JP2007126855A - 水平循環式駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦移送装置の上下の厚さを薄くし、しかも縦移送に支障を来さないようにする。
【解決手段】水平面内で鉛直軸43回りに回転する2個の駆動及び従動スプロケット39,41に1条の無端チェーン45を巻き掛ける。無端チェーン45に2個の循環移動体55を循環軌道中心を基準に点対称となるように連結する。無端チェーン45の循環軌道外側下方に接近して長円形状の無端軌道体57を配設する。無端軌道体57の一方の円弧軌道部61で各循環移動体55の係合ローラ89をパレット下面の第2係合溝部材p6に係合させて各循環移動体55をパレットに連結しパレットを直線軌道部59に沿って他方の円弧軌道部61に向かって縦移送する。各循環移動体55が他方の円弧軌道部61を反転することで係合ローラ89を第2係合溝部材p6から離脱させて各循環移動体55をパレットから切り離す。
【選択図】図5

Description

この発明は、縦移送路と横移送路とが交互に接続された矩形循環路でパレットを水平循環させて車両を入出庫するように構成された水平循環式駐車装置に関し、特に、縦移送路におけるパレット移送対策に関するものである。
特許文献1には、建物内の駐車空間に矩形循環路を上下2層に設置し、複数枚のパレットを上記循環路を構成する縦移送路の対角位置に空スペースを形成した状態で縦移送装置及び横移送装置の作動により1パレット分ずつ縦移送方向と横移送方向とに交互にピッチ送りして水平循環させ、車両を入出庫部と上記駐車空間との間で昇降リフトにより受け渡して入出庫するように構成された水平循環式駐車装置が開示されている。
このような水平循環式駐車装置では、駐車空間は地下に形成される場合がほとんどであり、地下掘削費が設置工事費のかなりのウエイトを占めるため、地下駐車空間の高さは可能な限り低く設定される。また、スペースが限られた地下駐車空間では、可能な限り車高の高い車種の車両を収容できるように構成することが駐車効率上要求される。
特に、循環路を上下に多層に設置した水平循環式駐車装置では、縦移送路における縦移送装置の占める高さスペースが地下駐車空間の高さや収容可能車種(車高高さ)に大きく影響を及ぼす。
しかし、一般には、縦移送装置は、特許文献2,3に開示されているように、鉛直面内で水平軸回りに回転する2個のスプロケットに無端チェーンを巻き掛けて、該無端チェーンが鉛直面内で循環移動する送り機構であるため、縦移送装置の上下の厚さが非常に厚くなる。
そこで、上記の特許文献1の縦移送装置では、特許文献2,3の上述の如き問題を指摘し、解決策として無端チェーンを水平面内で循環させる構成としている。具体的には、図9に示すように、水平面内で鉛直軸a回りに回転する2個のスプロケットbに無端チェーンcを巻き掛けた上側スプロケット機構dと、該上側スプロケット機構dと同様に、水平面内で鉛直軸e回りに回転する2個のスプロケットfに無端チェーンgを巻き掛けた下側スプロケット機構hとを上下に並設し、これらスプロケット機構d,hの上下2条の無端チェーンc,gにパレット縦移送用のU字状フックiを有する支持アームjを取り付け、上記スプロケット機構d,hを1基のモータkの駆動によって同時に同じ方向に水平面内で循環移動させるようにしている。図9中、lはパレット(図示せず)下面に設けられ上記フックiが係合する係合部材である。
特許第3079432号公報(第4頁、図4,7) 特公昭48−24874号公報(第2,3頁、第2図) 特開昭53−109380号公報(第2頁、第2図)
ところが、上記の特許文献1の縦移送装置では、上側スプロケット機構dと下側スプロケット機構hとを上下に並設しているため、どうしてもその分だけ縦移送装置の上下の厚さが厚くなり、縮小効果は不十分である。
さらに、縦移送時に移送に支障を来さないように支持アームjの姿勢を安定させるには、可減速を含む高速の縦移送動作を考慮して上下2条の無端チェーンc,gの上下間隔をかなり広く確保する必要があり、現実問題として縦移送装置の上下の厚さを薄くするには限界がある。このため、地下駐車空間の高さを低くするのに限界があり、地下掘削工事費を思うように低減することができない。
また、スペースが限られた地下駐車空間に循環路を上下に多層に設置する場合、層間距離を大きく確保できないため、車高の高い車両を収容できず、収容効率が低下する。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、縦移送装置の上下の厚さを薄くし、しかも縦移送に支障を来さないようにしたことである。
