JPH0792946B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0792946B2
JPH0792946B2 JP61114526A JP11452686A JPH0792946B2 JP H0792946 B2 JPH0792946 B2 JP H0792946B2 JP 61114526 A JP61114526 A JP 61114526A JP 11452686 A JP11452686 A JP 11452686A JP H0792946 B2 JPH0792946 B2 JP H0792946B2
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signal
recording
track
circuit
tape
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滋行 伊藤
由純 綿谷
耕治 鹿庭
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置に
係わり、特に、ビデオ信号と音声信号とを同時に記録再
生することができるばかりでなく、音声信号のみの記録
再生をも可能とした磁気記録再生装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置の一種
として、8ミリビデオと呼ばれる磁気記録再生装置(以
下、VTRという)が知られている。かかるVTRにおいて
は、対となる2つの回転ヘッドが180゜の角間隔で配置
される回転シリンダに、ビデオテープがほぼ210゜にわ
たってらせん状に巻き付けられて走行し、回転シリンダ
が30゜回転する期間、対なる2つの回転ヘッドが同時に
ビデオテープを走査するようにしており、回転シリンダ
が180゜回転する期間では、対をなす2つの回転ヘッド
のいずれか一方によってビデオ信号の記録再生が行なわ
れ、回転シリンダが上記の30゜回転する期間では、これ
ら回転ヘッドが同時に磁気テープを走査して、いずれか
一方の回転ヘッドでデジタル化されかつ時間軸圧縮され
た音声信号(以下、PCM音声信号という)の記録再生が
行なわれる。この方式をオーバラップ記録方式という。
第24図はかかるVTRによるビデオテープ上のトラックパ
ターンを示すものであって、ビデオテープ1上には、ビ
デオ信号が記録されているビデオトラック2とそれに延
長して配置されかつPCM音声信号が記録されている音声
トラック3とがビデオテープ1の長手方向に対して矢印
Aで示す斜めに形成されている。また、ビデオテープ1
の両縁部には、夫々オプショントラック4,5が形成され
ている。なお、矢印Bはビデオテープ1の走行方向であ
り、矢印Aは回転ヘッドがビデオテープ1を走査する方
向をも表わしている。
ここで、θ123は夫々ビデオテープ1の回転
シリンダに対する巻付け範囲を表わす角度(巻付角)を
示すものであって、θがビデオ信号を記録する期間
に、θがPCM音声信号を記録する期間に夫々対応し、
θ1は夫々互換性確保のためのマージンである。θ
1はほぼ5゜に,θはほぼ180゜に,θはほぼ3
0゜に設定され、したがって、PCM音声信号は30゜/180゜
=1/6倍に時間軸圧縮されている。
ところで、かかるVTRにおいて、音声信号のみを記録し
たい場合もあるが、このような場合には、音声トラック
3のみが形成され、ビデオトラック2が形成されるため
の広い領域が使用されないことになる。このために、ビ
デオテープの利用効率が非常に低いという問題があっ
た。
これを改善する方式として、第25図に示すように、ビデ
オテープ1をその幅方向に6つの領域に区分し、夫々の
領域(以下、この領域をトラックチャンネルといい、夫
々配列順にTCH1,TCH2,‥‥TCH6の符号で表わす)に別々
にPCM音声信号を記録する方式、すなわちマルチトラッ
クPCM方式が提案された(たとえば、特開昭58−222402
号公報)。
このマルチトラックPCM方式では、音声信号が第24図に
示したように記録する従来方式に比べ6倍の長時間記録
ができる。したがって、このマルチトラックPCM方式に
より、ビデオテープの利用効率は向上し、利用用途はオ
ーディオ領域まで含む広い範囲とすることができる。
ところで、かかるVTRにおいては、マルチトラックPCM方
式においても、第24図に示すように、ビデオ信号とPCM
音声信号とを同時に記録する方式(以下、ビデオ方式と
いう)と同時に、常に磁気テープ上の記録方向を一定に
しているのが一般的である。すなわち、いずれのトラッ
クチャンネルにおいても、磁気テープ上の記録方向が同
一になっている。しかし、このようにすると、あるトラ
ックチャンネルでの記録が終って次のトラックチャンネ
ルに記録を継続する場合、磁気テープを巻き戻してから
この次のトラックチャンネルでの記録を開始しなければ
ならず、この磁気テープの巻き戻し期間記録が中断して
PCM音声信号が欠落することになる。この記録中断期間
を短かくするためには、磁気テープの巻き戻し期間を短
かくすればよいが、次のトラックチャンネルの記録量が
少なく、このために、記録すべき情報量が多い場合に
は、絶えず磁気テープの巻き戻しを行なわなければなら
ない。また、このように、複数のトラックチャンネルに
またがってPCM音声信号が記録され、しかも、各トラッ
クチャンネルで途中から記録開始されている場合、再生
時には、トラックチャンネル毎に頭出しを行なわなけれ
ばならず、これに時間を要して再生が途切れることにな
る。特に、PCM音声信号が音楽を表わす信号である場合
には、このように再生が途切れるのは好ましいことでは
ない。
そこで、この問題を解決するためには、あるトラックチ
ャンネルでの記録が終ると、直ちにヘッドが次のトラッ
クチャンネルに移り、このトラックチャネルを逆方向に
記録開始するようにしたオートリバース記録が考えられ
る。これによると、磁気テープの巻き戻し動作は行なわ
れないから、記録,再生の中断がなく、PCM音声信号の
連続的な記録,再生が可能となる。
このように、オートリバース機構を備えたVTRであれ
ば、PCM音声信号の連続的な記録,再生が可能となり、
将来このような機能を有するVTRが実現されるであろう
が、かかるVTRの問題点は、記録方向と再生方向とをい
かにして一致させるかということである。このための一
つの方法としては、各トラックチャンネルでの記録,再
生方向を決めておくことである。すなわち、たとえば、
奇数番目のトラックチャンネルでは順方向に記録,再生
が行なわれ、偶数番目のトラックチャンネルでは逆方向
に記録,再生が行なわれるようにするのである。これに
より、オートリバース記録が可能となるとともに、再生
方向を常に記録方向に一致させることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、かかるオートリバース機能を備えたVTR
が将来実現されるとしても、過渡時期においては、各ト
ラックチャンネルの記録方向が同じである一方向記録の
VTRも存在し、また、かかるVTRが全く存在しなくなると
は考えられない。
そこで、オートリバース機能を備えたVTRと一方向記録
のVTRが混在する場合、一方のVTRで使用された磁気テー
プを他方のVTRで使用する場合、次のような問題が生ず
る。
すなわち、いま、一方向記録のVTRで磁気テープに記録
が行なわれたとすると、この磁気テープの各トラックチ
ャンネルでは、全て順方向にPCM音声信号が記録されて
いる。そして、この磁気テープをオートリバース機能を
有するVTRで使用した場合、このVTRでは、1つおきのト
ラックチャンネルでは一方向記録のVTRでの記録方向と
同一であるが、他の1つおきのトラックチャンネルで
は、一方向記録のVTRでの記録方向と逆になるから、一
方向記録のVTRとは記録方向が異なるトラックチャンネ
ルの一部にPCM音声信号を記憶すると、このトラックチ
ャンネルで記録方向が順方向の領域と逆方向の領域とが
混在することになる。
そこで、かかるトラックチャンネルを上記VTRのいずれ
で再生しても、記録方向が再生方向とは異なる領域では
逆方向に再生が行なわれ、この間不快な音声が再生され
ることになる。
また、マルチトラックPCM方式において、トラックにパ
イロット信号を同時に記録して再生時のトラッキングを
行なわせる場合、逆方向に再生が行なわれると、このパ
イロット信号によってトラッキング制御が乱れ、大きな
トラッキングエラーが生ずることになる。
このことは、オートリバース機能を有するVTRで使用さ
れた磁気テープを一方向記録のVTRで使用する場合でも
同様である。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、記録方向が異
なる領域が混在するトラックチャンネルを良好に再生す
ることを可能とした磁気記録再生装置を提供するにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、トラックチャン
ネルに記録方向を表わすID(インデックス)信号も記録
し、再生時、該ID信号を用いて記録方向を判定し、記録
方向が再生方向と異なる領域での再生を禁止する。
〔作 用〕
記録方向が再生方向と一致する領域のみの再生を可能と
し、逆方向再生,トラッキング乱れを防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図であって、同図(a)は記録系,同図
(b)は再生系である。第1図(a)において、10はシ
リンダモータ、11は回転シリンダ、12,13はマグネッ
