JPH0626733B2 - 平ぶき用屋根板材の製造方法および製造装置 - Google Patents
平ぶき用屋根板材の製造方法および製造装置Info
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- JPH0626733B2 JPH0626733B2 JP63147800A JP14780088A JPH0626733B2 JP H0626733 B2 JPH0626733 B2 JP H0626733B2 JP 63147800 A JP63147800 A JP 63147800A JP 14780088 A JP14780088 A JP 14780088A JP H0626733 B2 JPH0626733 B2 JP H0626733B2
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D11/00—Bending not restricted to forms of material mentioned in only one of groups B21D5/00, B21D7/00, B21D9/00; Bending not provided for in groups B21D5/00 - B21D9/00; Twisting
- B21D11/08—Bending by altering the thickness of part of the cross-section of the work
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は湾曲面を有する平ぶき用屋根板材の製造方法お
よび製造装置に関する。
よび製造装置に関する。
（従来の技術） 従来の平ぶき用屋根板材において横手方向に湾曲した曲
面を形成する場合、まず屋根板材の下馳となる部分はハ
ンマー等で叩き延し、その後、屋根材の表側へ鋭角に曲
げることによって形成されていた。また上馳となる部分
は、ヤットコ等により複数箇所で挟んでねじる等により
凹凸に加工され、その後、屋根材の裏側へ鋭角に曲げる
ことによって形成されていた。これらの馳部の加工によ
り、屋根板材の本体部を湾曲させて湾曲面を形成してい
た。
面を形成する場合、まず屋根板材の下馳となる部分はハ
ンマー等で叩き延し、その後、屋根材の表側へ鋭角に曲
げることによって形成されていた。また上馳となる部分
は、ヤットコ等により複数箇所で挟んでねじる等により
凹凸に加工され、その後、屋根材の裏側へ鋭角に曲げる
ことによって形成されていた。これらの馳部の加工によ
り、屋根板材の本体部を湾曲させて湾曲面を形成してい
た。
（発明が解決しようとする課題） 従来の屋根板材の馳部分をハンマーで叩き延ばしたり、
またヤットコ等で凹凸に加工することにより屋根板材に
湾曲面を形成する方法では、加工手間が面倒であり、ま
た加工作業のばらつきにより滑かな任意の曲面が得られ
にくいなどの問題があった。
またヤットコ等で凹凸に加工することにより屋根板材に
湾曲面を形成する方法では、加工手間が面倒であり、ま
た加工作業のばらつきにより滑かな任意の曲面が得られ
にくいなどの問題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決するために、加工が簡
単でかつ横手方向に滑かな任意の湾曲面を生ずる平ぶき
用屋根板材の製造方法および製造装置を提供することを
技術的課題とする。
単でかつ横手方向に滑かな任意の湾曲面を生ずる平ぶき
用屋根板材の製造方法および製造装置を提供することを
技術的課題とする。
（課題を解決するための手段） 本発明の屋根板材の製造方法は、上馳部を形成するに際
し、前記板状部材において前記屋根板材の本体部下端縁
となる線よりも外方に位置する縁部に所定の深さの凹凸
を、互いに噛み合いつつ回転する歯車の間を通過させて
形成する絞り工程と、前記本体部下端縁となる線よりも
外方に位置する前記凹凸が形成された縁部を板状部材の
