JPH06259420A - 文章編集支援装置 - Google Patents

文章編集支援装置

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JPH06259420A
JPH06259420A JP5075024A JP7502493A JPH06259420A JP H06259420 A JPH06259420 A JP H06259420A JP 5075024 A JP5075024 A JP 5075024A JP 7502493 A JP7502493 A JP 7502493A JP H06259420 A JPH06259420 A JP H06259420A
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JP
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JP5075024A
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Kazuo Saito
和雄 斎藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/208,261 priority patent/US5598518A/en
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/20Natural language analysis
    • G06F40/268Morphological analysis

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 文章の編集作業を支援するためのもので、
文章を書き下しながら、ボトムアップ的に構成を組み立
てることを支援する。 【構 成】 ユーザは、構成要素入力手段(1) から文章
の構成要素毎に入力する。入力された構成要素は、構成
要素保持手段(4) に保持される。接続関係入力手段(6)
は、構成要素間の接続関係を付けて、この接続関係を接
続関係保持手段(7) に保持する。接続規則保持手段(10)
は、構成要素間の接続関係に関する規則を保持する。接
続規則適用手段(11)は、保持されている構成要素群に接
続規則を適用すると共に、接続規則を適用した結果を適
用結果表示制御手段(12)に表示するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等を利用
して文章を作成するワードプロセッサ等において、文章
の編集を支援するための文章編集支援装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、文章の作成は、ワードプロセッサ
を代表とする文章作成装置を用いることが一般的になっ
てきた。当初のワードプロセッサは、単に文章を入力
し、比較的単純なレイアウトの指定を行なう程度の編集
作業しか行なうことができなかったが、近年になって、
文章の作成に関して支援を行なえるようなシステムが提
案されてきている。文章の形態的な側面を支援するもの
としては、たとえば、特開昭63−103373号公
報、特開平4−17059号公報がある。
【0003】特開昭63−103373号公報に示され
ている文書作成装置は、文の長さのチェックを指令する
チェック指令手段と、作成された文書を検索し、当該文
書中の文の長さを算出する算出手段と、当該算出手段に
より算出した文の長さが所定の長さより長いか否かを判
定する判定手段と、判定結果を明示する明示手段とを備
えている。そして、上記文書作成装置は、作成文書中に
所定の長さを越える冗長な文の存在を知らせることがで
き、簡潔な文への修正に役立つというものである。
【0004】特開平4−17059号公報に示されてい
る文書作成装置は、入力された文字数を数える計数手段
と、入力された1文字あるいは記号が句読点か否かを判
定する判定手段と、句読点間に存在する許容文字数の最
大値を設定する文書数設定手段とを備えている。そし
て、上記文書作成装置は、句読点の入力が所定の字数の
間になかった場合に警報を発する。ユーザは、この警報
により、入力した文を見直し、必要な箇所に句読点を挿
入することができるというものである。
【0005】ユーザに句読点が落ちているという注意を
促すものとして、たとえば特開平2−288962号公
報がある。特開平2−288962号公報に示されてい
る文書作成支援装置は、文章を単語単位に解析する単語
リストを作成する形態素解析手段と、単語リストから文
章を文節単位に解析した文節リストを作成する構文解析
手段と、文節の切れ目を有する文節リストを判断し、文
節の切れ目が句点の欠落位置であると指摘する句点欠落
指摘手段とを備えている。そして、上記文書作成支援装
置は、文章の然るべき位置に句点が挿入されていない文
章に対し、その欠落位置が指摘されるというものであ
る。
【0006】文章の一文内の表現に関する支援を行なう
ものとして、たとえば特開平2−62656号公報、特
開平3−160561号公報がある。特開平2−626
56号公報に示されている日本語文書推敲支援装置は、
文章中に含まれる推敲作業の必要とする不適性表現を含
む箇所と不適性表現のタイプを検出する不適性表現検出
部と、不適性表現検出規則を格納する不適性表現規則辞
書と、検出された不適性表現箇所および不適性表現タイ
プに基づいて警告メッセージを生成する警告メッセージ
生成部とを備えている。そして、上記日本語文書推敲支
援装置は、警告メッセージによって、ユーザが不適性表
現の推敲を行なうことができ、文書の品質を均一に保て
るというものである。
【0007】特開平3−160561号公報に示されて
いる日本語文書推敲支援装置は、係り受け解析結果と不
適性表現の成立可能性との間の依存関係のデータ表現を
構成する依存関係構成部と、当該依存関係データを参照
して、入力された不適性表現の成立/不成立に関わる係
り受け解析の曖昧性を解消し、不適性表現の成立可能性
をデータから不成立なものを除去するための制御部と、
予め登録された係り受け決定規則辞書またはユーザへの
問い合わせを基に係り受け関係の成立/不成立を決定す
るための係り受け決定部とを備えている。そして、上記
日本語文書推敲支援装置は、文レベルの不適性表現に対
する書き換え候補の提示ができるため、既に入力された
文章の推敲作業が効率的に行なえるというものである。
【0008】文の係り受け関係を表示して視覚的に推敲
を支援するものとして、たとえば特開平2−29715
0号公報、特開平3−15972号公報がある。特開平
2−297150号公報に示されている文章処理装置
は、文章を解析する文章解析手段と、文章を生成する文
章生成手段と、文章の構造を表す情報を生成する構造生
成手段と、文章の構造を表す情報を表示する表示手段
と、文章の構造を表す情報を編集するための編集情報を
入力する入力手段とを備えている。そして、上記文章処
理装置は、文章の係り受け構造を文構造図として表示
し、その図の上での編集結果を元の文に反映させるよう
にすることができるというものである。
【0009】特開平3−15972号公報に示されてい
る文章処理装置は、文を解析するための情報を記憶する
辞書手段と、辞書手段に記憶された情報を用いて解析
し、文を構成する語句間の修飾関係を判断する文解析手
段と、文解析手段の判断結果により得られた修飾関係の
情報を保持する修飾情報保持手段と、前記修飾関係に基
づいて文保持手段に保持された文の構造を示す図を作成
する文構造図作成手段と、文構造図を表示する表示手段
とを備えている。そして、上記文章処理装置は、文を構
成する単語または句における修飾、被修飾などの相互関
係を図に表すことができるので、視覚的に文構造を捉え
ることができるというものである。
【0010】文書の目的に応じて、予め用意されたひな
型を提示して大まかな構成に関して支援するものとし
て、たとえば特開昭62−284457号公報、特開昭
62−284459号公報がある。特開昭62−284
457号公報に示されている文書作成支援装置は、文書
の質問文を入力する入力手段と、質問文を解析しキーデ
ータを抽出する質問文解析手段と、キーデータの組み合
わせについて対応する文書を格納した記憶手段と、キー
データの組み合わせについて対応する文書を前記記憶手
段より検索する検索手段と、キーデータの内容により適
切な部分を選択して文書を展開する展開手段とを備えて
いる。そして、上記文書作成支援装置は、文書を作成す
る際に目的に応じて文書の内容を変更することができる
というものである。
【0011】特開昭62−284459号公報に示され
ている文書作成支援装置は、入力された文書作成の目的
文を解析し、要求項目を抽出する要求解析手段と、抽出
された要求項目に対応する文書項目データを記憶手段か
ら検索し、文書作成に必要な項目を作成する項目作成手
段とを備えている。そして、上記文書作成支援装置は、
文書に盛り込むべき項目を提示することができるため、
文書作成が容易になるというものである。
【0012】キーワード情報から文書の大まかな展開構
造(分野、背景、問題、目的など)をキーワード辞書を
用いて抽出し、展開構造の組換えを支援するものとし
て、たとえば特開昭63−66665号公報がある。特
開昭63−66665号公報に示されている文書解析整
形装置は、文書の内容的展開に関するキーワードを格納
したキーワード辞書と、文書データに対してキーワード
辞書を参照してキーワードを抽出する抽出手段と、文書
データに対して形態的特徴に基づいて章、節等の階層構
造を生成する階層構造解析手段と、階層構造に基づいて
文書データの内容に関する展開構造を生成する展開構造
制御手段と、展開構造を記憶する記憶手段とを備えてい
る。そして、上記文書解析整形装置は、展開構造の変換
を容易に行なうことができるため、文書データを一つ作
れば、その後変換則に沿ってたくさんのスタイルの文書
を簡単に生成できるというものである。
【0013】入力された文章の章・節・見出しといった
文書構造を解析し、この解析結果を利用して、推敲を支
援するものとして、たとえば特開平2−27473号公