ト、14はピックアップヘッド、15,16はビデオヘッド、1
7はキャプスタンモータ、18はFG(周波数発生機)、19
は回転数検出ヘッド、20〜28は入力端子、29はコントロ
ーラ、30はサーボ処理回路、31はマルチトラックPCM制
御回路、32はID信号発生回路、33はオーディオプロセ
サ、34はシステムコントローラ、35はビデオプロセサ、
36は垂直同期信号抽出回路、37はモノマルチ回路、38は
基準信号発生器、39はパイロット信号発生器、40,41は
記録アンプ、42〜46はスイッチ、47,48は加算器、49は
インバータ、50,51はアンド回路である。また、第1図
(b)において、33′はオーディオプロセサ、35′はビ
デオプロセサ、42′〜44′はスイッチ、52,53はプリア
ンプ、54はゲート回路、55はID識別回路、56〜58は出力
端子、59はF/Rコントローラ、60はAFT処理回路、61,62
はスイッチであり、第1図(a)に対応する部分には同
一符号をつけている。
まず、第1図(a)に示す記録系について説明する。
同図において、回転シリンダ11上には回転ヘッド15,16
が180゜の角間隔で配置されており、また、この回転シ
リンダ11にビデオテープ1がほぼ210゜の範囲にわたっ
て螺旋状に巻きつけられている。入力端子20からはビデ
オテープ1の走行方向を順方向に設定する制御信号が、
入力端子21からは逆方向に設定する制御信号が夫々入力
され、入力端子22からはテープ走行速度を標準速度(SP
モード)とSPモードの1/2の速度(LPモード)とに切り
換える制御信号が入力される。入力端子23からはマルチ
トラックPCM方式と、ビデオ信号とPCM音声信号とを同時
記録するビデオ方式とを切り換えるための制御信号が入
力され、入力端子24からは、NTSC方式/CCIR方式の切換
えのための制御信号が入力される。
コントローラ29は、入力端子20〜24から供給される制御
信号に応じて、サーボ処理回路30、マルチトラックPCM
制御回路31、ID信号発生回路32に記録条件を示すコント
ローラ信号を選出する。
そこで、入力端子20から順方向走行のための制御信号が
入力されると、サーボ処理回路30により、キャプステン
モータ17は正転してビデオテープ1は順方向(矢印B)
に走行し、入力端子21から逆方向走行のための制御信号
が入力されると、キャプスタンモータ17は逆転してビデ
オテープ1は逆方向(矢印B′)に走行する。
このキャプスタンモータ17の回転制御は、クォーツロッ
ク方式によって行なわれており、キャプスタンモータ17
に取り付けられたFG18と、回転数検出ヘッド19より得ら
れるFG信号と、サーボ処理回路16内の基準信号との位相
比較を行なうことでキャプスタンモータ17が回転制御さ
れている。また、シリンダモータ10は、基準信号発生器
38またはモノマルチ回路37の出力信号を基準とし、回転
シリンダ11に取り付けられた2個のマグネット12,13と
ピックアップヘッド14とで得られるパルス信号を用いて
回転制御されている。
ビデオ信号とPCM音声信号とを同時に記録するビデオ方
式の場合には、入力端子23に入力された制御信号によ
り、コントローラ29は切換信号を出力し、これにより、
スイッチ42,45,46がV側に接続される。入力端子28から
入力されたビデオ信号は、ビデオプロセサ35でそのクロ
マ信号は低減周波数変換されて輝度信号はFM変調され
る。このビデオプロセサ35の出力信号は、加算器47でパ
イロット発生器39からのトラッキング制御を行なうため
の4周波パイロット信号と加算された後、スイッチ45,4
3,44を経て記録アンプ40,41に入力される。記録アンプ4
0,41の出力信号は回転ヘッド15,16に夫々供給されビデ
オテープ1上に第24図でのビデオトラック2として記録
される。
一方、入力端子26,27から入力される右,左チャンネル
の音声信号は、オーディオプロセサ33に供給され、PCM
化されて1/6倍に時間軸圧縮された後、FM変調されて出
力される。このPCM音声信号は加算器48でパイロット発
生器39からのパイロット信号が加算され、スイッチ43,4
4に供給される。スイッチ43,44はアンド回路50,51の出
力信号によって切換え制御されており、これらスイッチ
43,44を通過したPCM音声信号は、記録アンプ40,41を介
して回転ヘッド15,16に供給され、ビデオテープ1上に
第24図で示す音声トラック3として記録される。
ビデオプロセサ35から垂直同期信号抽出回路36にもビデ
オ信号が供給されて垂直同期信号が抽出され、モノマル
チ回路37で波形整形される。このモノマルチ回路37の出
力信号はスイッチ46を介してサーボ処理回路30に供給さ
れ、これを基準にしてシリンダモータ10は回転制御され
る。
サーボ処理回路30は、ピックアップヘッド14からのパル
ス信号により、回転ヘッド15,16がビデオテープ1を走
査開始してからほぼ30゜回転する毎に反転するパルス
(第2図(a))を出力し、このパルスはスイッチ42を
介してアンド回路51に供給され、また、インバータ49で
反転されて(第2図(b))アンド回路50に供給され
る。また、オーディオプロセサ33からアンド回路50,51
にPCM音声信号の期間を表わすパスル(第2図(c))
が供給されており、これによって第2図(c)に示すパ
ルスはスイッチ43,44に1つおきに分配される(第2図
(d),(e)。オーディオプロセサ33はマルチトラッ
クPCM制御回路31の制御により、回転ヘッド15,16がビデ
オテープ1を走査開始してからほぼ30゜回転するまでの
期間PCM音声信号を出力し、したがって第2図(c)に
示すパルスもこの期間出力される。これにより、アンド
回路51からパルス(第2図(d))が出力されると、そ
の期間スイッチ44はB側に閉じ、回転ヘッド15によって
そのテープ走査開始からほぼ30゜回転する期間にPCM音
声信号が記録される。また、アンド回路50からパルス
(第2図(e))が出力されると、その期間スイッチ43
はB側に閉じ、同様にして回転ヘッド16によってPCM音
声信号が記録される。これらの期間以外ではスイッチ4
3,44はA側に閉じており、回転ヘッド15,16に夫々ビデ
オプロセサ35からビデオ信号が供給される。したがっ
て、回転ヘッド15により、それらがビデオテープ1の走
査開始後30゜回転してからこれより180゜回転する間づ
つ交互にビデオ信号が記録される。
次に、マルチトラックPCM方式の場合には、入力端子23
から入力する制御信号により、コントローラ29はスイッ
チ42,45,46をM側に切換える。これにより、シリンダモ
ータ10は基準信号発生器38の出力信号を基準として回転
制御される。
この場合に、ビデオテープ1の双方向記録が可能であ
り、入力端子20,21に入力される制御信号によってビデ
オテープ1の走行方向が設定される。オーディオプロセ
サ33は入力端子26,27からの音声信号をPCM信号に変換す
るが、これを同時に、コントローラ29は入力端子20,21
のいずれか制御信号が入力されたかを表わす信号をID発
生回路32に供給し、ここでビデオテープ1の走行方向を
表わすID信号や次に記録すべきトラックチャンネルを表
わすID信号が形成されてオーディオプロセサ33に供給さ
れる。オーディオプロセサ33では、PCM音声信号にこのI
D信号を付加して出力する、このPCM音声信号は、さら
に、加算回路48でパイロット信号が付加され、しかる
後、スイッチ43,44に供給される。
一方、入力端子25からマルチトラックPCM制御回路31に
第25図に示す各トラクチャンネルのいずれかを指定する
制御信号が供給され、これにより、マルチトラックPCM
制御回路31はオーディオプロセサ33を、回転ヘッド15,1
6がビデオテープ1上の指定されたトラックチャンネル
の領域を走査する期間にPCM音声信号を出力するように
制御する。また、マルチトラックPCM制御回路31は、オ
ーディオプロセサ33でのPCM音声信号の出力開始時点で
反転パルスをアンド回路51と、インバータ49でこれを反
転してアンド回路50とに供給する。さらに、オーディオ
プロセサ33からアンド回路50,51にPCM音声信号の期間を
表わすパルスが供給されており、アンド回路50,51の出
力信号が、切換制御信号としてスイッチ43,44に供給さ
れる。この結果、回転ヘッド15がビデオテープ1上の指
定されたトラックチャンネルの領域を走査するとき、ス
イッチ44がB側に閉じて回転ヘッド15にPCM音声信号が
供給され、回転ヘッド16がビデオテープ1上のこの指定
されたトラックチャンネルの領域を走査するとき、スイ
ッチ43がB側に閉じて回転ヘッド16にPCM音声信号が供
給される。
このようにして、第25図に示す所望のトラックチャンネ
ルに、ビデオテープ1の走行方向を表わすID信号ととも
にPCM音声信号が記録される。
第3図(a)はマルチトラックPCM方式におけるビデオ
テープ上のトラックパターンを、同図(b)に各トラッ
クチャンネルの1トラックでのPCM音声信号の構成を、
同図(c)はその中のブロック構成を夫々示している。
第3図(a)に示すように、ビデオヘッド15,16が216゜
回転する期間に走査する磁気テープ1の幅方向に、等幅
で6トラックチャンネルTCH1,TCH2‥‥‥,TCH6が設定さ
れており、したがって、ビデオヘッド15,16は36゜回転
して1トラックチャンネルの1トラック分走査する。各
チャンネルトラックでの1トラックに記録されるPCM音
声信号は、第3図(b)に示すように、NTSC方式の場
