JP3091129B2 - 搬送物のはみ出し検出装置 - Google Patents

搬送物のはみ出し検出装置

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JP3091129B2
JP3091129B2 JP08033670A JP3367096A JP3091129B2 JP 3091129 B2 JP3091129 B2 JP 3091129B2 JP 08033670 A JP08033670 A JP 08033670A JP 3367096 A JP3367096 A JP 3367096A JP 3091129 B2 JP3091129 B2 JP 3091129B2
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哲也 島塚
崇洋 山本
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば立体駐車場
に使用するのに好適な搬送物のはみ出し検出装置に関す
るものである
【0002】
【従来の技術】従来より、限られた面積の土地に対して
多数の自動車を駐車する場合には、その土地に例えば図
11に示す立体駐車場1を設けるようにしている。この
立体駐車場1は四角筒状に形成された外壁2を備え、外
壁2は地上から掘り下げられた穴3内に鉛直方向へ延び
るように配置されている。外壁2の内部には格納フレー
ム4が設けられ、格納フレーム4は鉛直方向へ延びる昇
降フレーム6a〜6d(図11には昇降フレーム6c,
6dのみ図示)を備えている。この各昇降フレーム6a
〜6dは外壁2内において左右方向中央部に設けられ、
各昇降フレーム6a〜6dの上端部は地上から上方へ向
かって突出している。
【0003】図12に示すように、昇降フレーム6a,
6bは外壁2の内部において後側に設けられ、昇降フレ
ーム6c,6dは外壁2の内部において前側に設けられ
ている。又、各昇降フレーム6a〜6dは平断面略コ字
状に形成され、昇降フレーム6aと昇降フレーム6c及
び昇降フレーム6bと昇降フレーム6dの開口部はそれ
ぞれ対向している。そして、外壁2の内部において、左
右方向中央部には各昇降フレーム6a〜6dに囲まれた
昇降空間(搬送通路)7が鉛直方向(図12の紙面と直
交する方向)へ延びるように設けられている。
【0004】図11に示すように、昇降フレーム6a〜
6dには水平方向へ延びる複数段のガイドレール10が
取り付けられ、この各ガイドレール10により昇降空間
7の左右両側には搬送物としての自動車Wを格納可能な
複数階の格納室11が区画形成されている。図12に示
すように、前記ガイドレール10は、左右両側の格納室
11及び昇降空間7の前後両側に一対づつ設けられてい
る。各対のガイドレール10の対向する面には、ガイド
レール10に沿って複数のローラ10aが回転可能に支
持されている。
【0005】格納室11内に位置するガイドレール10
には回転用電動モータ12が設けられ、回転用電動モー
タ12はガイドレール10に設けられたチェーン13を
介して格納室11内の各ローラ10aに駆動連結されて
いる。又、昇降空間7内に位置するガイドレール10に
は回転用電動モータ14が設けられ、回転用電動モータ
14はガイドレール10に設けられたチェーン15を介
して昇降空間7内の各ローラ10aに駆動連結されてい
る。そして、回転用電動モータ12,14を駆動する
と、その駆動力がチェーン13,15を介して各ローラ
10aに伝達され、各ローラ10aが正逆方向へ積極回
転するようになっている。
【0006】格納室11内には長方形板状の横行トレー
16が設けられ、横行トレー16の前後両端部は格納室
11内の各ローラ10aによって支持されている。横行
トレー16の左右両側部には、それぞれ櫛歯状のフォー
ク16aが形成されている。そして、回転用電動モータ
12,14を駆動して格納室11及び昇降空間7内の各
ローラ10aを正逆方向へ積極回転させると、横行トレ
ー16が格納室11と昇降空間7との間を横行移動する
ようになっている。
【0007】図13に示すように、昇降フレーム6a〜
6dの上端部は、前後一対の前側壁18a及び後側壁1
8bと、左右一対の左側壁18c及び右側壁18dとに
よって囲まれている。各側壁18a〜18dによって囲
まれた部分は入出庫室(待機空間)21となっており、
入出庫室21内には昇降空間7の上端部が位置してい
る。図11に示すように、各側壁18a〜18d(図1
1には前側壁18aのみ図示)は地上に立設され、各側
壁18a〜18dの上端には水平方向へ延びる上壁19
が設けられている。この上壁19の上面には、ワイヤ2
0aを巻き取り又は繰り出しするための搬送用ウインチ
20が設けられている。又、前側壁18aの下部には、
立体駐車場1に対して自動車Wを出し入れするための出
入口22が設けられている。
【0008】図13に示すように、入出庫室21内に位
置する昇降空間7の上端部には、自動車Wを載置可能な
昇降リフト23が設けられている。昇降リフト23は、
昇降空間7内の左右両側において前後方向へ延びる一対
のリフトフレーム24と、両リフトフレーム24から対
向するように突出するフォーク24aとから構成されて
いる。前記フォーク24aは、横行トレー16のフォー
ク16aと互い違いに突出する櫛歯状に形成されてい
る。前記一対のリフトフレーム24の両端部はそれぞれ
各昇降フレーム6a〜6dに挿入され、両リフトフレー
ム24の両端部にはそれぞれ前記搬送用ウインチ20か
ら延びるワイヤ20aが連結されている。そして、搬送
用ウインチ20を駆動してワイヤ20aを巻き取り又は
