JPH06264636A - 駐車場用パレットの停止位置補正装置 - Google Patents

駐車場用パレットの停止位置補正装置

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JPH06264636A
JPH06264636A JP7768893A JP7768893A JPH06264636A JP H06264636 A JPH06264636 A JP H06264636A JP 7768893 A JP7768893 A JP 7768893A JP 7768893 A JP7768893 A JP 7768893A JP H06264636 A JPH06264636 A JP H06264636A
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timer
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Koji Okamoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駐車場において、センサがパレットに設けた
ストライカから外れないようにして、そのずれを補正し
てパレットへの車両搬出入を確実にさせる。 【構成】 レール11に沿って車両載置用のパレット4を
移動させる駐車場1において、パレット4と、パレット
4の移動路またはパレット4のいずれか一方に設けた複
数のセンサ17と、前記移動路またはパレット4の他方に
センサ17によって検知されるストライカ16を設ける。ま
たストライカ16とセンサ17とがずれた場合、センサ17か
らの信号に基づいてモータ4に回転制御信号を発生させ
る検知制御手段20とを設ける。また必要に応じて、前記
ずれがセンサ17の少なくとも1つがストライカ16を検知
し、かつ、他のセンサ17がストライカ17を検知していな
い場合に、計測時間後に検知制御手段20を作動させるタ
イマ21と、このタイマ21を中断し検知制御手段20を作動
させるためのパレット移動スイッチ22を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駐車場に設けた横走自
在のパレットの停止位置のずれを補正する駐車場用パレ
ットの停止位置補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駐車場の敷地を有効に活用するために、
最近では、駐車場も立体化しつつある。例えば、車両を
パレットに載置し、そのパレットを上方から巻上げ、こ
れを複数段に格納するようにした多段式立体の駐車場が
多く建設されている。図7および図8はその多段式立体
の駐車場1の一例を示したものであり、本図に示す駐車
場1は四段式のものである。
【0003】上記駐車場1の駐車場建物2の一階すなわ
ち一段目には車両3を搬入したパレット4がそれぞれの
駐車スペースに移動自在すなわち横走自在に配設されて
いる。また、駐車場建物2の二階ないし四階に相当す
る、二段目ないし四段目の部分には水平フレーム5が複
数取付けられている。
【0004】この水平フレーム5の一部は車両3を昇降
する巾、間隔に取付けられると共にこれらの水平フレー
ム5には昇降用パレット6がワイヤロープ7を介して昇
降自在に吊架されている。
【0005】昇降用パレット6の昇降は、昇降用パレッ
ト6に取付けたワイヤロープ7を水平フレーム5に設け
た昇降用モータ(図示省略)で巻揚げ等することによっ
て行っている。
【0006】また、二段目と三段目の水平フレーム5の
底面部にはローラ(図示省略)が設けられており、ロー
ラには横走用モータ(図示省略)が連結している。これ
により横走用モータを作動させれば、ローラがレールの
上を転動し、水平フレーム5と共に巻揚げた昇降用パレ
ット6が横走するようになっている。
【0007】また、一段目のパレット4の車両搬出入側
左右および奥側左右の底面にも、図9に示すように横走
用ローラ8が設けられている。横走用ローラ8の一つに
は横走用モータ9が接続しており、この横走用モータ9
を作動させることによって横走用ローラ8は駐車場建物
2の床部10(図7参照)に設けた横走用レール11の上を
転動する。これによりパレット4を車両3の搬出入の状
況に応じて横走させることが可能となる。