合、132のデータブロックを含み、CCIR方式の場合、157
のデータブロックを含んでいる。各データブロックは、
第3図(c)に示すように、先頭に3ビットの同期信号
(SYNC)が配置され、その後に1ワード(8ビット)の
アドレスA、夫々1ワードずつのパーリティQ,P、8ワ
ードの左右2チャンネルの音声信号とID信号とがインタ
ーリーブされてなる合成データW、および2ワードの訂
正符号CRCが配列され、107ビットで構成されている。
このように、ID信号は8ビットで構成されるが、1デー
タブロック内に6個(6ワード)のID信号が設けられて
これらID信号のビットが、132ワードの1データブロッ
ク内に分散している。そして、そのうち2個のID信号を
用いて順,逆の記録方向(すなわち、磁気テープの走行
方向)と連続して次に記録すべきトラック番号を表わす
ようにしている。すなわち、これら2ワードのID信号の
うち一方の1ワードID信号(以下、ID1信号という)は
トラックチャンネルにおける磁気テープの走行方向を表
わし、他方の1ワードのID信号(以下、ID2信号とい
う)は、トラックチャンネル切換の際に用いられ、連続
記録しようとするトラックチャンネル番号とそのトラッ
クチャンネルでの記録方向を表わしている。
第4図は磁気テープの走行方向を表わすID1信号の構成
を示したものであり、ビデオテープを順方向に走行させ
て順方向記録する場合には、ID1信号は全ビットが“0"
であり、デビオテープも逆方向に走行させて逆方向記録
する場合には、ID1信号は全ビットが“1"である。
そこで、いま、第5図に示すように、TCH1では全体とし
て順方向記録が行なわれたとすると、このトラックチャ
ンネルTCH1の各データブロック(すなわち、各トラッ
ク)に記録される各ID1信号は全8ビットが“0"であ
る。また、TCH2では全体として逆方向記録が行なわれた
とすると、このトラックチャンネルTCH2の各データブロ
ックに記録される各ID1信号は全8ビットが“1"であ
る。
第6図は連続記録しようとする次のトラックチャンネル
番号とそこで磁気テープの走行方向を表わすID2信号の
構成を示すものであり、下位ビットb0,b1,b2の3ビット
が連続記録すべき次のトラックチャンネルの番号を2進
数(バイナリ)で表わし、最上位のビトb7がそのトラッ
クチャンネルでの記録方向を表わしている。このビット
b7は、順方向記録のとき“0",逆方向記録のとき“1"で
ある。また、ビットb3〜b6は“0"に設定されている。
そこで、いま、第7図に示すように、TCH5で順方向に記
録した後、これと連続にTCH6で逆方向に記録するものと
すると、ID2信号は、第6図に示したように、ビットb7,
b2,b1は“1",残りのビットb6,b3,b0は“0"に夫々設定さ
れ、第7図におけるTCH5の領域Eに記録される。そし
て、こと領域Eでヘッドは次の指定されたTCH6に移って
指定された方向に移動し、領域Eを通過した後、再び記
録を開始する。
次に、第1図におけるID発生回路32とオーディオプロセ
サ33について説明する。
第8図はID発生回路32のID1信号発生部とオーディオプ
ロセサ33の一具体例を示すブロック図であって、33AL,3
3ARは増幅器、33BL,33BRはLPF(ローパスフィルタ)、3
3CL,33CRはNR(ノイズリダクション)圧縮回路、33DL,3
3DRはサンプルホールド回路、33Eはスイッチ、33FはA/D
(アナログ/ディジタル)変換器、63はPCM処理回路、6
4は時間軸圧縮回路、65はFM変調回路、66はパラレル/
シリアル変換器、67はラッチ回路、68はマイクロプロセ
サ、69は入力端子である。
同図において、入力端子26,27から入力される音声信号
の左チャンネル信号,右チャンネル信号は、夫々、増幅
器33AL,33ARで増幅された後、15kHzにカットオフ特性を
持つLPF33BL,33BRによって帯域制限され、NR圧縮回路33
CL,33CRによってダイナミックレンジが1/2に圧縮され
る。ダイナミックレンジが圧縮された夫々のチャンネル
信号は、サンプルホールド回路33DL,33DRでRCM処理回路
63に同期してサンプルホールドされる。サンプルホール
ドされた各チャンネル信号はスイッチ33Eにて交互に切
り換えられて多重され、A/D変換器33Fで10ビットのディ
ジタル信号に変換される。このディジタル信号は、PCM
処理回路63にて、10ビットから8ビットへの変換処理や
パリティなどの訂正符号、ID信号発生器33からのID信号
などが付加処理がなされる。PCM処理回路63の出力信号
は、時間軸圧縮回路64で約1/6倍に時間軸が圧縮された
後、FM変調回路65にてFM変調されて出力端子から加算器
48(第1図(a))にPCM音声信号として出力される。
ID信号発生器32のID1信号発生部はマイクロプロセサ68
と、8ビットのラッチ回路67およびパラレル/シリアル
変換器66で構成される。コントローラー29(第1図)か
ら出力される8ビットの記録条件データを入力端子69よ
り入力すると、マイクロプロセサ68はこれに対応した8
ビットのデータをラッチ回路67に出力する。このラッチ
回路67の出力はパラレル/シリアル変換器66によってシ
リアル信号に変換され、ID1信号としてPCM処理回路63に
送出される。
なお、ビデオ方式の場合には、入力端子69にはデータが
入力されず、したがって、ID信号は発生されない。
第9図は第1図(a)におけるコントローラ29の一部と
ID発生回路32のID2信号発生部との一具体例を示すブロ
ック図であって、63はPCM処理回路、70〜77は入力端
子、78はR−SFF(セット/リセットフリップフロッ
プ)、79はマイクロプロセサ、80,81はラッチ回路、82
はパラレル/シリアル変換器,83はトラックチャンネル
セレクタ、84は基準発振器、85,86はタイマ、87はオア
ゲート、88は立下りエッジ検出器である。
第9図において、R−SFF78、マイクロプロセサ79、ラ
ッチ回路80,81およびパラレル/シリアル変換器82がID2
信号発生部となし、また、トラックチャンネルセレクタ
83、基準発振器84、タイマ85,86、オアゲート87、立上
りエッジ検出器88がコントローラ29の一部をなしてい
る。
入力端子76,77は夫々第1図(a)における入力端子20,
21に対応し、ビデオテープの走行方向を設定する信号が
入力される。順方向を設定する場合には、入力端子76か
らパルスが入力され、逆方向を設定する場合には入力端
子77からパルスが入力される。R−SFF78は入力端子76,
77から入力されるパルスによって制御され、入力端子76
から順方向設定のパルスが入力されるとリセットされて
“0"のQ出力を、また、入力端子77から逆方向設定のパ
ルスが入力されるとセットされて“1"のQ出力を発生す
る。
一方、第1図(a)において、入力端子25からマルチト
ラックPCM制御回路31にトラックチャンネルを指定する
制御信号が供給されるが、あるトラックチャンネルでの
記録動作中、この入力端子25から次に記録すべきトラッ
クチャンネルを指定する制御信号が入力されると、マル
チトラックPCM制御回路31から、第9図において、入力
端子70〜75のうちの指定されたトラックチャンネルに対
応する入力端子を介し、トラックチャンネルセレクタ83
にパルスが供給される。トラックチャンネルセレクタ83
は供給されたパルスから指定されるトラックチャンネル
を判定し、これに対する番号を3ビットの2進コードと
して出力する。この2進コードはマイクロプロセサ79を
介して3ビットのラッチ回路80にラッチされる。
ラッチ回路81は8ビットのラッチ回路であり、R−SFF7
8のQ出力はこのラッチ回路81の最上位ビットB7とし
て、また、ラッチ回路80でラッチされた3ビットの2進
コード信号はラッチ回路81の下位3ビットB2,B1,B0とし
て夫々ラッチされる。このラッチ回路81にラッチされた
8ビットのコード信号が指定されたトラックチャンネル
に関する第6図で示したID2信号であり、その最上位ビ
ットB7がそのトラックチャンネルでの記録方向を、ま
た、その下位3ビットB2,B1,B0がそのトラックチャンネ
ルの番号を夫々表わしている。
ラッチ回路81で得られるID2信号は、パラレル/シリア
ル変換器82でシリアル信号に変換された後、PCM処理回
路62に供給されてPCM音声信号と混合される。
一方、トラックチャンネルの指定およびその記録方向の
指定後、図示しないトラックチャンネル切換スイッチを
操作すると、トラックチャンネルセレクタ83はスタート
信号E0を発生し、これによってタイマ85は計時動作を開
始し、基準発振器84からのクロックをカウントし始め
る。このカウント開始とともにタイマ85は高レベル(こ
こでは、このレベルを“1"とする)のTE1信号を出力す
る。このTE1信号は、オアゲート87を介して、記録ミュ
ート信号としてたとえばオーディオプロセサ33が供給さ
れ、PCM音声信号をミュートする。このとき、パラレル
/シリアル変換器82からのID2信号はPCM処理回路63に供
給され、オーディオプロセサ33から出力されており、こ
のために、タイマ85の計時開始とともにPCM音声信号は
記録されないが、ID2信号は記憶される。
タイマ85が所定時間(ここでは、0.5secとする)を計時
すると、TE1信号は低レベル(ここでは、“0"とする)
となり、立下りエッジ検出回路88でこのTE1信号の立下
りエッジパルスが出力される。この立下りエッジパルス
はトラック切換信号としてマルチトラックPCM制御回路3
