JPH06263816A - オレフィン重合用触媒成分および触媒 - Google Patents

オレフィン重合用触媒成分および触媒

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JPH06263816A
JPH06263816A JP5261686A JP26168693A JPH06263816A JP H06263816 A JPH06263816 A JP H06263816A JP 5261686 A JP5261686 A JP 5261686A JP 26168693 A JP26168693 A JP 26168693A JP H06263816 A JPH06263816 A JP H06263816A
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エリザベタ、バルバッサ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】活性形のハロゲン化マグネシウムおよびその上
に担持されたハロゲン化チタンまたはチタンハロゲンア
ルコラートおよび式 (式中、基R1 〜R10は、同一であるか、または異なる
ものであって、水素またはC1 〜C18炭化水素である
が、但しR7 およびR8 基の少なくとも1つおよびR9
およびR10基の少なくとも1つは水素ではない。)のジ
アミンから選択された電子供与体化合物を含んで成る触
媒成分。また、該触媒成分およびAl−アルキル化合物
から得られる触媒、並びにAl−アルキル化合物および
式(I)のジアミンと、活性形のハロゲン化マグネシウ
ム上に担持されたハロゲン化チタンまたはチタンハロゲ
ンアルコラートおよびAl−トリエチルによる特別な抽
出特性を有する電子供与体化合物を含んで成る固体成分
との反応により得られる触媒。 【効果】活性並びに立体特異性に関して非常に高い性能
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、オレフィン重合用触媒成分およ
び触媒、ならびに該触媒中で電子供与体として使用でき
る特殊なジアミンに関する。活性形のハロゲン化マグネ
シウム上に担持されたチタン化合物を含む触媒はこの分
野では良く知られている。この種の触媒は、例えば米国
特許第4,298,718号に記載されている。該触媒
は、エチレンおよびプロピレンの様なα−オレフィンの
両方の重合において高い活性を有するが、立体特異性は
十分ではない。立体特異性は、チタン化合物を含む固体
成分に電子供与体化合物を加えることにより改良されて
いる(米国特許第4,544,717号)。固体成分に
加えた電子供与体化合物(内部供与体)およびAl−ア
ルキル化合物に加えた電子供与体化合物(外部供与体)
の両方を使用することにより、立体特異性はさらに改良
されている(米国特許第4,107,414号)。
【0002】ヨーロッパ特許第0045977号に開示
されている触媒により、活性ならびに立体特異性に関し
て非常に高い性能が得られる。該触媒は、固体成分とし
て活性形のハロゲン化マグネシウムを含み、その上にハ
ロゲン化チタン(TiCl4)および例えばフタル酸エ
ステルの様なカルボン酸エステルの特定種類から選択さ
れた電子供与体化合物が担持されている。使用する共触
媒は、少なくとも1個のSi−OR結合(R=炭化水素
基)を含むケイ素化合物が付加したAl−アルキル化合
物である。米国特許第4,522,930号は、固体触
媒成分が、Al−トリエチルにより(標準的な抽出条件
下で)少なくとも70モル%抽出することができる電子
供与体化合物を含むこと、および抽出後に少なくとも2
0 m2 /gの表面積を有することを特徴とする触媒を開示
している。該触媒は、共触媒としてAl−トリアルキル
化合物を含み、そこにAl−トリエチルとの錯体形成反
応を引き起こさない特性を有する電子供与体化合物(外
部供与体)が付加しているが、その反応は、十分に限定
された反応条件下で電位差滴定により検出できる。上記
の電子供与体化合物は、Si−OR結合を有するケイ素
化合物を含み、2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、2,2,5,5−テトラメチル−ピロリドン、Al
−ジエチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ド、Al−ジクロロモノフェノキシ、その他の化合物で
ある。
【0003】ここで、予期せぬことに、オレフィン重合
用の触媒および触媒成分の形成に有用な新種のアミンが
発見された。すなわち、本発明のアミンは、内部供与体
として使用した場合に、つまり活性形のハロゲン化マグ
ネシウム上に担持されたハロゲン化チタンまたはチタン
ハロゲンアルコラートを含む固体触媒成分中に存在する
場合に、活性および立体特異性が高い触媒を与える特性
を有する。使用する共触媒は所望により電子供与体化合
物(外部供与体)と組み合わせたAl−アルキル化合物
である。上記の結果は、内部供与体として使用した場合
に良好な性能を与えるアミンは知られていないことを考
えると、実に驚くべきことである。外部供与体として使
用しても、すなわちAl−アルキル化合物および米国特
許第4,522,930号に記載されている特性を有す
る固体触媒成分と組み合わせて使用しても、本発明のア
ミンは活性および立体特異性が高い触媒を形成する。
【0004】そこで、本発明は、活性形のハロゲン化マ
グネシウムおよびその上に担持されたハロゲン化チタン
またはチタンハロゲンアルコラートおよび式 (式中、基R1 〜R10は、同一であるか、または異なる
