JP3210559B2 - 搬送機の車輪止め装置 - Google Patents

搬送機の車輪止め装置

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JP3210559B2
JP3210559B2 JP28221095A JP28221095A JP3210559B2 JP 3210559 B2 JP3210559 B2 JP 3210559B2 JP 28221095 A JP28221095 A JP 28221095A JP 28221095 A JP28221095 A JP 28221095A JP 3210559 B2 JP3210559 B2 JP 3210559B2
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勝義 谷藤
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬送機の車輪止め装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、限られた面積の土地に対して
多数の自動車を駐車する場合には、その土地に例えば図
13に示す立体駐車場81を設けるようにしている。こ
の立体駐車場81は四方を囲うように設けられた四角筒
状の外壁82を備え、外壁82は地上から掘り下げられ
た穴83内に鉛直方向へ延びるように配置されている。
外壁82の内部には格納フレーム84が設けられ、格納
フレーム84の上側には立体駐車場1に対して自動車W
1を出し入れする際の出入口となる入出庫室85が設け
られている。
【0003】格納フレーム84は鉛直方向へ延びる昇降
フレーム86を備えている。この昇降フレーム86は外
壁82内において左右方向中央部に位置し、昇降フレー
ム86の上端部は前記入出庫室85内に位置している。
図14に示すように、昇降フレーム86は前後(図14
の上下)両側に一対づつ、合計四つ設けられている。そ
して、各昇降フレーム86によって囲われた部分には、
鉛直方向(図14の紙面と直交する方向)へ延びる昇降
空間87が設けられている。
【0004】昇降空間87内には昇降リフト88(搬送
機)が設けられ、昇降リフト88は昇降空間87内を昇
降フレーム86に沿って昇降するようになっている。昇
降リフト88は、昇降空間87内の左右両側において前
後方向へ延びる一対のリフトフレーム89と、両リフト
フレーム89から対向するように突出する櫛歯状のフォ
ーク89aとから構成されている。図15(a)に示す
ように、前記フォーク89aは水平方向へ延びる複数の
支持バー89b,89cをリフトフレーム89に沿って
並設することによって構成されている。このフォーク8
9aには自動車W1が載せられるようになっており、自
動車W1の前タイヤTを支持するタイヤ支持バー89c
の上面は、車輪止め装置を構成すべく他の支持バー89
bの上面よりも下方に位置している。
【0005】図13に示すように、昇降フレーム86に
は水平方向へ延びる複数段のガイドレール90が取り付
けられ、この各ガイドレール90によって昇降空間87
の左右両側に複数階の格納室91が区画形成されてい
る。前記各ガイドレール90には、そのガイドレール9
0に沿って複数のローラ90aが回転可能に支持されて
いる。格納室91内には前記各ローラ90aに支持され
た横行トレー92が設けられ、横行トレー92の左右両
側部には前記昇降リフト88のフォーク89aと互い違
いに突出する図示しない櫛歯状のフォークが形成されて
いる。そして、格納室91及び昇降空間87内の各ロー
ラ90aを正逆方向へ積極回転させると、横行トレー9
2が格納室91と昇降空間87との間を横行移動するよ
うになっている。
【0006】上記立体駐車場81の格納室91に自動車
W1を格納するには、入出庫室5内へ自動車W1を走行
させて昇降リフト88のフォーク89a上へ載せる。そ
して、自動車W1の前タイヤTがフォーク89aのタイ
ヤ支持バー89c上に位置すると、自動車W1の走行が
停止される。その後、自動車W1を載せた昇降リフト8
8は、前記自動車W1を格納予定の格納室91が属する
階のガイドレール90の上方へ移動される。この時、昇
降リフト88が揺れたりして図15(a)に示す自動車
W1の前タイヤTが転がろうとすると、その前タイヤT
がタイヤ支持バー89cの両側に位置する他の支持バー
89bにより移動規制されるため、昇降リフト88から
の自動車W1の落下が防止される。
【0007】自動車W1を載せた昇降リフト88が前記
ガイドレール90の上側へ移動された後、前記自動車W
1を格納予定の格納室91内における横行トレー92が
昇降空間87へ横行移動される。この状態で、自動車W
1を載せた昇降リフト88が前記横行トレー92の上方
から下方へ向かって下降されると、昇降リフト88のフ
ォーク89aと横行トレー92のフォークとがすれ違
う。この時、昇降リフト88の自動車W1が横行トレー
92のフォークによってすくい取られて横行トレー92
に乗り移る。そして、自動車W1が乗り移った横行トレ
ー92を格納室91へ横行移動させることにより、その
格納室91に自動車W1が格納される。
【0008】格納室91に格納された自動車W1を立体
駐車場81から出すには、昇降リフト88を前記格納室
91が属する階のガイドレール90の下方へ移動させ
る。そして、前記格納室91内の自動車W1が載置され
た横行トレー92を昇降空間87へ横行移動させる。そ
の後、昇降リフト88を前記横行トレー92の下方から
上方へ向かって上昇させると、昇降リフト88のフォー
ク89aと横行トレー92のフォークとがすれ違う。こ
の時、横行トレー92の自動車W1が昇降リフト88の
フォーク89aによってすくい取られて昇降リフト88
に乗り移る。
【0009】自動車W1が乗り移った昇降リフト88は
入出庫室85内へ移動され、昇降リフト88に載せられ
た自動車W1は上記と同様の理由で昇降リフト88から
の落下が防止される。そして、昇降リフト88が入出庫
室85内に位置した状態で、フォーク89a上の自動車
W1を入出庫室85の外へ走行させることにより、その
自動車W1が立体駐車場81から出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記昇降リ
フト88では、自動車W1の落下を防止するために、自
動車W1の前タイヤTが必ずタイヤ支持バー89cによ
って支持されるようにしなければならない。そのため、
図15(b)に示すように、前記ノーマルタイプの自動
車W1よりも、前タイヤTから前端までの距離が長いロ
ングノーズタイプの自動車W2を昇降リフト88に載せ
る場合には、その自動車W2の全長が前記自動車W1と
同じであっても、その自動車W2の前端が前記自動車W
1の場合よりも前側に位置する。従って、その自動車W
2の前端部が昇降リフト88からはみ出さないようにす
るために、昇降リフト88を予め大きめに形成しなけれ
ばならないので、昇降リフト88(搬送機)が大型化す
るという問題があった。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、搬送機を小型化する
ことにある。又、第2の目的は、車種が異なっても車輪
を迅速容易に第1及び第2の移動規制部材によって挟む
ことができるようにすることにある。
【0012】更に、第3の目的は、車両の前端部又は後
端部が搬送機上からはみ出した状態で、その車両の車輪
が第1及び第2の移動規制部材によって挟まれるのを防
止することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明では、特に、搬送機には車両の
車輪を前後両側から挟むための一対の移動規制部材を、
互いが独立して接近又は離間する方向へ移動するように
設けた。
【0014】そして、前記一対の移動規制部材は第1及
び第2の移動規制部材であって、前記第1の移動規制部
材を移動させる第1の移動手段と、前記第2の移動規制
部材を移動させる第2の移動手段と、前記第1及び第2
の移動手段をそれぞれ制御する制御手段と、前記第1の
移動規制部材が車輪に接触したことを検出する第1の接
触検出手段と、前記第2の移動規制部材が車輪に接触し
たことを検出する第2の接触検出手段とを備え、前記制
御手段は、搬送機に車両が載せられた時に前記第1及び
第2の移動規制部材が独立して車輪へ向かって移動する