繰り出しすると、昇降リフト20が昇降フレーム6a〜
6dに沿って昇降空間7内を昇降するようになってい
る。
【0009】入出庫室21内の左右両側には、一対の足
場床25が設けられている。左側に位置する足場床25
は入出庫室21の左側壁18cと、入出庫室21内に位
置する昇降リフト23における左側のリフトフレーム2
4との間に配置されている。この左側の足場床25は左
側壁18cに固着されている。又、右側に位置する足場
床25は入出庫室21の右側壁18dと、入出庫室21
内に位置する昇降リフト23における右側のリフトフレ
ーム24との間に配置されている。この右側の足場床2
5は右側壁18dに固着されている。そして、昇降リフ
ト23に載せられた自動者Wの運転者は、足場床25を
足場にして前記自動車Wに対する乗降を行うことが可能
となっている。
【0010】昇降リフト23を用いて前記格納室11に
自動車Wを格納するには、出入口22から入出庫室21
内へ入ってきた自動車Wを、入出庫室21に位置する昇
降リフト23の上で停止させる。すると、自動車Wのタ
イヤが昇降リフト23のフォーク24aによって支持さ
れる。自動車Wを載せた昇降リフト23は、前記自動車
Wを格納予定の格納室11が属する階のガイドレール1
0の上側へ下降される。又、前記格納室11内に位置す
る横行トレー16は、昇降空間7へ横行移動される。
【0011】この状態で、自動車Wを載せた昇降リフト
23を前記横行トレー16の上方から下方へ下降させる
と、昇降リフト23のフォーク24aと横行トレー16
のフォーク16aとがすれ違う。このとき、昇降リフト
23の自動車Wが横行トレー16のフォーク16aによ
ってすくい取られて前記横行トレー16に乗り移る。そ
して、自動車Wが乗り移った横行トレー16を格納室1
1へ横行移動させることにより、その格納室11に自動
車Wが格納される。尚、格納室11に格納された自動車
Wは、上記と逆の手順を行うことにより立体駐車場1か
ら出されるようになっている。
【0012】図13に示す入出庫室21内において、二
点鎖線で囲った部分の内側は通過可能領域Eとなってい
る。この通過可能領域Eの左右両側の境界Bc,Bd
は、両リフトフレーム24の外側面を含む垂直面内に位
置している。そして、昇降リフト23に載せられた自動
車Wが通過可能領域E内に位置している場合、昇降リフ
ト23を下降させても前記自動車WのミラーM等が、足
場床25や格納室11内に位置する自動車WのミラーM
等に干渉しないようになっている。
【0013】上記のように構成された立体駐車場1に
は、入出庫室21内にて昇降リフト23に載せられた自
動車Wの幅方向両側部が、前記通過可能領域Eからはみ
出していないかどうか確認するためのはみ出し検出装置
が設けられている。はみ出し検出装置は、前側壁18a
の内面に設けられた左右一対の発光素子91c,91d
と、後側壁18bの内面に設けられた左右一対の受光素
子92c,92dとを備えている。
【0014】前記両発光素子91c,91dは、一対の
リフトフレーム24に対応して位置し、且つ図11に示
すように出入口22よりも上方に位置している。又、図
13に示すように、両受光素子92c,92dは、それ
ぞれ前記発光素子91c,91dに対応して位置してい
る。両発光素子91c,91dは両受光素子92c,9
2dへ向かって光を発し、両受光素子92c,92dは
両発光素子91c,91dからの光を受光するようにな
っている。
【0015】その結果、発光素子91cと受光素子92
cとの間には、通過可能領域Eの境界Bcに沿って水平
方向へ延び、且つ境界Bcよりも通過可能領域Eの内側
寄りに位置する光軸Lcが形成される。又、発光素子9
1dと受光素子92dとの間には、通過可能領域Eの境
界Bdに沿って水平方向へ延び、且つ境界Bdよりも通
過可能領域Eの内側寄りに位置する光軸Ldが形成され
るようになっている。
【0016】そして、入出庫室21内にて昇降リフト2
3に載せられた自動車Wの幅方向両側部が、通過可能領
域Eからはみ出していないかどうか確認するには、前記
昇降リフト23を入出庫室21内で上昇させる。する
と、昇降リフト23に載せられた自動車Wが、発光素子
91c,91dと受光素子92c,92dとの間を下方
から上方へ通過する。このとき、例えば自動車Wの幅が
大きすぎて一対のミラーMがそれぞれ通過可能領域Eか
ら左右両外側方へはみ出している場合、発光素子91
c,91dと受光素子92c,92dとの間に位置する
光軸Lc,Ldは前記両ミラーMによって遮断される。
【0017】光軸Lc,Ldが両ミラーMにより遮断さ
れると、受光素子92c,92dは発光素子91c,9
1dからの光を受光しなくなる。はみ出し検出装置は、
受光素子92c,92dが発光素子91c,91dから
の光を受光しなくなることに基づいて、前記自動車Wが
通過可能領域Eからはみ出していることを検出する。通
過可能領域Eからの自動車Wのはみ出しが検出された場
合、その自動車Wを載せた昇降リフト23は元の位置ま
で下降される。そして、前記自動車Wは昇降リフト23
の上から入出庫室21の外へ出され、その自動車Wの格
納室11への格納が中止される。
【0018】上記はみ出し検出装置は、その発光素子9
1c,91dが出入口22よりも上方に位置しているた
め、自動車Wが出入口22を通過するとき、その自動車
Wが発光素子91c,91dに接触するのを防止するこ
とができる。従って、自動車Wとの接触による発光素子
91c,91dの破損を防止することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記立体駐
車場1では、通過可能領域Eからの自動車Wのはみ出し
