像デ
ータの複数の色成分ごとにハーフトーン化を行なう必要
がある。上述の閾値マトリクスを用いたカラー画像デー
タのハーフトーン化方法としては、以下に示すようない
くつかの方法が考えられる。
値マトリクスをカラー画像データの各色成分毎にそれぞ
れ別個に生成する方法である。上述したように、閾値の
配列はランダムに行なわれるので、各色成分のためのL
1 ×L2 閾値マトリクスは互いに異なる閾値分布を有す
ることになる。従って、複数の色版を刷り重ねた場合に
もモアレやロゼットパターンが発生しないという利点が
ある。
リクスのみを生成し、ハーフトーン化の際に、各色成分
に適用するL1 ×L2 閾値マトリクスのオフセットをそ
れぞれ異なる値に設定する方法である。図15は、この
第2の方法を示す説明図である。ここでは、カラー画像
データが、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン),K(ブラック)の4つの色成分で構成されている
例において、画像平面の原点Oに対する各色成分のオフ
セットOY,OM,OC,OKを示している。「256
×256」と記載されているブロックが、1つのL1 ×
L2 閾値マトリクスに相当し、画像平面上にはこのL1
×L2 閾値マトリクスが繰り返し適用される。Y成分の
オフセットOY(XY ,YY )は(0,0)である。ま
た、M成分のオフセットOM(XM ,YM )、C成分の
オフセットOC(XC ,YC )、K成分のオフセットO
K(XK ,YK )は互いに異なる値に設定されている。
これらのオフセットは、M1 ×M2 閾値マトリクスの一
辺のサイズM1 ,M2 の整数倍とすることが望ましい
が、これ以外の任意の整数に設定することが可能であ
る。
トを適用すれば、1つのL1 ×L2閾値マトリクスをメ
モリに記憶しておくだけで、各色成分の閾値分布を互い
に異なるものとすることが可能である。従って、複数の
色版を刷り重ねた場合にもモアレやロゼットパターンが
発生しないという利点がある。さらに、この第2の方法
では、1つのL1 ×L2 閾値マトリクスをメモリに記憶
しておくだけでよいので、閾値マトリクスを作成する手
間が少なく、かつ、メモリ容量を節約できるという利点
もある。
複数のオフセットアドレスを記憶しておく代わりに、図
15(a)〜(d)に斜線を付した閾値マトリクス(す
なわち、色成分毎のオフセットアドレスに応じて同じL
1 ×L2 閾値マトリクスの書き込みアドレスをずらした
各色成分毎の閾値マトリクス)を予め準備するようにし
てもよい。この場合にはメモリ容量の節約はできない
が、閾値マトリクスを作成する手間は少なくて済むとい
う利点がある。
明の実施例を適用する画像記録装置の構成を示すブロッ
ク図である。この画像記録装置は、多階調画像データI
Dを記憶する画像メモリ20と、画像平面の副走査アド
レス(Xアドレス)と主走査アドレス(Yアドレス)を
それぞれ発生するアドレス発生器24,26と、L1 ×
L2 閾値マトリクスを記憶する閾値マトリクスメモリ3
0と、L1 ×L2 閾値マトリクス内の副走査アドレス
(xアドレス)と主走査アドレス(yアドレス)をそれ
ぞれ発生するアドレス発生器32,34と、L1 ×L2
閾値マトリクスの副走査方向オフセット(Xオフセッ
ト)と主走査方向オフセット(Yオフセット)をそれぞ
れ発生するオフセット発生器36,38と、比較器(コ
ンパレータ)40と、出力装置50と、を備えている。
なお、画像メモリ20と、オフセット発生器36,38
には、複数の色成分のいずれか1つを示す色成分指定信
号Scが、図示しないコントローラ(例えばCPU)か
ら与えられている。
cに応じた色成分の多階調画像データIDがXアドレス
とYアドレスに応じて読出される。また、オフセット発
生器36,38からは、色成分指定信号Scに応じた色
成分のオフセットが出力される。なお、図16の装置
は、図15に示す方法で複数の色成分のオフセットを設
定する場合の例である。色成分毎に異なる閾値マトリク
スを準備して閾値マトリクスメモリ30に記憶する場合
には、オフセット発生器36,38は不要である。
xは、Xアドレス発生器24から出力されるXアドレス
(すなわち画像平面の副走査座標)と、Xオフセット発
生器36から出力されるXオフセットとに応じてxアド
レス発生器32によって生成される。具体的には、Xア
ドレスからXオフセットを減算した値の有効ビットがx
アドレスとなる。ここで、有効ビットとは、L1 ×L2
閾値マトリクスのx方向のサイズを示すビット数であ
り、図15の場合のx方向の有効ビットは8ビットであ
る。L1 ×L2 閾値マトリクス内の主走査座標yも、同
