JPH0626291B2 - 利得制御装置 - Google Patents
利得制御装置Info
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- JPH0626291B2 JPH0626291B2 JP60050330A JP5033085A JPH0626291B2 JP H0626291 B2 JPH0626291 B2 JP H0626291B2 JP 60050330 A JP60050330 A JP 60050330A JP 5033085 A JP5033085 A JP 5033085A JP H0626291 B2 JPH0626291 B2 JP H0626291B2
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- NAWXUBYGYWOOIX-SFHVURJKSA-N (2s)-2-[[4-[2-(2,4-diaminoquinazolin-6-yl)ethyl]benzoyl]amino]-4-methylidenepentanedioic acid Chemical compound C1=CC2=NC(N)=NC(N)=C2C=C1CCC1=CC=C(C(=O)N[C@@H](CC(=C)C(O)=O)C(O)=O)C=C1 NAWXUBYGYWOOIX-SFHVURJKSA-N 0.000 description 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/45—Differential amplifiers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/02—Manually-operated control
- H03G3/04—Manually-operated control in untuned amplifiers
- H03G3/10—Manually-operated control in untuned amplifiers having semiconductor devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は音量制御回路等に好適な利得制御装置に関す
る。
る。
オーディオ・ビデオ機器等の電子機器においては、音声
の音量をコントロールする回路が用いられており、最近
はほとんどIC(集積回路)化された回路が使われてい
る。一般的にこれら音量コントロールは差動アンプ等を
利用して直流制御で行っている。
の音量をコントロールする回路が用いられており、最近
はほとんどIC(集積回路)化された回路が使われてい
る。一般的にこれら音量コントロールは差動アンプ等を
利用して直流制御で行っている。
第5図は従来の音量コントロール回路の一例を示すもの
で、トランジスタ(1)〜(4)による差動アンプを有し、ト
ランジスタ(1)、(2)のエミッタには電流源用のトランジ
スタ(5)のコレクタを接続し、トランジスタ(3)、(4)の
エミッタには電流源用のトランジスタ(6)のコレクタを
接続している。トランジスタ(5)のベースには信号源(7)
からの音声信号がコンデンサ(8)を介して供給され、か
つトランジスタ(5)、(6)のベースにはバイアス源(9)か
らの電圧が抵抗(10)を介して加えられている。またトラ
ンジスタ(1)と(4)のベース間を抵抗(11)を介して接続
し、トランジスタ(2)、(3)のベースとトランジスタ(4)
のベース間を抵抗(12)を介して接続し、トランジスタ
(4)のベースにはバイアス源(13)からの電圧が加えら
れ、トランジスタ(1)のベースには抵抗(14)を介して可
変電圧源からの電圧、すなわち可変抵抗器(15)の摺動端
電圧Vcが供給されるようになっている。トランジスタ
(1)と(3)のコレクタは共通に抵抗(16)を介して電圧源(1
7)に接続するとともに出力端子(18)に接続し、トランジ
スタ(2)と(4)のコレクタは直接電圧源(17)に接続してい
る。尚トランジスタ(5)、(6)のエミッタはそれぞれ抵抗
(19)、(20)を介してアースしている。
で、トランジスタ(1)〜(4)による差動アンプを有し、ト
ランジスタ(1)、(2)のエミッタには電流源用のトランジ
スタ(5)のコレクタを接続し、トランジスタ(3)、(4)の
エミッタには電流源用のトランジスタ(6)のコレクタを
接続している。トランジスタ(5)のベースには信号源(7)
からの音声信号がコンデンサ(8)を介して供給され、か
つトランジスタ(5)、(6)のベースにはバイアス源(9)か
らの電圧が抵抗(10)を介して加えられている。またトラ
