JPH0322083A - 自然言語処理装置 - Google Patents

自然言語処理装置

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JPH0322083A
JPH0322083A JP1155902A JP15590289A JPH0322083A JP H0322083 A JPH0322083 A JP H0322083A JP 1155902 A JP1155902 A JP 1155902A JP 15590289 A JP15590289 A JP 15590289A JP H0322083 A JPH0322083 A JP H0322083A
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Kenji Ono
顕司 小野
Masaie Amano
天野 真家
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】 (産業上の利用分野) 本発明は自然言語からなるテキスト(文章)の文構造か
らその論旨構造を求めて文章校正を効果的に支援するこ
とのできる自然言語処理装置に関する。 (従来の技術) 近時、自然言語処理の研究が種々進められており、例え
ば作成済みの文章(テキスト)を校正する為の手立てと
して利用すること等が試みられている。ところが自然言
語処理を利用して文書校て、その文章校正を支援するよ
うに構成されているに過ぎない。この為、自然言語処理
を利用して文章を構成する複数の文の間の相対的な関係
によってその良否が判断されるような事項、例えばその
論旨展開が不明瞭な部分の検出とその指摘等を行うこと
が非常に困難であった。 ところで、例えば『情報処理学会研究会報告VOI.8
9,No.8 89−NL−70 Jに紹介されるよう
に、文中に出現する接続詞等の修辞表現を手掛りとし、
この修辞表現から複数の文間の接続関係として許されて
いる系列を接続規則を参照して調べることでその文脈構
造を求めることが試みられている。 しかし上記文献には、文章(テキスト)からその論旨構
造(文脈構造)を抽出する手法が開示されるでいるに過
ぎない。しかもテキストを構成する複数の文に必ず接続
詞等の接続表現があるとは限らないので、この文献に示
されるような修辞表現を利用しても、その文脈構造を正
確に決定するには幾つかの問題が残されている。この為
、その論旨展開の不明瞭な部分を検出して文章校正を支
援名詞や動詞を手掛りとしてその文章内容に近い文脈構
造を調べたり、またテキスト中に出現する111語に対
する語量的・形態的なチェックや文法的なチェックを行
っているに過ぎない。これ故、従来の自然言語処理の技
術を用いるだけでは文書校正を支援するにしても限界が
あり、例えばその論旨展開の不明瞭な部分を検出して文
章校正を効率的に支援することが望めなかった。 本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とするところは、文章の論旨展開構造を調べて、
複数の文の間の相対的な関係によってその良否が判断さ
れるような事項(文章部分)を効果的に検出し、論旨展
開の不明瞭な部分等の文章校正を効果的に支援すること
のできる自然言語処理装置を提供することにある。 [発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明に係る自然言語処理装置は、自然言語からなる入
力文を解析する文解析部と、文章中に出現する修辞表現
とその修辞表現が示す文間の接関係抽出部で求められる
接続関係の系列が表し得る文章の論旨構造を評価して前
記文章の論旨展開を特徴とするものである。 (作 用) 本発明によれば、テキスト中の修辞表現に着日してその
修辞表現から文章部分間の接続関係を調べ、接続関係の
系列の相文1的な接続規則に従ってその文構造を評価し
てその文構造が表し得る論旨構造を評価するので、論旨
展開の不明隙な部分を効果的に検出することができる。 この結果、その文章の論旨構造を効果的に評価して提示
し、論旨展開の判り難い部分やそれに対する代替表現等
を提示出力することが可能となるので、語量的,形態的
なチェック結果や文法誤り等に対するチェック結果の提
示と相俟って、その文章校正を効果的に支援することが
可能となる。 (実施例) 以下、図面を香照して本発明の一実施例に係る文脈処理
