JP2859802B2 - 多段式立体格納装置 - Google Patents

多段式立体格納装置

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JP2859802B2 JP31215393A JP31215393A JP2859802B2 JP 2859802 B2 JP2859802 B2 JP 2859802B2 JP 31215393 A JP31215393 A JP 31215393A JP 31215393 A JP31215393 A JP 31215393A JP 2859802 B2 JP2859802 B2 JP 2859802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば多段式立体駐
車場等に代表されるような多段式立体格納装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より良く知られている平面駐車場の
場合、車両の入出庫に必要な車路を確保しておかなけれ
ば、駐車場としての機能を充分に果たし得ないことは言
うまでもない。しかしながら、駐車場が設置される土地
の形状によっては、車路が駐車スペース以上の面積を占
めてしまう場合もある。即ち、デッドスペースの比率が
大きいこの種の駐車場は、例えば繁華街等にある限られ
た土地などに設置するのには不向きなものであった。
【0003】上記の問題を解消するために案出された駐
車場としては、二段以上の駐車平面を持ちそれらの駐車
平面に車両を三次元的に格納する、という方式の立体駐
車場がある。以下、立体駐車場の一例を採り上げ、図1
9に基づきその構成を簡単に説明する。
【0004】図19には多段式立体駐車場が示されてい
る。この駐車場は、主として軸組81、パレット82,
83,84、駆動手段、昇降通路等によって構成されて
いる。柱や梁等によって構成される軸組81は、車両8
6を多段にして格納するための格納平面S1 〜S5 を各
段毎に有している。各々の格納平面S1 〜S5 には複数
台の車両86が格納される。より詳細には、最上段の格
納平面S5 には、最大限で10台の車両86が二列横隊
で格納できるようになっている。また、それ以外の各段
の格納平面S1 〜S4 には、最大限で8台の車両86が
二列横隊で格納できるようになっている。
【0005】この駐車場の場合、所定の段における格納
平面S1 〜S5 の車両格納位置まで車両86を搬送する
ための手段として、3種類のパレット82,83,84
が使用されている。最上段のパレット82は昇降移動の
みを行う。最下段のパレット84は横行移動のみを行
う。そして、最上段及び最下段以外の段のパレット83
は、昇降移動及び横行移動を行う。これらのパレット8
2,83,84は、いずれも何らかの駆動手段を備えて
いる。
【0006】昇降移動をすべきパレット82,83は、
4本のワイヤ87によって吊り下げられている。各ワイ
ヤ87は、各パレット82,83毎に一基ずつ設けられ
た昇降用モータ88によって同速度で巻き上げられるよ
うになっている。一方、横行移動すべきパレット83,
84もそれぞれ一基の横行用モータを備えている。この
ため、前記パレット83,84は横行移動、即ち車両8
6の幅方向に移動できるようになっている。また、この
駐車場においては、最下段以外のパレット82,83が
昇降移動するときに、同パレット82,83が通過し得
る幅程度の昇降通路が確保されるようになっている。
【0007】上記のような構成を持つこのタイプの立体
駐車場の利点は、入出庫に必要な車路、即ち昇降通路の
スペースを極めて小さくすることができ、それ以外のス
ペースを全て格納平面に使用することができるというこ
とである。従って、このタイプの駐車場は、平面駐車場
に比較してデッドスペースが少なく、しかも収容能力の
高いものであるといえる。また、タワー式などといった
他の立体駐車場と比較しても、この立体駐車場のほうが
建設費や維持費の点において有利であると考えられてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このタイプ
の立体駐車場においては、パレット82,83の移動の
高速化や装置の安全性向上などを目的として、昇降移動
するパレット82,83の横揺れを防止するための機構
が設置される場合がある。
【0009】そして、図19に示される立体駐車場で
は、上記の横揺れ防止対策として、各段にそれぞれガイ
ドレール89が設けられている。前記ガイドレール89
は、軸組81に懸架されたガイドレールサポータ90に
対して固定されている。
【0010】一方、パレット82,83の前方側端(図
19の右側方向)には、前記ガイドレール89に対して
常時(正確にはパレットが昇降経路上にあるときにほぼ
常時)係合し得る部位を持つスライダ91が設けられ
る。この構成によると、ガイドレール89とスライダ9
1との係合によってパレット82,83の幅方向への移
動が規制され、その結果として昇降経路上を移動すると
きのパレット82,83の横揺れが防止されるようにな
っている。そして、横揺れ防止をより一層確実にするた
めには、最下段についても同様にガイドレールを設置す
ることが望ましいとも考えられている。
【0011】ところが、二列横隊にして車両86を格納
するこの駐車場には、次のような問題点がある。即ち、
入出庫口93側とは反対側にあるパレット84上に車両
86を載置するためには、搭乗者は入出庫口側領域Z1
を通り抜けて車両86を非入出庫口側領域Z2 まで移動
させる必要がある。そして、仮に最下段かつ前記両領域
Z1 ,Z2 間にある程度の長さのガイドレール92を設
置するとなると、同ガイドレール92が車両86の通り
道を阻んでしまう。ゆえに、上記のような構成を採る
と、入出庫通路を確保することができず、車両86の入
出庫に支障が生じる結果となる。このため、非入出庫口