ンジスタ(1)と(4)のベース間を抵抗(11)を介して接続
し、トランジスタ(2)、(3)のベースとトランジスタ(4)
のベース間を抵抗(12)を介して接続し、トランジスタ
(4)のベースにはバイアス源(13)からの電圧が加えら
れ、トランジスタ(1)のベースには抵抗(14)を介して可
変電圧源からの電圧、すなわち可変抵抗器(15)の摺動端
電圧Vcが供給されるようになっている。トランジスタ
(1)と(3)のコレクタは共通に抵抗(16)を介して電圧源(1
7)に接続するとともに出力端子(18)に接続し、トランジ
スタ(2)と(4)のコレクタは直接電圧源(17)に接続してい
る。尚トランジスタ(5)、(6)のエミッタはそれぞれ抵抗
(19)、(20)を介してアースしている。
この第5図において可変抵抗器(15)は音量コントロール
用ボリウムであって、この可変抵抗器(15)の調整による
直流制御電圧Vcによって、出力端子(18)の出力信号の
利得が変化する。
用ボリウムであって、この可変抵抗器(15)の調整による
直流制御電圧Vcによって、出力端子(18)の出力信号の
利得が変化する。
第6図は第5図の回路の特性を示すもので、制御電圧V
cの変化に対する出力端子(18)での出力信号の利得を示
している。
cの変化に対する出力端子(18)での出力信号の利得を示
している。
この第6図から分るように、音が大きい状態で音量を絞
る場合は音量制御が急激な感じで行われるも、音が小さ
い状態でさらに音量を絞る場合は音量制御がゆるやかな
感じて行われる。つまり音量を絞る場合に、現在の音が
大きいときと小さいときでボリウムの回転量に対する音
量変化が異なることになり、不均一な制御となる。また
音量を充分に減衰させる場合、言いかえると音を消す場
合に充分に減衰できない。即ち差動アンプの特性が第6
図のように十分減衰する領域(区間T1)では徐々に変
化するから、制御電圧の幅を相当広くする必要があり、
広くすると音量を充分に減衰したつもりでも不充分であ
り音残りが生じることがある。
る場合は音量制御が急激な感じで行われるも、音が小さ
い状態でさらに音量を絞る場合は音量制御がゆるやかな
感じて行われる。つまり音量を絞る場合に、現在の音が
大きいときと小さいときでボリウムの回転量に対する音
量変化が異なることになり、不均一な制御となる。また
音量を充分に減衰させる場合、言いかえると音を消す場
合に充分に減衰できない。即ち差動アンプの特性が第6
図のように十分減衰する領域(区間T1)では徐々に変
化するから、制御電圧の幅を相当広くする必要があり、
広くすると音量を充分に減衰したつもりでも不充分であ
り音残りが生じることがある。
本発明は、聴感上の音量特性を良好なものにするととも
に、音の減衰も充分に行うことができる利得制御装置を
提供することを目的とする。
に、音の減衰も充分に行うことができる利得制御装置を
提供することを目的とする。
本発明は、2つのトランジスタで組まれた差動アンプの
ベースに、それぞれ接合ダイオード電圧のn倍(nは正
の数)の電圧を発生する電圧回路を結合し、それぞれの
電圧回路の電圧差に依存して差動アンプの利得制御をな
すものであって、各電圧回路にそれぞれ電流源回路を接
続し、それら電流源回路の少なくとも一方を流通する電
流量を制御電圧によって制御し、その制御による電流量
が、制御電圧に対し1対1以外の比例係数を有するよう
にした利得制御装置である。
ベースに、それぞれ接合ダイオード電圧のn倍(nは正
の数)の電圧を発生する電圧回路を結合し、それぞれの
電圧回路の電圧差に依存して差動アンプの利得制御をな
すものであって、各電圧回路にそれぞれ電流源回路を接
続し、それら電流源回路の少なくとも一方を流通する電
流量を制御電圧によって制御し、その制御による電流量
が、制御電圧に対し1対1以外の比例係数を有するよう
にした利得制御装置である。
第1図は本発明の利得制御装置の基本実施例を示すもの
で、トランジスタ(21)、(22)は差動アンプを成し、それ
らトランジスタ(21)、(22)のエミッタは電流源用のトラ
ンジスタ(23)のコレクタに共通に接続している。トラン
ジスタ(23)のエミッタは抵抗(24)を介して基準電位点
(アース)に接続し、ベースには端子(25)を通して信号
源(26)から被制御信号、例えば音声信号が供給される。
また前記トランジスタ(21)のコレクタは直接電圧源(27)
に、またトランジスタ(22)のコレクタは抵抗(28)を介し
て電圧源に接続している。
で、トランジスタ(21)、(22)は差動アンプを成し、それ
らトランジスタ(21)、(22)のエミッタは電流源用のトラ
ンジスタ(23)のコレクタに共通に接続している。トラン