報がある。特開平2−27473号公報に示されている
文書推敲支援システムは、文書データの文書構造を解析
する文書構造解析手段と、文書構造を記憶するための構
造記憶手段と、推敲すべき内容を規定した推敲規則辞書
と、文書構造と推敲規則辞書とに基づいて文書データを
推敲処理する推敲処理手段と、推敲処理結果を表示出力
する出力手段とを備えている。そして、上記文書推敲支
援システムは、高度な文書の推敲処理が可能でユーザの
文書推敲時の負担を軽減するというものである。
【0014】また、特開平3−22083号公報に示さ
れている自然言語処理装置は、文書の段落(複数の文
間)の接続関係を解析して、文章の論旨展開で分かりに
くい部分を提示あるいは修正することを行っている。特
開平4−55975号公報に示されている文書作成装置
は、文と文とのつながりを、主として形態素情報からな
る文書推敲用辞書を用いて解析し、文章中の不適当な部
分を検査して校正を支援するものである。さらに、アウ
トラインプロセッサと呼ばれる、文書の論理的な構造を
一種の木構造状に編集できるようにすることで、文書を
論理的な側面から構造化し易くできるようにした文書編
集装置がある。上記文書編集装置は、たとえばAppl
e社のMacintoshのMoreや、富士ゼロック
ス社のJStarにおけるView Cardsのよう
なシステムがある。さらに、特開昭63−82541号
公報に示されている文書編集装置は、文書の相互関係を
構造図に変換して表示することで、全体の構造を大局的
に編集できるものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
挙げた各文書推敲システムは、一部の形態的な側面を支
援するものを除いて、主として書き上げられた文章に対
して推敲支援を施すものであり、文書を書くという作業
を積極的に支援することができなかった。たとえば、特
開平3−22083号公報に示されている自然言語処理
装置では、文書の段落(複数の文間)の接続関係を解析
して、判り難い部分の提示を行なうものであり、既に入
力された文章をその対象としている。すなわち、上記公
報の技術は、既に入力された文章を自動的に解析して、
誤っている箇所や判り難い箇所などの指摘、あるいは修
正を行なうものであり、編集時に文章の構成をまとめ上
げることを支援することができない。
【0016】また、編集時に文章構成を作成支援するも
のとしては、前述のアウトラインプロセッサがある。し
かし、上記アウトラインプロセッサは、文書を構造化す
ることの枠組みを与えるものであって、文章構成の作成
を積極的に支援することができなかった。一般に文章を
書く場合、「はじめに」、「本論」、「おわりに」のよ
うな大まかな構成が決まっていても、それぞれの内部に
おける構成は、文章の内容に依存するため、文章に記述
する内容を良く考慮してからでないと決められない。そ
こで、種々の文章の書き方などを述べる文献では、アウ
トラインをしっかり決めてから、実際の文章を書き始め
るように、という手法が勧められている。
【0017】しかし、実際には、文を書き始めてから、
その構成が誤りであることに気づく場合が少なくない。
そのような場合には、再びアウトラインを修正して、ま
た書き下すといった、修正作業を繰り返すことになる。
このような修正作業が発生するのは、文を書きながら物
ごとを考えたり、あるいは構成が次第に定まっていくた
めである。最初に文章の構成を決めても、文を書き下し
てみると、文としての繋がりが良くない、あるいは、構
成が間違っていた、新しいことが浮かんだ、などの原因
によって、書き直しが頻繁に発生することになる。ま
た、アウトラインプロセッサあるいはワードプロセッサ
のような従来の文書編集装置によって、このようなボト
ムアップ的に文章を組み立てていく場合、実際に文章を
書き下している時には、文章全体の構成まで頭が回ら
ず、結果的にできた文章全体の構成と内容がずれてしま
う。
【0018】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、文章の編集作業を支援するためのもので、
文章を書き下しながら、ボトムアップ的に構成を組み立
てることを支援する文章編集支援装置を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の文章編集支援装置は、以下のような構成か
らなる。すなわち、 (第1発明)本発明の文章編集支援装置は、文章の構成
要素毎に入力するための構成要素入力手段(1) 、入力さ
れた構成要素を保持する構成要素保持手段(4) と、構成
要素間の接続関係を付けて、この接続関係を入力する接
続関係入力手段(6) と、構成要素間の接続関係を保持す
る接続関係保持手段(7) と、構成要素間の接続関係に関
する規則を保持する接続規則保持手段(10)と、保持され
た構成要素群に接続規則を適用して文章を編集する接続
規則適用手段(11)と、規則を適用して文章を編集した結
果を表示するように制御する適用結果表示制御手段(12)
とから構成される。
【0020】(第2発明)本発明の文章編集支援装置
は、構成要素を表示するように制御する構成要素表示制
御手段(5) から構成される。
【0021】(第3発明)本発明の文章編集支援装置
は、前記構成要素入力手段(1) が、まとまった文章を入
力する文章入力手段(2) と、入力された文章を最小の構
成要素に分解する構成要素分解手段(3) とから構成され
る。
【0022】(第4発明)本発明の文章編集支援装置
は、文章の中心となる主題構成要素をユーザが指定する
ための主題構成要素指定手段(8) と、当該主題構成要素
指定手段(8) によって指定された主題構成要素を中心と
する構成に組み立て直すことができる接続規則適用手段
(11)とから構成される。
【0023】(第5発明)本発明の文章編集支援装置
は、構成要素間の接続関係を解析する接続関係解析手段
(14)から構成される。
【0024】(第6発明)本発明の文章編集支援装置
は、文章の目的や支援の程度に応じて、複数用意されて
いる適用規則の中から使用する規則をユーザが選択して
指定するための接続規則指定手段(9) から構成される。
【0025】(第7発明)本発明の文章編集支援装置
は、文章の目的や支援の程度に応じて、複数用意されて
いる接続関係の適用規則の中から使用する規則を自動的
に選択するための接続規則指定手段(9) から構成され
る。
【0026】(第8発明)本発明の文章編集支援装置
は、文章の構成に関する支援を行なう範囲を指定するた
めの支援範囲指定手段(15)から構成される。
【0027】(第9発明)本発明の文章編集支援装置
は、文章の最小構成要素を文として保持する構成要素保
持手段(4) から構成される。
【0028】(第10発明)本発明の文章編集支援装置
は、文章の最小構成要素を段落として保持する構成要素
保持手段(4) から構成される。
【0029】(第11発明)本発明の文章編集支援装置
は、文章の最小構成要素が複数まとまった複合構成要素
を、一つの構成要素として登録できる、複合構成要素登
録手段(13)とから構成される。
【0030】(第12発明)本発明の文章編集支援装置
は、複合構成要素の構造上の大きさに応じて、適用する
接続規則を自動的に選択する接続規則適用手段(11)から
構成される。
【0031】(第13発明)本発明の文章編集支援装置
は、文章の最小構成要素を複数集めた複合構成要素の一
つが複合構成要素の代表として識別できる接続関係を保
持する接続関係保持手段(7) から構成される。
【0032】(第14発明)本発明の文章編集支援装置
は、複合構成要素内の代表構成要素を明示的に表示を行
なうように制御することができる構成要素表示制御手段
(5) から構成される。
【0033】(第15発明)本発明の文章編集支援装置
は、個々の構成要素毎に、内容を全て表示する状態と、
代表構成要素だけを表示する状態との、二つの状態の表
示を行なうように制御することができる構成要素表示制
御手段(5) から構成される。
【0034】(第16発明)本発明の文章編集支援装置
は、構成要素間の接続関係に関する規則が構造的な接続
関係であると判断してその接続規則を適用する接続規則
適用手段(11)から構成される。
【0035】(第17発明)本発明の文章編集支援装置
は、構成要素間の接続関係、あるいはそれに関する規則
が論理的な接続関係であると判断してその接続規則を適
用する接続規則適用手段(11)から構成される。
【0036】(第18発明)本発明の文章編集支援装置
は、構成要素間の接続関係、あるいはそれに関する規則
の重要度を判断してその接続規則を適用する接続規則適
用手段(11)から構成される。
【0037】(第19発明)本発明の文章編集支援装置
は、構成要素間の接続関係、あるいはそれに関する規則
の時間的順序関係を判断してその接続規則を適用する接
続規則適用手段(11)から構成される。
【0038】(第20発明)本発明の文章編集支援装置
は、構成要素間の接続関係、あるいはそれに関する規則
の空間的位置関係を判断してその接続規則を適用する接
続規則適用手段(11)から構成される。
【0039】(第21発明)本発明の文章編集支援装置
は、構成要素に付けられた関係を構成要素と共に表示す
る構成要素表示制御手段(5) から構成される。
【0040】(第22発明)本発明の文章編集支援装置
は、構成要素の接続関係が表示されているメニューの中
から候補を選択する接続関係入力手段(6) から構成され
ている。
【0041】(第23発明)本発明の文章編集支援装置
は、指定された複合構成要素のレベルまでしか表示され
ないように制御する構成要素表示制御手段(5) から構成
されている。
【0042】(第24発明)本発明の文章編集支援装置
は、接続関係保持手段(7) に保持されている接続関係か
ら接続詞を生成すると共に、構成要素を出力する際に、
構成要素間に前記接続詞を自動的に挿入することを行な
い、その結果を表示するように制御する適用結果表示制
御手段(12)から構成される。
【0043】
【作 用】
(第1発明)構成要素入力手段は、ユーザによって、文
章が構成要素毎に入力される。そして、前記構成要素入
力手段から入力された構成要素は、構成要素保持手段に