装置につき説明する。 第1図は実施例装置の要部概略構成図で、■は解析処理
対象となる文書データや記録データ等のテキストを人力
するテキスト入力部である。このテキスト人力部lを介
して人力される自然言語の節等の書式的な情報からテキ
スト全体の書式的構た従来より種々提唱されている手法
を適宜用いて尖現される。 ここで本装置が特徴とする第1の点は、上記文解析部2
により求められたテキストの書式的構造解析結果、およ
び形態素解析結果に従い、テキスト中の修辞表現を手掛
りとして当該テキストを構成する複数の文章部分(例え
ばパラグラフ)の接続関係を求める接続関係抽出部3と
諭旨構造評価部4とが設けられると共に、後述する論旨
構造決定部5が設けられている点にある。 パラグラフ単位にそのバラグラフに含まれる文の形態素
解析を実行する。この形態素解析によってテキスト中の
名詞や動詞等の形態素が個々に求められる。 以上の文解析部2における処理機能は従来の文脈処理装
置と同様な機能を呈するものであり、まている情報とを
用いて文章(人力テキスト)を構詞等の修辞表現とその
接続関係との対応付けを示すもので、接続関係抽出部3
はこのような対応テ−ブル記憶部7を参照して前記テキ
スト中の修辞表現を調べ、その修辞表現にて結び付けら
れているバラグラフ間等の接続関係を求める。 例えば『但し』なる修辞表現が求められた場合には、接
続関係抽出部3はその修辞表現の前に存在するパラグラ
フと、上記修辞表現が付されたバラグラフとが「補足」
の関係にあることを示す接続関係を求めている。この接
続関係抽出部3にて前記テキスト中に出現する全ての修
辞表現が順次求められ、且つその修辞表現で示される文
章部分(文)間の接続関係が個々に求められる。 しかして諭旨構造評価部4は、例えば第3図(a)(b
)に示すように上記修辞表現が示す接続関係の接続に関
する禁止規IIIを関係テーブルとして格納具体的には
上記関係テーブル記憶部8に格納される関係テーブルは
第3図(a)に示すような修辞して不適切な接続関係間
の構造を規til+として示している。特に第3図(a
)に示す接続禁止規則は、修辞表現によって結ばれるパ
ラグラフ間の接続関係の由での実際的に出現することの
ない組合せ構造を示している。また第3図(b)に示す
否定的な接続規則は上記接続禁止規則ほどでないにしろ
、一般的には殆んど用いられるこのとない組合せ構造を
示している。 諭旨構造評価部4はこのような情報を仔する関係テーブ
ル記憶部8を参照し、荊記接続関係抽出部3で求められ
た修辞表現によって結ばれるパラグラフ間の接続関係を
示す系列から、テキストの論旨構造として不適切な組合
せを排除しながらその組合せ構造を求め、該テキストの
論旨構造の候補を作成し、これらの候補に対する尤度評
価を行う。 文脈処理部9はこのようにして諭旨構造評価部4にて尤
度評価される前記各論旨候補に対する評価値と、前記構
文解析部Bで求められた構文解析結果とに従い、当該テ
キストの論旨構造候補につる単語を調べ、各文中に出現
する単語の関係から複数の文間の関連性を判定している
。 即ち、文脈処理部9は、入力文章(テキスト)を構成す
る複数の文について各文毎にそこに出現する車語を調べ
ており、例えば話題表現抽出部にて文中の話題提(5)
論旨構造の単語を求めている。 この話題提(5)論旨構造の単語は、例えばそのQi語
に付された助詞が「は」や「も」であること等を条件と
して抽出される。具体的には、『Xは』なる表現が存在
した場合、単語「x」を話題提(5)論旨構造の単語と
して抽出する。また『XのYは』なる表現が存在する場
合には、「X」とrYJとを共に話題提示する単語とし
て抽出している。 尚、このようにして抽出される単語の全てが話題提示表
現しているものとは限らない。例えば上記助詞を手掛か
りとして抽出される単語の中には、例えば『最近では』
とか『第X図は』や、r〜の場合には』等の話題提示表
現とは云えず、文間の接続関係を調べるための手掛かり
とならないものがある。このような単語については、例
えばこれまた文脈処理部9では、基本的には同一の11
1語が複数の文間において反復的に使用されているか否
かを調べる。そして特に或る文において話題提(5)論
旨構造の単語が求められた場合、その単語が他の文にお
いても用いられているか否かを調べ、他の文において用
いられている場合には当該文を識別する情報(文管理番
号)を求めている。そして話題提(5)論旨構造の単語