を検出するために、その自動車Wが載った昇降リフト2
3を、前記自動車Wが光軸Lc,Ldと同じ高さに位置
するように一旦上昇させなければならない。そして、自
動車Wのような重い物はゆっくりとしか上昇させること
ができないため、通過可能領域Eからの自動車Wのはみ
出しを検出するのに時間がかかるという問題があった。
【0020】又、昇降リフト23に載せられた自動車W
を光軸Lc,Ldと同じ高さ位置まで上昇させるには、
入出庫室21の内側において出入口22よりも上側に自
動車Wを移動させるための空間を設けなければならな
い。従って、入出庫室21が鉛直方向に対して大型化す
るという問題があった。
【0021】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、搬送物を動かすこと
なく、その搬送物が通過可能領域からはみ出しているの
を検出できるようにすることにある。
【0022】又、第2の目的は、搬送物が通過検出可能
領域からはみ出しているのを確実に検出できるようにす
ることにある。更に、第3の目的は、搬送物の長さ方
向、幅方向及び高さ方向の内の少なくともいずれか一つ
の方向に対し、搬送物が通過可能領域からはみ出したこ
とを確実に検出できるようにすることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明は、特に、検出手段を、通過可
能領域からの搬送物のはみ出しを検出可能な検出位置
と、待機空間内へ入ってくる搬送物に対して干渉しない
退避位置との間で移動させる移動手段を設け、前記検出
手段は、通過可能領域の境界に沿って延びる光軸を形成
するための発光素子と、前記発光素子からの光を受光す
る受光素子とを備え、受光素子が発光素子からの光を受
光しなくなることに基づいて通過可能領域からの搬送物
のはみ出しを検出し、前記検出手段には前記移動手段に
より検出位置と退避位置との間を移動する反射板が設け
られ、前記受光素子は検出位置に位置する前記反射板で
反射された発光素子からの光を受光するものであること
をその要旨とする
【0024】請求項2記載の発明は前記搬送通路に設
けられる昇降リフトに載せられた前記搬送物としての自
動車の側方において、前記光軸は、該自動車のミラーに
対応する高さ位置を後側下方から前方上方へ向かって昇
るように傾斜した状態で通過することをその要旨とす
【0025】
【0026】即ち、請求項記載の発明では、検出手
段が退避位置に位置しているとき、搬送物は前記検出手
段に対して干渉することなく外部から待機空間内へ移動
される。搬送物が待機空間へ移動されると、検出手段は
移動手段により退避位置から検出位置へ移動される。待
機空間で待機している搬送物が通過可能領域からはみ出
している場合、搬送物のはみ出しは検出位置に位置する
検出手段によって検出される。
【0027】また、搬送物が通過可能領域からはみ出し
ている場合、発光素子と受光素子との間に形成されて通
過可能領域の境界に沿って延びる光軸が前記搬送物によ
って遮断される。すると、受光素子は発光素子からの光
を受光しなくなる。検出手段は、受光素子が発光素子か
らの光を受光しなくなったことに基づいて、搬送物が通
過可能領域からはみ出していることを検出する。
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を立体駐車場に具体化し
た第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。尚、本
実施形態において従来技術と同一部分については、従来
技術と同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0030】図1に示す本実施形態の立体駐車場1で
は、昇降空間7、入出庫室21及び自動車Wが、それぞ
れ搬送通路、待機空間及び搬送物となっている。入出庫
室21を構成する右側壁18dには、立体駐車場1を駆
動制御するためのコントローラCが設けられている。図
2に示すように、入出庫室21は従来における前側壁1
8aが省略され、その入出庫室21の前側開口部全体が
出入口22となっている。又、入出庫室21の上壁19
における上面前端部には、ワイヤ30aを巻き取り又は
繰り出しするための昇降用ウインチ30が移動手段とし
て設けられている。
【0031】前記出入口22の下側には収容穴31が設
けられ、収容穴31は地面から下方へ向かって延びてい
る。図3に示すように、収容穴31の左右方向長さは、
左側壁18cと右側壁18dとの距離よりも大きい値と
なっている。左側壁18a及び右側壁18dの前端面に
は、それぞれ昇降レール32が鉛直方向へ延びるように
設けられ、両昇降レール32の前側面には鉛直方向へ延
びるガイド溝33が凹設されている。図2に示すよう
に、昇降レール32は、左側壁18c及び右側壁18d
(図2には右側壁18dのみ図示)の前側面上端から収
容穴31の底面までの間全体に亘って延びている。
【0032】図3に示すように、出入口22には、四角
板状のゲート34が左右方向へ延びるように設けられて
いる。このゲート34における左右両端部は、左側壁1
8c及び右側壁18dの前側面に対応して位置してい
る。ゲート34の左右両端部において前記両昇降レール
32に対応する位置には突起35がそれぞれ設けられ、
両突起35は両昇降レール32のガイド溝33に嵌め込
まれている。又、ゲート34の左右両端部上面には、前
記昇降用ウインチ30から延びるワイヤ30aがそれぞ
れ連結されている。
【0033】図2に示すように、後側壁18bの内側面
には上下一対の第1及び第2の光センサ36,37が設