裏側に折り曲げる工程とを有するものである。
し、前記板状部材において前記屋根板材の本体部下端縁
となる線よりも外方に位置する縁部に所定の深さの凹凸
を、互いに噛み合いつつ回転する歯車の間を通過させて
形成する絞り工程と、前記本体部下端縁となる線よりも
外方に位置する前記凹凸が形成された縁部を板状部材の
裏側に折り曲げる工程とを有するものである。
また、板状部材において前記屋根板材の本体部上端縁と
なる線よりも外方に位置する縁部に所定の深さの凹凸
を、互いに噛み合いつつ回転する歯車の間を通過させて
形成する絞り工程と、(b)前記絞り工程で形成された凹
凸をほぼ平らに成形して絞り部を延展する工程と、(c)
前記本体部上端縁となる線よりも外方に位置する前記延
展された縁部を板状部材の表側に曲げる工程とを経る下
馳部の形成工程と、(d)前記板状部材において前記屋根
板材の本体部下端縁となる線よりも外方に位置する縁部
に所定の深さの凹凸を、互いに噛み合いつつ回転する歯
車の間を通過させて形成する絞り工程と、(e)前記本体
部下端縁となる線よりも外方に位置する、前記凹凸が形
成された縁部を板状部材の裏側に折り曲げる工程とを経
る上馳部の形成工程と、を有するものである。
なる線よりも外方に位置する縁部に所定の深さの凹凸
を、互いに噛み合いつつ回転する歯車の間を通過させて
形成する絞り工程と、(b)前記絞り工程で形成された凹
凸をほぼ平らに成形して絞り部を延展する工程と、(c)
前記本体部上端縁となる線よりも外方に位置する前記延
展された縁部を板状部材の表側に曲げる工程とを経る下
馳部の形成工程と、(d)前記板状部材において前記屋根
板材の本体部下端縁となる線よりも外方に位置する縁部
に所定の深さの凹凸を、互いに噛み合いつつ回転する歯
車の間を通過させて形成する絞り工程と、(e)前記本体
部下端縁となる線よりも外方に位置する、前記凹凸が形
成された縁部を板状部材の裏側に折り曲げる工程とを経
る上馳部の形成工程と、を有するものである。
また、本発明の屋根板材の製造装置は、駆動装置により
相互に反対方向に回転させられる二本の回転軸と、 一方の回転軸をその基端部を中心に上下に回動させるこ
とにより、その回転軸の先端部を他方の回転軸の先端部
に対して接近あるいは離間させて位置決めする回転軸位
置決め機構と、 前記二本の回転軸の先端部に着脱自在に嵌着され噛合し
て絞り加工を行う一対の歯車部材と、 前記二本の回転軸の先端部に嵌着され、前記絞り加工よ
り絞られた部分の延展を行う一対の加圧ロールとを備え
ている。
相互に反対方向に回転させられる二本の回転軸と、 一方の回転軸をその基端部を中心に上下に回動させるこ
とにより、その回転軸の先端部を他方の回転軸の先端部
に対して接近あるいは離間させて位置決めする回転軸位
置決め機構と、 前記二本の回転軸の先端部に着脱自在に嵌着され噛合し
て絞り加工を行う一対の歯車部材と、 前記二本の回転軸の先端部に嵌着され、前記絞り加工よ
り絞られた部分の延展を行う一対の加圧ロールとを備え
ている。
（発明の作用および効果） さて、本発明に係る屋根板材製造方法および製造装置に
よると、屋根板材の上端縁に沿って、歯車部材によって
一旦凹凸状に絞り加工することにより材料を引張って肉
厚を薄くし、その後加圧ロールにより凹凸状を平らに加
工することで、最終的に下馳部は本体上端縁より横手方
向に長く形成される。しかもこの部分は表面側へ折曲げ
られるので本体部の表面側が脹れた滑かな湾曲面を本体
部に形成する。また、凹凸状の絞り加工と平らにする延
展加工の２段階の加工により小さな力で大きな圧延力を
与えたのと同じ効果を得ることができる。さらに、凹凸
状の絞りの深さ及び平らにする程度により本体部におい
て簡単に任意の曲率の湾曲面を得ることができる。
よると、屋根板材の上端縁に沿って、歯車部材によって
一旦凹凸状に絞り加工することにより材料を引張って肉
厚を薄くし、その後加圧ロールにより凹凸状を平らに加
工することで、最終的に下馳部は本体上端縁より横手方
向に長く形成される。しかもこの部分は表面側へ折曲げ