、および単語反復抽出処理にて求められた出現単語の情
報に従い、これらのlit語情報に従って人力テキスト
を構成する複数の文間の関連性を判定処理している。 具体的には話題表現抽出処理にて或る文から話題提(5
)論旨構造の単語が抽出された場合、この単語について
単語反復抽出処理にて求められた各文における出現単語
の情報を調べ、上記話題提(5)論旨構造の単語が抽出
された文より先行する文において当該単語と同じ単語が
出現している文を求め、この文を上記話題提示表現が抽
出された文と関連付けている。また話題提(5)論旨構
造抽出以降の文章に上記指示詞や代名詞が求められた文
を関連付けている。 このような判定処理によって人力テキストを構戒する複
数の文が相互にどのような関係を持つかが各文に出現す
る単語を手掛かりとして調べられ、記論旨構逍評価部4
で求められた論旨構遣候捕とその尤度評価結果が論旨構
造決定部5に与えられる。 論旨構造決定部5は上述した諭旨構造評価部4で求めら
れる文間の関連性の情報(キストの論旨構造候補とその
尤度評価桔果)と、前記文脈処理部9で求められる人力
テキストの文脈構造とから、知識記憶部lOに記憶され
ている文章構造の知識を参照してその論旨構造を決定す
る。 即ち、論旨構造決定部5は知識記憶部lOに格納された
知識、例えばテキストが言及している内容が属する分野
の情報、テキスト中に出現する品詞の接続関係に関する
知識等を用い、上述したテキストの論旨構造に従いなが
ら、その論旨構造を一意に決定する。この際、論旨構造
決定部5は必要に応じてユーザ入出力部1+を起動し、
論旨構造の決定に必要な情報をユーザからインタラクテ
ィブに取り込んで、その論旨構造の決定処理を進める。 しかして不適切箇所検出部l2は上記論旨構造決定部5
によって決定された論旨構造について前記このようにし
て検出される論旨構造の不適切(不明瞭)な部分の情報
は前記ユーザ人出力部11を介してユーザに提示出力さ
れる。 構造修正部l3は上記不適切箇所検出部12にて検出さ
れた不適切箇所について、前記論旨構造決定部5で決定
された論旨構造と等価であり、且つ前記関係テーブル記
憶部8に記憶されている前述した接続禁止規則に抵触す
ることのない接続関係の系′列を、その文間での組み替
えによって生成するものである。このようにして組み替
え生成される新たな接続関係構造の情報は前記ユーザ入
出力部11にてユーザに提示出力され、その確認が促さ
れる。しかして代替表現呈示部14は上記構造修正部l
3にて修正された構造に対して、その構造中に現れる各
接続関係に対する修辞表現を、前述した対応テーブルを
参照しながら検索し、また前述した各種の解析結果に基
づいて、より適切な代替表現があるか否かを調べる。そ
して適切な代替表現が見出だされた場合、これを前記ユ
ーザ人出力部11より呈示出力する。 第4図は文脈処理の対象とするテキストの例を示す図で
ある。このようなテキストが入力されると前記書式構造
解析部2aは、例えばインデンテーションや句読点,コ
ンマ.ピリオド等の書式的情報から上記テキストを構成
する文章部分を文やバラグラフに分割してその書式構造
を求めるものである。ここでは第4図に示す人力テキス
トを複数の文に分割し、例えばここでは文■,■,〜■
をそれぞれ求める。このようにして求められた各文につ
いて前記形態素解析部2bはその形態素解析を実行する
。 この形態素解析については、例えばr長尾真監修“日本
語情報処理”電子通信学会発行,(昭和59年)』等に
示される解析法を用いれば良い。 このような日本語文の解析法によれば、例えば「以下で
は図面を参考にする。」 なる文が与えられた場合、 『以下(名詞)十で(助k)+は(助詞)十図面(名詞
)十を(助詞)十参考(名詞)十に(助詞)+する(動
詞)。     』修辞表現とその接続関係『並列』を
求め、同様にして文■から『従って』なる修辞表現とそ
の接続関係『順接』を求める。 このような接続関係から接続関係抽出部3は、前記第4
図に示すテキストが第5図のAに示すように [■順接■並列■順接■] なる接続関係で複数の文の,■,〜■が順次繋がってい
ることを求める。 しかしこのような接続関係系列は、単に複数の文間での
接続関係を個々に示しているだけであり、その論旨構造
がどのように組合わさっているかについては示していな
い。 照して各文中の修辞表現を探し出し、検出された修辞表
現についてその修辞表現が意味する接続関係の情報を当