保持される。また、ユーザは、接続関係入力手段から構
成要素間の接続関係を付けて、この接続関係を入力す
る。接続関係入力手段によって付けられた構成要素間の
接続関係は、接続関係保持手段に保持される。一方、接
続規則保持手段には、構成要素間の接続関係に関する規
則が保持されている。ユーザは、接続規則適用手段によ
って、前記接続規則保持手段に保持された構成要素群に
接続規則を適用して文章を編集する。そして、適用結果
表示制御手段は、接続規則適用手段によって適用された
接続規則を用いて文章を編集し、その結果を表示するよ
うに制御する。
【0044】(第2発明)構成要素表示制御手段は、構
成要素保持手段に保持された構成要素が表示手段に表示
されるように制御する。
【0045】(第3発明)構成要素入力手段は、文章入
力手段と構成要素分解手段とから構成される。そして、
文章入力手段は、まとまった文章が入力されると、構成
要素分解手段は、入力された文章を最小の構成要素に分
解する。
【0046】(第4発明)ユーザは、主題構成要素指定
手段によって、文章の中心となる主題構成要素を指定す
る。また、接続規則適用手段は、前記主題構成要素指定
手段によって指定された主題構成要素を中心とする文章
構成に組み立て直すことができる。
【0047】(第5発明)接続関係解析手段は、構成要
素間の接続関係を解析する。
【0048】(第6発明)ユーザは、接続規則指定手段
によって、文章の目的や支援の程度に応じて、複数用意
されている適用規則の中から使用する規則を選択して指
定する。
【0049】(第7発明)接続規則指定手段は、文章の
目的や支援の程度に応じて、複数用意されている接続関
係の適用規則の中から使用する規則を自動的に選択する
ことができる。
【0050】(第8発明)ユーザは、支援範囲指定手段
によって、文章の構成に関する支援を行なう範囲を指定
することができる。
【0051】(第9発明)構成要素保持手段は、文章の
最小構成要素を文として保持する。「文」は、文章の始
まりから読点「。」までである。
【0052】(第10発明)構成要素保持手段は、文章
の最小構成要素を段落として保持する。「段落」は、単
数あるいは複数の文からなり、まとまった内容の終わり
である。
【0053】(第11発明)複合構成要素登録手段は、
文章の最小構成要素が複数まとまった複合構成要素を、
一つの構成要素として登録できる。
【0054】(第12発明)接続規則適用手段は、複合
構成要素の構造上の大きさに応じて、適用する接続規則
を自動的に選択する。
【0055】(第13発明)接続関係保持手段は、文章
の最小構成要素を複数集めた複合構成要素の一つが複合
構成要素の代表として識別できる接続関係を保持する。
【0056】(第14発明)構成要素表示制御手段は、
複合構成要素内の代表構成要素を明示的に表示を行なう
ように制御することができる。
【0057】(第15発明)構成要素表示制御手段は、
個々の構成要素毎に、内容を全て表示する状態と、代表
構成要素だけを表示する状態との、二つの状態の表示を
行なうように制御することができる。
【0058】(第16発明)接続規則適用手段は、構成
要素間の接続関係に関する規則が構造的な接続関係であ
ると判断してその接続規則を適用する。
【0059】(第17発明)接続規則適用手段は、構成
要素間の接続関係、あるいはそれに関する規則が論理的
な接続関係であると判断してその接続規則を適用する。
【0060】(第18発明)接続規則適用手段は、構成
要素間の接続関係、あるいはそれに関する規則の重要度
を判断してその接続規則を適用する。
【0061】(第19発明)接続規則適用手段は、構成
要素間の接続関係、あるいはそれに関する規則の時間的
順序関係を判断してその接続規則を適用する。
【0062】(第20発明)接続規則適用手段は、構成
要素間の接続関係、あるいはそれに関する規則の空間的
位置関係を判断してその接続規則を適用する。
【0063】(第21発明)構成要素表示制御手段は、
構成要素に付けられた関係を構成要素と共に表示するよ
うに制御することができる。
【0064】(第22発明)接続関係入力手段は、構成
要素の接続関係が表示されている、たとえばメニューの
中から候補を選択することができる。
【0065】(第23発明)構成要素表示制御手段は、
指定された複合構成要素のレベルまでしか表示されない
ように制御することができる。
【0066】(第24発明)適用結果表示制御手段は、
接続関係保持手段に保持されている接続関係から接続詞
を生成すると共に、構成要素を出力する際に、構成要素
間に前記接続詞を自動的に挿入することを行ない、その
結果を表示するように制御することができる。
【0067】以上のように、本発明による文章編集支援
装置は、予め細かな構成を考えてから文章を書き始める
のではなく、大まかな構成の元で書き下していき、文の
まとまりに対して、局所的に意味付けを行い、それを元
にシステムが全体の構成に関する知識を利用することに
よって、自動的に考え得る構成を組み立ててくれる。し
たがって、本発明による文章編集支援装置は、予め細か
な構成を考えないで、始めることができる。本発明によ
る文章編集支援装置は、たとえば、最初から文章の構成
を細かなレベルで決めることが困難であるような文章を
書くとき、あるいは書きながら文章の構成を決めていく
ような発想支援的な使い方、あるいは書きながら文章の
構成を決めていくような文章作成のスタイルを好むユー
ザに対して、効果を発揮する。
【0068】また、本発明による文章編集支援装置は、
文章上の論理的な順序などに関して、ユーザに注意を促
しながら文章の編集をさせることになるので、おかしな
構成になる可能性を減らすことができる。あるいは、本
発明による文章編集支援装置は、文章の構成が必ず知識
に基づいて生成されるので、文章の構成がある一定基準
以上の品質を保つという効果も併せ持つ。たとえば、論
理的な順序がメチャクチャであると言った文章の構成
は、避けることができる。
【0069】
【実 施 例】図1は本発明の一実施例である文章編集
支援装置を説明するためのブロック構成図である。図1
において、文章編集支援装置は、文章を構成要素毎に入
力する構成要素入力部1と、当該構成要素入力部1によ
って入力された構成要素を保持する構成要素保持部4
と、当該構成要素入力部1に保持されている構成要素を
表示するための制御を行なう構成要素表示制御部5と、
構成要素の接続関係を入力する接続関係入力部6と、当
該接続関係入力部6によって入力された接続関係を保持
する接続関係保持部7と、主題構成要素を指定する主題
構成要素指定部8と、接続規則を指定する接続規則指定
部9と、当該接続規則指定部9で指定された接続規則を
保持する接続規則保持部10と、当該接続規則保持部1
0に保持されている接続規則を適用して文章を編集する
接続規則適用部11と、当該接続規則適用部11によっ
て適用された接続規則を用いて文章を編集し、その結果
を表示するように制御する適用結果表示制御部12とか
ら構成される。
【0070】また、文章編集支援装置には、文章を入力
する文章入力部2と、文章入力部2によって入力された
文章の構成要素を分解する構成要素分解部3を設けるこ
とができる。そして、前記文章入力部2と構成要素分解
部3とは、構成要素入力部1に含ませることもできる。
さらに、文章編集支援装置には、必要に応じて、複数の
構成要素からなる複合構成要素を登録する複合構成要素
登録部13と、接続関係入力部6によって入力された構
成要素の接続関係を解析する接続関係解析部14と、文
章のある範囲を限定して支援する支援範囲指定部15
と、対象となる構成要素を指定する対象構成要素指定部
16とを設けることができる。
【0071】図2は本実施例における構成要素入力部の
画面イメージを説明するための図である。本実施例にお
いて、ユーザは、構成要素入力部1から意味のまとまり
であると判断した構成要素の単位を入力する。文章の最
小の構成要素は、一つの文でも複数の文でも良い。ま
た、構成要素入力部1は、図2に示すように構成要素を
カード状にして入力していくようなイメージのものでも
良い。あるいは、構成要素入力部1は、連続した普通の
ワードプロセッサのような入力画面でもよい。その場合
は、読点「。」が入力された時点で最小構成単位の文で
あると判断するか、あるいは構成単位を入力するごとに
ユーザに明示的にボタンなどで構成要素である旨を指定
してもらうようにしても良い。いずれにしても、このよ
うな構成要素入力部1は、従来のワークステーション上
で容易に実現できる。
【0072】構成要素入力部1を文章入力部2と構成要
素分解部3とから構成すると、ユーザは、読点「。」で
終わる入力単位を一つの構成要素として扱わずに、文章
入力部2へ文章の内容で切れる段落のようなあるひとま
とまりの単位で入力するようにしてもよい。この場合、
ユーザが入力したひとまとまりの内容からなる文章は、
構成要素分解部3へ渡され、たとえば読点「。」で終わ
る文のような構成要素単位に分解される。
【0073】図3は本実施例における構成要素保持部の
データ内容を説明するための図である。構成要素入力部
1から入力された構成要素は、構成要素保持部4で記憶
される。構成要素保持部4は、読点「。」で終わる文な
どの構成要素を構成要素単位として保持する。また、構
成要素保持部4に記憶されている構成要素には、すべて
内部的な識別子が付けられている。たとえば、図3に示
すように、構成要素には、構成要素識別子E1、E2、
E3、・・・が付けられると共に、他の構成要素との関
係が構成要素種別によって識別される。
【0074】図3において、構成要素種別には、「基
本」あるいは「複合」が指定される。図3における「基
本」は、その構成要素が最小構成要素であることを意味
する。また、「複合」は、最小構成要素が複数集まって
構成された、複合構成要素であることを意味する。構成
要素は、ユーザによって他の構成要素と関係づけられ
る。そのためには、接続関係入力部6が呼び出される。
接続関係入力部6では、ユーザが既に入力されている構
成要素を選択し、さらに、選択された構成要素間に適当
と思われる接続関係を指定する。たとえば、図3に示す
ように、構成要素識別子E3で表されている構成要素
は、複数の構成要素からなり、接続関係R1によって接
