JPH0565251B2 - - Google Patents

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JPH0565251B2
JPH0565251B2 JP61303881A JP30388186A JPH0565251B2 JP H0565251 B2 JPH0565251 B2 JP H0565251B2 JP 61303881 A JP61303881 A JP 61303881A JP 30388186 A JP30388186 A JP 30388186A JP H0565251 B2 JPH0565251 B2 JP H0565251B2
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JP
Japan
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roll
pressed
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rolls
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JP61303881A
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JPS63157723A (ja
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Yasutaka Inoe
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Inoue Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Inoue Sangyo Co Ltd
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Priority to US07/062,426 priority patent/US4777816A/en
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ロール曲げ装置、特に加工用の板
材を所望の径及び形状の円弧又は円筒に成形する
ことのできる2本のロールより成るロール曲げ装
置(以下、2本ロール曲げ装置という)に関する
ものである。
一般に、ロール成形機は回転駆動される複数の
ロールの間に金属板等より成る加工用板材を供給
して、これらのロールにより板材を円弧状や円筒
状に成形するものであり、通常は3本のロールに
より構成されている。典型的な一例としては、実
公昭46−7326号に開示された「曲げローラ装置」
がある。
この3本の曲げローラ装置に対し部品点数を減
らして低コスト化を図ると共に、曲げ力の微妙な
制御を可能とするために、従来2本ロール成形機
が提案されている。
従来の2本曲げ機は、相接する2本の回転可能
なロールより成り、一方のロール(以下、被押圧
ロールという)に対して他方のロール(以下、押
圧ロールという)より調整可能な押圧力を加える
ものである。
この2本ロール曲げ機により板材を円筒状また
は円弧状に加工する方法について説明する。
まず、押圧ロールは、被押圧ロールを押圧しな
がら被押圧ロールと共に回転している。これら押
圧回転している2本のロールの間に、被加工板材
を挿入すると、板材の両表面には押圧ロール側か
ら被押圧ロール側に対する押圧力が加えられる。
これにより板材の被押圧ロール側の表面には、内
包に収斂する力が加わる。この収斂力により加工
材は、被押圧ロールを巻くような方向で円弧状に
押曲げられて塑性変形し、成形品が得られる。
上記従来の2本ロール曲げ機を用いて従来の方
法により、径の小さい成形品を得るには、被押圧
ロールの径を小さくすればよい。また、径の大き
い成形品を得るためには、被押圧ロールの径を大
きくすればよい。このように、成形品の曲率を所
望のものとするためには、曲率に応じた幾種類か
の被押圧ロールを用意しておくことになる。
ところで、被押圧ロールは単に成形品の曲率の
みにより選択されるのではなく、加工材の幅や厚
さ等の形状、材質、硬度等が異なることによつて
も、異なつた径の被押圧ロールを複数本必要とす
る。
上記従来の2本ロール曲げ装置によれば、加工
作業に際して最適な半径の被押圧ロールを選択す
ることにも長年の熟練と経験を必要とし、加工作
業の融通性に欠けるばかりでなく、板材に対し
種々の曲率のロール加工を行なうことができなか
つた。
そこで本出願人は、特願昭59−261866号、特願
昭60−148440号及び特願昭61−206017号等を提案
し、2本ロールによる板材の曲げ加工について、
種々の改良を試みている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記先願のロール成形機によれ
ば、被加工材が合板のときや加工材の一部に穴が
開けられているときなどのように、板材の強度が
一様でない場合に、成形品の仕上り状態が不揃い
となるという問題点があつた。
また、成形品の径が極めて小さい場合や、成形
品に要求されている精度が厳しい場合には、その
要求を充分に満たすことができないという問題点
もあつた。
この発明の目的は、被加工材の強度が一様では
なく、また、完成された成形品の精度が厳しく要
求されている場合であつても充分満足のいく板材
