JPH0626700Y2 - 錠前ラッチ - Google Patents

錠前ラッチ

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JPH0626700Y2
JPH0626700Y2 JP5386690U JP5386690U JPH0626700Y2 JP H0626700 Y2 JPH0626700 Y2 JP H0626700Y2 JP 5386690 U JP5386690 U JP 5386690U JP 5386690 U JP5386690 U JP 5386690U JP H0626700 Y2 JPH0626700 Y2 JP H0626700Y2
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JP
Japan
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head
groove
friction member
door
inclined surface
Prior art date
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JP5386690U
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JPH0413769U (ja
Inventor
晃一 坂上
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は錠前のラッチに関する。
《従来の技術》 錠前のラッチは、閉扉操作により、ヘッドの傾斜面が、
扉枠に固定の受金具と当接することで発条力に抗して後
退しながら扉が閉じられるていき、上記受金具の係合孔
と合致した位置に来たとき当該発条力により押出され、
上記ヘッドが同上係合孔に係合することで閉扉状態が保
持されることとなる。
従って、扉の上記の如き開閉が頻繁に繰り返されると、
上記ヘッド及び受金具が摩耗してしまい閉扉保持が不完
全となったり、さらに摩耗が進行すると閉扉保持機能が
失われることにもなる。
そこで、上記ヘッドの摩耗防止のために、該ヘッドに溝
部を形成して、ここに所謂アンチフリクションと呼ばれ
る部材を取付けることで、摩耗の生じ難い状態にすると
共に、摩耗が生じても当該部材のみの交換で容易に対処
し得るようにすることが知られている。
ところが、上記従来の錠前クラッチは、第5図に示す如
く、ヘッドaの略中央部に溝部bを欠設し、この溝部b
にアンチフリクション部材cを、長孔dとピンeとによ
る係合手段により回動可能にして、かつヘッドaの傾斜
面a′よりも一部だけ外側へ突出するよう取付けると共
に、上記ヘッドaに被嵌外装した取付枠dには、上記ア
ンチフリクション部材cの基部c′をピンfにより回転
自在なるよう枢支するようにして構成されている。
《考案が解決しようとする課題》 しかし、上記従来の錠前ラッチでは、溝部bが、ヘッド
aの傾斜面a′側から背部の係合面a″まで貫通して欠
設されているため、当該欠除によって可成りヘッドの強
度が低下してしまうこととなり、この結果強度に問題が
生ずることとなり、さらに当該錠前ラッチは上記取付枠
dを介して錠前ケースgのフェースプレートhに固定す
ることとなるので、その組立が煩雑となり、アンチフリ
クション部材cが摩耗した場合の交換作業も面倒になる
などの問題点を有している。
本考案は、上記従来のラッチの有するこのような問題点
に鑑みてなされたもので、取付枠等を用いることなし
に、アンチフリクション部材の基部に支軸を突設してお
き、これをフェースプレートに対して係脱自在に取付け
得るようにすることで、組立を容易に行うことができ、
しかもアンチフリクション部材の摩耗時にあっても、交
換の作業性をよくすると共に、ヘッドに対する溝部の切
り込みを浅く形成できるようにして、当該ヘッド自体に
充分な強度を確保できるようにしようとするのが、その
目的である。
《課題を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するため、ケースに、その前
面のフェースプレートから出没自在にして、かつ突出す
る方向へバネにて付勢して取付けられ、ヘッドの溝部
に、該ヘッドの傾斜面から突出するようアンチフリクシ
ョン部が取付けられてなる錠前ラッチにおいて、前記溝
部が、ヘッドの垂直な係合面側に所要肉厚の壁部を残設
して、前記ヘッドの先端面から傾斜面側に開口するよう
正面略コ字形状に形成され、該溝部に、長孔とヘッドに