続されていることが判る。
【0075】図4は本実施例における接続関係入力部の
画面イメージを表すもので、接続関係のメニューを説明
するための図である。図4において、表示画面は、構成
要素を表示する表示部と構成要素の接続関係メニューを
表示する表示部とから構成されている。そして、構成要
素を選択するには、カード状で表示画面上に配置されて
いる構成要素をマウスやキーボードなどで指定するよう
にすれば良い。また、接続関係入力部6によって、構成
要素間の接続関係を入力する際は、文章編集支援装置が
予め持っている接続関係の候補がメニューで示される。
ユーザは、前記メニューからマウス等によって所望のも
のを指定する。
【0076】図5は本実施例における接続関係入力部の
画面イメージを表すもので、接続関係の他のメニューを
説明するための図である。接続関係入力部6の他の実現
方法は、構成要素を一つ一つ指定せずに、ひとまとめに
入力された文章間の関係が何であるかをユーザに指定し
てもらう方法がある。つまり、連続して入力された文章
は、構成要素分解部3によって、構成要素に分解され
る。そして、ユーザは、前記構成要素に対して、接続関
係入力部6によって、接続関係を指定する。この接続関
係の指定は、従来のワードプロセッサと同様な画面イメ
ージで実現できる。
【0077】接続関係の指定は、ユーザが指定する代わ
りに、接続関係解析部14によって自動的に行なうこと
もできる。たとえば、重要度に関する接続関係である場
合は、構成要素の順序付けをユーザが行なわずに、文章
編集支援装置が自動的に行なうこともできる。各構成要
素の重要度を判定する方法は、たとえば、特開平2−1
81261号公報、特開平3−378270号公報、特
開平4−24869号公報、特開平4−74259号公
報などが既に知られている。
【0078】構成要素表示制御部5は、構成要素保持部
4に登録されている構成要素の内容を表示するような制
御を行なう。構成要素の表示の形態は、図4に示すよう
に、個々に表示するもの、あるいは図5に示す従来のワ
ードプロセッサのような形態のものがある。いずれの場
合でも構成要素入力部1の機能と密接にかかわってい
る。構成要素を表示する際には、その構成要素に対応づ
けて接続関係を表示するようにしてもよい。
【0079】図4および図5において、文章の接続関係
を選択する接続関係メニューは、「しかし」、「けれど
も」といった否定の接続関係を表す「逆接」、「その結
果」、「・・・によって」等の結果の接続関係を表す
「結果」、構成要素を並列に接続する「並列」、「要す
るに、・・・」、や「以上のように、・・・」のような
要約の接続関係を表す「要約」、「たとえば、・・・」
のような例示の接続関係を表す「例示」、「その他」の
項目がある。さらに、文章の接続関係を選択する接続関
係メニューは、「複合」あるいは「自動」を設けること
ができる。
【0080】図6は本実施例における接続関係保持部の
データ内容を説明するための図である。接続関係入力部
6で入力された接続関係、あるいは接続関係解析部14
で解析された接続関係は、接続関係保持部7に保持され
る。接続関係保持部7では、指定された構成要素の識別
子、および指定された接続関係が保持される。その際、
識別子の順序は、指定された接続関係の種類によっては
重要な意味を持つ。たとえば、「重要度」という関係で
あれば、それは重要度の順序を意味し、「理由」と言う
関係であれば、構成要件のどちらがどのような理由の関
係にあるのかを意味する。
【0081】たとえば、接続関係保持部7のデータ内容
は、図6に示すように、接続関係識別子R1、R2、R
3、・・・に対して、接続関係の種別が「逆接」である
構成要素E1、E2と、接続関係の種別が「理由」であ
る構成要素E3、E4とを表している。また、接続関係
識別子R3は、その接続関係の種別が「−」になってい
る。すなわち、構成要素E5、E6、E7は、接続関係
が特に指定されない場合を意味する。また、種別が
「−」の場合は、何か関連するが、厳密に指定できない
場合などに用いられる。
【0082】本実施例の場合、さらに複合構成要素登録
部13を持っているので、最小構成要素が複合されて複
合構成要素になることができる。たとえば、接続関係入
力部6によって関係づけられた複数の構成要素は、複合
構成要素登録部13に登録しておくことで、一つの構成
要素として扱うことができる。そのため、接続関係入力
部6によって関係づけられたものは、すべて複合構成要
素であるとみなされ、複合構成要素登録部13によっ
て、構成要素保持部4へ登録される。図3における構成
要素E3は、構成要素種別が「複合」となっており、複
合構成要素である。複合構成要素の場合、その構成要素
の内容は、複合構成要素を構成する関係識別子を指し示
す。図3の例の場合、構成要素E3は、接続関係R1で
あることがわかる。この接続関係R1は、接続関係保持
部7である図6を参照すると、構成要素E1とE2とか
ら構成されていることが判る。複合構成要素を扱うこと
のできる場合、構成要素表示制御部5は、指定された複
合構成要素の階層レベルまでしか、表示を行わないよう
に制御することもできる。
【0083】構成要素が一通り構成要素入力部1から入
力された時点で、ユーザは、接続規則適用部11を起動
する。接続規則適用部11は、現在までに構成要素保持
部4に登録されている構成要素、および接続関係保持部
7に登録されている接続関係の情報を基にして、接続規
則保持部10に登録されている接続関係に関する規則を
参照しながら、文章の構成を組み立てて行く。
【0084】図7は本実施例における接続関係によって
関係づけられた構成要素を説明するための図である。図
7において、実際に接続規則適用部11がどのように働
くかの実例が示されている。図7では、視覚的に判り易
いように図示するため、これまでに示してきたような、
構成要素保持部4、あるいは接続関係保持部7のような
データ構造と異なるが、内容は同等である。図7では、
例を簡単にするため複合構成要素間の接続関係はない。
また、図中の矢印で示されるのは、接続関係保持部7の
構成要素の保持順序を意味する。たとえば、接続関係R
2は、構成要素E3が構成要素E2の理由であるという
ことを意味する。矢印で示されない接続関係は、方向性
が無い並列的な接続関係であるためである。
【0085】図8は本実施例における接続規則の例を説
明するための図である。図8では判り易く説明するため
に自然言語で示す。実際の接続規則は、コンピュータの
プログラミング言語などで実現されることになるが、こ
れは既存の技術で容易に実現可能である。図8に示す例
では、基本的に6つの規則からなる。規則1および規則
6は、ユーザのスタイルによって指定される規則であ
る。規則1は、主題が指定されていた場合の処理のため
の規則で、「構成要素Aを主題にするというユーザから
の指定がなされた場合は、それを最初に述べる。」とい
うものである。規則1’は、主題が指定されていた場合
の処理のための規則で、「構成要素Aを主題にするとい
うユーザからの指定がなされた場合は、それを最後に述
べる。」というものである。
【0086】規則6は、理由に関係する接続関係におい
て、理由を先に述べるかあるいは後に述べるかを指定す
る規則で、「ある構成要素Aが構成要素Bの理由である
場合はBを述べる前にAを述べる」というものである。
規則6’は、理由に関係する接続関係において、理由を
先に述べるかあるいは後に述べるかを指定する規則で、
「ある構成要素Aが構成要素Bの理由である場合はBを
述べてからAを述べる」というものである。規則1およ
び規則6は、どちらも複数のスタイルが用意されてい
る。
【0087】規則2は、接続関係が交差してしまって、
文章が読み難くなることを防ぐための規則で、「接続関
係は他の接続関係をまたいだり、交差しないようにす
る」というものである。規則3は、途中に挿入される一
連の文章の内、短い方を優先するという規則で、「一つ
の構成要素が複数の接続関係を持つ場合は、接続先がす
べてに含まれる構成要素の数が少ないものを優先的に述
べる」というものである。規則4は、箇条書のスタイル
を取るという規則で、「一つの構成要素が複数の同じ接
続関係を持つ場合、それが三つ以上であれば箇条書の形
態で出力する」というものである。規則5は、文字どお
り理由を逆接よりも先に述べるという規則で、「構成要
素Aに複数の接続関係があり、それが理由と逆接である
場合は、逆接より理由の接続関係の先の構成要素をAの
近くに配置する」というものである。
【0088】この例において、規則2、規則3、規則4
は、構造的接続関係、規則1、規則5、規則6は、意味
的接続関係からなっている。その他の規則としては、構
成要素の重要度に関連する規則で、その重要度順に並べ
る、あるいはその逆に並べるというものがある。また、
時間に関する規則で、その時間順に並べる、あるいは時
間を溯って並べるというものがある。さらに、空間に関
する規則で、ある位置Aから位置Bまでの空間に沿って
話を進めるというものがある。このような規則の選択に
は、接続規則指定部9が用いられる。予め文書の目的や
ユーザの文書スタイルに応じて文章編集支援装置が持っ
ている規則の内、どれを適用するかを指定するものであ
る。接続規則(群)を指定するためのメカニズムの実現
例としては、すべての規則がコンピュータにおける外部
記憶装置内の個々のファイルに相当し、ユーザがその中
から使いたい接続規則、あるいは接続規則群を選ぶとい
う形式が考えられる。また、この接続規則指定部9は、
文章編集支援装置が現在処理中の文章の内容に多く現れ
るキーワードの種類などによって判別し、自動的に切り
替えるものであるようなものであっても良い。
【0089】あるいは、複合構成要素の複合度(構成要
素の複雑さ)は、その構成要素が表している文章におけ
る意味の抽象度と関連すると考えられる。したがって、
抽象度によって適用する規則を切り替えたいとき、すな
わち、大まかな構成に関連する規則と、細かな文の接続
に関する規則の適用を制御したいときは、複合構成要素
の複合度を参照して切り替えるようにしてもよい。規則
群は、常にすべての規則が満足されねばならないわけで
はない。優先順位に従って評価され、満足できない規則