様に、yアドレス発生器34によって生成される。図1
5の場合にはy方向の有効ビットも8ビットである。
値TDは、アドレス発生器32,34から与えられるア
ドレスに応じて読出され、比較器40によって多階調画
像データIDと比較される。比較器40は、比較結果に
応じて各スポットのオン/オフを示す記録信号RSを生
成して出力装置50に供給する。出力装置50は例えば
製版用の記録スキャナであり、感光フィルムなどの記録
媒体上に各色成分のハーフトーン画像を記録する。この
ようにして作成された各色成分のハーフトーン画像には
それぞれ規則的なパターンが目立たず、かつ、これらの
ハーフトーン画像を刷り重ねて得られるカラー画像には
モアレやロゼットパターンなどの干渉模様も発生しない
という特徴がある。
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
割していく方法は、図1のステップS3〜S8の手順に
限らず、他の種々の分割方法を採用することも可能であ
る。例えば、最初に閾値マトリクス領域を縦に分割して
副走査方向の幅が2ドットの縦長の分割マトリクス領域
に分割し、その後、各分割マトリクス領域を横に分割し
て2×2ドットの分割マトリクス領域を作成するように
してもよい。
ーチンで正方形の分割マトリクス領域を作成し、第2の
分割ルーチンで正方形を保ったままで分割マトリクス領
域を更に4等分していくようにすれば、分割された4つ
の正方形領域に対して0〜3の値の互いに異なる優先度
(閾値を構成するペアビット)を割り当てることができ
る。この結果、図13に例示したように、近接した値の
閾値が局所的に片寄らない閾値マトリクスを得ることが
できるという利点がある。
副走査方向の幅M1 を2の累乗の整数とし、主走査方向
の幅M2 はM1 に4の累乗を乗じた整数としていたが、
これに限らず、M1 ,M2 として任意の整数を設定する
ことができる。M1 とM2 を上記のような整数としない
場合には、図1のステップS2以降における閾値の決定
方法が上記の実施例とは異なる。しかし、この場合に
も、50%ドットパターンをステップS1の方法で設定
することによって、図2に示すような好ましくない局所
的なパターンの発生を防止することができる。
は7に記載された発明によれば、基本タイル同士が所定
の禁止配列を取ることを禁止しつつ、複数種類の基本タ
イルを所定の閾値マトリクス領域内に配列することによ
って、黒ドットと白ドットの面積率がそれぞれ50%で
あるハーフトーン画像における黒ドットと白ドットの配
列を決定するので、好ましくないドットパターンの発生
を防止することができる。
模様状のパターンの発生を防止するので、ドットゲイン
の特性を適正化することができる。
ットまたは白ドットが一直線状に長く連続するようなパ
ターンの発生を防止するので、画像のディテールの再現
性を向上することができる。
が50%のハーフトーン画像において、工程(a)で設
定された白ドットと黒ドットの位置を忠実に再現するこ
とができる。
ットの閾値を表わす2NビットのデジタルデータのN組
のペアビットの値を容易に設定することができる。
ャート。
明図。
領域内に順次割り当てていくことによって50%ドット
パターンを決定する様子を示す説明図。
優先度を示す説明図。
図。
分割の手順をまとめて示す説明図。
閾値マトリクスの一例を示す説明図。
るL1 ×L2 閾値マトリクスを示す説明図。
の方法を示す説明図。
構成を示すブロック図。
Claims (7)
- 【請求項1】 多階調画像データをハーフトーン化する
際に使用される閾値マトリクスを作成する方法であっ
て、(a)2つの黒ドットと2つの白ドットがそれぞれ
並んで配列されている2×2ドットのサイズの複数種類
の基本タイルを用い、前記基本タイル同士が所定の禁止
配列を取ることを禁止しつつ、前記複数種類の基本タイ
ルを所定の閾値マトリクス領域内に配列することによっ
て、前記黒ドットと前記白ドットの面積率がそれぞれ5
0%であるハーフトーン画像における前記黒ドットと前
記白ドットの配列を決定する工程と、(b)前記閾値マ
トリクス領域内における前記複数種類の基本タイルの配
列に従って、前記閾値マトリクス領域内の閾値を決定す
ることによって、前記閾値マトリクスを作成する工程
と、を備えることを特徴とする閾値マトリクスの作成方
法。 - 【請求項2】 請求項1記載の閾値マトリクスの作成方
法であって、 前記所定の禁止配列は、黒ドットと白ドットの少なくと
も一方が2×2ドットの正方形状に配列される第1種の