けられ、ゲート34における前記第1及び第2の光セン
サ36,37と対向する面には上下一対の反射板38,
39が設けられている。このゲート34及び各反射板3
8,39の重さは自動車Wの重さよりも小さい値となっ
ている。前記第1及び第2の光センサ36,37と反射
板38,39とは、図3に示すように、後側壁18bと
ゲート34との左右両端部にそれぞれ設けられている。
又、左右両側に位置する第1及び第2の光センサ36,
37と反射板38,39とは、昇降リフト23において
左右両側に位置する両リフトフレーム24にそれぞれ対
応して位置している。
【0034】そして、図2に示す昇降用ウインチ30を
駆動してワイヤ30aを巻き取り又は繰り出しすると、
ゲート34及び反射板38,39が昇降して実線で示す
検出位置P1と二点鎖線で示す退避位置P2との間を移
動する。そして、ゲート34及び反射板38,39が検
出位置P1に位置すると、入出庫室21の出入口22が
前記ゲート34によって閉塞される。又、ゲート34及
び反射板38,39が退避位置P2に位置すると、その
ゲート34及び反射板38,39は収容穴31内へ没入
する。ゲート34及び反射板38,39は収容穴31内
へ没入すると、入出庫室21の出入口22が開口し、自
動車Wはゲート34及び反射板38,39に対して接触
することなく出入口22を通過することが可能になる。
【0035】第1及び第2の光センサ36,37は、発
光素子36a,37aと受光素子36b,37bとによ
って構成されている。発光素子36aは、第1の光セン
サ36へ給電を行うことにより、検出位置P1に位置す
る反射板38へ向かって光を放射する。受光素子36b
は前記反射板38によって反射した発光素子36aから
の光を受光する。その結果、第1の光センサ36と反射
板38との間に、光軸L1が形成されるようになってい
る。又、発光素子37aは、第2の光センサ37へ給電
を行うことにより、検出位置P1に位置する反射板39
へ向かって光を放射する。受光素子37bは、前記反射
板39によって反射した発光素子37aからの光を受光
する。その結果、第2の光センサ37と反射板38との
間に、光軸L2が形成されるようになっている。
【0036】そして、光軸L1は、昇降リフト23に載
せられた自動車Wの側方において、ミラーMに対応する
高さ位置を後側下方から前側上方へ向かって昇るように
傾斜した状態で通過する。又、光軸L2は、前記自動車
Wの側方において、タイヤの上端部に対応する位置を水
平方向へ通過する。図3に示すように、左側の光軸L1
は、通過可能領域Eの境界Bcに沿って延び、且つ境界
Bcよりも若干通過可能領域Eの内側寄りに位置する。
又、右側の光軸L2は、通過可能領域Eの境界Bdに沿
って延び、且つ境界Bdよりも若干通過可能領域Eの内
側寄りに位置する。
【0037】本実施形態では、入出庫室21、昇降用ウ
インチ30、第1の光センサ36、第2の光センサ37
及び反射板38,39によってはみ出し検出装置が構成
されている。又、検出手段は、前記第1及び第2の光セ
ンサ36,37と反射板38,39とによって構成され
ている。
【0038】次に、上記立体駐車場1の電気的構成を説
明する。図4に示すように、第1及び第2の光センサ3
6,37はコントローラCに接続され、そのコントロー
ラCには昇降用ウインチ30が接続されている。コント
ローラCは、出入口22から入出庫室21内へ入ってき
た自動車Wが昇降リフト23の上で停止されると、昇降
用ウインチ30を駆動することによりゲート34を退避
位置P2から検出位置P1へ上昇させる。ゲート34が
検出位置P1へ移動した後、コントローラCは第1及び
第2の光センサ36,37に対し給電を行う。すると、
第1及び第2の光センサ36,37における発光素子3
6a,37aは、検出位置P1に位置する反射板38,
39へ向かって光を放射するようになっている。
【0039】昇降リフト23に載せられた自動車Wのミ
ラーMが通過可能領域Eの境界Bc,Bdからはみ出し
ている場合、そのミラーMによって第1の光センサ36
と反射板38との間が遮断されるため、受光素子36b
は発光素子36aからの光を受光しなくなる。第1の光
センサ36は、受光素子36bが発光素子36aからの
光を受光しなくなることに基づいて、自動車Wが通過可
能領域Eからはみ出していることを検出し、検出信号を
コントローラCへ出力する。コントローラCは、第1の
光センサ36からの検出信号に基づいて昇降用ウインチ
30を駆動し、ゲート34を検出位置P1から退避位置
P2へ下降させるようになっている。
【0040】又、発光素子36a,37aが反射板3
8,39へ光を放射したとき、昇降リフト23上の自動
車Wにおける側部が通過可能領域Eの境界Bc,Bdか
らはみ出している場合、その自動車Wの側部によって第
2の光センサ37と反射板39との間が遮断され、受光
素子37bは発光素子37aからの光を受光しなくな
る。第2の光センサ37は、受光素子37bが発光素子
37aからの光を受光しなくなることに基づいて、自動
車Wが通過可能領域Eからはみ出していることを検出
し、検出信号をコントローラCへ出力する。コントロー
ラCは、第2の光センサ37からの検出信号を基づいて
昇降用ウインチ30を駆動し、ゲート34を検出位置P
1から退避位置P2へ下降させるようになっている。
【0041】次に、上記のように構成された立体駐車場
1の作用を説明する。立体駐車場1の格納室11に自動
車Wを格納するには、図2に示すゲート34を退避位置
P2へ移動させる。すると、ゲート34が収容穴31内
へ没入されて入出庫室21の出入口22が開口する。こ
の状態で、自動車Wを入出庫室21内へ向かって走行さ