【0008】このように二段目および三段目の昇降用パ
レット6と、一段目のパレット4とを横走可能に設けて
あるので、例えば、三段目の昇降用パレット6を昇降さ
せる場合は、一段目のパレット4および二段目の昇降用
パレット6が自動的に横走して、三段目の昇降用パレッ
ト6と二段目の昇降用パレット6とが相互に干渉しあっ
たり、また、三段目の昇降用パレット6と一段目のパレ
ット4とが干渉しあったりすることがなく、三段目の昇
降用パレット6を確実に昇降させることができる。
【0009】また、一段目のパレット4を車両3の搬出
入可能な位置に確実に停止させるために、パレット4の
車両の搬出入側とは反対の床部10にパレット4の停止位
置を検知するためのセンサ12が取付けられている。そし
て、パレット4にはこのセンサ12が検知する被検知部材
であるストライカ13が取付けられている。センサー12に
は横走用モータ9に接続した作動制御部14が接続してい
る。
【0010】上記センサ12がストライカ13を検知してパ
レット4が停止した位置がパレット4への車両搬出入の
正確な位置であるので、この位置において車両3をパレ
ット4に搬出入させればよい。
【0011】作動制御部14はパレット4を横走させて、
センサ12がストライカ13を検知した際、横走用モータ9
を停止させる停止信号を発生させるもので、この横走以
外にセンサ12がストライカ13から外れた場合、全パレッ
ト4の作動を止める差動停止信号を出力するようになっ
ている。なお、符号15で示すものは車両3の進入を容易
にするための進入ガイドである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の技
術において、車両をパレットに搬入しようとしたとき、
パレットが進入ガイドより横にずれてしまっていること
がある。このような場合、パレットの搬出入側の巾が車
両の巾に対応しないので、車両をパレットに搬入させる
ことができない問題がある(図9の右側のパレットはパ
レットが進入ガイドより右側に長さLだけずれているも
のである)。
【0013】このようなパレットのずれは、パレットか
ら車両を搬出させるとき、車輪の駆動力でパレットを押
してしまうことにより生じるものであり、パレットがず
れるとストライカがセンサから外れてしまい、機械の全
作動が停止し、パレットを移動させることができず、結
局は車両をパレットに搬入できないことになる。
【0014】また、パレットに車両を搬入させたとき
も、搬入時の車輪の駆動力によってパレットがずれ、ス
トライカがセンサから外れてしまうことがある。この場
合にも前述と同様に機械の全作動が停止し、パレットが
移動できなくなって、車両を搬出することができない問
題が生じる。このように車両を搬出入できなくなると使
用者に多大の迷惑がかかる問題がある。
【0015】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、パレットの停止位置がずれた場合で
も、センサが被検知部材を検知して、そのずれを自動的
に補正し、パレットへの車両の搬出入を確実にさせる駐
車場用パレットの停止位置補正装置を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、予め敷設されたレールに沿っ
て車両載置用のパレットを駆動用のモータによって移動
させる駐車場において、前記パレットと、前記パレット
の移動路または前記パレットのいずれか一方に前記レー
ルに沿って並設された複数のセンサと、前記移動路また
は前記パレットの他方に設けられ前記センサによって検
知される被検知部材と、前記パレットの停止時に前記被
検知部材と前記センサとがずれた場合において、前記複
数のセンサからの信号に基づいて前記パレットの位置を
検出し、その移動方向を決定すると共に該検出移動方向
に応じて前記モータに対し、回転制御信号を発生させる
検知制御手段とからなり、必要に応じて、前記ずれの発
生時、前記センサの少なくとも1つが前記被検知部材を
検知し、かつ、他のセンサが前記被検知部材を検知して
いない場合に、予め定められた計測時間後に前記検知制
御手段を作動させるタイマと、該タイマの作動中にタイ
マを中断し前記検知制御手段を作動させるためのパレッ
ト移動スイッチを付加してなることを特徴とするもので
ある。