ジスタ(23)のエミッタは抵抗(24)を介して基準電位点
(アース)に接続し、ベースには端子(25)を通して信号
源(26)から被制御信号、例えば音声信号が供給される。
また前記トランジスタ(21)のコレクタは直接電圧源(27)
に、またトランジスタ(22)のコレクタは抵抗(28)を介し
て電圧源に接続している。
前記電圧源(27)とトランジスタ(21)のベース間にはn個
(nは正の数)のダイオードD1-1、D1-2、……D1-n
で成る第1の電圧回路(31)を接続し、電圧源(27)とトラ
ンジスタ(22)のベース間にはn個のダイオードD2-1、
D2-2、……D2-nで成る第2の電圧回路(32)を接続して
いる。
(nは正の数)のダイオードD1-1、D1-2、……D1-n
で成る第1の電圧回路(31)を接続し、電圧源(27)とトラ
ンジスタ(22)のベース間にはn個のダイオードD2-1、
D2-2、……D2-nで成る第2の電圧回路(32)を接続して
いる。
またトランジスタ(21)、(22)のベースと基準電位点間に
はそれぞれ電流源(33)、(34)を接続しており、一方の電
流源(33)は制御電圧源としての可変抵抗器(30)の摺動端
に接続しており、この可変抵抗器(30)の調整によって生
じる制御電圧Vcを変化することで流れる電流量が変る
ようになっている。尚、この可変抵抗器(30)は一端を電
圧源(27)に、他端を基準電位点に接続している。そして
利得制御された出力信号はトランジスタ(22)のコレクタ
から出力端子(29)に導出されるようになっている。
はそれぞれ電流源(33)、(34)を接続しており、一方の電
流源(33)は制御電圧源としての可変抵抗器(30)の摺動端
に接続しており、この可変抵抗器(30)の調整によって生
じる制御電圧Vcを変化することで流れる電流量が変る
ようになっている。尚、この可変抵抗器(30)は一端を電
圧源(27)に、他端を基準電位点に接続している。そして
利得制御された出力信号はトランジスタ(22)のコレクタ
から出力端子(29)に導出されるようになっている。
次にこの第1図の回路の動作について音量コントロール
での例を説明すると、電流源(33)、(34)の電流をそれぞ
れI33、I34とする。I33は制御電圧Vcの関数であ
り、1次関数とし、これをI34で割って となるようにしておく。ただしK1、K2は係数でK1
≠0である。
での例を説明すると、電流源(33)、(34)の電流をそれぞ
れI33、I34とする。I33は制御電圧Vcの関数であ
り、1次関数とし、これをI34で割って となるようにしておく。ただしK1、K2は係数でK1
≠0である。
第1図における音量減衰特性を求めるに、各部の信号を
次の記号のように定める。
次の記号のように定める。
VF1:第1の電圧回路(31)におけるダイオード個々の両
端電圧 VF2:第2の電圧回路(32)におけるダイオード個々の両
端電圧 VF21:トランジスタ(21)のベース・エミッタ間の順方
向電圧 VF22:トランジスタ(22)のベース・エミッタ間の順方
向電圧 IC21:トランジスタ(21)のコレクタ電流 IC22:トランジスタ(22)のコレクタ電流 IC23:トランジスタ(23)のコレクタ電流 eO:出力端子(29)での出力信号電圧 VCC:電圧源(27)の電圧 第1図より、 VCC−n・VF1−VF21=VCC−n・VF2−VF22…(2) である。
端電圧 VF2:第2の電圧回路(32)におけるダイオード個々の両
端電圧 VF21:トランジスタ(21)のベース・エミッタ間の順方
向電圧 VF22:トランジスタ(22)のベース・エミッタ間の順方
向電圧 IC21:トランジスタ(21)のコレクタ電流 IC22:トランジスタ(22)のコレクタ電流 IC23:トランジスタ(23)のコレクタ電流 eO:出力端子(29)での出力信号電圧 VCC:電圧源(27)の電圧 第1図より、 VCC−n・VF1−VF21=VCC−n・VF2−VF22…(2) である。
第1図の回路を半導体チップ上に構成すると、ダイオー
ドは通常ベース・コレクタ間短絡のトランジスタで構成
し、かつ同種の素子は近似した特性を得ることができ、
上記VF1、VF2、VF21、VF22も近似する。トランジス
タのベース・エミッタ間の順方向電圧VFは次の式で与
えられる。
ドは通常ベース・コレクタ間短絡のトランジスタで構成
し、かつ同種の素子は近似した特性を得ることができ、
上記VF1、VF2、VF21、VF22も近似する。トランジス
タのベース・エミッタ間の順方向電圧VFは次の式で与
えられる。
(ただしK:ボルツマン定数、T:絶対温度、q:電子
の電荷、IC:トランジスタのコレクタ電流、IS:ト
ランジスタの飽和電流である。) 従って、トランジスタ(21)、(22)のベース電圧VB21、
