JPH0625945A - 織機における経糸張力制御方法 - Google Patents
織機における経糸張力制御方法Info
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- JPH0625945A JPH0625945A JP4180068A JP18006892A JPH0625945A JP H0625945 A JPH0625945 A JP H0625945A JP 4180068 A JP4180068 A JP 4180068A JP 18006892 A JP18006892 A JP 18006892A JP H0625945 A JPH0625945 A JP H0625945A
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- tension
- warp tension
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ツインビームの合わせ端部における経筋発生を
防止する。 【構成】ワープビーム1,2から送り出される経糸
T1 ,T2 の経路の合わせ端部には経糸張力検出器4,
5が配設されている。テンションローラ3は一対の張力
検出アーム8,9により支持され、一方の張力検出アー
ム9と機台固定部との間にはロードセル11が介在され
ている。経糸張力検出器4,5及びロードセル11から
出力される検出信号は制御コンピュータCに送られ、制
御コンピュータCは経糸張力検出器4,5及びロードセ
ル11から得られる経糸張力情報に基づいて駆動回路
6,7を介して送り出しモータM1 ,M2 の回転駆動を
制御する。又、制御コンピュータCは送り出しモータM
1 ,M2 に組み込まれたロータリエンコーダm1 ,m2
からの回転速度情報に基づいて送り出しモータM1 ,M
2 をフィードバック制御する。
防止する。 【構成】ワープビーム1,2から送り出される経糸
T1 ,T2 の経路の合わせ端部には経糸張力検出器4,
5が配設されている。テンションローラ3は一対の張力
検出アーム8,9により支持され、一方の張力検出アー
ム9と機台固定部との間にはロードセル11が介在され
ている。経糸張力検出器4,5及びロードセル11から
出力される検出信号は制御コンピュータCに送られ、制
御コンピュータCは経糸張力検出器4,5及びロードセ
ル11から得られる経糸張力情報に基づいて駆動回路
6,7を介して送り出しモータM1 ,M2 の回転駆動を
制御する。又、制御コンピュータCは送り出しモータM
1 ,M2 に組み込まれたロータリエンコーダm1 ,m2
からの回転速度情報に基づいて送り出しモータM1 ,M
2 をフィードバック制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対のワープビームを
駆動するツインビーム送り出し装置を備えた織機におけ
る経糸張力検出方法及び装置に関するものである。
駆動するツインビーム送り出し装置を備えた織機におけ
る経糸張力検出方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の経糸張力検出装置が特開昭60
−52656号公報、特公平2−46504号公報及び
特開昭60−94651号公報に開示されている。
−52656号公報、特公平2−46504号公報及び
特開昭60−94651号公報に開示されている。
【0003】特開昭60−52656号公報及び特公平
2−46504号公報の従来装置では、テンションロー
ラの左右両端部がテンションローラアームによって支持
されており、左右一対のテンションローラアームがそれ
ぞれテンションレバーによって支持されている。両テン
ションレバーと機台固定部との間にはそれぞれロードセ
ルが介在されており、経糸張力がテンションローラ、テ
ンションロールアーム及びテンションレバーを介してロ
ードセルに伝達する。このように各ロードセルで検出さ
れた荷重に基づいて個々のワープビームの経糸張力
F1 ,F2 が算出される。個々のワープビームを駆動す
る経糸送り出し用の一対の変速機の変速比が前記算出さ
れた経糸張力F1 ,F2 に基づいて制御される。
2−46504号公報の従来装置では、テンションロー