せると、その自動車Wはゲート34及び反射板38,3
9に干渉することなく出入口22を通過する。入出庫室
21内へ入ってきた自動車Wは、入出庫室21内に位置
する昇降リフト23の上で停止される。昇降リフト23
に載せられた自動車Wのタイヤは、その昇降リフト23
に設けられたフォーク24aによって支持される。そし
て、昇降リフト23に載せられた自動車Wの車幅が大き
すぎる場合等では、自動車Wの側部やミラーMが図3に
示す通過可能領域Eの境界Bc,Bdからはみ出した状
態になる。
【0042】昇降リフト23上で自動車Wが停止される
と、コントローラCは昇降用ウインチ30の駆動により
ゲート34を退避位置P2から検出位置P1へ上昇させ
る。その後、コントローラCは、第1及び第2の光セン
サ36,37へ給電を行うことにより、第1及び第2の
光センサ36,37における発光素子36a,37aか
ら、検出位置P1に位置する反射板38,39へ向かっ
て光を放射させる。第1及び第2の光センサ36,37
と反射板38,39との間は、昇降リフト23に載せら
れた自動車Wの側部やミラーMによって遮断されている
ため、受光素子36b,37bは発光素子36a,37
aからの光を受光しなくなる。
【0043】第1及び第2の光センサ36,37は、受
光素子36b,37bが発光素子36a,37aからの
光を受光しなくなることに基づいて、自動車Wが通過可
能領域Eからはみ出していることを検出し、検出信号を
コントローラCへ出力する。コントローラCは、第1及
び第2の光センサ36,37からの検出信号に基づいて
昇降用ウインチ30を駆動し、ゲート34を検出位置P
1から退避位置P2へ下降させる。ゲート34が検出位
置P1から退避位置P2へ下降することにより、作業者
は前記自動車Wの車幅が大きすぎたことを知る。そし
て、作業者は昇降リフト23に載せられた自動車Wを入
出庫室21から出し、その自動車Wの格納室11への格
納を中止する。
【0044】以上詳述した本実施形態では、下記(a)
〜(e)に示す効果がある。 (a)反射板38,39を退避位置P2から検出位置P
1へ移動させることにより、昇降リフト23に載せられ
た自動車Wを動かすことなく、その自動車Wの通過可能
領域Eからのはみ出しを検出することができる。又、自
動車Wよりも軽い反射板38,39及びゲート34は、
検出位置P1と退避位置P2との間の移動を素早く行う
ことができるため、通過可能領域Eからの自動車Wのは
み出しを従来よりも短時間で検出することができる。
【0045】(b)昇降リフト23に載せられた自動車
Wを動かすことなく、その自動車Wの通過可能領域Eか
らのはみ出しを検出できるため、従来と異なり入出庫室
21内において出入口22よりも上側に自動車Wを移動
させるための空間を設けなくてもよくなる。従って、入
出庫室21を鉛直方向において従来よりも小型化するこ
とができる。
【0046】(c)自動車Wが通過可能領域Eからはみ
出すと、その自動車Wにより第1及び第2の光センサ3
6,37と反射板38,39との間が遮断される。この
場合、発光素子36a,37aが反射板38,39へ向
かって光を放射したとき、受光素子36b,37bが発
光素子36a,37aからの光を受光しなくなる。そし
て、第1及び第2の光センサ36,37は、受光素子3
6b,37bが発光素子36a,37aからの光を受光
しなくなることに基づいて、通過可能領域Eからの自動
車Wのはみ出しを検出する。従って、自動車Wが通過可
能領域Eからはみ出しているのを、第1及び第2の光セ
ンサ36,37によって確実に検出することができる。
【0047】(d)第1及び第2の光センサ36,37
と反射板38,39とは、それらによって形成される光
軸L1,L2が昇降リフト23に載せられた自動車Wの
幅方向両側に位置するように配置されている。従って、
自動車Wの幅方向において、その自動車Wが通過可能領
域Eからはみ出したことを確実に検出することができ
る。
【0048】(e)第1及び第2の光センサ36,37
を入出庫室21の後側壁18bに固定し、反射板38,
39を昇降するゲート34に設けた。従って、反射板3
8,39を後側壁18bに固定し、第1及び第2の光セ
ンサ36,37をゲート34に設けた場合に比べ、その
第1及び第2の光センサ36,37に対してゲート34
が昇降する時の振動等による故障を発生させにくくする
ことができる。
【0049】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図5〜図10に従って説明する。尚、本実施形態
において従来技術及び第1実施形態と同一部分について
は、従来技術及び第1実施形態と同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0050】図5に示すように、本実施形態の立体駐車
場1は地上に立設されている。立体駐車場1は五つの格
納フレーム4A〜4Eを備え、各格納フレーム4A〜4
Eは前後方向に隣接している。図6に示す各格納フレー
ム4A〜4Eにおいて、最下階に位置する昇降空間7の
下端部は、図5に示すように前後方向へ延びて各昇降空
間7の下端部を連通する走行空間41となっている。こ
の走行空間41は搬送通路として設けられている。
【0051】外壁2において、最前端の格納フレーム4
Eの走行空間41に対応する位置には、左側壁18c、
右側壁18d及び上壁19(図5には右側壁18d及び
上壁19のみ図示)によって囲まれた入出庫室21が設
けられている。この入出庫室21は前記走行空間41と
連通し、入出庫室21及び走行空間41には前後方向へ
延びる走行レール42が敷設されている。入出庫室21