該対応テーブル記憶部7から求める。 この第4図に示す例では、文■から『従って』なる修辞
表現を求め、その接続関係が『順接1であることを求め
る。また文■からは『また』なるが2つの場合には、・
その組合せ構造が取り得る形態は1つであり、文が3つ
の場合にはその組合せ構造が取り得る形態は2通りであ
る。そして5っ尚、この接続関係の系列が取る組合せ構
造は、テキスト中の各文がどこに,どのような関係で接
続するかを示すもので、例えば [[[■順接■]並列■]順接■] なる論旨構造(文の組合せの構造)は、文■から文■が
導かれ、これに対して別のことについて述べた文■が並
列に存在し、これらを踏まえて文■が導かれていると云
う論旨構造が示される。 同様にして、例えば [[■順接■]並列[■順接■]] なる論旨構造では、文■から文■が導かれ、また文■か
ら文■が導かれている。そして全体的には、これらが並
列に記述されていると云う論旨構造が示される。 しかし第5図のBに示す接続関係の系列が取る組合せ構
造は、単純にその組合せの構造形態を表わしたものに過
ぎず、中には文章構造における論旨構造として不適切な
ものもある。そこで諭旨構造評価部4は前述した関係テ
ーブル記憶部8を参照して上記組合せ構造中の不適切な
修辞関係にあ示される接続禁止規則 r順接[・・・[X 順接』 (但し、Xはそこに1文または接続関係で結ばれた複数
の文が位置することを示す)から上記組合せ構造中に『
順接[X順接』なる組合せ構造を含むものがある場合、
これを論旨構造として不適切であるとして、その論旨構
造の候補に[BAD]なる評価を与える。具体的には第
5図のBに示す2番目の論旨構造の候補 [■順接[[■並列■]順接■]] の下線部分がこれに該当することから、この論旨構造候
補に対して尤度評価[BAD]を与える。 しかして第5図のBに示す1番目の論旨構造候補 [■順接[■並列[■順接■]]] や、3番目の論旨構造候補 [[■順接[■並列■]]順接■] や、4番目の論旨構造候補 [[■順接■]並列[■順接■]] については、第3図(b)に示す関係テーブルに示対し
て尤度評価[NG]が与えられる。そして5番目の論旨
構造候補 [[[■順接■]並列■]順接■] だけが、前述した接続禁止規則や否定的な接続規則に抵
触しないことから、その尤度評価として[OK]が与え
られる。 しかして前記文脈処理部9は構文解析部6から求められ
る構文解析結果に対して、上述した論旨構造候補の尤度
評価結果を踏まえて照応表現の参照解決等の文脈処理を
実行する。 例えば前述した [[■順接■]並列[■順接■]] なる論旨構造候補の尤度評価が高い場合、テキスト中の
文■に示される照応表現『これ」の指示対象として文■
の話題提示表現『定理3』を優先的に求めて文脈処理す
る。このような文脈処理結果が前記論旨構造決定部5に
与えられる。 すると論旨構造決定部5は、文脈処理結果と前記論旨構
造候補についての尤度評価結果とに従い、前記知識記憶
部IOに登録されている知識情報を参容に関する知識を
参照しながら調べる。 例えばこの例では、テキスト中に現れる話題提示表現し
ている単語「定理1」 「定理2」 「証明できる」等
が示す対象やその意味内容等を前記知識記憶部IOを検
索して調べ、これらが持つ情報内容の繋がり構造に矛盾
が存在しないか否かを前記文脈解析結果に基づいて調べ
、その論旨構造を決定する。この例では、文■と文■で
言及されている「定理1」および「定理2」の内容と、
文■と文■で言及されている「定理3」および「定理4
」の内容とが独立であることが知識情報の参照によって
求められる。しかしてこのようなテキスト内容に関する
知識が得られたならば、論旨構造決定部5は前述した尤
度評価によって最も高い評価を受けた5番目の論旨構造
候補(論旨構造候補)について、その論旨構造の矛盾性
について調べる。 するとこの5番目の論旨構造候補においては、文■が文
■のみならず、文■,文■との間でも内容的依存性を持
つ論旨構造であることが示されることから、上述した知
識情報と矛盾することが判明ストに対する論旨構造とし
ては不適切であると棄却される。 しかる後、同様にして次に高い尤度評価を受けた論旨構
造候補について、知識記憶部10を参照して求められる
文中の単語についての知識情報に従い、その矛盾性を判
断する。この例では、[NG]なる評価が得られた1番
目.3番目,4番目の各論旨構造候補について内容的な