られるので本体部の表面側が脹れた滑かな湾曲面を本体
部に形成する。また、凹凸状の絞り加工と平らにする延
展加工の２段階の加工により小さな力で大きな圧延力を
与えたのと同じ効果を得ることができる。さらに、凹凸
状の絞りの深さ及び平らにする程度により本体部におい
て簡単に任意の曲率の湾曲面を得ることができる。
また、本発明に係る屋根板材の製造方法によると、屋根
板材の下端縁に沿って歯車部材により凹凸状に絞り加工
するので、下馳部は本体部下端縁より横手方向に短く形
成され、同時にこの部分は裏面側へ折り曲っているの
で、本体部の表面側が脹れた滑かな湾曲面を簡単に本体
部に形成することができる。
板材の下端縁に沿って歯車部材により凹凸状に絞り加工
するので、下馳部は本体部下端縁より横手方向に短く形
成され、同時にこの部分は裏面側へ折り曲っているの
で、本体部の表面側が脹れた滑かな湾曲面を簡単に本体
部に形成することができる。
さらに、本発明に係る屋根板材の製造装置によると、一
方の回転軸が回転軸位置決め機構によって基端部を中心
に回動されることにより、その先端部が他方の回転軸の
先端部に対して接近あるいは離間ができるようになって
いる。
方の回転軸が回転軸位置決め機構によって基端部を中心
に回動されることにより、その先端部が他方の回転軸の
先端部に対して接近あるいは離間ができるようになって
いる。
このため、二本の回転軸の先端部に嵌着されている両歯
車部材は、回転軸の基端側で比較的深く嵌合し、先端側
で比較的浅く嵌合する。したがって、屋根板材の下馳部
あるいは上馳部となる部分をそれらの歯車部材の間を通
過させると、下馳部あるいは上馳部となる部分の先端側
に近づくにつれて深い凹凸が形成される。即ち、屋根板
材の下馳部あるいは上馳部となる部分は、折り曲げ位置
から徐々に深くなるように凹凸状に絞り加工される。
車部材は、回転軸の基端側で比較的深く嵌合し、先端側
で比較的浅く嵌合する。したがって、屋根板材の下馳部
あるいは上馳部となる部分をそれらの歯車部材の間を通
過させると、下馳部あるいは上馳部となる部分の先端側
に近づくにつれて深い凹凸が形成される。即ち、屋根板
材の下馳部あるいは上馳部となる部分は、折り曲げ位置
から徐々に深くなるように凹凸状に絞り加工される。
また、二本の回転軸の先端部に加圧ロールが嵌着されて
いる状態でも、両加圧ロール間の隙間は回転軸の基端側
で小さくなり、先端側で比較的大きくなる。したがっ
て、凹凸状に絞り加工された下馳部あるいは上馳部とな
る部分をそれらの加圧ロールの間を通過させることによ
り、下馳部あるいは上馳部を折り曲げ位置から先端にか
けて徐々に薄くなるように延展することができる。これ
によって、前記屋根板材に滑らか湾曲面を形成すること
が可能になる。
いる状態でも、両加圧ロール間の隙間は回転軸の基端側
で小さくなり、先端側で比較的大きくなる。したがっ
て、凹凸状に絞り加工された下馳部あるいは上馳部とな
る部分をそれらの加圧ロールの間を通過させることによ
り、下馳部あるいは上馳部を折り曲げ位置から先端にか
けて徐々に薄くなるように延展することができる。これ
によって、前記屋根板材に滑らか湾曲面を形成すること
が可能になる。
（実施例） 次に、本発明の平ぶき用屋根板材の製造装置の一実施例
を図面に従って説明し、その作動に併わせて製造方法の
一実施例を説明する。
を図面に従って説明し、その作動に併わせて製造方法の
一実施例を説明する。
第１図は屋根板材の製造装置２の全体を示し、上下二本
の回転軸４，６と、その先端に嵌着された上下の加圧ロ
ール８，１０と、回転軸４，６を回転させる駆動用ハン
ドル１２とを備えている。
の回転軸４，６と、その先端に嵌着された上下の加圧ロ
ール８，１０と、回転軸４，６を回転させる駆動用ハン
ドル１２とを備えている。
上部の回転軸４は、第２図に示すように先端に軸方向に
めねじ１４が穿設され、先端より所定の長さキー溝１６
が設けられている。この先端には加圧ロール８が着脱可
能に嵌着され、平頭ねじ２０により固定されているが、
第３図等に示す加圧歯車１８，円盤状の加圧ロール１
