JP2010242305A - 多層箱形循環式駐車装置 - Google Patents

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Kentaro Miyoshi
健太郎 三好
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Abstract

【課題】中間乗入れ方式の多層箱形循環式駐車装置において、入出庫効率を向上させる。
【解決手段】右側格納部5aと左側格納部5bとの間に入出庫部7に通ずる搬出入昇降路19を設ける。右側格納部5a及び左側格納部5bの各々の反搬出入昇降路19側の端部に右端循環昇降路21a及び左端循環昇降路21bをそれぞれ設ける。搬出入昇降路19と循環昇降路21a,21bと3層の横移送路13a〜13cとで箱形循環路を搬出入昇降路19の両側にそれぞれ構成する。搬出入昇降路19の搬出入昇降リフト23が一方の横移送路13a〜13c側方に位置して両者間でパレットPを横移送可能なように横移送路13a〜13cとレベル合わせされた際、搬出入昇降リフト23上のパレットPと他方の13a〜13c上のパレットPとの係合連結が解除されるように右側格納部5a及び左側格納部5bの左右に並ぶ各層の横移送路13a〜13cを高低差Tをもって配置する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両をパレットごと入出庫部と格納部との間で搬出入昇降リフトにより受け渡して搬出入する搬出入昇降路が、上下複数層の横移送路のパレット横移送方向中間に設けられた昇降リフト付き中間乗入れ方式の多層箱形循環式駐車装置の改良に関するものである。
本出願人は、中間乗入れ方式の多層箱形循環式駐車装置として、特許文献1に開示されているような技術内容を既に出願している。
この多層箱形循環式駐車装置は、横移送路を地下の格納部に上下3層設けるとともに、これら横移送路のパレット横移送方向両端に循環昇降路をそれぞれ設けて箱形循環路を構成し、かつ上層横移送路のパレット横移送方向中間と地上の入出庫部とを搬出入昇降路で連絡している。そして、上記両循環昇降路に循環昇降リフトをそれぞれ設置して車両をパレットごと箱形循環路で循環させるようにしている。
また、上記搬出入昇降路に搬出入昇降リフトを設置するとともに、上記上層横移送路の搬出入昇降路に対応する横行レールをなくし、当該箇所に上記搬出入昇降リフトの支持レールが位置した状態で、分断された両側の横行レールを上記搬出入昇降リフトの支持レールで連続させて、パレットの循環及び搬出入を行うようにしている。
特開2007−284947号公報(段落0023欄〜段落0033欄、図1)
しかし、上記の特許文献1では、入出庫部から遠い格納部の奥に車両を搬入する場合や、格納部の奥から入出庫部に車両を搬出する場合には、以下に図5を参照して説明するように入出庫効率が低下することになる。
例えば、図5に示すように、下層横移送路a中程のパレットbに搭載された車両cを入出庫部dに搬出する場合、左右両端の循環昇降路eに配置された循環昇降リフトfの昇降動作と、上層横移送路g及び下層横移送路aにおけるパレット横行動作とを繰り返すことにより、図5に一点鎖線で示す反時計回りの箱形循環移動を行い、搬出入昇降路hで上層横移送路gの横行レールi側方に下降待機中の搬出入昇降リフトjの支持レールkに、上記搬出しようとする車両cが搭載されたパレットbが乗り移ったところで、箱形循環移動を停止する。その後、上記搬出入昇降リフトjを上昇させて車両cを入出庫部dに搬出することになる。