ものであって、水素またはC1 〜C18の直鎖または分枝
鎖アルキル基、C3 〜C18シクロアルキル基、C6 〜C
18アリール基、C7 〜C18アルカリルまたはアラルキル
基であり、但しR7 およびR8 基の少なくとも1つおよ
びR9 およびR10基の少なくとも1つは水素ではな
い。)のジアミンを含んで成るオレフィン重合用触媒成
分を提供する。
【0005】別の態様によれば、本発明は、 A)上記の触媒成分、 B)Al−アルキル化合物、および所望により C)電子供与体化合物の反応生成物を含んで成るオレフ
ィン重合用触媒を提供する。更に別の態様によれば、本
発明は、Al−アルキル化合物および式(I)のジアミ
ンと、活性形のハロゲン化マグネシウム、ハロゲン化チ
タンまたはチタンハロゲンアルコラート、およびAl−
トリエチルにより標準的な抽出条件下で少なくとも70
モル%抽出できる電子供与体化合物を含んで成り、抽出
後の表面積が20 m2 /gを超える固体成分との反応生成
物を含んで成るオレフィン重合用触媒を提供する。さら
に別の態様によれば、本発明は、式(I)のジアミンを
提供する。
【0006】好ましくは、R1 〜R6 基は、水素、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘキシルメ
チル、フェニルおよびベンジルから選択される。R7
10基は、好ましくは水素ではなく、より好ましくはC
1 〜C6 アルキルおよびC3 〜C6 シクロアルキルから
選択され、特にメチルである。式(I)のジアミンの例
としては、1,3−ビス(ジメチルアミノ)プロパン、
1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2−メチルプロパ
ン、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2−エチルプロ
パン、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2−イソプロ
ピルプロパン、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2−
n−ブチルプロパン、1,3−ビス(ジメチルアミノ)
−2−イソブチルプロパン、1,3−ビス(ジメチルア
ミノ)−2−tert−ブチルプロパン、1,3−ビス
(ジメチルアミノ)−2−シクロヘキシルプロパン、
1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2−フェニルプロパ
ン、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチ
ルプロパン、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2−メ
チル−2−エチルプロパン、1,3−ビス(ジメチルア
ミノ)−2−メチル−2−n−プロピルプロパン、1,
3−ビス(ジメチルアミノ)−2−メチル−2−sec
−ブチルプロパン、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−
2,2−ジエチルプロパン、1,3−ビス(ジメチルア
ミノ)−2−エチル−2−n−ブチルプロパン、1,3
−ビス(ジメチルアミノ)−2,2−ジベンジルプロパ
ン、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2,2−ジフェ
ニルプロパン、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2,
2−ジシクロヘキシルプロパン、1,3−ビス(ジメチ
ルアミノ)−1−メチルプロパン、1,3−ビス(ジメ
チルアミノ)−1−フェニルプロパン、1,3−ビス
(ジメチルアミノ)−1,2−ジメチルプロパン、1,
3−ビス(ジメチルアミノ)−1−エチル−2−メチル
プロパン、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−1−メチ
ル−2−tert−ブチルプロパン、1,3−ビス(ジ
メチルアミノ)−1,2,2−トリメチルプロパン、
1,3−ビス(ジメチルアミノ)−1−イソプロピル−
2,2−ジメチルプロパン、1,3−ビス(ジメチルア
ミノ)−2−シクロヘキシル−2(1−シクロヘキセニ
ル)−プロパンがある。
【0007】式(I)のジアミンの他の例は、上記の化
合物と同じ構造を有するが、ジメチルアミノ基の代わり
に、メチルエチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルプロ
ピルアミノ、エチルプロピルアミノ、またはジプロピル
アミノ基を有する化合物である。式(I)のジアミンは
様々な方法で製造することができる。例えば、一方法で
は、マンニッヒ反応によりアルデヒドまたはケトンをホ
ルムアルデヒドおよびジメチルアミンと反応させ、対応
するアミノアルデヒドまたはアミノケトンを形成する。
この反応中間体を塩酸ヒドロキシルアミンと反応させ、
オキシムを形成し、これをLiAlH4 で還元して対応
する3−(N,N−ジメチル−アミノ)−プロパンアミ
ンを製造する。この化合物をホルムアルデヒドおよび酢
酸の存在下でメチル化し、式(I)に対応する1,3−
ジアミンを形成する。
【0008】式(I)のアミンを含む触媒成分は、さま
ざまな方法で製造できる。例えば、ハロゲン化マグネシ
ウム(1%未満の水を含む無水物の状態で使用する)、
チタン化合物およびジアミンを、ハロゲン化マグネシウ
ムが活性化される条件下で一緒に粉砕し、次いでその粉
砕生成物を温度80℃〜135℃で、過剰のTiCl4
で1回以上処理し、塩素イオンが完全に消失するまで炭