VB22は次のように表わされる。
の電荷、IC:トランジスタのコレクタ電流、IS:ト
ランジスタの飽和電流である。) 従って、トランジスタ(21)、(22)のベース電圧VB21、
VB22は次のように表わされる。
ただし、第1図にあっては電圧回路(31)、(32)の各ダイ
オードは、トランジスタのコレクタ・ベース間短絡によ
って構成したものとし、IS31、IS32は各電圧回路(3
1)、(32)の各トランジスタの飽和電流、IC31、IC32は
同コレクタ電流を意味する。
オードは、トランジスタのコレクタ・ベース間短絡によ
って構成したものとし、IS31、IS32は各電圧回路(3
1)、(32)の各トランジスタの飽和電流、IC31、IC32は
同コレクタ電流を意味する。
トランジスタ(22)、(21)のベース間に表われる電圧ΔV
は、ΔV=VB22−VB21であり、(4)式、(5)式より、 となる。電圧回路(31)、(32)の各ダイオードが実質的に
同一特性を持っているとすると、 となる。またIC31、IC32は電流源(33)、(34)の電流に
依存するから となる。一方、トランジスタ(21)、(22)のベース・エミ
ッタ間電圧VF21、VF22は であり、 ΔVは、 で表わされる。
は、ΔV=VB22−VB21であり、(4)式、(5)式より、 となる。電圧回路(31)、(32)の各ダイオードが実質的に
同一特性を持っているとすると、 となる。またIC31、IC32は電流源(33)、(34)の電流に
依存するから となる。一方、トランジスタ(21)、(22)のベース・エミ
ッタ間電圧VF21、VF22は であり、 ΔVは、 で表わされる。
同じようなトランジスタ(21)、(22)に対してIS21、I
S22は実質的等しくなり、 であるから、結局 となる。(8)式、(9)式より、次の式が得られる。
S22は実質的等しくなり、 であるから、結局 となる。(8)式、(9)式より、次の式が得られる。
IC21+IC22=IC23であるから、(10)式を変形する
と、 となる。
と、 となる。
一方、差動アンプでの信号の分流比(トランジスタ21、
22の分流)はIC21、IC22の比に等しいから、 (ただし、R24、R28は抵抗(24)、(28)の値、eSは入
力信号源(26)から入力信号による電圧を示す。またマイ
ナスの符号は位相反転の意味である。) 第1図においてトランジスタ(21)がオフのときIC22=
IC23で、そのとき出力eOは最大値Omaxとなり、 となる。(12)式、(13)式より、 eO/eOmaxは最大値1としたときの利得ATを示す。
(14)式、(11)式、(1)式を用いると、利得ATは、 となり、この(15)式の特性は第2図のようになる。この
第2図から分るように制御電圧VCが小さい領域、言い
かえると音量を絞り込んでいく領域は利得変化が大き
く、VCの大きい領域、言いかえると音量を増大させる
領域では利得が小さくなる。
22の分流)はIC21、IC22の比に等しいから、 (ただし、R24、R28は抵抗(24)、(28)の値、eSは入
力信号源(26)から入力信号による電圧を示す。またマイ
ナスの符号は位相反転の意味である。) 第1図においてトランジスタ(21)がオフのときIC22=
IC23で、そのとき出力eOは最大値Omaxとなり、 となる。(12)式、(13)式より、 eO/eOmaxは最大値1としたときの利得ATを示す。
(14)式、(11)式、(1)式を用いると、利得ATは、 となり、この(15)式の特性は第2図のようになる。この
第2図から分るように制御電圧VCが小さい領域、言い
かえると音量を絞り込んでいく領域は利得変化が大き
く、VCの大きい領域、言いかえると音量を増大させる
領域では利得が小さくなる。
例えば、制御電圧VCを半分にしたとき、利得を1/10
にする場合合を求めてみる。(15)式より を成立させれば良く、(15)式、(16)式から満足する条件
を求めれば良い。仮にK2=0であれば(17)式の関係に
なる。
にする場合合を求めてみる。(15)式より を成立させれば良く、(15)式、(16)式から満足する条件
を求めれば良い。仮にK2=0であれば(17)式の関係に
なる。
つまり、ある設定したVCに対して(17)式を満足する
n、K1を求めれば良い。しかしnは整数値をとるから
常に(17)式を満足させるにはK1の係数が必要である。
(17)式は一例の条件であるが、これ以外にVCの変化と
ATの変化の関係を自由に選定することは容易である。
n、K1を求めれば良い。しかしnは整数値をとるから
常に(17)式を満足させるにはK1の係数が必要である。
(17)式は一例の条件であるが、これ以外にVCの変化と