内には自動車Wを載置可能な走行台車43が設けられて
いる。
【0052】図7に示すように、走行台車43は前後方
向へ延びる基台44と、基台44の上面に設けられた載
置板45とから構成されている。基台44の前後両端部
には左右両外側方へ向かって突出する軸受部46が設け
られ、各軸受部46にはそれぞれ車輪47が回転可能に
支持されている。基台44には図示しない走行用電動モ
ータが設けられ、走行用電動モータの出力軸は前記車輪
47に駆動連結されている。そして、走行用電動モータ
を駆動すると、車輪47が回転して走行台車43が入出
庫室21及び走行空間41内をレール42に沿って走行
するようになっている。
【0053】載置板45の左右両側部にはフォーク45
aが設けられ、フォーク45aは横行トレー16のフォ
ーク16aと同形の櫛歯状に形成されている。そして、
走行台車43を所定の格納フレーム4A〜4Eにおける
昇降空間7に対応して位置させた状態では、その昇降空
間7内の昇降リフト23を前記走行台車43の載置板4
5に対して干渉することなく昇降させることが可能とな
っている。又、図8に示すように、走行台車43を入出
庫室21内に位置させると、載置板45の上面が入出庫
室21における出入口22の地面と同じ高さに位置す
る。従って、出入口22から入出庫室21内へ入ってき
た自動車Wを、入出庫室21内に位置する走行台車43
の載置板45上に載せることが可能となっている。
【0054】そして、立体駐車場1に設けられた格納室
11に自動車Wを格納するには、その自動車Wが格納さ
れる予定の格納室11がある格納フレーム4A〜4Eの
昇降リフト23を昇降空間7の最下端まで下降させる。
更に、入出庫室21にて自動車Wが載せられた走行台車
43を、前記格納フレーム4A〜4Eの昇降空間7に対
応する位置まで走行させ、その位置で停止させる。この
状態で、前記昇降空間7の下端部に位置している昇降リ
フト23を、走行台車43における載置板45の下方か
ら上方へ向かって上昇させると、昇降リフト23のフォ
ーク24aと載置板45のフォーク45aとがすれ違
う。このとき、走行台車43の自動車Wが昇降リフト2
3のフォーク24aによってすくい取られて昇降リフト
23へ乗り移る。
【0055】自動車Wを載せた昇降リフト23は、前記
自動車Wが格納される予定の格納室11が属する階まで
上昇され、第1実施形態の場合と同様にして前記格納室
11の横行トレー16へ受け渡される。そして、自動車
Wが受け渡された横行トレー16を格納室11内に位置
させることにより、その格納室11に自動車Wが格納さ
れる。尚、格納室11に格納された自動車Wは、上記と
逆の手順を行うことにより立体駐車場1から出されるよ
うになっている。
【0056】図8及び図9に示す入出庫室21内におい
て、二点鎖線で囲った部分の内側は通過可能領域Eとな
っている。そして、走行台車43に載せられた自動車W
が通過可能領域E内に位置している場合、走行台車43
を走行させても前記自動車WのミラーMやルーフ等が、
昇降フレーム6a〜6d及び最下階のガイドレール10
等に干渉しないようになっている。
【0057】図7に示すように、走行台車43における
載置板45の後側部上側には、支持フレーム48が設け
られている。支持フレーム48は、載置板45の後端左
右両端面から突出して上方へ向かって延びるように屈曲
する一対の縦パイプ48aと、両縦パイプ48aの上端
部間に設けられて水平方向へ延びる横パイプ48bとか
ら構成されている。両縦パイプ48aにはそれぞれ上下
一対の第1及び第2の光センサ36,37が設けられ、
横パイプ48bには発光素子49a及び受光素子49b
からなる第3の光センサ49が設けられている。図8に
示すように、第1〜第3の光センサ36,37,49
は、支持フレーム48における出入口22側に配置され
ている。
【0058】又、検出位置P1に位置するゲート34に
おいて、前記第1〜第3の光センサ36,37,49に
対応する位置には反射板38,39,50がそれぞれ設
けられている。本実施形態では、前記第1〜第3の光セ
ンサ36,37,49と、反射板38,39,50とに
よって検出手段が構成されている。
【0059】第3の光センサ49と反射板50との間に
は光軸L3が形成されるようになっている。この光軸L
3は、通過可能領域Eの上側の境界Beに沿って水平方
向へ延び、境界Beよりも若干通過可能領域Eの内側寄
りに位置する。又、第1の光センサ36と反射板38と
の間には光軸L1が形成され、第2の光センサ37と反
射板39との間には光軸L2が形成されるようになって
いる。光軸L1,L2は、図9に示すように通過可能領
域Eの境界Bc,Bdに沿って延び、且つ境界Bc,B
dよりも若干通過可能領域Eの内側寄りに位置する。
【0060】次に、上記立体駐車場1の電気的構成を説
明する。図10に示すように、本実施形態では、第1〜
第3の光センサ36,37,49がコントローラCに接
続されている。コントローラCは、出入口22から入出
庫室21内へ入ってきた自動車Wが走行台車43の上で
停止されると、昇降用ウインチ30を駆動することによ
りゲート34を退避位置P2から検出位置P1へ上昇さ
せる。ゲート34が検出位置P1へ移動した後、コント
ローラCは第1〜第3の光センサ36,37,49に対
し給電を行う。すると、第1〜第3の光センサ36,3
7,49における発光素子36a,37a,49aは、
検出位置P1に位置する反射板38,39,50へ向か
って光を放射するようになっている。
【0061】走行台車43に載せられた自動車Wのルー
フが通過可能領域Eの境界Beからはみ出している場
合、そのルーフによって第3の光センサ49と反射板5