側領域Z2 の1Fのように、入出庫口側領域Z1 の1F
にもガイドレール89を設置する方策が望まれていた。
【0012】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、昇降移動をするパレットの横揺れ
を確実に防止することができると共に、被格納物の入出
庫を支障なく行うことができる多段式立体格納装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、被格納物を格納する
ための複数段の格納平面を有する軸組と、被格納物を所
定の段の格納平面における格納位置まで搬送するパレッ
トと、昇降移動時にパレットが通過する昇降通路と、前
記昇降通路上を昇降移動する両パレットを案内するため
のガイドレールと、前記パレットから突設されると共
に、前記ガイドレールに対して摺動可能に係合されてい
る昇降誘導部材と、前記ガイドレールのうち少なくとも
入出庫口を有する段に属するガイドレールを、前記入出
庫口を有する段内にある第1の位置と、その段以外の段
内にある第2の位置との間で昇降移動させるためのガイ
ドレール昇降手段とを備えることを特徴とした多段式立
体格納装置をその要旨としている。
【0014】請求項1に記載の発明において、同じ段に
属する各ガイドレールをガイドレールサポータに固定す
ると共に、そのガイドレールサポータの両端部を前記軸
組に設けられたサポータ用ガイドレールに対して摺動可
能に係合させても良い。また、前記ガイドレール昇降手
段を、正転及び逆転可能な昇降用モータと、互いに離間
した位置に配設される二つの吊下シーブと、その一端が
前記昇降用モータに固定されると共に、その他端が前記
吊下シーブによって屈曲されかつ前記ガイドレールサポ
ータに固定される二本の昇降用ワイヤとによって構成し
ても良い。
【0015】請求項4に記載の発明では、被格納物を格
納するための複数段の格納平面を有する軸組と、被格納
物を所定の段の格納平面における格納位置まで搬送する
パレットと、昇降移動時に両パレットが通過する昇降通
路と、前記昇降通路上を昇降移動するパレットを案内す
るためのガイドレールと、前記パレットから突設される
と共に、前記ガイドレールに対して摺動可能に係合され
ている昇降誘導部材と、前記ガイドレールのうち少なく
とも入出庫口を有する段に属するガイドレールを、前記
昇降通路上にある第1の位置と、同昇降通路上にない第
2の位置との間で横行移動させるためのガイドレール横
行手段とを備えることを特徴とした多段式立体格納装置
をその要旨としている。
【0016】
【作用】請求項1に記載の発明の構成によると、少なく
とも入出庫口を有する段に属するガイドレールを、入出
庫口を有する段以外の段に退避させておくことができ
る。よって、入出庫口を有する段に適当な入出庫通路が
確保される。ゆえに、非格納物の入出庫を支障なく行う
ことができる。また、パレットを昇降移動させるときに
は、パレットの昇降に追従させて前記ガイドレールを昇
降させることができる。このため、昇降移動をするパレ
ットの横揺れも確実に防止される。
【0017】また、請求項4に記載の発明の構成による
と、少なくとも入出庫口を有する段に属するガイドレー
ルを、昇降通路上にない第2の位置に退避させておくこ
とができる。よって、入出庫口を有する段かつ昇降通路
上にあたる部分に、適当な入出庫通路が確保される。ゆ
えに、非格納物の入出庫を支障なく行うことができる。
また、パレットを昇降移動させるときには、前記ガイド
レールを昇降通路上にある第1の位置に移動させてお
き、同ガイドレール及びその他のガイドレールによって
パレットの昇降誘導部材を案内させることができる。こ
のため、昇降移動をするパレットの横揺れが確実に防止
される。
【0018】請求項1に記載の発明において、同じ段に
属する各ガイドレールをガイドレールサポータに固定す
ると共に、軸組を構成する柱に設けられたサポータ用ガ
イドレールに対して前記ガイドレールサポータの両端部
を摺動可能に係合させておくことが望ましい。この構成
を採ると、各ガイドレール及びガイドレールサポータ
を、サポータ用ガイドレールに沿ってスムーズに昇降さ
せることができる。
【0019】この場合、前記ガイドレール昇降手段は、
上記のような昇降用モータ、二つの吊下シーブ及び二本
の昇降用ワイヤからなることが望ましい。このような構
成であると、昇降用モータの回転に基づく昇降用ワイヤ
の巻き取り・巻き戻しによって、ガイドレールが上昇・
下降する。ゆえに、ガイドレールを第1及び第2の位置
の間で迅速にかつ正確に昇降させることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を多段式立体駐車場に具体化し
た一実施例を図1〜図14に基づき詳細に説明する。
【0021】本実施例の多段式立体駐車場Pは、主とし
て軸組1、各種パレット7,8,9、パレット駆動手段
11、ガイドレール41a〜41g、ガイドレールサポ
ータ46、昇降誘導部材であるスライダ51,52、昇
降通路6、ガイドレール昇降手段33等により構成され
ている。
【0022】図1〜図3に示されるように、軸組1は、
断面略H字状をした複数本の柱2や梁3等によって、全
体として直方体状となるように構成されている。前記軸
組1の各段(本実施例では合計5段)には、被格納物で
ある乗用車Cを多段にして格納するための格納平面S1
〜S5 が形成されている。
【0023】各々の格納平面S1 〜S5 には、所定の台
数の乗用車Cが格納される。より詳細には、最上段の格
納平面S5 、即ち5Fの格納平面S5 には、最大限で乗
用車Cが前後列に5台ずつ格納できるようになってい
る。それ以外の段の格納平面S1 〜S4 、即ち1F〜4
Fの格納平面S1 〜S4 には、それぞれ最大限で乗用車
Cが前後列に4台ずつ格納できるようになっている。
【0024】なお、ここでいう「格納平面S1 〜S5 」
とは、軸組1内において仮想した平面のことであって、