ラの左右両端部がテンションローラアームによって支持
されており、左右一対のテンションローラアームがそれ
ぞれテンションレバーによって支持されている。両テン
ションレバーと機台固定部との間にはそれぞれロードセ
ルが介在されており、経糸張力がテンションローラ、テ
ンションロールアーム及びテンションレバーを介してロ
ードセルに伝達する。このように各ロードセルで検出さ
れた荷重に基づいて個々のワープビームの経糸張力
F1 ,F2 が算出される。個々のワープビームを駆動す
る経糸送り出し用の一対の変速機の変速比が前記算出さ
れた経糸張力F1 ,F2 に基づいて制御される。
【0004】特開昭60−94651号公報では、各ワ
ープビームから送り出される経糸列の幅それぞれの中間
部に糸センサが配置されており、張力変動に伴うテンシ
ョンローラの変位が糸センサの撓みに変換される。この
撓みが近接センサにより検出され、経糸張力が検出され
る。この検出張力に基づいて個々のワープビームを駆動
する送り出しモータの作動が制御される。
ープビームから送り出される経糸列の幅それぞれの中間
部に糸センサが配置されており、張力変動に伴うテンシ
ョンローラの変位が糸センサの撓みに変換される。この
撓みが近接センサにより検出され、経糸張力が検出され
る。この検出張力に基づいて個々のワープビームを駆動
する送り出しモータの作動が制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭60−5265
6号公報及び特公平2−46504号公報の従来装置で
は、個々のワープビームの算出された全経糸張力F1 ,
F2 がそれぞれ設定された値に一致するように一対の変
速機の変速比制御を行なう必要がある。しかしながら、
経糸列の幅中央部が両端部よりも高くなっており、経糸
張力が経糸列の幅方向に等分布荷重となっていない。即
ち、等分布荷重ではないという実態は算出された経糸張
力F1 ,F2 には反映していない。そのため、算出され
た経糸張力F1 ,F2 が設定値に一致しているとして
も、第1及び第2のワープビームの隣合う端部における
経糸張力が一致せず、この隣合わせ端部分で張力差に起
因する経筋が発生する。また特開昭60−94651号
公報の従来装置でも同様の問題発生する。
6号公報及び特公平2−46504号公報の従来装置で
は、個々のワープビームの算出された全経糸張力F1 ,
F2 がそれぞれ設定された値に一致するように一対の変
速機の変速比制御を行なう必要がある。しかしながら、
経糸列の幅中央部が両端部よりも高くなっており、経糸
張力が経糸列の幅方向に等分布荷重となっていない。即
ち、等分布荷重ではないという実態は算出された経糸張
力F1 ,F2 には反映していない。そのため、算出され
た経糸張力F1 ,F2 が設定値に一致しているとして
も、第1及び第2のワープビームの隣合う端部における
経糸張力が一致せず、この隣合わせ端部分で張力差に起
因する経筋が発生する。また特開昭60−94651号
公報の従来装置でも同様の問題発生する。
【0006】本発明は、一対のワープビームを駆動する
ツインビーム送り出し装置を備えた織機における上記の
ような問題を解消し得る経糸張力検出方法及び装置を提
供することを目的する。
ツインビーム送り出し装置を備えた織機における上記の
ような問題を解消し得る経糸張力検出方法及び装置を提
供することを目的する。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
一対のワープビームの合わせ端部側のそれぞれの経糸経
路の経糸張力を検出すると共に、全経糸張力を検出し、
全経糸張力が予め設定された基準経糸張力に一致するよ
うに、かつ合わせ端部側で検出された2つの経糸張力が
一致するようにツインビーム送り出し装置の作動を制御
するようにした。
一対のワープビームの合わせ端部側のそれぞれの経糸経
路の経糸張力を検出すると共に、全経糸張力を検出し、
全経糸張力が予め設定された基準経糸張力に一致するよ
うに、かつ合わせ端部側で検出された2つの経糸張力が
一致するようにツインビーム送り出し装置の作動を制御
するようにした。
【0008】
【作用】全経糸張力が予め設定された基準経糸張力に一
致するようにツインビーム送り出し装置を制御すれば、
