JPH05206759A - ベース電流補償回路 - Google Patents

ベース電流補償回路

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JPH05206759A
JPH05206759A JP1527792A JP1527792A JPH05206759A JP H05206759 A JPH05206759 A JP H05206759A JP 1527792 A JP1527792 A JP 1527792A JP 1527792 A JP1527792 A JP 1527792A JP H05206759 A JPH05206759 A JP H05206759A
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JP
Japan
Prior art keywords
transistor
base
circuit
input
base current
Prior art date
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Pending
Application number
JP1527792A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Honda
文明 本多
Nobukazu Hosoya
信和 細矢
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、簡単な構成で精度の良いベース電
流補償回路を提供するものである。 【構成】 本発明は、カスコード接続されたPNP型の
第1トランジスタTr5、及びPNP型の第2トランジ
スタTr6と、前記第1トランジスタTr5のベースに
接続されたNPN型の第3トランジスタTr3とからな
る。そして、前記第1トランジスタTr5のベースと前
記第3トランジスタTr3のベースを相互に接続すると
ともに前記第2トランジスタTr6のベースを入力回路
を構成する入力トランジスタTr1のベースに接続す
る。このように構成することにより、ミラー回路を構成
する第3トランジスタTr3、第1Tr5の使用領域が
1×10-6A以上となり、増幅率βが高い値で使用する
ことができ、ミラー回路が正確に動作し、入力回路を構
成する入力トランジスタTr1のベース電流が補償され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピークホールド回路等
の次段に使用されるベース電流補償回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のベース電流補償回路を示し
たものである。
【0003】図4において、トランジスタTr1、及び
トランジスタTr2のベース電位はトランジスタTR
3,・・・,トランジスタTr9、及びダイオードD1
1,D12からなる回路により、オフセットベース電流
OS(IB1−IB2)が低減されている。尚、IB1はトラ
ンジスタTr1のベース電流、IB2はトランジスタTr
2のベース電流である。
【0004】以下、図面に従い、その原理を説明する。
【0005】今、トランジスタTr5、トランジスタT
r6、トランジスタTr7、及びトランジスタTr8の
エミッタの電位は、ダイオードD11、D12、及びト
ランジスタTr9からなる回路により、トランジスタT
r1,及びトランジスタTr2の共通エミッタの電位よ
り約2.1V(3VBE)だけ高くなっている。
【0006】一方、トランジスタTr5、及びトランジ
スタTr7は、それぞれのベースとコレクタを短絡した
ダイオード接続となっているため、トランジスタTr
3、及びトランジスタTr4のエミッタ端子より約0.
7V(VBE)だけ高くなる。従って、入力トランジスタ
Tr1、及びトランジスタTr2のベース・コレクタ間
の電位は等しくなる。
【0007】次に、電流増幅率βが十分に大きいと仮定
すると、トランジスタTr3、トランジスタTr4のコ
レクタ電流は、トランジスタTr3、トランジスタTr
4のエミッタ電流と略等しくなり、このため、トランジ
スタTr1、及びトランジスタTr2のコレクタ電流と
等しくなる。また、トランジスタTr3、及びトランジ
スタTr4のベース電流は、トランジスタTr5、トラ
ンジスタTr6からなる第1ミラー回路、及び トラン
ジスタTr7,トランジスタTr8からなる第2ミラー
回路によってトランジスタTr1,トランジスタTr2
に供給される。従って、トランジスタTr1,トランジ
スタTr2のベース電流とトランジスタTr3,トラン
ジスタTr4のベース電流は略等しくなる。
【0008】以上のことから、入力端からみたオフセッ
トベース電流IOS(IB1−IB2)は大幅に軽減されるこ
とになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の構成
ではトランジスタTr5、トランジスタTr6からなる
第1ミラー回路、及びトランジスタTr7、トランジス
タTr8からなる第2ミラー回路により、ベース電流I
B1とベース電流IB2をほぼ同等な電流が供給されるよう
に構成してベース電流を補償していた。しかしながら、
トランジスタTr3、及びトランジスタTr4は第1、
第2ミラー回路により制御されているために、実際に使
用される電流レベルは図5に示す如く1×10-9A程度
と非常に低く、いわゆる電流増幅率βが低い低電流領域
での使用となる。従って、第1、及び第2ミラー回路は
低電流動作するためトランジスタTr5のコレクタ電流
に対してトランジスタTr6のコレクタ電流が少なくな
り、ミラー回路としての動作が不十分になる。このた
め、この減少分を入力回路から補償することになり、こ
の結果入力インピーダンスが低下し、ピークホールド回
路を構成するコンデンサに充電された電荷が放電し、正
確なピークホールドが行われない。
【0010】本発明は、上述の欠点に鑑みなされたもの
であり、簡単な構成で正確なベース電流補償回路を提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、カスコード接
続された第1のトランジスタ、及び第2のトランジスタ
と、前記第1のトランジスタのベースに接続された第3
のトランジスタとからなり、前記第1のトランジスタの
ベースと前記第3のトランジスタのベースを相互に接続
するとともに前記第2のトランジスタのベースを入力回
路を構成する入力トランジスタのベースに接続すること
により、前記入力トランジスタのベース電流を補償する
構成とした。
【0012】
【作用】本発明は、上述の構成とすることによりミラー
回路を構成するトランジスタの使用領域が1×10-6