軸組1内に実存する平面のことを意味するものではな
い。つまり、各パレット7,8,9が格納位置にあると
きに、同じ段のパレット7,8,9が属している平面の
ことを便宜上指すものである。従って、本実施例の場
合、前記格納平面S1 は概ね地表面Gそのものとなる。
その他の格納平面S2 〜S5 は、いずれも地表面Gに対
して平行な関係を有する平面となる。なお、前記軸組1
には、外部空間から格納平面S1 につながる入出庫口4
が設けられている。また、図1に示されるように、軸組
1の内部空間は、同図の左半分を占める入出庫口側領域
Z1 と、右半分を占める非入出庫口側領域Z2 とに区画
されている。
【0025】図1〜図3に示されるように、この多段式
立体駐車場Pは、昇降パレット7、昇降・横行パレット
8及び横行パレット9の三種類のパレットをそれぞれ複
数台ずつ備えている。
【0026】昇降パレット7は昇降移動のみを行う。従
って、この昇降パレット7は、5Fの格納平面S5 にあ
る個々の車両格納位置まで乗用車Cを搬送するために使
用される。昇降・横行パレット8は昇降移動及び横行移
動の両方を行う。従って、この昇降・横行パレット8
は、2F〜4Fの格納平面S2 〜S4 にある車両格納位
置まで乗用車Cを搬送するために使用される。横行パレ
ット9は横行移動のみを行う。従って、この横行パレッ
ト9は、昇降移動をする必要のない1Fの格納平面S1
において使用される。なお、横行パレット9は、個々の
車両格納位置に乗用車Cを搬送させるためというより
も、昇降通路6を確保するうえで乗用車Cを幅方向に退
避させるために主として使用される。また、昇降・横行
パレット8も、乗用車Cを幅方向に退避させるために使
用される場合がある。
【0027】次に、これらのパレット7〜9の構成、及
び各パレット7〜9を所定の方向に移動させるためのパ
レット駆動手段11の構成について説明する。まず、図
1〜図5に基づいて昇降・横行パレット8について説明
する。昇降・横行パレット8の外形は略長方形状であ
り、その面積は一般的な乗用車Cを上方向から見た投影
面積とほぼ同程度となっている。
【0028】軸組1を構成している梁3には、正転及び
逆転可能な昇降用モータ13を上部に備えた台車12が
固定されている。図4,図5に示されるように、各々の
台車12の左右両側には一対の駆動ユニット14が配設
されている。駆動ユニット14を構成している昇降用モ
ータ13の回転軸13aには、モータ側スプロケット1
5が一体的に固着されている。昇降用モータ13のすぐ
近傍には、カウンタシャフト16が配置されている。こ
のカウンタシャフト16は回転軸13aと平行関係に、
換言すると台車12の前枠12a及び後枠12bと平行
関係にある。前記カウンタシャフト16には、シャフト
側スプロケット17が固着されている。モータ側スプロ
ケット15及びシャフト側スプロケット17間には、チ
ェーン18が介装されている。よって、昇降用モータ1
3の回転に伴ってカウンタシャフト16が回転するよう
になっている。
【0029】カウンタシャフト16の両端部は、台車1
2の右枠12c及び左枠12dの後方側端(図1の左方
側端)にまで達している。そのようなカウンタシャフト
16の両端部には、駆動側スプロケット19が一体的に
かつ回転可能に設けられている。一方、右枠12c及び
左枠12dの前方側端(図1の右方側端)には、従動側
スプロケット21が回転可能に配置されている。そし
て、前記両スプロケット19,21間にはエンドレスチ
ェーン22が介装されている。また、エンドレスチェー
ン22には可動シーブ23が連結されている。右枠12
c及び左枠12dの後ろ側端付近の位置には、第1の吊
下シーブ24が回転可能に配設されている。同じく右枠
12c及び左枠12dの前方側端付近の位置には、第2
の吊下シーブ25が回転可能に配設されている。
【0030】図4,図5に示されるように、昇降・横行
パレット8の前方側端付近の外縁部には、昇降用ワイヤ
26aの一端が固定されている。前記昇降用ワイヤ26
aの他端は、右枠12c及び左枠12dの後方側端付近
の位置に固定されている。昇降用ワイヤ26aは、可動
シーブ23及び第1の吊下シーブ24によって約180
度反転される。そして、第2の吊下シーブ25によって
下方向に約90度屈曲される。
【0031】昇降・横行パレット8の後方側端付近の外
縁部には、昇降用ワイヤ26bの一端が固定されてい
る。前記昇降用ワイヤ26bの他端は、右枠12c及び
左枠12dの後方側端付近の位置に固定されている。昇
降用ワイヤ26bは、可動シーブ23によって約180
度反転され、かつ第1の吊下シーブ24によって下方向
に約90度屈曲される。即ち、この多段式立体駐車装置
Pにおいては、各台車12毎に、一基の昇降用モータ1
3及び一対の駆動ユニット14とからなる駆動手段11
が設けられているということになる。そして、昇降・横
行パレット8は、上記のパレット駆動手段11によって
鉛直方向に沿って昇降移動する。
【0032】図4,図5に示されるように、昇降・横行
パレット8の台車12の前枠12a及び後枠12bに
は、複数個の駆動輪27が突設されている。そして、前
記各駆動輪27は、梁3に形成されたガイド溝3a内に
収容されている。なお、台車12には昇降用モータ13
のほかにも、図示しない横行用モータが一基取付けられ
ている。横行用モータと前記各駆動輪27とは、図示し
ないチェーン及びカウンタシャフトを介して連結されて
いる。これらの駆動輪27は、横行用モータの回転力に
よって、同一方向に同期して回転するようになってい
る。そして、各駆動輪27がガイド溝3a上を左右いず
れかの方向に転動する結果、台車12が乗用車Cの幅方
向へ移動するようになっている。
【0033】次に、昇降パレット7の構成等について説
明する。図1に示されるように、昇降パレット7は基本
的に上記の昇降・横行パレット8と同様の構成を備えて
いる。即ち、これらのパレット7,8はいずれも昇降移