すなわち、搬出入昇降路hで入出庫部dと連絡されている上層横移送路gを除く中層横移送路lや下層横移送路aから車載パレットbを入出庫部dに搬出する場合や、中層横移送路lや下層横移送路aに車載パレットbを搬入する場合には、必然的に左右両端のいずれかの循環昇降路eを経由した大廻りの迂回経路(搬出例を図5に白抜き矢印で示す)をとることを余儀なくされ、入出庫時間が長くなる。この傾向は、層数が多くなればなるほど、また、横移送路が長くなればなるほど増大する。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、中間乗入れ方式の多層箱形循環式駐車装置において、入出庫効率を向上させることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、入出庫部と格納部との間でパレットを受け渡す搬出入昇降リフトを上下複数層の横移送路の全層に亘って昇降させ、かつ上記搬出入昇降リフトが昇降する搬出入昇降路の両側でそれぞれパレットを箱形循環移動させるようにしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、中間乗入れ方式の多層箱形循環式駐車装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、車両を格納する格納部と車両が出入りする入出庫部とを備え、上記格納部は、右側格納部と左側格納部とに区画され、上記右側格納部及び左側格納部には、複数枚のパレットを長辺側がパレット横移送方向に向くように雄連結器と雌連結器とで上下方向から係合連結した状態で横行レール上を1パレット分ずつ横移送する横移送路がそれぞれ上下方向に複数層設けられ、上記右側格納部と左側格納部との間には、車両をパレットごと上記入出庫部と格納部との間で受け渡して搬出入する搬出入昇降路が両側の複数層の横移送路に通ずるように全層に亘って設けられ、上記右側格納部及び左側格納部の各々の反搬出入昇降路側の端部には、上記搬出入昇降路と各々の複数層の横移送路とで箱形循環路を構成する循環昇降路がそれぞれ設けられ、上記搬出入昇降路及び循環昇降路には、車両をパレットごと昇降させる昇降リフトがそれぞれ設けられ、上記右側格納部及び左側格納部の左右に並ぶ各層の横移送路は、上記搬出入昇降路の昇降リフトが一方の横移送路側方に位置して両者間でパレットを横移送可能なように横移送路とレベル合わせされた際、当該昇降リフト上のパレットと他方の横移送路上のパレットとの係合連結が解除されるように高低差をもって配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記搬出入昇降路及び循環昇降路の昇降リフトは、上下のスプロケット間に上下方向に循環するように巻き掛けられた2列の無端状チェーンと、この2列の無端状チェーンに上下に隣り合う横移送路の層間ピッチに対応した間隔で橋絡され、パレットを下方から支持する支持レールとを有する昇降機構をパレットの両短辺側に対応するように2組備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、搬出入昇降路の両側でパレットの箱形循環移動を別々に行って個々の箱形循環経路を短くすることができる。また、搬出入昇降リフトを複数層のいずれかの横移送路側方に昇降させることで、パレット搬出入中継部を各層毎に設けることができる。そして、最も近いパレット搬出入中継部を選択することで、目的の場所に対して最短距離を取り得、車載パレットを短時間に速やかに搬出入して入出庫効率を大幅に向上させることができる。
また、右側格納部と左側格納部とで横移送路の横行レールの高さを変えるだけでレイアウト変更を簡単に行うことができるとともに、搬出入昇降リフトの僅かな昇降動作により左右の循環経路を切り換えることができる。
請求項2に係る発明によれば、搬出入昇降リフト及び循環昇降リフトを共に、同様の昇降機構で構成しているので、製作上、構造及び機器部材の共用化を図ることができる。