以上となり、増幅率βが高い値での使用となる。従っ
て、ミラー回路が正確に動作し、入力回路を構成するト
ランジスタのベース電流が補償される。
【0013】
【実施例】以下、図1に従い、本発明ベース電流補償回
路を説明する。
【0014】本発明が、従来回路と異なる点は、差動ア
ンプを構成するミラー回路の構成が異なっている点であ
る。
【0015】図1において、第1ミラー回路はカスコー
ド接続されたPNP型の第1、第2トランジスタTr
5、Tr6と、第1トランジスタTr5とベースが共通
に接続されたNPN型の第3トランジスタTr3とから
構成されている。また、第2ミラー回路はカスコード接
続されたPNP型の第4、第5トランジスタTr7、T
r8と、第4トランジスタTr7とベースが共通に接続
されたNPN型の第6トランジスタTr4とから構成さ
れている。従って、第3トランジスタTr3のベース電
流IB3と第1の入力トランジスタTr1のベース電流I
B1は等しくなるとともに、第6トランジスタTr4のベ
ース電流IB4と第2のトランジスタTr2のベース電流
B2は等しくなる。
【0016】一方、第1トランジスタTr5と第2トラ
ンジスタTr6はカスコード接続されているため、その
コレクタ電流はβ・IB1(若しくはβ・IB3)となる。
また、第4トランジスタTr7と第5トランジスタTr
8もカスコード接続されており、そのコレクタ電流はβ
・IB2(若しくはβ・IB4)となる。
【0017】以上のことから、第2トランジスタTr6
のベース電流はIB1(β・IB1・1/β)となるととも
に、第5トランジスタTr8のベース電流はIB2(β・
B2・1/β)となり、第2トランジスタTr6、及び
第5トランジスタTr8のベース電流と入力トランジス
タTr1、Tr2のベース電流が等しくなり、入力端子
からのベース電流の流入がない。
【0018】従って、上記差動アンプの前段にピークホ
ールド回路(図示せず)等が接続されている場合には、
ピークホールド回路を構成するコンデンサに充電された
電荷が放電することがない。
【0019】次に、図2にその他の実施例を説明する。
【0020】尚、回路動作は上述の第1の実施例と同様
なため、その説明を省略する。
【0021】図2は、エミッタフォロワ回路を構成する
入力トランジスタTr1にPNP型の第1トランジスタ
Tr5、第2トランジスタTr6、及びNPN型の第3
トランジスタTr3からなるミラー回路を接続すること
により入力トランジスタTr1のベース電流を補償した
回路である。
【0022】また、図3にその他の実施例を示す。
【0023】尚、回路動作は上述の第1の実施例と同様
なため、その説明を省略する。
【0024】図3は、エミッタフォロワ回路を構成する
入力トランジスタTr1にNPN型の第1トランジスタ
Tr5、第2トランジスタTr6、及びPNP型の第3
トランジスタTr6からなるミラー回路を接続すること
により入力トランジスタTr1のベース電流を補償した
回路である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、カスコード接続された第1の
トランジスタ、及び第2のトランジスタと、前記第1の
トランジスタのベースに接続された第3のトランジスタ
とからなり、前記第1のトランジスタのベースと前記第
3のトランジスタのベースを相互に接続するとともに前
記第2のトランジスタのベースを入力回路を構成する入
力トランジスタのベースに接続することにより、前記入
力トランジスタのベース電流を補償する構成とすること
により、入力回路を構成するトランジスタのベース電流
を簡単な構成で精度良く制御することが可能となり、ハ
イインピーダンスの入力回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベース電流補償回路の一実施例であ
る。
【図2】本発明のベース電流補償回路のその他の実施例
である。
【図3】本発明のベース電流補償回路のその他の実施例
である。
【図4】従来のベース電流補償回路の実施例である。
【図5】トランジスタの動作領域を説明するための特性
図である。
【符号の説明】
Tr1 入力トランジスタ Tr3 第3トランジスタ Tr5 第1トランジスタ Tr6 第2トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カスコード接続された第1のトランジス
    タ、及び第2のトランジスタと、前記第1のトランジス
    タのベースに接続された第3のトランジスタとからな
    り、前記第1のトランジスタのベースと前記第3のトラ
    ンジスタのベースを相互に接続するとともに前記第2の
    トランジスタのベースを入力回路を構成する入力トラン
    ジスタのベースに接続することにより、前記入力トラン
    ジスタのベース電流を補償することを特徴とするベース
    電流補償回路。
  2. 【請求項2】 カスコード接続されたPNP型の第1ト
    ランジスタ、及びPNP型の第2トランジスタと、前記
    第1トランジスタのベースに接続されたNPN型の第3
    トランジスタとからなり、前記第1トランジスタのベー
    スと前記第3トランジスタのベースを相互に接続すると
    ともに前記第2トランジスタのベースを入力回路を構成
    する入力トランジスタのベースに接続することにより、
    前記入力トランジスタのベース電流を補償することを特
    徴とするベース電流補償回路。
  3. 【請求項3】 カスコード接続されたNPN型の第1ト
    ランジスタ、及びNPN型の第2トランジスタと、前記
    第1トランジスタのベースに接続されたPNP型の第3
    トランジスタとからなり、前記第1トランジスタのベー
    スと前記第3トランジスタのベースを相互に接続すると
    ともに前記第2トランジスタのベースを入力回路を構成
    する入力トランジスタのベースに接続することにより、
    前記入力トランジスタのベース電流を補償することを特
    徴とするベース電流補償回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005269555A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 New Japan Radio Co Ltd 入力電流補償回路付き差動増幅回路
JP2008042923A (ja) * 2007-08-09 2008-02-21 Haruo Kobayashi バッファ回路
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