ように第1及び第2の移動手段をそれぞれ制御し、前記
第1及び第2の接触検出手段がそれぞれ車輪への第1及
び第2の移動規制部材の接触を検出した時、第1及び第
2の移動規制部材の移動が停止するように第1及び第2
の移動手段をそれぞれ制御するものとした。
【0015】さらに、前記搬送機に車両が載ったことを
検出する載置状態検出手段と、前記搬送機の前後両端部
にそれぞれ設けられ、車両の前端部及び後端部を検出す
る一対の端部検出手段とを備え、前記制御手段は、載置
状態検出手段が搬送機への車両の載置状態を検出し、且
つ一対の端部検出手段が車両の前端部及び後端部を検出
していない時に、第1及び第2の移動規制部材が独立し
て車輪へ向かって移動するように第1及び第2の移動手
段をそれぞれ制御するものとした。請求項2記載の発明
では、特に、搬送機には車両の車輪を前後両側から挟む
ための一対の移動規制部材を、互いが独立して接近又は
離間する方向へ移動するように設け、搬送機には車両の
車輪を載置するための櫛歯状のフォークが設けられ、前
記搬送機はフォークを鉛直方向へすれ違うように通過す
る受渡部材との間で車両を受渡しさせるものであって、
移動規制部材は受渡部材がフォークを通過する時に前記
受渡部材と干渉しない位置へ移動するものであるとし
た。
【0016】即ち、請求項1記載の発明では、搬送機に
載せられた車両の車輪は、それぞれが独立して移動する
一対の移動規制部材により前後から挟まれて水平方向へ
ずれないようにされる。
【0017】また、搬送機に車両が載せられると、制御
手段は第1及び第2の移動規制部材が独立して車両の車
輪へ向かってそれぞれ移動するように第1及び第2の移
動手段を制御する。そして、第1の移動規制部材が車両
の車輪に接触したことを第1の接触検出手段が検出する
と、制御手段は第1の移動手段を制御して第1の移動規
制部材の移動を停止させる。又、第2の移動規制部材が
車両の車輪に接触したことを第2の接触検出手段が検出
すると、制御手段は第2の移動手段を制御して第2の移
動規制部材の移動を停止させる。即ち、第1の移動規制
部材と第2の移動規制部材とは、車輪に対する接触タイ
ミングが異なると停止タイミングも異なる。そして、第
1及び第2の移動規制部材が車輪に接触して停止するこ
とにより、車両の車輪が第1及び第2の移動規制部材に
よって挟まれる。
【0018】さらに、搬送機に載せられた車両の前端部
又は後端部が搬送機上からはみ出している場合には、搬
送機の前後両端部にそれぞれ設けられた一対の端部検出
手段が車両の前端部又は後端部を検出する。一対の端部
検出手段が車両の前端部及び後端部のいずれか一方でも
検出している場合には、制御手段は第1及び第2の移動
規制部材を車両の車輪へ向かって移動させない。そし
て、車両が搬送機上の適正な位置へ移動されて搬送機上
からはみ出さなくなると、一対の端部検出手段が車両の
前端部及び後端部を検出しなくなる。制御手段は載置状
態検出手段が搬送機への車両の載置状態を検出し、且つ
一対の端部検出手段が車両の前端部及び後端部を検出し
なくなると、第1及び第2の移動規制部材を独立して車
輪へ向かって移動させる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を立体駐車場の昇降
リフト及び走行台車に具体化した一実施形態を図1〜図
12に従って説明する。
【0020】図1に示すように、立体駐車場1は四方を
囲うように設けられた四角筒状の外壁2を備え、外壁2
は地上から掘り下げられた穴3内に鉛直方向へ延びるよ
うに配置されている。外壁2の内部には複数の格納フレ
ーム4A〜4Eが設けられ、各格納フレーム4A〜4E
は前後方向(図1の左右方向)に隣接している。格納フ
レーム4Cの上側には入出庫室5が設けられている。
尚、格納フレーム4A,4B,4D,4Eは格納フレー
ム4Cと同一構成となっているため、以下格納フレーム
4Cについてのみ説明し、格納フレーム4A,4B,4
D,4Eについては格納フレーム4Cと同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0021】図2に示すように、格納フレーム4Cは、
鉛直方向へ延びる昇降フレーム6a〜6d(図2には昇
降フレーム6c,6dのみ図示)を備えている。この各
昇降フレーム6a〜6dは外壁2内において左右方向中
央部に設けられ、各昇降フレーム6a〜6dの上端部は
地上から上方へ向かって突出している。図4に示すよう
に、昇降フレーム6a,6bは外壁2の内部において前
側(図4の上側)に設けられ、昇降フレーム6c,6d
は外壁2の内部において後側(図4の下側)に設けられ
ている。
【0022】又、各昇降フレーム6a〜6dは平断面略
コ字状に形成され、昇降フレーム6aと昇降フレーム6
c及び昇降フレーム6bと昇降フレーム6dの開口部は
それぞれ対向している。そして、外壁2の内部において
左右方向中央部には、各昇降フレーム6a〜6dに囲ま
れた昇降空間7が鉛直方向(図4の紙面と直交する方
向)へ延びるように設けられている。
【0023】図2に示すように、昇降空間7の上端部に
おける左右両側には略L字状に屈曲された側壁8が設け
られ、側壁8の外側面には立体駐車場1を駆動制御する
ためのコントローラCが制御手段として設けられてい
る。側壁8の内側には前記入出庫室5が設けられ、側壁
8の上側において、昇降空間7に対応する位置にはウイ
ンチ9が設けられている。ウインチ9から下方へ延びる
ワイヤ9aは、図3に示すように昇降フレーム6a〜6
d内に挿入されている。又、入出庫室5の後側(図3の
下側)には、立体駐車場1に対して車両としての自動車
W1,W2を出し入れするための出入口5aが設けられ
ている。
【0024】図2に示すように、昇降フレーム6a〜6
dには水平方向へ延びる複数段のガイドレール10が取
り付けられ、この各ガイドレール10によって昇降空間
7の左右両側に複数階の格納室11が区画形成されてい
る。図4に示すように、前記ガイドレール10は、左右
両側の格納室11及び昇降空間7の各前後両側に一対ず
つ設けられている。各対のガイドレール10の対向する
面には、ガイドレール10に沿って複数のローラ10a
が回転可能に支持されている。
【0025】格納室11内に位置するガイドレール10
には回転用電動モータ12が設けられ、回転用電動モー
タ12はガイドレール10に設けられたチェーン13を
介して格納室11内の各ローラ10aに駆動連結されて
いる。又、昇降空間7内に位置するガイドレール10に
は回転用電動モータ14が設けられ、回転用電動モータ
14はガイドレール10に設けられたチェーン15を介
して昇降空間7内の各ローラ10aに駆動連結されてい
る。そして、回転用電動モータ12,14を駆動する
と、その駆動力がチェーン13,15を介して各ローラ
10aに伝達され、各ローラ10aが正逆方向へ積極回
転するようになっている。
【0026】格納室11内には長方形板状の横行トレー
16が設けられ、横行トレー16の前後両端部は格納室
11内の各ローラ10aによって支持されている。横行
トレー16の左右両側部には、それぞれ櫛歯状のフォー
ク16aが形成されている。そして、回転用電動モータ
12,14を駆動して格納室11及び昇降空間7内の各
ローラ10aを正逆方向へ積極回転させると、横行トレ
ー16が格納室11と昇降空間7との間を横行移動する
ようになっている。
【0027】昇降空間7内には搬送機としての昇降リフ
ト20が昇降可能に設けられ、昇降リフト20には自動
車W1,W2を載置可能となっている。昇降リフト20
は、昇降空間7内の左右両側において前後方向へ延びる
一対のリフトフレーム21と、両リフトフレーム21か
ら対向するように突出する櫛歯状のフォーク21aとか
ら構成されている。一対のリフトフレーム21の両端部
はそれぞれ各昇降フレーム6a〜6dに挿入され、両リ
フトフレーム21の両端部にはそれぞれ前記ウインチ9
から延びるワイヤ9aが連結されている。そして、ウイ
ンチ9を駆動してワイヤ9aを巻き取り又は繰り出しす
ると、昇降リフト20が昇降フレーム6a〜6dに沿っ
て昇降空間7内を昇降するようになっている。
【0028】前記フォーク21aは、リフトフレーム2
1の延びる方向へ並設された複数の支持バー22を備え
ている。フォーク21aは、前記各支持バー22によっ
て前記横行トレー16のフォーク16aと互い違いに突
出する櫛歯状に形成されている。図5(a),(b)に
