JP4268012B2 - 折曲げ角度検出方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレスブレーキによって板状のワークの折曲げ加工を行うときの折曲げ角度検出方法及び装置並びにプレスブレーキ、ダイに関する。
プレスブレーキによって板状のワークの折曲げ加工を行うとき、ワークの折曲げ角度を検出するために種々の折曲げ角度検出装置が開発されている。プレスブレーキによってワークの折曲げ加工を行うとき、ワークはV字形状に折曲げ加工されるものであって、ワークの折曲げ線から前側部分の傾斜角と後側部分の傾斜角とを検出し、前後の両方の傾斜角に基いてワークの折曲げ角度を検出しているものである。
すなわち、プレスブレーキによってワークの折曲げ加工を行うとき、ワークの前側部分の水平に対する傾斜角(水平に対する跳ね上り量)と後側部分の傾斜角とが必ずしも等しくなるとは限らないので、ワークの前側部分及び後側部分の傾斜角を検出する必要があるものである。なお、本発明に関係する先行例としては特許文献1がある。
特開2001−121216号公報
前記特許文献1に記載の折曲げ角度検出装置の構成は、図8に概略的に示すように、分割したダイDの間に配置したフレーム本体101に支持部材103を上下動可能に備え、この支持部材103の上部に回動自在に備えた前後の回転体105A,105Bがワークの前側部分、後側部分の傾斜に追従して回動することにより、ワークの前側部分及び後側部分の傾斜角を個別に検出するように構成してある。すなわち、前記回転体105A,105Bが回動すると、紐状部材107A,107Bを介してリニアスケール109A,109Bを作動することにより、前記回転体105A,105Bの回転角を検出するように構成してある。
上記構成によれば、回転体105A,105Bがワークの前側部分、後側部分の傾斜に追従して、前記前側部分、後側部分の傾斜角を検出するので、折曲げ加工中のワークの折曲げ角度を正確に検出することができる。なお、ワークの前側部分、後側部分の傾斜角を検出する構成としては、前記ダイDの前側と後側に光学的に距離を検出する距離センサを配置し、この距離センサによってワークの折曲げ角度を検出する構成も開発されている。
前述のように、ワークの折曲げ角度を検出するためのセンサをダイの前後に配置する構成においては、折曲げ加工中のワークの折曲げ角度を正確に検出することができる。しかし、従来は、ワークの初期状態はダイの前後に亘って水平状態にあることを前提とするものであり、例えばワークの一端側に立上り部が折曲げ加工してあって、L字形状に予め折曲げ加工してある場合であって、前記立上り部が下側になるようにダイ上にワークをセットすると、前記立上り部は立下り部となるものである。
したがって、予めL字形状に折曲げ加工してあるワークを上下逆にしてダイ上にセットすると、立下り部となった部分がセンサと干渉することがあり、折曲げ加工が不可能になることや、折曲げ加工が可能な場合であっても、立下り部の存在により初期状態が異なり、正確な折曲げ角度を検出することができないことがある。
また、本発明は、プレスブレーキによって折曲げ加工されるワークの折曲げ角度を検出するための折曲げ角度検出装置において、プレスブレーキに備えたダイにおける曲げ溝の幅方向の中心を通る垂直線に対する前記ワークの折曲げ角度の二等分線の傾斜角を検出するための傾斜角検出手段と、水平に対する前記ワークの回転角を検出するための回転角検出手段とを備え、前記傾斜角検出手段が、前記ダイにおける曲げ溝の幅方向の中心を通る中心線を中心として前記幅方向の対称位置に配置した一対の接触子を備え、この一対の接触子の上端部を折曲げ加工時のワークの下面に接触自在に設けると共に、この一対の接触子の下端部を揺動自在に支持する揺動部材を設けてなり、かつこの揺動部材の揺動角を検出するための揺動角検出手段を備えた構成からなることを特徴とする折曲げ角度検出装置
本発明によれば、ワークの折曲げ角度を二等分する二等分線の傾斜角を検出すると共にワークの前側又は後側の傾斜角(回転角)を検出することによってワークの折曲げ角度を検出するものであるから、前記傾斜角(回転角)を検出するための検出手段は前側又は後側の一方に設ければよいものであり、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明するに、先ず、折曲げ角度検出装置を備えたプレスブレーキについて概略的に説明する。
図1を参照するに、プレスブレーキ1は、板状のワーク(図1には図示省略))の折曲げ加工を行うためのパンチPを着脱交換可能に装着した上部テーブル3と、前記パンチPと対応するダイDを着脱交換可能に装着した下部テーブル5とを備えた構成であって、前記上部テーブル3又は下部テーブル5の適宜一方を上下動するために、油圧シリンダ又はサーボモータのごときアクチュエータ7を備えている。本実施形態においては、上部テーブル3を上下動するために、前記アクチュエータ7はフレーム9の上部に備えられている。
