JPH06270318A - 合わせガラス用選択光線透過フィルム及び合わせガラス - Google Patents

合わせガラス用選択光線透過フィルム及び合わせガラス

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JPH06270318A
JPH06270318A JP5060476A JP6047693A JPH06270318A JP H06270318 A JPH06270318 A JP H06270318A JP 5060476 A JP5060476 A JP 5060476A JP 6047693 A JP6047693 A JP 6047693A JP H06270318 A JPH06270318 A JP H06270318A
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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の光線透過率を制御する機能を有する合
わせガラスよりも、耐久性の優れた合わせガラスを供給
する。 【構成】 少なくとも一方の面に選択光線透過膜を積層
したプラスチックフィルムの選択光線透過膜面上に、機
械方向(MD)とその直交方向である巾方向(TD)の
熱加工時の熱収縮率が1%〜20%で、かつ、MDとT
Dの熱収縮率の比(MD/TD)が0.7〜1.4であ
るプラスチックフィルム層を接合材で積層して合わせガ
ラス用選択光線透過フィルムを得る。また、該選択光線
透過フィルムを複数のガラス板間に接合材を用いて積層
して合わせガラスを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合わせガラス用選択光線
透過フィルム、及び、合わせガラスに関する。更に詳し
くは本発明は、光線透過率を制御する機能を有し、耐久
性ならびに透明性に優れた合わせガラス用選択光線透過
フィルム、及び、このフィルムを用いて作製した合わせ
ガラスに関する。本発明にかかる合わせガラスは、自動
車、電車などの乗り物、建築物、家庭用電気製品等の窓
用ガラスとして使用することができる。
【0002】
【従来の技術】光線透過率を制御する機能を有する合わ
せガラスは、自動車、電車などの乗り物、及び建築物用
窓ガラスとして検討されており、その一部は既に実用化
されている。また、当該合わせガラスは省エネルギ−の
観点からも近年注目されている材料である。従来の合わ
せガラスには、ガラス板に直接、選択光線透過膜を積層
した構造のものと、ガラス板間に選択光線透過膜を積層
したプラスチックフィルムを挟み込んだ構造のものがあ
る。後者の合わせガラスは、選択光線透過膜を積層した
プラスチックフィルムを2枚のガラス板間に挟み込み、
ポリビニルブチラール膜を接合材とし接合したものであ
り、単にガラス板に選択光線透過膜を積層した合わせガ
ラスに比べて、連続生産が行える事と言った生産性の面
以外にも、加工性、耐衝撃性、均一性などの物性面でも
勝っており、近年特に注目されている。
【0003】これらの合わせガラスはその選択光線透過
膜により、全光線のうち可視光線は透過させ、赤外線
(熱線)は反射させる機能を有しており、例えば、太陽
光線のうちの熱線のみを反射させる事が出来る。従って
窓用ガラスとして用いた場合、太陽光線の強い夏期にお
いては、熱線の入射による室内の温度上昇を抑える事が
出来、室内の冷房効率を大幅に向上させる事が出来る。
一方冬期においては、室内からの暖房熱の熱線逃避を抑
え暖房効率を向上させる事が出来る。光線透過率を制御
する目的で使用する合わせガラスは、光線透過率を制御
する機能以外にも、屋外に面した場所での使用が多い事
から、透明性や耐久性のあるものがのぞまれており、耐
水性に関しては特に重要となっている。しかし、選択光
線透過膜を積層したプラスチックフィルムを用いる合わ
せガラスは、フィルムに発生する皺のため透明性が悪
く、しかも、変色や、白化などが起きる等耐久性が悪
く、単独で長期間使用する事は困難であった。
【0004】この問題を解決する為に、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンまたはエチレン酢酸ビニル共重合体等
の低級オレフィンポリマーからなるフィルムで選択光線
透過膜を保護する方法等が考えられた(特開昭54−1
19582号公報)。しかしながら、これらの合わせガ
ラスは、耐久性は改良されたものの、例えば、合わせガ
ラス作製時の熱圧着工程において、ポリプロピレンフィ
ルム等に細かい皺が発生し、見る角度によってはこの部
分がぎらついて見え透明性は十分とは言えない。更にこ
れらのフィルムで積層体を被覆する方法として、メルト
エクストルージョン法、フィルムラミネーション法、湿
式コーティング法が具体的に開示されているにすぎず、
かつ、フィルムの熱収縮率についての開示は一切認めら
れない。
【0005】更に、発生する皺の問題を解決するため
