JP3312884B2 - 多段式駐車設備 - Google Patents

多段式駐車設備

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JP3312884B2
JP3312884B2 JP17255499A JP17255499A JP3312884B2 JP 3312884 B2 JP3312884 B2 JP 3312884B2 JP 17255499 A JP17255499 A JP 17255499A JP 17255499 A JP17255499 A JP 17255499A JP 3312884 B2 JP3312884 B2 JP 3312884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段式駐車設備に
関し、特に、乗員が乗降車する下方駐車領域と、この下
方駐車領域の上方に設けられた上方駐車領域とに、それ
ぞれ複数の車両を横並びにして駐車させることができる
多段式駐車設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野に属する技術とし
ては、特開平9−203233号公報によって開示され
たものが知られている。この公報に記載された従来の多
段式駐車設備は、乗員が乗降車する下段駐車領域(下段
格納スペース)と、この下段駐車領域の上方に設けられ
た上段駐車領域(上段格納スペース)とに、それぞれ複
数の車両を横並びにして駐車させることができるもので
ある。この多段式駐車設備は、例えば、長方形の四隅に
位置するように、所定の設置箇所に立設されて鉛直に延
在する複数の支柱と、各支柱に固定されて水平かつ前後
又は左右に延在する複数の梁部材とからなる枠体を含
む。
【0003】この枠体に対しては、それぞれ車両を搭載
可能であると共に、所定の昇降機構により昇降させられ
る昇降パレットが等間隔に複数(3体)並設されてい
る。各昇降パレットは、梁部材の近傍まで鉛直方向に上
昇可能であり、この位置で各昇降パレットを停止させる
ことにより上段駐車領域が画成される。一方、下段駐車
領域は、各支柱の内側、かつ、上段駐車領域の下方に画
成される。この下段駐車領域には、車両を搭載可能な下
段パレット(横行パレット)が複数(昇降パレットの個
数よりも1体少ない数、すなわち、2体)並設されてい
る。各下段パレットは、昇降パレットの並設方向、すな
わち、車両の横並び方向にスライド移動自在である。
【0004】この多段式駐車設備に車両を入出庫させる
手順について説明すると、下段駐車領域に車両を入庫さ
せる場合、正面の入出庫口から何れかの下段パレットに
対して車両を後進により直接乗り込ませる。下段駐車領
域から車両を出庫させる場合は、当該下段パレットから
所定の車路等に車両を前進させる。また、上段駐車領域
に車両を入庫させる場合、まず、各下段パレットを適宜
横行させて、入庫対象となる昇降パレットの下方から退
避させる。そして、当該昇降パレットを、上段駐車領域
から下段駐車領域まで下降させる。この昇降パレットに
車両が乗り入れて乗員が降車したならば、当該昇降パレ
ットを上段駐車領域まで鉛直に上昇させる。上段駐車領
域から車両を出庫させる場合、各下段パレットを適宜横
行させて、出庫対象となる車両が搭載されている昇降パ
レットの下方から退避させる。そして、当該昇降パレッ
トを、上段駐車領域から下段駐車領域まで鉛直に下降さ
せる。乗員は、この昇降パレット上の車両に乗り込み、
当該昇降パレットから所定の車路等に車両を前進させ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような構成を
有する従来の多段式駐車設備は、効率よく車両を収容で
きるものであることから、様々な箇所において適用され
ている。その一方で、近年では、限られた敷地を有効利
用する等の観点から、よりコンパクトで占有空間が縮小
化されている多段式駐車設備に対する需要が高まってい
る。しかしながら、設備全体の占有空間を縮小化すると
いう上で、従来の多段式駐車設備には次のような問題点
が存在していた。
【0006】すなわち、上述したような構成をもった多
段式駐車設備に対しては、上段駐車領域を画成するた
め、すなわち、昇降パレットを昇降自在とし、かつ、所
定位置に停止させることができるようにするために、支
柱と梁部材とからなる枠体を設けることが必要不可欠で
ある。その一方で、多段式駐車設備の枠体を構成する各
支柱や各梁部材は、上下動する昇降パレットの妨げとな
らず、かつ、下段駐車領域に位置する昇降パレットに対
する車両の出入りを遮ることがないように配置されてい
