JP3333596B2 - 熱転写式記録装置 - Google Patents

熱転写式記録装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写式記録装置に関
し、特に多数回使用可能なマルチインクシートを用いた
印字手法においてサーマルヘッドに対する供給エネルギ
ーを増大することなく画像濃度を濃く、画質を良好にす
ることができる熱転写式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写式記録装置は、サーマルヘッドや
通電記録ヘッド等の記録ヘッドによって、インクシート
上の染料又はインクを選択的に昇華又は溶融させてこれ
を受像シート上に転写することにより、受像シート上に
記録画像を形成するものである。熱転写式記録装置に使
用されるインクシートには、ワンタイムインクシートと
マルチインクシートとがある。マルチインクシートによ
り一枚プリントするのに必要なインクシート長さはワン
タイムインクシートに比べて1/nで済むが、インク層
の厚さはワンタイムインクシートに比べて厚くなる。従
って、ワンタイムインクシートとマルチインクシートを
用いる場合にサーマルヘッドに印加する電圧を同じにす
ると、マルチインクシートを用いる場合の方がエネルギ
ー不足となってプリント濃度が薄くなる。濃度を高める
為にマルチインクシート使用時のサーマルヘッドへの印
加電圧を大きくすると、電源の形状の大型化、発熱コス
トの増大という不利益をもたらす。
【0003】特開昭58−55261号公報、特開昭6
0−253565号公報には、ワンタイムのインクシー
トにはそのメーカー、ロット等の違いに応じて感度に差
があることに着目して、感度(インクの融点情報、ヘッ
ドへの通電時間等)を表す指標をインクカセット自体に
記載し、この指標を記録装置が読み取ることにより、感
度の違いに応じて発熱量を制御するようにした構成が開
示されているが、感度が低い場合にはサーマルヘッドに
印加する電圧を高めるため、電源形状の大型化、発熱コ
ストの増大という不具合を有している。また、特開昭6
1−24370号公報には、面積階調記録方式が記載さ
れており、n×m個の要素から成るマトリックスで濃度
に応じた着色部の面積で階調記録する面積階調記録方法
において、水平方向に1/2ピッチだけ印写位置をずら
して(重ねて)着色部を形成し、階調レベル数を増大す
る構成が開示されているが、後述する本発明のようにド
ット濃度変調により階調を得るようにした記録方式とは
異なっている。即ち、面積階調方式は複数のドットによ
り色を表す為、解像度が低いという欠点を有するが、ド
ット濃度変調方式はワンドットにより色を表す為解像度
がよく色も良好となる。但し、ドット濃度変調方式にお
いてマルチインクシートを用いて十分な濃度を得ようと
すると上記のごとくエネルギーを要することとなる為、
この点の解決が強く望まれていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、マルチインクシートを用いた熱転写式記録装置にお
いて、サーマルヘッドに印加する電圧をワンタムインク
シートの場合と同じにしながらも、同様のプリント濃度
を得ることができる熱転写式記録装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【発明の構成】上記目的を達成するため、本発明は、サ
ーマルヘッドへの通電時間を制御して多階調記録を行う
熱転写式記録装置において、副走査方向の印字ドット密
度を主走査方向の印字ドット密度よりも高くし、副走査
方向のドットの一部が重なるように印字するよう制御す
る制御部を備え、該制御部は、マルチインクシートを用
いる印字と、ワンタイムインクシートを用いる印字の各
場合に、夫々主走査方向の倍率を異ならせ、主走査方向
の倍率に応じて、マルチインクシートを用いる印字と、
ワンタイムインクシートを用いる印字の各場合に受像紙
の搬送速度を切り替えて、前記副走査方向の印字ドット
密度を切り替えるよう制御すること、上記副走査方向へ
の印字ドットの重なり範囲を一つのドット径の1/2以
下とすることを特徴としている。
【0006】以下、添付図面に示した実施例により本発
明を詳細に説明する。図1は本発明をビデオプリンタに
適用した場合の回路ブロック図であり、ワンタイムイン
クシートとマルチインクシートの双方を使用可能なタイ
プである。VTR等のホスト装置から入力したNTSC
信号にビデオプリンタ2が所定の処理を施した上でサー
マルヘッドへの印字信号を作出して、サーマルヘッドの
発熱体を発熱させて記録媒体上にインクシート上の染
料、インクを転写することにより、テレビのCRTに表
示された画像に対応する画像を印字するものである。ビ
デオプリンタ2を構成する信号処理回路3においては、
VTRから入力されたNTSCコンポジット信号を輝度
信号と色信号に分離し、続くA/D変換回路4によりデ
ジタル信号化される。デジタル化された画像データは、
輝度信号Yと、色信号UV(両信号Y、UVとを合成す
ることによりRGBを得る)としてメモリされる。続
く、画像処理回路6は輝度及び色信号YUVをRGBに
色変換したり、γ補正、RGBからYMCへの色変換、
変倍、エッジ強調等の処理を施す。変倍処理内容として
は、ワンタイムインクシートの場合には縦のみ6/5倍
となり、マルチの場合には等倍処理となる。熱制御回路
8は、サーマルヘッド温度補正、立上り立ち下がり補
正、隣接履歴補正、エレメント数補正等を行う。画像処
理回路6、熱制御回路7、ドライバ10等はCPU9か
らの制御信号により制御を受ける。プリントスタートス
イッチ15のONによりプリントスタート信号がCPU
9に入力されると、CPU9は、ドライバ10等に制御
信号を出力して機械的な印字機構部をプリント可能状態
に移行させる。具体的にはインクシート巻上モータ1
1、インクシート供給モータ12、受像紙搬送モータ1
3を作動可能な状態にしてから、インクシートと受像紙
を搬送開始すると共に、サーマルヘッド8に画像信号と
電源を供給することによりプリントアウトを行う。符号