1(第1図(a))に送られ、オーディオプロセサ33、
スイッチ43,44(第1図(a))を制御して指定された
トラックチャンネルへの切換えが行なわれる。これとと
もに、ビデオテープは指定された方向に走行する。
また、これと同時に、立下りエッジ検出回路88からの立
下りエッジパルスは、スタート信号としてタイマ86に供
給され、また、リセット信号としてラッチ回路81に供給
される。
タイマ86はスタート信号によって計時動作を開始し、基
準発振器84からのクロックをカウントし始める。また、
このタイマ86は計時動作の開始とともに“1"のTE2信号
を出力し、このTE2信号は、オアゲート87を介し、記録
ミュート信号としてオーディオプロセサ33(第1図
(a))に供給される。したがって、トラックチャンネ
ル切換え後も、PCM音声信号はミュートされる。ラッチ
回路81では、リセット信号によって全てのB0〜B7が“0"
にリセットされる。したがって、トラックチャンネルの
切換え後には、ID2信号が記録されない状態となる。
そして、タイマ86は、たとえば、0.5sec計時すると、TE
2信号を“0"とし、これによってPCM音声信号は、ミュー
トが解除されて指定されたトラックチャンネルで再び際
記録される。
なお、第9図においては、トラックチャンネル切換スイ
ッチの操作にかかわらず、トラックチャンネルの指定お
よびその記録方向の指定を行なうと同時に、ラッチ回路
81でID2信号が生成されて記録されるものであったが、
トラックチャンネル切換スイッチの操作とともに、ID2
信号が生成されて記録が開始されるようにすることもで
きる。この場合には、たとえば、トラックチャンネルセ
レクタ83は切換スイッチの操作によってラッチ回路81に
スタート信号E0をラッチパルスとして供給するようにす
ればよい。
また、次のトラックチャンネルを特に指定しない場合に
は、現に記録が行なわれているトラックチャンネルで記
録が終ると、自動的に次のトラックチャンネルに移る必
要があるが、この場合には、マルチトラックPCM制御回
路31(第1図(a))が自動的に次のトラックチャンネ
ルを指定し、また、コントローラ29(第1図(a))で
は、その記録方向が逆転するように指定する。これら指
定されたトラックチャンネルの番号は、第9図におい
て、入力端子70〜75のいずれかから入力され、また、記
録方向を指定するパルスが入力端子76,77のいずれかか
ら入力される。
これによって、トラックチャンネルの終端部から次のト
ラックチャンネルの始端部に移る場合でも、上記と同様
に、PCM音声信号のミューティング,ID2信号の記録が行
なわれる。
第10図は以上のトラックチャンネル切換時の動作をまと
めて示したフローチャートである。ここでは、トラック
チャンネル切換スイッチの操作とともに、ID2信号が記
録されるものとしている。このID2信号はトラックチャ
ンネルの各トラック毎に1回ずつ記録されるものとして
いる。かかる処理はステップG1〜L1で行なわれる。な
お、ステップH1における1/60secはビデオヘッド15,16
(第1図(a))がビデオテープを1回走査する期間で
ある。
また、トラックチャンネルが切換えられると、直ちに次
のトラックチャンネルがマルチトラックPCM制御回路31
(第1図(a))で指定される。これがステップA1の処
理であり、トラックチャンネル切換スイッチが操作され
る(ステップD1)までユーザによるトラックチャンネル
の指定がなければ(ステップB1)、このマルチトラック
PCM制御回路31によって自動的に指定されたトラックチ
ャンネルへの切換、このトラックチャンネルに対するID
2信号の記録が行なわれる。もちろん、トラックチャン
ネル切換スイッチが操作されるまでにユーザによるトラ
ックチャンネルの指定があると、以前に自動的に指定さ
れた次のトラックチャンネルの番号に代えてこのトラッ
クチャンネルの番号がマルチトラックPCM制御回路31に
保持される。(ステップC1)。
さらに、トラックチャンネル切換スイッチの操作によっ
てトラックチャンネルを切換える場合(ステップJ1)、
このトラックチャンネルの切換えがビデオテープの端部
で行なわれるときには、ユーザによるテープ走行方向の
指定にもかかわらず、テープ走行方向は反転される(ス
テップK1,L1)。これによって記録が継続できるように
している。
なお、ユーザが全くトラックチャンネルを指定しないと
きには、各トラックチャンネルを順番に記録していく
が、最後のトラックチャンネルの記録を完了した場合に
は、記録を停止するようにしてもよいし、最初のトラッ
クチャンネルから再び記録を続行するようにしてもよ
い。前者の場合、ステップR1では、記録停止のスイッチ
を操作したか否かおよび最終トラックチャンネルの記録
を終ったか否かの判定が行なわれるが、後者の場合に
は、ステップR1では、記録停止のスイッチを操作したか
否かの判定が行なわれ、ステップA1では、最終トラック
チャンネルの記録開始とともに、最初のトラックチャン
ネルの自動的な指定が行なわれる。
以上のトラックチャンネル切換え動作をビデオテープ上
での場合について説明する。いま、第7図において、ト
ラックチャンネルTCH5で順方向の記録が行なわれ、この
間に、トラックチャンネルTCH6が指定され、また、そこ
での記録方向を逆方向と指定したとする。そして、ビデ
オヘッドがP1に達したときトラックチャンネル切換スイ
ッチを操作すると、これ以降PCM音声信号がミュートさ
れるとともに、トラックチャンネルTCH6に関するID2信
号が記録される。そして、所定時間(上記の場合、タイ
マ85による0.5sec)経過してビデオヘッドがP2に達する
と、ビデオヘッドは指定されるトラックチャンネルTCH6
に切換わり、これとともにID2信号の記録は停止する。
このトラックチャンネルTCH6では、ビデオヘッドは指定
される逆方向に移動し、P2よりも所定時間(上記の場
合、タイマ86による0.5sec)経過すると、トラックチャ
ンネルTCH6でのPCM音声信号の記録が再開される。
次に、第1図(b)に示す再生系について説明する。な
お、第1図(a)の説明と重複する説明は省略する。
第1図(b)において、ビデオヘッド15,16によってビ
デオテープ1から再生された信号は、プリアンプ52,53
で増幅される。ビデオ方式においては、スイッチ42′,6
1はV側に閉じており、サーボ処理装置30からのスイッ
チ切換信号がスイッチ42′を介してスイッチ43′,44′
に供給される。ビデオテープ1上には、第24図に示した
ように、トラックが形成されており、スイッチ43′,4
4′は、回転ヘッド15がビデオトラック2を再生走査す
る期間B側に閉じ、回転ヘッド16がビデオトラック2を
走査する期間A側に閉じる。これにより、回転ヘッド1
5,16による再生信号のうちのビデオ信号はスイッチ44′
によって分離され、ビデオプロセサ35′で所定の処理が
なされた後、出力端子58から出力される。また、回転ヘ
ッド15,16による再生信号のうちのPCM音声信号はスイッ
チ43′によって分離され、オン状態にあるゲート回路54
を通り、オーディオプロセサ33′で時間軸伸長,PCM復調
などの所定の処理がなされた後、出力端子56,57から
左,右チャンネル信号が出力される。さらに、スイッチ
44′で分離されたビデオ信号はスイッチ61を介してATF
(Automatic Track Finding)処理回路60に供給され
る。このATF処理回路60においては、供給されるビデオ
信号と混合された4周波のパイロット信号が分離され、
これとパイロット信号発生器39からの基準パイロット信
号とからトラッキング制御信号が形成される。このトラ
ッキング制御信号はサーボ処理装置30に供給され、これ
によってキャプスタンモータ17が制御されて回転ヘッド
15,16のトラッキングがとられる。
次に、マルチトラックPCM方式の場合について説明す
る。
この場合には、オーディオプロセサ33′からID信号が供
給されることにより、ID識別回路55は制御信号Sを発生
し、マルチトラックPCM制御回路31を動作させるととも
に、スイッチ42′をM側に閉じる。また、ID識別回路55
は、ID1信号から制御信号を形成し、これをF/Rコントロ
ーラ59、サーボ処理回路30に送ることによって再生開始
時の再生方向の設定を、また、制御信号をスイッチ62を
介してサーボ処理回路30に送ることによって逆方向再生
の禁止を夫々行ない、さらに、ID2信号から次に移るべ
き指定トラックチャンネルの番号N0を検出してマルチト
ラックPCM制御回路31に送るとともに、F/Rコントローラ
59,サーボ処理回路30にこの指定トラックチャンネルで
の再生方向を設定するための制御信号およびトラックチ
ャンネル切換えのための制御信号を送る。
マルチトラックPCM制御回路31は、ID識別回路55から制
御信号によって動作開始し、スイッチ62を切換えるとと
もに、入力端子25からのトラックチャンネル指定あるい
はID識別回路55でID2信号から検出された番号N0による
トラックチャンネル指定により、サーボ処理回路30から
のヘッド切換信号を利用してこのトラックチャンネルの
ビデオヘッド15,16による再生タイミングを表わす信号
を形成し、これをオーディオプロセサ33′と、スイッチ
42′のM側を介してスイッチ43′,44′とに供給する。
これにより、スイッチ43′は、ビデオヘッド15がビデオ
テープ1を再生走査する期間A側に閉じ、ビデオヘッド
16がビデオテープ1を再生走査する期間B側に閉じる。
オーディオプロセサ33′は、この信号でタイミングをと
