JPH0626005B2 - マルチトラツクpcm記録再生装置 - Google Patents

マルチトラツクpcm記録再生装置

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JPH0626005B2
JPH0626005B2 JP1421485A JP1421485A JPH0626005B2 JP H0626005 B2 JPH0626005 B2 JP H0626005B2 JP 1421485 A JP1421485 A JP 1421485A JP 1421485 A JP1421485 A JP 1421485A JP H0626005 B2 JPH0626005 B2 JP H0626005B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はヘリカルスキャン形の磁気記録再生装置に係
り、特に記録トラックを分割し、各分割領域に時間軸圧
縮されたPCM音声信号を記録再生するのに好適なマル
チトラックPCM記録再生装置に関する。
〔発明の背景〕
ヘリカルスキャン系の磁気記録再生装置の1例として、
第13図にテープパターンを示す8ミリビデオ規格と呼ば
れる家庭用ビデオテープレコーダがある。
第13図において、1はビデオテープ、2はビデオ信号が
記録されるビデオトラック、3は第1のオプショントラ
ック、4は第2のオプショントラック、5は回転ヘッド
がトレースする方向を示す矢印、6はビデオテープの走
行方向を示し矢印、7は音声信号をPCM信号に変換
し、さらに約1/6に時間軸を圧縮した信号が記録される
領域である。第13図でθ1,θ2,θ3,θ4は各々回転シ
リンダに巻き付いたビデオテープの巻付角度を示してお
り、θ1≒θ4≒5゜,θ2≒180゜,θ3≒30゜である。こ
こで、θ2がビデオ信号が記録される期間に対応し、θ3
が時間軸圧縮されたPCM音声が記録される期間に対応
しており、θ1,θ4は互換性確保のためのマージンであ
る。
したがって、音声信号のみを記録する用途に用いた場
合、ビデオテープ上で記録に使われる領域は第15図の領
域7に相当する部分だけであり、ビデオテープの利用効
率が悪かった。
これを改善する方法として、第14図に示すごとく、ビデ
オ信号の記録トラック2をB〜Fの5領域に分割し、各
領域に第13図の領域7(第14図ではNO.1トラックに相
当する。)と同様に時間軸圧縮したPCM信号を記録す
る方式(以下、第14図に示すテープパターンの記録方式
をマルチトラックPCM方式と呼ぶ。)がある。(特開
昭58−222402号)このマルチトラックPCM方式では、
音声信号を第13図に示した方式に比べて6倍記録するこ
とができる。よって、上記マルチトラックPCM方式に
よりビデオテープの利用用途は、オーディオ領域まで含
む広範囲とすることができる。
しかしながら、上記例ではリバース方向の記録再生方法
については言及していない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、リバース方向の記録再生が行なえるマ
ルチトラックPCM記録再生装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明は、上記目的を達成するために、第14図に示した
トラックのうち偶数トラックはリバース方向とフォワー
ド方向の記録再生が可能とし、奇数トラックはフォワー
ド方向のみの記録再生が行なえるように構成し、偶数ト
ラックはテープ上に記録された信号よりテープ走行方向
の情報を抽出してサーボ系などを切換え、奇数トラック
はトラック選択時点でフォワード方向となるように制御
するものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