９，またはつづみ状の加圧ロール２１等と交換可能とさ
れている。この回転軸４は、他端部の軸受２４と先端側
の中間部にある加圧用軸受２２により軸支されている。
他端部の軸受２４は製造装置２に対し一定の角度で上下
に回動可能に設けられ、中間部の加圧用軸受２２は、上
下動可能に設けられている。加圧用軸受２２は、その上
部に加圧用ハンドル２６の回転軸が回動自在に枢着され
ている。またこの二つの軸受２２，２４の間の先端側に
は、回転軸４を上方へ付勢するバネ材２８を有する上下
付勢用軸受３０が設けられている。即ち、前記軸受２
４、加圧用ハンドル２６及びバネ材２８が本発明の回転
軸位置決め機構に相当する。またこの軸受３０と軸受２
４の間には、歯車３２が設けられ、下部の回転軸６に設
けられた歯車３４と噛合している。これらの歯車３２，
３４により、上下の回転軸は、逆方向に同じ回転数で回
転するように形成されている。
めねじ１４が穿設され、先端より所定の長さキー溝１６
が設けられている。この先端には加圧ロール８が着脱可
能に嵌着され、平頭ねじ２０により固定されているが、
第３図等に示す加圧歯車１８，円盤状の加圧ロール１
９，またはつづみ状の加圧ロール２１等と交換可能とさ
れている。この回転軸４は、他端部の軸受２４と先端側
の中間部にある加圧用軸受２２により軸支されている。
他端部の軸受２４は製造装置２に対し一定の角度で上下
に回動可能に設けられ、中間部の加圧用軸受２２は、上
下動可能に設けられている。加圧用軸受２２は、その上
部に加圧用ハンドル２６の回転軸が回動自在に枢着され
ている。またこの二つの軸受２２，２４の間の先端側に
は、回転軸４を上方へ付勢するバネ材２８を有する上下
付勢用軸受３０が設けられている。即ち、前記軸受２
４、加圧用ハンドル２６及びバネ材２８が本発明の回転
軸位置決め機構に相当する。またこの軸受３０と軸受２
４の間には、歯車３２が設けられ、下部の回転軸６に設
けられた歯車３４と噛合している。これらの歯車３２，
３４により、上下の回転軸は、逆方向に同じ回転数で回
転するように形成されている。
下部の回転軸６は、先端に加圧ロール１０が、上部の回
転軸４同様に着脱可能に嵌着されており、前記加圧歯車
１８，加圧ロール１９，２１等と交換可能である。この
加圧ロール１０は、上部の回転軸４の加圧ロール８に対
応する位置に設けられている。また下部の回転軸６は、
上部の回転軸４の軸受２４と加圧用軸受２２に対応する
位置で、固定軸受３６，３８により軸支されている。こ
の下部の回転軸６の他端には笠歯車４０が嵌着され、駆
動用ハンドル１２に連結された笠歯車４２と直角となる
位置で噛合している。
転軸４同様に着脱可能に嵌着されており、前記加圧歯車
１８，加圧ロール１９，２１等と交換可能である。この
加圧ロール１０は、上部の回転軸４の加圧ロール８に対
応する位置に設けられている。また下部の回転軸６は、
上部の回転軸４の軸受２４と加圧用軸受２２に対応する
位置で、固定軸受３６，３８により軸支されている。こ
の下部の回転軸６の他端には笠歯車４０が嵌着され、駆
動用ハンドル１２に連結された笠歯車４２と直角となる
位置で噛合している。
また、上下の回転軸４，６の先端側方には、ストッパー
ロール４４が設けられている。ストッパーロール４４
は、円筒形の回転部４６がコ字形の支持枠４８に上下軸
支されて形成されている。このストッパーロール４４は
回転軸４，６の軸方向に平行にスライド可能に構成され
ている。
ロール４４が設けられている。ストッパーロール４４
は、円筒形の回転部４６がコ字形の支持枠４８に上下軸
支されて形成されている。このストッパーロール４４は
回転軸４，６の軸方向に平行にスライド可能に構成され
ている。
また、回転軸４，６の先端前方には、前方に向って傾斜
したガイドロール５０が設けられている。ガイドロール
５０は短い円筒状の回転部５２と製造装置２の台部５６
にボルト５８等で固定された支持軸５４とから構成され
ている。
したガイドロール５０が設けられている。ガイドロール