化水素(例えばヘキサン)で繰り返し洗浄する。別の方
法では、無水ハロゲン化マグネシウムを公知の方法によ
り予め活性化させ、次いで溶液中にジアミンを含む過剰
のTiCl4 と反応させる。この場合も温度は80〜1
35℃である。所望によりTiCl4 による処理を繰り
返し、次いで固体をヘキサンまたはヘプタンで洗浄し、
痕跡量の未反応TiCl4 を除去する。もう一つの方法
では、MgCl2 ・nROH(特に球状粒子の形で、n
が一般的に1〜3であり、ROHがアルコール、例えば
エタノール、ブタノール、イソブタノールである)を、
溶液中にジアミンを含む過剰のTiCl4 と反応させ
る。温度は一般的に80〜120℃である。反応後、固
体をTiCl4 と再度反応させ、分離し、塩素イオンが
消失するまで炭化水素で洗浄する。
【0009】さらに別の方法では、マグネシウムアルコ
ラートおよびマグネシウムクロロアルコラート(クロロ
アルコラートは特に米国特許第4,220,554号に
より製造できる)を、この場合も上記の反応条件下で、
溶液中にジアミンを含む過剰のTiCl4 と反応させ
る。もう一つの方法では、ハロゲン化マグネシウム/チ
タンアルコラート錯体[例えばMgCl2 ・2Ti(O
4 9 4 錯体の様な]を、炭化水素溶液中で、溶液
中にジアミンを含む過剰のTiCl4 と反応させ、分離
した固体生成物をさらに過剰のTiCl4 と反応させ、
次いで分離し、ヘキサンで洗浄する。TiCl4 との反
応は80〜120℃の温度で行う。その変形では、Mg
Cl2 /チタンアルコラート錯体を、炭化水素溶液中
で、メチルヒドロポリシロキサンと反応させ、固体生成
物を分離し、50℃で、溶液中にジアミンを含む四塩化
ケイ素と反応させ、次いで該固体を過剰のTiCl4
80〜120℃で反応させる。最後に、溶液中にジアミ
ンを含む過剰のTiCl4 と、部分的に架橋した球状の
スチレン−ジビニルベンゼン樹脂の様な多孔質樹脂、ま
たは有機溶剤に可溶なMg化合物または錯体の溶液を含
浸させた、シリカおよびアルミナの様な多孔質の無機酸
化物を反応させることができる。使用可能な多孔質樹脂
はヨーロッパ特許出願第344755号に記載されてい
る。
【0010】TiCl4 との反応は80〜120℃で行
い。過剰のTiCl4 を分離した後、反応を繰り返し、
次いで固体を炭化水素で洗浄する。上記の反応に使用す
る塩化マグネシウムとジアミンのモル比は一般的に2:
1から12:1である。一般的に、ジアミンはハロゲン
化マグネシウム上に5〜20モル%の量で固定される。
しかし、樹脂および無機酸化物上に担持される成分の場
合、アミンとマグネシウムのモル比は異なっており、一
般的に0.1〜1である。触媒成分中のMg/Ti比は
一般的に30:1〜4:1であり、樹脂または無機酸化
物上に担持された成分では、その比は異なっており、一
般的に20:1〜2:1である。触媒成分の製造に使用
できるチタン化合物は、ハロゲン化物およびハロゲンア
ルコラートである。四塩化チタンは好ましい化合物であ
る。十分な結果は、三ハロゲン化チタン、特にTiCl
3 HR、TiCl3 ARA、およびRがフェニル基であ
るTiCl3 ORの様なハロゲンアルコラートでも得ら
れる。
【0011】上記の反応により活性形のハロゲン化マグ
ネシウムが形成される。ハロゲン化物とは異なるマグネ
シウム化合物から出発し、活性形のハロゲン化マグネシ
ウムを形成する反応も文献では良く知られている。触媒
成分中のハロゲン化マグネシウムの活性形は、その触媒
成分のX線スペクトルが、非活性化ハロゲン化マグネシ
ウム(表面積が3 m2 /g未満)のスペクトルに現れる主
強度反射を示さないが、その代わりに、その主強度反射
の位置に対して移行した最大強度を有するハロがあるこ
と、あるいは主強度反射の強度が減少し、主強度反射
が、非活性化ハロゲン化マグネシウムのスペクトルに現
れる主強度反射の半ピーク幅より少なくとも30%大き
な半ピーク幅を示すことにより確認される。ハロゲン化
マグネシウムの最も活性な形は、固体触媒成分のX線ス
ペクトル中にハロが現れる形である。
【0012】ハロゲン化マグネシウムの中で、塩化物が
好ましい化合物である。塩化マグネシウムの最も活性な
形の場合、触媒成分のX線スペクトルに、塩化物のスペ
クトル中で平面距離2.56オングストロームに現れる
反射の代わりにハロが現れる。式(I)のジアミンを含
む固体触媒成分は、Al−アルキル化合物との反応によ
り、Rが水素または1〜8個の炭素原子を有するアルキ
ル基またはアリールであるCH2 =CHRオレフィンの
重合、該オレフィンの混合物の重合、および該オレフィ
ンとジオレフィンの混合物の重合に使用できる触媒を形
成する。特に、使用可能なAl−アルキル化合物は、A
l−トリエチル、Al−トリイソブチル、Al−トリ−
n−ブチルの様なAl−トリアルキル、およびOまたは
N原子またはSO4 およびSO3 基により結合した1個
以上のAl原子を含む直鎖または環状Al−アルキル化
合物から選択される。
【0013】該化合物の例としては、 (C2 5 2 −Al−O−Al(C2 5 2 (C2 5 2 −Al−SO4 −Al(C2 5 2 (式中、nは1〜20の数である。)がある。Al−ア
ルキル化合物は、通常Al/Ti比が1〜1000で使
用される。プロピレンおよびより高級なα−オレフィン
の重合の場合、トリアルキル化合物は、AlEt2 Cl
およびAl2 Et3 Cl3 の様なAl−アルキルハロゲ
ン化物との混合物で使用することができる。
【0014】オレフィンの立体規則性重合の場合、電子
供与体化合物をAl−アルキルに加えるなら、Al−ア
ルキル化合物と電子供与体化合物の比率は通常5:1〜