上記の目的を達成するため、この発明は、水平面内で循環移動する1条の無端チェーンでパレットの縦移送を安定して行うようにしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、縦移送装置を有する縦移送路と横移送装置を有する横移送路とが交互に接続された矩形循環路を駐車空間に設け、該循環路で複数枚のパレットを縦移送路の対角位置に空スペースを形成した状態で上記縦移送装置及び横移送装置の作動により1パレット分ずつ縦移送方向と横移送方向とに交互にピッチ送りして水平循環させ、車両を入出庫部と上記駐車空間との間で昇降リフトにより受け渡して入出庫するように構成された水平循環式駐車装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記縦移送装置は、縦移送方向に離間して配設され水平面内で鉛直軸回りに回転する2個のスプロケットと、これらスプロケットに巻き掛けられ水平面内で循環移動する1条の無端チェーンと、パレット下面に設けられた被係合部材に係脱可能に係合する係合部材を有し上記無端チェーンにその循環軌道中心を基準に点対称となるように連結された2個の循環移動体と、上記無端チェーンの循環軌道外側下方に接近して配設され2本の平行な直線軌道部と該両直線軌道部両端に連続する2本の円弧軌道部とからなり上記両循環移動体を移動自在に支持して上記無端チェーンの循環軌道に沿って案内する長円形状の無端軌道体とを備え、上記各循環移動体は、上記無端軌道体の一方の円弧軌道部で係合部材をパレット下面の被係合部材に係合させてパレットに連結され該パレットを直線軌道部に沿って他方の円弧軌道部に向かって縦移送し、他方の円弧軌道部を反転することで上記係合部材を上記被係合部材から離脱させてパレットから切り離されるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、各循環移動体は、無端チェーンに連結された主移動体と、該主移動体に無端チェーンの循環軌道内側寄りを回動支点として水平面内で回動自在に連結された副移動体とからなり、上記主移動体は、無端軌道体の直線軌道部では上記副移動体と一塊りとなって移動する一方、円弧軌道部では上記副移動体と離反しながら移動するように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、無端軌道体は、水平方向に互いに間隔をあけて平行に延びる一対の縦壁部と、これら縦壁部の上下中程を一体に連結する水平壁部とからなるH形鋼材で形成され、各循環移動体は、上下方向に互いに間隔をあけた一対の水平面部と、これら水平面部の一端を上下に連結する縦面部とで断面コ字状に形成され、上記両水平面部には、上記無端軌道体の両縦壁部内面を水平壁部の上下両側において水平面内で鉛直軸回りに回転して転動し循環移動体の水平方向の移動を規制する横ローラと、上記無端軌道体の水平壁部を鉛直面内で水平軸回りに回転して上下方向から挟持するように転動し循環移動体の上下方向の移動を規制する縦ローラとが設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、水平面内で循環移動する1条の無端チェーンでパレットの縦移送を行うので、特許文献1のような上下2条の無端チェーンで縦移送する場合に比べて縦移送装置の上下厚さを大幅に縮小することができる。したがって、地下駐車空間の高さを浅くすることができ、地下掘削工事費の低減化を図ることができる。
また、スペースが限られた地下駐車空間に循環路を上下に多層に設置する場合、従来、普通車しか収容対象としていなかった駐車装置に比べて層間距離を大きくとれるため、近年、普及著しい車高の高い車種(ミッドルーフ車、セミハイルーフ車等)も収容可能となり、駐車装置の収容効率を大幅に向上させることができる。
しかも、無端チェーンに連結された循環移動体の係合部材をパレット下面の被係合部材に係合させた状態で、上記循環移動体を無端軌道体で移動自在に支持して無端チェーンの循環軌道に沿って案内するので、循環移動体は高速縦移送時でもぐらつかず、パレットを安定して縦移送することができる。