示すように、各支持バー22の上面には載置検出センサ
23が載置状態検出手段として設けられている。又、一
対のリフトフレーム21の前後両端部には、上方へ向か
って突出するセンサ支持材24がそれぞれ設けられてい
る。そして、一方のリフトフレーム21に設けられた一
対のセンサ支持材24には、第1及び第2の発光素子2
5a,25bが端部検出手段として設けられている。
又、他方のリフトフレーム21に設けられた一対のセン
サ支持材24には、第1及び第2の受光素子26a,2
6bが端部検出手段として設けられている。
【0029】両リフトフレーム21の前端部及び長手方
向中央部に位置する支持バー22の上側には、それぞれ
第1及び第2の移動規制部材27a,27bが設けられ
ている。この第1及び第2の移動規制部材27a,27
bは支持バー22の幅とほぼ同じ幅の角棒状に形成さ
れ、支持バー22と平行に延びている。第1の移動規制
部材27aと第2の移動規制部材27bとの対向する面
28a,28bは、第1及び第2の移動規制部材27
a,27bの幅が下方へ向かうほど大きくなるようにテ
ーパ状に形成されている。第1の移動規制部材27aの
面28aには、第1の圧力センサ29aが第1の接触検
出手段として設けられている。第2の移動規制部材27
bの面28bには、第2の圧力センサ29bが第2の接
触検出手段として設けられている。
【0030】図6(a),(b)に示すように、リフト
フレーム21は角パイプ状に形成され、リフトフレーム
21の前後両端部は閉塞壁30によって閉塞されてい
る。両リフトフレーム21の対向する内側壁31の前半
分には、支持バー22の並設方向へ延びるスリット32
が設けられている。そして、第1及び第2の移動規制部
材27a,27bにおけるリフトフレーム21側の端部
は、前記スリット32を貫通してリフトフレーム21内
に挿入されている。
【0031】リフトフレーム21内には、ネジ軸33a
及びネジパイプ33bが回転可能に支持されている。ネ
ジ軸33a及びネジパイプ33bはリフトフレーム21
と同方向へ延びるように設けられ、ネジ軸33aはネジ
パイプ33bを貫通している。そして、ネジ軸33aと
ネジパイプ33bとは、それぞれ独立して回転できるよ
うになっている。又、ネジ軸33aの前端部には第1の
移動規制部材27aにおけるリフトフレーム21側の端
部が螺着され、ネジパイプ33bの後端部には第2の移
動規制部材27bにおけるリフトフレーム21側の端部
が螺着されている。更に、ネジ軸33a及びネジパイプ
33bの各後端には、それぞれスプロケット34a,3
4bが固着されている。
【0032】リフトフレーム21において、フォーク2
1aと反対側に位置する外側壁35の前記スプロケット
34a,34bに対応する位置には、貫通孔36a,3
6bが設けられている。又、外側壁35には第1及び第
2の電動モータ37,38が第1及び第2の移動手段と
して設けられ、第1及び第2の電動モータ37,38の
出力軸37a,38aはリフトフレーム21と同方向へ
延びるように配置されている。出力軸37a,38aの
先端には、それぞれスプロケット39,40が固着され
ている。そして、出力軸37aのスプロケット39とネ
ジ軸33aのスプロケット34aとはチェーン41を介
して連結され、出力軸38aのスプロケット40とネジ
パイプ33bのスプロケット34bとはチェーン42を
介して連結されている。
【0033】従って、第1及び第2の電動モータ37,
38を駆動して出力軸37a,38aを回転させると、
その回転がスプロケット39,40、チェーン41,4
2及びスプロケット34a,34bを介してネジ軸33
a及びネジパイプ33bに伝達される。すると、ネジ軸
33a及びネジパイプ33bが出力軸37a,38aの
回転に伴って回転し、そのネジ軸33a及びネジパイプ
33bの回転により、第1及び第2の移動規制部材27
a,27bがそれぞれ独立して接近又は離間する方向へ
移動するようになっている。
【0034】尚、第1及び第2の電動モータ37,38
への給電は、リフトフレーム21の後端に位置する閉塞
壁30に設けられた接触子43が、昇降フレーム6c,
6d内に設けられた給電盤44に接触することによって
行われる。この給電盤44は、図2に示す昇降フレーム
6c,6dにおいて、地面に対応する位置と各ガイドレ
ール10の上下両側に対応する位置とにそれぞれ設けら
れている。
【0035】昇降空間7の下端部は走行空間50となっ
ており、走行空間50は図1に示す各格納フレーム4A
〜4Eの前後幅全体に渡って延びている。そして、走行
空間50は各格納フレーム4A〜4Eの昇降空間7と連
通している。走行空間50の底面には左右一対の走行レ
ール51が前後方向へ延びるように敷設され、走行空間
50内には前記走行レール51に沿って走行する走行台
車52が搬送機として設けられている。この走行台車5
2には自動車W1,W2を載置可能となっている。
【0036】図8に示すように、走行台車52は前後方
向(図8の上下方向)へ延びる基台53と、基台53の
上面に設けられた載置板54とから構成されている。基
台53の前後両端部には左右両外側方へ向かって突出す
る軸受部55が設けられ、軸受部55の外側面には車輪
56がそれぞれ回転可能に支持されている。又、基台5
3の前後両端部には走行用電動モータ57が設けられ、
走行用電動モータ57の出力軸57aは軸受部55を貫
通して車輪56に連結されている。そして、走行用電動
モータ57を駆動すると、出力軸57a及び車輪56が
回転し、走行台車52が走行レール51に沿って走行空
間50内を走行するようになっている。
【0037】載置板54の左右両側部には、前記横行ト
レー16のフォーク16aと同形の櫛歯状をなすフォー
ク54aが形成されている。図9に示すように、フォー
ク54aは、前後方向へ並設された複数の支持バー58
によって構成され、各支持バー58の上面には載置検出
センサ59が載置状態検出手段として設けられている。
図10に示すように、載置板54の四隅には、上方へ向
かって突出するセンサ支持材60がそれぞれ設けられて
いる。載置板54の右側に位置する前後一対のセンサ支
持材60には、第1及び第2の発光素子61a,61b
が端部検出手段として設けられている。載置板54の左
側に位置する前後一対のセンサ支持材60には、第1及
び第2の受光素子62a,62bが端部検出手段として
設けられている。
【0038】図9に示すように、載置板54の前端部及
び長手方向中央部に位置する支持バー58の上側には、
それぞれ第1及び第2の移動規制部材63a,63bが
設けられている。この第1及び第2の移動規制部材63
a,63bは支持バー58の幅とほぼ同じ幅の角棒状に
形成され、支持バー58と平行に延びている。第1の移
動規制部材63aと第2の移動規制部材63bとの対向
する面64a,64bは、第1及び第2の移動規制部材
63a,63bの幅が下方へ向かうほど大きくなるよう
にテーパ状に形成されている。第1の移動規制部材63
aの面64aには、第1の圧力センサ65aが第1の接
触検出手段として設けられている。第2の移動規制部材
63bの面64bには、第2の圧力センサ65bが第2
の接触検出手段として設けられている。
【0039】図10に示すように、載置板54の内部に
は駆動室66が設けられている。駆動室66を形成する
左右両外側壁67の前半分には、支持バー58の並設方
向へ延びるスリット68が設けられている。そして、第
1及び第2の移動規制部材63a,63bにおける載置
板54側の端部は、前記スリット68を貫通して駆動室
66内に挿入されている。
【0040】駆動室66内には左右一対のネジ軸69a
及びネジパイプ69bが回転可能に支持されている。ネ
ジ軸69a及びネジパイプ69bは前後方向へ延びるよ
うに設けられ、ネジ軸69aはネジパイプ69bを貫通
している。そして、ネジ軸69aとネジパイプ69bと
は、それぞれ独立して回転できるようになっている。
又、ネジ軸69aの前端部には第1の移動規制部材63
aにおける載置板54側の端部が螺着され、ネジパイプ
69bの後端部には第2の移動規制部材63bにおける
載置板54側の端部が螺着されている。更に、ネジ軸6
9a及びネジパイプ69bの各後端には、それぞれスプ
ロケット70a,70bが固着されている。
【0041】駆動室66内には、第1及び第2の電動モ
ータ71,72が第1及び第2の移動手段として設けら
