JP3389711B2 - 材料塗布装置 - Google Patents

材料塗布装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は材料塗布装置に係り、更
に詳しくは、ボルト等のねじ領域にセルフロッキング剤
等の液体材料を連続的に塗布することのできる材料塗布
装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、ボルト、ナット等の締結用部
材には、締結強度を増大させるために、ねじ領域にセル
フロッキング剤等の液体材料を塗布することが行われて
いる。この材料塗布を行う装置としては、例えば、実公
昭62−23568号公報に示される装置が知られてい
る。この装置は、傾斜方向に支持されたレールと、当該
レールの途中で回転自在に支持された上下一対のロール
とを備え、下方に配置されたロールの一部が液体材料に
浸漬されて当該ロールの外周面に材料が付着可能に設け
られ、ロール間をボルトが転動しながら通過することで
当該ボルトのねじ領域に材料の塗布が可能とされてい
る。 【0003】この装置によれば、液体材料の塗布を連続
的かつ定量的に行うことができるという利点がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記装
置にあっては、上下一対のロール間をボルトが通過する
構成を採用するため、ロール間の隙間調整が比較的に難
しく、当該調整に熟練を要するという不都合があった。 【0005】また、ロール間をボルトが通過する際に材
料塗布が行われるものであり、ボルト外周面と下方のロ
ール外周面との接線方向における接触量は必然的に小さ
くなる。そのため、多量の材料塗布を行う場合には、下
方のロール回転方向を上方のロールと同一に設定し、ロ
ール間を通過するボルトを回転させながら送り出しでき
るようにしなければならず、必然的に下方のロール回転
方向に制限が伴うという問題があった。しかも、塗布対
象物であるボルトの直径に対して、下方のロール直径が
ある程度大きく設定されなければ全周塗布も困難になる
という不都合を招来し、装置全体としての小型化には自
ずと限界がある他、設計の自由度をも制限されるという
不都合を招来する。 【0006】 【発明の目的】本発明は、かかる従来例の不都合に着目
して案出されたものであり、その目的は、被塗布物及び
これに接する回転体との接触領域を拡大することができ
るようにして所望量の材料塗布を実現するとともに、材
料を塗布する回転体の回転方向も制限されることなく塗
布態様に変化を与えることができ、かつ、装置小型化を
も図ることができる材料塗布装置を提供することにあ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、被塗布物を所定方向に送り出すレールの
途中に配置されるとともに、前記被塗布物を上下から挟
み込んで前記送り出しを可能とする第1及び第2の回転
体を備え、前記第2の回転体は一部が液体材料に浸漬さ
れて外周面に液体材料が付着可能とされ、この第2の回
転体の外周面と前記被塗布物との接触で被塗布物に液体
材料を塗布可能に設けた材料塗布装置において、前記第
1の回転体は前記レールと略平行となる一定領域に掛け
回されたエンドレス部材を備え、このエンドレス部材は
前記被塗布物を第2の回転体の外周面に押圧しながら回
行可能に設けられ 前記第1の回転体(14)は、被塗
布物(11)を上下から挟み込む二つの回転体(14
A,14B)を備え、前記第2の回転体(15)は、第
1の回転体(14)と干渉しない位置において前記被塗
布物(11)に接触可能に配置され、前記回転体(14
B)は可逆動作可能に構成される、という構成を採って
いる。 【0008】 【0009】 【作用】前記レール上に沿ってボルト等の被塗布物が転
動すると、その途中に配置された第1及び第2の回転体
の間に被塗布物が入り込む。この時、前記エンドレス部
材は、被塗布物を第2の回転体の外周面に押圧するとと
もに自らの回行によって被塗布物を所定方向に送り出
す。この場合、エンドレス部材はレールと略平行となる
方向に掛け回されているため、被塗布物と第2の回転体
との接触領域を大きく確保することが可能となり、多量
の材料塗布を行うことができる。 【0010】また、被塗布物を上下から挟み込む二つの
回転体によって第1の回転体を構成した場合において
は、被塗布物を回転させることなく送り出すことも可能
となり、いわゆる点塗りを行って塗布量に変化をもたせ
た態様を選択することが可能となる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の実施例を、以下の参考例につ