動を行う必要があるからである。よって、昇降パレット
7は、昇降移動を行うためのパレット駆動手段11を備
えている。但し、昇降パレット7には横行移動が要求さ
れないため、同パレット7を吊り下げるための台車12
は軸組1に対して移動不能に取付けられている。また、
この昇降パレット7においては、横行用モータ等といっ
た横行移動に必要な構成も省略されている。
【0034】続いて、横行パレット9の構成等について
説明する。上記の二種のパレット7,8とは異なり、横
行パレット9には昇降移動が要求されていない。従っ
て、横行パレット9には、図1に示されるようにパレッ
ト駆動手段11といった昇降移動に必要な構成が設けら
れていない。また、同パレット9は、横行パレット9を
吊り下げるための台車12も備えていない。但し、横行
移動する必要のあるこの横行パレット9の前方側端に
は、正転及び逆転が可能な横行用モータ32が内蔵され
ている。同横行用モータ32は、一対の平行な横行用レ
ール5上に載置された図示しない駆動輪を駆動する。そ
の結果、横行パレット9は、両横行用レール5に沿って
乗用車Cの幅方向に横行移動できるようになっている。
また、この横行パレット9の両側面には、図示しない安
全スカートが配設されている。そして、同安全スカート
に障害物や搭乗者の足等が触れると、安全スカートに連
動しているリミットスイッチが切れ、即座に横行移動が
停止するようになっている。
【0035】以上説明した三種類のパレット7,8,9
は、いずれも各段毎に配設された図示しない操作盤を操
作することによって、昇降移動または横行移動を行うよ
うになっている。なお、前記操作盤は、パレット7,
8,9の数に相当する数の指定ボタンのほか、復帰ボタ
ンや非常停止ボタン等を備えている。また、同操作盤内
には、上記のボタン操作に基づいて所定の制御を行うコ
ンピュータが内蔵されている。
【0036】次に、昇降移動を行う昇降パレット7及び
昇降・横行パレット8の横揺れを防止するための機構に
ついて詳細に説明する。図1〜図3に示されるように、
軸組1を構成している左右の柱2間には、ガイドレール
サポータ42,46が水平に懸架されている。
【0037】各組のガイドレールサポータ42,46に
は、ボルトとナットとによって、それぞれ複数組のガイ
ドレール41a〜41gが鉛直方向に沿って互いに平行
な関係となるように固定されている。より詳細にいう
と、入出庫口側領域Z1 の4Fにはガイドレール41a
が配置され、その3Fにはガイドレール41bが配置さ
れている。同じく、その1Fには、2Fとの間での昇降
移動が可能なガイドレール41cが配置されている。ま
た、非入出庫口側領域Z2 においては、4Fから順にガ
イドレール41d,41e,41f,41gが配置され
ている。なお、1Fのガイドレール41gは他の段のガ
イドレール41d,41e,41fよりも若干長くなっ
ている。以下、唯一昇降移動が可能なガイドレール41
cを中心にその構成を説明する。
【0038】前記ガイドレール41cを固定するための
ガイドレールサポータ46は、図7〜図12に示される
ように、四本の断面長方形状の鋼材46aを金属製の連
結パイプ46bによって連結してなるものである。他の
段におけるガイドレールサポータ42も、基本的にはこ
れと同様の構成である。
【0039】図11,図12に示されるように、ガイド
レールサポータ46の両端部には、ガイドローラ取付軸
45が四本ずつ突設されている。各ガイドローラ取付軸
45の先端には、それぞれ第1のガイドローラ45a及
び第2のガイドローラ45bが突設されている。
【0040】図11,図12に示されるように、柱2に
は、1F〜2Fにわたってサポータ用ガイドレール47
が固定されている。サポータ用ガイドレール47は、断
面略コ字状のガイド面47a,47b,47cを三つ有
している。前記第1のガイドローラ45aは、サポータ
用ガイドレール47のガイド面47a〜47cのうち一
つのガイド面47aと摺接する関係にある。一方、第2
のガイドローラ45bはガイド面47bまたは47cと
摺接する関係にある。つまり、前記ガイドレール46
は、その両端部がサポータ用ガイドレール47に対して
摺動可能に係合した状態となっている。
【0041】図9に示されるように、ガイドレール41
a〜41gは、断面略コ字状の内壁面43を備えてい
る。従って、同ガイドレール41a〜41gは、いずれ
もスライダ51,52のウィング53を摺動可能に案内
できるようになっている。また、図7,図8に示される
ように、ガイドレール41a〜41gの上下両端部は、
スライダ51,52のウィング53をスムーズに導入す
るために、拡開した形状となっている。また、各一組の
ガイドレール41a〜41gは、互いの内壁面43が対
向した状態となるように、幅方向に所定の間隔をもって
配置されている。なお、これらのガイドレール41a〜
41gは、いずれも昇降通路6となる部分に対応するよ
うに配置されている。つまり、5箇所に昇降通路6が形
成されるこの多段式立体駐車場Pの場合、前記箇所に一
組ずつガイドレール41a〜41gが対応している。
【0042】全体を鉛直方向から見た場合、図1〜図3
に示されるように、入出庫口側領域Z1 の各段のガイド
レール41a〜41cは、一直線上に配置された状態と
なっている。そして、各段のガイドレール41a〜41
cは、鉛直方向に所定の間隔を空けて配置されている。
つまり、前記各ガイドレール41a〜41cを各格納平
面S2 〜S4 を貫く一本の長いガイドレール41として
見ると、同ガイドレール41a〜41cの所々に欠損部
44があると考えることができる。また、非入出庫口側
領域Z2 の各段のガイドレール41d〜41gも、一直
線上に配置された状態となっている。従って、非入出庫
口側領域Z2 の各ガイドレール41d〜41gについて
も、所々に欠損部44があると考えることができる。
【0043】図7〜図10に示されるように、昇降移動
