JP2007327277A - 箱形循環式駐車装置 - Google Patents

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敬三 山根
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Abstract

【課題】ガイドローラの旋回半径を小さくして昇降路、入出庫部、格納部及び可動デッキをコンパクトにする。
【解決手段】第1及び第2昇降リフト25,27の昇降機構35を構成する2列の無端状チェーン43にパレットPを下方から支持する複数個の支持レール45を橋絡する。上下2個1組のガイドローラ49,51を各支持レール45両端にパレット横移送方向から見て鉛直線上で上下に離間して配置し、パレット横移送方向に延びる回転軸49a,51a回りにそれぞれ回転自在に軸着する。上下2個1組のガイドローラ49,51を転動案内する上下方向に延びる2本のガイドレール53を各無端状チェーン43の2本の平行な鉛直軌道の外側方に対応するようにパレット横移送方向と直交する方向に間隔あけて配設する。
【選択図】図3

Description

この発明は、昇降リフト付き端部乗入れ方式の箱形循環式駐車装置の改良に関し、詳しくは、昇降リフトの昇降機構に関するものである。
箱形循環式駐車装置としては、横移送路を地下の格納部に上下に複数層設けるとともに、これら横移送路のパレット横移送方向両端に昇降路を設けて箱形循環路を構成し、上記両昇降路のうち一方の昇降路を地上の入出庫部直下まで延出して車両をパレットごと入出庫部と格納部との間で昇降リフトにより受け渡して搬出入する昇降リフト付き端部乗入れ方式が一般に採用されている(例えば、特許文献1,2参照)。
これら箱形循環式駐車装置に採用されている昇降リフトは、図6に入出庫部101と格納部103との間の昇降路105で昇降する昇降リフト107を例示するように、両端寄りに2個の上側スプロケット109又は下側スプロケット111をそれぞれ有する上下2本のシャフト113と、この上下2本のシャフト113の各々の上側及び下側スプロケット109,111間に上下方向に循環するように巻き掛けられた左右2列の無端状チェーン115と、この左右2列の無端状チェーン115に橋絡された支持レール117とを有する昇降機構119をパレット121の両短辺側に対応するように2組備え、この2組の昇降機構119の各々の下側のシャフト113を1基の駆動モータ(図示せず)に減速機(図示せず)及び動力伝達軸123を介して連結している。そして、上記2組の昇降機構119を同期して昇降作動させることにより、パレット121を2組の昇降機構119の支持レール117で下方から支持して昇降路105を昇降させるようになっている。この際、上記支持レール117は、図7及び図8にも示すように、その両端にそれぞれ回転自在に軸着された上下2個1組のガイドローラ125を、上記各無端状チェーン115の2本の平行な鉛直軌道の外側方に対応するように間隔あけて配設された2本のガイドレール127で転動案内するようにしている。この2本のガイドレール127間には、上端が梁124で連結された支柱126が立設され、上記各昇降機構119が支柱126に取り付けられている。
特公平1−49875号公報(第2,3頁、第4,5,6図) 実公平1−9890号公報(第2,3頁、第1,3,4図)
ところで、箱形循環式駐車装置は、地価の高い市街地の地下に設置される場合、限られた地下空間に多数枚のパレットを配置すべく省スペース化が図られ、設備費廉価化のためにパレットの寸法は収容許容最大車種に合わせて必要最小限に設定される。特に、格納部(地下駐車空間)を形成する地下掘削深さについては、建設費用に大きく影響するため必要最小限の深さに設定される。さらに、昇降路のピット深さ及び平面積(前後・左右の長さ)の大小は上記格納部の大きさのみならず、地上の入出庫部の大きさにも大きく影響してくる。