100:1である。該電子供与体化合物は、米国特許第
4,522,930号に記載されている外部供与体から
選択するのが好ましい。特に好ましい化合物は、式 Rm SiYn p (式中、RはC1 〜C20アルキル、C2 〜C20アルケニ
ル、C6 〜C20アリール、C7 〜C20アラルキルまたは
3 〜C20シクロアルキルであり、Yは−OR' 、−O
COR' 、−NR' 2 基であり、R' はRと同一である
か、または異なっており、Rと同じ意味を有し、Xはハ
ロゲンまたは水素原子、または−OCOR”または−N
R”2 基であり、R”はR' と同一であるか、または異
なっており、R' と同じ意味を有し、mは0〜3の数で
あり、nは1〜4の数であり、pは0〜1の数であり、
m+n+pは4に等しい。)の電子供与体化合物であ
る。その例としては、フェニルトリエトキシシランまた
はフェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシ
シランおよびジフェニルジエトキシシラン、およびモノ
クロロフェニルジエトキシシランの様なフェニルアルコ
キシシラン、エチルトリエトキシシランおよびエチルト
リイソプロポキシシランの様なアルキルアルコキシシラ
ンがある。
【0015】先に述べた様に、式(I)のジアミンは外
部供与体として、Al−アルキル化合物および米国特許
第4,522,930号に記載の特性を有する固体成分
と組み合わせて使用することができる。該米国特許に記
載されている触媒成分は、Ti−ハロゲン化物結合、お
よびAl−トリエチルにより標準的な抽出条件下で少な
くとも70モル%抽出できる電子供与体化合物を含むチ
タン化合物を含む。抽出後、固体の表面積(B.E.
T.)は少なくとも20 m2 /g、一般的に100〜30
0 m2 /gである。該米国特許に記載されている触媒成分
の製造に使用できる電子供与体化合物には、エーテル、
ケトン、ラクトン、N、Pおよび/またはS原子を含む
化合物、および特定の種類のエステルが含まれる。米国
特許第4,522,930号のエステルの外に、ヨーロ
ッパ特許第0045977号に記載されている種類のエ
ステルも使用できる。
【0016】特に有利なのは、フタル酸ジイソブチル、
ジオクチルおよびジフェニル、フタル酸ベンジルブチル
の様なフタル酸のエステル、マロン酸ジイソブチルおよ
びジエチルの様なマロン酸エステル、ピバリン酸アルキ
ルおよびアリール、マレイン酸アルキル、シクロアルキ
ルおよびアリール、炭酸ジイソブチル、炭酸エチルフェ
ニルおよび炭酸ジフェニルの様な炭酸アルキルおよびア
リール、コハク酸モノ−およびジエチルの様なコハク酸
のエステルである。フタル酸エステルが好ましい。一般
的に、上記の触媒成分は、上記の方法により、式(I)
のジアミンの代わりに上記の電子供与体を使用して製造
することができる。
【0017】オレフィンの重合は、1種以上のモノマ
ー、またはそれらのモノマーの脂肪族または芳香族炭化
水素溶剤中の溶液からなる液相中で、あるいは気相中
で、または液相および気相技術を組み合わせて実行する
ことができる。(共)重合は一般的に、0〜150℃、
一般的に60〜100℃の温度で、大気圧以上の圧力で
行う。触媒は少量のオレフィンと予め接触させることが
できる(予備重合)。予備重合により、触媒の性能およ
び重合体の形態の両方が改良される。予備重合は、触媒
を炭化水素溶剤(例えばヘキサン、ヘプタン)中に分散
させ、室温〜60℃の温度で、一般的に触媒の重量の
0.5〜3倍の量の重合体が製造されるまで行う。ま
た、予備重合を液体プロピレン中、上記の温度条件下で
行い、触媒成分1gあたり1000gまでの量の重合体
を製造することもできる。下記の実施例は説明のためで
あって、本発明を制限するものではない。
【0018】実施例1 1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプ
ロパンの製造 a)2,2−ジメチル−3−ジメチルアミノプロピオン
アルデヒドの製造 攪拌機、冷却装置および温度計を備えた250mlフラス
コ中に、新しく蒸留したイソブチルアルデヒド34g
(0.47モル)、無水エタノール20ml、塩酸ジメチ
ルアミン32g(0.39モル)、パラホルムアルデヒ
ド18gを入れる。内容物を1時間還流加熱する。さら
にパラホルムアルデヒド18gを入れ、内容物をさらに
1時間還流加熱する。反応混合物は徐々に均質になり、
最後にはパラホルムアルデヒドの固体残留物が少量だけ
残る。中味を冷却し、塩基性化し、沸点143〜144
℃の油を蒸留分離する。2,2−ジメチル−3−ジメチ
ルアミノプロピオンアルデヒド42.4gが回収される
(収率=69.9%)。1 H−NMR(CDCl3 ): δ(ppm) : 1.1(s、6H、CH3 C) 2.15(s、6H、CH3 N) 2.4(s、2H、CH2 N) 9.5(s、1H、CHO)
【0019】b)2,2−ジメチル−3−ジメチルアミ
ノプロピルアミンの製造 炭酸ナトリウム16.4g(0.15モル)の濃縮水溶
液を、上で製造した2,2−ジメチル−3−ジメチルア
ミノプロピオンアルデヒド40g(0.31モル)およ
び塩酸ヒドロキシルアミン(0.34モル)の飽和水溶
液からなる混合物に滴下して加える。約1時間攪拌した
後、オキシム21.3gが融点52〜55℃の白色結晶
の形で得られる(収率=47.7%)。1 H−NMR(CDCl3 ): δ(ppm) : 1.10(s、6H、CH3 C) 2.28(s、6H、CH3 N) 2.30(s、2H、CH2 N) 7.37(s、1H、CH=N) 1リットルのフラスコ中に、窒素雰囲気中で、無水エチ
ルエーテル500mlおよびLiAlH4 9.9g(0.