は、満足しなくても良い。優先順位は、個々の規則その
ものが優先順位番号を持っていても良いし、この例のよ
うに規則を優先順位に並べておく方法でも良い。
【0090】本実施例では、出力される構成の主題を指
定するための主題構成要素指定部8がある。主題構成要
素指定部8は、ユーザがある構成要素を直接指定し、そ
れを主題とした構成を組み立てるように指定する。主題
として選択された構成要素は、接続規則によって、評価
され特別な処理がなされる。この実施例の場合は、規則
1がそれに相当する。主題を処理するための規則を接続
規則保持部10が有していなければ意味がないのは当然
である。しかしながら、主題を指定するのは必須ではな
い。指定しないで接続規則適用部11を起動しても構わ
ない。その際は主題としての処理が記述された規則が処
理されないだけのことである。
【0091】このようにして、ユーザによる構成要素の
入力、接続関係の入力、接続規則の指定、あるいは必要
により、主題構成要素の指定が終わると、接続規則適用
部11が起動される。接続規則適用部11は、構成要素
を接続関係を辿りながら順に評価していく。すべての構
成要素あるいは、もし、支援範囲指定部15によって、
規則の適用する構成要素が指定されていればその範囲の
構成要素をすべて処理してしまうまで、処理が続行され
る。接続規則適用部11における基本的な処理の流れを
以下に示す。
【0092】(1) ユーザによって指定された構成要
素を対象構成要素とする。ユーザによって構成要素が指
定されない場合は、規則を参照して、対象構成要素を決
定する。 (2) 対象構成要素に『評価済』のマークを付け、対
象構成要素に接続規則を優先順位に従って適用する。 (3) 現在の対象構成要素および評価状態を、たとえ
ばスタックに積むなどによって保存し、次の対象構成要
素を決定して、それを新しい対象構成要素として(2)
からの処理を再帰的に呼び出す。
【0093】新しい対象構成要素は、以下のように決め
られる。 規則によって、次の対象構成要素が決められた場合
は、それを新しい対象構成要素にする。 対象構成要素にまだ辿っていない接続関係があり、
かつその接続先の構成要素が『評価済』マークを持って
いなければ、それを新しい対象構成要素にする。 (4) 新しい対象構成要素が決定できない場合、たと
えば既にすべての接続先の構成要素が『評価済』であっ
た場合は、後処理を行ってから、保存された(スタック
に積まれた)状態を復帰して、呼び出された手続きへ戻
る。後処理とは、たとえば対象構成要素の接続先の構成
要素を優先して評価するというような規則の場合、対象
構成要素自身の評価が済んでいないので、それはここで
評価される。
【0094】以上の処理をすべての構成要素を処理する
まで、繰り返す。この処理方法では、一つの候補しか生
成されないが、途中、(3)の処理時に他の選択肢に関
する情報もスタックに積むことで、いわゆるバックトラ
ック処理が可能であるので、すべての候補を生成するま
で処理を続行させることも可能である。この実現には、
特に特殊な処理を必要とせず、従来の技術(たとえば、
Prologプログラミング言語のインタープリタ(逐
次解釈実行系)における実現メカニズム)で充分実現可
能なので、ここでは説明を省略する。
【0095】次に、どのように処理が進むか一例を用い
て説明する。図7に示すような構成要素の接続関係にお
いて、図8に示す接続規則を用いるものとする。ユーザ
は、主題として構成要素E4、選択可能な規則としては
規則1’(主題を最後に述べる)、規則6’(理由を後
に述べる)を指定したものとする。以下の処理の中では
「配置する」という言葉が出現するが、これは構成要素
を構成要素保持部4の別の記憶場所に順序だてて保持し
て行くと言う意味である。図9は図7に示された構成要
素から文章を生成する際の構成例を説明するための図で
ある。
【0096】1.規則1’は、図8に示されているよう
に、主題となる構成要素を最後に述べるというものであ
るから、構成要素E4が最後の構成要素になる。すなわ
ち、構成要素E4は、文章の最後に配置される。最後の
構成要素が先に決まったので、以降の処理で構成要素
は、最後から最初へと決定されていく。 2.図7に示す関係から、構成要素E3は、構成要素E
4の理由となっている。したがって、構成要素E4の次
は、接続関係R3を辿って、構成要素E3に移る。 3.構成要素E2は、構成要素E3との接続関係R2が
理由になっている。そして、接続関係R2に関して、規
則6’を適用する。すなわち、規則6’は、「ある構成
要素Aが構成要素Bの理由である場合は、構成要素Bを
述べてから構成要素Aを述べる」というものであるか
ら、構成要素E2を先に述べ構成要素E3を後に述べ
る。したがって、構成要素E4の前に構成要素E3を配
置する。
【0097】4.構成要素E3の接続関係は、処理し終
わったので、構成要素E2の処理に移る。 5.構成要素E2には、図7に示すように、未処理の接
続関係R1と接続関係R5とがある。図8に示すよう
に、規則5は、「構成要素Aに複数の接続関係があり、
それが理由と逆接である場合は、逆接より理由の接続関
係の先の構成要素を構成要素Aの近くに配置する」とい
うものである。この規則5により、接続関係R5が優先
される。接続関係R5は、規則6’「ある構成要素Aが
構成要素Bの理由である場合は、構成要素Bを述べてか
ら構成要素Aを述べる」によって構成要素E2が構成要
素E6の後に述べられる。したがって、構成要素E2
は、構成要素E3の前へ配置される。次に、構成要素E
6の処理に移る。
【0098】6.構成要素E6は、接続関係R6が残さ
れている。接続関係R6に関する規則が特にないので、
構成要素E7および構成要素E6は、構成要素E2の前
へこの順序で配置される。 7.構成要素E7には、接続関係がないので、構成要素
E2へ戻る。構成要素E2には、未処理の接続関係R1
を辿って構成要素E1へ移る。 8.構成要素E1は、接続関係R4がある。接続関係R
4は、規則6’「ある構成要素Aが構成要素Bの理由で
ある場合は、構成要素Bを述べてから構成要素Aを述べ
る」により構成要素E5を後に述べるので、構成要素E
1、構成要素E5をこの順序で、構成要素E7の前へ配
置して、処理が終了する。
【0099】上記の場合、図9に示すような順序で構成
要素が配置される。適用結果表示制御部12は、このよ
うにして生成された構成要素を、ユーザに分かりやすい
ように通常の文章の形式にして、図示されていない表示
装置に表示する。その結果を以下に示す。以下の<>で
囲まれた部分は、元の構成要素の表現上に存在しない
が、読み易くするために、接続関係を基に挿入した接続
詞である。このような接続詞を接続関係から自動的に生
成して挿入するように適用結果制御表示部12を構成す
ることができる。
【0100】次に、本実施例の文章編集支援装置によっ
て、文章を構成するための一処理例を挙げる。 構成要素E1:文献などではアウトラインをしっかり決
めてから、文章を書きはじめるという手法が勧められて
いる。 構成要素E5:<なぜなら>アウトラインあるいは構成
をしっかり決めないと、何を意味している文章であるか
分からなくなる。<からである> 構成要素E7:<しかし>アウトラインの修正は構成を
変更だけにとどまらず、接続助詞などの文章の細かな表
現にまで及ぶため、その労力は相当なものである。 構成要素E6:<そして>アウトラインを修正して、ま
た書き直すといった、修正作業は頻繁に発生する。これ
は、従来のアウトラインプロセッサを使用しても、変わ
らない。
【0101】構成要素E2:<なぜなら>構成が予め決
まっていても、実際に文を書き下してみると、その構成
ではうまく記述できない場合が少なくない。例えば、文
としての繋がりが良くない、あるいは、予め考えた構成
が誤っていた、新しいことが思い浮かんだ、などの場合
にそれは起こる。<からである> 構成要素E3:,<なぜなら>一般に文章を書くという
作業は、文を書きながら物ごとを考えたり、あるいは構
成が次第に定まっていく、試行錯誤的な部分を占める割
合が多い。<からである> 構成要素E4:<従って>最初からアウトラインを厳密
に決めるのではなく、予め概要のみを決めておき、細か
な構成は書きながら、決めて行くという方法が望まし
い。
【0102】上記の構成では、構成要素E4の主張を述
べるために、その反例から順を追って説明するように出
力された。<>はシステムによって自動的に挿入された
接続詞であるので、実際に読んでみると不自然である
が、全体として、それなりに意味を持った構成が出力さ
れたことになる。このとき注意しなければならないの
は、ユーザによって指定された接続関係と実際に文章の
意味する接続関係が正確に一致している必要はないとい
うことである。もちろん、大きくかけ離れてしまうと、
出力される構成も支離滅裂なものになってしまうが、多
少異なった程度であれば、ユーザの見方と異なった構成
が出力される可能性があり、それはユーザの新しい発想
の支援に繋がるからである。
【0103】本実施例の文章編集支援装置によって文章
を構成するための他の処理例を説明する。前記と同様に
図7に示す接続関係において、図8に示す接続規則を適
用する。主題としては、構成要素E3、選択可能な規則
としては規則1(主題を最初に述べる)、規則6(理由
を先に述べる)を指定したものとする。 1.規則1により、構成要素E3は、最初の構成要素に
なるので、文章の最初に配置される。 2.構成要素E3は、接続関係R2および接続関係R3
の二つを持っており、両者とも「理由」である。そこ
で、一つの構成要素が複数の接続関係を持つ場合、接続
先がすべてに含まれる構成要素の数が少ないものを優先
的に述べるという規則3により、接続関係R3を辿って
構成要素E4に移る。そして、構成要素E4は、構成要
素E3の後に配置される。 3.構成要素E4の接続関係は、すべて評価したので構
成要素E3に戻り、接続関係R2を辿って構成要素E2
に移る。
【0104】4.構成要素E2には、未処理の接続関係
R1および接続関係R5がある。構成要素Aに複数の接
続関係があり、それが理由と逆接である場合は、逆接よ
り理由の接続関係の先の構成要素を構成要素Aの近くに
配置するという規則5によって、接続関係R5を優先す