しかし、上記の特許文献1,2では、図6に基づき説明すると、上下2個1組のガイドローラ125は、パレット横移送方向から見て鉛直線に対して左右に位置ずれして配置されて、I形鋼材からなるガイドレール127のウェブ127aをパレット横移送方向と直交する方向から挟んでいるため、ガイドレール127のウェブ127aに対して外側に位置するガイドローラ125が上側及び下側反転部129a,129bを支持レール117の旋回半径R1'よりも大きな旋回半径R2'で反転することになり、それだけ昇降路105の乗入・乗出方向及び上下方向の占有空間が大きくなる。したがって、昇降路105のピット131の深さH'が深くなるとともに、ピット131の乗入・乗出方向の全長L'が長くなり、ひいては格納部奥行き寸法も長くなる。
また、上記外側に位置するガイドローラ125の旋回半径R2'の大小は、昇降路105のピット131の深さH'ばかりでなく、入出庫部101の大きさにも影響大である。つまり、入出庫部101と格納部5との間の昇降路105に配置された昇降機構119の上側スプロケット109は、一般には、特許文献2にも開示されているように、パレット121を入出庫部101の床面101aに形成された矩形昇降口133に対し出没させるために床面101a直下に配置されているため、支持レール117が上側反転部129aを旋回する際に床面101aより上方を旋回することになる。このため、可動デッキ135を昇降機構119の上方に上下方向に回動可能に設け、昇降リフト107の作動時には可動デッキ135を上方に回動させて支持レール117が可動デッキ135に干渉しないようにする一方、車両の乗入・乗出時には車両137が通過可能なように可動デッキ135を水平姿勢に保持して出入り口139とパレット121とを連絡するようにしている。したがって、上記のように外側に位置するガイドローラ125の旋回半径R2'が大きければ、出入り口139とパレット121との距離A'が大きくなり、ひいては入出庫部101の奥行き寸法が長くなり、利用価値の高い地上建屋に対する入出庫部101の占有率が大きくなってしまう。さらには、可動デッキ135の形状が大きくなり、しかも、可動デッキ135の起伏角度Q'も大きくしなければならず、可動デッキ135を作動させるアクチュエータ141の動力も大きくせざるを得ない。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、昇降機構の反転部においてガイドローラの旋回半径を小さくすることにより、昇降路、入出庫部、格納部及び可動デッキをコンパクトにすることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、ガイドローラの支持レールに対する取付け方に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、車両を格納する格納部が地下に設けられるとともに車両が出入りする入出庫部が地上に設けられ、複数枚のパレットを長辺側がパレット横移送方向に向くように連結した状態で1パレット分ずつ横移送する横移送路が上記格納部に上下に複数層設けられるとともに、これら横移送路とで箱形循環路を構成する昇降路が横移送路のパレット横移送方向両端にそれぞれ設けられ、上下のスプロケット間にパレット横移送方向と直交する方向の鉛直面内で上下方向に循環するように巻き掛けられパレット横移送方向に間隔をあけて配置された2列の無端状チェーンと、該2列の無端状チェーンに橋絡されパレットを下方から支持する複数個の支持レールと、該各支持レール両端にそれぞれ回転自在に軸着された上下2個1組のガイドローラと、上記各無端状チェーンの2本の平行な鉛直軌道の外側方に対応するようにパレット横移送方向と直交する方向に間隔あけて配設され上記上下2個1組のガイドローラを転動案内する上下方向に延びる2本のガイドレールとを有する昇降機構をパレットの両短辺側に対応するように2組備えた昇降リフトが上記両昇降路にそれぞれ設けられ、上記両昇降路のうち一方の昇降路を上記入出庫部直下まで延出して車両をパレットごと入出庫部と格納部との間で昇降リフトにより受け渡して搬出入する昇降リフト付き端部乗入れ方式の箱形循環式駐車装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記上下2個1組のガイドローラは、パレット横移送方向から見て鉛直線上で上下に離間して配置されパレット横移送方向に延びる回転軸回りにそれぞれ回転自在に軸着されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、2本のガイドレールは共に、上下2個1組のガイドローラを転動案内する2枚の側壁部と、これら側壁部の一端縁を連結する連結壁部とで横断面コの字形に形成されて開口部側を無端状チェーン側に向けて配置され、上記上下2個1組のガイドローラは、パレット配置側のガイドレールでは上側のガイドローラが連結壁部側に位置するとともに下側のガイドローラが開口部側に位置する一方、反パレット配置側のガイドレールでは下側のガイドローラが連結壁部側に位置するとともに上側のガイドローラが開口部側に位置するようにパレット横移送方向と直交する方向から見て鉛直線に対して左右に位置ずれして配置され、パレット配置側のガイドレールにおけるパレット配置側の側壁部上端、及び反パレット配置側のガイドレールにおける反パレット配置側の側壁部下端には、連結壁部側に位置するガイドローラがガイドレールから脱して上側及び下側反転部に移行する際、開口部側に位置するガイドローラの旋回動作を阻害しないように切欠部がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、上下2個1組のガイドローラを各支持レール両端にパレット横移送方向から見て鉛直線上で上下に離間して軸着したので、従来例の如きI形鋼材からなるガイドレールのウェブを上下2個のガイドローラでパレット横移送方向と直交する方向から挟んでいる場合に比べて、ガイドローラの旋回半径が従来例に比べて小さくなる。これにより、昇降路のピットの深さを従来例に比べて浅くすることができ、ピットの乗入・乗出方向の全長も従来例に比べて短くすることができ、ひいては格納部奥行き寸法も短くすることができる。また、入出庫部において出入り口とパレットとの距離を短くすることができ、ひいては入出庫部の奥行き寸法も短くすることができ、利用価値の高い地上建屋に配置される入出庫部を必要最小限の空間面積に止めることができる。さらに、可動デッキの形状を小さくすることができ、しかも、可動デッキの起伏角度も小さくすることができ、可動デッキを作動させるアクチュエータの動力も小さくて済む。
請求項2に係る発明によれば、連結壁部側に位置するガイドローラがガイドレールから脱して旋回を開始すると同時に、開口部側に位置するガイドローラも旋回を開始する。この際、ガイドローラはその側方に対応して形成されたガイドレールの切欠部を通過するので、旋回動作を阻害されることなくガイドローラをスムーズに旋回させることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1及び図2はこの発明の実施形態に係る箱形循環式駐車装置1を示す。この箱形循環式駐車装置1は建物の躯体3内に設置されている。該躯体3は地下埋設部分3aと地上露出部分3bとからなり、地下埋設部分3aで構成される空間を車両Vの格納部5とし、地上露出部分3bで構成される1階の一部の空間を車両Vが出入りする入出庫部7としている。
上記入出庫部7の側壁7aには、開閉扉9を有する出入り兼用の出入り口7bが形成されているとともに、入出庫部7の床面7cには、パレットPの形状に略対応した矩形昇降口11が形成されている。一方、上記格納部5には上層及び下層横移送路13a,13bが上下に2層設けられている。これら上層及び下層横移送路13a,13bには、パレットPの車輪p1が転動する2条の横行レール15が水平に配設され、複数枚のパレットPを長辺側がパレット横移送方向に向くように、つまり短辺側が横行レール15側に向いた横向き姿勢で連結具p2により連結した状態で格納するとともに、入出庫時は横行レール15上を1パレット分ずつ横移送するようになっている。
この横移送は、上層横移送路13a及び下層横移送路13bにそれぞれ設置された周知のクランクアーム旋回式のパレット横送り装置17により行われる。つまり、詳細な構造は省略するが、入出庫時、駆動モータの起動により両端に係合ローラを有する旋回アームを旋回させて一方の係合ローラを複数のパレットPが横一列に並んだパレット列のうち隣り合う一方のパレットPのガイド溝部材p3(図3参照)に係合させるとともに、他方の係合ローラを隣り合う他方のパレットPのガイド溝部材p3から離脱させる動作を繰り返すことにより、上記上層及び下層横移送路13a,13bでパレット列を1パレット分ずつ横送りするようになっている。