張力変動に起因する通常の織密度変動が防止される。合
わせ端部側で検出された経糸張力が一致するようにツイ
ンビーム送り出し装置を制御すれば、合わせ端部におけ
る経筋発生が防止される。
致するようにツインビーム送り出し装置を制御すれば、
張力変動に起因する通常の織密度変動が防止される。合
わせ端部側で検出された経糸張力が一致するようにツイ
ンビーム送り出し装置を制御すれば、合わせ端部におけ
る経筋発生が防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4に基づいて説明する。1,2は直列に配列されたワ
ープビームであり、ワープビーム1,2から送り出され
る経糸T1 ,T2 はテンションローラ3に接して案内さ
れる。ワープビーム1は送り出しモータM1 によって回
転駆動され、ワープビーム2は送り出しモータM2 によ
って回転駆動される。
図4に基づいて説明する。1,2は直列に配列されたワ
ープビームであり、ワープビーム1,2から送り出され
る経糸T1 ,T2 はテンションローラ3に接して案内さ
れる。ワープビーム1は送り出しモータM1 によって回
転駆動され、ワープビーム2は送り出しモータM2 によ
って回転駆動される。
【0010】経糸T1 ,T2 の経路の合わせ端部には経
糸張力検出器4,5が配設されている。経糸張力検出器
4は、一対のガイドバー4a,4bと、両ガイドバー4
a,4b間に配置された歪検出レバー4cによって構成
されている。経糸張力検出器5も同様に一対のガイドバ
ー5a,5bと、両ガイドバー5a,5b間に配置され
た歪検出レバー5cによって構成されている。
糸張力検出器4,5が配設されている。経糸張力検出器
4は、一対のガイドバー4a,4bと、両ガイドバー4
a,4b間に配置された歪検出レバー4cによって構成
されている。経糸張力検出器5も同様に一対のガイドバ
ー5a,5bと、両ガイドバー5a,5b間に配置され
た歪検出レバー5cによって構成されている。
【0011】テンションローラ3は一対の張力検出アー
ム8,9により支持されている。一方の張力検出アーム
9と機台固定部との間にはロードセル11が介在されて
おり、他方の張力検出アーム8と機台固定部との間には
ロッド10が介在されている。全経糸張力Fはテンショ
ンローラ3及び張力検出アーム8,9を介してロッド1
0及びロードセル11によって分担受承され、ロードセ
ル11及びロッド10は支軸8a,9aを中心とした張
力検出アーム8,9の回動を阻止する。即ち、ロードセ
ル11は張力検出アーム9によって分担受承される経糸
張力Fbを検出する。
ム8,9により支持されている。一方の張力検出アーム
9と機台固定部との間にはロードセル11が介在されて
おり、他方の張力検出アーム8と機台固定部との間には
ロッド10が介在されている。全経糸張力Fはテンショ
ンローラ3及び張力検出アーム8,9を介してロッド1
0及びロードセル11によって分担受承され、ロードセ
ル11及びロッド10は支軸8a,9aを中心とした張
力検出アーム8,9の回動を阻止する。即ち、ロードセ
ル11は張力検出アーム9によって分担受承される経糸
張力Fbを検出する。
【0012】経糸張力検出器4,5及びロードセル11
から出力される検出信号は制御コンピュータCに送ら
れ、制御コンピュータCは経糸張力検出器4,5及びロ
ードセル11から得られる経糸張力情報に基づいて駆動
回路6,7を介して送り出しモータM1 ,M2 の回転駆
動を制御する。又、制御コンピュータCは送り出しモー
タM1 ,M2 に組み込まれたロータリエンコーダm1 ,
m2 からの回転速度情報に基づいて送り出しモータ
M1 ,M2 をフィードバック制御する。
から出力される検出信号は制御コンピュータCに送ら
れ、制御コンピュータCは経糸張力検出器4,5及びロ
ードセル11から得られる経糸張力情報に基づいて駆動
回路6,7を介して送り出しモータM1 ,M2 の回転駆
動を制御する。又、制御コンピュータCは送り出しモー
タM1 ,M2 に組み込まれたロータリエンコーダm1 ,
m2 からの回転速度情報に基づいて送り出しモータ
M1 ,M2 をフィードバック制御する。
【0013】図2〜図4は経糸張力制御プログラムを示
すフローチャートであり、制御コンピュータCはこの経