第1図は、本発明を適用した8ミリビデオ規格のマルチ
トラックPCM記録再生装置の記録系ブロックの一実施
例である。第1図のマルチトラックPCM記録再生装置
は、偶数トラックはリバース/フォワードの両方向記録
再生が可能であり、奇数トラックはフォワード方向の記
録再生が行なえる。第2図は、第1図の各部の主要波形
図である。第1図において、入力端子42にはリバース方
向、入力端子43にはフォワード方向を指示する信号が入
力される。入力端子44にはテープスピード指示信号、即
ちSP/LPモードの指示信号が入力される。入力端子
45にはマルチトラックPCM方式または、ビデオ信号と
PCM信号とを記録する方式の選択信号が入力される。
入力端子46にはシステム動作モード、即ちNTSC/C
CIRの選択信号が入力される。そしてこれ等の入力信
号はコントローラ14に入力される。コントローラ14は、
記録条件に応じてサーボ処理系15、マルチトラックPC
M制御回路37、ID信号発生回路16などにコントロール
信号を送出する。
しかしながら、前述したように本発明においては、PC
M記録の6トラックのうち偶数トラック(第14図2,
4,6トラック)はリバースとフォワードの両方向の記
録再生が可能であり、奇数トラック(第14図1,3,5
トラック)はフォワード方向のみの記録再生が行なえる
ように構成している。この構成により、連続的な記録再
生(オートリバース録再)を可能としている。
したがって、コントローラ14からサーボ処理系15に出力
されるテープ走行方向の制御信号は、記録しようとする
トラック番号に影響され、奇数トラックに対してはフォ
ワード方向の制御信号のみが出力され、偶数トラックに
対してはフォワード方向とリバース方向の2方向の制御
信号の出力が可能であり、コントローラ14の入力端子4
2,43により、フォワード方向とリバース方向は選択が
行なえる。なお、第1図に示す実施例においては、マル
チトラックPCM制御回路37より出力される偶数トラッ
ク識別信号EVEN(偶数トラック選択時、“H”レベ
ルが出力される。)により、偶数トラック選択時のみ入
力端42より入力されるリバース方向を指示する信号をコ
ントローラ14に入力できるようにAND41を用いてい
る。また、奇数トラック選択時に入力端42よりリバース
方向を指示すると、AND39、NOT40とで構成された
回路により、リバース方向を選択できないことを表示回
路50に出力し、表示する。
そこで、各トラックの記録条件が、 (1)テープ走行方向 (2)テープスピード−LPモード (3)記録方式(I)−マルチトラックPCM方式 (4)記録方式(II)−オートリバース記録 (5)システム動作モード−NTSC であるとする。
記録時のサーボ処理系15は、コントローラ14のコントロ
ール信号(リバース/フォワード制御信号RREC,S
P/LPモード制御信号SRECなど)により、上記記
録条件に適合するようにサーボ処理系15内の分周器等
(図示すず)が切換えられる。奇数トラックに記録時
は、キャプスタンモータ8が正転され、偶数トラックに
記録時は、キャプスタンモータ8が逆転される。さら
に、LPモードであるので、テープスピードが1/2にな
るようにキャプスタンモータ8の回転数制御される。こ
こで、キャプスタンモータ8の回転数制御は、いわゆる
クォーツロック方式にて行なわれており、キャプスタン
モータ8に取付けられたFG13と回転数検出ヘッド49よ
り得られる信号とサーボ処理系15内の基準信号との位相
比較を行なうことで制御している。また、シリンダモー
タ9は、基準信号発生器25の出力信号を基準として、シ
リンダに取付けられた2個のマグネット11a,11bとピッ
クアップヘッド12から得られるパルス信号H(第2図)と
を用いて回転を制御しており、NTSC動作では1800r.