26モル)を入れる。上で製造したオキシム18g
(0.125モル)を徐々に加え、内容物を2日間還流
加熱する。10%ソーダ溶液を加えることにより白色の
沈殿が生じるので、これを濾別する。濾液を蒸留するこ
とにより、沸点153℃の2,2−ジメチル−3−ジメ
チルアミノプロピルアミン9.2gが得られる(収率=
56.6%)。1 H−NMR(CDCl3 ): δ(ppm) : 0.83(s、6H、CH3 C) 1.13(s、2H、NH2 ) 2.05(s、2H、CH2 N) 2.20(s、6H、CH3 N) 2.43(s、2H、CH2 NH2
【0020】c)1,3−ビス(ジメチルアミノ)−
2,2−ジメチルプロパンの製造 攪拌機、冷却装置、温度計および滴下漏斗を備えた10
0mlフラスコ中に98%酢酸16.5mlを加える。反応
混合物を冷却し、上で製造した2,2−ジメチル−3−
ジメチルアミノプロピルアミン8g(0.061モル)
を徐々に滴下して加える。40%ホルムアルデヒド19
mlを加え、内容物を15時間還流加熱し、次いで冷却
し、60mlのHCl 4Mで酸性化し、乾燥させる。残
留物に水35mlおよびNaOH 18M溶液35mlを加
え、油を分離する。ベンゼン(各25mlで2回)で抽出
し、K2 CO3 で除湿した後、蒸留する。70℃、圧力
40mmHgで沸騰する所望の生成物5.8mlが得られる
(収率=60%)。1 H−NMR(CDCl3 ): δ(ppm) : 0.88(s、6H、CH3 O) 1.13(s、2H、NH2 ) 2.12(s、4H、CH2 N) 2.27(s、12H、CH3 N)
【0021】固体触媒成分の製造 濾過バリヤーを備えた500ml反応器中に0℃でTiC
4 225mlを入れる。攪拌しながら、下記の様にして
得た微小球状MgCl2 ・2.1C2 5 OH10.3
gを15分間かけて加える。加え終わった後、温度を7
0℃に上げ、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2,2
−ジメチルプロパン9mmolを入れ、内容物を100℃に
加熱し、その温度で2時間反応させた後、TiCl4
濾過する。さらに200mlのTiCl4 を入れ、内容物
を120℃で1時間反応させた後、濾過し、60℃で濾
液から塩素イオンが完全に消失するまで無水ヘプタンで
洗浄する。固体成分の分析により、Mg14重量%、T
i7重量%およびジアミン6.2重量%を含むことが分
かる。微小球状MgCl2 ・2.1C2 5 OH付加物
は以下の様にして製造する。ターボ攪拌機およびディッ
プ−パイプを備えた2リットルオートクレーブ中に、不
活性ガス中、常温で、無水MgCl2 48g、無水C2
5 OH77gおよび灯油830mlを入れる。内容物を
攪拌しながら120℃に加熱することにより、MgCl
2 およびアルコール間の付加物が生じるが、これは融解
し、分散媒体と混合されたままである。オートクレーブ
内の窒素圧力は15気圧に維持する。ディップ−パイプ
を加熱ジャケットで外部から120℃に加熱する。ディ
ップ−パイプは内径が1mmで、加熱ジャケットの一端か
ら他端までの長さが3メートルである。次いで混合物を
このパイプを通して7m/sec の速度で流す。パイプの出
口で、灯油2.5リットルを含み、初期温度−40℃に
維持したジャケットで外部から冷却した5リットルフラ
スコ中に、分散液を攪拌しながら採取する。エマルショ
ンの最終温度は0℃である。エマルションの分散相を構
成する球状固体生成物を沈降させ、濾過して分離し、ヘ
プタンで洗浄して乾燥させる。これらの操作はすべて不
活性ガス雰囲気中で行う。最大直径が50μm 未満の、
固体球状粒子形のMgCl2 ・3C2 5 OHが130
g得られる。次いで、この様にして得られた生成物を、
MgCl2 1モルあたりアルコール含有量が2.1モル
になるまで、窒素雰囲気中で温度を50℃から100℃
に徐々に増加させて脱アルコールする。
【0022】プロピレン重合 アンカー攪拌機を備え、予め窒素気流で70℃で1時間
掃気した4リットルステンレス鋼製オートクレーブ中
に、30℃でプロピレン流中で、固体触媒成分20mgを
含む無水n−ヘキサン80ml、AlEt3 7mmol、およ
びシクロヘキシルメチルジメトキシシラン1.4mmolを
入れる。オートクレーブを閉じ、水素1.7リットルを
導入し、攪拌機を作動させ、液体プロピレン1.2kgを
入れる。内容物を5分間で70℃に加熱し、2時間重合
させる。重合終了後、未反応プロピレンを除去し、重合
体を回収し、70℃のオーブン中、窒素気流中で3時間
乾燥させた後、特性を調べる。重合体180gが得られ
る(収量9000g/g触媒に相当)。該重合体は、2
5℃におけるキシレン不溶画分(X.I.)が90%
で、テトラヒドロ−ナフタレン中、135℃における固