りながら指定トラックチャンネルのPCM音声信号の処理
を行なうとともに、ゲート回路54が指定トラックチャン
ネルの再生信号を通過させるようにするためのゲート信
号およびATF処理回路60が指定トラックチャンネルにお
けるパイロット信号からトラッキング制御信号を形成す
るようにするための制御信号を形成する。
次に、この再生系のマルチトラックPCM方式における全
体的な動作を説明する。
まず、入力端子25からあるトラックチャンネルを指定
し、再生開始スイッチおよび再生方向設定スイッチ(図
示せず)を操作すると、ビデオテープ1は指定された方
向に走行して再生を開始する。このとき、再生方式はビ
デオ方式によるものであり、オーディオプロセサ33′か
らのゲート信号により、ゲート回路54はビデオヘッド1
5,16がビデオテープ1上の第24図の音声トラック3を走
査する期間オンする。ビデオテープ1がマルチトラック
PCM方式による場合には、このゲート回路54がオンする
期間は第25図における第1番目のトラックチャンネルTC
H1が走査される期間であり、したがって、オーディオプ
ロセサ33′からID識別回路55にID信号が供給される。
そこで、ID識別回路55は制御信号Sを発生し、マルチト
ラックPCM制御回路31、ATF処理回路60にマルチトラック
PCM方式に対する動作を開始させ、スイッチ42′をM側
に切換える。そして、マルチトラックPCM制御回路31
は、オーディオプロセサ33′に入力端子25から指定され
たトラックチャンネルの再生信号が供給されるように、
スイッチ43′,44′の切換え、ゲート回路54のオン,オ
フおよびATF処理回路60の動作を制御する。
これにより、指定されたトラックチャンネルに対するID
信号がオーディオプロセサ33′からID識別回路55に供給
され、記録方向を表わすデータがF/Rコントローラ59や
スイッチ62などに供給される。このとき、この記録方向
と先に設定された再生方向が一致する場合には、その設
定された方向で再生が続行されるが、両者が不一致の場
合には、再生方向が反転される。すなわち、再生開始時
再生方向を指定しても、再生開始とほとんど同時に、こ
の再生開始点での記録方向に再生方向が一致するように
制御される。したがって、必ずしも再生方向を指定する
必要はなく、再生開始スイッチを操作すると、常に順方
向にまず再生開始するようにしてもよい。
このようにして再生方向が確定した後、この再生中のト
ラックチャンネルに、記録方向が再生方向と異なる領域
に達すると、ID識別回路55は、スイッチ62を介し、サー
チあるいはストップ信号をサーボ処理回路30に送る。こ
れにより、ビデオテープ1は早送りあるいは停止され、
この領域では再生が禁止される。
また、ビデオヘッド15,16が第7図に示す点P1のよう
に、トラックチャンネル切換点に達し、ID識別回路55に
ID信号が供給されると、ID識別回路55はこれによって指
定されるトラックチャンネル番号N0をマルチトラックPC
M制御回路31に送り、スイッチ43′,44′、ゲート回路5
4、ATF処理回路60およびオーディオプロセサ33′の動作
をこの指定トラックチャンネルに合わせるようにする。
また、ID識別回路55では、ID2信号の最上位ビット(第
6図)からこの指定トラックチャンネルでの再生方向お
よびトラックチャンネル切換信号をF/Rコントローラ5
9、サーボ処理回路30に送り、指定トラックチャンネル
に切換えて指定された方向に再生を行なわせる。なお、
この場合、ID識別回路55からオーディオプロセサ33′に
ミュート信号が供給され、このトラックチャンネル切換
期間、音声信号をミュートする。
次に、第1図(b)における主要部について説明する。
第11図は第1図(b)におけるオーディオプロセサ33′
とID識別回路55のID1信号検出部とを示すブロック図で
あって、89,90は入力端子、91は波形等化回路、92はデ
ータストローブ回路、93はPCM処理回路、94は時間軸伸
長回路、95はD/A変換器、96はスイッチ、97,98はサンプ
ルホールド回路、99,100はLPF、101,102はアパーチャ補
正回路、103,104はNR伸長回路、105,106は出力端子、10
7はシリアル/パラレル変換器、108はラッチ回路、109
はマイクロプロセサ、110は出力端子である。
第11図において、入力端子89より入力された再生信号
は、波形等化回路91で波形干渉の除去などの処理がなさ
れた後、データストローブ回路92で“1",“0"のディジ
タル信号に識別される。識別されたディジタル信号は、
PCM処理回路93にてPCM音声信号とID信号とに分離され、
PCM音声信号は、ディジタル復調された後、エラー訂正
などの処理がなされる。PCM処理回路93から出力されるP
CM音声信号は、時間軸伸長回路94により、元の時間軸に
もどされる。時間軸伸長回路94の出力信号は、D/A(デ
ジタル/アナログ)変換器95にてアナログの音声信号に
変換された後、スイッチ96で左,右チャンネルに分離さ
れ、夫々サンプルホールド回路97,98を介して不要帯域
成分をLPF99,100で除去された後、アパーチャー補正回
路101,102で、高域補償され、NR伸長回路103,104で記録
時に圧縮されたダイナミックレンジが元のレベルに伸長
される。そして、夫々、出力端子105,106に再生オーデ
ィオ信号として出力される。
なお、入力端子90には、マルチトラックPCM制御回路31
からの指定のトラックチャンネルの期間を表わす信号が
供給され、これにより、PCM処理回路93でこの指定トラ
ックチャンネルの再生信号の処理が、時間軸伸長回路94
でそのPCM音声信号の時間軸伸長処理が行なわれる。
以上がオーディオプロセサ33′(第1図(b))につい
ての説明であるが、次に、シリアル/パラレル変換器10
7、ラッチ回路108、マイクロプロセサ109からなるID識
別回路55でのID1信号検出部について説明する。
PCM処理回路93で分離されたID1信号は、シリアル/パラ
レル変換器107でパラレル信号に変換された後、8ビッ
トのラッチ回路108を通してマイクロプロセサ109に送出
される。マイクロプロセサ109はこのID1信号からID1情
報を抽出し、出力端子110から出力する。
第12図は第1図(b)におけるID識別回路55のID1信号
を用いて再生方向設定信号、逆再生禁止信号を形成する
部分を示す構成図であって、111〜116は入力端子、117
〜119はR−SFF、120〜122はオアゲート、123は排他的
アオゲート、124〜129はアンドゲート、130はノアゲー
ト、131は遅延回路、132〜134は出力端子である。
第12図において、入力端子111には、ユーザが再生開始
スイッチを操作することにより、“1"(高レベル)のパ
ルスPLAYが入力される。入力端子112には、第11図にお
ける出力端子110に得られるID1データの最上位ビットが
供給される。入力端子113,114に入力される信号はユー
ザが指定する再生方向を表わす信号であり、逆方向再生
指定スイッチを操作したときに、入力端子113に“1"のR
EV信号が入力され、順方向再生指定スイッチを操作した
ときに、入力端子114に“1"のFWD信号が入力される。入
力端子115,116に入力される信号はトラックチャンネル
での記録方向が再生方向と異なる領域での再生を禁止指
示するための信号であり、ユーザがこの領域でサーチ
(早送り)するように指示すると、入力端子115から
“1"の〔SARCH〕in信号が入力され、停止するように指
示すると、入力端子116から“1"の〔STOP〕in信号が入
力される。
次に、第11図,第12図に示したID識別回路55のID1信号
に対する動作について説明する。
まず、第13図,第14図および第15図を用いて再生開始時
の再生方向の設定および記録方向が再生方向と異なる領
域でサーチが行なわれる場合について説明する。
いま、第13図に示すように、ユーザによって指定される
トラックチャンネルTCHでは、矢印B方向を順方向とす
ると、このトラックチャンネルTCHの領域T1が逆方向に
記録され、次の領域T2は順方向に、さらに次の領域T3
逆方向に、さらに次の領域T4は順方向に記録されている
ものとする。ユーザは、再生開始前、このトラックチャ
ンネルの番号N0を指定するとともに(これにより、第1
図(b)の入力端子25からマルチトラックPCM制御回路3
1にこの番号N0が入力される)、再生方向および記録方
向が再生方向と異なる領域での再生禁止方法を指定す
る。ここでは、指定する再生方向を逆方向とし、再生禁
止方法としてはサーチによるものとする。したがって、
第12図において、入力端子113,115に“1"の指定信号が
入力される。入力端子113からの“1"の指定信号REVはオ
アゲート121を介してR−SFF118に供給され、このR−S
FF118はセットされてそのQ出力は“1",出力は“0"
(低レベル)となる。したがって、出力端子132から出
力される順逆切換用の制御信号REV/FWDは“1"となって
いる。これが第1図(b)におけるF/Rコントローラ59
とサーボ処理回路30とに供給される。また、入力端子11
5からの“1"の指定信号〔SARCH〕in信号はR−SFF199に
供給され、これはセットされてそのQ出力が“1",出
力が“0"となる。
そこで、時刻t0に再生開始スイッチを操作すると(これ
が第15図のステップA1である)、指定された方向(逆方
向)に再生が開始され、入力端子111から“1"のパルスP
LAYが入力されてR−SFF117がセットされ、そのQ出力