の成形品を加工することのできるロール曲げ機を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するためのこの発明に係るロー
ル曲げ装置は、大径の押圧ロールの回転によりこ
れに押接する小径の被押圧ロールが回転し、両ロ
ールの周面で板材を押圧することによつて、一方
のロールを巻くようにさせて板材を円弧状に成形
するロール曲げ装置において、外周側に弾性体が
被覆されると共に被加工材としての板材に対して
一定の押圧力を加えるように一定速度で回転する
大径の押圧ロールと、長軸と短軸とを備えた幾何
学上の楕円周面にその外周面がなるような断面形
状が楕円形を為すと共に前記被押圧ロールの外周
面にその異なる曲率の外周部分を任意に当接可能
なように回動・固定可能とされた被押圧ロール
と、上記被押圧ロールの押圧ロールに対する当接
位置を調整するために被押圧ロールを回転させる
と共に任意の位置で被押圧ロールを固定する固定
機構と、前記被押圧ロールの外周側に被覆された
被覆部材と、より構成したものである。
〔作用〕
この発明は上記のように構成したので、被加工
材としての板材の強度が一様でなかつたり、完成
品に厳しい精度が求められていたりする場合であ
つても、回動・固定機構を調節して楕円形状の被
押圧ロールの押圧ロールに対する固定位置を随時
変更させて、所望の曲面を板材に対して固定させ
て、板材の成形曲面を自由に、かつ、高精度に設
定することができる。
また、被押圧ロールの外周側には被覆部材が設
けられているので、特に高精度が要求される板材
のロール曲げ加工においても板材の表面を損傷さ
せることなく、均一かつ精密な加工を行なうこと
ができる。
〔実施例〕
ロール成形機を用いた板材の加工方法の好適な
実施例について、図面を参照しながら詳細に説明
する。
第1図乃至第5図は、この発明の一実施例を示
すものである。
第1図において、ロール成形機10はウレタン
ゴムに装着した下部側の押圧ロール22と、押圧
ロール22とは異なつた半径、形状の筒体より成
る支持部材26及びこの支持部材26の外周を覆
う被覆部材としてのエンドレスベルト25とより
構成された被押圧ロール24と、スタンド14
と、より構成されている。
押圧ロール22は、滑動部材114に嵌込まれ
たコロ軸受に夫々回転自在に支持されている。こ
の支持滑動部材114は、スタンド14に設けら
れた案内用レールによつて上下動自在に支持され
ている。押圧ロール22を支持する支持滑動部材
114は、流体圧力シリンダの作用によつて上下
動自在とされており、また、押圧ロール22は、
モータの駆動によつて回転させられるように構成
されている。
被押圧ロール24は、スチールを横断面が楕円
形となるように筒状に形成した上記支持部材26
と、この支持部材26の外周に樹脂と繊維の複合
材料からなるエンドレスベルト25と、より構成
され、エンドレスベルト25は支持部材26に対
して回転自在に取り付けられている。なお、この
支持部材26はその断面が長軸と短軸とを備えた
幾何学上の楕円形となつており、従つてこの楕円
体の外周面は断面が楕円形状となつている。
第2図及び第4図に示すように、支持部材26
の軸端244は、スタンド14に設けられたベア
リングハウジング30内を貫通して、ウオームギ
ア166と係合し、これと噛み合うウオーム16
7の回転によつて支持部材26が回転させられる
ように構成されている。この支持部材26は、上
記のように楕円形状をしているので、ウオームギ
ア166及びウオーム167により回転させられ
ると、第3図乃至第5図に図示されるように、前
記押圧部材26に対して成形品への押圧加工作業
中であつても、加工対象である板材の曲率を変更
することができる。
次に、上記構成を有する一実施例のロール成形
機の動作を説明する。
まず、図示されないシリンダを操作して大径の
押圧ロール22を下方から上方に移動させて被押
圧ロール24に押し付ける。このように押圧状態
にある両ロール22及び24の接点に板材の端部
を差し込んで、モータの回転により押圧ロール2
2を回転せしめると、板材は両ロール22及び2
4間に引き込まれる。このまま回転を続けること
により、板材は被押圧ロール24を内側にして湾
曲し始め、円弧状に折り曲げられながら、両ロー
ル22及び24の間の差し込まれた側の反対側に
排出される。
この加工作業の途中で、被押圧ロール24を構
成する支持部材26の押圧ロール22に対する接
点の位置をハンドル車167aの回動又はモータ
により調節することにより、支持部材26の断面
形状は楕円形なのでロール24側の板材の半径が
大きくなる。これにより両ロール22及び24の
接点は、上記押圧部材26の位置移動前とは異な
ることとなり、これによつてロール成形される板
材の曲率は変更させられる。即ち、第3図に示さ
れるように、断面楕円形状の最も緩やかな部分を
板材に押し当てるようにしてロール成形すると、
緩やかな曲げ加工を行なうことができる。また、
第4図に示されるように断面楕円形状の中間的な
曲がりの周面を板材に押し当てると、中間的な曲
面のロール成形が行なわれる。さらに、板材を急
な曲げ率によりロール成形を行ないたい場合に
は、第5図のような状態にして断面楕円形状の最
も急な周面を板材に押し当てるようにすれば良
い。
断面が楕円形状の上記支持部材26の異なる曲
率の周面を被加工用の板材の加工箇所に押し当て
ることにより、加工材は押し曲げられる側とは反
対面側に押し広げられることになるので、支持部
材26が当接されている時の板材の曲率はそうで
ないときの曲率に比べて緩くなり、一枚の板材を
