JP2024058382A - 立体駐車装置及び立体駐車装置の制御方法 - Google Patents

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【課題】入出庫可能な位置にあるパレット上の車両への乗り降りを容易とする立体駐車装置を提供する。【解決手段】立体駐車装置1は、パレット10を横方向に移動させるパレット横行機構12と、該パレット横行機構12を動作させて、入出庫可能な位置17に移動したパレット10に対して、横方向に並列される、少なくとも一方の隣りのパレット10を、入出庫可能な位置17に移動したパレット10から離れるように横方向に移動させる制御装置と、を備える。これにより、入出庫可能な位置17にあるパレット10上の車両Vへの乗り降りを、容易に、また楽にすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両を格納するパレットを複数備えた立体駐車装置、及び当該立体駐車装置の制御方法に関するものである。
車両を格納する複数のパレットを備える立体駐車装置は、限られたスペースに多くの車両を駐車するために利用されている。また、立体駐車装置が備える複数のパレットには、上下方向のみに移動する昇降パレット、横方向(左右方向)のみに移動する横行パレット、上下方向及び横方向の双方に移動する昇降横行パレット等、立体駐車装置の構成に合わせた様々なパレットが含まれている(特許文献1参照)。
特開2020-133147号公報
しかしながら、特許文献1に記載の立体駐車装置では、入出庫可能な位置に移動されたパレット上の車両と、当該パレットに対して横方向に並列される隣りのパレット上の車両との間の距離が非常に狭いために、利用者が、入出庫可能な位置に移動させたパレット上の車両に乗り降りする際に、車両のドアを大きく開くことができず、非常に乗り降りがしづらく、改善する必要があった。
そして、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、入出庫可能な位置にあるパレット上の車両への乗り降りを容易とする立体駐車装置、及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した立体駐車装置に係る発明は、車両を格納するパレットを複数備えた立体駐車装置であって、前記パレットを横方向に移動させるパレット横行機構と、該パレット横行機構を動作させて、入出庫可能な位置に移動したパレットに対して、横方向に並列される、少なくとも一方の隣りのパレットを、入出庫可能な位置に移動した前記パレットから離れるように横方向に移動させる制御装置と、を備えることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、利用者が、呼び出したパレットを入出庫可能な位置に移動させた際、制御装置からの指令によりパレット横行機構が動作され、入出庫可能な位置に移動したパレットに対して、横方向に並列される少なくとも一方の隣りのパレットが、入出庫可能な位置に移動したパレットから離れるように横方向に移動される。その結果、入出庫可能な位置に移動されたパレット上の車両と、横方向に沿って移動されたパレット上の車両との間の距離を大きく拡げることができる。これにより、入出庫可能な位置に移動したパレット上の車両に乗り降りする際に、車両のドアを大きく開くことができ、車両への乗り降りが非常に容易で、また楽になる。
請求項2に記載した立体駐車装置の制御方法に係る発明は、車両を格納するパレットを複数備えた立体駐車装置の制御方法であって、呼び出したパレットが入出庫可能な位置に移動した際に、当該パレットに対して、横方向に並列される、少なくとも一方の隣りのパレットが、入出庫可能な位置に移動した前記パレットから離れるように横方向に移動されることを特徴とするものである。
請求項2の発明では、請求項1の発明と同様に、入出庫可能な位置に移動されたパレット上の車両と、横方向に沿って移動されたパレット上の車両との間の距離を大きく拡げることができる。これにより、入出庫可能な位置に移動したパレット上の車両に乗り降りする際に、車両のドアを大きく開くことができ、車両への乗り降りが非常に容易で、また楽になる。
請求項3に記載した立体駐車装置の制御方法に係る発明は、請求項2の発明において、呼び出したパレットが入出庫可能な位置に移動した際に、当該パレットに対して、横方向に並列される隣りのパレットが横方向に移動できないパレットの場合には、当該パレットが上昇することを特徴とするものである。