ATの変化の関係を自由に選定することは容易である。
第3図は本発明の具体的実施例を示すもので特に電流源
(33)、(34)を具体化したものである。第1図と同一部分
に同一符号を記して説明すると、第1図の電流源(33)は
トランジスタ(35)、ダイオードD3-1、…D3-mで成る回
路(36)、抵抗(37)、(38)、(39)、(40)で構成している。
トランジスタ(35)のベースと基準電位点間には前記回路
(36)と抵抗(39)を直列に配置し、エミッタは抵抗(37)を
介して基準電位点に接続し、コレクタはトランジスタ(2
1)のベースに接続している。抵抗(38)は電圧源(27)とト
ランジスタ(35)のベース間に配置し、抵抗(40)は可変抵
抗器(30)とトランジスタ(35)のベース間に配置してい
る。
(33)、(34)を具体化したものである。第1図と同一部分
に同一符号を記して説明すると、第1図の電流源(33)は
トランジスタ(35)、ダイオードD3-1、…D3-mで成る回
路(36)、抵抗(37)、(38)、(39)、(40)で構成している。
トランジスタ(35)のベースと基準電位点間には前記回路
(36)と抵抗(39)を直列に配置し、エミッタは抵抗(37)を
介して基準電位点に接続し、コレクタはトランジスタ(2
1)のベースに接続している。抵抗(38)は電圧源(27)とト
ランジスタ(35)のベース間に配置し、抵抗(40)は可変抵
抗器(30)とトランジスタ(35)のベース間に配置してい
る。
また電流源(34)は、トランジスタ(41)、ダイオードD
4-1、…D4-mで成る回路(42)、抵抗(43)、(44)、(45)で
構成している。トランジスタ(41)のベースと基準電位点
間には前記回路(42)と抵抗(45)を直列に配置し、エミッ
タは抵抗(43)を介して基準電位点に接続し、コレクタは
トランジスタ(22)のベースに接続している。抵抗(44)は
電圧源(27)とトランジスタ(41)のベース間に配置してい
る。
4-1、…D4-mで成る回路(42)、抵抗(43)、(44)、(45)で
構成している。トランジスタ(41)のベースと基準電位点
間には前記回路(42)と抵抗(45)を直列に配置し、エミッ
タは抵抗(43)を介して基準電位点に接続し、コレクタは
トランジスタ(22)のベースに接続している。抵抗(44)は
電圧源(27)とトランジスタ(41)のベース間に配置してい
る。
第3図にあって、回路(36)はダイオード1個またはm1個
(m1は正の数)の直列接続であり、回路(42)はダイオー
ド1個またはm2個(m2は正の数)の直列接続であり、ト
ランジスタのコレクタ・ベース短絡による構成を用いれ
ば良い。
(m1は正の数)の直列接続であり、回路(42)はダイオー
ド1個またはm2個(m2は正の数)の直列接続であり、ト
ランジスタのコレクタ・ベース短絡による構成を用いれ
ば良い。
この第3の動作について説明する。尚、以下の説明にお
いて、各抵抗の値についてはそれら抵抗の符号の前にR
を記して述べる。トランジスタ(35)と(41)のコレクタ電
流IC35、IC41(すなわちダイオード回路(31)、(32)を
流れる電流I33、I34)を求めるに、制御電圧VCは可
変抵抗器(30)の抵抗値のみで近似的に決るものとしてV
Cを次のようにおく。
いて、各抵抗の値についてはそれら抵抗の符号の前にR
を記して述べる。トランジスタ(35)と(41)のコレクタ電
流IC35、IC41(すなわちダイオード回路(31)、(32)を
流れる電流I33、I34)を求めるに、制御電圧VCは可
変抵抗器(30)の抵抗値のみで近似的に決るものとしてV
Cを次のようにおく。
VC=pVCC ………………………………(18) (pは0〜1の範囲で変化する制御変数) 同様に、 となる。(19)式、(20)式にて、 とおくと、(19)式、(20)式からVFを含む項が消えて、 となる。(23)式は(18)式を用いれば、 P=VC/VCCであるから となる。(23)式、(24)式より、 (21)、(22)式を用いて (27)式を(1)式、(18)式に対比して 仮にm1=m2=2、R37=R43とすれば となる。
したがってK1、K2は抵抗(39)と(40)の値およびVCC
の値で求めることができる。
の値で求めることができる。
R39/R40は安定した値として作ることができ、K1、
K2も安定なものとなる。
K2も安定なものとなる。
第3図ではVCが0〜VCCまでの可変範囲を示している
が、VCの可変範囲は独立に任意に定めても良い。
が、VCの可変範囲は独立に任意に定めても良い。
次に第4図に参照して本発明の別の具体的実施例につい
て説明する。尚、第1図と同一部分には同一符号を記