請求項2に係る発明によれば、循環移動体を構成する主移動体は、無端軌道体の円弧軌道部で副移動体と離反しながら移動するので、循環移動体の全長を長くして縦移送の安定性を確保した場合でも、円弧軌道部の曲率半径を必要以上に大きくすることなく循環移動を行わせることができる。
請求項3に係る発明によれば、横ローラが無端軌道体の両縦壁部内面を転動することで循環移動体の水平方向の移動を規制するとともに、縦ローラが無端軌道体の水平壁部を上下方向から挟持するように転動することで循環移動体の上下方向の移動を規制するので、循環移動体の縦移送時のぐらつきを確実になくし、パレットの安定した縦移送を確保することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1及び図2はこの発明の実施の形態に係る水平循環式駐車装置1を示し、この水平循環式駐車装置1は、地下駐車空間3と、この地下駐車空間3と地上側の入出庫口5aを有する入出庫部5との間において車両Cを昇降させるフォーク式の昇降リフト7とを備えている。これより、図1における左方を左、右方を右、上方を前、下方を後とし、左右方向を横移送方向、前後方向を縦移送方向とする。
上記地下駐車空間3には、互いに平行な2列の左側縦移送路A1及び右側縦移送路A2と、互いに平行な2列の後側横移送路B1及び前側横移送路B2とからなる矩形循環路Jが上下2層に設置され、これら循環路Jは上記縦移送路A1,A2と横移送路B1,B2とが交互に接続されて形成されている。
図1において循環路Jの右上隅には、上記昇降リフト7が昇降する昇降路9が地下駐車空間3と入出庫部5とを連絡するように設けられている。この昇降路9には上記昇降リフト7を昇降させるための2本の支柱11が平行に立設され、これら支柱11の上端及び下端に設けられたスプロケット13に無端チェーン15を掛け渡し、該無端チェーン15を昇降モータ17の駆動により上下方向に走行させることにより昇降リフト7をガイドローラ18で案内しながら昇降させるようになっている。図1及び図2中、20はバランスウェイトである。
上記循環路J上には複数枚のパレットPが配置され、循環路Jは、各パレットPを左側縦移送路A1及び右側縦移送路A2の対角位置に空スペースSを1つずつ形成した状態で1パレット分ずつ縦移送方向と横移送方向とに交互にピッチ送りして水平循環させ、車両Cを入出庫部5と地下駐車空間3との間で昇降リフト7により受け渡して入出庫するように構成されている。なお、上記パレットPの両長辺側両端には、図3及び図4に示すように、互いに横移送時に係合する一方、縦移送時に離脱する雄連結器p1及び雌連結器p2が1つずつ一体に設けられている。
上記後側横移送路B1及び前側横移送路B2には、多数個の横移送ローラ19が横移送方向に間隔をあけて2列に並設されている。一方、上記各パレットP下面の長手方向両端寄りには、各パレットPを後側横移送路B1及び前側横移送路B2で移動させるためのガイドレールp3が横移送方向に延びるように2本ずつ設けられている(図3及び図4参照)。そのうち外側のガイドレールp3は上記横移送ローラ19群上を移動するようになっている。上記後側横移送路B1及び前側横移送路B2には、横移送装置21がそれぞれ設置され、この横移送装置21は、両端に係合ローラ23aが回転自在に設けられたクランクアーム23と、図示しない横移送モータとからなり、上記係合ローラ23aを各パレットP下面の一方の長辺側に設けられた第1係合溝部材p4に係合させた状態で、クランクアーム23を横移送モータの駆動により水平面内で旋回させることで各パレットPを横移送するようになっている。
上記左側縦移送路A1及び右側縦移送路A2には、縦移送方向に延びる左右2列の縦移送レール25が平行に設置されている。そのうち、左側縦移送路A1の縦移送レール25は後側横移送路B1及び前側横移送路B2に連続して延びているが、右側縦移送路A2の縦移送レール25は後側横移送路B1と前側横移送路B2とで分断され、前側横移送路B2の縦移送レール25は上記昇降リフト7上に設けられている。一方、各パレットP下面の四隅には、各パレットPを縦移送するための縦移送ローラp5が回転自在に取り付けられ、これら縦移送ローラp5はガイドレールp3よりも下方に突出して縦移送レール25上を転動し、各パレットPを縦移送するようになっている(図4参照)。