請求項3の発明では、例えば、利用者が、呼び出したパレットを入出庫可能な位置に移動させた際に、当該パレットに対して、横方向に並列される隣りのパレットが横方向に移動できない立体駐車装置であって、特に、ピット(地下の収容場所)がなく地上のみに配置される立体駐車装置の場合には、呼び出したパレットが入出庫可能な位置に移動した際に、当該パレットに対して、横方向に並列される隣りのパレットを上昇させるように制御する。これにより、入出庫可能な位置に移動したパレットに対して、横方向に並列される隣りのパレットが横方向に移動できない立体駐車装置であっても、入出庫可能な位置に移動したパレット上の車両に乗り降りする際に、車両のドアを大きく開くことができ、車両への乗り降りが非常に容易で、また楽になる。
本発明に係る立体駐車装置及びその制御方法では、入出庫可能な位置にあるパレット上の車両への乗り降りを、容易に、また楽にすることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る立体駐車装置の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る立体駐車装置に採用されたパレット昇降機構及びパレット横行機構の概略斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係る立体駐車装置の入出庫可能な位置の平面図であって、本立体駐車装置の制御方法を説明するための段階図である。 図4は、本発明の実施形態に係る立体駐車装置の入出庫可能な位置の平面図であって、本立体駐車装置の制御方法を説明するための段階図である。 図5は、本発明の実施形態に係る立体駐車装置の入出庫可能な位置の平面図であって、本立体駐車装置の制御方法を説明するための段階図である。 図6は、本発明の実施形態に係る立体駐車装置の入出庫可能な位置の平面図であって、本立体駐車装置の制御方法を説明するための段階図である。 図7は、本発明の実施形態に係る立体駐車装置が地下ピットにパレットを備えるものである場合の実施形態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る立体駐車装置1を図1~図7に基づいて詳細に説明する。図1を参照して、本実施形態に係る立体駐車装置1は、複数の支柱と複数の梁とによって構成された略矩形の構造体4に、複数のパレット10が移動可能に支持された構造である。各パレット10上に車両Vがそれぞれ格納される。本実施形態に係る立体駐車装置1は、各パレット10と、各パレット昇降機構11と、各パレット横行機構12と、立体駐車装置1全体の動作、すなわち、各パレット昇降機構11及び各パレット横行機構12等の動作を制御する制御装置13と、を備えている。
なお、詳しい説明は控えるが、本実施形態に係る立体駐車装置1は、これらパレット昇降機構11、パレット横行機構12及び制御装置13の他にも、多くの構成要素を含んでいる。それらの構成要素には、例えば、図示は省略するが、利用者により立体駐車装置1に対する所望動作のための入力操作が行われる操作盤、制御装置13による制御に応じて開閉ゲート15a~15dの開閉動作を行うためのゲート開閉機構、及び入出庫可能な位置17にある各パレット10周辺の物体を検知する複数の光電センサ等が含まれる。
図1を参照して、本実施形態に係る立体駐車装置1は、地上4段4連基(図1中上下方向に4段、左右方向に4列)の構造であり、13基のパレット10を備え、さらに、開閉ゲート15a~15dを備えている。なお、車両Vが、パレット10から開閉ゲート15a~15dを介して出庫する方向を縦方向または前後方向と称し、当該縦方向と直交する方向を横方向または左右方向と称する。
複数のパレット10のうち、3基の横行パレット10a~10cは、車両Vを入出庫する高さ位置(入出庫可能な位置17)で横方向への移動のみを行い、6基の昇降横行パレット10d~10iは、利用者による呼び出し操作に応じて、入出庫可能な位置17(図1においてパレット10j、10a、10b、10cがある位置)まで、上下方向及び横方向に移動可能なものである。一方、残り4基の昇降パレット10j~10mは、昇降のみを行うものである。また、開閉ゲート15a~15dの各々は、その後面側の入出庫可能な位置17に所望のパレット10が移動した後に開かれ、車両Vの入出庫が終わった後に、利用者の操作により閉じられるものである。
なお、図1に示す本実施形態に係る立体駐車装置1では、13基のパレット10のうち、パレット10jを除いた12基のパレット10a~10i、10k~10mに、車両Vが格納された状態である。さらに、4基のパレット10a、10b、10c、10jが入出庫可能な位置17にあり、残り9基のパレット10d~10i、10k~10mが収容位置にある状態である。
図1を参照して、パレット昇降機構11は、複数のパレット10のうち、昇降横行パレット10d~10i及び昇降パレット10j~10mを地上において昇降させるものである。パレット昇降機構11は、昇降横行パレット10d~10i及び昇降パレット10j~10m毎に独立して具備されている。なお、図2には、昇降横行パレット10d~10iのそれぞれに対応したパレット昇降機構11が示されており、図2を参照して、当該パレット昇降機構11の構成について説明する。