0との間が遮断されるため、受光素子49bは発光素子
49aからの光を受光しなくなる。第3の光センサ49
は、受光素子49bが発光素子49aからの光を受光し
なくなることに基づいて、自動車Wが通過可能領域Eか
らはみ出していることを検出し、検出信号をコントロー
ラCへ出力する。コントローラCは、第3の光センサ4
9からの検出信号に基づいて昇降用ウインチ30を駆動
し、ゲート34を検出位置P1から退避位置P2へ下降
させるようになっている。
【0062】次に、上記のように構成された立体駐車場
1の作用を説明する。立体駐車場1の格納室11に自動
車Wを格納するには、図8に示すゲート34を退避位置
P2へ移動させた状態で、自動車Wを入出庫室21内へ
向かって走行させる。すると、自動車Wは出入口22を
通過して入出庫室21内へ進入する。入出庫室21内に
入ってきた自動車Wは走行台車43の上で停止される。
走行台車43に載せられた自動車Wのタイヤは、その載
置板45に設けられたフォーク45aによって支持され
る。そして、走行台車43に載せられた自動車Wの車高
が高すぎる場合等では、自動車Wのルーフが通過可能領
域Eの境界Beからはみ出した状態になる。
【0063】走行台車43上で自動車Wが停止される
と、コントローラCは昇降用ウインチ30の駆動により
ゲート34を退避位置P2から検出位置P1へ上昇させ
る。その後、コントローラCは、第1〜第3の光センサ
36,37,49へ給電を行うことにより、第1〜第3
の光センサ36,37,49における発光素子36a,
37a,49aから、検出位置P1に位置する反射板3
8,39,50へ向かって光を放射させる。第3の光セ
ンサ49と反射板50との間は、走行台車43に載せら
れた自動車Wのルーフによって遮断されているため、受
光素子49bは発光素子49aからの光を受光しなくな
る。
【0064】第3の光センサ49は、受光素子49bが
発光素子49aからの光を受光しなくなることに基づい
て、自動車Wが通過可能領域Eからはみ出していること
を検出し、検出信号をコントローラCへ出力する。コン
トローラCは、第3の光センサ49からの検出信号に基
づいて昇降用ウインチ30を駆動し、ゲート34を検出
位置P1から退避位置P2へ下降させる。ゲート34が
検出位置P1から退避位置P2へ下降することにより、
作業者は前記自動車Wの車高が高すぎたことを知る。そ
して、作業者は走行台車43に載せられた自動車Wを入
出庫室21から出し、その自動車Wの格納室11への格
納を中止する。
【0065】以上詳述した本実施形態では、第1の実施
形態の効果に加え、下記(f)に示す効果がある。 (f)第3の光センサ49と反射板50とは、それらに
よって形成される光軸L3が走行台車43に載せられた
自動車Wの上側に位置するように配置されている。従っ
て、自動車Wの高さ方向において、その自動車Wが通過
可能領域Eからはみ出したことを確実に検出することが
できる。
【0066】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)本発明を立体駐車場1に具体化するのではなく、
ダンボール箱等の荷物を格納するための格納庫に具体化
してもよい。この場合、ダンボール箱等の荷物が搬送物
となる。
【0067】(2)上記各実施形態では、昇降するゲー
ト34に反射板38,39,50を設けたが、例えばゲ
ート34を省略して反射板38,39,50のみを昇降
させるようにしてもよい。この場合、立体駐車場1の構
成を簡略することができるとともに、反射板38,3
9,50を更に素早く昇降させることができる。
【0068】(3)上記各実施形態において、第1の光
センサ36及び反射板38を省略するか、第2の光セン
サ37及び反射板39を省略するかしてもよい。この場
合、立体駐車場1の構成を簡略化することができる。
【0069】(4)上記各実施形態において、入出庫室
21の前後両側にそれぞれゲート34を昇降可能に設け
る。そして、一方のゲート34に第1〜第3の光センサ
36,37,49を設け、他方のゲート34に反射板3
8,39,50を設けてもよい。又、一方のゲート34
に発光素子36a,37a,49aを設け、他方のゲー
ト34に受光素子36b,37b,49bを設けてもよ
い。 (5)上記各実施形態では、ゲート34を昇降させるこ
とにより、そのゲート34が検出位置P1と退避位置P
2との間を移動するようにしたが、本発明はこれに限定
されない。例えば、ゲート34を電動モータ等で回動さ
せたり水平方向へスライド移動させたりして、入出庫室
21の出入口22をゲート34で開閉させるようにして
もよい。この場合、出入口22が閉じたときのゲート3
4の位置が検出位置P1となり、出入口22が開いたと
きのゲート34の位置が退避位置P2となる。又、電動
モータが移動手段となる。
【0070】(6)第1実施形態では、自動車Wの幅方
向に対する通過可能領域Eからの自動車Wのはみ出しを
検出するようにしたが、自動車Wの長さ方向や高さ方向
に対する通過可能領域Eからの自動車Wのはみ出しを検
出するようにしてもよい。即ち、例えば、図3に示す通
過可能領域Eの前後両側の境界Ba,Bbに沿って延び
る光軸を光センサ等によって形成し、その光センサによ
って自動車Wの長さ方向に対する通過可能領域Eからの
自動車Wのはみ出しを検出する。又、第2実施形態と同
様に第3の光センサ49と反射板50とを設け、その第
3の光センサ49により自動車Wの高さ方向に対する通
過可能領域Eからの自動車Wのはみ出しを検出するよう
にしてもよい。
【0071】(7)第2実施形態では、自動車Wの幅方
向及び高さ方向に対する通過可能領域Eからの自動車W