れ、第1及び第2の電動モータ71,72の出力軸71
a,72aは前後方向へ延びるように配置されている。
出力軸71a,72aの先端には、それぞれスプロケッ
ト73,74が固着されている。そして、出力軸71a
のスプロケット73とネジ軸69aのスプロケット70
aとはチェーン75を介して連結され、出力軸72aの
スプロケット74とネジパイプ69bのスプロケット7
0bとはチェーン76を介して連結されている。
【0042】従って、第1及び第2の電動モータ71,
72を駆動して出力軸71a,72aを回転させると、
その回転がスプロケット73,74、チェーン75,7
6及びスプロケット70a,70bを介してネジ軸69
a及びネジパイプ69bに伝達される。すると、ネジ軸
69a及びネジパイプ69bが出力軸71a,72aの
回転に伴って回転し、そのネジ軸69a及びネジパイプ
69bの回転により、第1及び第2の移動規制部材63
a,63bがそれぞれ独立して接近又は離間する方向へ
移動するようになっている。
【0043】次に、上記のように構成された立体駐車場
1の電気的構成を説明する。図12に示すように、前記
載置検出センサ23,59、第1及び第2の受光素子2
6a,26b,62a,62b並びに第1及び第2の圧
力センサ29a,29b,65a,65bは、コントロ
ーラCの入力側に接続されている。又、コントローラC
の出力側には、第1及び第2の電動モータ37,38,
71,72が接続されている。
【0044】図7(a),(b)に示すように、昇降リ
フト20に自動車W1,W2が載せられると、その自動
車W1,W2における車輪としての前タイヤTa及び後
タイヤTbが支持バー22によって支持される。この
時、前タイヤTaは第1及び第2の移動規制部材27
a,27b間に位置し、前後両タイヤTa,Tbを支持
する支持バー22の上面に設けられた載置検出センサ2
3には自動車W1,W2の荷重が働く。載置検出センサ
23は自動車W1,W2の荷重を受けると、昇降リフト
20に自動車W1,W2が載ったことを検出し、検出信
号をコントローラCへ出力するようになっている。
【0045】昇降リフト20に自動車W1,W2が載せ
られた時、その自動車W1,W2の前端部が第1の発光
素子25aと第1の受光素子26aとの間を遮断してい
る場合、第1の受光素子26aはコントローラCへオフ
信号を出力する。又、自動車W1,W2の前端部が第1
の発光素子25aと第1の受光素子26aとの間を遮断
していない場合には、第1の受光素子26aはコントロ
ーラCへオン信号を出力するようになっている。
【0046】昇降リフト20に自動車W1,W2が載せ
られた時、その自動車W1,W2の後端部が第2の発光
素子25bと第2の受光素子26bとの間を遮断してい
る場合、第2の受光素子26bはコントローラCへオフ
信号を出力する。又、自動車W1,W2の後端部が第2
の発光素子25bと第2の受光素子26bとの間を遮断
していない場合には、第2の受光素子26bはコントロ
ーラCへオン信号を出力するようになっている。
【0047】コントローラCは、載置検出センサ23か
らの検出信号と、第1及び第2の受光素子26a,26
bからのオン信号とを入力した場合にのみ、第1及び第
2の電動モータ37,38を駆動制御して出力軸37
a,38aを回転させ、第1及び第2の移動規制部材2
7a,27bをそれぞれ独立して互いが接近する方向へ
移動させる。
【0048】そして、第1の移動規制部材27aが前タ
イヤTaに接触すると、面28aに設けられた第1の圧
力センサ29aが前タイヤTaに押し付けられる。第1
の圧力センサ29aが前タイヤTaに押し付けられる
と、第1の圧力センサ29aには前タイヤTaからの押
圧力が働く。第1の圧力センサ29aは、前タイヤTa
からの押圧力を受けると、第1の移動規制部材27aが
前タイヤTaに接触したことを検出し、検出信号をコン
トローラCへ出力する。コントローラCは、第1の圧力
センサ29aからの検出信号に基づいて第1の電動モー
タ37の駆動を停止させる。すると、出力軸37aの回
転が停止し、第1の移動規制部材27aが前タイヤTa
に接触した状態で停止するようになっている。
【0049】又、第2の移動規制部材27bが前タイヤ
Taに接触すると、面28bに設けられた第2の圧力セ
ンサ29bが前タイヤTaに押し付けられる。第2の圧
力センサ29bが前タイヤTaに押し付けられると、第
2の圧力センサ29bには前タイヤTaからの押圧力が
働く。第2の圧力センサ29bは、前タイヤTaからの
押圧力を受けると、第2の移動規制部材27bが前タイ
ヤTaに接触したことを検出し、検出信号をコントロー
ラCへ出力する。コントローラCは、第2の圧力センサ
29bからの検出信号に基づいて第2の電動モータ38
の駆動を停止させる。すると、出力軸38aの回転が停
止し、第2の移動規制部材27bが前タイヤTaに接触
した状態で停止するようになっている。
【0050】そして、第1及び第2の移動規制部材27
a,27bがそれぞれ前タイヤTaに接触した状態で停
止すると、その前タイヤTaが第1及び第2の移動規制
部材27a,27bによって挟まれるようになってい
る。尚、自動車W1,W2を昇降リフト20の上から昇
降リフト20の上以外の場所へ移動させる場合、コント
ローラCは第1及び第2の電動モータ37,38を駆動
して第1及び第2の移動規制部材27a,27bを互い
が離間する方向へ移動させる。その後、第1及び第2の
移動規制部材27a,27bが所定の支持バー22の上
側に位置すると、コントーラCは第1及び第2の電動モ
ータ37,38を停止させ、第1及び第2の移動規制部
材27a,27bの移動を停止させるようになってい
る。
【0051】又、図11(a),(b)に示すように、
走行台車52に自動車W1,W2が載せられると、その
自動車W1,W2の前タイヤTa及び後タイヤTbが支
持バー58によって支持される。この時、前タイヤTa
は第1及び第2の移動規制部材63a,63b間に位置
し、前後両タイヤTa,Tbを支持する支持バー58の
上面に設けられた載置検出センサ59には自動車W1,
W2の荷重が働く。載置検出センサ59は自動車W1,
W2の荷重を受けると、走行台車52に自動車W1,W
2が載ったことを検出し、検出信号をコントローラCへ
出力するようになっている。
【0052】走行台車52に自動車W1,W2が載せら
れた時、その自動車W1,W2の前端部が第1の発光素
子61aと第1の受光素子62aとの間を遮断している
場合、第1の受光素子62aはコントローラCへオフ信
号を出力する。又、自動車W1,W2の前端部が第1の
発光素子61aと第1の受光素子62aとの間を遮断し
ていない場合には、第1の受光素子62aはコントロー
ラCへオン信号を出力するようになっている。
【0053】走行台車52に自動車W1,W2が載せら
れた時、その自動車W1,W2の後端部が第2の発光素
子61bと第2の受光素子62bとの間を遮断している
場合、第2の受光素子62bはコントローラCへオフ信
号を出力する。又、自動車W1,W2の後端部が第2の
発光素子61bと第2の受光素子62bとの間を遮断し
ていない場合には、第2の受光素子62bはコントロー
ラCへオン信号を出力するようになっている。
【0054】コントローラCは、載置検出センサ59か
らの検出信号と、第1及び第2の受光素子62a,62
bからのオン信号とを入力した場合にのみ、第1及び第
2の電動モータ71,72を駆動制御して出力軸71
a,72aを回転させ、第1及び第2の移動規制部材6
3a,63bをそれぞれ独立して互いが接近する方向へ
移動させる。
【0055】そして、第1の移動規制部材63aが前タ
イヤTaに接触すると、面64aに設けられた第1の圧
力センサ65aが前タイヤTaに押し付けられる。第1
の圧力センサ65aが前タイヤTaに押し付けられる
と、第1の圧力センサ65aには前タイヤTaからの押
圧力が働く。第1の圧力センサ65aは、前タイヤTa
からの押圧力を受けると、第1の移動規制部材63aが
前タイヤTaに接触したことを検出し、検出信号をコン
トローラCへ出力する。コントローラCは、第1の圧力
センサ65aからの検出信号に基づいて第1の電動モー
タ71の駆動を停止させる。すると、出力軸71aの回
転が停止し、第1の移動規制部材63aが前タイヤTa
に接触した状態で停止するようになっている。
【0056】又、第2の移動規制部材63bが前タイヤ