す。
て説明する。尚、第1図と同一部分には同一符号を記
す。
この第4図において電流源(33)は、トランジスタ(51)、
(52)、ダイオードD5-1、……D5-mで成る直列回路(5
3)、および抵抗(54)、(55)、(56)から成っている。トラ
ンジスタ(51)のベースには制御電圧VCが供給され、エ
ミッタは抵抗(56)を介して基準電位点に接続している。
また上記直列回路(53)の一端は抵抗(54)を介して電圧源
(27)に接続するとともにトランジスタ(52)のベースに接
続し、他端は基準電位点に接続している。そしてトラン
ジスタ(51)、(52)のコレクタをトランジスタ(21)のベー
スに接続している。
(52)、ダイオードD5-1、……D5-mで成る直列回路(5
3)、および抵抗(54)、(55)、(56)から成っている。トラ
ンジスタ(51)のベースには制御電圧VCが供給され、エ
ミッタは抵抗(56)を介して基準電位点に接続している。
また上記直列回路(53)の一端は抵抗(54)を介して電圧源
(27)に接続するとともにトランジスタ(52)のベースに接
続し、他端は基準電位点に接続している。そしてトラン
ジスタ(51)、(52)のコレクタをトランジスタ(21)のベー
スに接続している。
一方、電流源(34)はトランジスタ(57)、ダイオードD
6-1、……D6-mで成る直列回路(58)、抵抗(59)、(60)、
(61)から成っている。トランジスタ(57)のベースは直列
回路(58)を介して基準電位点に接続するとともに、抵抗
(59)を介して電圧源(27)に接続している。またトランジ
スタ(57)のエミッタは抵抗(60)を介して基準電位点に接
続し、コレクタはトランジスタ(22)のベースに接続して
いる。また抵抗(61)はトランジスタ(22)のベースと基準
電位点間に接続している。
6-1、……D6-mで成る直列回路(58)、抵抗(59)、(60)、
(61)から成っている。トランジスタ(57)のベースは直列
回路(58)を介して基準電位点に接続するとともに、抵抗
(59)を介して電圧源(27)に接続している。またトランジ
スタ(57)のエミッタは抵抗(60)を介して基準電位点に接
続し、コレクタはトランジスタ(22)のベースに接続して
いる。また抵抗(61)はトランジスタ(22)のベースと基準
電位点間に接続している。
第4図にあって、直列回路(53)はダイオード1個または
m3個(m3は正の数)の直列接続であり、直列回路(58)は
ダイオード1個またはm4個(m4は正の数)の直列接続で
あり、トランジスタのコレクタ・ベース短絡による構成
を用いれば良い。
m3個(m3は正の数)の直列接続であり、直列回路(58)は
ダイオード1個またはm4個(m4は正の数)の直列接続で
あり、トランジスタのコレクタ・ベース短絡による構成
を用いれば良い。
この第4図の動作について説明する。ダイオード回路(3
1)、(32)を流れるる電流I33、I34を求めると次のよう
になる。
1)、(32)を流れるる電流I33、I34を求めると次のよう
になる。
ここで に選べば、(30)式、(31)式は となり、(33)式、(18)式より となる。(1)式より、 に相当する。
I33/I34はR61/R56の抵抗比とPで決定し、素子の
特性の変動、VCCの変動に依存しない。言いかえると利
得制御特性が安定している。
特性の変動、VCCの変動に依存しない。言いかえると利
得制御特性が安定している。
こうして本発明は構成しているが、図に示す実施例に限
らず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で他の変形例も
種々考えられる。
らず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で他の変形例も
種々考えられる。
本発明の利得制御装置では、利得を充分減少させる方向
に制御しても充分な減衰量がとれる。また音量制御回路
として用いたときは聴感上自然なコントロールができ
る。さらにIC化するに好適であり、温度、素子の特性
の変動に対して安定な利得特性が得られる。また利得制
御回路のVCCと異なる制御電圧VCの可変範囲にも充分
対応のとれた利得特性が得られる。
に制御しても充分な減衰量がとれる。また音量制御回路
として用いたときは聴感上自然なコントロールができ
る。さらにIC化するに好適であり、温度、素子の特性
の変動に対して安定な利得特性が得られる。また利得制
御回路のVCCと異なる制御電圧VCの可変範囲にも充分
対応のとれた利得特性が得られる。
第1図は本発明の利得制御装置の基本的構成を示す回路
図、第2図は本発明装置における制御電圧に対する利得