を行う必要のある昇降パレット7及び昇降・横行パレッ
ト8は、共に昇降誘導部材としてのスライダ51,52
を備えている。前記パレット7,8の前方側端には、ス
ライダ取付台53が固定されている。そして、スライダ
51,52は、このスライダ取付台53を介してパレッ
ト7,8に対して固定されている。従って、同スライダ
51,52はパレット7,8から垂直方向に突出した状
態となっている。
【0044】図7,図8に示されるように、昇降・横行
パレット8用のスライダ51は、ガイドレール41a〜
41gの内壁面43に対して摺動可能に係合されるウィ
ング54を備えている。前記ウィング54は、スライダ
51を構成している枠体55の両側面に対して固定され
ている。図7に示されるように、ウィング54は断面円
形状の金属パイプを屈曲させてなるものである。なお、
ウィング54の上下のコーナー部56は、前記ガイドレ
ール41a〜41gの両端部に導入され易いように、丸
みを帯びた形状となっている。
【0045】図3に示されるように、スライダ51のウ
ィング54の長さL1 は、同パレット8が自身の格納平
面S2 〜S4 上にあるときのスライダ51の位置に対応
する欠損部44の長さL2 よりも短いものとなってい
る。つまり、このときにガイドレール41a〜41gの
欠損部44とスライダ51のウィング54とが非係合状
態となるような位置関係が設定されていることになる。
【0046】図9,図10に示されるように、昇降パレ
ット7用のスライダ52も、基本的には前記昇降・横行
パレット8と同様の構成を有している。即ち、同スライ
ダ52は、枠体55の両側面にウィング54を固定して
なるものである。しかし、このスライダ52は、全体的
に前記スライダ51よりも大きなものとなっている。従
って、スライダ52のウィング54の長さのほうが、前
記欠損部44の長さL2 よりも長くなっている。つま
り、スライダ52が昇降経路6を通過する際、同スライ
ダ52とガイドレール41a〜41gとの係合状態が維
持されるという特徴がある。
【0047】次に、図2,図3に基づいてガイドレール
昇降手段33の構成等を説明する。本実施例のガイドレ
ール昇降手段33は、一基の昇降用モータ34と、二つ
の吊下シーブ35a,35bと、二本の昇降用ワイヤ3
6a,36bとからなる。昇降用モータ34は、軸組1
を構成する3Fの梁3に固定されている。同じく、二つ
の吊下シーブ35a,35bは、互いに離間した状態と
なるように3Fの梁3に配設されている。昇降用ワイヤ
36a,36bの一端は、いずれも昇降用モータ34に
固定されている。昇降用ワイヤ36aの他端は、昇降用
モータ34に近いほうの吊下シーブ35aによって下方
に屈曲されると共に、ガイドレールサポータ46の上縁
に固定されている。一方、昇降用ワイヤ36bの他端
は、昇降用モータ34から遠い吊下シーブ35bによっ
て下方に屈曲されると共に、ガイドレールサポータ46
の上縁に固定されている。
【0048】従って、昇降用モータ33が正転すると、
その回転に基づいて昇降用ワイヤ36a,36bが巻き
取られ、ガイドレールサポータ46が上昇するようにな
っている。また、昇降用モータ33が逆転すると、その
回転に基づいて昇降用ワイヤ36a,36bが巻き戻さ
れ、ガイドレールサポータ46が下降するようになって
いる。なお、本実施例では、操作盤内のコンピュータに
よって、昇降用モータ33の駆動制御が行われる。この
ため、パレット7,8の昇降移動に追従して前記ガイド
レールサポータ46が昇降移動するようになっている。
なお、図3には、ガイドレールサポータ46が、入出庫
口4を有する1Fまで下降した状態(「第1の位置」に
ある状態)が示されている。一方、図2には、ガイドレ
ール46が、入出庫口4を有しない2Fまで上昇した状
態(「第2の位置」にある状態)が示されている。
【0049】以上のように構成された多段式立体駐車場
Pにおける乗用車Cの入出庫手順を図13,図14に基
づいて説明する。ここでは、まず入出庫口側領域Z1 か
つ3F最右にある車両格納位置に乗用車Cを格納(入
庫)したい場合を例にとって説明する。図13(a)に
は、乗用車Cの入庫を行うときの初期状態が示されてい
る。即ち、5Fにおいては、両領域Z1 ,Z2 にそれぞ
れ昇降パレット7が5台ずつほぼ等間隔に配置されてい
る。1F〜4Fにおいては、両領域Z1 ,Z2 にそれぞ
れ昇降・横行パレット8及び横行パレット9が4台ずつ
ほぼ等間隔に配置されている。そして、これらのパレッ
ト7,8,9は、いずれも格納平面S1 〜S5 における
個々の車両格納位置にある。なお、この初期状態のと
き、軸組1内にはまだ昇降通路6は確保されていない。
このとき、ガイドレールサポータ46及び各ガイドレー
ル41cは、1Fにおける第1の位置にある。また、今
回においては、入出庫動作の全体を通じて非入出庫口側
領域Z2 のパレット7,8,9を動かすステップはな
い。
【0050】まず、操作盤が有する各種ボタンのうち、
入出庫口側領域Z1 かつ3F最右の車両格納位置に対応
する指定ボタンを押圧する。すると、コンピュータから
の指令に基づき、入出庫口側領域Z1 かつ1F〜3Fの
パレット8,9の横行用モータ32の電源がオンにな
る。その結果、指定された昇降・横行パレット8Aのみ
が右方向に横行移動し、それ以外のパレット8,9が左
方向に横行移動する。また、このとき同時に昇降用モー
タ33の電源がオンになり、昇降用ワイヤ36a,36
bが巻き取られる。その結果、図13(b)に示される
ように、前記パレット8,9が全体的に左方向に退避
し、かつガイドレールサポータ46が2Fの第2の位置
まで上昇した状態となる。そして、右方向に移動した3
F最右のパレット8Aの直下に、同パレット8Aが通過
する昇降通路6が確保される。
【0051】次いで、昇降・横行パレット8Aの昇降用
モータ13の電源がオンになり、同昇降用モータ13が
逆転を開始する。すると、昇降用ワイヤ26a,26b