５０は短い円筒状の回転部５２と製造装置２の台部５６
にボルト５８等で固定された支持軸５４とから構成され
ている。
次に本発明の平ぶき用屋根板材の製造方法の一実施例を
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
第６図は、屋根板材６０の下馳部６２，上馳部６４（第
１７図参照）として折曲げる基準線としてのリブ溝６６
を形成する工程を示す。これは上下一対の加圧ロール
８．１０の間を屋根板材（板状部材）６０を通過させる
ことにより行う。上部の加圧ロール８は、略円筒状に形
成され、回転軸４側にはＶ溝６８が円周上に形成されて
いる。下部の加圧ロール１０は、同様に略円筒状に形成
され、円周上には、上部ロール８のＶ溝６８に対応合致
する円周に連続した凸部７０が形成されている。回転軸
４，６は、同じ回転数で反対方向に回転し、屋根板材６
０を、このＶ溝６８および凸部７０により押圧すること
によりリブ溝６６を形成する。また加工される屋根板材
６０の端部はストッパーロール４４に押当てて行われ
る。これによって、リブ溝６６は屋根板材６０の端部よ
り一定の距離を保って形成れる（第７図参照）。
１７図参照）として折曲げる基準線としてのリブ溝６６
を形成する工程を示す。これは上下一対の加圧ロール
８．１０の間を屋根板材（板状部材）６０を通過させる
ことにより行う。上部の加圧ロール８は、略円筒状に形
成され、回転軸４側にはＶ溝６８が円周上に形成されて
いる。下部の加圧ロール１０は、同様に略円筒状に形成
され、円周上には、上部ロール８のＶ溝６８に対応合致
する円周に連続した凸部７０が形成されている。回転軸
４，６は、同じ回転数で反対方向に回転し、屋根板材６
０を、このＶ溝６８および凸部７０により押圧すること
によりリブ溝６６を形成する。また加工される屋根板材
６０の端部はストッパーロール４４に押当てて行われ
る。これによって、リブ溝６６は屋根板材６０の端部よ
り一定の距離を保って形成れる（第７図参照）。
第８図は凹凸の絞り加工工程を示す。加圧する上下の歯
車１８の間を屋根板材６０の下馳部６２となる部分を通
過させて絞り加工による凹凸部を形成する。これら上下
の歯車１８は、上方の回転軸４を上下させることによ
り、この間隔を調節することができる。これによって絞
り加工の凹凸の深さが調節される。また、上下の歯車１
８の先端側に接近して、ガイドロール５０を固定し、凹
凸に絞り加工すると同時に、屋根板材６０の表側へ鈍角
に折り曲げ加工する。この加工後、屋根板材６０の本体
部７２は表面を内側にして（表面が凹となるように）湾
曲する（以下、外ぞりという）（第９図参照）。
車１８の間を屋根板材６０の下馳部６２となる部分を通
過させて絞り加工による凹凸部を形成する。これら上下
の歯車１８は、上方の回転軸４を上下させることによ
り、この間隔を調節することができる。これによって絞
り加工の凹凸の深さが調節される。また、上下の歯車１
８の先端側に接近して、ガイドロール５０を固定し、凹
凸に絞り加工すると同時に、屋根板材６０の表側へ鈍角
に折り曲げ加工する。この加工後、屋根板材６０の本体
部７２は表面を内側にして（表面が凹となるように）湾
曲する（以下、外ぞりという）（第９図参照）。
第１０図は、第８図で行われた凹凸部を平らにする工程
を示す。これは、第６図と同じ加圧ロール８，１０の先
端部の円柱形状の間を前工程で凹凸に加工された部分を
通過させて平らにする。この場合、屋根板材６０の本体
部７２は、表面を外側にして（表面が凸となるように）
湾曲する（以下、内ぞりという）（第１１図参照）。
を示す。これは、第６図と同じ加圧ロール８，１０の先
端部の円柱形状の間を前工程で凹凸に加工された部分を
通過させて平らにする。この場合、屋根板材６０の本体
部７２は、表面を外側にして（表面が凸となるように）
湾曲する（以下、内ぞりという）（第１１図参照）。
第１２図は、前工程で平らにした下馳部６２となる部分
を本体部７２に対し鋭角に曲げる工程を示す。これは、
鋭角の円周縁をもつ円盤状の加圧ロール１９と鋭角Ｖ溝