変化を示す特性図、第3図、第4図は本発明の具体的実
施例を示す回路図、第5図は従来の利得制御装置の一例
を示す回路図、第6図は従来の制御電圧に対する利得変
化を示す特性図である。 (21)、(22)……差動アンプを構成するトランジスタ、 (23)、(35)、(41)、(51)、(52)、(57)……電流源を成す
トランジスタ、 (33)、(34)……電流源、 (26)……信号源、 (30)……制御電圧源。
図、第2図は本発明装置における制御電圧に対する利得
変化を示す特性図、第3図、第4図は本発明の具体的実
施例を示す回路図、第5図は従来の利得制御装置の一例
を示す回路図、第6図は従来の制御電圧に対する利得変
化を示す特性図である。 (21)、(22)……差動アンプを構成するトランジスタ、 (23)、(35)、(41)、(51)、(52)、(57)……電流源を成す
トランジスタ、 (33)、(34)……電流源、 (26)……信号源、 (30)……制御電圧源。
Claims (2)
- 【請求項1】第1、第2のトランジスタのエミッタを電
流源用の第3のトランジスタのコレクタに共通に接続し
て成る差動アンプと、 被制御入力信号源からの信号の大きさに応じて上記第3
のトランジスタを流通する電流量を変化せしめる接続手
段と、 第1の電流源および第2の電流源と、 第1の電位点と前記第1のトランジスタのベース間に接
続され、かつ前記第1の電流源を通しての電流供給によ
って、ベース・エミッタ間順方向電圧のn倍(nは正の
数)の電圧を発生させる第1の電圧回路と、 前記第1の電位点と第2のトランジスタのベース間に接
続され、かつ前記第2の電流源を通しての電流供給によ
って、ベース・エミッタ間順方向電圧のn倍(nは正の
数)の電圧を発生させる第2の電圧回路と、 前記第1、第2の電流源の少なくとも一方を流通する電
流量を制御するための手段であって、その制御量と上記
電流量との間に近似的に一次関数の関係を有してなる制
御手段とを備え、 前記第1、第2のトランジスタの少なくとも一方のコレ
クタから利得制御された信号を取出すようにした利得制
御装置。 - 【請求項2】前記被制御入力信号源からの信号は音声信
号であり、前記制御手段には音量コントロール用ボリウ
ムを含み、このボリウムの調整によって得られた制御電
圧で前記第1、第2の電流源の少なくとも一方を流通す
る電流量を制御するようにしたことを特徴とする特許請
求の範囲第1項に記載の利得制御装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60050330A JPH0626291B2 (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 利得制御装置 |
KR1019860001422A KR910000687B1 (ko) | 1985-03-15 | 1986-02-28 | 전압제어회로 |
GB8606025A GB2172457B (en) | 1985-03-15 | 1986-03-12 | Voltage-controlled circuit |
US06/839,080 US4727334A (en) | 1985-03-15 | 1986-03-12 | Voltage-controlled circuit |
DE19863608649 DE3608649A1 (de) | 1985-03-15 | 1986-03-14 | Spannungsgesteuerte schaltung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60050330A JPH0626291B2 (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 利得制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61210713A JPS61210713A (ja) | 1986-09-18 |
JPH0626291B2 true JPH0626291B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=12855897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60050330A Expired - Lifetime JPH0626291B2 (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 利得制御装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4727334A (ja) |