いて説明した後に、説明する。 【0012】図1には本発明の参考例に係る材料塗布装
置の概略構成が示され、図2には、図1のA−A線に沿
う概略拡大断面図が示されている。これらの図におい
て、材料塗布装置10は、被塗布物としてのボルト11
を転動によって送り出し可能とするレール12と、この
レール12の途中に配置されるとともに、前記ボルト1
1を上下から挟み込む第1及び第2の回転体14,15
とを備えて構成されている。 【0013】前記レール12は、ボルト11を転動させ
ることができる程度の傾斜角度をもってサポート17,
17間に支持されているとともに、図2に示されるよう
に、ボルト11の軸方向に沿って所定間隔を隔てた一対
の片状部材により構成されている。このレール12は、
当該レール12の外側に位置するフレーム18間に掛け
渡された桁部材19に固定支持されている。また、レー
ル12における材料塗布領域、すなわち、前記第1の回
転体14と第2の回転体15との間の一定領域は、第2
の回転体15の図1中上部外周面形状に沿って弧を描く
形状に設けられており、ボルト11と第2の回転体15
との接触領域が長く確保できるようになっている。 【0014】前記第1の回転体14は、図1に示される
ように、支持ブロック20に回転自在に軸支された3個
のプーリ21,22,23と、これらプーリ21〜23
に掛け回されたエンドレス部材としてのOリング24と
を備えて構成されている。Oリング24は、ゴム等の材
料によって可撓性を有しているとともに、プーリ22,
23間においてレール12と略平行となるように掛け回
されており、この領域が僅かに内側に撓むことで第2の
回転体15の外周面に対してボルト11のねじ領域を押
圧できるようになっている。この際、Oリング24はボ
ルト11のヘッド11A近傍に設けられた非ねじ部11
Bに接するように設けられ、ボルト11をガタなく送り
出しできるようになっている。なお、本参考例では、最
上位に位置するプーリ21が図示しないモータに連結さ
れ、当該プーリ21が回転駆動力を受けることによっ
て、他のプーリ22,23を従動させることが可能に設
けられている。 【0015】前記第2の回転体15は、全体形状が略円
盤状をなし、前記第1の回転体14とは干渉しない位置
において、軸受け25を介して支持フレーム26に回転
自在に支持されている。この第2の回転体15の下部領
域は、セルフロッキング剤等の液体材料が収納されたタ
ンク27内に位置するように設けられ、これにより、第
2の回転体15の外周面に液体材料を付着させることが
可能となっている。 【0016】次に、前記参考例の作用について説明す
る。 【0017】図1に示されるように、傾斜配置されたレ
ール12の上方位置より、図示しないボルト供給装置か
らボルト11が連続的に供給される。この際、前記第1
及び第2の回転体14,15は、それぞれ時計方向に回
転しており、第2の回転体15の外周面には常に液体材
料が付着した状態に維持される。これらの回転体14,
15の間にボルト11が転動して入り込むと、前記Oリ
ング24は、内側に撓んだ際に生ずる自らの反発力でボ
ルト11を下方に押圧することとなり、ひいては第2の
回転体15の図1中上方に位置する外周面にボルト11
を押圧する。従って、第1及び第2の回転体14,15
の間を回転するボルト11の周方向全域に材料が塗布さ
れることとなり、回転体14,15間を抜け出た後に斜
め下方にボルト11が転動する。 【0018】液体材料の塗布完了後におけるボルト11
は、図示しない乾燥器内のコンベア上に順次転動し、当
該乾燥器内を通過する工程で所定の乾燥処理を受けるこ
ととなる。 【0019】従って、このような参考例によれば、第1
の回転体14を3個のプーリ21〜23及びOリング2
4によって構成するとともに、プーリ22,23間にお
けるOリング24をレール12と略平行な位置関係で回
行する構成とし、かつ、当該部位におけるOリング24
でボルト11を第2の回転体15に押圧する構成を採用
したから、Oリング24と第2の回転体15との隙間調
整が厳密に行われなくても、Oリング24の位置的変
位、すなわち内側に若干撓むような回行軌跡の変位によ
って難なくこれを補正することができるという効果を得
る。そのため、同一装置において径の異なるボルトを被
塗布対象とすることができ、汎用性を有する材料塗布装
置とすることができる。しかも、Oリング24は比較的
長い領域でボルト11に押圧力を付与し続けることがで
きるため、ボルト11への材料塗布に際してガタなく安