ロール加工する際にも部分的に異なる曲率を与え
ることが可能となる。
この曲率を変更するためのハンドル車167a
の回動又はモータによる調節作業の際、押圧部材
26が板材の加工表面に当接して表面に傷の付く
恐れもあるが、これに備えて被押圧ロール24と
押圧部材26との周囲全体は被覆部材25により
被覆されているので、押圧部材が板材表面に当た
つても表面に傷等が付くことはない。
[発明の効果] 以上、詳細に説明したように、この発明に係る
ロール成形機及びこれを用いた板材の加工方法に
よれば、以下のような効果を奏する。
予め製作した多数の被押圧ロールを用意しなく
てもよいので、作業性が向上するばかりでなく、
被押圧ロールの製造や板材のロール成形時に経験
や熟練を要しなくなり、作業の容易性とコストの
低減とを図れる。
また、楕円面によつて外周面の曲率が調整され
た被押圧ロールの回動及び固定により、板材に対
する所望の加工位置を設定することができ、これ
により複雑な形状のロール成形品を板材から容易
に製造することができる。
さらに、形状ばかりでなく板材の素材の厚さや
幅、材質、硬度等が不統一であつても、被押圧ロ
ールの外周面の位置調節により所望の加工位置を
得ることができ、加工方法にフレキシビリテイを
与えることができる。
また、この発明は外周面が異なる曲率に調整さ
れた被押圧ロールの周囲を被覆部材としてのエン
ドレスベルトにより被覆したので、加工される板
材と押圧部材との接触は、エンドレスベルトを介
した間接的なものとなり、かつその接触も連続的
なものであるため、外周面が異なる曲率に調整さ
れた被押圧ロールによる加工用の板材への損傷を
防ぐことができ、被押圧ロールそのものの摩耗も
生じにくくなるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるロール成形
機の全体構成を示す斜視図、第2図は同じく一実
施例によるロール成形機の要部を示す断面図、第
3図は同じく被押圧ロールの支持部材の楕円周面
の最も緩やかな部分を板材に押し当てて板材の曲
率を最大とした状態を示す側面図、第4図は同じ
く支持部材の楕円周面の中間的な部分を押し当て
た状態を示す側面図、第5図は同じく支持部材の
楕円周面の最も急な部分を板材に押し当てた状態
を示す側面図である。 10……ロール成形機、22……押圧ロール、
24……被押圧ロール、25……エンドレスベル
ト(被覆部材)、26……支持部材、166……
ウオームギア(固定機構)、167……ウオーム
(固定機構)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大径の押圧ロールの回転によりこれに押接す
    る小径の被押圧ロールが回転し、両ロールの周面
    で板材を押圧することによつて、一方のロールを
    巻くようにさせて板材を円弧状に成形するロール
    曲げ装置において、 外周側に弾性体が被覆されると共に被加工材と
    しての板材に対して一定の押圧力を加えるように
    一定速度で回転する大の押圧ロールと、 断面形状が楕円形を為すと共に前記被押圧ロー
    ルの外周面にその異なる曲率の外周部分を任意に
    当接可能なように回動・固定可能とされた被押圧
    ロールと、 上記被押圧ロールの押圧ロールに対する当接位
    置を調整するために被押圧ロールを回転させると
    共に任意の位置で被押圧ロールを固定する固定機
    構と、 前記被押圧ロールの外周側に被覆されると共に
    前記被押圧ロールを構成する支持部材に対して回
    転自在に取付けられた被覆部材と、 より構成されたロール曲げ装置。
JP30388186A 1986-09-03 1986-12-22 ロ−ル曲げ装置 Granted JPS63157723A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30388186A JPS63157723A (ja) 1986-12-22 1986-12-22 ロ−ル曲げ装置
US07/062,426 US4777816A (en) 1986-09-03 1987-06-16 Roll bending machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30388186A JPS63157723A (ja) 1986-12-22 1986-12-22 ロ−ル曲げ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63157723A JPS63157723A (ja) 1988-06-30
JPH0565251B2 true JPH0565251B2 (ja) 1993-09-17

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JP30388186A Granted JPS63157723A (ja) 1986-09-03 1986-12-22 ロ−ル曲げ装置

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JPS457654Y1 (ja) * 1967-09-12 1970-04-13
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JPS63157723A (ja) 1988-06-30

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