【0017】
【作用】本発明は、このように構成したので、車両を搬
出入した後、センサと被検知部材とにずれが発生した場
合、まず、被検知部材が複数のセンサの少なくとも1つ
によって検知されているかが判定される。検知している
場合は、他のセンサが被検知部材を検知しているかが判
定される。他のセンサが被検知部材を検知している場合
は、全部のセンサが被検知部材を検知しているので、パ
レットにずれが発生していないことになり、パレットへ
の車両搬出入作業の準備完了が実行される。
【0018】また、少なくとも1つのセンサが被検知部
材を検知している場合で、他のセンサが被検知部材を検
知していない場合は、タイマが予め定められた計測時間
を計測し、計測時間後に検知制御手段が作動し、該検知
制御手段よりセンサの信号に基づいて検出したパレット
の移動方向に応じてモータに対し、回転制御信号を発生
させ、モータを回転させて、他のセンサが被検知部材を
検知する方向にパレットを移動させる。
【0019】他のセンサが被検知部材を検知した場合
は、複数のセンサの全部が被検知部材を検知しているの
で、パレットにずれが発生していないことになり、モー
タが回転を停止して、パレットの車両搬出入作業の準備
完了が実行される。
【0020】また、ずれが発生し予め定められた計測時
間を計測するタイマの作動中に、車両の搬出入がある場
合、使用者がパレット移動スイッチを作動させれば、タ
イマが中断して検知制御手段が作動し、パレットの移動
方向に応じたモータの回転制御信号が発生され、モータ
が回転し、他のセンサが被検知部材を検知する方向にパ
レットを移動させる。
【0021】さらに、少なくとも1つのセンサが被検知
部材を検知していない場合で、他のセンサが被検知部材
を検知している場合、タイマが予め定められた計測時間
を計測し、計測時間後に検知制御手段が作動し、該検知
制御手段よりセンサの信号に基づいて検出したパレット
の移動方向に応じてモータに対し、回転制御信号が発生
され、モータが回転し、少なくとも1つのセンサが被検
知部材を検知する方向にパレットを移動させる。
【0022】上記少なくとも1つのセンサが被検知部材
を検知した場合は、複数のセンサの全部が被検知部材を
検知しているので、パレットにずれが発生していないこ
とになり、モータが回転を停止して、パレットの車両搬
出入作業の準備完了が実行される。
【0023】また、少なくとも1つのセンサが被検知部
材を検知していない場合で、他のセンサが被検知部材を
検知している場合においても、計測時間を計測している
タイマの作動中に車両の搬出入がある場合、使用者がパ
レット移動スイッチを作動させれば、タイマが中断して
検知制御手段が作動し、パレットを移動させることが可
能となる。
【0024】このように複数のセンサを設けて、そのう
ちの少なくとも1つのセンサが被検知部材を検知するよ
うにしておけば、機械の作動が停止せずパレットの停止
位置の補正が可能となり、パレットを車両搬出入のため
の正確な位置に停止させることが可能となる。これによ
りパレットへの車両の搬出入が可能となる。
【0025】さらに、被検知部材がセンサの少なくとも
1つによって検知されていない場合で、他のセンサも被
検知部材を検知していない場合は、エラーメッセージの
信号が出力されるが、前述したように少なくとも1つの
センサが被検知部材を検知するようになっているのでこ
の状態は発生しない。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
もとづいて説明する。なお、図7ないし図9の部材と同
一の部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。図1において、符号4で示すものは駐車場1の駐車
場建物2(図7および図8参照)に配設した、車両3を
載置するパレットである。
【0027】パレット4は多段式立体の駐車場建物2の
一段目の各々の駐車スペースに配設されているもので、
パレット4の底面の車両搬出入側の左右および奥側の左
右には横走用ローラ8が各々設けられている。
【0028】横走用ローラ8の一つには駆動用のモー
タ、すなわち横走用モータ9が連結しており、この横走
用モータ9を作動させることによって横走用ローラ8は
駐車場1の床部10に予め敷設されたレールである横走用