を円周上にもつつづみ状の加圧ロール２１との間を通過
させて鋭角に曲げ形成する。この工程によつて下馳部６
２は完成する。（第１３図参照）。
を本体部７２に対し鋭角に曲げる工程を示す。これは、
鋭角の円周縁をもつ円盤状の加圧ロール１９と鋭角Ｖ溝
を円周上にもつつづみ状の加圧ロール２１との間を通過
させて鋭角に曲げ形成する。この工程によつて下馳部６
２は完成する。（第１３図参照）。
第１４図は、第８図と同じ装置による上馳部６４となる
部分の凹凸の絞り加工工程を示す。この場合、屋根板材
６０は裏面を上にして加工される。この工程によって屋
根板材６０の本体部７２は、内ぞり状態が上馳部６４と
なる側においても保持される（第１５図参照）。
部分の凹凸の絞り加工工程を示す。この場合、屋根板材
６０は裏面を上にして加工される。この工程によって屋
根板材６０の本体部７２は、内ぞり状態が上馳部６４と
なる側においても保持される（第１５図参照）。
第１６図は、第１２図と同じ装置により、上馳部６４と
なる部分を本体部７２に対し鋭角に曲げる工程を示す。
この工程によって内ぞりの湾曲面を有する平ぶきの屋根
板材６０が完成する（第１７図参照）。
なる部分を本体部７２に対し鋭角に曲げる工程を示す。
この工程によって内ぞりの湾曲面を有する平ぶきの屋根
板材６０が完成する（第１７図参照）。
従って、上記平ぶき用屋根板材の製造方法および製造装
置によると、下馳部６２の凹凸の絞りを深くし、これを
平らに加工する程度を大きくする程、また、上馳部６４
の凹凸の絞りを深くする程度を大きくする程、屋根板材
６０の本体部７２の湾曲する程度は大きくなる。したが
ってこれらの馳部６２，６４の加工の度合により任意に
湾曲の程度を簡単に調節でき、滑かな湾曲面の屋根板材
を得るとができる。
置によると、下馳部６２の凹凸の絞りを深くし、これを
平らに加工する程度を大きくする程、また、上馳部６４
の凹凸の絞りを深くする程度を大きくする程、屋根板材
６０の本体部７２の湾曲する程度は大きくなる。したが
ってこれらの馳部６２，６４の加工の度合により任意に
湾曲の程度を簡単に調節でき、滑かな湾曲面の屋根板材
を得るとができる。
なお、本実施例の製造装置は、駆動手段として、笠歯車
４０，４２を介して回転軸６に直向するハンドル１２を
備えていたが、回転軸６と同じ向き（同心軸または平行
軸まわり）に回転するハンドルとする構成であってもよ
い。また、上下の回転軸４，６は同じ回転数で反対方向
に回転するものとしたが、回転軸の先端に取付ける上下
一対の加圧ロール等の周速度が、歯車等により相互に一
致するように構成されれば良く、回転軸自体が同じ回転
数でない構成のものであっても良い。
４０，４２を介して回転軸６に直向するハンドル１２を
備えていたが、回転軸６と同じ向き（同心軸または平行
軸まわり）に回転するハンドルとする構成であってもよ
い。また、上下の回転軸４，６は同じ回転数で反対方向
に回転するものとしたが、回転軸の先端に取付ける上下
一対の加圧ロール等の周速度が、歯車等により相互に一
致するように構成されれば良く、回転軸自体が同じ回転
数でない構成のものであっても良い。
また、本実施例の屋根板材の製造方法において、第６図
のリブ溝を形成する工程を含めるものとしたが、工程と
して含めない構成とするものであっても良い。
のリブ溝を形成する工程を含めるものとしたが、工程と
して含めない構成とするものであっても良い。
第１図ないし第５図は、本発明の平ぶき用屋根板材の製
造装置の実施例を示し、第１図は製造装置の全体を示す
正面図、第２図は回転軸への加圧ロールの取付を示す分
解斜視図、第３図は回転軸に取付ける歯車の斜視図、第
４図は同円盤状の加圧ロールの斜視図、第５図は同つづ
み状の加圧ロールの斜視図を示す。第６図ないし第１７
図は本発明の製造方法の実施例を示し、第６図は下馳部
の形成工程のリブ溝を形成する方法を示す図、第７図は
同方法により加工された屋根板材を示す図、第８図は同
凹凸の絞りを形成する方法を示す図、第９図は同方法に
より加工された屋根板材を示す図、第１０図は同平らに