p.mで回転する。ここで、上記パルス信号Hを波形整形
して得られる信号がヘッド切換信号J(第2図)であ
る。20はビデオ信号入力端子であり、21はビデオ信号を
記録再生モードに応じて信号処理するビデオプロセッサ
である。記録モードにおいて、21はビデオ信号中のクロ
マ信号を低域に周波数変換し、輝度信号はFM信号に変
換する。ビデオプロセッサ21の出力である記録ビデオ信
号は、加算器28にてパイロット信号発生器27の出力であ
るトラッキング制御を行なうための4周波パイロット信
号F(第2図)と加算される。23は、加算器28の出力信
号を記録アンプ32,33に出力させるためのスイッチであ
り、上述の記録条件であるマルチトラックPCM方式で
はM側に接続されて出力を遮断している。ビデオ信号を
記録する場合には、スイッチ23はV側に接続され、第14
図の2〜6に相当する部分にビデオ信号が記録される。
22はビデオ信号より垂直同期信号を抽出する垂直同期信
号抽出回路であり、24は垂直同期信号抽出回路22の出力
信号を波形整形するモノマルチ回路である。このモノマ
ルチ回路24の出力は、記録条件がビデオ信号を記録する
ビデオ信号記録方式の時にシリンダモータ9を制御する
基準信号として用いられる。18,19はオーディオ信号の
入力端子であり、17はオーディオ信号を記録再生モード
に応じて信号処理するオーディオプロセッサである。記
録モードにおいて、オーディオプロセッサ17はオーディ
オ信号を1/6に時間軸圧縮したPCM信号に変換したの
ち、ディジタルFM信号P(第2図)に変調して、加算
器29に出力する。
なお、オーディオプロセッサ17にてオーディオ信号を時
間軸圧縮するタイミング及び信号処理クロックは、マル
チトラックPCM制御回路37から出力されるトラックセ
レクト信号Kを基準にして行なわれる。ここで、トラッ
クセレクト信号Kは第2図に示すJを第2図Kに示すよ
うに位相シフトしたものである。さらに、コントローラ
14から出力されるテープ走行方向,記録モードなどの記
録条件は、IDデータとしてID信号発生器16にて信号
処理されたのち、オーディオプロセッサ17に送出され
て、ディジタル信号処理されたオーディオ信号に付加さ
れる。
また、トラッキング制御を行なうための4周波パイロッ
ト信号F(第2図)がパイロット信号発生器27より加算
器29に出力される。
ここで、パイロット信号発生器27より生成されるパイロ
ット信号Fは第2図に示すJのHigh,Lowレベルに応じ
てf1→f2→f3→f4→f1…の順に従って出力される。した
がって、JがHighレベルのときf1かf3、Lowレベルの時f
2かf4となる。パイロット信号の周波数の一例は、f1
6.5fH,f2≒7.5fH,f3≒10.5fH,f4≒9.5fH(fH:水平
同期信号周波数)がある。
パイロット信号発生器27の一構成例として第11図に示す
ものがある。
第11図は、378fHの基準信号発生器88を分周器89〜92の
4つで分周して得られる信号を出力信号切換回路93にて
Jに応じて順次切換出力するものである。
加算器29ではオーディオプロセッサ17の出力であるディ
ジタルFM信号Pとパイロット信号Fとが加算される。
加算信号は、スイッチ(SW)30と31と記録アンプ32と
33を通して、回転ヘッド10a,10bにて磁気テープ1上に
記録される。記録位置は、マルチトラックPCM制御回
路37から出力されるトラックセレクト信号Kに応じてオ
ーディオプロセッサ17で生成されるPCMゲート信号G
(第2図)とトラックセレクト信号Kにより得られる制
御信号A,B(第2図)にてSW30,31を制御すること
で指定される。
したがって、記録信号パターンは偶数トラックがリバー
スの場合第3図となり、偶数トラックがフォワードの場
合第4図となる。
マルチトラックPCM制御回路37の具体的一例を第5図
に示す。第5図において、位相比較器201、フィルタ20
2、VCO203で構成されるPLLにより発生される入力
端200より入力するヘッド切換信号Jの10倍の周波数を
もつ信号を発生させる。VCO203の出力信号とフリッ
プフロップ205〜209を用いて、第2図K1〜K6に示す
ヘッド切換信号Jに対して36(N−1)度(N:トラッ
クナンバー)ずつ遅延した6相の信号を作成する。上記