この発明の実施形態に係る多層箱形循環式駐車装置の全体構成を示す正面図である。 右側下層横移送路側方の循環昇降リフトに搭載されている車両を入出庫部に搬出する手順を説明する説明図である。 左側中層横移送路上の車両を入出庫部に搬出する手順を説明する説明図である。 隣り合うパレットを雄連結器と雌連結器とで上下方向から係合連結した状態を示す斜視図である。 特許文献1において、下層横移送路上の車両を入出庫部に搬出する手順を説明する説明図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施形態に係る多層箱形循環式駐車装置1を示す。この多層箱形循環式駐車装置1は建物の躯体3内に設置されている。該躯体3は地下埋設部分3aと地上露出部分3bとからなり、地下埋設部分3aで構成される空間を車両Vを格納する格納部5とし、地上露出部分3bで構成される1階の一部の空間を車両Vが出入りする入出庫部7としている。
上記入出庫部7の側壁7aには、上下方向に開閉する扉9を有する出入り兼用の出入り口7bが形成されているとともに、入出庫部7の床面7cには、パレットPの形状に略対応した矩形昇降口11が形成されている。
ここで、パレットPの構成について説明する。パレットPの両短辺側には、車輪p1が2個ずつ転動自在に取り付けられ、一方、パレットPの両長辺側の前後には、L字形の雄連結器p2とU字形の雌連結器p3とがそれぞれ1個ずつ取り付けられている(図4参照)。これら雄連結器p2及び雌連結器p3は、パレットPが180°向きを変えても位置関係が変わらないようにパレットPの中心に対して点対称に取り付けられている。そして、隣り合うパレットPを雄連結器p2と雌連結器p3との上下方向からの係合により連結したり、切り離したりするようにしている。また、図示しないが、パレットPの中央裏面には、横行用被案内溝部材がパレットP長辺に平行に延びるように固着されている。
一方、上記格納部5は、右側格納部5aと左側格納部5bとに区画され、上記右側格納部5a及び左側格納部5bには、横移送路がそれぞれ上下方向に3層設けられている。以下、上層横移送路に符号13aを、中層横移送路に符号13bを、下層横移送路に符号13cをそれぞれ付して表す。これら上層横移送路13a、中層横移送路13b及び下層横移送路13cには、パレットPの車輪p1が転動する2条の横行レール15が水平に配設され、複数枚のパレットPを長辺側がパレット横移送方向に向くように、つまり短辺側が横行レール15側に向いた横向き姿勢で、図4に示すように、雄連結器p2と雌連結器p3とで上下方向から係合連結した状態で空スペースが生じないように各横移送路13a〜13cに格納するとともに、入出庫時は横行レール15上を1パレット分ずつ横移送するようになっている。この横移送は、各横移送路13a〜13cに設置された周知のクランクアーム旋回式のパレット横送り装置17のクランクアーム先端(係合ローラ)を各パレットP裏面の上記横行用被案内溝部材に係合させ、かつクランクアームを旋回させることにより行われる。
上記右側格納部5aと左側格納部5bとの間には、搬出入昇降路19が両側の3層の横移送路13a〜13cに通ずるように全層に亘って設置されている。つまり、該搬出入昇降路19は昇降口11に通ずるように格納部5底面から入出庫部7直下まで延出して入出庫部7と格納部5とを連絡し、車両VをパレットPごと入出庫部7と格納部5との間で受け渡して搬出入するようにしている。
上記右側格納部5a及び左側格納部5bの各々の反搬出入昇降路19側の端部には、上記搬出入昇降路19と各々の3層の横移送路13a〜13cとで箱形循環路を構成する右端循環昇降路21a及び左端循環昇降路21bがそれぞれ設置されている。
上記搬出入昇降路19、右端循環昇降路21a及び左端循環昇降路21bには、車両VをパレットPごと昇降させる昇降リフトがそれぞれ配置されている。以下、搬出入昇降路19に配置されている昇降リフトを搬出入昇降リフト23と称呼し、右端循環昇降路21aに配置されている昇降リフトを右端循環昇降リフト25aと称呼し、左端循環昇降路21bに配置されている昇降リフトを左端循環昇降リフト25bと称呼する。これら昇降リフト23,25a,25bには、1台のパレットPが搭載されている。