有粘度(I.V.)が1.7dl/gである。
【0023】実施例2 固体触媒成分の製造 実施例1の手順および原料を使用するが、この場合は、
1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプ
ロパンの代わりに、等モル量のフタル酸ジイソブチルを
使用する。固体成分の分析により、Mg19重量%、T
i2.7重量%、およびエステル8.6重量%を含むこ
とが分かる。 プロピレン重合 実施例1の手順および原料を使用するが、この場合は、
シクロヘキシルメチルジメトキシシランの代わりに1,
3−ビス(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプロパ
ンを使用する。重合体120gが得られる(収量600
0g/g触媒に相当)。該重合体は、X.I.が90.
1%で、I.V.が1.7dl/gである。
【0024】実施例3 1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2,2−ジフェニル
プロパンの製造 a)2,2−ジフェニル−3−ジメチルアミノ−プロピ
オニトリルの製造 500mlのステンレス鋼製オートクレーブ中に、33%
ジメチルアミンの無水エタノール溶液178mlに、ジフ
ェニルアセトニトリル38g(0.197モル)を加え
た液を入れる。オートクレーブを冷却した後、内容物に
40%ホルムアルデヒド水溶液69mlを徐々に加え、磁
気攪拌しながら2日間還流加熱する。反応混合物を冷却
し、濃HCl 80mlを含み、0℃に冷却した水溶液1
リットル中に注ぎ込む。不溶物質を酸性環境中で濾過
し、氷で冷却しながら20%ソーダ溶液で塩基性化す
る。分離したオイルをエーテルで抽出し、Ns2 SO4
で除湿する。溶剤を蒸発させた後の残留物を減圧蒸留す
る。生成物は圧力0.3mmHgで145〜147℃で蒸
留する。徐々に固化する麦わら色のオイル27.3gが
回収される(収率=55%)。試料をペンタンから再結
晶化することにより、融点44〜45℃の無色柱状結晶
が得られる。1 H−NMR(CDCl3 ): δ(ppm) : 2.2(s、6H、CH3 N) 3.3(s、2H、CH2 N) 7.2−7.5(m、10H、フェニル)
【0025】b)2,2−ジフェニル−3−ジメチルア
ミノプロピルアミンの製造 機械的攪拌機、冷却装置、供給漏斗、温度計および窒素
導入用パイプを備えた1リットルフラスコ中に、窒素気
流中で、無水エチルエーテル175ml中のLiAlH4
7.5g(0.198モル)を入れる。内容物を氷水浴
で冷却し、温度を5℃未満に維持し、次いで上で調製し
た2,2−ジフェニル−3−ジメチルアミノ−プロピオ
ニトリル24.7g(0.0988モル)を無水エチル
エーテル150mlに溶解させた溶液を1時間半かけて滴
下して加える。温度を5℃未満に維持しながら、内容物
を1時間半攪拌する。反応混合物を氷水浴に徐々に注ぎ
込み、次いでAl塩を濾過する。濾液をエーテルで洗浄
し、エーテル相を過剰の希HClで抽出する。酸抽出物
を過剰の20%ソーダでアルカリ性にし、得られたオイ
ルをエーテルで抽出する。生成物をNa2 SO4 で除湿
し、減圧蒸留する。該生成物は圧力0.2mmHgで12
6〜128℃で沸騰する。2,2−ジフェニル−3−ジ
メチルアミノプロピルアミン22.4gが回収される
(収率=89%)が、この生成物は徐々に、完全に固化
する。ペンタンから再結晶化し、融点37〜39℃の立
方体が得られる。1 H−NMR(CDCl3 ): δ(ppm) : 0.85(広帯、2H、NH2 ) 1.9(s、6H、CH3 N) 3.2(s、2H、CH2 N) 3.5(s、2H、CH2 NH2 ) 7−7.4(m、10H、フェニル)
【0026】c)1,3−ビス(ジメチルアミノ)−
2,2−ジフェニルプロパンの製造 機械的攪拌機、冷却装置、滴下漏斗および温度計を備え
た1リットルフラスコ中に、上で調製した2,2−ジフ
ェニル−3−ジメチルアミノプロピルアミン34.7g
(0.137モル)、アセトニトリル500ml、NaB
3 CN76g(1.2モル)を入れる。次いで、37
%ホルムアルデヒド55ml(2モル)を滴下して加え、
反応pHを中性に維持するために、時折少量の酢酸を加え
る。反応は発熱性であり、得られる生成物はガム状の白
色沈殿物である。溶剤を蒸発させ、2N−KOH溶液2
50mlを加え、エーテルで抽出する。エーテル抽出液を
0.5N−KOH溶液50mlで洗浄し、次いで1N−H
Clで抽出し、固体KOHで中性化し、エーテルで再抽
出し、K2 CO3 で除湿する。得られた生成物をカラム
クロマトグラフィー(使用溶離液:98ヘキサン/2ト
リエチルアミン)で精製する。白色結晶性固体28.5