る。接続関係R5は、理由を先に述べるという規則6に
よって、構成要素E2が後に述べられるので、構成要素
E2を構成要素E4の後へ配置した後、処理が構成要素
E6へ移る。 5.構成要素E6の未処理の接続関係はR6のみであ
る。接続関係R6に関する規則が、特にないので、構成
要素E6および構成要素E7は、構成要素E2の後へこ
の順序で配置される。
【0105】6.構成要素E6および構成要素E7の処
理が終了したので、処理は、構成要素E2へ戻る。処理
は、未処理の接続関係R1を辿って接続関係E1へ移
る。 7.構成要素E1の接続関係R4に関して、理由を先に
述べるという規則6により、構成要素E5を先に述べる
ので、構成要素E5および構成要素E1は、この順序で
構成要素E7の後へ配置された後、処理を終了する。図
10は図7に示された構成要素から文章を生成する際の
他の構成例を説明するための図である。上記処理の結
果、図10に示すような構成が出力される。この処理結
果は、適用結果表示制御部12によって、図示されてい
ない表示装置に表示させる。
【0106】たとえば、上記表示装置には、以下のよう
に表示される。 構成要素E3:一般に文章を書くという作業は、文を書
きながら物ごとを考えたり、あるいは構成が次第に定ま
っていく、試行錯誤的な部分を占める割合が多い。 構成要素E4:<従って>最初からアウトラインを厳密
に決めるのではなく、予め概要のみを決めておき、細か
な構成は書きながら、決めて行くという方法が望まし
い。 構成要素E2:<従って>構成が予め決まっていても、
実際に文を書き下してみると、その構成ではうまく記述
できない場合が少なくない。例えば、文としての繋がり
が良くない、あるいは、予め考えた構成が誤っていた、
新しいことが思い浮かんだ、などの場合にそれは起こ
る。
【0107】構成要素E6:<従って>アウトラインを
修正して、また書き直すといった、修正作業は頻繁に発
生する。これは、従来のアウトラインプロセッサを使用
しても、変わらない。 構成要素E7:<そして>アウトラインの修正は構成を
変更だけにとどまらず、接続助詞などの文章の細かな表
現にまで及ぶため、その労力は相当なものである。 構成要素E5:<しかし>アウトラインあるいは構成を
しっかり決めないと、何を意味している文章であるか分
からなくなる。 構成要素E1:<従って>文献などではアウトラインを
しっかり決めてから、文章を書きはじめるという手法が
勧められている。この例は、前の例と違う構成要素E3
を主題として選んだ。構成要素E4が元々「望ましい」
という一種の主張を伴った表現形態であるため、文章を
読んだときの「文章の通り」は前例よりも悪い。しか
し、少々編集することで、以下のような文章を作ること
ができる。
【0108】構成要素E3:実は文章を書くという作業
は、文を書きながら物ごとを考えたり、あるいは構成が
次第に定まっていく、試行錯誤的な部分を占める割合が
多いのではないだろうか。 構成要素E4:なぜなら、実際には最初からアウトライ
ンを厳密に決めるのではなく、予め概要のみを決めてお
き、細かな構成は書きながら、決めて行くという方法で
書き進めることも多いからである。 構成要素E2:構成が予め決まっていても、実際に文を
書き下してみると、その構成ではうまく記述できない場
合が少なくない。例えば、文としての繋がりが良くな
い、あるいは、予め考えた構成が誤っていた、新しいこ
とが思い浮かんだ、などの場合にそれは起こる。
【0109】構成要素E6:そこで、アウトラインを修
正して、また書き直すといった、修正作業は頻繁に発生
する。これは、従来のアウトラインプロセッサを使用し
ても、変わらない。 構成要素E7:アウトラインの修正は構成を変更だけに
とどまらず、接続助詞などの文章の細かな表現にまで及
ぶため、その労力は相当なものである。 構成要素E5:一方、アウトラインあるいは構成をしっ
かり決めないと、何を意味している文章であるか分から
なくなる。 構成要素E1:そのため、文献などではアウトラインを
しっかり決めてから、文章を書きはじめるという手法が
勧められている。 構成要素E8:その主張はもっともであるが、実際の文
章作成はそれほどすっきりとはいかないのではないだろ
うか。
【0110】このように、構成要素E1に疑問を投げ掛
けながら、構成要素E3という主張を述べると言う形態
の文章になった。このように元は同じことを意味してい
る構成要素を接続関係を考慮して並べかえることで、異
なった構成の文章を生成することができる。前述したよ
うに、本実施例は、文章の編集作業を完全に自動化しよ
うとするものではない。ユーザに異なった文章の構成に
関する示唆を行い、文章の作成を支援しようとするもの
である。
【0111】文章を編集する際に、部分的な支援を受け
たい場合は、支援を受ける文章の範囲を指定する支援範
囲指定部15が設けられている。また、「わざと規則を
無視した文章を書きたい」、あるいは、「一度生成され
た構成を一部だけ保存し、他は書き換えたい」、などの
要求に対しては、文章の構成要素に『書換不可』のよう
な指標を付加することで、実現できる。接続規則適用部
11の処理に、「構成要素に『書換不可』マークが付い
ていたら、その構成要素に関する処理は省略する」とい
うステップを追加すれば良いだけである。
【0112】図11は本実施例を説明するための代表構
成要素を示す図である。図10までに示された実施例に
は、複合構成要素を代表する代表構成要素が用いられて
いなかった。図11は代表構成要素を用いることで、複
合構成要素どうしを関係づける際に便利になる。複合構
成要素は、複数の構成要素からなるもので、構成要素が
階層上に構成され、複雑な場合、数十以上の基本構成要
素から構成される場合もある。そのような場合、構成要
素の表現している内容を一目で把握することが難しくな
るため、関係入力作業において、他の構成要素と関係づ
ける作業に困難が伴ってくる。
【0113】そこで、複合構成要素を代表する代表構成
要素を設けることによって、その代表構成要素のみを参
照することで、おおまかに内容を把握することが可能に
なる。具体的にいうと代表構成要素は、段落における主
文のような役割を意味する。たとえば、図11に示すよ
うに、構成要素E0から構成要素E15までの各構成要
素間に図11(イ)に示すような接続関係がある場合を
考える。図11(イ)において、たとえば構成要素E1
は、構成要素E0と、構成要素E12と、構成要素E1
3とから構成されている。そして、構成要素E13は、
構成要素E14と、構成要素E15とから構成されてい
る。図11(ロ)において、たとえば構成要素E2は、
構成要素E3と、構成要素E4とから構成されている。
そして、構成要素E4は、構成要素E5と、構成要素E
6と、構成要素E7とから構成されている。図11
(ハ)において、たとえば構成要素E8は、構成要素E
9と、構成要素E10と、構成要素E11とから構成さ
れている。
【0114】このような関係にある時、構成要素E1と
構成要素E2とを関係づけることを考えてみる。構成要
素E1は、構成要素E0と、構成要素E12と、構成要
素E14と、構成要素E15との4つの基本構成要素か
らなっている。また、構成要素E2は、構成要素E3
と、構成要素E5と、構成要素E6と、構成要素E7と
の4つの基本構成要素から成っている。したがって、構
成要素E1と構成要素E2とを関係づける場合、本来な
らば合計8つの基本構成要素の内容を読んでからでない
と、それぞれの意味が判らないため、関係を付けること
ができないことになってしまう。
【0115】そこで、本実施例は、代表構成要素を導入
する。図11中の二重線の枠で示された構成要素がその
上位の複合構成要素における代表構成要素を意味してい
る。たとえば、複合構成要素E13における代表構成要
素は、構成要素E14で、構成要素E1における代表構
成要素は、構成要素E13である。したがって、構成要
素E1の代表構成要素は、構成要素E13であるが、構
成要素E13は、複合構成要素なので、構成要素E13
の代表構成要素が構成要素E14となる。結局、構成要
素E1の代表構成要素は、構成要素E14であるという
ことになる。一方、図11(ロ)に示された構成要素E
2の代表構成要素は、前記同様にして、構成要素E3で
ある。したがって、構成要素E1と構成要素E2を関係
づけようとするときは、構成要素E3と構成要素E14
との内容を読むだけで関係付けを行うことが可能にな
る。
【0116】図12は本実施例における代表構成要素に
対応した接続関係保持部のデータ内容を説明するための
図である。実際に代表構成要素を実現するには、接続関
係保持部7に代表構成要素のためのデータフィールドを
設けるだけでよい。代表構成要素のデータフィールド
は、構成要素リストに保持されている構成要素の内の一
つを代表構成要素として保持される。代表構成要素を利
用した支援装置では、さらに構成要素表示制御部5に関
して、代表構成要素であることを示すように表示制御し
たり、複合構成要素を代表構成要素のみで表示制御した
り、すべての内容を表示制御したりするように二つのモ
ードを設けた装置が考えられる。
【0117】図13は本実施例における代表構成要素を
明示する構成要素表示装置の一例を説明するための図で
ある。図13は代表構成要素を表示した場合の例で、ア
ンダーラインで示された部分が代表構成要素を意味して
いる。図14は本実施例における代表構成要素を明示す
る構成要素表示装置の他の例を説明するための図であ
る。図14において、(イ)はすべての内容を表示する
モードで、(ロ)は代表構成要素のみのモードを示して
いる。図14はモードを選択できる場合の例で、すべて
の内容を表示するモードにしたり、あるいは代表構成要
素のみのモードにしたりすることができる。
【0118】図15は本実施例における接続規則適用部
の処理を説明するためのフローチャートである。図16
は本実施例における接続規則適用部の処理を説明するた
めのフローチャートである。そして、図15および図1
6は、符号AないしCにおいて接続されている。先ず、
文章の編集を支援させるために、選択された規則は、接
続規則保持部10から接続規則適用部11に集められる
(ステップ151)。ユーザは、処理をスタートさせる