なければならない。しかしながら、従来の多段式駐車設
備では、下段駐車領域における昇降パレットの着床位置
は、上段駐車領域における上段停止位置の真下(鉛直下
方)に定められていた。このため、従来の多段式駐車設
備を設置するに際しては、支柱や梁部材の配置に関して
制約が多く、設備全体をコンパクト化することは困難で
あった。
【0007】そこで、本発明は、コンパクトで占有面積
が縮小化されており、かつ、レイアウトの自由度が高い
多段式駐車設備の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
による多段式駐車設備は、乗員が乗降車する下段駐車領
に複数並設されており、それぞれ車両の横並び方向に
スライド移動自在な下段パレットと、下段駐車領域の上
方に設けられた上段駐車領域に定められた上段停止位置
と、下段駐車領域における上段停止位置の鉛直下方に定
められた着床位置との間を昇降自在な複数の昇降パレッ
トとを備え、各下段パレットを適宜横行させて入庫対象
となる昇降パレットの下方から退避させ、昇降パレット
を上段駐車領域から下段駐車領域まで降下させ、昇降パ
レットに車両が乗り入れた後、昇降パレットを上段駐車
領域まで鉛直に上昇させることで車両を入庫させ駐車さ
せることができる多段式駐車設備において、複数の昇降
パレットのうち、少なくとも何れか1体については、着
床位置が上段停止位置よりも横並び方向に偏移させられ
ていることを特徴とする。
【0009】従来、下段駐車領域と上段駐車領域との間
を昇降自在な昇降パレットを備えた多段式駐車設備で
は、下段駐車領域における昇降パレットの着床位置は、
上段駐車領域における上段停止位置の真下(鉛直下方)
に定められていた。この場合、上段駐車領域では、基本
的に車両は静止したままの状態に維持されることから、
各昇降パレットの前方に枠体の支柱が位置していても、
これらの支柱が車両の出入り、移送等の妨げになること
はない。しかしながら、この種の多段式駐車設備の場
合、下段駐車領域では、昇降パレットに対して車両が直
接出入りする。従って、多段式駐車設備の入出庫口側
(正面側)では、昇降パレットと干渉しないように支柱
を配置する必要がある。このため、従来、支柱間隔を任
意に狭めたり、下段駐車領域の四隅等に位置する支柱を
内側に寄せたりして、設備全体をコンパクト化すること
は困難であった。
【0010】これに対して、この多段式駐車設備では、
複数の昇降パレットのうち、少なくとも何れか1体につ
いては、着床位置が上段停止位置よりも車両の横並び方
向に偏移させられている。すなわち、このように定めら
れた昇降パレットは、上段駐車領域から下段駐車領域ま
で下降させられる際に、例えば、多段式駐車設備の背面
側等に配置された案内手段等によって案内され、上段停
止位置の真下から車両の横並び方向に所定距離だけずら
された着床位置に達する。
【0011】これにより、車両の横並び方向における支
柱間隔を任意に狭めたり、下段駐車領域の四隅等に位置
する支柱を内側に寄せたりしても、下段駐車領域におい
て昇降パレットが支柱と干渉しないように多段式駐車設
備を構成可能となるので、コンパクトで占有面積が縮小
化されており、かつ、レイアウトの自由度が高い多段式
駐車設備の実現が可能となる。なお、下段駐車領域に並
設された各下段パレットは、何れも車両の横並び方向に
スライド移動(横行自在)である。従って、適宜各下段
パレットを横行させれば、車両に対して乗降する乗員が
通行するスペースや、開放されたドアが隣の車両に接触
してしまうことを防止するためのスペースといった乗降
スペースを十分に確保することができる。
【0012】この場合、下段駐車領域の周囲に立設され
た複数の支柱を含む枠体を更に備え、複数の昇降パレッ
トのうち、各支柱の近傍を昇降する昇降パレットについ
ては、着床位置が上段停止位置よりも横並び方向かつ支
柱から離間する方向に偏移させられていると好ましい。
【0013】また、下段駐車領域は地上に設けられ、下
段駐車領域の下方には地下駐車領域が設けられており、
この地下駐車領域に定められた地下着床位置と下段駐車
領域に定められた地上停止位置との間を昇降自在である
と共に、地上停止位置が地下着床位置よりも横並び方向
に偏移させられている複数の地下パレットを更に備える
と好ましい。このような構成を採用すれば、コンパクト
で占有面積が縮小化されていると共に、レイアウトの自
由度が高く、かつ、多数の車両を収容可能な多段式駐車
設備の実現が可能となる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による多
段式駐車設備の好適な実施形態について詳細に説明す
る。