糸張力制御プログラムに基づいて以下の経糸張力制御を
遂行する。
すフローチャートであり、制御コンピュータCはこの経
糸張力制御プログラムに基づいて以下の経糸張力制御を
遂行する。
【0014】張力検出アーム8によって分担受承される
張力Fa及び張力検出アーム9によって分担受承される
張力Fbは次式(1),(2)で表される。 Fa=F(L2 +L3 /2)/L ・・・(1) Fb=F(L1 +L3 /2)/L ・・・(2) 但し、Lはロッド10とロードセル11との距離、L1
は織幅方向におけるロッド10と経糸T1 の列端t1 と
の距離、L2 は織幅方向におけるロードセル11と経糸
T2 の列端t2 との距離、L3 は列端t1 ,t2 との間
隔を表す。
張力Fa及び張力検出アーム9によって分担受承される
張力Fbは次式(1),(2)で表される。 Fa=F(L2 +L3 /2)/L ・・・(1) Fb=F(L1 +L3 /2)/L ・・・(2) 但し、Lはロッド10とロードセル11との距離、L1
は織幅方向におけるロッド10と経糸T1 の列端t1 と
の距離、L2 は織幅方向におけるロードセル11と経糸
T2 の列端t2 との距離、L3 は列端t1 ,t2 との間
隔を表す。
【0015】両式(1),(2)から次式(3)が得ら
れる。 Fa=Fb(L2 +L3 /2)/(L1 +L3 /2) ・・・(3) 全経糸張力Fは分担張力Fa,Fbの和であり、次式
(4)で表される。 F=Fa+Fb =Fb〔(L2 +L3 /2)/(L1 +L3 /2)+1〕・・・(4) ロードセル11によって検出される分担張力Fbは制御
コンピュータCに取り込まれ、制御コンピュータCは検
出分担張力Fb及び式(4)に基づいて全経糸張力Fを
算出する。制御コンピュータCは予め設定された基準経
糸張力F0 と検出全経糸張力Fとを比較し、検出全経糸
張力Fが基準経糸張力F0 に一致するように送り出しモ
ータM1 ,M2 の回転速度を制御する。
れる。 Fa=Fb(L2 +L3 /2)/(L1 +L3 /2) ・・・(3) 全経糸張力Fは分担張力Fa,Fbの和であり、次式
(4)で表される。 F=Fa+Fb =Fb〔(L2 +L3 /2)/(L1 +L3 /2)+1〕・・・(4) ロードセル11によって検出される分担張力Fbは制御
コンピュータCに取り込まれ、制御コンピュータCは検
出分担張力Fb及び式(4)に基づいて全経糸張力Fを
算出する。制御コンピュータCは予め設定された基準経
糸張力F0 と検出全経糸張力Fとを比較し、検出全経糸
張力Fが基準経糸張力F0 に一致するように送り出しモ
ータM1 ,M2 の回転速度を制御する。
【0016】制御コンピュータCは、予め設定された基
準経糸張力F0 と算出された経糸張力Fとを比較する。
両者F,F0 の差が許容差ρ以下の場合には検出経糸張
力F 1 とF2 とを比較し、両者F1 ,F2 の差が許容差
σ以下の場合には送り出しモータM1 ,M2 の回転速度
を現状のままに維持する。両者F1 ,F2 の差が許容差
σを越える場合、制御コンピュータCは送り出しモータ
M1 ,M2 の増減速制御を行なう。F1 −F2 >σの場
合には送り出しモータM1 が増速されると共に、送り出
しモータM2 が減速される。送り出しモータM1 が増速
されると経糸T 1 の張力F1 が低減し、送り出しモータ
M2 が減速されると経糸T2 の張力F2が増大する。従
って、検出経糸張力F1 ,F2 の差が許容差σ以内に収
束してゆく。F1 −F2 <−σの場合には送り出しモー
タM1 が減速されると共に、送り出しモータM2 が増速
される。送り出しモータM1 が減速されると経糸T1 の
張力F1 が増大し、送り出しモータM2 が増速されると
経糸T2 の張力F2 が低減する。従って、検出経糸張力
F1 ,F2 の差が許容差σ以内に収束してゆく。
準経糸張力F0 と算出された経糸張力Fとを比較する。
両者F,F0 の差が許容差ρ以下の場合には検出経糸張
力F 1 とF2 とを比較し、両者F1 ,F2 の差が許容差
σ以下の場合には送り出しモータM1 ,M2 の回転速度
を現状のままに維持する。両者F1 ,F2 の差が許容差
σを越える場合、制御コンピュータCは送り出しモータ
M1 ,M2 の増減速制御を行なう。F1 −F2 >σの場