上記循環路Jの四隅には、縦移送路A1,A2と横移送路B1,B2との間で相互に各パレットPの移載を行う2列のころユニット27がそれぞれ設置されている。つまり、この実施の形態の循環路Jでは、四隅に左側縦移送路A1及び右側縦移送路A2が位置するように配置されており、左側縦移送路A1の前後部、右側縦移送路A2の後部及び昇降リフト7にころユニット27がそれぞれ設置されている。上記ころユニット27は、横移送路B1,B2の横移送ローラ19群の延長線上で縦移送レール25を横切って該縦移送レール25の走行面と同じ高さに設けられており、横移送方向に回転する複数個のころ部材(図示せず)が横移送方向に向かって並設されてなり、各パレットPを縦移送路A1,A2と横移送路B1,B2との間で相互に乗り移らせるように構成されている。また、縦移送路A1,A2には、図3に示すように、横移送路B1,B2の横移送ローラ19延長線上に対応して2個のローラ29が配設されているとともに、その内側で横移送方向に間隔をあけて1個のローラ29が配設され、横移送されたパレットPの内外のガイドレールp3を受けるようになっている。これらころユニット27及びローラ29等、上記循環路Jを構成する要素は、柱31及び梁33を組み合わせてなる枠組体35に取り付けられている。
上記左側縦移送路A1及び右側縦移送路A2の枠組体35には、この発明の特徴とする縦移送装置37がそれぞれ設置されている。これら縦移送装置37は、図5〜8に示すように、縦移送方向に離間して配設された2個のスプロケット39,41を備え、これらスプロケット39,41は共に水平面内で鉛直軸43回りに回転し、1条の無端チェーン45がこれらスプロケット39,41に巻き掛けられている。上記両スプロケット39,41のうち一方(図5左側)のスプロケット39寄りの枠組体35には、出力軸にウォーム47が固定された1基の駆動モータ49が据え付けられている。上記ウォーム47はウォームギヤ51に噛合し、該ウォームギヤ51は上記スプロケット39の鉛直軸43に固定された伝達ギヤ53に噛合している。そして、上記駆動モータ49の回転トルクを上記ウォーム47、ウォームギヤ51及び伝達ギヤ53により減速してスプロケット39に伝達し、上記無端チェーン45を水平面内で循環移動させるようにしている。以下、スプロケット39を駆動スプロケット39と称呼し、スプロケット41を従動スプロケット41と称呼することとする。
上記無端チェーン45には、2個の循環移動体55が無端チェーン45の循環軌道中心を基準に点対称となるように連結されている。また、上記無端チェーン45の循環軌道外側下方には、長円形状の無端軌道体57が複数本の支持フレーム58に支持されて接近して配設されている。この無端軌道体57は、2本の平行な直線軌道部59と、該両直線軌道部59両端に連続する2本の円弧軌道部61とからなり、上記両循環移動体55を移動自在に支持して上記無端チェーン45の循環軌道に沿って案内するようになっている。上記無端軌道体57は、水平方向に互いに間隔をあけて平行に延びる一対の縦壁部63と、これら縦壁部63の上下中程を一体に連結する水平壁部65とからなるH形鋼材で形成されている。
一方、上記各循環移動体55は、無端チェーン45にアタッチメント67により連結された主移動体69と、該主移動体69に連結バー71により無端チェーン45の循環軌道内側寄りを回動支点として水平面内で回動自在に連結された副移動体73とからなる。上記主移動体69は、無端軌道体57の直線軌道部59では、図6及び図7に示すように、上記副移動体73と一塊りとなって移動する一方、円弧軌道部61では、図5に示すように、上記副移動体73と離反しながら移動するように構成されている。
上記各循環移動体55(主移動体69及び副移動体73)は、上下方向に互いに間隔をあけた一対の水平面部75と、これら水平面部75の一端を上下に連結する縦面部77とで断面コ字状に形成されている。上記主移動体69の両水平面部75には、横ローラ79が上記無端軌道体57の両縦壁部63内面を水平壁部65の上側において2個、下側において1個ずつ水平面内で鉛直軸81回りに回転自在に取り付けられ、これら横ローラ79が両縦壁部63内面を転動することにより、主移動体69の水平方向の移動を規制するようになっている。このような横ローラ79は、副移動体73にも水平壁部65の上側において水平面内で鉛直軸81回りに回転自在に1個取り付けられている。
上記主移動体69及び副移動体73の両水平面部75には、上下2個の縦ローラ83がブラケット85に上記無端軌道体57の水平壁部65を鉛直面内で水平軸87回りに回転自在に取り付けられ、これら縦ローラ83が水平壁部65を上下方向から挟持するように転動することにより、主移動体69及び副移動体73の上下方向の移動を規制するようになっている。
