JPS6230324Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6230324Y2
JPS6230324Y2 JP12824779U JP12824779U JPS6230324Y2 JP S6230324 Y2 JPS6230324 Y2 JP S6230324Y2 JP 12824779 U JP12824779 U JP 12824779U JP 12824779 U JP12824779 U JP 12824779U JP S6230324 Y2 JPS6230324 Y2 JP S6230324Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
collector
emitter
output
transistors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12824779U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5646328U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12824779U priority Critical patent/JPS6230324Y2/ja
Publication of JPS5646328U publication Critical patent/JPS5646328U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6230324Y2 publication Critical patent/JPS6230324Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、利得制御回路に使用して好適な差動
アンプの出力回路に関する。
第1図は、従来から知られている利得制御回路
を示す。同図において1及び2は、差動アンプを
構成するトランジスタを示し、トランジスタ1,
2のベースに共通のバイアス電圧源3が接続され
ると共に、入力信号電圧源4が接続され、両トラ
ンジスタのエミツタに抵抗REを介して共通の定
電流源5が接続され、更にトランジスタ1,2の
コレクタには、共通のバイアス電圧源6がベース
に接続されたトランジスタ7及び8のコレクタ・
エミツタ通路が挿入されている。このトランジス
タ1,2のコレクタに対してやはり差動アンプを
構成するトランジスタ9,10のベースが接続さ
れ、この両トランジスタのエミツタ共通接続点に
定電流源11が接続され、一方のトランジスタ1
0のコレクタに負荷抵抗RLが接続されると共
に、出力端子12が導出される。
かかる従来の利得制御回路は、入力信号電圧を
iとし、出力信号電圧をVoとし、トランジスタ
1,2のエミツタ抵抗をreとし、定電流源5,
11による定電流を夫々2I1及び2I2とすると、利
得Gは、下式で示すものとなる。
G=|Vo/Vi|=R/2(R+r)・I
/I 上式から明かなように、定電流I1又はI2の何れ
か一方を変えることで利得制御を行なうことがで
きる。しかし、定電流I2を変えると、出力信号の
直流電圧レベルも変化してしまうので、定電流I1
を変えて利得制御を行なうのが実際的である。と
ころが、(re=kT/qI)(q:電子の電荷,k
:ボル ツマン定数,T:絶対温度)であるから、利得を
大きくしようとしてI1を小さくした場合、エミツ
タ抵抗reも減少し、利得を上げにくい欠点があ
る。
このような問題点を解決するものとして第2図
に示す回路構成が提案されている。つまり、トラ
ンジスタ9のコレクタ電流通路中にダイオード1
3を挿入すると共に、トランジスタ10のコレク
タ電流通路中にPNP形トランジスタ14のコレク
タ・エミツタ通路を挿入し、トランジスタ9のコ
レクタ及びダイオード13の接続点をトランジス
タ14のベースに接続し、トランジスタ14のコ
レクタより出力電流を取り出すようになされる。
ダイオード13及びトランジスタ14は、カレン
トミラー回路を構成し、図示のように、トランジ
スタ9,10に(I1−i2)及び(I1+i2)のコレクタ
電流が夫々流れると(i1及びi2は、入力信号によ
る電流変化分を表わしている)、2i2なる出力電流
が得られる。一方、ダイオード15及びI0の定電
流源16の直列接続が電源端子及び接地間に挿入
され、このダイオード15の電圧降下がそのベー
ス・エミツタ間に与えられるPNPトランジスタ1
7が設けられ、トランジスタ17のコレクタに負
荷抵抗RLが接続され、このコレクタから出力端
子12が導出される。
かかる構成において、ダイオード15及び定電
流源16の接続点にカレントミラー回路で取り出
された信号電流2i2を供給すると、ダイオード1
5を流れる電流が(I0+2i2)に変化し、トランジ
スタ17のコレクタ電流も(I0+2i2)となる。こ
の第2図に示す回路構成においては、2倍のレベ
ルの出力信号電流が得られるので、前述と同様に
して、利得Gは G=R/R+r・I/I となる。そして出力端子12の直流レベルは、定
電流I1又はI2と無関係に定電流I0によつて決めら
れるので、定電流I2を変えることで良好な利得制
御を行なうことができる。
ところで、実際には、第3図に示すように、ダ
イオード13及びトランジスタ14よりなるカレ
ントミラー回路のバランスをとる必要から、抵抗
18,19を接続し、同様の意味でダイオード1
5及びトランジスタ17の夫々に対して抵抗2