Taに接触すると、面64bに設けられた第2の圧力セ
ンサ65bが前タイヤTaに押し付けられる。第2の圧
力センサ65bが前タイヤTaに押し付けられると、第
2の圧力センサ65bには前タイヤTaからの押圧力が
働く。第2の圧力センサ65bは、前タイヤTaからの
押圧力を受けると、第2の移動規制部材63bが前タイ
ヤTaに接触したことを検出し、検出信号をコントロー
ラCへ出力する。コントローラCは、第2の圧力センサ
65bからの検出信号に基づいて第2の電動モータ72
の駆動を停止させる。すると、出力軸72aの回転が停
止し、第2の移動規制部材63bが前タイヤTaに接触
した状態で停止するようになっている。
【0057】そして、第1及び第2の移動規制部材63
a,63bがそれぞれ前タイヤTaに接触した状態で停
止すると、その前タイヤTaが第1及び第2の移動規制
部材63a,63bによって挟まれるようになってい
る。尚、自動車W1,W2を走行台車52の上から走行
台車52の上以外の場所へ移動させる場合、コントロー
ラCは第1及び第2の電動モータ71,72を駆動して
第1及び第2の移動規制部材63a,63bを互いが離
間する方向へ移動させる。その後、第1及び第2の移動
規制部材63a,63bが所定の支持バー58の上側に
位置すると、コントーラCは第1及び第2の電動モータ
71,72を停止させ、第1及び第2の移動規制部材6
3a,63bの移動を停止させるようになっている。
【0058】次に、上記のように構成された立体駐車場
1の作用を説明する。図2に示す格納フレーム4Cの格
納室11に自動車W1,W2を格納するには、昇降リフ
ト20を入出庫室5内へ移動させ、昇降リフト20の上
面と地面とが面一になる位置で停止させる。そして、出
入口5aから入出庫室5内へ自動車W1,W2を走行さ
せ、その自動車W1,W2を昇降リフト20の上で停止
させる。すると、図7(a),(b)に示すように、昇
降リフト20の上に自動車W1,W1が載せられる。
【0059】例えば昇降リフト20に図7(a)に示す
自動車W1が載せられた場合、その自動車W1の前タイ
ヤTa及び後タイヤTbが支持バー22によって支持さ
れる。すると、前後両タイヤTa,Tbを支持する支持
バー22の上面に設けられた載置検出センサ23は、昇
降リフト20に自動車W1が載ったことを検出し、検出
信号をコントローラCへ出力する。
【0060】昇降リフト20に自動車W1が載せられた
時、その自動車W1の前端部が昇降リフト20の前端部
からはみ出している場合には、自動車W1の前端部によ
って第1の発光素子25aと第1の受光素子26aとの
間が遮断される。第1の受光素子26aは、第1の発光
素子25aと第1の受光素子26aとの間が自動車W1
の前端部によって遮断されることにより、自動車W1の
前端部を検出し、オフ信号をコントローラCへ出力す
る。コントローラCは、第1の受光素子26aからオフ
信号を入力している間は第1及び第2の電動モータ3
7,38を停止させた状態に保持する。
【0061】そして、運転者が昇降リフト20の上の自
動車W1を適宜ずらし、自動車W1の前端部が昇降リフ
ト20からはみ出さないようにすると、第1の発光素子
25aと第1の受光素子26aとの間が自動車W1の前
端部によって遮断されなくなる。第1の受光素子26a
は、第1の発光素子25aと第1の受光素子26aとの
間が自動車W1の前端部によって遮断されなくなると、
自動車W1の前端部を検出しなくなり、オン信号をコン
トローラCへ出力する。昇降リフト20に自動車W1が
載せられた時、その自動車W1の後端部が昇降リフト2
0の後端部からはみ出している場合には、自動車W1の
後端部によって第2の発光素子25bと第2の受光素子
26bとの間が遮断される。第2の受光素子26bは、
第2の発光素子25bと第2の受光素子26bとの間が
自動車W1の後端部によって遮断されることにより、自
動車W1の後端部を検出し、オフ信号をコントローラC
へ出力する。コントローラCは、第2の受光素子26b
からオフ信号を入力している間は第1及び第2の電動モ
ータ37,38を停止させた状態に保持する。
【0062】そして、運転者が昇降リフト20の上の自
動車W1を適宜ずらし、自動車W1の後端部が昇降リフ
ト20からはみ出さないようにすると、第2の発光素子
25bと第2の受光素子26bとの間が自動車W1の後
端部によって遮断されなくなる。第2の受光素子26b
は、第2の発光素子25bと第2の受光素子26bとの
間が自動車W1の後端部によって遮断されなくなると、
自動車W1の後端部を検出しなくなり、オン信号をコン
トローラCへ出力する。
【0063】コントローラCは、載置検出センサ23か
らの検出信号と、第1及び第2の受光素子26a,26
bからのオン信号とを入力した場合にのみ、第1及び第
2の電動モータ37,38を駆動制御して出力軸37
a,38aを回転させ、第1及び第2の移動規制部材2
7a,27bをそれぞれ独立して互いが接近する方向へ
移動させる。
【0064】そして、第1の移動規制部材27aが前タ
イヤTaに接触すると、面28aに設けられた第1の圧
力センサ29aは第1の移動規制部材27aが前タイヤ
Taに接触したことを検出し、検出信号をコントローラ
Cへ出力する。コントローラCは、第1の圧力センサ2
9aからの検出信号に基づいて第1の電動モータ37の
駆動を停止させ、第1の移動規制部材27aを前タイヤ
Taに接触させた状態で停止させる。
【0065】又、第2の移動規制部材27bが前タイヤ
Taに接触すると、面28bに設けられた第2の圧力セ
ンサ29bは第2の移動規制部材27bが前タイヤTa
に接触したことを検出し、検出信号をコントローラCへ
出力する。コントローラCは、第2の圧力センサ29b
からの検出信号に基づいて第2の電動モータ38の駆動
を停止させ、第2の移動規制部材27bを前タイヤTa
に接触させた状態で停止させる。
【0066】そして、第1及び第2の移動規制部材27
a,27bがそれぞれ前タイヤTaに接触した状態で停
止すると、その前タイヤTaが第1及び第2の移動規制
部材27a,27bによって挟まれる。尚、昇降リフト
20に前タイヤTaから前端までの距離が自動車W1よ
りも長い自動車W2を載せた場合には、図7(b)に示
すように、前タイヤTaが自動車W1の場合よりも後側
に位置した状態で、第1及び第2の移動規制部材27
a,27bによって挟まれる。
【0067】自動車W1,W2が載せられた昇降リフト
20は、前記自動車Wを格納予定の格納室11が属する
階のガイドレール10の上側へ移動される。この時、昇
降リフト20の揺れ等により、自動車W1,W2の前タ
イヤTaが転がろうとした場合には、その前タイヤTa
が第1及び第2の移動規制部材27a,27bに引っ掛
かって前タイヤTaの転がりが防止される。そして、自
動車W1,W2を載せた昇降リフト20が前記ガイドレ
ール10の上側に位置すると、昇降リフト20の移動が
停止される。
【0068】その後、コントローラCは、第1及び第2
の電動モータ37,38を駆動して第1及び第2の移動
規制部材27a,27bを互いが離間する方向へ移動さ
せる。第1及び第2の移動規制部材27a,27bが所
定の支持バー22の上側に位置すると、コントローラC
は第1及び第2の電動モータ37,38の駆動を停止さ
せ、第1及び第2の移動規制部材27a,27bの移動
を停止させる。又、前記昇降リフト20が停止された
後、自動車W1,W2を格納予定の格納室11内に位置
する横行トレー16は昇降空間7へ横行移動される。
【0069】この状態で、自動車W1,W2を載せた昇
降リフト20が前記横行トレー16の上方から下方へ向
かって下降されると、昇降リフト20のフォーク21a
と横行トレー16のフォーク16aとがすれ違う。この
時、昇降リフト20の自動車W1,W2が横行トレー1
6のフォーク16aによってすくい取られて横行トレー
16に乗り移る。そして、自動車W1,W2が乗り移っ
た横行トレー16を格納室11へ横行移動させることに
より、その格納室11に自動車W1,W2が格納され
る。
【0070】格納フレーム4Cの格納室11に格納され
た自動車W1,W2を立体駐車場1から出すには、昇降
リフト20を前記格納室11が属する階のガイドレール
10の下側へ移動させ、その位置で停止させる。そし
て、前記格納室11内の自動車W1,W2が載置された
横行トレー16を昇降空間7へ横行移動させる。その
後、昇降リフト20を前記横行トレー16の下方から上