上記右側格納部5a及び左側格納部5bの左右に並ぶ各層の横移送路13a〜13c、つまり左右の上層横移送路13a同士、左右の中層横移送路13b同士、左右の下層横移送路13c同士は、上記搬出入昇降路19の搬出入昇降リフト23が一方の横移送路(例えば、右側の上層横移送路13a)側方に位置して両者間でパレットPを横移送可能なように横移送路(例えば、右側の上層横移送路13a)とレベル合わせされた際、当該搬出入昇降リフト23上のパレットPと他方の横移送路(例えば、左側の上層横移送路13a)上のパレットPとの係合連結が解除されるように高低差Tをもって配置されている。本例では、左側格納部5bの横移送路13a〜13cの方が右側格納部5aの横移送路13a〜13cよりも上方に位置しているが、これとは逆に、右側格納部5aの横移送路13a〜13cの方が左側格納部5bの横移送路13a〜13cよりも上方に位置している場合にも適用することができる。上記高低差Tは、雄連結器p2及び雌連結器p3の上下寸法よりも若干大きく設定され、搬出入昇降リフト23上のパレットPは、その一方の長辺側で隣り合う横移送路13a〜13c上のパレットPと係合連結されている状態で、他方の長辺側で隣り合う横移送路13a〜13c上のパレットPとの係合が解除されるようにしている。
なお、右側格納部5a及び左側格納部5bに配置されているパレットPは、搬出入昇降リフト23を介し相互に移動往来可能である。また、常時は、搬出入昇降リフト23の後述する支持レール41のレベルを、右側格納部5a及び左側格納部5bのいずれかの横移送路13a〜13cの横行レール15のレベルに合わせている。したがって、搬出入昇降リフト23の支持レール41に搭載されたパレットPの雄連結器p2と雌連結器p3とは、上記レベル合わせが行われた格納部5a(5b)においては、隣り合うパレットPの連結器p2(p3)に係合し、他方の格納部5b(5a)においては、隣り合うパレットPの連結器p3(p2)とは上下方向に離脱している。
上記昇降リフト23,25a,25bは共に、昇降機構27をパレットPの両短辺側(パレット横移送方向と直交する方向)に対応するように2組備えている。上記各昇降機構27は、支柱29及び梁(図示せず)で枠組まれた枠組体31に組み付けられている。なお、上記各横移送路13a〜13cの横行レール15も、支柱29及び梁(図示せず)で枠組まれた枠組体31に組み付けられている。
上記各昇降機構27は、両端寄りに2個のスプロケット33を有しパレット横移送方向に延びる上下2本のシャフト35a,35bと、この上下2本のシャフト35a,35bの各々の上側及び下側のスプロケット33間に上下方向に循環するように巻き掛けられた左右2列の無端状チェーン39と、この左右2列の無端状チェーン39に上下に隣り合う横移送路13a〜13cの層間ピッチに対応した間隔で、つまり上記各横移送路13a〜13cの横行レール15に対応した間隔で橋絡された複数個の支持レール41とを有している。これら2組の昇降機構27の各々の下側のシャフト35bは、1基の駆動モータ43に図示しないブレーキ付減速機及び動力伝達軸を介して駆動連結され、上記駆動モータ43の起動により2組の昇降機構27が同期して昇降作動するようになっている。
そして、上記右端循環昇降リフト25a及び左端循環昇降リフト25bは、この2組の昇降機構27の支持レール41でパレットPを下方から支持して右端循環昇降路21a及び左端循環昇降路21bを昇降し、車両VをパレットPごと各横移送路13a〜13cとの間で受け渡すようにしている。
また、上記搬出入昇降リフト23は、上記2組の昇降機構27の支持レール41でパレットPを下方から支持して搬出入昇降路19を昇降し、車両VをパレットPごと入出庫部7と各横移送路13a〜13cとの間で受け渡すようにしている。
次に、入出庫動作の例として、出庫例を図2及び図3にそれぞれ1例ずつ挙げて説明する。入庫例は挙げないが出庫の場合と逆に行えばよいので、説明を省略する。図2及び図3において、車両を2台記載している。説明の都合上、これら車両に符号V1、V2を付し、車両V1を搭載しているパレットに符号P1を、車両V2を搭載しているパレットに符号P2をそれぞれ付している。その他のパレットには符号Pを付している。