0,21を接続するようにしている。したがつて
出力端子12に得られる出力電圧vOは、抵抗2
1の電圧降下とトランジスタ17のベース・エミ
ツタ間電圧降下VBE17との和だけ電源電圧(+V
CC)から下がつたレベルより上昇することができ
ず、ダイナミツクレンジが狭くなる。また、トラ
ンジスタ17がPNP形であるため、NPN形トラ
ンジスタに比してコレクタ容量CCが大きくな
り、負荷抵抗RLを大きくすると、周波数特性が
悪化しやすい欠点がある。更に、IC回路化した
ときに、PNP形トランジスタは、NPN形トラン
ジスタに比べて一般にアーリー効果(Early
effect)が大きいので、PNP形トランジスタ17
を用いるときに、歪が発生しやすい欠点がある。
本考案は、これらの欠点が除去された差動アン
プの出力回路の実現を目的とするものである。
第4図に示すように本考案では、ベースに所定
のバイアス電圧源22が接続され、エミツタにI3
なる定電流源23が接続され、コレクタに負荷抵
抗RLが接続されたベース接地形のトランジスタ
24を設け、前段のカレントミラー回路のトラン
ジスタ14のコレクタをトランジスタ24のエミ
ツタに接続するようにしたものである。バイアス
電圧源22は、トランジスタ24のエミツタ電位
即ちトランジスタ10及び14のコレクタ共通接
続点の電位を規定しており、このトランジスタ1
0,14が飽和しないようにバイアス電圧源22
の大きさが選定されている。
例えばカレントミラー回路から前述と同様に
2i2なる信号電流が得られたとすると、トランジ
スタ24のベース電流を無視すれば、トランジス
タ24のコレクタ電流が(I3+2i2)となる。つま
り、本考案の構成は、基本的には、第2図の回路
構成と同様に2倍のレベルの出力信号電流が得ら
れ、しかもその直流レベルを前段の構成とは独立
に定電流I3によつて決定できる特徴を備えてい
る。
本考案では、第2図の回路構成と異なり、カレ
ントミラー回路の構成を用いていないので、出力
電圧vOの上側のダイナミツクレンジを電源電圧
(+VCCC)まで拡大でき、またPNP形トランジス
タを用いないので、コレクタ容量を比較的小さく
でき、アーリー効果も少なくすることができ、し
たがつて周波数特性が良好で且つ歪の少ない出力
回路を実現することができる。更に、周波数特性
を第2図の回路構成と同様とするときには、抵抗
Lの値をより大きくすることができ、そのため
にバイアス電流を少なくすることができ、消費電
力の低減を図ることができる。
以下、本考案を利得制御回路に適用した一実施
例について第5図を参照して説明する。トランジ
スタ1,2から構成された差動アンプと、その出
力電流が供給されるトランジスタ7,8と、トラ
ンジスタ9,10からなる差動アンプとによつて
利得制御回路が実現されることは、前述の説明と
同様である。また、トランジスタ9,10のコレ
クタに接続されたカレントミラー回路には、電流
バランス補正用の抵抗18,19が設けられてい
る。このトランジスタ10のコレクタと出力取出
用のトランジスタ14のコレクタとの接続点がベ
ース接地形のトランジスタ24のエミツタに接続
される。トランジスタ24のエミツタ及び接地間
には、近似的には定電流源とみなせる抵抗25が
挿入されている。このトランジスタ24のコレク
タに現れる出力電圧Voがエミツタホロワ形トラ
ンジスタ26を介して取り出される。
上述の本考案の一実施例の利得Gは G=R/R+r・I/I となる。
第6図は、本考案の適用された利得制御回路の
他の例を示す。この例では、2I4の定電流源27
と、この定電流の供給点及び接地間に挿入された
ダイオード28,29の直列接続と、同様の定電
流の供給点及び接地間に挿入されたダイオード3
0及びトランジスタ31のコレクタ・エミツタ通
路の直列接続とからなり、ダイオード28,29
の接続点とトランジスタ31のベースとを接続す
ると共に、この接続点に信号電流iSを供給する
構成によつて差動信号電流(I4−1/2iS)及び(I4 +1/2iS)を発生させ、更に、この差動信号電流が 現れるダイオード28,30の出力側をエミツタ
接地形トランジスタ32,33のベースに接続
し、このトランジスタ32,33の夫々のコレク
タに差動信号電流を発生させている。他の構成
は、第5図と同様である。
かかる第6図の回路構成に依れば、入力信号電
圧viが抵抗R1及び信号源からみた入力インピー
ダンスによつて信号電流iSに変換される。そし
てGは となり、定電流I4又はI2の少なくとも一方によつ
て利得を変えることができる。ダイオード28,
29,30及びトランジスタ31,32によつて
差動信号電流を発生させているので、差動アンプ
を用いる場合に比して歪が少なく、バイアス回路
を必要としない利点がある。
第7図は、本考案の適用された利得制御回路の
更に他の例を示す。前述の第6図におけるダイオ
ード29及びトランジスタ31のエミツタ側を接
地せずに、ダイオード29と接地間にトランジス
タ34のコレクタ・エミツタ通路を挿入し、トラ
ンジスタ31のエミツタ及びトランジスタ34の
ベースを接続し、この接続点と接地間にダイオー
ド35を挿入している。かかる構成によつても差
動信号電流を発生することができる。然も、トラ
ンジスタ31のベースと接地間にトランジスタ3
1とダイオード35とによる2VBEの電圧降下を
発生させることができるので、定電流源11を動
作させることが可能となり、差動アンプのトラン
ジスタ9,10のベースに対してダイオード2
8,29の接続点及びトランジスタ31のコレク
タを夫々直結することができる。この第7図の回