【0019】〔第1実施形態〕図1は、本発明による多
段式駐車設備の第1実施形態を示す立面図であり、図2
は、図1に示す多段式駐車設備の側面図である。これら
の図に示す多段式駐車設備1は、乗員が乗降車する下段
駐車領域2と、この下段駐車領域の上方に設けられた上
段駐車領域3とに、それぞれ複数(この場合、下段駐車
領域2に4台、上段駐車領域3に5台の計9台)の車両
Cを横並びにして駐車させることができるものである。
この多段式駐車設備1は、所定の設置箇所(地上面)G
に立設された複数の支柱4と、各支柱4の上端部に固定
された複数の梁部材5とからなる枠体6を含む。
【0020】枠体6を構成する支柱4には、入出庫口側
(正面側)に位置して鉛直方向に延びる3本の正面支柱
4fと、図1において一点鎖線で示されており、下段駐
車領域2の背面側に位置する6本のガイド支柱41,4
2,43,44,45,46とが含まれる。また、枠体
6を構成する梁部材5には、下段駐車領域2の正面側と
背面側とにそれぞれ1本ずつ設けられており、車両Cの
横並び方向に延在する2本の横梁部材5aと、それぞれ
車両Cの側方に位置するように横梁部材5aに固定され
ており、車両Cの前後方向に延在する6本の縦梁部材5
bとが含まれる。
【0021】このように構成された枠体6に対しては、
それぞれ車両Cを搭載可能な昇降パレット71,72,
73,74,75が等間隔に複数(5体)並設されてい
る。また、各昇降パレット71〜75に対しては、図2
に示すように、それぞれ昇降機構8が備えられている。
各昇降機構8は、それぞれ各昇降パレット71〜75の
四隅に固定された4本のワイヤロープ9と、ガイド支柱
41〜46に固定されているウィンチ10とを有する。
また、各昇降機構8には、各昇降パレット71〜75の
両側に位置する縦梁部材5bにそれぞれ回転自在に支持
されているプーリ11a,11b,11cが含まれる。
各昇降パレット71〜75の前側に固定された各ワイヤ
ロープ9は、縦梁部材5bの前側に支持されたプーリ1
1a、後側に支持されたプーリ11b、及び、プーリ1
1cを介してウィンチ10の巻取軸に巻回されている。
各昇降パレット71〜75の後側に固定された各ワイヤ
ロープ9は、プーリ11b、及び、プーリ11cを介し
てウィンチ10の巻取軸に巻回されている。
【0022】また、図3に示すように、各ガイド支柱4
1〜46はH形鋼からなり、各昇降パレット71〜75
の背面側のコーナー部には、ガイド支柱41〜46のフ
ランジと係合するガイドブロック7gが固定されてい
る。これにより、各昇降機構8を作動させれば、各昇降
パレット71〜75は、ガイド支柱41〜46とガイド
ブロック7gとに案内されながら、下段駐車領域2と横
梁部材5aの所定距離だけ下方に設定された上段停止位
置Psとの間で昇降する。そして、上段停止位置Psで
各昇降パレット71〜75を停止させることにより上段
駐車領域3が画成される。なお、枠体6の対しては、上
段停止位置Psに各昇降パレット71〜75を確実に係
止するために、図示しない安全機構が配設されている。
【0023】一方、下段駐車領域2は、各支柱4f,4
1〜46の内側、かつ、上段駐車領域3の下方に画成さ
れる。この下段駐車領域2には、車両Cを搭載可能な下
段パレット12が複数、すなわち、昇降パレット71〜
75の個数よりも1体少ない数(4体)だけ並設されて
いる。各下段パレット12には、その正面と背面とに2
個ずつ車輪12aが設けられており、各車輪12aは、
設置箇所Gの上面等に敷設された2本のレール13上を
転動する(図2及び4参照)。各レール13は、横梁部
材5aと平行に延在する。これにより、図示しない下段
パレット駆動機構を作動させれば、各下段パレット12
を、各昇降パレット71〜75の並設方向、すなわち、
車両Cの横並び方向にスライド移動(横行)させること
ができる。そして、各下段パレット12を適宜横行させ
ることにより、上段駐車領域3に位置する何れか1体の
昇降パレット71〜75に対して、下段駐車領域2にお
ける着床位置Plを確保することができる。
【0024】ここで、下段駐車領域2と上段駐車領域3
との間を昇降自在な昇降パレット71〜75を備えた多
段式駐車設備1において、下段駐車領域2における各昇
降パレット71〜75の着床位置が上段駐車領域3にお
ける上段停止位置Psの真下(鉛直下方)に定められて
いると仮定する。この場合、上段駐車領域3では、基本
的に車両Cは静止したままの状態に維持されることか
ら、多段式駐車設備1の両端部に位置する昇降パレット
71,72,73,75のように、それぞれの前方に正
面支柱4fが位置していても(図1参照)、これらの正
面支柱4fが車両Cの出入り、移送等の妨げになること