上記主移動体69の上側水平面部75上面には、係合部材としての係合ローラ89が鉛直軸91回りに回動自在に取り付けられ、上記副移動体73の縦面部77の主移動体69側端部には、循環移動体55が無端軌道体57の直線軌道部59を移動する際に主移動体69の縦面部77に係合する係合突起93が突設されている。一方、各パレットPの後側短辺部下面には、被係合部材としての第2係合溝部材p6が設けられているとともに、上記第1係合溝部材p4と反対側の長辺側両端寄りには、図3に示すように、ガイドピンp7がそれぞれ垂設されている。また、上記左側縦移送路A1の枠組体35には、各パレットPの上記第1係合溝部材p4を係合案内する1条の突条部材95と、上記ガイドピンp7を係合案内する複数個の第3係合溝部材97が設けられている(図3参照)。
そして、上記各循環移動体55(主移動体69及び副移動体73)は、上記無端軌道体57の一方の円弧軌道部61で係合ローラ89をパレットP下面の第2係合溝部材p6に係合させてパレットPに連結され、該パレットPを直線軌道部59に沿って他方の円弧軌道部61に向かって縦移送し、他方の円弧軌道部61を反転することで上記係合ローラ89を上記第2係合溝部材p6から離脱させてパレットPから切り離されるように構成されている。この縦移送時に、パレットPの第2係合溝部材p6が突条部材93に係合案内されるとともに、突条部材93が第3係合溝部材95に係合案内され、パレットPの横ブレを防止するようになっている。図8中、c1は車両Cのタイヤである。
上述の如く構成された水平循環式駐車装置1では、入出庫時に循環路Jで複数枚のパレットPを縦移送路A1,A2の対角位置に空スペースSを形成した状態で縦移送装置37及び横移送装置21の作動により1パレット分ずつ縦移送方向と横移送方向とに交互にピッチ送りして水平循環させ、車両Cを入出庫部5と地下駐車空間3との間で昇降リフト7により受け渡して入出庫する。具体的には、横移送路B1,B2では、パレットPは横移送装置21のクランクアーム23の係合ローラ23aがパレットPの第1係合溝部材p4に係合して旋回することによりピッチ送りされる。縦移送路A1,A2では、横移送路B1,B2からころユニット27上に乗り移れたパレットPが、縦移送装置37の作動により、つまり駆動モータ49の起動により1条の無端チェーン45が循環移動して駆動スプロケット39及び従動スプロケット41が水平面内で鉛直軸43回りに回転し、主移動体69の係合ローラ89がパレットPの第2係合溝部材p6に係合して縦移送レール25上に沿って縦移送される。
このように、この実施形態では、水平面内で循環移動する1条の無端チェーン45でパレットPの縦移送を行うので、特許文献1のような上下2条の無端チェーンで縦移送する場合に比べて縦移送装置の上下厚さを大幅に縮小することができる。したがって、地下駐車空間3の高さを浅くすることができ、地下掘削工事費の低減化を図ることができる。
また、スペースが限られた地下駐車空間3に循環路Jを上下に多層に設置する場合、従来、普通車しか収容対象としていなかった駐車装置に比べて層間距離を大きくとれるため、近年、普及著しい車高の高い車種(ミッドルーフ車、セミハイルーフ車等)も収容可能となり、駐車装置の収容効率を大幅に向上させることができる。
しかも、無端チェーン45に連結された主移動体69の係合ローラ89をパレットP下面の第2係合溝部材p6に係合させた状態で、上記循環移動体55を無端軌道体57で移動自在に支持して無端チェーン45の循環軌道に沿って案内するので、循環移動体55は高速縦移送時でもぐらつかず、パレットPを安定して縦移送することができる。
さらに、循環移動体55を構成する主移動体69は、無端軌道体57の円弧軌道部61で副移動体73と離反しながら移動するので、循環移動体55の全長を長くして縦移送の安定性を確保した場合でも、円弧軌道部61の曲率半径を必要以上に大きくすることなく循環移動を行わせることができる。
また、循環移動体55の横ローラ79が無端軌道体57の両縦壁部63内面を転動することで循環移動体55の水平方向の移動を規制するとともに、縦ローラ83が無端軌道体57の水平壁部65を上下方向から挟持するように転動することで循環移動体55の上下方向の移動を規制するので、循環移動体55の縦移送時のぐらつきを確実になくし、パレットPの安定した縦移送を確保することができる。