設けたピンとによる係合手段により回転自在にして、か
つ一部が前記傾斜面から外側へ突出するよう支持されて
いるアンチフリクション部材の基端部にあって支軸を突
設すると共に、前記フェースプレートに開設したヘッド
挿入孔の側部に、アンチフリクション部材嵌合用凹溝で
ある軸承凹部を形成し、当該軸承凹部に前記支軸が回
転、かつ係脱自在なるよう係合されてなる錠前タッチを
提供しようとするものである。
《作用》 外力が扉に対し、その閉じ方向への回転力として加えら
れることで、該扉は閉じられていき、扉の幅方向におけ
る開放端側の端面から外側へ発条力によって突出されて
いるラッチにあって、そのヘッドとアンチフリクション
部材のうち、アンチフリクション部材の一側端面が、扉
枠に固定の受金具に当接し、該アンチフリクション部材
は、その基端部の支軸を中心として回転され、その他端
端面がヘッドの溝部における側面に当接して該側面を押
圧する。
従って、ヘッドはバネ力に抗してケース内へ押込まれて
いき、この時、アンチフリクション部材は、上記支軸を
中心として回転されながら、ヘッドと共にケース内へ後
退し、これにより扉が所定位置まで閉じられていき、上
記ヘッドが、受金具の係合孔と合致するに至れば、発条
力によりヘッド及びアンチフリクション部材は押出復原
されて、上記係合孔に係合し、扉は閉じ位置にて係合保
持される。
上記の閉扉位置では、ヘッド一側の係合面が、上記係合
孔の内側面と係当することにより閉扉が保持される。
上記閉扉状態において、サムターンを所定方向に回転操
作すると、ラッチはバネ力に抗して移動されることによ
り、ヘッド及びアンチフリクション部はケース内に後退
し、上記係合孔との係合が解かれるから、扉の開き方向
への回転操作により開扉可能となる。
《実施例》 以下本考案を図示の実施例によって詳述する。
第1図ないし第3図(イ)(ロ)に示した通り、ケース1は、
その前面の開口部がフェースプレート2によって閉鎖さ
れており、扉3の開放端側に内装固定され、上記フェー
スプレート2上に飾板4が既知の如く重積状態にてビス
止めされている。
次に、ヘッド5につき説示すると、先ず上記ケース1内
には、扉3の横幅方向へスライド自在なるよう支持金具
6が配設され、これに固定されているパイプ7の先端に
あって、当該ヘッド5がピン8にて固定されており、さ
らに、前端部が上記パイプ7に挿通され、後端部がケー
ス1に固定されているバネ受金具9に固定されているロ
ッド10が用意され、ヘッド5は上記フェースプレート2
及び飾板4の挿入孔11,12に挿通した状態にて扉3の横
幅方向へスライド自在であり、かつ、上記支持金具6の
後端と上記バネ受金具9との間にあって、ロッド10にバ
ネ13が被嵌外装されているから、当該バネ13によってヘ
ッド5が上記挿入孔11,12から所要長さだけ突出する方
向へ付勢されている。
上記ヘッド5は、既知の如く前記ケース1に回転自在な
るよう軸支されているサムターン14により連動され、該
サムターン14の正逆転により上記挿入孔12から出没自在
である。
本考案における当該ヘッド5は、第3図(イ)に示す閉
扉状態において、扉取付枠15に固定した受金具16の係合
孔17の内側面17aと係合する面、すなわち、扉3の室内
側に面する壁面は、第4図に明示した如く垂直な係合面
5aに形成されていると共に、これを反対の外側は、先端
から基端外側へ向けて傾斜下降する傾斜面5bに形成され
ており、扉3の長手方向中央部には溝部5cが正面コ字形
状にして、係合面5a側に所要肉厚の壁部5dを残設される
ように、しかも先端面から傾斜面5b側に開口するよう形
成されている。
一方、アンチフリクション部材18は、上記溝部5cに内装
可能な肉厚を有して、側面略嘴状に形成されていると共
に、その外側へ向け突出された基端部18aの左右(肉厚
方向)には支軸18b,18bが突設されており、その基端部1
8aから所要寸法だけ内室側寄りに存する平面状の係合面
18cには、外側面18dと連なる傾斜面18eが介設されてい
る。
さらに、上記アンチフリクション部材18には、その支軸
18b,18bを回転中心としたときの直径方向へ長い長孔18f
が貫通され、上記ヘッド5の肉厚方向に貫通されたピン
19によって、当該アンチフリクション部材18は溝部5c内
に回動可能にして、かつ、その係合面18c及び傾斜面18e
側が所要寸法だけヘッド5の傾斜面5bよりも外側へ突出
する状態にて支持されており、またその基端部18a及び
支軸18b,18bも溝部5cの下端開口部から外側へ突出させ
てある。