はない。しかしながら、下段駐車領域2では、昇降パレ
ット71〜75に対して車両Cが直接出入りする。従っ
て、多段式駐車設備1の入出庫口側(正面側)では、昇
降パレット71〜75と干渉しないように正面支柱4f
を配置する必要があるが、これでは、支柱間隔を任意に
狭めたり、下段駐車領域2の四隅等に位置する正面支柱
4fを内側に寄せて設備全体をコンパクト化したりする
ことは困難である。
【0025】この点を踏まえて、この多段式駐車設備1
では、各昇降パレット71〜75のうち、正面支柱4f
の近傍を昇降する昇降パレット71,72,73,75
については、着床位置Plが上段停止位置Psよりも車
両Cの横並び方向かつ正面支柱4fから離間する方向に
偏移させられている(ずらされている)。
【0026】すなわち、図4に示すように、昇降パレッ
ト71を例にとると、昇降パレット71に対して設けら
れているガイド支柱41は、その一側(図中右側)下部
に、昇降パレット71のガイドブロック7gと係合する
斜行ガイド部14aを含み、ガイド支柱42は、その他
側(図中左側)上部に、昇降パレット71のガイドブロ
ック7gと係合する斜行ガイド部14bを含む。斜行ガ
イド部14aは、板材等によって下部から上部に向けて
徐々に先細り(例えば、曲線状)になるよう形成されて
おり、偏心量(昇降パレットの偏移量)に応じた範囲
(例えば、下側3分の1程度)でガイド支柱41の図中
右側に位置するフランジに固定されている。また、斜行
ガイド部14bは、板材等によって上部から下部に向け
て徐々に先細り(例えば、曲線状)になるよう形成され
ており、偏心量に応じた範囲(例えば、上側3分の2程
度)でガイド支柱42の図中左側に位置するフランジに
固定されている。更に、斜行ガイド部14aの拡幅部
(下部)の幅と、斜行ガイド部14bの拡幅部(上部)
の幅とは、略同一(例えばd1)に設定されている。
【0027】これにより、昇降パレット71を下降させ
るべく昇降機構8(図2参照)を作動させると、上段停
止位置Psに位置していた昇降パレット71は、斜行ガ
イド部14aを含むガイド支柱41、斜行ガイド部14
bを含むガイド支柱42、及び、ガイドブロック7gか
らなる案内手段によって、水平に維持され、かつ、近接
する正面支柱4f(図1参照)から車両Cの横並び方向
(図1における左側)に離間しながら下降することにな
る。
【0028】同様に、昇降パレット72に対して設けら
れているガイド支柱42は、その一側(図中右側)上部
に、昇降パレット72のガイドブロック7gと係合する
斜行ガイド部14bを含み、ガイド支柱43は、その他
側(図中左側)下部に昇降パレット72のガイドブロッ
ク7gと係合する斜行ガイド部14aを含む。これによ
り、昇降パレット72を下降させるべく昇降機構8(図
2参照)を作動させると、上段停止位置Psに位置して
いた昇降パレット72は、斜行ガイド部14bを含むガ
イド支柱42、斜行ガイド部14aを含むガイド支柱4
3、及び、ガイドブロック7gからなる案内手段によっ
て、水平に維持され、かつ、近接する正面支柱4f(図
1参照)から車両Cの横並び方向(図1における右側)
に離間しながら下降することになる。
【0029】なお、図示を省略するが、昇降パレット7
3に対して設けられているガイド支柱43は、その一側
下部に、昇降パレット71のガイドブロック7gと係合
する斜行ガイド部14aを含み、ガイド支柱44は、そ
の他側上部に、昇降パレット71のガイドブロック7g
と係合する斜行ガイド部14bを含む。また、昇降パレ
ット75に対して設けられているガイド支柱45は、そ
の一側上部に、昇降パレット72のガイドブロック7g
と係合する斜行ガイド部14bを含み、ガイド支柱46
は、その他側下部に昇降パレット72のガイドブロック
7gと係合する斜行ガイド部14aを含む。なお、昇降
パレット74については、着床位置Plが上段停止位置
Psの真下(鉛直下方)に定められている。
【0030】次に、図5〜7を参照しながら、上述した
多段式駐車設備1に車両を入出庫させる手順について説
明する。ここでは、図5に示す状態(図1において最も
右側に位置する昇降パレット71に車両Cが入庫されて
いない状態)から、昇降パレット71に車両Cを入庫さ
せる手順、及び、昇降パレット72から車両Cを出庫さ
せる手順について説明する。
【0031】昇降パレット71に対して車両Cを入庫さ
せるに際しては、先ず、図5に示すように、下段駐車領
域2における各下段パレット12を、図中左側に向けて
横行させて上段停止位置Psに位置している昇降パレッ
ト71の下方から退避させる。また、各下段パレット1
2を、できる限り図中左側に寄せた状態で停止させる。