上記上層及び下層横移送路13a,13bのパレット横移送方向一端側(図1右端)には、第1昇降路19が設置され、該第1昇降路19は、上記昇降口11に通ずるように入出庫部7直下まで延出して該入出庫部7と格納部5とを連絡している。一方、上記上層及び下層横移送路13a,13bのパレット横移送方向他端側(図1左端)には、第2昇降路21が設置され、該第2昇降路21は上層及び下層横移送路13a,13bを連絡している。そして、上記第1昇降路19と第2昇降路21とで箱形循環路23を構成している。
上記第1昇降路19には、パレットPを入出庫時には上層横移送路13a又は下層横移送路13bと入出庫部7との間で受け渡す一方、循環時には上層横移送路13aと下層横移送路13bとの間で受け渡す第1昇降リフト25が配置されている。また、上記第2昇降路21には、パレットPを上層横移送路13aと下層横移送路13bとの間で受け渡す第2昇降リフト27が配置されている。つまり、この実施形態に係る箱形循環式駐車装置1は、車両VをパレットPごと入出庫部7と格納部5との間で第1昇降リフト25により受け渡して搬出入する昇降リフト付き端部乗入れ方式である。
上記第1及び第2昇降路19,21に対応する格納部5底面には、ピット29が深さHで乗入・乗出方向の全長Lに亘って下方に掘削され、該各ピット29の前後両端部(パレットPの両短辺側に対応する箇所)には、図3〜5にも示すように、上端が梁31で連結された左右2本の支柱33が立設されている。上記第1及び第2昇降リフト25,27は、昇降機構35をパレットPの両短辺側に対応するようにそれぞれ2組備え、これら2組の昇降機構35が上記左右2本の支柱33にそれぞれ取り付けられている。
上記各昇降機構35は、上記左右2本の支柱33の上端及び下端寄りに回転可能に軸着されパレット横移送方向に延びる上下2本のシャフト37を備え、これらシャフト37の両端寄りには、2個の上側スプロケット39又は下側スプロケット41がそれぞれ固着されている。上記上側スプロケット39は、パレットPを入出庫部7の昇降口11に対し出没させるために床面7c直下に配置されている。一方、下側スプロケット41はピット29内に配置されている。
上記上下2本のシャフト37の各々の上側スプロケット39と下側スプロケット41との間には、2列の無端状チェーン43がパレット横移送方向と直交する方向の鉛直面内で上下方向に循環するように巻き掛けられてパレット横移送方向に間隔をあけて配置されている。この左右2列の無端状チェーン43には、パレットPを下方から支持する複数個の支持レール45が上記上層及び下層横移送路13a,13bの横行レール15に対応するように橋絡されている。
該各支持レール45両端には取付板47が連結され、該取付板47には、上下2個1組のガイドローラ49,51がパレット横移送方向から見て鉛直線上で上下に離間して配置され、それぞれパレット横移送方向に延びる回転軸49a,51aにより回転自在に軸着されている。このことをこの発明の最大の特徴の1つとしている。
上記各無端状チェーン43の2本の平行な鉛直軌道の外側方で上記支柱33の両側には、上下方向に延びる2本のガイドレール53がパレット横移送方向と直交する方向に間隔あけて対応するように平行に配設されている。これら2本のガイドレール53は共に、パレット横移送方向と直交する方向に間隔をあけて平行に設けられた2枚の側壁部55と、これら側壁部55の一端縁を連結する連結壁部57とで横断面コの字形に形成された溝形鋼材からなり、開口部側を無端状チェーン43側に向けて配置され、上記上下2個1組のガイドローラ49,51を各ガイドレール53内に収めて上記両側壁部55で上下方向に転動案内するようになっている。
上記上下2個1組のガイドローラ49,51は、図4及び図5に示すように、パレット配置側のガイドレール53では上側のガイドローラ49が連結壁部57側に位置するとともに下側のガイドローラ51が開口部側に位置する一方、反パレット配置側のガイドレール53では下側のガイドローラ49が連結壁部57側に位置するとともに上側のガイドローラ51が開口部側に位置するようにパレット横移送方向と直交する方向から見て鉛直線に対して左右に位置ずれして配置されている。