得られた6相の信号は、入力端38より入力するトラック
を選択するための信号を入力とするラッチ回路210とA
ND211〜216とOR217とで、構成される回路でトラッ
クセレクト信号K1〜K6のうちの1つが選択され、出
力端218より出力される。また、トラックセレクト信号
のうち偶数トラックを選択するK2,K4,K6に対し
てはOR220の回路にて偶数トラックであることを識別
され、偶数トラック選択時に出力端219より“H”レベル
信号が出力される。また、入力端220より入力するコン
トローラ14からの制御信号により、出力端218より出力
するトラックセレクト信号は1つくりあげられ、たとえ
ばK1を出力していたとするとコントローラ14からの制
御信号によりK2の出力に変更される。
次に、本発明の重要な構成要素であるオーディオプロセ
ッサ17とID信号発生器16の一例について第6図を用い
て説明する。
入力端子18,19より入力された2チャンネルオーディオ
信号L,Rは各々15KHz カットオフ周波数のロウ・バス
フィルタ(LPF)50,51を通って帯域制限されたの
ち、ノイズリダクション(NR)のコンプレッサ52,53
にてダイナミックレンジが1/2に圧縮される。ダイナミ
ックレンジの圧縮された2チャンネル信号L,Rは、サ
ンプル・ホールド回路(S/H)54,55にてサンプル・
ホールドされる。サンプル・ホールドされた2チャンネ
ル信号R・Lは、スイッチ57にて交互に切換えられたの
ち、アナログ−ディジタル変換器(A/D)58にて、10
ビットのディジタル信号に変換される。ここで、S/H
54,55は、PCM信号処理回路59より出力されるサンプ
リング周波数31.5KHzのサンプリング信号の立上りにて
動作し、スイッチ57はサンプリング信号のHigh,Lowレ
ベルにて切換わる。
A/D58の出力は、PCM信号処理回路59にて10ビット
から8ビットへの変換処理やパリティなどの訂正符号及
びID信号発生器16からのIDデータなどが付加され
て、PCM信号となる。PCM信号処理回路59の出力
は、時間軸圧縮回路60で約1/6に時間軸が圧縮されたの
ち、FM変調回路61にてディジタルFM信号に変調され
て出力端子62より加算器29に出力される。ここで、時間
軸圧縮回路60及びPCM信号処理回路59は、入力端子56
に入力するマルチトラックPCM制御回路37の出力であ
るチャンネルセレクト信号Kを基準として動作する。
ID信号発生器16は、マイクロプロセッサ121と8ビッ
トラッチ回路82とパラレル−シリアル変換器81とで構成
され、コントローラ14から出力される8ビットの記録条
件を入力端子63〜66,117〜120より入力し、マイクロプ
ロセッサ121にて、各IDに対応させたのち、ラッチ後
シリアル信号に変換して、PCM信号処理回路59に送出
する。パラレル−シリアル変換器81は、PCM信号処理
回路59からの出力クロックにて動作する。ところで、出
力端子62から出力されるディジタルFM信号は、第7図
に示すように同期信号(Sync)により分けられたブロッ
クを単位とした132のブロックから構成されており、各
ブロックは、Sync,データ,訂正符号(CRC)からな
っている。ブロック間隔は、約19μsである。このデー
タ部分には、2チャンネル信号R,Lのデータ及びID
データが格納される。
第8図に示すようにコントローラ14から出力される記録
条件−テープ走行方向、SP/LPモード、マルチトラ
ックPCM方式、オートリバース記録−に対して、1つ
のIDデータを対応させ、ID1はテープ走行方向を示
しており、リバース時には全ビット“1”、フォワード
時は全ビット“0”、ID2はSP/LPモードを示し
ており、LPモード時全ビット“1”、SPモード時全
ビット“0”、ID3はマルチトラックPCM方式を示
しており、マルチトラックPCM方式の時、全ビット
“1”、その他の場合全ビット“0”、ID4はオートリ
バース記録を示しており、オートリバース記録の時ビッ
ト0〜ビット3が“1”、その他の時ビット0〜ビット
3が“0”としている。なおID4のビット4〜7はト
ラック番号を記入できる。例えばトラック2をデータと
して記入した場合、ID4=11110010となる。ID1〜
ID4の区別は、IDデータを8ピットの信号2個で構
成し、1つをID番号(ID1〜ID4)、1つをID情