図2を参照して、パレット昇降機構11は、概略、昇降用モータ20と、ドラム構造24と、2本の前吊ワイヤロープ26a、26bと、2本の後吊ワイヤロープ28a、28bと、を含んでいる。ドラム構造24は、昇降横行パレット10d~10iの後方側に設置され、第1ドラム38及び第2ドラム40を含んでいる。第1ドラム38及び第2ドラム40は、前吊ワイヤロープ26a、26b及び後吊ワイヤロープ28a、28bを実質的に巻き取るものである。
図2に示す実施形態では、4本のワイヤロープ26a、26b、28a、28bのうち、昇降横行パレット10d~10iの一側方(図中右上)寄りを吊り下げている前吊ワイヤロープ26aと後吊ワイヤロープ28aとが、第1ドラム38により巻き取られる。一方、昇降横行パレット10d~10iの他側方(図中左下)寄りを吊り下げている前吊ワイヤロープ26bと後吊ワイヤロープ28bとが、第2ドラム40により巻き取られる。
第1ドラム38と第2ドラム40とは回転軸42により接続される。昇降用モータ20は、その回転力を、チェーン22を介してドラム構造24に伝達するものである。駆動スプロケット44は、昇降用モータ20からの回転を、チェーン22を介して第1及び第2ドラム38、40に伝達するものである。ドラム構造24は、回転軸42の軸方向に沿う両端に位置する各軸部46、46により、回転自在に構造体4に支持される。
2本の前吊ワイヤロープ26a、26bは、昇降横行パレット10d~10iの前方側を横方向に沿って間隔を置いて吊り下げるものであり、ドラム構造24の第1及び第2ドラム38、40から前方側へと延び、後述する横行枠50の前方側にそれぞれ回転可能に接続された一対のシーブ30、30にそれぞれ巻回されて下方に方向転換された後、昇降横行パレット10d~10iの前端にそれぞれ接続される。一方、2本の後吊ワイヤロープ28a、28bは、昇降横行パレット10d~10iの後方側を横方向に沿って間隔を置いて吊り下げるものであり、ドラム構造24の第1及び第2ドラム38、40から下方へ延びて、昇降横行パレット10d~10iの後端にそれぞれ接続される。
そして、制御装置13からの指令に基づいて、パレット昇降機構11により、昇降横行パレット10d~10iを昇降させる際には、対応する昇降用モータ20が駆動される。すると、その回転がチェーン22、駆動スプロケット44及び回転軸42を介して第1及び第2ドラム38、40に伝達される。これら第1及び第2ドラム38、40の回転に伴って、2本の前吊ワイヤロープ26a、26b、及び2本の後吊ワイヤロープ28a、28bが第1及び第2ドラム38、40に巻き取られ、または繰り出されることで、昇降横行パレット10d~10iが昇降する。なお、本実施形態では、パレット昇降機構11は上述した構成で成されているが、他の構成を採用してもよい。
図1を参照して、パレット横行機構12は、複数のパレット10のうち、昇降横行パレット10d~10i及び横行パレット10a~10cを横方向に移動させるものである。パレット横行機構12は、昇降横行パレット10d~10i及び横行パレット10a~10c毎に独立して具備されている。なお、図2には、昇降横行パレット10d~10iのそれぞれに対応したパレット横行機構12が示されており、図2を参照して、当該パレット横行機構12の構成について説明する。
図2を参照して、昇降横行パレット10d~10iの上方には、対応する横行枠50がそれぞれ配置される。横行枠50の外形は、平面視矩形に形成される。横行枠50の前方側には、横方向に間隔を置いてそれぞれ回転可能に接続される一対のシーブ30、30が設けられる。これら一対のシーブ30、30には、2本の前吊ワイヤロープ26a、26bがそれぞれ巻回される。パレット横行機構12は、昇降横行パレット10d~10i(横行枠50)を、4つの横行駆動輪54、54の回転により、前後一対の横行レール6、6に沿って移動させるものである。
なお、前後一対の横行レール6、6は、立体駐車装置1の略矩形の構造体4の、対応する位置において横方向に沿って延びている。パレット横行機構12は、概略、横行用モータ52と、左右一対の回転軸53、53と、各回転軸53、53の軸方向両端に接続される横行駆動輪54、54と、横行用モータ52からの回転を左右一対の回転軸53、53それぞれに伝達するチェーン等の伝達部材(図示略)と、を含む。各横行駆動輪54、54が、横行枠50に連結される。