定送りを実現することができ、塗布不良の発生を有効に
回避することができる。 【0020】また、ボルト11への材料塗布領域におけ
るレール12部分は、第2の回転体15の外周面形状に
沿う弧状に形成されているため、ボルト11と第2の回
転体15とが線接触となって接触領域を多く確保でき、
十分な量の材料塗布が可能となる。これによれば、第2
の回転体15の直径を小さくしても塗布量を確保しつつ
小型化を図ることができる。 【0021】次に、本発明の実施例を図3及び図4に基
づいて説明する。なお、以下の説明において、前記参考
例と同一若しくは同等の構成部分については、同一符号
を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。 【0022】この実施例では、ボルト11を上下から挟
み込んで当該ボルト11を送り出すことのできる二つの
回転体14A,14Bにより第1の回転体14が構成さ
れている。これを更に詳述すると、回転体14A,14
Bは、それぞれ左右一対のプーリ30,31を備え、こ
れらのプーリ30,31間にエンドレス部材としてのO
リング24A,24Bがそれぞれが回行可能に掛け回さ
れている。ここで、上方のOリング24Aの回行方向は
時計方向に設定される一方、下方のOリング24Bは反
時計方向に設定されている。従って、各回転体14A,
14B間を通過するボルト11は回転することなく送り
出し可能となる。この際、回転体14Bは可逆動作可能
に構成し、必要に応じて、下方のOリング24Bも時計
方向に回行させるようにしてもよい。 【0023】従って、このような実施例によれば、前記
参考例で得られる効果の他に、ボルト11のねじ領域に
対する材料塗布態様として、点塗り及び全周塗りを適宜
選択することができるという別途の効果を付加すること
ができる。 【0024】なお、前記実施例において、第1の回転体
14を構成するプーリの数は図示構成例に限定されるも
のでなく、必要に応じて増加させることもできる。ま
た、エンドレス部材としてはOリング24を採用した場
合を説明したが、一定の弾力性を有するものであれば、
平ベルト等に代替する構成も採用可能である。 【0025】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成され、か
つ、作用するので、これによると、被塗布物及びこれに
接する回転体との接触領域を拡大することができるよう
にして所望量の材料塗布を実現するとともに、材料を塗
布する回転体の回転方向も制限されることなく塗布態様
に変化を与えることができ、かつ、装置小型化をも図る
ことができる、という従来にない優れた効果を奏する材
料塗布装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の参考例に係る材料塗布装置の概略構成
図である。 【図2】図1のA−A線に沿う概略拡大断面図である。 【図3】本発明の実施例に係る材料塗布装置の概略構成
図である。 【図4】図3のB−B線に沿う概略拡大断面図である。 【符号の説明】 10 材料塗布装置 11 被塗布物としてのボルト 12 レール 14 第1の回転体 15 第2の回転体 24 エンドレス部材としてのOリング

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被塗布物を所定方向に送り出すレールの
    途中に配置されるとともに、前記被塗布物を上下から挟
    み込んで前記送り出しを可能とする第1及び第2の回転
    体を備え、前記第2の回転体は一部が液体材料に浸漬さ
    れて外周面に液体材料が付着可能とされ、この第2の回
    転体の外周面と前記被塗布物との接触で被塗布物に液体
    材料を塗布可能に設けた材料塗布装置において、 前記第1の回転体(14)は前記レール(12)と略平
    行となる一定領域に掛け回されたエンドレス部材(2
    4)を備え、このエンドレス部材(24)は前記被塗布
    物(11)を第2の回転体(15)の外周面に押圧しな
    がら回行可能に設けられ 前記第1の回転体(14)は、被塗布物(11)を上下
    から挟み込む二つの回転体(14A,14B)を備え、
    前記第2の回転体(15)は、第1の回転体(14)と
    干渉しない位置において前記被塗布物(11)に接触可
    能に配置され、前記回転体(14B)は可逆動作可能に
    構成されて いることを特徴とする材料塗布装置。
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