は“1",出力は“0"となる。これと同時に、ビデオヘ
ッドは第13図に示す指定されたトラックチャンネルTCH
に移り、これをほぼ点P0から逆方向に再生する。これに
ともなって、領域T2におけるID1信号の最上位ビットが
入力端子112からTIN信号として入力され、R−SFF118の
Q出力であるTIN1信号とともに排他的オアゲート123に
供給される。
この場合、領域T2は順方向に記録されたものであるか
ら、第4図および第5図で説明したように、TIN信号は
“0"であり、また、TIN1信号は“1"であるから、排他的
オアゲート123から出力されるTIN2信号は“1"となる。
なお、順方向に記録された領域T2上で再生開始時に順方
向再生が指定された場合には、入力端子114から“1"のF
WD信号が入力され、オアゲート122を通してR−SFF118
をリセットする。これにより、TIN1信号は“0"となるか
ら、排他的オアゲート123から出力されるTIN2信号は
“0"となる。このように、TIN1信号は指定された再生方
向を、また、TIN信号は記録方向を夫々表わしており、
排他的オアゲート123からのTIN2信号は、2入力であるT
IN信号,TIN1信号が等しいとき(記録方向と再生方向と
が一致するとき)“0"、異なるとき“1"であるから、排
他的オアゲート123は記録方向と再生方向とが一致して
いるか否かを判定している。これ、第15図のステップB2
の処理であり、第13図の事例の場合、TIN2信号は“1"で
あるから、このステップB2で「no」と判定したことにな
る。
そこで、アンドゲート124の出力は、R−SFF117のQ出
力が“1"であるから、“1"なり、また、R−SFF118のQ
出力が“1"であるから、アンドゲート126から出力され
るREV1信号も“1"となる。このとき、R−SFF118出力
は“0"であるから、アンドゲート127から出力されるFWD
1信号“0"となる。この“1"のREV1信号はオアゲート122
を介してR−SFF118に供給され、このR−SFF118はリセ
ットされてそのQ出力、したがってTIN1およびREV/FWD
信号は“0"に反転する(時刻t1)。
このREV/FWD信号が“0"となることにより、ビデオテー
プの走行方向は逆方向から順方向に逆転され、再生方向
と記録方向とが一致することになる。このとき、TINI信
号、TIN信号はともに“0"であるから、TIN2信号は“0"
となり、再生方向に記録方向とが一致していることを表
わすことになる。これが第15図のステップC2の処理であ
る。
以上の動作を第13図で示すと、順方向に記録された領域
T2を逆方向に再生開始すると、逆方向に再生しながらID
1信号から記録方向を検出し、記録方向が再生方向と一
致しないことが判定されると、直ちに再生方向を順方向
に反転させて再生方向を記録方向に一致させる。すなわ
ち、再生開始時に再生方向をトラックの記録方向に自動
的に一致させるのである。
このとき、R−SFF117はセットされているから、その
出力は“0"であり、TIN2信号が“0"となったことによ
り、ノアゲート130の出力は“1"となる。この出力はオ
アゲート120を通してR−SFF117をリセットする。これ
により、R−SFF117のQ出力は“0",出力は“1"とな
り、アンドゲート124の出力は“0"に固定されてR−SFF
118は先の状態、すなわち、そのQ出力が“0",出力が
“1"である状態に保持される。したがって、領域T2で再
生方向が記録方向に一致して通常再生が行なわれる(第
15図のステップD2)。
その後、通常再生が行なわれつつ排他的オアゲート123
でTIN信号とTIN1信号とを比較し、時刻t2で逆方向記録
の領域T3に達すると、入力端子112からのTIN信号が“1"
となる。このとき、R−SFF118からのTITN1信号は“0"
であるから、TIN2信号は“1"となる(これが第15図のス
テップE2である)。これでもR−SFF117はリセット状態
を保持するから、アンドゲート125の出力は“1"とな
る。そこで、R−SFF119はセット状態にあってそのQ出
力は“1"であるから、出力端子133に得られる〔SARCH〕
out信号は“1"となって領域T3でのサーチが開始される
(第15図のステップF2)。
この「サーチ」はビデオテープを高速送りしてID信号を
検出するモードであり、時刻t4で順方向の記録領域T4
達すると、入力端子112からのTIN信号は“0"となり、し
たがって、TIN2信号も“0"となる、(ステップE2)。そ
こで、アンドゲート125の出力は“0"となって出力端子1
33からの〔SARCH〕out信号は“0"となり、再び通常再生
が開始される。
なお、通常再生時に停止スイッチを操作すると(ステッ
プG2)、停止モードとなる。
第13図の逆方向に記録された領域T3で再生を開始し、指
定される再生方向を順方向とした場合には、まず、R−
SFF118がリセットされていて出力端子132には“0"の制
御信号REV/FWDが出力され、順方向再生が行なわれる
が、排他的オアゲート123からのTIN2信号はやはり“1"
であるために、アンドゲート127から“1"のFWD1信号が
出力され、これによってR−SFF118はセットされる。し
たがった、制御信号REV/FWDは“1"に反転され、記録方
向に一致した逆方向の再生となる。
また、再生開始する際、記録方向と指定される再生方向
とが一致する場合には、再生開始前からTIN2信号は“0"
である。そして、入力端子111から“1"のパルスPLAYが
入力されてR−SFF117がセットされると、そのQ出力は
“1"に、出力は“0"に反転するが、これにともなって
ノアゲート130の出力は“1"となり、(TIN2信号は“0"
であるから)、この出力の立上りエッジでR−SFF117は
リセットされる。すなわち、R−SFF117は、パルスPLAY
によってセットされるが、これとほとんど同時に、ノア
ゲート130の出力によってリセットされる。したがっ
て、この場合に、パルスPLAYが入力されても、これに影
響されずアンドゲート124はオフ状態に、アンドゲート1
25はオン状態に保持されている。このために、アンドゲ
ート126,127はオフ状態に保持されて再生方向の反転は
行なわれない。
以上の説明から明らかなように、再生開始の際に再生方
向を反転させる必要がある場合には、R−SFF117のセッ
トによってアンドゲート124がオン状態となり、R−SFF
118の状態を反転させ、再生方向が記録方向に一致した
ときには、R−SFF117がリセットされてアンドゲート12
5がオン状態となり、その後の記録方向が再生方向と異
なる領域でのサーチを可能とする。
なお、第12図において、サーチ時に誤って入力端子111
からパルスPLAYが入力されると、R−SFF117がセットさ
れる。この場合、排他的オアゲート123からのTIN2信号
は“1"であるから、ノアゲート130の出力はそのまま
“0"に保持され、これによってR−SFF117はリセットさ
れない。ここまでは、アンドゲート124がオン状態、ア
ンドゲート125がオフ状態となり、サーチが終って通常
再生となり、また、R−SFF118が反転されて再生方向が
反転してしまう。これを防止するために、アンドゲート
124の出力を、遅延回路131,オアゲート120を介し、リセ
ット信号としてR−SFF177に供給できるようにしてい
る。
ここで、第13図に示す領域T3をサーチ中に誤って再生開
始スイッチを操作した場合を第16図のタイムチャートを
用いて説明する。但し、第12図におけるオアゲート120
〜122、排他的オアゲート123、アンドゲート124〜127、
ノアゲート130での遅延時間を説明上等しいとし、ま
た、遅延回路131の遅延時間をτdとしている。
再生開始スイッチを誤って操作すると、PLAYパルスによ
ってR−SFF117はセットされ、アンドゲート125はオフ
になり、サーチが終って通常再生となる。このとき、TI
N2信号は“1"であるから、アンドゲート124の出力は
“1"となり、R−SFF118のQ出力(TIN1信号の反転信
号)が“1"であるから、アンドゲート127から出力され
るFWD1信号は“1"となる。これによってR−SFF118はセ
ットされてTIN1信号は“1"となり、したがって、出力端
子132からの制御信号REV/FWD信号も“1"となる。
このために、排他的オアゲート123から出力されるTIN2
出力が“0"となって(TIN信号は“1"だから)アンドゲ
ート124はオフ状態となるが、排他的オアゲート123やア
ンドゲート124が若干の遅延特性を有しているために、
アンドゲート124がオフ状態となる直前に、TIN1信号が
“1"となったことによってアンドゲート126からREV1信
号が発生し、その直後、アンドゲート124はオフ状態と
なる。
しかし、アンドゲート126からのREV1信号はR−SFF118
をリセットし、TIN1信号および制御信号REV/FWDを“0"
にする。このために、排他的オアゲート123から出力さ
れるTIN2信号は“1"となるが、その直前に遅延時間τd
の遅延回路131で遅延されたアンドゲート124の出力にお
けるR−SFF117のセットによる立上りエッジは、オアゲ
ート120を介してR−SFF117に供給され、これをリセッ
ト状態にする。
したがって、R−SFF117の出力が“1"となってアンド
ゲート125がオン状態となった後、排他的オアゲート123
から“1"のTIN信号が供給され、アンドゲート128からの
〔SARCH〕out信号が“1"となってサーチが行なわれる。