方へ向かって上昇させると、昇降リフト20のフォーク
21aと横行トレー16のフォーク16aとがすれ違
う。この時、横行トレー16の自動車W1,W2が昇降
リフト20のフォーク21aによってすくい取られ、図
7(a)又は図7(b)に示すように昇降リフト20に
乗り移る。昇降リフト20へ自動車W1,W2を受け渡
した横行トレー16は格納室11へ横行移動される。
【0071】横行トレー16から自動車W1,W2を受
け取った昇降リフト20は、前記横行トレー16を支持
するガイドレール10の上側で停止される。その後、コ
ントローラCは、自動車W1,W2が昇降リフト20か
らはみ出していない状態において、第1及び第2の電動
モータ37,38を駆動し、第1及び第2の移動規制部
材27a,27bを自動車W1,W2の前タイヤTaへ
向かって移動させる。そして、第1及び第2の移動規制
部材27a,27bがそれぞれ前タイヤTaに接触する
と、コントローラCは第1及び第2の電動モータ37,
38の各々を停止させ、第1及び第2の移動規制部材2
7a,27bの移動をそれぞれ停止させる。第1及び第
2の移動規制部材27a,27bがそれぞれ前タイヤT
aに接触した状態で停止すると、その前タイヤTaが第
1及び第2の移動規制部材27a,27bによって挟ま
れる。
【0072】この状態で、昇降リフト20は入出庫室5
へ向かって上昇される。この時、昇降リフト20が揺れ
た場合においても、上記と同様に第1及び移動規制部材
27a,27bによって前タイヤTaの転がりが防止さ
れる。そして、自動車W1,W2を載せた昇降リフト2
0が入出庫室5a内の地上に対応する位置に到達する
と、昇降リフト20の移動が停止される。昇降リフト2
0が停止した後、第1及び第2の移動規制部材27a,
27bが上記と同様にして互いに離間する方向へ移動さ
れ、その第1及び第2の移動規制部材27a,27bは
所定の支持バー22の上側で停止される。この状態で、
昇降リフト20上の自動車W1,W2を出入口5aから
入出庫室5の外へ走行させることにより、その自動車W
1,W2が立体駐車場1から出される。
【0073】格納フレーム4A,4B,4D,4Eの格
納室11に自動車Wを格納するには、走行台車52を格
納フレーム4Cの昇降空間7に対応する位置まで走行さ
せる。そして、自動車W1,W2を入出庫室5から格納
フレーム4Cの昇降リフト20へ載せ、その昇降リフト
20を走行空間50へ向かって移動させる。そして、昇
降リフト20が最下段のガイドレール10の下側に位置
すると、昇降リフト20の移動が停止される。昇降リフ
ト20が停止した後、第1及び第2の移動規制部材27
a,27bが上記と同様にして互いに離間する方向へ移
動され、その第1及び第2の移動規制部材27a,27
bは所定の支持バー22の上側で停止される。
【0074】この状態で、自動車W1,W2が載せられ
た昇降リフト20を、前記走行台車52の上方から下方
へ向かって下降させる。すると、昇降リフト20のフォ
ーク21aと走行台車52のフォーク54aとがすれ違
う。この時、昇降リフト20の自動車W1,W2が走行
台車52のフォーク54aによってすくい取られて、図
11(a)又は図11(b)に示すように走行台車52
に乗り移る。その後、走行台車52上の自動車W1,W
2を格納する予定の格納フレーム4A,4B,4D,4
Eにおいて、昇降リフト20が昇降空間7の最下端へ下
降される。
【0075】例えば走行台車52に図11(a)に示す
自動車W1が載せられた場合、その自動車W1の前タイ
ヤTa及び後タイヤTbが支持バー58によって支持さ
れる。すると、前後両タイヤTa,Tbを支持する支持
バー58の上面に設けられた載置検出センサ59は、走
行台車52に自動車W1が載ったことを検出し、検出信
号をコントローラCへ出力する。
【0076】走行台車52に自動車W1が載せられた
時、その自動車W1の前端部が走行台車52の前端部か
らはみ出している場合には、自動車W1の前端部によっ
て第1の発光素子61aと第1の受光素子62aとの間
が遮断される。第1の受光素子62aは、第1の発光素
子61aと第1の受光素子62aとの間が自動車W1の
前端部によって遮断されることにより、自動車W1の前
端部を検出し、オフ信号をコントローラCへ出力する。
コントローラCは、第1の受光素子62aからオフ信号
を入力している間は第1及び第2の電動モータ71,7
2を停止させた状態に保持する。
【0077】そして、作業者が走行台車52の上の自動
車W1を適宜ずらし、自動車W1の前端部が走行台車5
2からはみ出さないようにすると、第1の発光素子61
aと第1の受光素子62aとの間が自動車W1の前端部
によって遮断されなくなる。第1の受光素子62aは、
第1の発光素子61aと第1の受光素子62aとの間が
自動車W1の前端部によって遮断されなくなると、自動
車W1の前端部を検出しなくなり、オン信号をコントロ
ーラCへ出力する。
【0078】走行台車52に自動車W1が載せられた
時、その自動車W1の後端部が走行台車52の後端部か
らはみ出している場合には、自動車W1の後端部によっ
て第2の発光素子61bと第2の受光素子62bとの間
が遮断される。第2の受光素子62bは、第2の発光素
子61bと第2の受光素子62bとの間が自動車W1の
後端部によって遮断されることにより、自動車W1の後
端部を検出し、オフ信号をコントローラCへ出力する。
コントローラCは、第2の受光素子62bからオフ信号
を入力している間は第1及び第2の電動モータ71,7
2を停止させた状態に保持する。
【0079】そして、作業車が走行台車52の上の自動
車W1を適宜ずらし、自動車W1の後端部が走行台車5
2からはみ出さないようにすると、第2の発光素子61
bと第2の受光素子62bとの間が自動車W1の後端部
によって遮断されなくなる。第2の受光素子62bは、
第2の発光素子61bと第2の受光素子62bとの間が
自動車W1の後端部によって遮断されなくなると、自動
車W1の後端部を検出しなくなり、オン信号をコントロ
ーラCへ出力する。
【0080】コントローラCは、載置検出センサ59か
らの検出信号と、第1及び第2の受光素子62a,62
bからのオン信号とを入力した場合にのみ、第1及び第
2の電動モータ71,72を駆動制御して出力軸71
a,72aを回転させ、第1及び第2の移動規制部材6
3a,63bをそれぞれ独立して互いが接近する方向へ
移動させる。
【0081】そして、第1の移動規制部材63aが前タ
イヤTaに接触すると、面64aに設けられた第1の圧
力センサ65aは第1の移動規制部材63aが前タイヤ
Taに接触したことを検出し、検出信号をコントローラ
Cへ出力する。コントローラCは、第1の圧力センサ6
5aからの検出信号に基づいて第1の電動モータ71の
駆動を停止させ、第1の移動規制部材63aを前タイヤ
Taに接触させた状態で停止させる。
【0082】又、第2の移動規制部材63bが前タイヤ
Taに接触すると、面64bに設けられた第2の圧力セ
ンサ65bは第2の移動規制部材63bが前タイヤTa
に接触したことを検出し、検出信号をコントローラCへ
出力する。コントローラCは、第2の圧力センサ65b
からの検出信号に基づいて第2の電動モータ72の駆動
を停止させ、第2の移動規制部材63bを前タイヤTa
に接触させた状態で停止させる。
【0083】そして、第1及び第2の移動規制部材63
a,63bがそれぞれ前タイヤTaに接触した状態で停
止すると、その前タイヤTaが第1及び第2の移動規制
部材63a,63bによって挟まれる。尚、走行台車5
2に前タイヤTaから前端までの距離が自動車W1より
も長い自動車W2を載せた場合には、図11(b)に示
すように、前タイヤTaが自動車W1の場合よりも後側
に位置した状態で、第1及び第2の移動規制部材63
a,63bによって挟まれる。
【0084】自動車W1,W2を載せた走行台車52
は、前記自動車W1,W2を格納予定の格納フレーム4
A,4B,4D,4Eの昇降空間7へ向かって走行され
る。走行台車29は水平方向へ走行するため、走行台車
29の加速時又は減速時には自動車Wの前タイヤTaが
転がり易くなる。しかし、前タイヤTaが転がろうとし
た場合には、前タイヤTaが第1及び第2の移動規制部
材63a,63bに引っ掛かって、前タイヤTaの転が
りが防止される。そして、走行台車52が前記格納フレ
ーム4A,4B,4D,4Eの昇降空間7に対応して位