図2は、車両V1を搭載した右端循環昇降リフト25aが右側格納部5aの下層横移送路13c側方に下降している状態であり、この車両V1を入出庫部7に搬出する例である。図2では、搬出入昇降リフト23の支持レール41が右側格納部5aの各横移送路13a〜13cの横行レール15にレベル合わせされている状態である。
したがって、この状態から中層横移送路13b及び下層横移送路13cのパレット横送り装置17と、右端循環昇降リフト25a及び搬出入昇降リフト23の昇降機構27との共働により、図2に一点鎖線で示すように、パレットP1(車両V1)を下層横移送路13cで1パレット分ずつピッチ送り(左行)して時計回りに箱形循環移動させ、このパレットP1(車両V1)が搬出入昇降リフト23の支持レール41上に乗り移ったところで、循環移動を停止する。そして、図2に白抜き矢印で示すように、搬出入昇降リフト23のみの上昇動作によりパレットP1(車両V1)を入出庫部7に搬出する。
図3は、左側格納部5bの中層横移送路13bに格納されている車両V2を入出庫部7に搬出する例であり、搬出入昇降リフト23の各支持レール41は左側格納部5bの各横移送路13a〜13cの横行レール15にレベル合わせされている状態である。
なお、図2のように、搬出入昇降リフト23の各支持レール41が右側格納部5aの各横移送路13a〜13cの横行レール15にレベル合わせが行われている状態であれば、まず、搬出入昇降リフト23のみ若干上昇作動して各支持レール41のレベルを左側格納部5bの各横行レール15のレベルに合わせる。
これで、搬出入昇降リフト23の中層横移送路13bに対応する支持レール41に搭載されたパレットPは右側格納部5aの隣り合うパレットPとの係合連結状態が解除され(雄連結器p2と雌連結器p3とが離脱し)、これに代わって左側格納部5bの中層横移送路13bに対応する隣り合うパレットPとの係合連結が行われる。
したがって、この状態から上層横移送路13a及び中層横移送路13bのパレット横送り装置17と、左端循環昇降リフト25b及び搬出入昇降リフト23の昇降機構27との共働により、図3に一点鎖線で示すように、パレットP2(車両V2)を中層横移送路13bで1パレット分ずつピッチ送り(右行)して反時計回りに箱形循環移動させ、このパレットP2(車両V2)が搬出入昇降リフト23の支持レール41上に乗り移ったところで、循環移動を停止する。そして、図3に白抜き矢印で示すように、搬出入昇降リフト23のみの上昇動作によりパレットP2(車両V2)を入出庫部7に搬出する。
なお、上記の2例においても、搬出入昇降リフト23の上昇動作行程において、支持レール41に搭載されたパレットPは、レベル合わせを行っていない側の格納部5a(5b)の隣り合うパレットPを通過するが、パレットPの雄連結器p2と雌連結器p3とは一旦係合するものの上下方向に素通りし(摺り抜け)、レベル合わせを行っている側の格納部5b(5a)における隣り合うパレットPの雄連結器p2及び雌連結器p3のみに係合する。
このように、この実施形態では、格納部5を右側格納部5aと左側格納部5bとに区画してその間に入出庫部7に通ずる搬出入昇降路19を設けるとともに、上記右側格納部5a及び左側格納部5bの各々に右端及び左端循環昇降リフト25a,25bと搬出入昇降リフト23とで別々の箱形循環路を構成した。また、上記搬出入昇降リフト23が一方の横移送路13a〜13c側方に位置して両者間でパレットPを横移送可能なように横移送路13a〜13cとレベル合わせされた際、搬出入昇降リフト23上のパレットPと他方の横移送路13a〜13c上のパレットPとの係合連結が解除されるように右側格納部5a及び左側格納部5bの左右に並ぶ各層の横移送路13a〜13cを高低差Tをもって配置した。