この場合、出力端子132に得られる制御信号REV/WFDは
“0"であるから、このサーチの方向は順方向であり、第
13図の領域T3で破線矢印方向にサーチが行なわれる。
次に、通常再生が行なわれた後、記録方向が再生方向と
異なる領域に達した場合に、ストップさせるようにする
ことについて、第17図〜第19図を用いて説明する。
この場合には、第12図において、〔SARCH〕in信号を入
力する代りに、入力端子116から〔STOP〕in信号を入力
するものであり、再生開始から記録方向と同一の再生方
向に通常再生を行なうまでの動作は先のサーチを行なわ
せる場合と全く同じである。
記録方向が再生方向と異なる領域に達すると、排他的オ
アゲート123からのTIN信号は“1"となり、R−SFF119が
リセットされているために、出力端子134から“1"の〔S
TOP〕out信号が得られてビデオテープは停止する。ビデ
オテープが停止されると、ID1信号は再生されないが、
第11図におけるラッチ回路108でID1信号がラッチされる
ために、ビデオテープの停止後も第12図の入力端子112
からこのID1信号の最上位ビットであるTIN信号が供給さ
れ、したがって、出力端子134から〔STOP〕out信号が出
力され、停止状態が継続する。
第19図において、この停止処理はステップF3に対応する
ものであるが、この場合、同時に、記録方向が再生方向
と異なる領域に達したことによって停止したことを表示
する。これは、停止スイッチの操作や最終トラックチャ
ンネルの再生によって停止する場合もあり、これらと区
別するために行なうものである。
なお、第19図において、ステップA3〜E3,G3は第15図に
おけるステップA2〜E2,G2と全く同じ処理である。
また、このように停止された状態から再生を開始するた
めには、第12図において、入力端子115から〔SARCH〕in
信号を入力すればよい。このとき、〔STOP〕in信号はオ
フされるようにする。これにより、R−SFF119はセット
され、出力端子133から“1"の〔SARCH〕out信号が得ら
れてサーチを開始する。
以上はID識別信号55(第1図(b))におけるID1信号
の検出,処理部に対する説明であったが、次に、このID
識別信号55におけるID2信号の検出,処理について説明
する。
第20図はID識別回路55におけるID2信号検出部に示すブ
ロック図であって、135はメモリ、136は演算プロセサ、
137はシリアル/パラレル変換器、138はラッチ回路、13
9はデコーダ、140は出力端子である。
次に、この検出部の動作を第21図に示すフローチャート
を用いて説明する。
第20図,第21図において、再生中に(ステップA4)に、
第11図におけるPCM処理回路93が抽出されたID2信号はメ
モリ135に順次記憶され、これとともに、演算プロセサ1
36でこのID2信号が正しいか否の判定処理がなされる。
この判定処理は、メモリ135に格納されたID2信号を読み
込んで(ステップB4)IDAレジスタに格納し(ステップC
4)、次にメモリ135に記憶されたID2信号を読み込んで
(ステップD4)IDBレジスタに格納し(ステップE4)、
しかる後、IDA,IDBレジスタに格納されたID2信号が等し
いか否かを判定する(ステップF4)。両者が一致してい
ると次に、演算プロセサ136は、ID2信号の最上位ビット
b7が“1"か否かを判定し(ステップG4)、“1"の場合に
は(ID2−128)の演算結果をトラックチャンネル番号TR
Nとし(ステップH4)、“0"の場合はID2信号の下位ビッ
トをTRNとし(ステップI4)、このTRNが1以上6以下で
あるかを判定する(ステップJ4)。これによってID2信
号は正しいと判定される。ID2信号が正しいと判定され
ると、このID2信号はメモリ135から読み出され、シリア
ル/パラレル変換137でパラレル信号に変換された後、
8ビットのラッチ回路138にラッチされる。
このラッチ回路138でラッチされた信号のうち、最上位
ビットB7は出力端子140からサーボ系に供給されてトラ
ックチャンネル切換後の再生方向設定のために用いら
れ、また、下位3ビットB2,B1,B0は、指定トラックチャ
ンネルの番号N0として、マルチトラックPCM制御回路31
(第1図(b))のデコーダ139に供給されてデコード
する。デコーダ139の出力は、コントローラ29(第1図
(a))における第9図に示したトラックセレクタ83に
供給され、第9図で説明したように、トラックチャンネ
ル切換信号とトラックチャンネル切換時の音声ミュート
信号が形成される。また、マルチトラックPCM制御回路3
1では、このデコーダ139の出力にもとづいて、第1図
(b)におけるスイッチ43′,44′、ゲート回路54など
のための制御信号を形成し、コントローラ29で形成され
たトラックチャンネル切換信号のタイミングでID2信号
によって指定されるトラックチャンネルの切換えが行な
われる(ステップK4)。
そして、トラックチャンネルの切換えとともに、テープ
エンドか否かの判定がなされ(ステップL4)、指定トラ
ックチャンネルに移るときにテープエンドの場合、自動
的に再生方向が逆転されて指定トラックチャンネルの再
生が開始される(ステップM4)。
指定トラックチャンネルに移るときにテープエンドでな
い場合には、第20図の出力端子140に得られるID2信号の
最上位ビットB7が“1"が“0"かを判定し(ステップ
N4)、“1"のときには再生方向を逆転し(ステップO4
て“0"のときには再生方向を変更しない(ステップ
P4)。
停止スイッチの操作による再生停止はステップQ4の処理
で行なわれるが、この再生停止はトラックチャンネルの
切換処理中には行なわれない。
トラックチャンネルによっては、第22図に示すように、
順方向記録領域T1と逆方向記録領域T3のほかに、無記録
領域T2も混在する場合がある。これは記録し残した領域
であって、これが生ずる可能性は、特に、使用されて間
もないビデオテープには多い。
かかる無記録領域T2に対しては、記録方向が再生方向と
異なる領域の場合と同様に、ビデオテープを高速に送っ
てスキップさせるか(これは、ID信号も再生しないか
ら、サーチではない)あるいは停止させればよい。この
無記録領域T2の検出方法としては、再生されたPCM音声
信号あるいはPCM復調された音声信号をエンベロープ検
波し、このエンベロープレベルが所定時間以上基準レベ
ル以下のときに無記録領域とすればよい。この場合、先
に説明したように、トラックチャンネル切換時もPCM音
声信号が再生されない期間があるので、上記所定期間と
しては、このトラックチャンネル切換時のPCM音声信号
が再生されない期間よりも長く設定する。
かかる無記録領域検出手段の出力信号でもって、たとえ
ば、第12図におけるアンドゲート128,129を制御するこ
とにより、無記録領域T2でスキップあるいは停止を行な
わせることができる。
第23図は第1図(b)におけるATF処理回路60の一具体
例を示すブロック図であって、141〜144は入力端子、14
5は発振器、146〜149は分周回路、150は信号切換回路、
151はBPF、152は掛算回路、153,154はBPF、155,156はエ
ンベロープ検波回路、157は差動アンプ、158はスイッ
チ,159はサンプリングゲート、160はホールド回路、161
はバッファ、162,163はLPF、164はスイッチ、165は出力
端子、166はアンドゲート、167はオアゲート、168はイ
ンバータである。
同図において、入力端子141には、サーボ処理回路30
(第1図(b))からの30Hzのヘッド切換信号SW30が入
力され、入力端子142は、スイッチ61(第1図(b))
からの再生信号SPBが入力される。また、入力端子143に
は、ID識別回路55(第1図(b))からマルチトラック
PCM方式であることを表わす“1"の制御信号MTPが入力さ
れ、入力端子144には、オーディオプロセサ33′からの
指定トラックチャンネルの再生期間にゲート信号PGが入
力される。
入力端子142に入力された再生信号SPBはBPF151に供給さ
れ、トラッキング制御用のパイロット信号PRが分離され
て掛算回路152に供給される。このパイロット信号PR
は、ビデオヘッドの再生対象となるトラックから再生さ
れたパイロット信号とこのトラックの両隣りのトラック
から再生されたパイロット信号とからなり、4周波パイ
ロット方式によることから、これら再生されたパイロッ
ト信号の周波数は異なる。
一方、fHを水平同期周波数とすると、発振器145は378fH
の周波数の基準信号を出力しており、この基準信号は分
周回路146〜149に供給される。分周回路146では6.5fH
パイロット信号が生成され、分周回路147,148,149から
夫々7.5fH,10.5fH,9.5fHのパイロット信号が生成され
る。これらパイロット信号は信号切換回路150に供給さ
れ、入力端子141からのヘッド切換信号SW30により、6.5
fH,7.5fH,10.5fH,9.5fHの順に繰り返しパイロット信号
が選択されて局部パイロット信号PR Localが生成され
る。この場合、局部パイロット信号PR Localの周波数が
ビデオヘッドの再生対象となっているトラックに記録さ
れているパイロット信号の周波数と等しくなるように、
ビデオヘッドの回転位相に信号切換回路150を切換位相
が同期している。
なお、ビデオテープ上の各トラックには、一方の隣り合
うトラックとの間で記録されたパイロット信号の周波数
差がfHで、他方の隣り合うトラックとの間で記録された