ために構成要素を対象構成要素指定部16から指定する
(ステップ152)。接続規則適用部11は、対象構成
要素がユーザによって指定されたか否かを調べる(ステ
ップ153)。
【0119】接続規則適用部11は、ユーザによって対
象構成要素が指定されていると判断した場合、構成要素
の出力順序が決まっているか否かを調べる(ステップ1
54)。接続規則適用部11は、対象構成要素の出力順
が決まっている場合、その対象構成要素に『評価済』の
マークを付ける(ステップ155)。接続規則適用部1
1は、ステップ153において、ユーザによって対象構
成要素が指定されていないと判断した場合、規則群を参
照して対象構成要素を決定する(ステップ156)。接
続規則適用部11は、対象構成要素を決定できた場合、
ステップ154に進み、前記と同様な処理を行なう。接
続規則適用部11は、対象構成要素を決定できない場
合、ユーザに指定させる(ステップ157)。
【0120】ステップ157において、ユーザから対象
構成要素が指定された場合、ステップ154に進み、前
記と同様な処理を行なう。ステップ154において、構
成要素の出力順序が決まっていない場合、接続規則適用
部11は、規則を参照して決定する(ステップ15
8)。接続規則適用部11は、規則を参照しても出力順
序が決定できない場合、「順」と決定する(ステップ1
59)。。ステップ158において、規則を参照して出
力順序が決定した構成要素に『評価済』のマークを付け
る。また、規則を参照しても出力順序が決定できなかっ
た構成要素で「順」を付けた構成要素に『評価済』のマ
ークを付ける(ステップ155)。接続規則適用部11
は、対象構成要素の未評価の接続関係に規則を適用し、
規則の適用された接続関係の接続先を新しい対象構成要
素とする(ステップ160)。
【0121】この時点では処理しないが、後処理で実際
の処理を行なうために、記憶領域にその情報を書いてお
く場合もある。たとえば、接続先を先に評価するような
規則の場合は、先に接続先を辿って、評価し最後に対象
構成要素が後処理で配置される場合である。処理できる
規則がなく、かつ対象構成要素が評価済でないときは、
ここで配置される。配置するとは、構成要素を構成要素
保持部4の別の記憶場所に順序立てて保持していくこと
である。ここで、用いられる順序が先に決められた構成
要素の出力順序である。接続規則適用部11は、新しい
対象構成要素が決定できるか否かを調べる(ステップ1
61)。新しい構成要素は、以下のようにして決定され
る。 1.規則によって新しい対象構成要素が決められた場合
は、それを新しい構成要素とする。 2.対象構成要素にまだ辿っていない接続関係があり、
かつその接続先の構成要素が『評価済』マークを持って
いなければ、それを新しい対象構成要素とする。
【0122】接続規則適用部11は、新しい対象構成要
素が決定できる場合、対象構成要素の状態をスタックに
積む(ステップ162)。そして、接続規則適用部11
は、その新しい対象構成要素を対象構成要素とする(ス
テップ163)。その後、接続規則適用部11は、その
対象構成要素に『評価済』のマークを付け、対象構成要
素がなくなるまで繰り返す。ステップ161において、
接続規則適用部11は、新しい構成要素が決定できない
と判断した場合、スタックから状態を一つ取り出す(ス
テップ164)。接続規則適用部11は、スタックが空
か否かを調べる(ステップ165)。接続規則適用部1
1は、スタックが空であると判断した場合、処理を終了
する。接続規則適用部11は、スタックが空でないと判
断した場合、スタックから状態を取り出し、構成要素を
対象構成要素とする(ステップ166)。ステップ16
6で取り出した対象構成要素は、接続規則適用部11に
よって、後処理が行なわれる(ステップ167)。対象
構成要素は、ステップ160に戻り、同じ処理を繰り返
し、スタックが空になるまで続ける。
【0123】上記フローチャートの処理を具体的に図7
の構成要素について説明する。先ず、接続規則適用部1
1は、規則1’、規則2ないし規則5、および規則6’
が集められる。たとえば、図7に示されている構成要素
E4が主題に指定されているとする。構成要素E4は、
規則1’によって最後の構成要素となるので、対象構成
要素をE4とする。この時、最後が決定されたので、出
力順序を「逆」とする。そして、構成要素E4に『評価
済』のマークを付ける。
【0124】構成要素E4に適用可能な規則としては、
規則6’があるが、既に規則1’によって、構成要素E
4を最後にすることが決定されている。そのため、規則
6’は、満足できないので、他に適用できる規則がな
い。そこで、未評価の接続関係R3を辿って構成要素E
3を新しい対象構成要素とする。構成要素E4の状態を
スタックに積む。構成要素E3を対象構成要素とする。
構成要素E3に『評価済』のマークが付けられる。接続
規則適用部11は、構成要素E3に対して、規則6’に
基づいて接続関係R3および接続関係R2を適用できる
が、接続関係R3の先が処理済なので、接続関係R2に
関してのみ処理を行なう。すなわち、規則6’は、理由
を後に述べるようになっているが、構成要素E3は、構
成要素E2の理由なので、構成要素E3を後で述べるこ
とになる。そこで、構成要素E3は、配置される。接続
関係R2に規則が適用されたので、その先構成要素E2
に新しい構成要素が決定される。構成要素E3の状態を
スタックに積む。
【0125】構成要素E2は、対象構成要素と決定さ
れ、『評価済』のマークが付けられる。構成要素E2に
は、接続先が未処理の接続関係R1と接続関係R5とが
ある。規則3は、両方の構成要素の数が同じなので適用
されない。そこで、構成要素E2には、規則5および規
則6’が適用される。規則5から接続関係R1より接続
関係R5を先に評価することになるので、新しい構成要
素E6が決定される。接続関係R5に関しては、規則
6’により構成要素E2が後に述べられることになるの
で、構成要素E2が配置される。構成要素E2の状態を
スタックに積む。構成要素E6が対象構成要素になる。
構成要素E6は、『評価済』のマークが付けられる。
【0126】構成要素E6の場合、接続先が未処理の関
係は、接続関係R6だけである。接続関係R6に関して
は、特に接続規則がないので、構成要素E6が配置され
る。接続関係R6の先の構成要素E7は、未評価なの
で、新しい対象構成要素となる。構成要素E7の状態を
スタックに積む。構成要素E7は、『評価済』のマーク
が付けられる。構成要素E7の場合、接続関係は、R6
以外なので、規則は適用されない。そこで、構成要素E
7が配置される。新しい構成要素は、決定できないの
で、スタックから構成要素E6の情報を取り出す。構成
要素E6を対象構成要素とする。構成要素E6には、後
処理がなく、未処理の接続関係もない。構成要素E6か
ら新しい対象構成要素は、決定できないので、スタック
からE2の情報を取り出す。
【0127】構成要素E2を対象構成要素とする。構成
要素E2の後処理は、特にない。構成要素E2は、まだ
辿っていない接続関係R1があるが、接続関係R1には
特に適用できる規則がない。接続関係R1の先の構成要
素E1は、未処理なので、構成要素E1を新しい構成要
素とする。構成要素E2の状態をスタックに積む。構成
要素E1を対象構成要素とする。構成要素E1は、『評
価済』のマークが付けられる。構成要素E1では、規則
6’が接続関係R4に適用可能である。接続関係R1
は、既に処理されているので、評価されない。規則6’
により、構成要素E1を先に述べるので、後処理に「構
成要素E1を配置する」を指示する。対象構成要素E5
は、新しい対象構成要素となる。
【0128】構成要素E1の状態をスタックに積む。構
成要素E5に『評価済』のマークが付けられる。構成要
素E5の場合、接続関係は、R1以外にないので、構成
要素E5を配置する。構成要素E5を新しい構成要素と
することができないので、スタックから構成要素E1の
情報を取り出す。構成要素E1を対象構成要素とする。
構成要素E1には、「構成要素E1を配置する」という
後処理が記されているので、構成要素E1を配置する。
構成要素E1には、未処理の接続関係がない。構成要素
E1から新しい対象構成要素は、決定できないので、ス
タックから構成要素E2の情報を取り出す。構成要素E
2を対象構成要素とする。構成要素E2の後処理はな
く、未処理の接続関係もない。
【0129】構成要素E2から新しい対象構成要素は、
決定できないので、スタックから構成要素E3の情報を
取り出す。構成要素E3を対象構成要素とする。構成要
素E3の後処理はなく、未処理の接続関係もない。構成
要素E3から新しい対象構成要素は、決定できないの
で、スタックから構成要素E4の情報を取り出す。構成
要素E4を対象構成要素とする。構成要素E4の後処理
はなく、未処理の接続関係もない。構成要素E4から、
新しい対象構成要素は、決定できないので、スタックか
らさらに情報を取り出そうとするがスタックが空なの
で、処理を終了する。
【0130】以上、本実施例を詳述したが、前記本実施
例に限定されるものではない。そして、特許請求の範囲
に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の
設計変更を行なうことが可能である。たとえば、本実施
例は、文章の編集を支援する一例を示すに過ぎず、上記
形態以外の各種文章に適用できることはいうまでもな
い。また、図1に示す本実施例の文章編集支援装置にお
ける、各ブロックは、従来の公知あるいは周知例によっ
て達成できる。
【0131】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、予
め細かな構成を考えてから文章を書き始めるのではな
く、大まかな構成の元で書き下していきながら、ユーザ
が局所的な接続関係を入力することで、文章編集支援装
置が可能な構成を組み立ててくれる。したがって、ユー
ザは、予め細かな構成を考えてから文章を書き始めず
に、文章を作成することが可能である。また、最初から
文章の構成を細かなレベルで決めることが困難であるよ
うな文章を書くとき、あるいは書きながら文章の構成を
決めていくような発想支援的な使い方、あるいは書きな