置すると、走行台車29の走行が停止される。
【0085】走行台車52が停止された後、コントロー
ラCは、第1及び第2の電動モータ71,72を駆動し
て第1及び第2の移動規制部材63a,63bを互いが
離間する方向へ移動させる。第1及び第2の移動規制部
材63a,63bが所定の支持バー58の上側に位置す
ると、コントローラCは第1及び第2の電動モータ7
1,72の駆動を停止させ、第1及び第2の移動規制部
材63a,63bの移動を停止させる。
【0086】この状態で、前記格納フレーム4A,4
B,4D,4Eの昇降リフト20を走行台車52におけ
る載置板54の下方から上方へ向かって上昇させると、
昇降リフト20のフォーク21aと走行台車52のフォ
ーク54aとがすれ違う。この時、走行台車52の自動
車W1,W2が昇降リフト20のフォーク21aによっ
てすくい取られて昇降リフト20に乗り移る。昇降リフ
ト20に乗り移った自動車W1,W2は、格納フレーム
4Cの場合と同様にして前記格納フレーム4A,4B,
4D,4Eの格納室11に格納される。
【0087】格納フレーム4A,4B,4D,4Eの格
納室11に格納された自動車W1,W2を立体駐車場1
から出すには、その自動車W1,W2を前記格納フレー
ム4A,4B,4D,4Eの昇降リフト20へ乗り移ら
せる。その後、昇降リフト20の自動車W1,W2を走
行台車52へ受け渡し、その走行台車52を格納フレー
ム4Cの昇降空間7へ走行させる。更に、走行台車52
の自動車W1,W2を格納フレーム4Cの昇降リフト2
0へ受け渡した後、その昇降リフト20によって自動車
W1,W2を入出庫室5内へ搬送する。そして、入出庫
室5内の自動車W1,W2を走行させて出入口5aから
出すことにより、その自動車W1,W2が立体駐車場1
から出される。
【0088】以上詳述した本実施形態では、下記(a)
〜(e)に示す効果がある。 (a)昇降リフト20又は走行台車52に載せられた自
動車W1,W2の前タイヤTaを、互いに独立して移動
する第1及び第2の移動規制部材27a,27b,63
a,63bによって挟むようにしたため、その前タイヤ
Taを昇降リフト20又は走行台車52上の任意の位置
で移動規制することができる。その結果、前タイヤTa
よりも前方へ突出する自動車W1,W2の前端部の突出
量が変化する場合でも、第1及び第2の移動規制部材2
7a,27b,63a,63bによる前タイヤTaの移
動規制位置を適宜変更することにより、前記自動車W
1,W2の前端部が昇降リフト20又は走行台車52上
からはみ出さないようにすることができる。従って、従
来と異なり、自動車W1,W2における前端部の突出量
が変化する分を見越して昇降リフト20及び走行台車5
2を大きめに形成しなくてもよいため、昇降リフト20
及び走行台車52を小型化することができる。
【0089】(b)第1及び第2の移動規制部材27
a,27b,63a,63bは前タイヤTaに接触する
ことにより、その前タイヤTaへ向かう移動がそれぞれ
独立して停止されて前タイヤTaを挟んだ状態になる。
そのため、前タイヤTaを迅速容易に第1及び第2の移
動規制部材27a,27b,63a,63bによって挟
むことができる。
【0090】(c)コントローラCは、載置検出センサ
23,59からの検出信号と、第1及び第2の受光素子
26a,26b,62a,62bからのオン信号とを入
力した場合にのみ、第1及び第2の移動規制部材27
a,27b,63a,63bを前タイヤTaへ向かって
移動させる。従って、自動車W1,W2の前端部又は後
端部が昇降リフト20又は走行台車52上からはみ出し
た状態で、前タイヤTaが第1及び第2の移動規制部材
27a,27b,63a,63bによって挟まれるのを
防止することができる。
【0091】(d)昇降リフト20のフォーク21a
と、横行トレー16及び走行台車52のフォーク16
a,54aとがすれ違う時、第1及び第2の移動規制部
材27a,27bが所定の支持バー22の上側に位置す
るように移動される。従って、フォーク21aとフォー
ク16a,54aとの間で自動車W1,W2の受け渡し
を行う時に、フォーク16a,54aが第1及び第2の
移動規制部材27a,27bと干渉するのを防止するこ
とができる。
【0092】(e)走行台車50のフォーク54aと、
昇降リフト20のフォーク21aとがすれ違う時、第1
及び第2の移動規制部材63a,63bが所定の支持バ
ー58の上側に位置するように移動される。従って、フ
ォーク54aとフォーク21aとの間で自動車W1,W
2の受け渡しを行う時に、フォーク21aが第1及び第
2の移動規制部材63a,63bと干渉するのを防止す
ることができる。
【0093】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)本実施形態では、立体駐車場1の昇降リフト20
及び走行台車52に本発明を具体化したが、例えば自動
車の製造ラインにおいて製造中の自動車を載置して走行
する作業台車を本発明の搬送機として具体化してもよ
い。この場合、作業台車にフォークを設ける代わりに、
自動車のタイヤを支持する平板状の支持板を設けてもよ
い。このように構成しても上記実施形態と同様の効果が
ある。
【0094】(2)本実施形態において、昇降リフト2
0における第1及び第2の移動規制部材27a,27b
と、走行台車52における第1及び第2の移動規制部材
63a,63bとのいずれか一方を省略してもよい。こ
の場合、立体駐車場1の構成を簡略化することができ
る。
【0095】(3)本実施形態では、第1及び第2の接
触検出手段として第1及び第2の圧力センサ29a,2
9b,65a,65bを例示したが、これに代えて例え
ばリミットスイッチを第1及び第2の接触検出手段とし
て第1及び第2の移動規制部材27a,27b,63
a,63bに設けてもよい。この場合も上記実施形態と
同様の効果がある。
【0096】(4)本実施形態では、自動車W1,W2
からの荷重を受けることによって昇降リフト20及び走
行台車52に自動車W1,W2が載ったことを検出する
載置検出センサを載置状態検出手段として設けたが、本
発明はこれに限定されない。例えば、載置状態検出手段
としてのリミットスイッチを、昇降リフト20及び走行
台車52のフォーク21a,54aを構成する各支持バ
ー22,58の上面に設けてもよい。この場合も上記実
施形態と同様の効果がある。
【0097】(5)本実施形態では、第1及び第2の移
動規制部材27a,27b,63a,63bで自動車W
1,W2の前タイヤTaを挟むようにしたが、これに代
えて後タイヤTbを挟むようにしてもよい。この場合、
後タイヤTbよりも後方へ突出する自動車W1,W2の
後端部の突出量が変化する場合でも、後タイヤTbの移
動規制位置を適宜変更することにより、前記自動車W
1,W2の後端部が昇降リフト20上及び走行台車52
上からはみ出さないようにすることができる。従って、
自動車W1,W2における後端部の突出量が変化する分
を見越して昇降リフト20及び走行台車52を大きめに
形成しなくてもよいため、昇降リフト20及び走行台車
52を小型化することができる。
【0098】(6)本実施形態において、前タイヤTa
の前側と後タイヤTaの後側とに第1及び第2の移動規
制部材27a,27b,63a,63bが接触するよう
にしてもよい。この場合も上記実施形態と同様の効果が
ある。
【0099】(7)本実施形態において、前タイヤTa
を前後両側から挟むための第1及び第2の移動規制部材
27a,27b,63a,63bと、後タイヤTaを前
後両側から挟むための27a,27b,63a,63b
とをそれぞれ設けてもよい。この場合、自動車W1,W
2が昇降リフト20上及び走行台車52上でずれるのを
確実に防止することができる。
【0100】(8)本実施形態において、立体駐車場1
を地上に立設し、走行空間50に対応する位置に入出庫
室を設ける。そして、前記入出庫室内で自動車W1,W
2を走行台車52に載せたり、走行台車52から自動車
W1,W2を降ろしたりするようにしてもよい。
【0101】(9)本実施形態において、載置検出セン
サ23,59を省略してもよい。この場合、昇降リフト
20及び走行台車52の構成を簡略化することができ
る。 (10)本実施形態において、第1及び第2の発光素子
61a,61bと、第1及び第2の受光素子62a,6
2bとを省略してもよい。この場合、昇降リフト20及