パイロット信号の周波数差が3fHであるように、4つの
異なる周波数のパイロット信号が順番に記録されてい
る。そこで、BPF151から再生されたパイロット信号PRと
局部パイロット信号PR Localとを掛算回路152で掛算処
理することにより、fHの周波数の信号と3fHの周波数の
信号との混合信号が掛算回路152から出力される。
この混合信号は中心周波数fHのBPF153と中心周波数3fH
のBPF154に供給され、周波数fHの信号と周波数3fHの信
号とに分離され、夫々エンベロープ検波回路155,156で
検波された後、差動アンプ157に供給される。差動アン
プ157の出力信号の大きさ、極性はビデオヘッドのトラ
ックからのずれ量およびずれ方向を表わしているが、ビ
デオヘッドが再生の対象としているトラックと隣接トラ
ックとの間のパイロット信号の周波数差は、ビデオヘッ
ドがトラックを移る毎にfH,3fH,‥‥‥と交互に変化す
るために、差動アンプ157の出力信号の極性はビデオヘ
ッドがトラックを移る毎に反転する。このために、差動
アンプ157は大きさが等しくかつ互いに反転した関係に
ある2つの出力信号をスイッチ158に供給し、ビデオヘ
ッドがトラックを移る毎に交互に選択して一定の極性の
正しい信号を得るようにしている。
ところで、ビデオ方式の場合には、2つのビデオヘッド
が夫々1/2回転してビデオトラック2(第24図)を再生
走査するとき、正しいパイロット信号を連続的に再生す
る。したがって、この連続的に再生されるパイロット信
号を用いてトラッキング制御を行なうことができる。こ
のときには、入力端子143には制御信号MTPは入力されて
おらず、入力端子143は“0"のレベルに設定される。こ
のため、オアゲート167の出力は“1"となり、これによ
って、サンプリングゲート159は常時オン状態に設定さ
れる。また、インバータ168の出力も“1"に設定され、
これによってスイッチ164はV側に閉じる。そこで、ス
イッチ158の出力信号は、サンプリングゲート159を通
り、アンプ161で増幅された後、LPF163、スイッチ164を
介して出力端子165からサーボ処理回路30(第1図
(b))に供給される。これによってビデオヘッド15,1
6(第1図(b))のトラッキング制御が行なわれる。
これに対し、マルチトラックPCM方式の場合には、ビデ
オヘッドが指定トラックチャンネルのトラックを再生走
査したときに得られるパイロット信号のみを用いて、ビ
デオヘッドのトラッキング制御をしなければならない。
そこで、入力端子143からはマルチトラックPCM方式であ
ることを表わす“1"の制御信号MTPが入力され、入力端
子144からはビデオヘッドが指定トラックチャンネルの
トラックを再生走査する期間にゲート信号PGが入力され
る。このゲート信号PGの期間アンドゲート166の出力は
“1"となり、オアゲート167の出力もこの期間“1"とな
るから、サンプリングゲート159はこの期間のみオンし
てスイッチ158の出力を通過させる。このサンプリング
ゲート159を通過した信号は指定トラックチャンネルの
トラックの再生走査によって得られたトラッキングエラ
を表わす信号であり、サンプリングゲート159がオフ状
態となる期間ホールド回路160でホールドされる。ま
た、インバータ168の出力は“0"となり、これによって
スイッチ164はM側に閉じる。
ホールド回路160の出力信号は、アンプ161で増幅された
後、LPF162、スイッチ164を介し、出力端子165からサー
ボ処理回路30(第1図(b))にトラッキング制御信号
として供給される。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施
例のみに限定されるものではない。
すなわち、上記実施例における具体的な数値は説明の便
宜上示したものであり、もちろん、任意に選定できる。
また、順方向記録領域,逆方向記録領域あるいは無記録
領域が混在するトラックチャンネルであっても、同一ト
ラックチャンネルを同一方向に繰り返し再生を行なわせ
る機能や、同一トラックチャンネルをある方向に再生し
終った後、逆方向に再生を行なわせる機能などももたせ
ることができ、マルチトラックPCM方式のより多機能を
はかることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、記録方向が再生
方向とは異なる領域での再生を禁止することができるた
めに、記録方向が異なる領域が混在するトラックチャン
ネルに対しても、記録方向とは異なる方向に再生するこ
とがなく、常に正しく信号再生が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は(a),(b)は本発明による磁気記録再生装
置の一実施例を示すブロック図、第2図はオーバラップ
記録方式における第1図(a)のヘッド切換動作を示す
タイミングチャート、第3図はマルチトラックPCM方式
におけるトラックパターンおよび記録信号の構成を示す
模式図、第4図は記録方向を示すID1信号の構成を示す
模式図、第5図はそのID1信号のトラックチャンネルで
の記録例を示す模式図、第6図は連続記録すべきトラッ
クチャンネルを指定するID2信号の構成を示す模式図、
第7図はその記録方法を説明するための模式図、第8図
は第1図(a)におけるオーディオプロセサとID信号発
生回路のID1信号形成部との一具体例を示すブロック
図、第9図は第1図(a)におけるコントローラとID信
号発生回路のID2信号形成部とに対する一具体例を示す
ブロック図、第10図は第9図の動作を説明するためのフ
ローチャート、第11図は第1図(b)におけるオーディ
オプロセサとID信号識別回路のID1信号検出部との一具
体例を示すブロック図、第12図は第1図(b)における
ID信号識別回路のID1信号による再生方向設定および再
生禁止のための制御信号を生成する部分を示す構成図、
第13図は記録方向が異なる領域が混在するトラックチャ
ンネルでの再生動作の一例を示す説明図、第14図は第13
図の再生動作のための第12図の各部の信号を示す波形
図、第15図はその再生動作を示すフローチャート、第16
図は誤操作に伴なう第12図の誤動作防止方法を示すタイ
ムチャート、第17図は記録方向が異なる領域が混在する
トラックチャンネルでの再生動作の他の例を示す説明
図、第18図はそのための第12図の各部の信号を示す波形
図、第19図はその再生動作を示すフローチャート、第20
図は第1図(b)におけるID識別回路のID2信号検出部
の一具体例を示すブロック図、第21図はその動作を示す
フローチャート、第22図はトラックチャンネルの記録状
態のさらに他の例を示す模式図、第23図は第1図(b)
におけるATF処理回路の一具体例を示すブロック図、第2
4図はビデオ方式でのトラックパターンを示す模式図、
第25図はマルチトラックPCM方式でのトラックパターン
を示す模式図である。 1……ビデオテープ,15,16……ビデオヘッド,20……順
方向指定信号入力端子,21……逆方向指定信号入力端子,
25……トラックチャンネル指定信号入力端子、26,27…
…音声信号入力端子,29……コントローラ,30……サーボ
処理回路,31……マルチトラックPCM制御回路、32……ID
信号発生回路,33,33′……オーディオプロセサ,54……
ゲート回路、55……ID識別回路,56,57……音声信号出力
端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿庭 耕治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−258749(JP,A) 特開 昭49−60514(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープの幅方向に複数個のトラックチ
    ャンネルが設定され、該トラックチャンネルに各々所望
    情報信号を記録再生することができるようにした磁気記
    録再生装置において、 該トラックチャンネルの各々に対して、順方向、逆方
    向、または順逆方向混在にて該情報信号をテープ走行方
    向情報と合成して記録する手段と、 再生時に該トラックチャンネルからの再生信号より記録
    時のテープ走行情報を生成する手段と、 再生時のテープ走行方向と上記生成された記録時のテー
    プ走行方向情報とが異なるテープ領域において、再生時
    のテープ走行方向と同一方向記録のテープ領域までテー
    プを高速検索する手段を具備した事を特徴とする磁気記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】磁気テープの幅方向に複数個のトラックチ
    ャンネルが設定され、該トラックチャンネルに各々所望
    情報信号を記録再生することができるようにした磁気記
    録再生装置において、 テープ上同一トラックチャンネル内に順方向記録領域、
    逆方向記録領域、未記録領域とが混在するように記録す
    る手段と、 記録された上記テープを再生する手段と、 上記テープを再生する際に該未記録領域を検出する検出
    手段と、 該検出手段による検出結果により上記未記録領域を検出
    した時に、再生時のテープ走行方向情報を保持し、同一
    方向記録のテープ領域までテープを高速検索する手段を
    具備することを特徴とする磁気記録再生装置。
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