が巻き解かれることによって、昇降・横行パレット8A
が昇降通路6に沿って降下し始める。また、このとき同
時に昇降用モータ33の電源もオンになり、同昇降用モ
ータ33も逆転を開始する。すると、昇降用ワイヤ36
a,36bが巻き解かれ、ガイドレール46がパレット
8Aの下降に追従して下降する。なお、前記パレット8
Aのウィング54は、ガイドレールサポータ46と共に
下降するガイドレール41cの内壁面43に案内されつ
つ下降することになる。そして、図13(c)に示され
るように、同パレット8Aは昇降通路6を経て1Fの格
納平面S1 まで降下する。ガイドレールサポータ46は
1Fの第1の位置で停止する。
【0052】次に、入出庫口4から乗用車Cを乗り入
れ、図13(d)に示されるように、その乗用車Cを格
納平面S1 にある昇降・横行パレット8A上に載置す
る。載置された乗用車Cから搭乗者が降りたことを確認
した後、操作盤の復帰ボタンを押圧する。すると、コン
ピュータからの指令に基づいて、前記昇降・横行パレッ
ト8Aの昇降用モータ13及び昇降用モータ33の電源
が再びオンになる。すると、図13(e)に示されるよ
うに、パレット8Aが3Fの格納平面S3 まで上昇す
る。このとき、ガイドレールサポータ46はパレット8
Aの上昇に追従して上昇する。よって、前記パレット8
Aのウィング54は、ガイドレールサポータ46と共に
上昇するガイドレール41cの内壁面43に案内されつ
つ上昇することになる。
【0053】この後、前記各パレット8,9は元の位置
に復帰し、かつ乗用車Cが載置されたパレット8Aも元
の位置に復帰する。そして、全てのパレット8,8A,
9及びガイドレールサポータ46の復帰が完了した後、
全装置の電源がオフになる。なお、前記の車両格納位置
から乗用車Cを出庫するときの手順についても、基本的
には上記の手順と同様になる。また、入出庫口側領域Z
1 かつ5F,4Fの昇降・横行パレット7,8への入出
庫についても同様である。
【0054】続いて、非入出庫口領域Z2 かつ1F最右
にある車両格納位置に乗用車Cを格納(入庫)したい場
合を例にとって説明する。図14(a)には、乗用車C
の入庫を行うときの初期状態が示されている。なお、今
回においては、入出庫動作の全体を通じて2Fより上の
パレット7,8を動かすステップはない。
【0055】まず、非入出庫口側領域Z2 かつ1F最右
の車両格納位置に対応する指定ボタンを押圧する。する
と、コンピュータからの指令に基づき、1Fのパレット
9,9Aのうちのいくつかの横行用モータ32の電源が
オンになる。その結果、図14(b)に示されるよう
に、指定された横行パレット9Aのみが右方向に横行移
動する。同時に入出庫口側領域Z1 の4つの横行パレッ
ト9が全て左方向に横行移動する。即ち、前記パレット
9が左方向に退避した状態となる。また、このとき同時
に昇降用モータ33の電源がオンになり、昇降用ワイヤ
36a,36bが巻き取られる。その結果、ガイドレー
ルサポータ46が2Fの第2の位置まで上昇する。この
ため、1F最右の位置には、乗用車Cが通過し得る大き
さの入出庫通路20が確保される。
【0056】次に、入出庫口4から乗用車Cを乗り入れ
る。そして、前のステップによって確保された入出庫通
路20を経て、乗用車Cを図14(c)のように1F最
右の横行パレット9A上に載置する。載置された乗用車
Cから搭乗者が降りたことを確認した後、操作盤の復帰
ボタンを押圧する。すると、コンピュータからの指令に
基づいて、横行パレット9,9Aの横行用モータ32及
び昇降用モータ33の電源が再びオンになる。その結
果、図14(d)に示されるように、前記各横行パレッ
ト9,9Aが元の位置に復帰し、かつガイドレールサポ
ータ46が1Fの第1の位置に復帰する。そして、全て
のパレット9,9A及びガイドレールサポータ46の復
帰が完了した後、全装置の電源がオフになる。なお、前
記の車両格納位置から乗用車Cを出庫するときの手順に
ついても、基本的には上記の手順と同様になる。
【0057】さて、本実施例の多段式立体駐車場Pによ
ると、1Fの第1の位置にあるガイドレール41cをガ
イドレールサポータ46ごと上昇させることによって、
同ガイドレール41cを2Fの第2の位置へ退避させて
おくことができる。ゆえに、入出庫口4を有する1Fの
空間に、ちょうど乗用車C一台の通過を許容する程度の
入出庫通路20を確保することが可能となる。このた
め、乗用車Cの入出庫を支障なく行うことが可能にな
る。
【0058】また、この実施例によると、パレット7,
8を昇降移動させるとき、同パレット7,8の昇降に追
従させてガイドレールサポータ46を昇降させることが
できる。このため、3F以上の段ばかりでなく1F〜2
Fにおいても、前記パレット7,8の横揺れを確実に防
止することが可能となる。換言すると、昇降通路6の上
下方向ほぼ全域にわたってパレット7,8の横揺れ防止
が図られるということになる。
【0059】更に、各ガイドレール41cをガイドレー
ルサポータ46に固定した本実施例によると、各ガイド
レール41cをガイドレールサポータ46ごとサポータ
用ガイドレール47に沿ってスムーズにかつ迅速に昇降
させることができる。このため、パレット7,8に追従
させてガイドレールサポータ46を昇降させたときで
も、ガイドレール41c自体が横揺れしてしまうことが
ない。従って、1F〜2Fにおいてもパレット7,8の
横揺れが確実に防止されることとなる。特に、本実施例
では、ガイドローラ取付軸45の先端に突設された第1
及び第2のガイドローラ45a,45bが上記の好適な
作用効果をもたらしている。
【0060】そして、本実施例のようなガイドレール昇
降手段33であると、ガイドレール41cを第1の位置
及び第2の位置の間で迅速にかつ正確に昇降させること
ができるという利点がある。また、コンピュータ制御等
によれば、パレット7,8の昇降移動に追従させること
も比較的容易である。しかも、構成的にもそれほど複雑
