JPH0625716U - 曲げ試験変位測定装置 - Google Patents

曲げ試験変位測定装置

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JPH0625716U
JPH0625716U JP6036792U JP6036792U JPH0625716U JP H0625716 U JPH0625716 U JP H0625716U JP 6036792 U JP6036792 U JP 6036792U JP 6036792 U JP6036792 U JP 6036792U JP H0625716 U JPH0625716 U JP H0625716U
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JP
Japan
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displacement
slider
test body
test
roller
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Pending
Application number
JP6036792U
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English (en)
Inventor
恒久 半田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
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Publication of JPH0625716U publication Critical patent/JPH0625716U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲げ試験における試験体の変位をより正確に
測定する。 【構成】 曲げ試験変位測定装置を、支持台(2a)(2b)に
支持した試験体(1) の中央部でその下面に接触する変位
伝達部材(5) と、この変位伝達部材(5) にローラ(r1)を
介して接触し押圧部材(3) による加圧に従い変位伝達部
材(5) とともに加圧方向に沿って移動可能なスライダー
(7) を設け、このスライダー(7) に、枢支軸(8a)を中心
にして回転可能なアーム(8) の一端を枢動連結し、その
他端に、変位計(4) にローラ(r2)を介して接触し試験体
(1) の加圧によって生じた変形を該変位計(4) に伝達す
るサブスライダー(9) を枢動連結したものにて構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、曲げ試験に供する試験体、たとえば大型L字形鋼や建築用ボック スコラム等の曲げ試験において、かかる部材に生じる変位をより正確に測定、把 握しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、ボックスコラム実大曲げ試験等では、押圧部材によって試験体を加圧し て曲げ変形を付与しこの状態で該押圧部材の基準面と試験体を支持する台の基準 面との間の距離の変動分を変位計にて測定しているのが一般的であった。
【0003】 ところで、この測定法は試験体の曲げ変形による変位(押圧部材の基準面から 試験体中央部の上面に至るまで距離の変動分,図6参照)が加味されないため測 定精度が劣る欠点があった。
【0004】 このような問題の解決を図るため、試験体の直下に変位計を配置して曲げ該試 験体の変位を直接測定する試みもあるが、この方式では試験体が破壊するときに 変位計も破壊されるため曲げ試験を行う度に新たに変位計の配置が必要となり有 効な手立てとはいえないのが現状であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案の目的は、曲げ試験での変位測定において生じていた上述したような 問題を解消し、より精度の高い変位測定ができる装置を提案するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、曲げ試験に供する試験体をその両端で支持する一対の支持台とこ の支持台にて支持した試験体の中央部分を該支持台との挟持下に加圧して曲げ変 形を付与する押圧部材とこの押圧部材の加圧によって生じた試験体の変形度合い を測定する変位計を備える装置において、支持台に支持した試験体の中央部でそ の下面に接触する変位伝達部材と、この変位伝達部材にローラを介して接触し押 圧部材による加圧に従い変位伝達部材とともに加圧方向に沿って移動可能なスラ イダーを設け、このスライダーに、枢支軸を中心にして回転可能なアームの一端 を枢動連結する一方、その他端に、変位計にローラを介して接触し試験体の加圧 によって生じた変形を該変位計に伝達するサブスライダーを枢動連結してなる、 曲げ試験変位測定装置である。
【0007】
【作用】
この考案では、枢支軸を中心にして回転可能なアームを設け、このアームを利 用して試験体の中央直下における変位をそこから離れた位置に配置した変位計に 伝達、計測するようにしたので、試験体が破壊するような大きな曲げ変形を加え ても変位計が破損するようなことはなく、試験体の真の曲げ変形を加味した正確 な測定ができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を用いてこの考案の装置の構成を詳細に説明する。
【0009】 図1〜図4はこの考案の装置を模式的に示したものであって、図中1は曲げ試 験に供する試験体、2a,2bは試験体1をその両端で支持する支持台、3は押 圧部材であって、この押圧部材3は負荷板3aとこの負荷板3aに接続し試験体 1を直接押圧する押し板3bからなり、試験体1を図5に示すように支持台2a ,2bとの挟持下に加圧して曲げ変形を付与する。
【0010】 また、4は押圧部材3の加圧によって生じた試験体1の変位δ (図5参照) を 測定する変位計、5は変位伝達部材であって、この変位伝達部材5は支持台2a ,2bに支持された試験体1の中央部でその下面に直接接触するようになってい る。
【0011】 6は移動ブロックであって、この移動ブロック6は車輪6aを有しベースBの 溝B1 に沿って移動できるようになっている。7はブロック6の貫通口6bに適 合するロッド7bを有するスライダーであり、このスライダー7は変位伝達部材 5にローラr1 を介して接触し押圧部材3による加圧に従いブロック6の貫通口 6bをガイドにして変位伝達部材5とともに加圧方向に沿って移動できるように なっている。
【0012】 また、8は枢支軸8aを中心にして回転可能なアームであって、このアーム8 の一端はスライダー7のロッド7bに枢支ピン8bを介して揺動可能に連結され る。9は変位計4の検出子4aにローラr2 を介して接触するサブスライダーで あり、このサブスライダー9を固定保持するロッド9aは上記アーム8の他端に 枢支ピン8cを介して揺動可能に連結される。