形成する方法を示す図、第１１図は同方法により加工さ
れた屋根板材を示す図、第１２図は同鋭角を形成する方
法を示す図、第１３図は同方法により加工された屋根板
材を示す図、第１４図は上馳部の形成工程の凹凸の絞り
を形成する方法を示す図、第１５図は同方法により加工
された屋根板材を示す図、第１６図は同鋭角を形成する
方法を示す図、第１７図は同方法により加工された屋根
板材を示す図である。 ２……製造装置 ４，６……回転軸 ８，１０……加圧ロール １２……駆動装置（駆動用ハンドル） １８……歯車部材（加圧歯車）
造装置の実施例を示し、第１図は製造装置の全体を示す
正面図、第２図は回転軸への加圧ロールの取付を示す分
解斜視図、第３図は回転軸に取付ける歯車の斜視図、第
４図は同円盤状の加圧ロールの斜視図、第５図は同つづ
み状の加圧ロールの斜視図を示す。第６図ないし第１７
図は本発明の製造方法の実施例を示し、第６図は下馳部
の形成工程のリブ溝を形成する方法を示す図、第７図は
同方法により加工された屋根板材を示す図、第８図は同
凹凸の絞りを形成する方法を示す図、第９図は同方法に
より加工された屋根板材を示す図、第１０図は同平らに
形成する方法を示す図、第１１図は同方法により加工さ
れた屋根板材を示す図、第１２図は同鋭角を形成する方
法を示す図、第１３図は同方法により加工された屋根板
材を示す図、第１４図は上馳部の形成工程の凹凸の絞り
を形成する方法を示す図、第１５図は同方法により加工
された屋根板材を示す図、第１６図は同鋭角を形成する
方法を示す図、第１７図は同方法により加工された屋根
板材を示す図である。 ２……製造装置 ４，６……回転軸 ８，１０……加圧ロール １２……駆動装置（駆動用ハンドル） １８……歯車部材（加圧歯車）
Claims (3)
- 【請求項１】本体部の上端縁に表側に折り曲げられた下
馳部と、下端縁に裏側に折り曲げられた上馳部とを備
え、上下に隣接するものの上馳部と下馳部とを掛止させ
て屋根をふく屋根板材を、展開形態の板状部材から製造
する方法であって、 前記上馳部を形成するに際し、 前記板状部材において前記屋根板材の本体部下端縁とな
る線よりも外方に位置する縁部に所定の深さの凹凸を、
互いに噛み合いつつ回転する歯車の間を通過させて形成
する絞り工程と、 前記本体部下端縁となる線よりも外方に位置する前記凹
凸が形成された縁部を板状部材の裏側に折り曲げる工程
と、 を有する屋根板材の製造方法。 - 【請求項２】本体部の上端縁に表側に折り曲げられた下
馳部と、下端縁に裏側に折り曲げられた上馳部とを備
え、上下に隣接するものの上馳部と下馳部とを掛止させ
て屋根をふく屋根板材を、展開形態の板状部材から製造
する方法であって、 (a)前記板状部材において前記屋根板材の本体部上端縁
となる線よりも外方に位置する縁部に所定の深さの凹凸
を、互いに噛み合いつつ回転する歯車の間を通過させて
形成する絞り工程と、(b)前記絞り工程で形成された凹
凸をほぼ平らに成形して絞り部を延展する工程と、(c)
前記本体部上端縁となる線よりも外方に位置する前記延
展された縁部を板状部材の表側に曲げる工程とを経る下
馳部の形成工程と、 (d)前記板状部材において前記屋根板材の本体部下端縁
となる線よりも外方に位置する縁部に所定の深さの凹凸
を、互いに噛み合いつつ回転する歯車の間を通過させて
形成する絞り工程と、(e)前記本体部下端縁となる線よ
りも外方に位置する前記凹凸が形成された縁部を板状部
材の裏側に折り曲げる工程とを経る上馳部の形成工程と を有する屋根板材の製造方法。 - 【請求項３】駆動装置により相互に反対方向に回転させ
られる二本の回転軸と、 一方の回転軸をその基端部を中心に上下に回動させるこ
とにより、その回転軸の先端部を他方の回転軸の先端部
に対して接近あるいは離間させて位置決めする回転軸位
置決め機構と、 前記二本の回転軸の先端部に着脱自在に嵌着され噛合し
て絞り加工を行う一対の歯車部材と、 前記二本の回転軸の先端部に嵌着され、前記絞り加工よ