したがって、搬出入昇降路19の両側でパレットPの箱形循環移送が別々に行われて個々の箱形循環経路が短くなり、かつ搬出入昇降リフト23が上下3層のいずれかの横移送路13a〜13c側方に昇降することで、横移送路13a〜13cと搬出入昇降路19との3つの交差部分がパレット搬出入中継部となる。そして、目的の場所に対する最短距離を最も近いパレット搬出入中継部を選択することで取ることができ、車載パレットPの搬出入が短時間に速やかに行われて入出庫時間が大幅に短縮する。
また、右側格納部5aと左側格納部5bとで横移送路13a〜13cの横行レール15の高さを変えるだけの簡単なレイアウト変更で対応できるとともに、搬出入昇降リフト23の僅かな昇降動作により左右の循環経路の切換えが行われる。
さらに、搬出入昇降リフト23及び循環昇降リフト25a,25bを共に、同様の昇降機構で構成しているため、製作上、構造及び機器部材の共用化が図られる。
なお、上記の実施形態では、格納部5に上下3層の横移送路13a〜13cを設けた場合を示したが、これに限らず、横移送路が2層又は4層以上の場合にも適用することができる。
また、車両Vを前進運転で入出庫部7から退出できるように、入出庫部7に矩形開口付きターンテーブルを備えた中間乗入れ方式の多層箱形循環式駐車装置にも適用することができる。
この発明は、車両をパレットごと入出庫部と格納部との間で搬出入昇降リフトにより受け渡して入出庫する搬出入昇降路が、上下複数層の横移送路のパレット横移送方向中間に設けられた昇降リフト付き中間乗入れ方式の多層箱形循環式駐車装置について有用である。
1 多層箱形循環式駐車装置
5 格納部
5a 右側格納部
5b 左側格納部
7 入出庫部
13a 上層横移送路
13b 中層横移送路
13c 下層横移送路
15 横行レール
19 搬出入昇降路
21a 右端循環昇降路
21b 左端循環昇降路
23 搬出入昇降リフト
25a 右端循環昇降リフト
25b 左端循環昇降リフト
27 昇降機構
33 スプロケット
39 無端状チェーン
41 支持レール
P,P1,P2 パレット
p2 雄連結器
p3 雌連結器
T 高低差
V,V1,V2 車両

Claims (2)

  1. 車両を格納する格納部と車両が出入りする入出庫部とを備え、
    上記格納部は、右側格納部と左側格納部とに区画され、
    上記右側格納部及び左側格納部には、複数枚のパレットを長辺側がパレット横移送方向に向くように雄連結器と雌連結器とで上下方向から係合連結した状態で横行レール上を1パレット分ずつ横移送する横移送路がそれぞれ上下方向に複数層設けられ、
    上記右側格納部と左側格納部との間には、車両をパレットごと上記入出庫部と格納部との間で受け渡して搬出入する搬出入昇降路が両側の複数層の横移送路に通ずるように全層に亘って設けられ、
    上記右側格納部及び左側格納部の各々の反搬出入昇降路側の端部には、上記搬出入昇降路と各々の複数層の横移送路とで箱形循環路を構成する循環昇降路がそれぞれ設けられ、
    上記搬出入昇降路及び循環昇降路には、車両をパレットごと昇降させる昇降リフトがそれぞれ設けられ、
    上記右側格納部及び左側格納部の左右に並ぶ各層の横移送路は、上記搬出入昇降路の昇降リフトが一方の横移送路側方に位置して両者間でパレットを横移送可能なように横移送路とレベル合わせされた際、当該昇降リフト上のパレットと他方の横移送路上のパレットとの係合連結が解除されるように高低差をもって配置されていることを特徴とする多層箱形循環式駐車装置。
  2. 請求項1に記載の多層箱形循環式駐車装置において、
    上記搬出入昇降路及び循環昇降路の昇降リフトは、上下のスプロケット間に上下方向に循環するように巻き掛けられた2列の無端状チェーンと、この2列の無端状チェーンに上下に隣り合う横移送路の層間ピッチに対応した間隔で橋絡され、パレットを下方から支持する支持レールとを有する昇降機構をパレットの両短辺側に対応するように2組備えていることを特徴とする多層箱形循環式駐車装置。
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