合には送り出しモータM1 が増速されると共に、送り出
しモータM2 が減速される。送り出しモータM1 が増速
されると経糸T 1 の張力F1 が低減し、送り出しモータ
M2 が減速されると経糸T2 の張力F2が増大する。従
って、検出経糸張力F1 ,F2 の差が許容差σ以内に収
束してゆく。F1 −F2 <−σの場合には送り出しモー
タM1 が減速されると共に、送り出しモータM2 が増速
される。送り出しモータM1 が減速されると経糸T1 の
張力F1 が増大し、送り出しモータM2 が増速されると
経糸T2 の張力F2 が低減する。従って、検出経糸張力
F1 ,F2 の差が許容差σ以内に収束してゆく。
【0017】基準経糸張力F0 と算出された経糸張力F
との差が許容差ρを越える場合、制御コンピュータCは
両送り出しモータM1 ,M2 をいずれも増速又は減速す
る。F−F0 >ρの場合には両送り出しモータM1 ,M
2 が共に増速される。両送り出しモータM1 ,M2 が共
に増速されることにより経糸T1 ,T2 の張力が低減
し、各経糸T1 ,T2 の全経糸張力F1 ,F2 の総合張
力Fが基準経糸張力F 0 に収束してゆく。さらにF1 −
F2 >σの場合には送り出しモータM1 が一層増速さ
れ、経糸張力F1 が低減して経糸張力F2 に収束してゆ
く。F1 −F2 <−σの場合には送り出しモータM2 が
一層増速され、経糸張力F2 が低減して経糸張力F1 に
収束してゆく。
との差が許容差ρを越える場合、制御コンピュータCは
両送り出しモータM1 ,M2 をいずれも増速又は減速す
る。F−F0 >ρの場合には両送り出しモータM1 ,M
2 が共に増速される。両送り出しモータM1 ,M2 が共
に増速されることにより経糸T1 ,T2 の張力が低減
し、各経糸T1 ,T2 の全経糸張力F1 ,F2 の総合張
力Fが基準経糸張力F 0 に収束してゆく。さらにF1 −
F2 >σの場合には送り出しモータM1 が一層増速さ
れ、経糸張力F1 が低減して経糸張力F2 に収束してゆ
く。F1 −F2 <−σの場合には送り出しモータM2 が
一層増速され、経糸張力F2 が低減して経糸張力F1 に
収束してゆく。
【0018】F−F0 <−ρの場合には両送り出しモー
タM1 ,M2 が共に減速される。両送り出しモータ
M1 ,M2 が共に減速されることにより経糸T1 ,T2
の張力が増大し、総合張力Fが基準経糸張力F0 に収束
してゆく。さらにF1 −F2 >σの場合には送り出しモ
ータM1 が一層減速され、経糸張力F1 が増大して経糸
張力F2 に収束してゆく。F1 −F2 <−σの場合には
送り出しモータM2 が一層減速され、経糸張力F2 が増
大して経糸張力F1 に収束してゆく。
タM1 ,M2 が共に減速される。両送り出しモータ
M1 ,M2 が共に減速されることにより経糸T1 ,T2
の張力が増大し、総合張力Fが基準経糸張力F0 に収束
してゆく。さらにF1 −F2 >σの場合には送り出しモ
ータM1 が一層減速され、経糸張力F1 が増大して経糸
張力F2 に収束してゆく。F1 −F2 <−σの場合には
送り出しモータM2 が一層減速され、経糸張力F2 が増
大して経糸張力F1 に収束してゆく。
【0019】以上のような張力制御により総合張力Fが
基準経糸張力F0 に常に収束し、両経糸T1 ,T2 の合
わせ端部における張力差もなくなる。従って、経糸全体
の張力変動が防止されると共に、経糸T1 ,T2 の合わ
せ端部における張力差に起因する経筋発生も防止され
る。
基準経糸張力F0 に常に収束し、両経糸T1 ,T2 の合
わせ端部における張力差もなくなる。従って、経糸全体
の張力変動が防止されると共に、経糸T1 ,T2 の合わ
せ端部における張力差に起因する経筋発生も防止され
る。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、総合張力
及び一対のワープビームの合わせ端部側における経糸張
力を検出し、これら検出張力に基づいて張力制御を行な
うようにしたので、経糸全体の張力変動を基準経糸張力
に収束させつつツインビームの合わせ端部における張力
差をなくすことができ、ツインビームの合わせ端部にお
ける張力差に起因する経筋発生を防止し得るという優れ