にはならないという利点がある。
【0061】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ることはなく、以下のような構成に変更することが可能
である。例えば、 (1):1Fのガイドレール41c及びガイドレールサ
ポータ46を地下側に退避させることとしても良い。こ
の方法であると、仮に2Fにガイドレールを設けたとし
ても、そのガイドレールと1Fのガイドレール41cと
が干渉することがないという利点がある。
【0062】(2):3F,4Fのガイドレール41
a,41b等を省略し、かつ1Fのガイドレール41c
及びガイドレールサポータ46を4Fまで昇降させるこ
ととしても良い。この構成を採ると、2F〜4Fのガイ
ドレールサポータ42等が不要になり、結果として全体
の構成が簡単なものとなる。
【0063】(3):本発明は、複数レーンのガイドレ
ール57を備える従来タイプの多段式立体駐車場に具体
化することも可能である。即ち、図15に示される別例
1のように、1Fの各ガイドレール57をガイドレール
サポータ58と共に2Fの第2の位置に全体的に上昇さ
せることによって、1Fに入出庫通路を確保することと
しても良い。また、パレット8の横揺れ防止を図るため
には、ガイドレール57とガイドレールサポータ58と
をパレット8に追従させて昇降移動させれば良い。な
お、図16には、2Fにある昇降・横行パレット8を1
Fに降下させるときの動きが例示されている。
【0064】(4):前記実施例の構成を一部代えて、
例えば図17(a),(b)に示される別例2のような
構成とすることも可能である。別例2の駐車場と実施例
の多段式立体駐車場Pとの最大の相違点は、入出庫口4
のある1Fのガイドレール41cを退避させるときの移
動方向である。
【0065】即ち、実施例では1Fのガイドレール41
cをガイドレール昇降手段33で昇降移動させているの
に対し、別例2ではそれをガイドレール横行手段61で
横行移動させている点である。なお、かかる点のほかは
基本的に両者の構成に大きな差異はない。よって、共通
する部分の構成、即ち2Fより上段の構成に関する説明
はここでは割愛する。
【0066】図17(a),(b)に示されるように、
この別例2では、枠体62、二本のガイドレールサポー
タ63、上下一対の横行用レール64、正転及び逆転が
可能な横行用モータ65によってガイドレール横行手段
61が構成されている。上下一対の横行用レール64
は、入出庫口側領域Z1 と非入出庫口側領域Z2 との境
界にあたる面内に敷設される。両横行用レール64に
は、枠体62が横方向(図17(a) にて双頭矢印A1 で
示される方向)に摺動可能に係合される。枠体62の片
面には、二本のガイドレールサポータ63が水平に固定
される。そして、両ガイドレールサポータ63には、一
組のガイドレール41cが固定される。
【0067】いま、図17(a)の左側の領域に昇降通
路6があるとすると、実線で描かれた枠体62の位置が
「第1の位置」、二点鎖線で描かれた枠体62の位置が
「第2の位置」ということになる。そして、ガイドレー
ル41cは、枠体62と共に第1の位置と第2の位置と
の間を横行移動するようになっている。
【0068】さて、別例2の構成によると、枠体62を
右方向に移動させることによって、1Fのガイドレール
41cを昇降通路6上にない第2の位置に退避させてお
くことができる。よって、入出庫口4を有する1Fかつ
昇降通路6上にあたる部分に、適当な入出庫通路を確保
することが可能となる。ゆえに、乗用車Cの入出庫を支
障なく行うことができる。また、2Fより上段のパレッ
ト(図示略)を昇降移動させるときには、ガイドレール
41cを第1の位置に復帰させておけば良い。すると、
同ガイドレール41c及びその上段にあるガイドレール
によってパレットのスライダを案内しつつ、パレットを
昇降移動させることが可能になる。よって、昇降移動を
するパレットの横揺れをほぼ昇降通路6の上下方向ほぼ
全域にわたって防止することができる。
【0069】(5):図18(a),(b)に示される
別例3のように、水平に懸架されたガイドレールサポー
タ71に1Fのガイドレール41cの上端近傍を固定
し、同ガイドレールサポータ71をモータ72で約90
度回動させるという構成でも良い。このような構成であ
っても、1Fのガイドレール41cを上方に退避させる
ことにができる。従って、前記実施例等と同じく、所定
の部分に入出庫通路を確保することができる。
【0070】(6):地上5段式の本実施例の多段式立
体駐車場Pに代えて、例えば地下にも格納平面を備えた
立体駐車場としても良い。この構成であると、限られた
平面スペース内に、より多くの乗用車Cを駐車すること
ができる。
【0071】(7):本発明は、入出庫口4を1F以外
の段に設けた場合でも勿論適用されるものである。 (8):多段式理体駐車場Pの段の数(格納平面の数)
は、実施例のように5段に限られるわけではない。ま
た、各格納平面における格納数も、その駐車場が設置さ
れるスペースに応じて任意に変更することができる。
【0072】(9):勿論、本発明を実施例等のような
多段式立体駐車場Pに具体化するのみに止まらず、例え
ば四輪の乗用車C以外のビークル(二輪車等)を駐車す
るためのものに具体化しても良い。また、本発明を車両
用ばかりでなく、例えばヨットハーバー等におけるモー
ターボート、ディンギー、水上バイク等の小型船舶を格
納するための立体格納庫に具体化することも可能であ
る。更に、自身では動かない荷物等を格納するための立
体格納庫などに具体化しても勿論良い。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の多段式立
体格納装置の構成によれば、昇降移動をするパレットの
横揺れを確実に防止することができると共に、被格納物