また、パレット配置側のガイドレール53におけるパレット配置側の側壁部55上端、及び反パレット配置側のガイドレール53における反パレット配置側の側壁部55下端には、連結壁部57側に位置するガイドローラ49がガイドレール53から脱して上側及び下側反転部59a,59bに移行する際、開口部側に位置するガイドローラ51の旋回動作を阻害しないように切欠部61がそれぞれ形成されている。
このように構成された上記2組の昇降機構35の各々の下側シャフト37は、1基の駆動モータ63にブレーキ付減速機65及び動力伝達軸67を介して駆動連結され、上記駆動モータ63の起動により2組の昇降機構35が同期して昇降作動するようになっている。この際、各昇降機構35の支持レール45は、上側及び下側反転部59a,59bにおいて旋回半径R1で反転し、ガイドレール53の開口部側に位置するガイドローラ51は、上記支持レール45の旋回半径R1よりも大きな旋回半径R2で反転する。
上記入出庫部7の出入り口7b側には、可動デッキ69が上記昇降機構35の上方に対応するように起伏角度Qで上下方向に回動可能に配置され、該可動デッキ69の両側端はアクチュエータ71のロッド71aにそれぞれ連結されている。そして、第1昇降リフト25の作動時には、図3仮想線で示すように、上記可動デッキ69をアクチュエータ71の伸長作動により上方に回動させてガイドレール53が可動デッキ69に干渉しないようにしている。一方、車両乗入・乗出時には、図3実線で示すように、車両Vが通過可能なように上記可動デッキ69をアクチュエータ71の収縮作動により下方に回動させて水平姿勢に保持し、出入り口7bと該出入り口7bから距離Aだけ離れて上昇端位置にいるパレットPとの間に開口する矩形昇降口11を上記可動デッキ69で覆って出入り口7bとパレットPとを連絡するようにしている。
したがって、この実施形態では、上下2個1組のガイドローラ49,51を各支持レール45両端にパレット横移送方向から見て鉛直線上で上下に離間して軸着したので、図6〜8に例示する従来例の如きI形鋼材からなるガイドレール127のウェブ127aを上下2個のガイドローラ125でパレット横移送方向と直交する方向から挟んでいる場合に比べて、ガイドレール53の開口部側に位置するガイドローラ51の旋回半径R2を従来例に比べて小さくすることができる。
これにより、第1及び第2昇降路19,21のピット29の深さHを従来例に比べて浅くすることができ、ピット29の乗入・乗出方向の全長Lも従来例に比べて短くすることができ、ひいては格納部奥行き寸法も短くすることができる。
また、入出庫部7において出入り口7bとパレットPとの距離Aを短くすることができ、ひいては入出庫部7の奥行き寸法も短くすることができ、利用価値の高い地上建屋に配置される入出庫部7を必要最小限の空間面積に止めることができる。
さらに、可動デッキ69の形状を小さくすることができ、しかも、可動デッキ69の起伏角度Qも小さくすることができ、可動デッキ69を作動させるアクチュエータ71の動力も小さくて済む。
加えて、ガイドレール53の連結壁部57側に位置するガイドローラ49がガイドレール53から脱して旋回を開始すると同時に、ガイドレール53の開口部側に位置するガイドローラ51も旋回を開始するが、この際、該ガイドローラ51はその側方に対応して形成されたガイドレール53の切欠部61を通過するので、旋回動作を阻害されることなくガイドローラ51をスムーズに旋回させることができる。
なお、実施形態では、箱形循環式駐車装置1として横移送路が上下2層のものを示したが、2層以外に3層以上であっても構わない。
この発明は、横移送路を地下の格納部に上下に複数層設けるとともに、これら横移送路のパレット横移送方向両端に昇降路を設けて箱形循環路を構成し、上記両昇降路のうち一方の昇降路を地上の入出庫部直下まで延出して車両をパレットごと入出庫部と格納部との間で昇降リフトにより受け渡して搬出入する昇降リフト付き端部乗入れ方式の箱形循環式駐車装置について有用である。
実施形態に係る箱形循環式駐車装置の全体構成を示す正面図である。 図1のII−II線における断面図である。 実施形態に係る箱形循環式駐車装置において第1昇降リフトの出入り口側の昇降機構の上端部分及び下端部分を拡大して示す側面図である。 図3のIV−IV線における断面図である。 実施形態に係る箱形循環式駐車装置においてガイドレールと上下2個1組のガイドローラとの位置関係を示す斜視図である。 従来例の図3相当図である。 従来例の図4相当図である。 従来例の図5相当図である。