路構成の利得制御動作は、第6図の場合と同様で
ある。
なお、図示せずも第6図におけるダイオード2
9及びトランジスタ31のエミツタと接地間にバ
イアス電圧源を挿入しても良く、第7図における
ダイオード35及びトランジスタ34のエミツタ
と接地間にバイアス電圧源を挿入しても良い。
以上の第5図、第6図及び第7図の夫々に示さ
れる本考案が適用された可変利得制御回路は、ベ
ース接地形のトランジスタ24を介して出力信号
を取り出すもので、前述したように周波数特性が
良好で且つ歪の少ない利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の利得制御回路の接続図、第2図
は先に提案されている利得制御回路の接続図、第
3図はその説明に用いる部分的接続図、第4図は
本考案の説明に用いる接続図、第5図は本考案の
一実施例の接続図、第6図は本考案の他の実施例
の接続図、第7図は本考案の更に他の実施例の接
続図である。 4は入力信号電圧源、5,11,16,23,
27は定電流源、9,10は差動アンプを構成す
るトランジスタ、12は出力端子、14は出力取
出用のトランジスタ、24はベース接地形のトラ
ンジスタである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 差動アンプの一方のトランジスタのコレクタ電
    流通路にダイオード素子を挿入すると共に、その
    他方のトランジスタのコレクタ電流通路に出力取
    出用トランジスタのコレクタ・エミツタ通路を挿
    入し、上記一方のトランジスタのコレクタ及びダ
    イオード素子の接続点と上記出力取出用トランジ
    スタのベースとを接続し、上記他方のトランジス
    タ及び出力取出用トランジスタのコレクタ共通接
    続点をベース接地形トランジスタのエミツタに接
    続し、このベース接地形トランジスタのエミツタ
    に定電流源を接続すると共に、そのベースに所定
    のバイアス電圧源を接続し、上記ベース接地形ト
    ランジスタのコレクタより出力を取り出すように
    した差動アンプの出力回路。
JP12824779U 1979-09-17 1979-09-17 Expired JPS6230324Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12824779U JPS6230324Y2 (ja) 1979-09-17 1979-09-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12824779U JPS6230324Y2 (ja) 1979-09-17 1979-09-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5646328U JPS5646328U (ja) 1981-04-25
JPS6230324Y2 true JPS6230324Y2 (ja) 1987-08-04

Family

ID=29360084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12824779U Expired JPS6230324Y2 (ja) 1979-09-17 1979-09-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6230324Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6325769Y2 (ja) * 1980-06-30 1988-07-13
JPS58189620U (ja) * 1982-06-09 1983-12-16 パイオニア株式会社 無歪逆相電流源
JPH0640604B2 (ja) * 1985-05-20 1994-05-25 松下電器産業株式会社 周波数変換回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5646328U (ja) 1981-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0671186B2 (ja) 対数増幅回路
US4463319A (en) Operational amplifier circuit
JPS6155288B2 (ja)
JPS6230324Y2 (ja)
JPS6154286B2 (ja)
JPS6323573B2 (ja)
JP3165738B2 (ja) 電圧−電流変換回路
JPH0145766B2 (ja)
JPS6121857Y2 (ja)
JPH03112214A (ja) 電圧比較回路
JPS6113403B2 (ja)
JP2741103B2 (ja) フィルタ回路
JPH0630425B2 (ja) 広帯域可変利得増幅回路
JP2630014B2 (ja) トランジスタ耐圧補償回路
KR850000581B1 (ko) 신호 변환 회로
JPH0513051Y2 (ja)
JPH0433162B2 (ja)
KR940002242Y1 (ko) 로우 패스 필터 회로
JPS6221059Y2 (ja)
JP2626196B2 (ja) 差動増幅回路
JPS6216015Y2 (ja)
JPH06103813B2 (ja) 電圧制御増幅回路
JPH077894B2 (ja) 電圧制御増幅器
JPH0626291B2 (ja) 利得制御装置
JPH05206759A (ja) ベース電流補償回路