のはみ出しを検出するようにしたが、自動車Wの長さ方
向に対する通過可能領域Eからの自動車Wのはみ出しを
検出するようにしてもよい。即ち、図9に示す通過可能
領域の前後両側の境界Ba,Bbに沿って延びる光軸を
光センサ等によって形成し、その光センサによって自動
車Wの長さ方向に対する通過可能領域Eからの自動車W
のはみ出しを検出するようにしてもよい。
【0072】(8)上記(6)又は(7)の場合におい
て、自動車Wの幅方向、長さ方向及び高さ方向の内の少
なくともいずれか一つの方向において、通過可能領域E
からの自動車Wのはみ出しを検出するようにしてもよ
い。この場合、自動車Wの長さ方向、幅方向及び高さ方
向の内の少なくともいずれか一つの方向に対し、その自
動車Wが通過可能領域Eからはみ出したことを確実に検
出することができる。
【0073】(9)上記各実施形態において、左右両側
に位置する第1及び第2の光センサ36,37と反射板
38,39との内、いずれか一方の側に位置する第1及
び第2の光センサ36,37と反射板38,39とを省
略してもよい。この場合、立体駐車場1の構成を簡略化
することができる。
【0074】
【0075】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (イ)請求項2又は3記載の搬送物のはみ出し検出装置
において、移動手段は発光素子と受光素子との内の少な
くともいずれか一方を検出位置と退避位置との間で移動
させるものである搬送物のはみ出し検出装置。この場
合、搬送物が通過可能領域からはみ出しているのを短時
間で検出することができる。
【0076】
【0077】
【発明の効果】請求項記載の発明では、検出手段が
移動手段により検出位置と退避位置との間を移動する。
そのため、搬送物を動かすことなく、その搬送物が通過
可能領域からはみ出しているのを検出することができ
る。
【0078】また、通過可能領域からはみ出した搬送物
は、発光素子と受光素子との間に形成された光軸を遮断
するため、受光素子は発光素子からの光を受光しなくな
る。そして、検出手段は、受光素子が発光素子からの光
を受光しなくなったことに基づいて通過可能領域からの
搬送物のはみ出しを検出する。従って、搬送物が通過検
出可能領域からはみ出しているのを確実に検出すること
ができる。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の立体駐車場を示す横断面図。
【図2】図1の入出庫室矢印X−X方向から見た断面
図。
【図3】図1の入出庫室矢印Y−Y方向から見た断面
図。
【図4】立体駐車場の電気的構成を示すブロック回路
図。
【図5】第2実施形態の立体駐車場を示す縦断面図。
【図6】立体駐車場を示す横断面図。
【図7】走行台車を示す斜視図。
【図8】入出庫室を示す縦断面図。
【図9】図8の入出庫室を矢印Z−Z方向から見た断面
図。
【図10】立体駐車場の電気的構成を示すブロック回路
図。
【図11】従来における立体駐車場を示す横断面図。
【図12】昇降空間及び格納室を示す平断面図
【図13】入出庫室を示す平断面図。
【符号の説明】
7…搬送通路としての昇降空間、21…待機空間として
の入出庫室、30…移動手段としての昇降用ウインチ、
36,37…検出手段としての第1及び第2の光セン
サ、36a,37a…発光素子、36b,37b…受光
素子、38,39…検出手段としての反射板、41…搬
送通路としての走行空間、49…検出手段としての第3
の光センサ、49a…発光素子、49b…受光素子、5
0…検出手段としての反射板、Ba〜Be…境界、E…
通過可能領域、L1〜L3…光軸、P1…検出位置、P
2退避位置、W…搬送物としての自動車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平7−15959(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送通路へ送り出される前の搬送物を
    機させるための待機空間と、 前記待機空間内で待機している搬送物が搬送通路を引っ
    掛かることなく通過できる通過可能領域からはみ出して
    いることを検出する検出手段とを備えた搬送物のはみ出
    し検出装置において、 前記検出手段を、通過可能領域からの搬送物のはみ出し
    を検出可能な検出位置と、待機空間内へ入ってくる搬送
    物に対して干渉しない退避位置との間で移動させる移動
    段を設け 前記検出手段は、通過可能領域の境界に沿って延びる光
    軸を形成するための発光素子と、前記発光素子からの光
    を受光する受光素子とを備え、受光素子が発光素子から
    の光を受光しなくなることに基づいて通過可能領域から
    の搬送物のはみ出しを検出し、 前記検出手段には前記移動手段により検出位置と退避位
    置との間を移動する反射板が設けられ、前記受光素子は
    検出位置に位置する前記反射板で反射された発光素子か
    らの光を受光するものである 搬送物のはみ出し検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記搬送通路に設けられる昇降リフトに
    載せられた前記搬送物としての自動車の側方において、
    前記光軸は、該自動車のミラーに対応する高さ位置を後
    側下方から前方上方へ向かって昇るように傾斜した状態
    で通過することを特徴とする請求項1記載の搬送物のは
    み出し検出装置。
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