報とすることで行なっている。前述の記録条件では、I
D1〜ID3の全ビットが“1”であり、ID4はビッ
ト0〜ビット3が“1”として記録される。
また、上述の記録条件であるオートリバース記録は、記
録中にテープエンドに達した時には記録トラック番号を
1つくりあげ、かつテープ走行方向を反転するようにコ
ントローラ14がテープエンドを検出するテープエンド検
出器48の出力信号に基づいて、トラックセレクト信号K
の変更(例えば、第2図のK1→K2)とテープ走行方
向の反転の指令をサーボ処理系15、マルチトラックPC
M制御回路37に送出することで、自動的に連続的記録が
可能となる。この場合、上記IDデータは、テープ走行
方向がフォワード方向となるため、ID1の全ビットが
“0”に変更となる。なお、ID4のビット4〜ビット
7を用いて、連続記録を行なっている時に変化した記録
トラックの番号、すなわち、トラックセレクト信号Kを
データとして記録してもよい。以上の説明は、全トラッ
クに全IDデータを付加する場合について述べたが、本
発明では奇数トラックではテープ走行方向はフォワード
方向と決まっているので、奇数トラックにはテープ走行
方向を示すID1を付加しなくてもかまわない。さら
に、テープ走行方向がリバース時のみID1を付加して
もよい。
次に第9図を用いて本発明を用いたマルチトラックPC
M記録再生装置の再生系の1例について説明する。な
お、記録系と同じ機能のものには同一番号を付し、説明
を省略する。
第9図において、磁気テープ1より回転ヘッド10a,10b
にて再生された信号は、プリアンプ132,133で増幅され
る。増幅された再生信号は、一方はゲート回路135を通
してオーディオプロセッサ17に入力し、他方はATF信
号再生処理回路134とビデオプロセッサ21に入力する。
オーディオプロセッサ17ではディジタル信号を復調し
て、元のオーディオ信号に戻して出力端子137,138より
出力する。さらに、ディジタル信号よりIDデータを抽
出し、ID信号識別回路136に出力する。ここで、ゲー
ト回路135はチャンネルセレクト信号Kに基づいて、オ
ーディオプロセッサ17にて生成されるPCMゲートによ
り動作する。ID信号識別回路136では、再生されたI
Dデータに基づいた記録条件データをマルチトラックP
CM制御回路37やサーボ処理系15などに送出する。
前述の第1図の説明にて設定された条件 (1)テープ走行方向−逆方向 (2)記録モード−LPモード (3)記録方式I−マルチチャンネルPCM方式 (4)記録方式II−オートリバース記録方式 で、記録されたテープを再生すると、ID信号識別回路
では、ID1〜ID3の全ビットが“1”であることを
識別し、さらに、ID4のビット0〜ビット3が“1”
であることを識別する。これらの識別結果に基づいて、
サーボ処理系15やマルチトラックPCM制御回路37に指
令を送出し、キャプスタンモータ8の逆転によるリバー
ス走行及びテープスピードの1/2化によるLPモード対
応を行なう。また、ATF信号再生処理回路134やスイ
ッチなどは、マルチトラックPCM方式に対応するため
に切換えられる。
なお、本発明の構成では奇数トラックはフォワード方向
記録であるので、マルチトラックPCM制御回路37の出
力信号である偶数トラック識別信号を用いて、奇数トラ
ックが再生選択された場合には再生ID信号に依らずに
スイッチ144がF側すなわちGND側に接続されて、フ
ォワード指令がサーボ処理系15に送出される。また、テ
ープ走行方向を示すID1などが記録されていないテー
プを再生した場合は、IDの全ビットが“0”であると
判断し、例えば、テープ走行方向はフォワード方向、テ
ープスピードはSPモードであるとしている。
ここで、オーディオプロセッサ17及びID信号識別回路
136の再生ブロックの1例について第10図を用いて説明
する。入力端子79より入力された再生信号は、波形等化
回路67で波形干渉などが処理されたのち、データストロ
ープ回路68で“1”,“0”のディジタル信号に識別され
る。識別されたディジタル信号は、PCM信号処理回路
69にてディジタル復調されたのち、エラー訂正などが行
なわれる。PCM信号処理回路69の出力信号は、時間軸
伸長回路70により元の時間軸に戻される。時間軸伸長回