これにより、下段駐車領域2における昇降パレット71
の下方には、着床位置Plが確保される。
【0032】この状態で、昇降パレット71を下降させ
るべく昇降機構8(図2参照)を作動させると、上段停
止位置Psに位置していた昇降パレット71は、図6に
示すように、斜行ガイド部14aを含むガイド支柱4
1、斜行ガイド部14bを含むガイド支柱42及び、ガ
イドブロック7g(いずれも、詳細は、図4参照)から
なる案内手段によって、水平に、かつ、近接する正面支
柱4fから離間するように案内されながら下降し、上段
停止位置Psから車両Cの横並び方向(図6における左
側)に所定距離d1だけ離間した着床位置Plに達する
ことになる。
【0033】これにより、昇降パレット71を、その正
面に正面支柱4fが位置しない状態で下段駐車領域2に
着床させることができる。また、下段駐車領域2に並設
された各下段パレット12は、何れも車両Cの横並び方
向にスライド移動(横行自在)である。従って、各下段
パレット12を、できる限り昇降パレット71から遠ざ
かるように横行させておくことができる。この結果、昇
降パレット71上の車両Cから降車する乗員が通行する
スペースや、開放されたドアが隣の車両Cに接触してし
まうことを防止するためのスペースといった乗降スペー
スは、十分に確保される。着床位置Plで停止した昇降
パレット71に車両Cが(後進で)乗り入れ、乗員が降
車したならば、昇降パレット71を上段停止位置Psま
で上昇させると共に、所定のパレット支持機構を作動さ
せて枠体6に対して係止する。これにより、昇降パレッ
ト71に対する車両Cの入庫が完了する。
【0034】一方、昇降パレット72に駐車されている
車両Cを出庫させるに際しては、先ず、図7に示すよう
に、昇降パレット72の下方に位置すると共に、車両C
が搭載されている下段パレット12を、図中右側に向け
て(昇降パレット71の下方まで)横行させて上段停止
位置Psに位置している昇降パレット72の下方から退
避させる。また、この下段パレット12を、できる限り
図中右側に寄せた状態で停止させると共に、それ以外の
各下段パレット12を図中左側に向けて横行させると共
にできる限り図中左側に寄せた状態で停止させる。これ
により、下段駐車領域2における昇降パレット72の下
方には、着床位置Plが確保される。
【0035】この状態で、昇降パレット72を下降させ
るべく昇降機構8(図2参照)を作動させると、上段停
止位置Psに位置していた昇降パレット72は、図6に
示すように、斜行ガイド部14bを含むガイド支柱4
2、斜行ガイド部14aを含むガイド支柱43及び、ガ
イドブロック7g(いずれも、詳細は図4参照)からな
る案内手段によって、水平に、かつ、近接する正面支柱
4fから離間するように案内されながら下降し、上段停
止位置Psから車両Cの横並び方向(図7における右
側)に所定距離d2だけ離間した着床位置Plに達する
ことになる。
【0036】これにより、昇降パレット72を、その正
面に正面支柱4fが位置しない状態で下段駐車領域2に
着床させることができる。また、下段駐車領域2に並設
された各下段パレット12は、何れも車両Cの横並び方
向にスライド移動(横行自在)である。従って、各下段
パレット12を、できる限り昇降パレット72から遠ざ
かるように横行させておくことができる。この結果、昇
降パレット72上の車両Cに対して乗車する乗員が通行
するスペースや、開放されたドアが隣の車両Cに接触し
てしまうことを防止するためのスペースといった乗降ス
ペースは、十分に確保される。乗員は、着床位置Plで
停止した昇降パレット72に搭載されている車両Cに乗
り込み、所定の車路等に車両Cを前進させる。これによ
り、昇降パレット72からの車両Cの出庫作業が完了す
る。
【0037】なお、下段駐車領域2の各下段パレット1
2に車両Cを入庫させる場合、正面の入出庫口から何れ
かの下段パレット12に対して車両を後進により直接乗
り込ませる。また、下段駐車領域2の下段パレット12
から車両Cを出庫させる場合は、当該下段パレット12
から所定の車路等に車両Cを前進させる。
【0038】上述したように、多段式駐車設備1では、
複数の昇降パレット71のうち、昇降パレット71,7
2,73,75ついては、着床位置Plが上段停止位置
Psよりも車両Cの横並び方向に偏移させられている。
すなわち、このように定められた昇降パレット71,7
2,73,75は、上段駐車領域3から下段駐車領域2
まで下降させられる際に、多段式駐車設備1の背面側に
配置されたガイド支柱41等からなる案内手段によって
案内され、上段停止位置Psの真下から車両Cの横並び