g(収率=74%)が回収される。1 H−NMR(CDCl3 ): δ(ppm) : 1.9(s、12H、CH3 N) 3.2(s、4H、CH2 N) 7.1−7.3(m、10H、フェニル)
【0027】固体触媒成分の製造 実施例1の手順および原料を使用するが、この場合は、
1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプ
ロパンの代わりに、等モル量の1,3−ビス(ジメチル
アミノ)−2,2−ジフェニルプロパンを使用する。固
体成分の分析により、Mg14.1重量%、Ti8重量
%、およびジアミン5.5重量%を含むことが分かる。 プロピレン重合 実施例1の手順および原料を使用し、重合体200gが
得られる(収量10,000g/g触媒に相当)。該重
合体は、X.I.が90.1%で、I.V.が1.7dl
/gである。
【0028】実施例4 プロピレン重合 重合の際に実施例1の手順および原料を使用するが、こ
の場合は、実施例2の固体触媒成分を使用し、シクロヘ
キシルメチルジメトキシシランの代わりに1,3−ビス
(ジメチルアミノ)−2,2−ジフェニルプロパンを使
用する。重合体210gが得られる(収量10,500
g/g触媒に相当)。該重合体は、X.I.が90%
で、I.V.が1.8dl/gである。
【0029】実施例5 (II)1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2,2−ジシク
ロヘキシルプロパン(60モル%)および(III) 1,3
−ビス(ジメチルアミノ)−2−シクロヘキシル−2
(1−シクロヘキシル)−プロパン(40モル%)から
なる混合物の製造 250mlの鋼製オートクレーブ中に、無水エタノール2
00ml、1,3−ビス(ジメチルアミノ)−2,2−ジ
フェニルプロパン2.47g(8.76×10 -3
ル)、RuO2 (触媒)150mgを入れる。酢酸数滴を
加え、常温で内容物に80気圧の水素を供給し、攪拌し
ながら約24時間90℃に加熱する。次いで冷却し、排
出し、触媒を濾過し、エタノールを蒸発させ、内容物を
ソーダで塩基性化する。エーテルで抽出し(3回)、N
2 SO4 で除湿する。生成物2.5gが得られる。
N.M.R.スペクトル( 1H、13CおよびDEPT)
は該生成物が(II)および(III) のジアミンの混合物であ
ることを示している。1 H−NMR(CCl4 ): δ(ppm) : 1−1.84(m、シクロヘキサン) 2(m、アリルCH2 ) 2.14[s、(II)のCH2 N] 2.2[s、12H、CH3 N、基本的に(II)および(I
II) に一致する2つの信号] 2.44[dd、(III) のCH2 N] 5.32(m、ビニルCH) (II)および(III) のCH2 Nに対応する信号の積分値か
ら、(II):(III) の比率=60:40が分かる。13 C−NMR(CDCl3 ): δ(ppm) : 22.4および23.35(ホモアリルCH2 ) 25.87および26.99(アリルCH2 ) 27.3−28.48(CH2 シクロヘキサン環) 41.82および42.23(シクロヘキサン環のC
H) 46.3(C第4級) 48.17および48.96[CH3 N、(II)および(I
II) に関する2つの異なった信号] 61.13および62.2(CH2 N) 121.95(ビニルCH) 139.5(オレフィンC、s)13 C−DEPT(CDCl3 ):CH2 基は負の信号を
与えるが、それらは22.4および23.35(ホモア
リルCH2 ) 25.87および26.99(アリルCH2 ) 27.3−28.49(CH2 シクロヘキサン環) 61.13および62.2(CH2 N) CH3 およびCH基は正の信号を与えるが、それらは4
1.82および42.23(シクロヘキサンCH) 48.17および48.96(CH3 N) 121.95(ビニルCH) 第4級炭素原子に関連する、46.3および139.5
ppmに相当する信号は消失している。 プロピレン重合 重合の際に実施例1の手順および原料を使用するが、こ
の場合は、実施例2の固体触媒成分を使用し、シクロヘ
キシルメチルジメトキシシランの代わりに上記のジアミ
ン混合物1.4mmolを使用する。重合体116gが得ら
れる(収量5800g/g触媒に相当)。該重合体は、
X.I.が90.3%で、I.V.が1.7dl/gであ
る。
【0030】比較例1 実施例1の手順および原料を使用するが、この場合は、
固体触媒成分の製造で、1,3−ビス(ジメチルアミ
ノ)−2,2−ジメチルプロパンの代わりに等モル量の
2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを使用する。
重合体60gが得られる(収量3000g/g触媒に相
当)。該重合体は、X.I.が71.9%で、I.V.