路70の出力信号は、ディジタル−アナログ変換器(D/
A)71でアナログ信号に変換されたのち、スイッチ72、
S/H73,74を通ってNRエクスパンダ75,76にて記録
時に圧縮されたダイナミックレンジが元のレベルに伸長
され、不要帯域成分をLPF77,78で除去したのち、出
力端子37,38より再生オーディオ信号として出力され
る。ここで、スイッチ72、S/H73,74は第1図の記録
系と同様にサンプリング信号にて動作する。PCM信号
処理回路69,時間軸伸長回路70は、入力端子56より入力
するトラックセレクト信号Kを基準に動作する。ID信
号識別回路136は、PCM処理回路69にて再生されたI
D信号をシリアル−パラレル変換器80にてパラレル信号
に変換後、8ビットラッチ回路83を通して、マイクロプ
ロセッサ121に送出される。マイクロプロセッサ121では
ID信号からID番号とID情報を抽出し、これにより
記録システム条件を判別し、出力端84〜87にテープ走行
方向、テープスピードマルチトラックPCM方式、オー
トリバース記録の指令を送出する。
次に、トラッキング制御を行なうATF信号再生処理回
路34の一例について説明する。
第11図において、入力端子111から入力する再生信号
は、ハンド・バスフィルタ(BPF)94にて、4周波の
パイロット信号が抽出される。抽出された信号は掛算器
95にて、ATF信号発生回路27で生成された4周波のパ
イロット信号と掛算される。このとき、ATF信号発生
回路27から出力されるパイロット信号f1〜f4は、第1図
の記録系ブロックにて説明したように、回転ヘッド10
a,10bと関連づけられたSW30信号のHigh,Lowレベル
に応じて切換わり、SW30がHighの時はf1かf3、Lowの
時はf2かf4が順番に出力される。
掛算器95の出力信号からfH(水平同期信号周波数)成分
及び3fH成分をBPF96,98にて抽出し、両者のエンベ
ロープをエンベロープ検波回路97,99にて得る。得られ
たエンベロープを比較器100にて比較する。比較出力
(トラッキング偏差信号)スイッチ101、S/H102、バ
ッファ104、LPF105,106、スイッチ110を通って出力
端子113よりサーボ回路15に出力され、上記両者のエン
ベロープの差が零になるようにキャプスタンモータが制
御される。ここで、マルチトラックPCM方式で記録さ
れたテープを再生した場合に、再生信号はバースト状に
得られるため、再生信号の存在する区間だけの情報を使
用するため、S/H102を用いている。S/H102はAN
D及びOR回路によりマルチトラックPCM方式ではオ
ーディオプロセッサ17にて生成されるPCMゲート信号
G(第2図)にて制御されており、ビデオ信号記録方式
では常時導通状態となる。さらに、サーボ回路15へ出力
される比較出力信号(トラッキング偏差信号)帯域も記
録方式にてスイッチ110で切換えられる。これら記録方
式の識別は、PCM信号より得られたIDデータ、すな
わち記録条件データに基づいて自動的に行なわれる。
また、再生中にテープエンドに達した場合においても、
IDデータに基づいて、連続記録がなされている場合に
はすなわち、ID4の情報に基づき、テープ走行方向の
反転と、チャンネルセレクト信号Kの変更とが自動的に
行なわれる。
第12図にテープ走行方向の判別方法としてATF信号再
生処理回路134の出力信号を用いた場合の一例を示す。
なお、第9図の同一機能のものには同一符号を付した。
したがって、第9図と動作の異なる所についてのみ説明
する。
本構成も奇数トラックはフォワード方向のみであり、偶
数トラックはフォワード方向とリバース方向の両方向が
ある。奇数トラックの再生をマルチトラックPCM制御
回路37にて選択した場合には、マルチトラックPCM制
御回路37の出力である偶数トラック識別信号EVEN
(偶数トラック選択時“H”レベル出力)によりスイッチ1
44がE側(GND側)に接続され、サーボ処理系にフォ
ワード方向になるようにテープ走行方向の指令RPB
(RPBは“L”時フォワード、“H”時リバースを示
す。)が送出される。
偶数トラックが選択された場合には、スイッチ144はR
側に接続されATF信号処理回路134の出力信号を用い
てテープ走行方向を判別する判別回路145とTフリップ
フロップ146の出力信号がRPB信号としてサーボ処理