に、選択光線透過膜を積層した機能性フィルムであっ
て、一方向に対する熱収縮率が0.01%〜1.0%で
あり、それに直交する方向に対する熱伸長率が0.01
%〜1.0%であるフィルムを用いる方法等が提案され
た(特開昭60−225747号公報)。しかしなが
ら、これらの方法では、皺の問題は解決し透明性の改良
にはなるものの耐久性の問題の解決にはなっておらず、
長期間使用することは困難である。また、基材となるフ
ィルムとして2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムが例示されているのみであり、フィルム自体の具体
的な熱収縮率や熱伸長率は開示されていない。一方、ガ
ラスに直接、選択光線透過膜を積層した合わせガラスも
耐久性十分とは言えず、しかも連続生産が行えず、装置
も大型のものが必要となり、製造上のコストでも多くの
問題を抱えており、こちらも実用上十分とは言えなかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの光線透過率を制御する機能を有する合わせガラスの
問題点、即ち、耐久性と透明性の問題点を解決し、実用
面においても優れた光線透過率を制御する機能を有する
合わせガラスを供給するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、合わせガ
ラス作製時の加熱工程(熱加工時)の温度と同じ温度で
のMD方向とTD方向の熱収縮率がそれぞれ1%以上で
あり、かつ、MD、TD方向の熱収縮率の差が少ないプ
ラスチックフィルムを、接合材で選択光線透過膜の表面
に積層した選択光線透過フィルムを用いて合わせガラス
を作製すると、合わせガラス作製時の加熱工程(熱加工
時)において、プラスチックフィルムと選択光線透過膜
間に気泡が入らず、しかもこの選択光線透過フィルムが
均一に収縮し、これまでの保護層よりも著しく透明で耐
水性のある合わせガラスが得られることを見いだして、
本発明を完成した。
【0008】即ち本発明の要旨は、少なくとも一方の面
に選択光線透過膜を積層したプラスチックフィルム
(P)の選択光線透過膜面に、機械方向(MD)とその
直交方向である巾方向(TD)の熱加工時の熱収縮率が
それぞれ1%〜20%であり、かつ、MDとTDの熱収
縮率の比(MD/TD)が0.7〜1.4であるプラス
チックフィルム(Q)を、接合材(A)を用いて積層す
ることを特徴とする合わせガラス用選択光線透過フィル
ム、および複数のガラス板間に、前記の選択光線透過フ
ィルムを挟み込み、該ガラス板と該フィルムを接合材
(B)により接合することを特徴とする合わせガラスに
ある。
【0009】本発明の選択光線透過膜を積層したプラス
チックフィルム(P)は、プラスチックフィルムの上に
選択光線透過膜を汎用されるスパッタリング、真空蒸
着、イオンプレーティング、イオン化蒸着等の方法で形
成する事により得られる。
【0010】選択光線透過膜は選択的に光線並びに熱線
の透過率を制御する機能を有する薄膜(以下、機能性薄
膜ともいう。)であり、例えば、金、銀、銅、白金、ア
ルミニューム、ニッケル、パラジウム、インジウム、
錫、クロミウム、亜鉛等の金属やこれらの金属を主成分
とする合金または混合物、及び、インジウム−スズ−オ
キサイド(ITO)、酸化インジウム、酸化スズ、酸化
硅素、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化タングステン
等の金属酸化物やこれらの金属酸化物を主成分とする合
金または混合物の薄膜単独、または、これら金属や金属
酸化物からなる薄膜を2層以上積層した積層体が挙げら
れ、これらのうちから適宜選択して使用する事が出来
る。通常、その厚みは100〜5000Åである。ま
た、該選択光線透過膜は通常プラスチックフィルム
(P)の一面にのみ積層するが、両面に積層してもよ
い。
【0011】選択光線透過膜を積層したプラスチックフ
ィルム(P)のプラスチックフィルムとして、例えば、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォ
ン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニール、ポリフッ
化ビニール、ポリアクリレート、ポリカーボネート、等
のホモポリマー、またはこれら樹脂のモノマーと共重合
可能なモノマーとのコポリマー等から成るフィルムが挙
げられ、適宜選択して使用する事が出来る。フィルムの
厚みは、5μm以上が好ましく、生産性、ハンドリング
性より10〜100μmが更に好ましい。
【0012】MDとTDの熱加工時の熱収縮率は通常そ
れぞれ1%〜20%であり、かつ、MD/TDが0.7
〜1.4であるプラスチックフィルム(Q)として、例
えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサル
フォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリプロピレ
ン、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリカーボネー
ト等のホモポリマー、または、これら樹脂のモノマーと
共重合可能なモノマーとのコポリマーが挙げられ、これ
らは適宜選択して使用する事が出来る。これらのフィル
ムは、合わせガラス作製時の熱圧着工程(熱加工時)の
温度、例えば、120℃〜150℃において、接着面全
面で均一に収縮する為に、MD、TD方向での収縮率の
違いによって生ずる皺の発生を抑え、耐水性の良い、均
一な光線透過度の高い層を形成する。通常、その厚みは
10〜500μmである。該プラスチックフィルムは汎
用の条件で製膜され、適宜延伸することにより所望の熱
収縮率が付与される。
【0013】接合材(A)としては、例えば、ウレタン
系接着剤、ニトリル系接着剤、ポリ酢酸ビニル系接着
剤、エチレン−酢酸ビニル系接着剤、ポリビニール系接
着剤、アクリル系接着剤、ポリアミド系接着剤、硝酸セ
ルロース系接着剤、エポキシ系接着剤、フェノール系接
着剤、シリコン系接着剤、またはこれら接着剤の混合物
等が挙げられ、これらのうちから適宜選択して使用する
事が出来る。通常、その厚みは50μm以下が好まし
い。接合材の厚みが50μmを超えると、選択光線透過
膜の表面が接合材の性質の影響を受け、接合材の耐水性
があまり良くない場合はこの層より水蒸気が選択光線透
過膜表面に浸透していき耐久性が悪いフィルムとなる。
【0014】接合方法としては、ダイレクトグラビアコ
ーティング方式、リバースロールコーティング方式、オ
フセットグラビアコーティング方式、ディップコーティ
ング方式等の公知の接合方法を適宜選択し使用する事が
出来る。
【0015】ガラス板については、特に限定されるもの
ではなく、自動車等の乗物や建設用等のガラス板がその
用途に応じて適宜選択して用いられる。
【0016】接合材(B)としては、ポリビニルブチラ
ール等の公知の接合材を適宜選択し使用する事が出来
る。通常、その厚みは0.1〜1mmである。また、接
合材には選択光線透過性に影響を与えない程度の紫外線
吸収剤等を添加しても良い。
【0017】合わせガラスの熱圧着条件は特に限定しな
いが、接合材(B)の融点の前後の温度で、例えば、1
20℃〜150℃で、10〜15Kg/cm2 の圧力下
で行う。
【0018】
【実施例】以下に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。 実施例1 膜厚50μmのポリエチレンテレフタレート(東レ
(株)製、商品名:ルミラー)の片面に、DCマグネト
ロンスパッタリング法により、In2 3 (300)/
銀(100Å)/In2 3 (600Å)/銀(100
Å)/In2 3 (300Å)の薄膜を形成し、選択光
線透過膜フィルム(以下、機能性フィルムという。)を
作製した。130℃での熱収縮率がMD方向で2.3
%、TD方向で2.7%である膜厚25μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、商品名:
ルミラー)をウレタン系接着剤(大日本インキ化学
(株)製、商品名:ハイドランAP)を用いて機能性フ
ィルムの機能性薄膜面上に積層した。当該フィルムを両
面に凹凸を有する厚さ0.38mmのポリビニルブチラ
ール(PVB)シート2枚の間に挟み、さらにそれを厚
さ2mmの10cm角透明ガラス板で挟み、130℃、
13Kg/cm2 のオートクレーブ中で圧着し合わせガ
ラスを作製した。この合わせガラスを50℃、相対湿度
95%RHに100日間放置し、耐湿性試験を行い、試
験前後の外観変化および可視光線透過率、およびヘーズ
(Haze)を測定した。結果を表1に示す。
【0019】実施例2 実施例1で作成した機能性フィルムの機能性面上に、1
30℃での熱収縮率がMD方向で2.3%、TD方向で
2.7%である膜厚25μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(東レ(株)製、商品名:ルミラー)をア
クリル系エマルジョン型粘着剤(三井東圧化学(株)
製、商品名:MT−TACK)で積層した。当該フィル
ムを実施例1と同様にして合わせガラスを作製し、耐湿
性試験を実施例1と同様にして行った。結果を表1に示
す。
【0020】実施例3 実施例1で作成した機能性フィルムの機能性面上に、1
30℃での熱収縮率がMD方向で1.4%、TD方向で
1.6%である膜厚20μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(東レ(株)製、商品名:ルミラー)をエ
ポキシ系接着剤(三井東圧化学(株)製、商品名:スト
ラクトボンド)で積層した。当該フィルムを実施例1と
同様にして合わせガラスを作製し、耐湿性試験を実施例
1と同様にして行った。結果を表1に示す。
【0021】比較例1 実施例1で作成した機能性フィルムを両面に凹凸を有す