そして、制御装置13からの指令に基づいて、パレット横行機構12により、昇降横行パレット10d~10iを横方向に移動させる際には、対応する横行用モータ52が駆動される。すると、横行用モータ52からの回転が伝達部材を介して左右一対の回転軸53、53にそれぞれ伝達されると共に各横行駆動輪54、54にそれぞれ伝達される。これら各横行駆動輪54、54の回転によって、横行枠50と共に昇降横行パレット10d~10iが前後一対の横行レール6、6に沿って横方向に移動する。なお、本実施形態では、パレット横行機構12は上述した構成で成されているが、他の構成を採用してもよい。
なお、図1に示す、昇降パレット10j~10mが具備するパレット昇降機構11は、その各構成要素の位置は不変である。これに対し、図2に示す、昇降横行パレット10d~10iが具備するパレット昇降機構11は、その各構成要素が、昇降横行パレット10d~10iの横方向への移動に追従する一方、昇降横行パレット10d~10iの昇降には追従しないように設置されている。制御装置13は、特に、パレット昇降機構11及びパレット横行機構12等の動作を制御するものであり、その制御方法は後述する。
次に、本実施形態に係る立体駐車装置1の制御方法を図3~図6に基づいて、適宜図1及び図2も参照しながら説明する。
まず、図3を参照して、利用者が操作盤へ入力操作することにより、呼び出したパレット10を入出庫可能な位置17に移動させる。すなわち、操作盤への入力操作に伴う制御装置13からの指令により、対応する、パレット昇降機構11及びパレット横行機構12が動作され、呼び出したパレット10が、例えば、入出庫可能な位置17の右から2番目に移動して停止される。続いて、制御装置13からの指令により、入出庫可能な位置17の右から2番目に移動したパレット10に対して、横方向に並列される両隣りのパレット10、10に備えた各パレット横行機構12、12がそれぞれ動作される。
その結果、入出庫可能な位置17に移動したパレット10に対して、横方向に並列される両隣りのパレット10、10が、入出庫可能な位置17に移動したパレット10から若干離れるように横方向にそれぞれ移動される。そして、制御装置13からの指令により、対応する開閉ゲート15cが開かれ、利用者は、入出庫可能な位置17の右から2番目に移動したパレット10上の車両Vに乗り降りすることができる。
また、図4を参照して、本実施形態に係る立体駐車装置1の制御方法では、利用者による操作盤への入力操作により、呼び出したパレット10を入出庫可能な位置17に移動させた際、パレット10が、例えば、入出庫可能な位置17の左から2番目に移動、停止された場合には、制御装置13からの指令により、入出庫可能な位置17の左から2番目に移動したパレット10に対して、横方向に並列される右隣のパレット10に備えたパレット横行機構12が動作されると共に、左隣のパレット10に備えたパレット昇降機構11が動作される。その結果、入出庫可能な位置17に移動したパレット10に対して、横方向に並列される右隣のパレット10が、入出庫可能な位置17に移動したパレット10から若干離れるように横方向に移動されると共に、左隣のパレット10が地上2段目以上に上昇する。
さらに、図5を参照して、本実施形態に係る立体駐車装置1の制御方法では、利用者による操作盤への入力操作により、呼び出したパレット10を入出庫可能な位置17に移動させた際、パレット10が、例えば、入出庫可能な位置17の一番左側に移動、停止された場合には、制御装置13からの指令により、入出庫可能な位置17の一番左側に移動したパレット10に対して、横方向に並列される右隣のパレット10に備えたパレット横行機構12だけが動作される。その結果、入出庫可能な位置17に移動したパレット10に対して、横方向に並列される右隣のパレット10だけが、入出庫可能な位置17に移動したパレット10から若干離れるように横方向に移動される。
さらにまた、図6を参照して、本実施形態に係る立体駐車装置1の制御方法では、利用者による操作盤への入力操作により、呼び出したパレット10を入出庫可能な位置17に移動させた際、パレット10が、例えば、入出庫可能な位置17の一番右側に移動、停止された場合には、制御装置13からの指令により、入出庫可能な位置17の一番右側に移動したパレット10に対して、横方向に並列される左隣のパレット10に備えたパレット横行機構12だけが動作される。その結果、入出庫可能な位置17に移動したパレット10に対して、横方向に並列される左隣のパレット10だけが、入出庫可能な位置17に移動したパレット10から若干離れるように横方向に移動される。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る立体駐車装置1では、利用者が、呼び出したパレット10を入出庫可能な位置17に移動させた際、制御装置13からの指令により、対応するパレット横行機構12が動作され、入出庫可能な位置17に移動したパレット10に対して、横方向に並列される、少なくとも一方の隣りのパレット10が、入出庫可能な位置17に移動したパレット10から離れるように横方向に移動される。その結果、入出庫可能な位置17に移動されたパレット10上の車両Vと、横方向に沿って移動されたパレット10上の車両Vとの間の距離を大きく拡げることができる。これにより、入出庫可能な位置17に移動したパレット10上の車両Vに乗り降りする際に、車両Vのドアを大きく開くことができ、車両Vへの乗り降りが非常に容易で、また楽になる。