方向に所定距離だけずらされた着床位置Plに達する。
これにより、車両Cの横並び方向における支柱間隔を任
意に狭めたり、下段駐車領域2の四隅等に位置する正面
支柱4fやガイド支柱41,46を内側に寄せたりして
も、下段駐車領域2において昇降パレット71〜75が
正面支柱4fと干渉しないように多段式駐車設備1を構
成可能となるので、コンパクトで占有面積が縮小化され
ており、かつ、レイアウトの自由度が高い多段式駐車設
備の実現が可能となる。
【0039】また、下段駐車領域2に並設された各下段
パレット12は、何れも車両Cの横並び方向にスライド
移動(横行自在)であり、各下段パレット12を適宜横
行させることにより乗降スペースを十分に確保すること
ができる。従って、各下段パレット12の幅を従来のも
のよりも狭く設定することも可能となる。この点も、設
備全体をコンパクト化することに寄与する。更に、上述
した構成において、各昇降パレット71〜75の並設ピ
ッチを不等間隔に設定するのも、設備全体をコンパクト
化する上で有効である。
【0040】なお、各昇降パレット71〜75を昇降さ
せるための昇降機構8は、昇降パレット71〜75に固
定されるワイヤロープを含むものとして説明したがこれ
に限られるものではなく、一般的なチェーン駆動式の昇
降機構を用いることも可能である。ここで、このような
チェーン駆動式の昇降機構を用いる場合、チェーンの屈
曲方向と昇降パレット71,72,73,75の斜行方
向(すなわち、車両Cの横並び方向)とが一致する場
合、図8に示すような一般的なチェーン115を使用す
ることができる。一方、チェーンの屈曲方向と昇降パレ
ット71,72,73,75の斜行方向(すなわち、車
両Cの横並び方向)とが一致しない場合、図9に示すよ
うな、中途に屈曲方向を変換するためのジョイント15
aを有するチェーン15を用いればよい。
【0041】〔第2実施形態〕図10は、本発明による
多段式駐車設備の第2実施形態を示す立面図である。な
お、上述した多段式駐車設備1と同一の要素には、同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0042】同図に示す多段式駐車設備1Aは、上述し
た第1実施形態に係る多段式駐車設備1の下段駐車領域
2と上段駐車領域3との間に、中段駐車領域51,52
を2段にわたって設けると共に、地上部に位置する下段
駐車領域2の下方に地下駐車領域53を設けたものに相
当する。中段駐車領域51,52には、それぞれ車両C
を搭載可能であり、車両Cの横並び方向にスライド移動
(横行)自在であると共に、所定の昇降機構によって中
段駐車領域51,52と下段駐車領域2との間で昇降さ
せられる中段パレット54が複数並設されている。
【0043】各中段パレット54は、それぞれ横梁部材
50等に対して設けられた図示しないガイドレール等に
沿ってスライド移動(横行)自在である。また、各中段
駐車領域51,52における中段パレット54の数は、
昇降パレット71〜75の個数よりも1体少ない数(4
体)に設定されている。従って、上段駐車領域3に位置
する何れか1体の昇降パレット71〜75を昇降させる
際には、各中段パレット54を適宜横行させ、当該昇降
パレット71〜75の真下に通過領域を確保すればよ
い。
【0044】各中段パレット54の中段駐車領域51
(52)における停止位置(中段停止位置)は、例え
ば、昇降パレット72〜75の上段駐車領域3における
上段停止位置Psの真下に定められている。また、各中
段パレット54の下段駐車領域2における着床位置は、
例えば、昇降パレット72〜75の下段駐車領域2にお
ける着床位置Plと同一に定められている。そして、各
中段パレット54に対しては、それぞれを中段駐車領域
51(52)と、下段駐車領域2との間で鉛直方向に案
内する所定のガイド手段(図示せず)が設けられてい
る。
【0045】すなわち、中段駐車領域51(52)と下
段駐車領域2との間で中段パレット54を昇降させる際
には、図10に示すように、中段駐車領域51(52)
において対象となる中段パレット54を適宜横行させ、
ガイド手段と係合させながら昇降機構を作動させる。こ
れにより、各中段パレット54は、中段駐車領域51
(52)と下段駐車領域2に定められた着床位置との間
を鉛直に上下動する。
【0046】一方、地下駐車領域53には、下段駐車領
域2に定められた地上停止位置と、地下駐車領域53に
定められた地下着床位置との間を昇降自在な地下パレッ
ト55a,55b,55c,55d,55eが複数(こ
の場合、5体)設けられている。各地下パレット55a
〜55eのうち、正面支柱4fの近傍を昇降する地下パ
レット55a,55b,55c,55eについては、地