がら文章の構成を決めていくような文章作成のスタイル
を好むユーザに対して、効果を発揮する。あるいはま
た、文章上の論理的な順序などに関して、ユーザに注意
を促しながら編集をさせることになるので、文章の構成
がおかしくなる可能性を減らすことができたり、文章の
構成がある一定基準以上の品質を保つという効果も併せ
持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である文章編集支援装置を
説明するためのブロック構成図である。
【図2】 本実施例における構成要素入力部の画面イメ
ージを説明するための図である。
【図3】 本実施例における構成要素保持部のデータ内
容を説明するための図である。
【図4】 本実施例における接続関係入力部の画面イメ
ージを表すもので、接続関係のメニューを説明するため
の図である。
【図5】 本実施例における接続関係入力部の画面イメ
ージを表すもので、接続関係の他のメニューを説明する
ための図である。
【図6】 本実施例における接続関係保持部のデータ内
容を説明するための図である。
【図7】 本実施例における接続関係によって関係づけ
られた構成要素を説明するための図である。
【図8】 本実施例における接続規則の例を説明するた
めの図である。
【図9】 図7に示された構成要素から文章を生成する
際の構成例を説明するための図である。
【図10】 図7に示された構成要素から文章を生成す
る際の他の構成例を説明するための図である。
【図11】 本実施例を説明するための代表構成要素を
示す図である。
【図12】 本実施例における代表構成要素に対応した
接続関係保持部のデータ内容を説明するための図であ
る。
【図13】 本実施例における代表構成要素を明示する
構成要素表示装置の一例を説明するための図である。
【図14】 本実施例における代表構成要素を明示する
構成要素表示装置の他の例を説明するための図である。
【図15】 本実施例における接続規則適用部の処理を
説明するためのフローチャートである。
【図16】 本実施例における接続規則適用部の処理を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・構成要素入力部 10・・・接続
規則保持部 2・・・文章入力部 11・・・接続
規則適用部 3・・・構成要素分解部 12・・・適用
結果表示制御部 4・・・構成要素保持部 13・・・複合
構成要素登録部 5・・・構成要素表示制御部 14・・・接続
関係解析部 6・・・接続関係入力部 15・・・支援
範囲指定部 7・・・接続関係保持部 16・・・対象
構成要素指定部 8・・・主題構成要素指定部 9・・・接続規則指定部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図9】
【図5】
【図6】
【図10】
【図12】
【図7】
【図13】
【図14】
【図8】
【図11】
【図15】
【図16】

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文章の構成要素毎に入力するための構成
    要素入力手段と、 入力された構成要素を保持する構成要素保持手段と、 構成要素間の接続関係を付けて、この接続関係を入力す
    る接続関係入力手段と、 構成要素間の接続関係を保持する接続関係保持手段と、 構成要素間の接続関係に関する規則を保持する接続規則
    保持手段と、 保持された構成要素群に接続規則を適用して文章を編集
    する接続規則適用手段と、 規則を適用して文章を編集した結果を表示するように制
    御する適用結果表示制御手段と、 を備えていることを特徴とする文章編集支援装置。
  2. 【請求項2】 構成要素を表示するように制御する構成
    要素表示制御手段を備えていることを特徴とする請求項
    1記載の文章編集支援装置。
  3. 【請求項3】 前記構成要素入力手段が、まとまった文
    章を入力する文章入力手段と、 入力された文章を最小の構成要素に分解する構成要素分
    解手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1記載の文章編集
    支援装置。
  4. 【請求項4】 文章の中心となる主題構成要素をユーザ
    が指定するための主題構成要素指定手段と、 当該主題構成要素指定手段によって指定された主題構成
    要素を中心とする構成に組み立て直すことができる接続
    規則適用手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1記載の文章編集
    支援装置。
  5. 【請求項5】 構成要素間の接続関係を解析する接続関
    係解析手段を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の文章編集支援装置。
  6. 【請求項6】 文章の目的や支援の程度に応じて、複数
    用意されている適用規則の中から使用する規則をユーザ
    が選択して指定するための接続規則指定手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の文章編集支援装置。
  7. 【請求項7】 文章の目的や支援の程度に応じて、複数
    用意されている接続関係の適用規則の中から使用する規
    則を自動的に選択するための接続規則指定手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1記載の文章編集支援装
    置。
  8. 【請求項8】 文章の構成に関する支援を行なう範囲を
    指定するための支援範囲指定手段を備えていることを特
    徴とする請求項1記載の文章編集支援装置。
  9. 【請求項9】 文章の最小構成要素を文として保持する
    構成要素保持手段を備えていることを特徴とする請求項
    1記載の文章編集支援装置。
  10. 【請求項10】 文章の最小構成要素を段落として保持
    する構成要素保持手段を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の文章編集支援装置。
  11. 【請求項11】 文章の最小構成要素が複数まとまった
    複合構成要素を、一つの構成要素として登録できる、複
    合構成要素登録手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1記載の文章編集
    支援装置。
  12. 【請求項12】 複合構成要素の構造上の大きさに応じ
    て、適用する接続規則を自動的に選択する接続規則適用
    手段を備えていることを特徴とする請求項11記載の文
    章編集支援装置。
  13. 【請求項13】 文章の最小構成要素を複数集めた複合
    構成要素の一つが複合構成要素の代表として識別できる
    接続関係を保持する接続関係保持手段を備えていること
    を特徴とする請求項11記載の文章編集支援装置。
  14. 【請求項14】 複合構成要素内の代表構成要素を明示
    的に表示を行なうように制御することができる構成要素
    表示制御手段を備えていることを特徴とする請求項13
    記載の文章編集支援装置。
  15. 【請求項15】 個々の構成要素毎に、内容を全て表示
    する状態と、代表構成要素だけを表示する状態との、二
    つの状態の表示を行なうように制御することができる構
    成要素表示制御手段を備えていることを特徴とする請求
    項13記載の文章編集支援装置。
  16. 【請求項16】 構成要素間の接続関係に関する規則が
    構造的な接続関係であると判断してその接続規則を適用
    する接続規則適用手段を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の文章編集支援装置。
  17. 【請求項17】 構成要素間の接続関係、あるいはそれ
    に関する規則が論理的な接続関係であると判断してその
    接続規則を適用する接続規則適用手段を備えていること
    を特徴とする請求項1記載の文章編集支援装置。
  18. 【請求項18】 構成要素間の接続関係、あるいはそれ
    に関する規則の重要度を判断してその接続規則を適用す
    る接続規則適用手段を備えていることを特徴とする請求
    項1記載の文章編集支援装置。
  19. 【請求項19】 構成要素間の接続関係、あるいはそれ
    に関する規則の時間的順序関係を判断してその接続規則
    を適用する接続規則適用手段を備えていることを特徴と
    する請求項1記載の文章編集支援装置。
  20. 【請求項20】 構成要素間の接続関係、あるいはそれ
    に関する規則の空間的位置関係を判断してその接続規則
    を適用する接続規則適用手段を備えていることを特徴と
    する請求項1記載の文章編集支援装置。
  21. 【請求項21】 構成要素に付けられた関係を構成要素
    と共に表示する構成要素表示制御手段を備えていること
    を特徴とする請求項1記載の文章編集支援装置。
  22. 【請求項22】 構成要素の接続関係が表示されている
    メニューの中から候補を選択する接続関係入力手段を備
    えていることを特徴とする請求項1記載の文章編集支援
    装置。
  23. 【請求項23】 指定された複合構成要素のレベルまで
    しか表示されないように制御する構成要素表示制御手段
    を備えていることを特徴とする請求項11記載の文章編
    集支援装置。
  24. 【請求項24】 接続関係保持手段に保持されている接
    続関係から接続詞を生成すると共に、構成要素を出力す
    る際に、構成要素間に前記接続詞を自動的に挿入するこ
    とを行ない、その結果を表示するように制御する適用結
    果表示制御手段を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の文章編集支援装置。
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