矛盾の有無を調べる。 しかしてこれらの論旨構造候補の中では、文■と文■,
文■と文■とが内容的に独立であることを示している構
造が4番目の論旨構造だけであることが判断される。こ
の結果、論旨構造決定部5は、4番目の論旨構造候補が
内容的にテキストにおける論旨の展開構造を示している
と判断し、その論旨構造を当該テキストの論旨構造とし
て一意に決定する。 かくしてここに、前記入力テキストの論旨構造がその論
旨展開の内容的な矛盾を招くことなく決定され、そのテ
キスト展開構造が明らかにされる、した複数の候補に対
する評価結果の中で最大でない場合には、つまりその評
価結果が低い場合には、テキスト中に論旨展開の判り難
い部分が存在すると認定する。そしてこの場合には、ど
の接続関係部分が原因となって論旨展開が判り難くなっ
ているかを、前述した尤度評価の際に用いた接続関係の
禁止規則や否定的な接続規則を参照して調べる。 ここで示す例の場合には、文■と文■との間におかれて
いる接続表現(修辞表現)「また」と、文■と文■との
間におかれている接続表現(修辞表現)「従って」とが
、その論旨展開構造を不明瞭にしている部分であると認
定する。何故ならば、ここではその論理的内容として文
■が文■だけから導かれているにも拘らず、文■が文■
と文■で述べられたことと文■で述べられていることと
の双方から導かれているように解釈することができる。 このような曖昧性から、上述した2つの修辞表現が論旨
展開を不明瞭にしている原因として判断される。不適切
箇所検出部l2はこのようにして検出した不明瞭な文章
部分を前記ユーザ入出力部1lを介してユーザに提示出
力する。 価であり、且つ前記関係テーブル記憶部8に記憶されて
いる接続禁止規則等に抵触することのない部分構造と、
その部分についての接続関係の系列を代替表現構造とし
て求める。つまりその文構造の組み替えを行い、上述し
た条件を満たす文構造を求める。 具体的には、前述した4番目の論旨構造の中から、その
不適切部分を 『 並列[■順接■」 』 として求め、これに代わる構造を、例えば『 並列[■
理由■] 』 として求める。この結果、テキスト全体の論旨構造が [[■順接■]並列[■理由■]] として求められ、人力テキストの論旨展開を明確に表現
し得る代替表現の論旨構造が求められる。 前記代替表現提示部l4は、その構造中に現れる各接続
関係に対応する修辞表現を前記対応テーブル記憶部7か
ら求め、前述した構文解析結果等の情報を利用して、ま
た知識記憶部10から得られる知識情報を利用して前記
不適切箇所に対するよりかくしてこのように構成された
本装置によれば、テキストの名詞や動詞を解析するだけ
ではなく、テキスト中に出現する修辞表現によって示さ
れるテキストの論旨構造を解析し、この論旨構造を評価
して上記テキストの論旨構造を決定するので、テキスト
中に出現する名詞や動詞に関する情報が辞書登録されて
いない場合であっても、その未登録語に左右されること
なく適切な自然言語処理による論旨構造の決定処理を行
なうことが可能となる。しかも修辞表現から解析される
論旨構造を利用して自然言語処理を行なうので、例えば
前提と結論や判断と例示等のような論旨構造を適確に捉
えることができ、その文脈を適確に捉えて論旨構造を評
価し、解釈していくことが可能となる。 その上で、論旨展開の不明瞭な部分を検出してその該当
部分を指摘表示すると共に、論旨構造の不明瞭な文構造
に代わる代替表現を求めてユーザに提示出力するので、
テキストの論旨展開のどの部分が不明瞭であり、どのよ
うに修正すればその不明瞭な論旨展開を解消することが
できるかを効果的に見出すことが可能となる。 等・,の実川上多大なる効果が奏せられる。 尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく
、書式構造の解析や形態素解析等は従来より提唱されて
いる種々のアルゴリズムを適宜用いて行なえば良いもの
である。また対応テーブルや関係テーブルに登録してお
く情報も上述した例に限定されるものではない。また論
旨構造候補についての評価の仕方や、論旨構造を一意に
決定する為のアルゴリズムについても種々変形可能であ
る。 更にはここでは日本語処理について説明したが、英語等
の他の言語に対する文脈処理についても同様に適用する
ことができる。その他、本発明はその要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、テキスト中に出現