り絞られた部分の延展を行う一対の加圧ロールと、 を備えた屋根板材の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63147800A JPH0626733B2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | 平ぶき用屋根板材の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63147800A JPH0626733B2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | 平ぶき用屋根板材の製造方法および製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01317625A JPH01317625A (ja) | 1989-12-22 |
| JPH0626733B2 true JPH0626733B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=15438501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63147800A Expired - Lifetime JPH0626733B2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | 平ぶき用屋根板材の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626733B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL1004193C2 (nl) * | 1996-04-01 | 1997-10-02 | Sjoerd Meijer | Werkwijze voor het bewerken van metaalplaat. |
| JP6452316B2 (ja) * | 2014-05-18 | 2019-01-16 | 三晃金属工業株式会社 | 三次元用建築板材の成形装置及びその成形方法 |
| MX2022011192A (es) * | 2020-03-09 | 2022-11-08 | Jfe Steel Corp | Metodo para fabricar un componente prensado, una chapa de metal para la formacion en prensa y una chapa de acero de alta tension. |
| CN115502254B (zh) * | 2022-11-21 | 2023-03-24 | 烟台亿众智能科技有限公司 | 一种汽车配件加工用高精度折弯设备 |
| CN117583436B (zh) * | 2024-01-19 | 2024-04-19 | 中城投集团新能源有限责任公司 | 光伏建筑一体化中波峰屋面板折弯加工装置及方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514126B2 (ja) * | 1971-09-25 | 1976-02-09 | ||
| JPS5838320U (ja) * | 1981-09-03 | 1983-03-12 | 株式会社小島鉄工所 | 金型の着脱装置 |
| JPS59197316A (ja) * | 1983-04-22 | 1984-11-08 | Nissan Motor Co Ltd | ロ−ル成形機の型交換装置 |
-
1988
- 1988-06-15 JP JP63147800A patent/JPH0626733B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01317625A (ja) | 1989-12-22 |
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