上停止位置が地下着床位置よりも車両Cの横並び方向か
つ正面支柱4fから離間する方向に偏移させられている
(ずらされている)。
【0047】すなわち、ガイド支柱41〜46は、地下
駐車領域53まで延設されており、それぞれ、地下パレ
ット55a,55b,55c,55eを車両Cの横並び
方向かつ正面支柱4fから離間する方向に案内する斜行
ガイド部(図示せず)を含んでいる。なお、各地下パレ
ット55a〜55eの地上停止位置は、例えば、昇降パ
レット72〜75の下段駐車領域2における着床位置P
lと同一に定められる。このような構成を採用した多段
式駐車設備1Aは、設備全体の占有面積が縮小化されて
おり、レイアウトの自由度が高く、かつ、多数の車両を
収容することが可能である。
【0048】図11は多段式駐車設備の参考例を示す側
面図である。なお、上述した多段式駐車設備1と同一の
要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0049】同図に示す多段式駐車設備1Bも、乗員が
乗降車する下段駐車領域2と、この下段駐車領域2の上
方に設けられた上段駐車領域3とに、それぞれ複数の車
両Cを横並びにして駐車させることができるものであ
る。すなわち、下段駐車領域2には、それぞれ車両Cの
横並び方向にスライド移動自在な下段パレット12が複
数(例えば4体)並設されている。また、この多段式駐
車設備1Bにも、下段駐車領域2に定められた着床位置
Plと、上段駐車領域3に定められた上段停止位置Ps
との間を昇降自在な複数(例えば5体)の昇降パレット
7が設けられている。
【0050】ここで、多段式駐車設備を設置するに際し
ては、車両Cの取り廻しを容易にする観点から、入出庫
口(正面側)に面する車路(前面空地)等をできる限り
大きく設定する必要がある。このためには、入出庫口側
に立設しており、入庫等の妨げとなり得る支柱(正面支
柱4f)をできる限り背面側に寄せて多段式駐車設備を
コンパクト化することが求められる。この場合、支柱
(正面支柱4f、ガイド支柱41,42)に固定された
梁部材のうち、正面側と背面側に位置する梁部材同士の
間隔(正面支柱4fに固定された横梁部材5aと、ガイ
ド支柱41,42に固定された横梁部材5aとの間隔)
も、支柱の間隔(正面支柱4fとガイド支柱41(4
2)との間隔)に応じて狭まることになる。
【0051】この場合、下段駐車領域において、下段パ
レットに比較的全長の大きな車両Clを搭載させた場
合、立設された支柱が妨げとなって、下段パレットを横
行させることが困難となり、結果的に、比較的全長の大
きな車両Clを駐車できなくなることがある。また、従
来のように、上段駐車領域における昇降パレットの上段
停止位置が、下段駐車領域における着床位置の真上(鉛
直上方)に定められていると、比較的全長の大きな車両
Clを搭載した昇降パレットを上昇させた場合、昇降パ
レットに搭載されている車両Clの前端部や後端部が車
両Cの横並び方向に延在する梁部材(図11において点
線で示す横梁部材5a等)に接触してしまい、昇降パレ
ットを上段停止位置まで上昇させることができない場合
がある。このように、従来の多段式駐車設備では、下段
駐車領域及び上段駐車領域の何れにおいても、比較的全
長の大きな車両Clを駐車できないことがある。
【0052】これを踏まえて、図11に示す多段式駐車
設備1Bでは、複数の昇降パレット7のうち、少なくと
も一体について、上段停止位置Psが着床位置Plより
も車両Cの前後方向(この場合、前方)に偏移させられ
ている。すなわち、この多段式駐車設備1Bは、図1等
に示した多段式駐車設備1において、昇降パレット7
1,72,73,75の着床位置Plを上段停止位置P
sから車両Cの横並び方向に偏移させる代わりに、例え
ば、1体の昇降パレット71について、上段停止位置P
sを着床位置Plよりも車両Cの前後方向(前方)に偏
移させたものに相当する。
【0053】この場合、着床位置Plと上段停止位置P
sとを変化させる昇降パレット7に対して設けられるガ
イド支柱41及び42に対しては、昇降パレット71の
ガイドブロック7gと係合する斜行ガイド部14cが備
えられる。各斜行ガイド部14cは、板材等によって上
部から下部に向けて徐々に先細り(例えば、曲線状)に
なるよう形成されており、ガイド支柱41,42の正面
側(図中左側)に位置するフランジに固定されている。
【0054】このように定められた昇降パレット7は、
下段駐車領域2から上段駐車領域3まで上昇させられる
際に、多段式駐車設備1の背面側に配置された斜行ガイ
ド部14cを含むガイド支柱41,42によって、水平