レール11の上を転動し、パレット4は、図1において左
右方向に横走する。
【0029】このパレット4の車両3の搬出入側とは反
対のパレット4の端部中央には下方に伸びた被検知部材
であるストライカ16が取付けられている。一方、パレッ
ト4の移動路である駐車場1の床部10には横走用レール
11に沿って2個のセンサ17が列設している。このセンサ
17は各パレット4毎に2個ずつ配設されているものであ
る。また、パレット4に設けたストライカ16は2個のセ
ンサ17に検知される長さを有している。図中、符号15で
示すものは進入ガイドである。
【0030】また、駐車場建物2の二段目以上の上段部
には、図7および図8で示すように、水平フレーム5が
設けられており、一部の水平フレーム5にはワイヤロー
プ7によって昇降用パレット6が昇降自在に吊架されて
いる。昇降用パレット6は水平フレーム5に設けた巻揚
げ用のモータ(図示省略)の作動によって昇降される。
【0031】また、昇降用パレット6を有する水平フレ
ーム5には横走用ローラ8が設けられており、この横走
用ローラ8を横走用モータ(図示省略)によって作動さ
せることにより水平フレーム5と共に昇降用パレット6
が横走するようになっている。
【0032】次に、センサ17からの信号に基づきパレッ
ト4の横走用モータ9を制御する回路を図4に基づいて
説明する。各パレット4に設けた2個のセンサ17は検知
制御部18に接続し、検知制御部18はモータ制御部19に接
続している。
【0033】検知制御部18はセンサ17の信号に基づいて
パレット4の移動方向を検出するもので、モータ制御部
19はこの検出移動方向に応じた横走用モータ9の回転制
御信号を発生させて横走用モータ9を回転させるもので
ある。この検知制御部18とモータ制御部19とで検知制御
手段20が構成されている。
【0034】また、モータ制御部19はパレット4に取付
けた横走用モータ9に接続しており、横走用モータ9は
パレット4の横走用ローラ8に連結している。また、検
知制御部18にはタイマ21と、タイマ21の計測中に、車両
3の搬出入がある場合、手動によってパレット4の横走
用モータ9を作動させるパレット移動スイッチ22等を設
けた操作盤23が接続している。
【0035】操作盤23にはパレット移動スイッチ22の
他、パレット4の移動に関する数字を打込む数字キー2
4、また、2個のセンサ17のうち一方のセンサ17がスト
ライカ16を検知していないとき、外部に対してメッセー
ジ等を発生させるメッセージ表示器25、そしてスピーカ
26が設けられている(図3参照)。
【0036】車両3を搬入させるときのパレット4の停
止位置は2個列設したセンサ17が同時にストライカ16を
検知した位置であり、この場合、パレット4の中心線と
2個列設したセンサ17の中間部とが一致する位置であ
る。したがって、2個のセンサ17が同時にストライカ16
を検知した場合、直ちに車両3を搬入させることが可能
となる。
【0037】また、2個のセンサ17が同時にストライカ
16を検知しなかった場合、駐車場1の全機械の作動が停
止してしまうので、そのような状態が発生しないよう
に、車両3の搬出入時にずれが発生しても少なくとも片
側のセンサ17だけはストライカ16を検知できるように、
また、停止したパレット4の中心線が確実に2個のセン
サ17の中間位置にくるように、2個のセンサ17の取付間
隔、およびストライカ16の横幅等が考慮されている。
【0038】次に、本実施例の作用を図5の流れ図にも
とづいて説明する。パレット4に車両3が搬入された場
合、また、パレット4から車両3が搬出された場合(ス
テップ1)、まず、2個のセンサ17のうちの右側のセン
サ17a (図6参照)がストライカ16を検知しているか、
すなわちONしているかの判定が行われる(ステップ
2)。
【0039】右側のセンサ17a がONしていた場合、左側
のセンサ17b がONしているかの判定が行われる(ステッ
プ3)。左側のセンサ17b がONしていた場合、ステップ
18にジャンプして車両搬出入作業の準備完了が実行され
る。
【0040】また、ステップ2において、右側のセンサ
17a がONし、ステップ3において、左側のセンサ17b が
ストライカ16を検知していない場合、すなわち、車両3
の搬出入の際、パレット4が車輪の駆動力等によって押