び走行台車52の構成を簡略化することができる。
【0102】
【0103】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、互いに独立し
て移動する一対の移動規制部材によって車輪を挟むよう
にしたため、その車輪を搬送機上の任意の位置で移動規
制することができる。その結果、車輪よりも外側方へ突
出する車両端部の突出量が変化する場合でも、車輪の移
動規制位置を適宜変更することにより、前記車両端部が
搬送機上から水平方向へはみ出さないようにすることが
できる。従って、車両端部の突出量が変化する分を見越
して搬送機を大きめに形成しなくてもよいため、搬送機
を小型化することができる。
【0104】また、第1及び第2の移動規制部材は車両
の車輪に接触することにより、その車輪へ向かう移動が
それぞれ独立して停止されて車輪を挟んだ状態になるた
め、車輪を迅速容易に第1及び第2の移動規制部材によ
って挟むことができる。
【0105】さらに、制御手段は載置状態検出手段が搬
送機への車両の載置状態を検出し、且つ一対の端部検出
手段が車両の前端部及び後端部を検出しなくなった時の
み、第1及び第2の移動規制部材を車輪へ向かって移動
させる。従って、車両の前端部又は後端部が搬送機上か
らはみ出した状態で、その車両の車輪が第1及び第2の
移動規制部材によって挟まれるのを防止することができ
る。請求項2記載の発明では、移動規制部材が受渡部材
と干渉するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の立体駐車場を示す縦断面図。
【図2】立体駐車場を示す横断面図。
【図3】入出庫室を示す平断面図。
【図4】格納室及び走行空間を示す平断面図。
【図5】(a)及び(b)はリフトフレームを示す側面
図。
【図6】(a)及び(b)はリフトフレームを示す一部
切り欠き平面図。
【図7】(a)及び(b)は昇降リフトに自動車が載せ
られた状態を示す側面図。
【図8】走行台車を示す平面図。
【図9】走行台車を示す側面図。
【図10】載置板を示す一部切り欠き平面図。
【図11】(a)及び(b)は走行台車に自動車が載せ
られた状態を示す側面図。
【図12】立体駐車場の電気的構成を示すブロック回路
図。
【図13】従来の立体駐車場示す横断面図。
【図14】従来の立体駐車場における入出庫室を示す平
断面図。
【図15】(a)及び(b)は従来の昇降リフトに自動
車が載せられた状態を示す側面図。
【符号の説明】 20…搬送機としての昇降リフト、23…載置状態検出
手段としての載置検出センサ、25a…端部検出手段と
しての第1の発光素子、25b…端部検出手段としての
第2の発光素子、26a…端部検出手段としての第1の
受光素子、26b…端部検出手段としての第2の受光素
子、27a…第1の移動規制部材、27b…第2の移動
規制部材、29a…第1の接触検出手段としての第1の
圧力センサ、29b…第2の接触検出手段としての第2
の圧力センサ、37…第1の移動手段としての第1の電
動モータ、38…第2の移動手段としての第2の電動モ
ータ、52…搬送機としての走行台車、59…載置状態
検出手段としての載置検出センサ、61a…端部検出手
段としての第1の発光素子、61b…端部検出手段とし
ての第2の発光素子、62a…端部検出手段としての第
1の受光素子、62b…端部検出手段としての第2の受
光素子、63a…第1の移動規制部材、63b…第2の
移動規制部材、65a…第1の接触検出手段としての第
1の圧力センサ、65b…第2の接触検出センサとして
の第2の圧力センサ、71…第1の移動手段としての第
1の電動モータ、72…第2の移動手段としての第2の
電動モータ、C…制御手段としてのコントローラ、Ta
…車輪としての前タイヤ、Tb…車輪としての後タイ
ヤ、W1,W2…車両としての自動車。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(W1,W2)が載せられる搬送機
    (20,52)を所定軌道に沿って移動可能に設け、そ
    の搬送機(20,52)に載せられた車両(W1,W
    2)の車輪(Ta,Tb)が水平方向へずれるのを防止
    する移動規制部材(27a,27b)(63a,63
    b)を設けた搬送機の車輪止め装置において、 前記搬送機(20,52)には車両(W1,W2)の車
    輪(Ta,Tb)を前後両側から挟むための一対の移動
    規制部材(27a,27b)(63a,63b)を、互
    いが独立して接近又は離間する方向へ移動するように設
    前記一対の移動規制部材は第1及び第2の移動規制部材
    (27a,27b)(63a,63b)であって、 前記第1の移動規制部材(27a,63a)を移動させ
    る第1の移動手段(37,71)と、 前記第2の移動規制部材(27b,63b)を移動させ
    る第2の移動手段(38,72)と、 前記第1及び第2の移動手段(37,38)(71,7
    2)をそれぞれ制御する制御手段(C)と、 前記第1の移動規制部材(27a,63a)が車輪(T
    a,Tb)に接触したことを検出する第1の接触検出手
    段(29a,65a)と、 前記第2の移動規制部材(27b,63b)が車輪(T
    a,Tb)に接触したことを検出する第2の接触検出手
    段(29b,65b)とを備え、 前記制御手段(C)は、搬送機(20,52)に車両
    (W1,W2)が載せられた時に前記第1及び第2の移
    動規制部材(27a,27b)(63a,63b)が独
    立して車輪(Ta,Tb)へ向かって移動するように第
    1及び第2の移動手段(37,38)(71,72)を
    それぞれ制御し、前記第1及び第2の接触検出手段(2
    9a,29b)(65a,65b)がそれぞれ車輪(T
    a,Tb)への第1及び第2の移動規制部材(27a,
    27b)(63a,63b)の接触を検出した時、第1
    及び第2の移動規制部材(27a,27b)(63a,
    63 b)の移動が停止するように第1及び第2の移動手
    段(37,38)(71,72)をそれぞれ制御するも
    のとし、 前記搬送機(20,52)に車両(W1,W2)が載っ
    たことを検出する載置状態検出手段(23,59)と、 前記搬送機(20,52)の前後両端部にそれぞれ設け
    られ、車両(W1,W2)の前端部及び後端部を検出す
    る一対の端部検出手段(25a,25b,26a,26
    b)(61a,61b,62a,62b)とを備え、 前記制御手段(C)は、載置状態検出手段(23,5
    9)が搬送機(20,52)への車両(W1,W2)の
    載置状態を検出し、且つ一対の端部検出手段(25a,
    25b,26a,26b)(61a,61b,62a,
    62b)が車両(W1,W2)の前端部及び後端部を検
    出していない時に、第1及び第2の移動規制部材(27
    a,27b)(63a,63b)が独立して車輪(T
    a,Tb)へ向かって移動するように第1及び第2の移
    動手段(37,38)(71,72)をそれぞれ制御す
    るものである 搬送機の車輪止め装置。
  2. 【請求項2】 車両(W1,W2)が載せられる搬送機
    (20,52)を所定軌道に沿って移動可能に設け、そ
    の搬送機(20,52)に載せられた車両(W1,W
    2)の車輪(Ta,Tb)が水平方向へずれるのを防止
    する移動規制部材(27a,27b)(63a,63
    b)を設けた搬送機の車輪止め装置において、 前記搬送機(20,52)には車両(W1,W2)の車
    輪(Ta,Tb)を前後両側から挟むための一対の移動
    規制部材(27a,27b)(63a,63b)を、互
    いが独立して接近又は離間する方向へ移動するように設
    け、前記搬送機には車両の車輪を載置するための櫛歯状
    のフォークが設けられ、搬送機はフォークを鉛直方向へ
    すれ違うように通過する受渡部材との間で車両を受渡し
    させるものであって、移動規制部材は受渡部材がフォー
    クを通過する時に前記受渡部材と干渉しない位置へ移動
    するものである 搬送機の車輪止め装置。
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