また、利用者が、呼び出したパレット10を入出庫可能な位置17に移動させた際に、当該パレット10に対して、横方向に並列される一方の隣りのパレット10が横方向に移動できない立体駐車装置1であって、特に、ピット(地下)がなく地上のみに配置される本実施形態に係る立体駐車装置1の場合には、呼び出したパレット10が入出庫可能な位置17(図4参照)に移動した際に、当該パレット10に対して、横方向に並列される一方の隣りのパレット10を上昇させるように制御する。これにより、入出庫可能な位置17に移動したパレット10に対して、横方向に並列される一方の隣りのパレット10が横方向に移動できない立体駐車装置1であっても、入出庫可能な位置17に移動したパレット10上の車両Vに乗り降りする際に、車両Vのドアを大きく開くことができ、車両Vへの乗り降りが非常に容易で、また楽になる。
なお、本実施形態に係る立体駐車装置1は、図1に示したような構造に限定されるものではない。すなわち、立体駐車装置1は、上下方向や横方向により多くの(又はより少ない)パレット10を備えた構成であってもよく、地上だけではなく地下(ピット)にパレット10を備えた構成であってもよい。また、上下方向や横方向だけではなく、前後方向(縦方向)に沿って複数列のパレット10を備えた構成であってもよい。
そこで、地下にピットを備え、当該ピットにパレット10が収容できる立体駐車装置に本実施形態が採用された場合には、一実施形態として、例えば、横行パレット10a、10b、10cにおいて、図7に示す実施形態が採用される。
すなわち、図7を参照して、左側の横行パレット10aには、その幅方向内側端部から移動式道板60aが幅方向外方に突設される。中央の横行パレット10bには、その幅方向両端部から移動式道板60b、60bが幅方向外方にそれぞれ突設される。右側の横行パレット10cには、その幅方向内側端部から移動式道板60cが幅方向外方に突設される。また、図7(a)に示すように、左側の横行パレット10aが通常位置に停止している際には、左側の横行パレット10aの移動式道板60aと中央の横行パレット10bの移動式道板60bとが、移動式道板60aが上側で重なった状態で停止される。一方、右側の横行パレット10cが通常位置に停止している際には、右側の横行パレット10cの移動式道板60cと中央の横行パレット10bの移動式道板60bとが、移動式道板60bが上側で重なった状態で停止される。
そして、中央の横行パレット10b上の車両Vが入出庫される場合には、図7(b)に示すように、左右の横行パレット10a、10cが、中央の横行パレット10bから離れるように横方向にそれぞれ移動するが、左側の横行パレット10aの移動式道板60aと、中央の横行パレット10bの各移動式道板60b、60bと、右側の横行パレット10cの移動式道板60cとにより、中央の横行パレット10bと、左右の横行パレット10a、10cとの間の各空間をそれぞれ塞ぐことができ、有効である。
1 立体駐車装置,10 パレット,11 パレット昇降機構,12 パレット横行機構,13 制御装置,17 入出庫可能な位置,V 車両

Claims (3)

  1. 車両を格納するパレットを複数備えた立体駐車装置であって、
    前記パレットを横方向に移動させるパレット横行機構と、
    該パレット横行機構を動作させて、入出庫可能な位置に移動したパレットに対して、横方向に並列される、少なくとも一方の隣りのパレットを、入出庫可能な位置に移動した前記パレットから離れるように横方向に移動させる制御装置と、
    を備えることを特徴とする立体駐車装置。
  2. 車両を格納するパレットを複数備えた立体駐車装置の制御方法であって、
    呼び出したパレットが入出庫可能な位置に移動した際に、当該パレットに対して、横方向に並列される、少なくとも一方の隣りのパレットが、入出庫可能な位置に移動した前記パレットから離れるように横方向に移動されることを特徴とする立体駐車装置の制御方法。
  3. 呼び出したパレットが入出庫可能な位置に移動した際に、当該パレットに対して、横方向に並列される隣りのパレットが横方向に移動できないパレットの場合には、当該パレットが上昇することを特徴とする請求項2に記載の立体駐車装置の制御方法。
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