する修辞表現に着目してその論旨構造の候補を求ると共
に、その論旨構造の候補を評価して上記テキストの論旨
構造を調べ、その上で論となる。その上で、論旨構造の
展開として不明瞭な部分を検出し、該当部分を指摘表示
したり、或
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に係る文脈処理装置につき示すも
ので、第1図は実施例装置の要部概略構成図、第2図は
対応テーブル記憶部の構成例を示す図、第3図は関係テ
ーブル記憶部の構成例を示す図、第4図は文脈処理され
る人力テキストの例を示す図、第5図はテキストの論旨
構造解析処理の形態を模式的に示す図、第6図は代替表
現により示されるテキストの修正例を示す図である。 l・・・テキスト入力部、2・・・文解折部、2a・・
・書式横造解折部、2b・・・形態素解析部、3・・・
接続関係抽出部、4・・・論旨関係評価部、5・・・論
旨構造決定部、6・・・構文解析部、7・・・対応テー
ブル記憶部、8・・・関係テーブル記憶部、9・・・文
脈処理部、lO・・・知識記憶部、11・・・ユーザ入
出力部、l2・・・不適切箇所検出部、13・・・構造
修正部、14・・・代替表現提示部。 第 1 図 (a) 第 3 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自然言語からなる入力文を解析する文解析部と、
    この文解析部により求められる文中の修辞表現から文章
    を構成する複数の文間の接続関係を求める接続関係抽出
    部と、この接続関係抽出部で求められた接続関係の系列
    から前記文章の論旨構造を評価して前記文章の論旨展開
    の判り難い部分を提示出力する諭旨構造処理部とを具備
    したことを特徴とする自然言語処理装置。
  2. (2)接続関係抽出部は、文章中に出現する修辞表現と
    その修辞表現が示す文間の接続関係を参照して、文解析
    部により求められる文中の修辞表現から文章を構成する
    複数の文間の接続関係を求めるものである請求項(1)
    に記載の自然言語処理装置。
  3. (3)諭旨構造評価部は、接続関係の系列についての相
    対的な関係を示す規則を参照して、接続関係抽出部で求
    められる接続関係の系列から文章の論旨構造を推定し、
    決定された論旨構造に対して前記文章で用いられた接続
    表現の系列が適切であるか否かを評価することを特徴と
    する請求項(1)に記載の自然言語処理装置。
  4. (4)文章の論旨展開の判り難い部分を提示出力する手
    段は、知識情報を用いて該当部分についての文構造を修
    正し得る代替表現を求める機能を備えたことを特徴とす
    る請求項(1)に記載の自然言語処理装置。
  5. (5)論旨構造の評価は、文中に出現する話題提示表現
    としての単語に着目して接続関係が示す文構造を評価し
    ながら行われることを特徴とする請求項(1)に記載の
    自然言語処理装置。
JP1155902A 1989-06-20 1989-06-20 自然言語処理装置 Expired - Lifetime JPH0795323B2 (ja)

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JPH0322083A true JPH0322083A (ja) 1991-01-30
JPH0795323B2 JPH0795323B2 (ja) 1995-10-11

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ID=15616013

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JP1155902A Expired - Lifetime JPH0795323B2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 自然言語処理装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06259466A (ja) * 1993-03-08 1994-09-16 Nec Corp 機械翻訳装置
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