され、図6に示す右側のパレット4のように右方向にず
れ、左側のセンサ17b がストライカ16を検知していな
で、センサ17がONとなっていない場合、操作盤23の表示
器25にメッセージ等が表示される(ステップ4)。
【0041】上記メッセージの表示と共に、予め定めら
れた計測時間(例えば5分間)を計測するタイマ21がス
タートする(ステップ5)。次に、タイマ21がタイムア
ップしたかの判断が行われる(ステップ6)。
【0042】図6に示すように2個あるセンサ17のうち
右側のセンサ17a がストライカ16を検知してONし、左側
のセンサ17a がストライカ16を検知せずONしていない場
合、検知制御部18(図4参照)によりセンサ17の信号に
基づいてパレット4の移動方向が検出され、すなわち、
図6の右側のパレットにおいては、パレット4の左方向
への横走が検出され、この検出された左方向への横走に
応じた、横走用モータ9の回転制御信号がモータ制御部
19から発生される。
【0043】そして、タイマ21がタイムアップした場
合、横走用モータ9が左回転し(ステップ7)、これに
よりパレット4が左方向に横走することになる。
【0044】また、ステップ5において、タイマ21がス
タートし、ステップ6において、タイマ21がタイムアッ
プしたかの判定が行われ、タイムアップしていないな
ら、パレット移動スイッチ22がONされたかの判定が行わ
れる(ステップ8)。
【0045】すなわち、タイマ21の計測中に車両3の搬
出入がある場合、手動によって、メッセージが表示され
ている操作盤23のパレット移動スイッチ22が押されたか
の判定が行われる(ステップ8)。
【0046】パレット移動スイッチ23がONされた場合、
タイムアップを待たず、モータ制御部19から発生される
横走用モータ9の回転制御信号によって横走用モータ9
が左回転し(ステップ7)、これによりパレット4が左
方向に横走する。また、ステップ8において、パレット
移動スイッチ22がONされない場合はステップ6に戻る。
【0047】一方、ステップ2において、右側のセンサ
17a がストライカ16を検知せずONしていない場合で、さ
らに、ステップ9において、左側のセンサ17b がストラ
イカ16を検知してONとなっている場合、すなわちパレッ
ト4が車両3の車輪の駆動力等によってずれ、例えば、
ずれが図6の右側のパレット4と反対で、パレット4が
左側にずれて、右側のセンサ17a がONせず、左側のセン
サ17b がONしている場合、操作盤23にメッセージが表示
される(ステップ10)。
【0048】そして、予め定められた計測時間(例えば
5分間)を計測するタイマ21がスタートする(ステップ
11)。次に、タイマ21がタイムアップしたかの判定が行
われる(ステップ12)。
【0049】タイマ21がタイムアップした場合、横走用
モータ9が右回転し(ステップ13)、これによりパレッ
ト4が右方向に横走する。
【0050】また、ステップ11において、タイマ21がス
タートし、ステップ12において、タイマ21がタイムアッ
プしたかの判定が行われ、タイムアップしていないな
ら、パレット移動スイッチ22がONされたかの判定が行わ
れる(ステップ14)。
【0051】すなわち、タイマ21の計測中に車両3の搬
出入がある場合、手動によって、メッセージが表示され
ている操作盤23のパレット移動スイッチ22が押されたか
の判定が行われる。
【0052】パレット移動スイッチ22がONされた場合、
タイムアップを待たず、モータ制御部19から発生される
横走用モータ9の回転制御信号によって横走用モータ9
が右回転し(ステップ13)、これによりパレット4が右
方向に横走する。また、ステップ14において、パレット
移動スイッチ22がONされない場合はステップ12に戻る。
【0053】ステップ13において、横走用モータ9が右
回転し、パレット4が右方向に横走した場合、また、ス
テップ7において、横走用モータ9が左回転し、パレッ
ト4が左方向に横走した場合、両側のセンサ17がONした
かの判定が行われる(ステップ15)。
【0054】両側のセンサ17がONした場合、メッセージ
が消去され(ステップ16)、横走用モータ9の回転が停
止する(ステップ17)。横走用モータ9の回転が停止す
ると車両搬出入作業の準備完了が実行される(ステップ
18)。また、ステップ15において、両側のセンサ17がON