JP (1) | JPH0626291B2 (ja) |
KR (1) | KR910000687B1 (ja) |
DE (1) | DE3608649A1 (ja) |
GB (1) | GB2172457B (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3078858B2 (ja) * | 1991-03-07 | 2000-08-21 | パイオニア株式会社 | Vca回路 |
US6563382B1 (en) | 2000-10-10 | 2003-05-13 | International Business Machines Corporation | Linear variable gain amplifiers |
GB2369259B (en) * | 2000-11-21 | 2005-07-13 | C Mac Quartz Crystals Ltd | A method and apparatus for generating an input signal for a tunable circuit |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3691475A (en) * | 1970-07-24 | 1972-09-12 | Hitachi Ltd | Voltage controlled oscillator |
US4017804A (en) * | 1975-12-05 | 1977-04-12 | Hewlett-Packard Company | Broad band variable gain amplifier |
US4065725A (en) * | 1976-08-16 | 1977-12-27 | Motorola, Inc. | Gain control circuit |
DE2731543C3 (de) * | 1977-07-13 | 1980-07-31 | Haarmann & Reimer Gmbh, 3450 Holzminden | Verfahren zur Herstellung von Cyclopentadecanolid |
US4318051A (en) * | 1980-01-15 | 1982-03-02 | Rca Corporation | Symmetrically gain controlled differential amplifier |
US4426625A (en) * | 1981-08-27 | 1984-01-17 | Rca Corporation | Circuit for linearly gain controlling a differential amplifier |
-
1985
- 1985-03-15 JP JP60050330A patent/JPH0626291B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1986
- 1986-02-28 KR KR1019860001422A patent/KR910000687B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1986-03-12 GB GB8606025A patent/GB2172457B/en not_active Expired
- 1986-03-12 US US06/839,080 patent/US4727334A/en not_active Expired - Fee Related
- 1986-03-14 DE DE19863608649 patent/DE3608649A1/de active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3608649A1 (de) | 1986-09-25 |
JPS61210713A (ja) | 1986-09-18 |
DE3608649C2 (ja) | 1991-04-25 |
KR910000687B1 (ko) | 1991-01-31 |
GB8606025D0 (en) | 1986-04-16 |
US4727334A (en) | 1988-02-23 |
GB2172457A (en) | 1986-09-17 |
GB2172457B (en) | 1989-11-22 |
KR860007779A (ko) | 1986-10-17 |
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