が1.5dl/gである。
【0031】比較例2 実施例1の手順および原料を使用するが、この場合は、
固体触媒成分の製造で、1,3−ビス(ジメチルアミ
ノ)−2,2−ジメチルプロパンの代わりに等モル量の
1,4−ビス(ジメチルアミノ)−ブタンを使用する。
痕跡量の重合体が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライモンド、ソクルダマリア イタリー国ミラノ、ピアッツァ、ディオク レツィアノ、2 (72)発明者 エリザベタ、バルバッサ イタリー国パビア、ボゲーラ、ラルゴ、ペ ルーシ、4 (72)発明者 ジョバンニ、バルッツィ イタリー国フェララ、ビア、マリオ、アッ ツィ、37

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性形のハロゲン化マグネシウムおよびそ
    の上に担持されたハロゲン化チタンまたはチタンハロゲ
    ンアルコラートおよび式 (式中、基R1 〜R10は、同一であるか、または異なる
    ものであって、水素、C1 〜C18の直鎖または分枝鎖ア
    ルキル基、C3 〜C18シクロアルキル基、C6〜C18
    リール基、C7 〜C18アルカリルまたはアラルキル基で
    あり、但しR7およびR8 基の少なくとも1つおよびR
    9 およびR10基の少なくとも1つは水素ではない。)の
    ジアミンを含んで成ることを特徴とするオレフィン重合
    用触媒成分。
  2. 【請求項2】基R1 〜R6 が、水素、メチル、エチル、
    n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
    ル、sec−ブチル、tert−ブチル、シクロヘキシ
    ル、シクロヘキセニル、シクロヘキシルメチル、フェニ
    ルおよびベンジルから選択されることを特徴とする、請
    求項1に記載の触媒成分。
  3. 【請求項3】基R7 〜R10が、C1 〜C6 アルキルおよ
    びC3 〜C6 シクロアルキルからなる群から選択される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の触媒成分。
  4. 【請求項4】ハロゲン化マグネシウムがMgCl2 であ
    り、ハロゲン化チタンがTiCl4であることを特徴と
    する、請求項1に記載の触媒成分。
  5. 【請求項5】A)請求項1に記載の触媒成分、 B)Al−アルキル化合物、および所望により C)電子供与体化合物の反応生成物を含んで成ることを
    特徴とするオレフィン重合用触媒。
  6. 【請求項6】Al−アルキル化合物(B)がAl−トリ
    アルキル化合物であることを特徴とする、請求項5に記
    載の触媒。
  7. 【請求項7】電子供与体化合物(C)が、式 Rm SiYn p (式中、RはC1 〜C20アルキル、C2 〜C20アルケニ
    ル、C6 〜C20アリール、C7 〜C20アラルキルまたは
    3 〜C20シクロアルキルであり、Yは−OR' 、−O
    COR' 、−NR' 2 基であり、但し、R' はRと同一
    であるか、または異なるものであって、Rと同じ意味を
    有し、Xはハロゲンまたは水素原子、または−OCO
    R”または−NR”2 基であり、但しR”はR' と同一
    であるか、または異なるものであって、R' と同じ意味
    を有し、mは0〜3の数であり、nは1〜4の数であ
    り、pは0〜1の数であり、m+n+pは4に等し
    い。)の化合物から選択されることを特徴とする、請求
    項5に記載の触媒。
  8. 【請求項8】オレフィン重合用の触媒であって、Al−
    アルキル化合物および請求項1に記載の式のジアミン
    と、活性形のハロゲン化マグネシウム、ハロゲン化チタ
    ンまたはチタンハロゲンアルコラート、およびAl−ト
    リエチルにより標準的な抽出条件下で少なくとも70モ
    ル%抽出できる電子供与体化合物を含んで成り、抽出後
    の表面積が20 m2 /gを超える固体成分との反応生成物
    を含んで成ることを特徴とするオレフィン重合用触媒。
  9. 【請求項9】固体成分中に存在する電子供与体化合物が
    フタル酸エステルであることを特徴とする、請求項8に
    記載の触媒。
  10. 【請求項10】式 (式中、基R1 〜R10は、同一であるか、または異なる
    ものであって、水素、C1 〜C18の直鎖または分枝鎖ア
    ルキル基、C3 〜C18アリール基、C3 〜C18シクロア
    ルキル基、C7 〜C18アルカリルまたはアラルキル基で
    あり、但しR7およびR8 基の少なくとも1つおよびR
    9 およびR10基の少なくとも1つは水素ではない。)の
    ジアミン。
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