の入出庫を支障なく行うことができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例における多段式立
体駐車場の全体像を示す概略側面図である。
【図2】図1の多段式立体駐車場の全体像(ガイドレー
ルが第2の位置にある状態)を示す概略正面図である。
【図3】図1の多段式立体駐車場の全体像(ガイドレー
ルが第1の位置にある状態)を示す概略正面図である。
【図4】4Fの格納平面にある昇降・横行パレット及び
それを吊り下げている台車を示す側面図である。
【図5】4Fの格納平面にある昇降・横行パレット及び
それを吊り下げている台車を示す側面図である。
【図6】4Fの格納平面にある昇降・横行パレットを吊
り下げている台車を示す部分破断概略平面図である。
【図7】昇降・横行パレット、スライダ及びガイドレー
ル等を示す部分破断背面図である。
【図8】昇降・横行パレット、スライダ及びガイドレー
ル等を示す部分破断側面図である。
【図9】昇降・横行パレット、スライダ及びガイドレー
ル等を示す部分破断平面図である。
【図10】昇降パレット、スライダ及びガイドレール用
を示す部分破断背面図である。
【図11】ガイドレール、ガイドレールサポータ及びサ
ポータ用ガイドレールを示す部分破断正面図である。
【図12】ガイドレール、ガイドレールサポータ及びサ
ポータ用ガイドレールを示す部分破断平面図である。
【図13】(a)〜(e)は本装置による乗用車の入出
庫動作を説明するための概略図である。
【図14】(a)〜(d)は本装置による乗用車の入出
庫動作を説明するための概略図である。
【図15】別例1の多段式立体駐車場を示す部分側断面
図である。
【図16】別例1の多段式立体駐車場を示す部分側断面
図である。
【図17】(a)は別例2の多段式立体駐車場を示す部
分概略正面図であり、(b)はその部分概略側断面図で
ある。
【図18】(a),(b)は別例3の多段式立体駐車場
を示す部分概略側断面図である。
【図19】従来における多段式立体駐車場の全体像を示
す概略側面図である。
【符号の説明】
1…軸組、2…柱、4…入出庫、6…昇降通路、7…昇
降パレット、8…昇降・横行パレット、9…横行パレッ
ト、33…ガイドレール昇降手段、34…昇降用モー
タ、35a,35b…吊下シーブ、36a,36b…昇
降用ワイヤ、41a〜41g,57…ガイドレール、4
2,46,58,63,71…ガイドレールサポータ、
47…サポータ用ガイドレール、51,52…昇降誘導
部材としてのスライダ、61…ガイドレール横行手段、
C…被格納物としての乗用車、S1〜S5 …格納平面、
P…多段式立体格納装置としての多段式立体駐車場。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被格納物(C)を格納するための複数段の
    格納平面(S1 〜S5 )を有する軸組(1)と、 被格納物(C)を所定の段の格納平面(S1 〜S5 )に
    おける格納位置まで搬送するパレット(7,8)と、 昇降移動時に両パレット(7,8)が通過する昇降通路
    (6)と、 前記昇降通路(6)上を昇降移動するパレット(7,
    8)を案内するためのガイドレール(41a〜41g,
    57)と、 前記パレット(7,8)から突設されると共に、前記ガ
    イドレール(41a〜41g,57)に対して摺動可能
    に係合されている昇降誘導部材(51,52)と、 前記ガイドレール(41a〜41g,57)のうち少な
    くとも入出庫口(4)を有する段に属するガイドレール
    (41c,57)を、前記入出庫口(4)を有する段内
    にある第1の位置と、その段以外の段内にある第2の位
    置との間で昇降移動させるためのガイドレール昇降手段
    (33)とを備えることを特徴とした多段式立体格納装
    置。
  2. 【請求項2】同じ段に属する各ガイドレール(41c)
    をガイドレールサポータ(46)に固定すると共に、前
    記軸組(1)を構成する柱(2)に設けられたサポータ
    用ガイドレール(47)に対して前記ガイドレールサポ
    ータ(46)の両端部を摺動可能に係合させたことを特
    徴とした請求項1に記載の多段式立体格納装置。
  3. 【請求項3】前記ガイドレール昇降手段(33)は、正
    転及び逆転可能な昇降用モータ(34)と、互いに離間
    した位置に配設される二つの吊下シーブ(35a,35
    b)と、その一端が前記昇降用モータ(33)に固定さ
    れると共に、その他端が前記吊下シーブ(35a,35
    b)によって屈曲されかつ前記ガイドレールサポータ
    (46)に固定される二本の昇降用ワイヤ(36a,3
    6b)とからなることを特徴とした請求項2に記載の多
    段式立体格納装置。
  4. 【請求項4】被格納物(C)を格納するための複数段の
    格納平面(S1 〜S5 )を有する軸組(1)と、 被格納物(C)を所定の段の格納平面(S1 〜S5 )に
    おける格納位置まで搬送するパレット(7,8)と、 昇降移動時に両パレット(7,8)が通過する昇降通路
    (6)と、 前記昇降通路(6)上を昇降移動するパレット(7,
    8)を案内するためのガイドレール(41a〜41g)
    と、 前記パレット(7,8)から突設されると共に、前記ガ
    イドレール(41a〜41g)に対して摺動可能に係合
    されている昇降誘導部材(51,52)と、 前記ガイドレール(41a〜41g)のうち少なくとも
    入出庫口(4)を有する段に属するガイドレール(41
    c)を、前記昇降通路(6)上にある第1の位置と、同
    昇降通路(6)上にない第2の位置との間で横行移動さ
    せるためのガイドレール横行手段(61)とを備えるこ
    とを特徴とした多段式立体格納装置。
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