に、かつ、近接する背面側の横梁部材5aから離間する
ように案内されながら上昇し、着床位置Plから車両C
の前後方向(前方)に所定距離d3だけ離間した上段停
止位置Psに達する。これにより、車両Cの前後方向に
おける支柱間隔、すなわち、正面支柱4fとガイド支柱
41(42)との間隔を狭めたことにより、正面支柱4
fに固定された横梁部材5aと、ガイド支柱41,42
に固定された横梁部材5aとの間隔が狭められたとして
も、上下動する昇降パレット7と梁部材5a(図11に
おいて点線で示す背面側の横梁部材5a)とが干渉しな
いように多段式駐車設備1Bを構成可能となる。これに
より、支柱4や梁部材5を配置する際の自由度が向上す
るので、コンパクトで占有面積が縮小化され、かつ、レ
イアウトの自由度が高い多段式駐車設備の実現が可能と
なる。また、上段駐車領域3には、比較的全長の長い車
両Clを駐車させることが可能となる。
【0055】
【発明の効果】本発明による多段式駐車設備は、以上説
明したように構成されているため、次のような効果を得
る。すなわち、複数の昇降パレットのうち、少なくとも
何れか1体について、着床位置を上段停止位置よりも横
並び方向に偏移させたり、上段停止位置を着床位置より
も車両の前後方向に偏移させたりすることにより、コン
パクトで占有面積が縮小化されており、かつ、レイアウ
トの自由度が高い多段式駐車設備の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多段式駐車設備の第1実施形態を
示す立面図である。
【図2】図1に示す多段式駐車設備の側面図である。
【図3】図1及び2に示す多段式駐車設備に含まれる昇
降パレット及びガイド支柱を示す拡大図である。
【図4】図1及び2に示す多段式駐車設備の背面を示す
部分拡大図である。
【図5】図1〜4に示す多段式駐車設備の動作を説明す
るための模式図である。
【図6】図1〜4に示す多段式駐車設備の動作を説明す
るための模式図である。
【図7】図1〜4に示す多段式駐車設備の動作を説明す
るための模式図である。
【図8】昇降機構に用いることができるチェーンを示す
平面図である。
【図9】昇降機構に用いることができるチェーンを示す
平面図である。
【図10】本発明による多段式駐車設備の第2実施形態
を示す立面図である。
【図11】多段式駐車設備の参考例を示す側面図であ
る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員が乗降車する下段駐車領域に複数並
    設されており、それぞれ前記車両の横並び方向にスライ
    ド移動自在な下段パレットと、前記下段駐車領域の上方に設けられた上段駐車領域に定
    められた上段停止位置と、前記下段駐車領域における前
    記上段停止位置の鉛直下方に定められた着床位置 との間
    を昇降自在な複数の昇降パレットとを備え、前記各下段パレットを適宜横行させて入庫対象となる前
    記昇降パレットの下方から退避させ、前記昇降パレット
    を前記上段駐車領域から前記下段駐車領域まで降下さ
    せ、前記昇降パレットに前記車両が乗り入れた後、前記
    昇降パレットを上段駐車領域まで鉛直に上昇させること
    で前記車両を入庫させ駐車させること ができる多段式駐
    車設備において、 前記複数の昇降パレットのうち、少なくとも何れか1体
    については、前記着床位置が前記上段停止位置よりも前
    記横並び方向に偏移させられていることを特徴とする多
    段式駐車設備。
  2. 【請求項2】 前記下段駐車領域の周囲に立設された複
    数の支柱を含む枠体を更に備え、前記複数の昇降パレッ
    トのうち、前記各支柱の近傍を昇降する前記昇降パレッ
    トについては、前記着床位置が前記上段停止位置よりも
    前記横並び方向かつ前記支柱から離間する方向に偏移さ
    せられていることを特徴とする請求項1に記載の多段式
    駐車設備。
  3. 【請求項3】 前記下段駐車領域は地上に設けられ、前
    記下段駐車領域の下方には地下駐車領域が設けられてお
    り、この地下駐車領域に定められた地下着床位置と前記
    下段駐車領域に定められた地上停止位置との間を昇降自
    在であると共に、前記地上停止位置が前記地下着床位置
    よりも前記横並び方向に偏移させられている複数の地下
    パレットを更に備えることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の多段式駐車設備。
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