【0013】 10はスライダー7のロッド7aとサブスライダー9のロッド9aをつなぐ補助 アームであって、この補助アーム10の両端も枢支ピン10a, 10bを介してそれぞ れ揺動可能に連結されていて、スライダー7及びサブスライダー9の直立姿勢を その上下にわたる移動にかかわらず維持する機能をもっている。
【0014】 図6に示すように、試験体1に曲げ変形を付与し押圧部材3´の基準面から試 験体1を支持する台2´の基準面との間の距離Lの変動分を変位計4´にて測定 する従来の方式では、試験体1の中央直下に変位計を配置して測定しない限りは 上掲図5に示したような曲げ変形による変位δの測定は困難である。
【0015】 この考案の装置は、試験体1の曲げ試験での変位δを以下のような要領にした がって測定するものである。
【0016】 押圧部材3にて試験体1を加圧 (加圧機構は図示せず) して曲げ変形を付与し 加圧方向(この装置の例では下向き)に沿って変位伝達部材5をスライダー7と 共に移動させる。
【0017】 スライダー7に揺動可能に連結したアーム8の一端は変位伝達部材5及びスラ イダー7の移動とともに軸8aを中心にして加圧方向へ回転し、これと同時に他 端は軸8aを中心にして反加圧方向(この装置の例では上向き)に回転する。
【0018】 アーム8の他端が反加圧方向に回転するとこれに揺動可能に連結するサブスラ イダー9はローラr2 を通して変位計4の検出子4aを押圧し、試験体1の曲げ 変形にかかわる変位のみを変位計4に伝達する。
【0019】 このような、てこの原理を利用した変位の計測では、枢支軸8aを中心とする アーム8の回転によってブロック6がベースBの溝B1 に沿ってわずかながら動 くので、スライダー7およびサブスライダー9も多少水平方向に動くのは許容せ ざるを得ないが変位伝達部材5とスライダー7との間、サブスライダー9と変位 計4の検出子4aとの間にそれぞれローラr1 ,r2 を設けてあるのでスライダ ー7, サブスライダー9の水平方向への動きによる変位は有利に緩和され測定誤 差も極めて小さなものとなる。
【0020】 なお、ブロック6に設けた開口6bとこの開口6bに適合するスライダー7の ロッド7bとの間にリニアベアリングを介在させておくことによって該スライダ ー7の円滑な移動を導くのに有利である。
【0021】 図7は、材質,サイズがともに同一の試験体 (横断面がL字形になるビーム, 図2参照)を用いて従来形式になる装置およびこの考案に従う装置をそれぞれ適 用して該試験体に荷重を加え、この荷重に対応する変位の推移を調べた結果を示 したものである。この結果から、最大荷重時における試験体の変位はこの考案に 従う装置によって測定した変位の値のほうが大きく試験体の曲げ変形を加味した 精度のより高い測定が可能であることが確認できた。
【0022】
【考案の効果】 この考案によれば、変位計を試験体に直接配置するような手立てをとらずとも 試験体の中心部の変位測定が可能であり、試験体の曲げ変形を加味した精度の高 い変位測定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に従う変位測定装置の構成説明図であ
る。
【図2】図1のA−A断面を示した図である。
【図3】図1のB−B断面を示した図である。
【図4】図1のC−C断面を示した図である。
【図5】試験体の変形状況を示した図である。
【図6】従来方式に従う変位測定の要領を示した図であ
る。
【図7】荷重と変位の関係を示した図である。
【符号の説明】
1 試験体 2a 支持台 2b 支持台 2´支持台 3 押圧部材 3a 負荷板 3b 押し板 3´押圧部材 4 変位計 4a 測定子 4´変位計 5 変位伝達部材 6 ブロック 6a 車輪 7 スライダー 7b ロッド 8 アーム 8a 枢支軸 8b 枢支ピン 8c 枢支ピン 9 サブスライダー 9a ロッド 10 補助アーム B ベース B1 開口 r1 ローラ r2 ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ試験に供する試験体をその両端で支
    持する一対の支持台とこの支持台にて支持した試験体の
    中央部分を該支持台との挟持下に加圧して曲げ変形を付
    与する押圧部材とこの押圧部材の加圧によって生じた試
    験体の変位を測定する変位計を備えた装置において、 支持台に支持した試験体の中央部でその下面に接触する
    変位伝達部材と、この変位伝達部材にローラを介して接
    触し押圧部材による加圧に従い変位伝達部材とともに加
    圧方向に沿って移動可能なスライダーを設け、このスラ
    イダーに、枢支軸を中心にして回転可能なアームの一端
    を枢動連結する一方、その他端に、変位計にローラを介
    して接触し試験体の加圧によって生じた変位を該変位計
    に伝達するサブスライダーを枢動連結してなる、曲げ試
    験変位測定装置。
JP6036792U 1992-08-27 1992-08-27 曲げ試験変位測定装置 Pending JPH0625716U (ja)

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JP6036792U JPH0625716U (ja) 1992-08-27 1992-08-27 曲げ試験変位測定装置

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JP6036792U JPH0625716U (ja) 1992-08-27 1992-08-27 曲げ試験変位測定装置

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JPH0625716U true JPH0625716U (ja) 1994-04-08

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ID=13140106

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JP6036792U Pending JPH0625716U (ja) 1992-08-27 1992-08-27 曲げ試験変位測定装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021081433A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 燕山大学Yanshan University 板状素材が繰り返し負荷される力学的性能測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021081433A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 燕山大学Yanshan University 板状素材が繰り返し負荷される力学的性能測定装置

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