る厚さ0.38mmのポリブチルビニラール(PVB)
シート2枚の間に挟み、さらにそれを厚さ2mmの10
cm角透明ガラス板で挟み、130℃、13Kg/cm
2 のオートクレーブ中で圧着し合わせガラスを作製し
た。この合わせガラスの耐湿性試験を実施例1と同様に
して行った。結果を表1に示す。
【0022】比較例2 実施例1で作成した機能性フィルムの機能性面上に、1
30℃での熱収縮率がMD方向で0.33%、TD方向
で0.07%である膜厚25μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルム(ユニチカ(株)製、商品名:エンブ
レット)をアクリル系エマルジョン型粘着剤(三井東圧
化学(株)製、商品名:MT−TACK)で積層した。
当該フィルムを実施例1と同様にして合わせガラスを
作製し、耐湿性試験を実施例1と同様にして行った。結
果を表1に示す。
【0023】比較例3 実施例1で作成した機能性フィルムの機能性面上に、1
30℃での熱収縮率がMD方向で4.0%、TD方向で
2.3%である膜厚25μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(ユニチカ(株)製、商品名:エンブレッ
ト)をエポキシ系接着剤(大日本インキ化学(株)製、
商品名:ハイドランAP)で積層した。当該フィルムを
実施例1と同様にして合わせガラスを作製し、耐湿性試
験を実施例1と同様にして行った。結果を表1に示す。
【0024】比較例4 実施例1で作成した機能性フィルムの機能性面上に、1
30℃での熱収縮率がMD方向で0.75%、TD方向
で0.50%である膜厚25μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルム(東レ(株)製、商品名:ルミラー)
をエポキシ系接着剤(三井東圧化学(株)製、商品名:
ストラクトボンド)で積層した。当該フィルムを実施例
1と同様にして合わせガラスを作製し、耐湿性試験を実
施例1と同様にして行った。結果を表1に示す。
【0025】
【表1】 耐湿前:耐湿試験前 耐湿後:50℃、相対湿度95%RHに100日間放置
後 外観変化:目視による
【0026】
【発明の効果】本発明の合わせガラスは、従来の光線透
過率を制御する機能を有する合わせガラスと比較して、
可視光線透過率、ヘーズがよく保持され、また外観変化
もなく、透明性、耐久性に優れた合わせガラスとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る合わせガラスの一実施例の断面図
を示す。
【符号の説明】
1、1’ ガラス板 2、2’ 接合材(B) 3 熱収縮率が1%〜20%のプラスチックフィ
ルム(Q) 4 接合材(A) 5 選択光線透過膜 6 選択光線透過膜を積層したプラスチックフィ
ルム(P)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉開 正彰 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 坂井 祥浩 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の面に選択光線透過膜を
    積層したプラスチックフィルム(P)の選択光線透過膜
    面に、機械方向(MD)とその直交方向である巾方向
    (TD)の熱加工時の熱収縮率がそれぞれ1%〜20%
    であり、かつ、MDとTDの熱収縮率の比(MD/T
    D)が0.7〜1.4であるプラスチックフィルム
    (Q)を、接合材(A)を用いて積層することを特徴と
    する合わせガラス用選択光線透過フィルム。
  2. 【請求項2】 複数のガラス板間に、請求項1の選択光
    線透過フィルムを挟み込み、該ガラス板と該フィルムを
    接合材(B)により接合することを特徴とする合わせガ
    ラス。
  3. 【請求項3】 選択光線透過膜が酸化インジウムからな
    る薄膜および銀からなる薄膜から構成される積層体であ
    ることを特徴とする請求項1の合わせガラス用選択光線
    透過フィルム。
  4. 【請求項4】 プラスチックフィルム(P)およびプラ
    スチックフィルム(Q)がいずれもポリエチレンテレフ
    タレートフィルムであることを特徴とする請求項1の合
    わせガラス用選択光線透過フィルム。
  5. 【請求項5】 接合材(A)がウレタン系接着剤、アク
    リル系接着剤およびエポキシ系接着剤からなる群から選
    ばれたものであることを特徴とする請求項1の合わせガ
    ラス用選択光線透過フィルム。
  6. 【請求項6】 接合材(B)がポリビニルブチラールで
    あることを特徴とする請求項2の合わせガラス。
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