た効果を奏する。
及び一対のワープビームの合わせ端部側における経糸張
力を検出し、これら検出張力に基づいて張力制御を行な
うようにしたので、経糸全体の張力変動を基準経糸張力
に収束させつつツインビームの合わせ端部における張力
差をなくすことができ、ツインビームの合わせ端部にお
ける張力差に起因する経筋発生を防止し得るという優れ
た効果を奏する。
【図1】 本発明を具体化した一実施例を示す要部平面
図である。
図である。
【図2】 経糸張力制御プログラムを示すフローチャー
トである。
トである。
【図3】 経糸張力制御プログラムを示すフローチャー
トである。
トである。
【図4】 経糸張力制御プログラムを示すフローチャー
トである。
トである。
1,2…ワープビーム、4,5…経糸張力検出器、11
…ロードセル、M1 ,M2 …送り出しモータ、C…制御
コンピュータ、T1 ,T2 …経糸。
…ロードセル、M1 ,M2 …送り出しモータ、C…制御
コンピュータ、T1 ,T2 …経糸。
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (1)
- 【請求項1】一対のワープビームを駆動するツインビー
ム送り出し装置を備えた織機において、両ワープビーム
の合わせ端部側のそれぞれの経糸経路の経糸張力を検出
すると共に、全経糸張力を検出し、全経糸張力が予め設
定された基準経糸張力に一致するように、かつ合わせ端
部側で検出された2つの経糸張力が一致するようにツイ
ンビーム送り出し装置の作動を制御する織機における経
糸張力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4180068A JP3070266B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 織機における経糸張力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4180068A JP3070266B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 織機における経糸張力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625945A true JPH0625945A (ja) | 1994-02-01 |
JP3070266B2 JP3070266B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=16076909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4180068A Expired - Lifetime JP3070266B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 織機における経糸張力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070266B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107761229A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-03-06 | 佛山慈慧通达科技有限公司 | 一种整层经纱恒张力控制装置 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP4180068A patent/JP3070266B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107761229A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-03-06 | 佛山慈慧通达科技有限公司 | 一种整层经纱恒张力控制装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP3070266B2 (ja) | 2000-07-31 |
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