されない場合はステップ2に戻る。
【0055】また、ステップ2において、右側のセンサ
17a がONせず、さらに、ステップ9において、左側のセ
ンサ17b がONしていなければ、操作盤23によりエラーメ
ッセージが出力されて機械の作動が停止する。本実施例
の場合にはこの状態が発生しないようにセンサ17とスト
ライカ16が配備されている。
【0056】本実施例は駐車場1の床部10にセンサ17を
取付け、パレット4にセンサ17が検知するストライカ16
を取付けたが、これに限らずセンサ17をパレット4に取
付け、ストライカ16を駐車場1の床部10に取付けてもよ
い。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、車両を搬出入させた際にパレットが正確な停止位
置からずれても、被検知部材がセンサの少なくとも1つ
によって検知されているので、駐車場の機械を作動させ
ておくことができる。
【0058】また、被検知部材がセンサの少なくとも1
つによって検知され、かつ、他のセンサには検知されて
いない場合には、予め定められた計測時間を計測するタ
イマがスタートし、タイマの予め定められた計測時間後
にはモータ制御部の信号によって、モータが回転し、ず
れが自動的に補正されるので、パレットは常時、車両の
搬出入可能な位置に停止していることになり、車両を確
実に搬出入させることができる。これによって使用者へ
の迷惑を回避させることができる。
【0059】また、ずれが発生し予め定められた計測時
間を計測しているタイマの作動中に、車両の搬出入があ
る場合、使用者がパレット移動スイッチを作動させれ
ば、タイマが中断して検知制御手段が作動し、パレット
を車両搬出入の位置に整合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上面図である。
【図2】図1のもののパレットの奥側の側面図である。
【図3】本実施例に使用する操作盤の一例を示す正面図
である。
【図4】パレットを移動させるための回路図である。
【図5】本実施例のパレットの動作の流れ図である。
【図6】図1に示すパレットの一部がずれたところを示
す上面図である。
【図7】多段式立体駐車場を説明する側面図である。
【図8】図7に示すものの正面図である。
【図9】従来のパレットの一部がずれたところを示す上
面図である。
【符号の説明】
1 駐車場 4 パレット 9 横走用モータ 10 床部 11 横走用レール 16 ストライカ 17 センサ 20 検知制御手段 21 タイマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め敷設されたレールに沿って車両載置
    用のパレットを駆動用のモータによって移動させる駐車
    場において、前記パレットと、前記パレットの移動路ま
    たは前記パレットのいずれか一方に前記レールに沿って
    並設された複数のセンサと、前記移動路または前記パレ
    ットの他方に設けられ前記センサによって検知される被
    検知部材と、前記パレットの停止時に前記被検知部材と
    前記センサとがずれた場合において、前記複数のセンサ
    からの信号に基づいて前記パレットの位置を検出し、そ
    の移動方向を決定すると共に該検出移動方向に応じて前
    記モータに対し、回転制御信号を発生させる検知制御手
    段とからなり、必要に応じて、前記ずれの発生時、前記
    センサの少なくとも1つが前記被検知部材を検知し、か
    つ、他のセンサが前記被検知部材を検知していない場合
    に、予め定められた計測時間後に前記検知制御手段を作
    動させるタイマと、該タイマの作動中にタイマを中断し
    前記検知制御手段を作動させるためのパレット移動スイ
    ッチを付加してなることを特徴とする駐車場用パレット
    の停止位置補正装置。
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JP2019056265A (ja) * 2017-09-22 2019-04-11 日精株式会社 機械式駐車装置およびそのパレットずれ補正方法

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