禁止配列を含む、閾値マトリクスの作成方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の閾値マトリクス
の作成方法であって、 前記所定の禁止配列は、黒ドットと白ドットの少なくと
も一方が4×1ドットの直線形状に配列される第2種の
禁止配列を含む、閾値マトリクスの作成方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の閾
値マトリクスの作成方法であって、 工程(b)は、 閾値マトリクス領域内の各基本タイル内の2つの黒ドッ
トの位置の閾値に対しては、前記閾値を現わす2Nビッ
ト(Nは2以上の整数)のデジタルデータの最上位のペ
アビットの値を0と1に設定するとともに、各基本タイ
ル内の2つの白ドットの位置の閾値に対しては、前記最
上位のペアビットの値を2と3に設定する工程、を備え
る閾値マトリクスの作成方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の閾値マトリクスの作成方
法であって、 前記閾値マトリクス領域は、第1の走査方向にM1 ドッ
ト(M1 は2の累乗の整数)の幅を有し、前記第2の走
査方向にM2 ドット(M2 はM1 に4の累乗を乗じた整
数)の幅を有しており、 工程(b)は、さらに、(1)前記閾値マトリクス領域
を前記第2の走査方向に沿って1/4に分割して、分割
された4つの分割領域に、0〜3までの優先度を現わす
互いに異なる2ビットの値を割当てる工程と、(2)前
記分割領域の前記第2の走査方向の幅が前記第1の走査
方向における前記閾値マトリクスの幅M1 に等しくなる
まで前記工程(1)を繰り返す工程と、(3)前記工程
(1)および(2)で得られた複数のM1 ×M1 ドット
の分割領域を前記第1と第2の走査方向にそれぞれ1/
2に分割して、分割された4つの分割領域に、0〜3ま
での優先度を現わす互いに異なる2ビットの値を割当て
る工程と、(4)前記分割領域の幅が2ドットに等しく
なるまで前記工程(3)を繰り返す工程と、(5)前記
工程(1)ないし(4)で得られた各2ビットの値を、
2Nビットの閾値に含まれる最上位のペアビットを除く
(N−1)組のペアビットに割り当てることによって、
前記閾値マトリクス領域内の各閾値を決定する工程、と
を備える閾値マトリクスの作成方法。 - 【請求項6】 多階調画像データを所定の閾値マトリク
スと比較することによってハーフトーン画像データを生
成する方法であって、(a)請求項1ないし5のいずれ
かに記載の閾値マトリクスを記憶する第1のメモリを準
備する工程と、(b)前記第1のメモリに記憶された閾
値マトリクス内の閾値を多階調画像データと比較するこ
とによって、前記多階調画像データをハーフトーン化す
る工程と、を備えることを特徴とする画像のハーフトー
ン化方法。 - 【請求項7】 多階調画像データを所定の閾値マトリク
スと比較することによってハーフトーン画像データを生
成する装置であって、 請求項1ないし5のいずれかに記載の閾値マトリクスを
記憶する第1のメモリと、 前記第1のメモリに記憶された閾値マトリクス内の閾値
を読出す読出手段と、 前記読出手段で読出された閾値を多階調画像データと比
較することによって、前記多階調画像データをハーフト
ーン化する比較手段と、を備えることを特徴とする画像
のハーフトーン化装置。
Priority Applications (4)
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DE69526197T DE69526197T2 (de) | 1994-12-27 | 1995-12-18 | Verfahren zur Herstellung einer Schwellenmatrix sowie Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung eines halbtongerasterten Bildes |
EP95119988A EP0721278B1 (en) | 1994-12-27 | 1995-12-18 | Method of preparing threshold matrix and method of and apparatus for generating halftone image |
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JPH08184958A JPH08184958A (ja) | 1996-07-16 |
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