符号の説明
1 箱形循環式駐車装置
5 格納部
7 入出庫部
13a 上層横移送路
13b 下層横移送路
19 第1昇降路
21 第2昇降路
23 箱形循環路
25 第1昇降リフト
27 第2昇降リフト
35 昇降機構
39 上側スプロケット
41 下側スプロケット
43 無端状チェーン
45 支持レール
49,51 ガイドローラ
49a,51a 回転軸
53 ガイドレール
55 側壁部
57 連結壁部
59a 上側反転部
59b 下側反転部
61 切欠部
V 車両
P パレット

Claims (2)

  1. 車両を格納する格納部が地下に設けられるとともに車両が出入りする入出庫部が地上に設けられ、
    複数枚のパレットを長辺側がパレット横移送方向に向くように連結した状態で1パレット分ずつ横移送する横移送路が上記格納部に上下に複数層設けられるとともに、これら横移送路とで箱形循環路を構成する昇降路が横移送路のパレット横移送方向両端にそれぞれ設けられ、
    上下のスプロケット間にパレット横移送方向と直交する方向の鉛直面内で上下方向に循環するように巻き掛けられパレット横移送方向に間隔をあけて配置された2列の無端状チェーンと、該2列の無端状チェーンに橋絡されパレットを下方から支持する複数個の支持レールと、該各支持レール両端にそれぞれ回転自在に軸着された上下2個1組のガイドローラと、上記各無端状チェーンの2本の平行な鉛直軌道の外側方に対応するようにパレット横移送方向と直交する方向に間隔あけて配設され上記上下2個1組のガイドローラを転動案内する上下方向に延びる2本のガイドレールとを有する昇降機構をパレットの両短辺側に対応するように2組備えた昇降リフトが上記両昇降路にそれぞれ設けられ、
    上記両昇降路のうち一方の昇降路を上記入出庫部直下まで延出して車両をパレットごと入出庫部と格納部との間で昇降リフトにより受け渡して搬出入する昇降リフト付き端部乗入れ方式の箱形循環式駐車装置であって、
    上記上下2個1組のガイドローラは、パレット横移送方向から見て鉛直線上で上下に離間して配置されパレット横移送方向に延びる回転軸回りにそれぞれ回転自在に軸着されていることを特徴とする箱形循環式駐車装置。
  2. 請求項1に記載の箱形循環式駐車装置において、
    2本のガイドレールは共に、上下2個1組のガイドローラを転動案内する2枚の側壁部と、これら側壁部の一端縁を連結する連結壁部とで横断面コの字形に形成されて開口部側を無端状チェーン側に向けて配置され、
    上記上下2個1組のガイドローラは、パレット配置側のガイドレールでは上側のガイドローラが連結壁部側に位置するとともに下側のガイドローラが開口部側に位置する一方、反パレット配置側のガイドレールでは下側のガイドローラが連結壁部側に位置するとともに上側のガイドローラが開口部側に位置するようにパレット横移送方向と直交する方向から見て鉛直線に対して左右に位置ずれして配置され、
    パレット配置側のガイドレールにおけるパレット配置側の側壁部上端、及び反パレット配置側のガイドレールにおける反パレット配置側の側壁部下端には、連結壁部側に位置するガイドローラがガイドレールから脱して上側及び下側反転部に移行する際、開口部側に位置するガイドローラの旋回動作を阻害しないように切欠部がそれぞれ形成されていることを特徴とする箱形循環式駐車装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100963430B1 (ko) * 2009-11-12 2010-06-17 (주)우신시스템 축적식 파트 피더
WO2014166117A1 (zh) * 2013-04-12 2014-10-16 Chang Jui Lung 升降设备

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WO2011059161A1 (ko) * 2009-11-12 2011-05-19 주식회사 우신시스템 축적식 파트 피더
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