14はマルチとワンタイムの選択切替スイッチである。
なお、本発明では、マルチインクシートを用いる場合の
受像紙の搬送速度を、ワンタイムインクシートを用いる
場合の5/6となるようにパルスモータ13の駆動パル
ス周波数を変更するようにした点が特徴的である。
【0007】図2(a) 及び(b) は本発明装置によりマル
チ印字を行った場合とワンタイム印字を行った場合の画
素の印写状態を示す図である。VTRから入力されるN
TSC画像信号は、525本の走査線のうち有効走査線
数が480本であり、1走査線当たり768画素をビデ
オプリンタはプリントアウトするが、元となるテレビ画
面は縦横比が3:4であるので、このテレビ画面の画像
情報を、該プリンタにより縦480ドット、横768ド
ットでプリントアウトすると、横長の画像となってしま
う不都合がある。そこで、この不具合を解消する為にワ
ンタイムインクシートを用いる場合には、縦方向を6/
5変倍して576ドットにしている(図2(b) )。とこ
ろで、マルチインクシートを用いた場合においても同様
の画素密度で印字を行ってもよいが、上述のようにマル
チインクシートのインク厚みはワンタイムインクシート
に比べて厚いので、サーマルヘッドに印加するエネルギ
ーを同じにすると、マルチのプリントアウト画像濃度は
ワンタイムに比べて薄くなる。
【0008】そこで本発明では、マルチインクシートを
用いる場合に印加するエネルギーをワンタイムインクシ
ートの場合と同じにしながらもプリントアウト画像濃度
をワンタイムインクシートの場合と同じ濃度にするため
に、図2(a) に示すように縦列は480ドットを維持し
ながらも、横列を構成する768ドットを印字する際
に、各ドットが横方向に一部重なるようにプリントアウ
トしている。この重なりの程度は、縦横比が3:4とな
るように、換言すれば、縦480ドットに対して横が6
40ドット分の長さになるように、更に換言すれば重な
りがドット径の1/2以下となるようにプリントアウト
を実行する。この結果、ワンタイム印字の場合と同様に
非横長の画像を得ることができる。横方向のドットの重
なりの程度は1/2を越えない範囲で種々変更可能であ
る。768のドット数の印字を行いつつ、横方向長さを
640ドット分にするためには、マルチの場合の受像紙
搬送モータ13の搬送速度をワンタイムの場合に比べて
5/6となるようにCPUにより制御すれば良い。
【0009】このように本発明では、マルチ印字の場合
に、副走査方向のドット密度を主走査方向のドット密度
よりも高くしているので、サーマルヘッドへの供給エネ
ルギーをワンタイム印字の場合と同じにしても、プリン
トアウトの画像濃度を濃くすることができ、画質の低下
を防止することができる。また、マルチ印字とワンタイ
ム印字の各場合毎に、副走査方向の印字ドット密度を切
り替えているので、プリントアウトされた画像が歪んだ
形状にならず、マルチの場合よりもワンタイムの場合の
方が画像を大きくすることができる。換言すれば、同じ
画像であってもマルチの場合の方が画像がコンパクトに
なる。
【0010】副走査方向のドットの重なりを1/2以下
に押えているので、プリントアウトの画質劣化を少なく
して十分な画像濃度を得ることができる。また、副走査
方向のドット密度切替を受像紙搬送モータの速度を切り
替えることにより行っているので、低コストで任意のド
ットの重なりを設定できる。ワンタイムとマルチ印字で
夫々主走査方向の倍率を切り替えているので、プリント
アウトされた画像が歪んだものとならず、マルチよりも
ワンタイムの方が画像を大きくすることができる。更
に、NTSC画像信号から得た有効画素数である480
×758ドットの画像情報をプリントアウト時において
もフルに活用できるので、画質の劣化が生じない。な
お、上記実施例においては、ビデオプリンタを例示した
が、これは一例に過ぎず、本発明はサーマルヘッドへの
通電時間を制御して多階調記録を行う熱転写式記録装置
一般に適用可能である。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マルチイ
ンクシートを用いた熱転写式記録装置において、サーマ
ルヘッドに印加する電圧をワンタムインクシートの場合
と同じにしながらも、同様のプリント濃度を得ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をビデオプリンタに適用した場合の回路
ブロック図。
【図2】(a) 及び(b) は本発明装置によりマルチ印字を
行った場合とワンタイム印字を行った場合の画素の印写
状態を示す図である。
【符号の説明】
2 ビデオプリンタ、3 信号処理回路、4 A/D変
換回路、5 画像メモリ、6 画像処理回路、7 熱制
御回路、8 サーマルヘッド、9 CPU、10ドライ
バ、11 インクシート巻上モータ、12 インクシー
ト供給モータ、13 受像紙搬送モータ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドへの通電時間を制御して
    多階調記録を行う熱転写式記録装置において、副走査方
    向の印字ドット密度を主走査方向の印字ドット密度より
    も高くし、副走査方向のドットの一部が重なるように印
    字するよう制御する制御部を備え、該制御部は、マルチ
    インクシートを用いる印字と、ワンタイムインクシート
    を用いる印字の各場合に、夫々主走査方向の倍率を異な
    らせ、主走査方向の倍率に応じて、マルチインクシート
    を用いる印字と、ワンタイムインクシートを用いる印字
    の各場合に受像紙の搬送速度を切り替えて、前記副走査
    方向の印字ドット密度を切り替えるよう制御することを
    特徴とする熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 上記副走査方向への印字ドットの重なり
    範囲を一つのドット径の1/2以下とすることを特徴と
    する請求項1記載の熱転写式記録装置
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