この発明は、縦移送路と横移送路とが交互に接続された矩形循環路でパレットを水平循環させて車両を入出庫するように構成された水平循環式駐車装置として有用である。
実施の形態に係る水平循環式駐車装置の平面図である。 図1のII−II線における断面図である。 図1の左側縦移送路の拡大平面図である。 図3のIV−IV線における断面図である。 実施の形態に係る水平循環式駐車装置の縦移送装置の平面図である。 実施の形態に係る水平循環式駐車装置において循環移動体が無端軌道体の直線軌道部にいる状態の平面図である。 図6において第1循環移動体を直線軌道部外側から見た正面図である。 図5のVIII−VIII線に相当する断面図である。 従来例の縦移送装置の側面図である。
符号の説明
1 水平循環式駐車装置
3 地下駐車空間
5 入出庫部
7 昇降リフト
21 横移送装置
37 縦移送装置
39 駆動スプロケット
41 従動スプロケット
43 鉛直軸
45 無端チェーン
55 循環移動体
57 無端軌道体
59 直線軌道部
61 円弧軌道部
63 縦壁部
65 水平壁部
69 主移動体
73 副移動体
75 水平面部
77 縦面部
79 横ローラ
81 鉛直軸
83 縦ローラ
87 水平軸
89 係合ローラ(係合部材)
A1 左側縦移送路
A2 右側縦移送路
B1 後側横移送路
B2 前側横移送路
C 車両
J 循環路
P パレット
p6 第2係合溝部材(被係合部材)
S 空スペース

Claims (3)

  1. 縦移送装置を有する縦移送路と横移送装置を有する横移送路とが交互に接続された矩形循環路を駐車空間に設け、該循環路で複数枚のパレットを縦移送路の対角位置に空スペースを形成した状態で上記縦移送装置及び横移送装置の作動により1パレット分ずつ縦移送方向と横移送方向とに交互にピッチ送りして水平循環させ、車両を入出庫部と上記駐車空間との間で昇降リフトにより受け渡して入出庫するように構成された水平循環式駐車装置であって、
    上記縦移送装置は、縦移送方向に離間して配設され水平面内で鉛直軸回りに回転する2個のスプロケットと、
    これらスプロケットに巻き掛けられ水平面内で循環移動する1条の無端チェーンと、
    パレット下面に設けられた被係合部材に係脱可能に係合する係合部材を有し上記無端チェーンにその循環軌道中心を基準に点対称となるように連結された2個の循環移動体と、
    上記無端チェーンの循環軌道外側下方に接近して配設され2本の平行な直線軌道部と該両直線軌道部両端に連続する2本の円弧軌道部とからなり上記両循環移動体を移動自在に支持して上記無端チェーンの循環軌道に沿って案内する長円形状の無端軌道体とを備え、
    上記各循環移動体は、上記無端軌道体の一方の円弧軌道部で係合部材をパレット下面の被係合部材に係合させてパレットに連結され該パレットを直線軌道部に沿って他方の円弧軌道部に向かって縦移送し、他方の円弧軌道部を反転することで上記係合部材を上記被係合部材から離脱させてパレットから切り離されるように構成されていることを特徴とする水平循環式駐車装置。
  2. 請求項1に記載の水平循環式駐車装置において、
    各循環移動体は、無端チェーンに連結された主移動体と、該主移動体に無端チェーンの循環軌道内側寄りを回動支点として水平面内で回動自在に連結された副移動体とからなり、
    上記主移動体は、無端軌道体の直線軌道部では上記副移動体と一塊りとなって移動する一方、円弧軌道部では上記副移動体と離反しながら移動するように構成されていることを特徴とする水平循環式駐車装置。
  3. 請求項1又は2に記載の水平循環式駐車装置において、
    無端軌道体は、水平方向に互いに間隔をあけて平行に延びる一対の縦壁部と、これら縦壁部の上下中程を一体に連結する水平壁部とからなるH形鋼材で形成され、
    各循環移動体は、上下方向に互いに間隔をあけた一対の水平面部と、これら水平面部の一端を上下に連結する縦面部とで断面コ字状に形成され、
    上記両水平面部には、上記無端軌道体の両縦壁部内面を水平壁部の上下両側において水平面内で鉛直軸回りに回転して転動し循環移動体の水平方向の移動を規制する横ローラと、上記無端軌道体の水平壁部を鉛直面内で水平軸回りに回転して上下方向から挟持するように転動し循環移動体の上下方向の移動を規制する縦ローラとが設けられていることを特徴とする水平循環式駐車装置。
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