系15に送出され、テープ走行方向が規定される。ここ
で、判別回路145では、ATF信号処理回路134の出力信
号として記録時テープ走行方向と異なる方向にて再生さ
れるとNTSCの時約30Hz,CCIRの時約25Hzの周波
数成分が発生することを利用し、NTSC時は30Hz,C
CIR時は25Hzの成分を周波数識別しており、30Hz成分
または25Hz成分が発生した時には、“H”レベルをTフ
リップフロップ146に送出する。Tフリップフロップ146
は判別回路145の出力信号に応じて、出力状態が“H”→
“L”または“L”→“H”と変化し、テープ走行方向を
規定する指令RPBをサーボ処理系15に出力する。本実
施例では他の記録条件(SP/LPモードなど)の識別
はID信号を用いて、ID識別回路136にて行なってい
るが、ID信号以外の方法において識別してもかまわな
い。
以上、本実施例は、偶数トラックと奇数トラックとに分
けて偶数トラックが両方向の記録再生を可能としたが、
逆の場合でもかまわない。さらに、第15図に示す様に1
〜3のトラックと4〜6のトラックに分けて、1〜3の
トラックがフォワード方向のみ、4〜6のトラックがフ
ォワード又はリバースの両方向というように、どのトラ
ックを固定方向としても差し支えない。
なお、第3図,第4図及び第15図に示すように第1のト
ラックをフォワード方向のみの記録にすることにより、
従来の8ミリビデオシステムによる再生を可能にするこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、偶数トラックはテー
プ上に記録された信号よりテープ走行方向の情報を抽出
してテープ走行方向を制御し、奇数トラックはトラック
選択時点でフォワード方向の走行なるように切換えるこ
とにより、簡単な構成でオートリバース再生が行なえる
などマルチトラックPCM方式の利用範囲、操作性を著
しく向上でき、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマルチトラックPCM記録再生装置の
記録系のブロック図、第2図は第1図の各部の波形図、
第3図,第4図は本発明の記録パターン図、第5図はマ
ルチPCM制御回路の具体的回路図、第6図はオーディ
オプロセッサ及びID信号発生器のブロック図、第7図
はディジタルFM信号の形態図、第8図はID信号のビ
ット構成を示す図、第9図はマルチトラックPCM記録
再生装置の再生系のブロック図、第10図はオーディオプ
ロセッサ及びID識別回路の再生系のブロック図、第11
図はATF信号再生処理回路のブロック図、第12図はマ
ルチトラックPCM記録再生装置の再生系の他の実施例
を示すブロック図、第13図,第14図は従来の磁気記録再
生装置のテープ記録パターン図、第15図は本発明の他の
記録パターン図である。 14……コントローラ、 15……サーボ処理系、 16……ID発生器、 37……マルチトラックPCM制御回路、 134……ATF再生処理回路、 144……スイッチ、 136……ID識別回路、 145……判別回路、 146……フリップフロップ、 121……マイクロプロセッサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正、逆いずれの方向にも走行される磁気テ
    ープ上に斜めトラックを形成する回転ヘッドと、 この斜めトラックの長手方向に複数個に分割された任意
    の分割領域に対してPCM信号が記録再生されるように
    回転ヘッドとの間で信号授受を行う記録再生手段と、 記録時に、この時のテープ走行方向を示す情報を発生す
    る手段と、 この発生された情報をPCM信号とともに上記回転ヘッ
    ドに供給する手段と、 再生時に、再生された上記情報に基づいて再生テープ走
    行方向を制御する手段と、 上記複数個に分割された分割領域中一部の分割領域に対
    しては、正、逆いずれのテープ走行方向においても記録
    再生を可能とし、残りの分割領域に対しては正のテープ
    走行方向のみにおいて記録再生を可能とする手段と からなることを特徴とするマルチトラックPCM記録再
    生装置。
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