そして、上記支軸18b,18bは、前記フェースプレート2
に開設されたヘッド挿入孔11にあって、その一側部に回
転自在にして、着脱自在なるよう軸支されることになる
が、図示例では、上記フェースプレート2の前部壁2aか
ら側壁2bにわたって、アンチフリクション部材嵌合用凹
溝20が、上記挿入孔11に連通して形成され、該凹溝20の
略中央部左右両側には、上記支軸18b,18bを係け外し自
在に係嵌できる軸承凹部21,21が設けられている。
すなわち、上記軸承凹部21,21は、フェースプレート2
の前部壁2aと側壁2bとによる角部2cを、その長さ方向に
おいて所要寸法だけ切欠することによって、夫々上記前
部壁2aと側壁2bの欠除により形成された互いに直交状な
端面21a,21bと側面21cとにより形成されている。
従って、上記軸承凹部21,21に対し、上記支軸18b,18bは
外側から係脱自在となるから、当該支軸18b,18bを、上
記軸承凹部21,21に係嵌した後、フェースプレート2の
前面に前記の飾板4を重積して、これをビス等にて固定
することで、支軸18b,18bを外側から覆うようにすれば
アンチフリクション部材18は、フェースプレート2に回
転自在なるよう取付けられることになる。
尚、第1図、第2図において、22は錠前のロック用ラッ
チを示している。
《考案の効果》 本考案は、以上説明したように構成され、ヘッドにあっ
て、その係合面側に所要肉厚の壁部を残設して溝部を形
成したので、当該ヘッド自体に満足すべき強度をもたせ
ることができると共に、組立てに際しては、ヘッドに対
しアンチフリクション部材をヘッド側へ倒した状態にて
フェースプレートの挿入孔に挿入した後、当該アンチフ
リクション部材を回転により側方へ戻し、その支軸をフ
ェースプレートの軸承凹部に係合し、これを飾板にて支
持するだけの容易な操作によって簡単に組立てを行うこ
とができ、かつ、当該アンチフリクション部材が摩耗等
して新たなものと取り換える場合などにあっても、飾板
を脱着するだけですむこととなるから、交換性にも優
れ、構造的には、専用の取付部材を全く必要としないか
ら、極めて簡潔なものとなり、安価に製作することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る錠前ラッチの使用状態を示す側面
図、第2図は同使用状態の正面図、第3図(イ)(ロ)は第1
図においてIII−III線に沿って切断した閉扉状態の横断
面図と、閉扉直前の状態の横断面図、第4図は同実施例
の主要部を示す分解斜視図、第5図は従来の錠前ラッチ
における主要部の斜視図である。 1……ケース 2……フェースプレート 5……ヘッド 5a……係合面 5b……傾斜面 5c……溝部 5d……壁部 11……ヘッド挿入孔 13……バネ 18……アンチフリクション部材 18a……基端部 18b,18b……支軸 18f……長孔 19……ピン 20……アンチフリクション部材嵌合用凹溝 21,21……軸承凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースに、その前面のフェースプレートか
    ら出没自在にして、かつ突出する方向へバネにて付勢し
    て取付けられ、ヘッドの溝部に、該ヘッドの傾斜面から
    突出するようアンチフリクション部が取付けられてなる
    錠前ラッチにおいて、前記溝部が、ヘッドの垂直な係合
    面側に所要肉厚の壁部を残設して、前記ヘッドの先端面
    から傾斜面側に開口するよう正面略コ字形状に形成さ
    れ、該溝部に、長孔とヘッドに設けたピンとによる係合
    手段により回転自在にして、かつ一部が前記傾斜面から
    外側へ突出するよう支持されているアンチフリクション
    部材の基端部にあって支軸を突設すると共に、前記フェ
    ースプレートに開設したヘッド挿入孔の側部に、アンチ
    フリクション部材嵌合用凹溝である軸承凹部を形成し、
    当該軸承凹部に前記支軸が回転、かつ係脱自在なるよう
    係合されてなる錠前タッチ。
JP5386690U 1990-05-23 1990-05-23 錠前ラッチ Expired - Lifetime JPH0626700Y2 (ja)

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JPH0413769U JPH0413769U (ja) 1992-02-04
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