前記パンチPとダイDとの協働によってワークの折曲げ加工を行うとき、上記ワークの折曲げ線から前側の部分の上方向への傾斜角を検出するために、前記ダイDの前側には、ワークの前記前側部分の上方向への回転角(傾斜角)を検出するための回転角検出装置(回転角検出手段)11がダイDの長手方向に適宜間隔に備えられている。上記回転角検出装置11は、前記ダイDの前側に上下動自在に設けられた昇降ビーム13上に装着されている。
上記昇降ビーム13は前記ダイDの長手方向(左右方向)に長く設けてあり、複数の回転角検出装置11を同時に上下動するための上下作動手段を構成するものであって、上記昇降ビーム13を上下動する構成としては、楔機構、リンク機構など種々の昇降機構を採用することができる。また上記昇降機構を動作する構成としては、例えばエアーシリンダ等のごときアクチュエータを駆動源とする構成や、手動レバーなどのごとき手動機構とすることができるものである。要するに、前記昇降ビーム13を上下動し得る構成であれば、どのような構成であっても良いものである。
前記回転角検出装置11は、ワークWの水平に対する上方向への回転角(傾斜角)を検出するためのものであって、図2に概念的、概略的に示すように構成してある。なお、上記回転角検出装置11をダイDの前側(図2において右側)に配置した場合について例示するが、前記回転角検出装置11は、ダイDの後側に配置しても良いものである。
前記回転角検出装置11は、図2に概念的、概略的に示すように、昇降機構15によって上下動される前記昇降ビーム13上に装着してある。上記昇降機構15としては、前記ダイDの長手方向に長い回動軸17に備えたレバー19によって前記昇降ビーム13を支持した構成でもって例示してある。
上記構成により、回動軸17を回動してレバー19を上下に回動すると、レバー19に支持された昇降ビーム13が上下動することとなり、この昇降ビーム13に支持されている複数の回転角検出装置11が同時に上下動されるものである。すなわちワークの前側部分の傾斜角は複数箇所で検出されるものである。
前記回転角検出装置11は、前記昇降ビーム13に支持されたベース部材21と、このベース部材21に相対的に上下動自在に支持された昇降部材23とを備えており、上記ベース部材21と昇降部材23との間には、昇降部材23をベース部材21に対して弾性的に支持する例えばコイルスプリングなどのごとき弾性支持手段25を備えている。
前記昇降部材23の上部には、ワークWのダイDより前側の部分の下面に常に面接触してワークWの前側部分の上方向への回動に追従自在の扇形状の回転検出子27が枢軸29を介して回転自在に支持されている。そして、上記回転検出子27の回転角(ワークWの前側部分の傾斜角)を検出するために、前記回転検出子27には例えばチェン等のごとき適宜の紐状部材31が連結してある。
すなわち、前記紐状部材31の一端部は、図2において前記回転検出子27が反時計回り方向に回動したときに直ちに引っ張られる位置に連結してあり、この紐状部材31の他端部には、前記昇降部材23に上下動自在に支持されたリニアスケール33が連結してある。前記リニアスケール33は、例えばコイルスプリング等のごとき弾性部材35によって常に下方向に牽引されている。そして、前記リニアスケール33の移動を検出するために、前記昇降部材23には検出ヘッド37が備えられている。
前記回転検出子27がワークWに接触する接触面27Aは、常態においては水平状態にあり、かつダイDの上面と同一高さ又はダイDの上面より僅かに低い位置に位置しているものである。
前記構成において、回転検出子27が、ワークWの折り曲がりに追従して、図2において、反時計回り方向に回転すると、紐状部材31が引かれてリニアスケール33が上方向へ移動されるので、このリニアスケール33の上方向への移動量を検出することにより、前記回転検出子27の回転角を検出でき、延いては、ワークWの前側部分の上方向への回転角すなわち傾斜角を検出することができるものである。
ところで、ワークWの前側部分の傾斜角を検出する構成としては、前記リニアスケール33等に代えて、枢軸29にパルスエンコーダ等のごとき回転検出器を連動連結する構成とすることも可能である。また、図2に想像線で概略的に示すように、ワークWにマグネットMgによて磁着したパルスエンコーダ等のごとき回転検出器39の回転軸に重り41を取付けた構成とすることも可能である。すなわち、ワークWの前側部分(後側部分も同じ)の水平に対する上方向への回転角(傾斜角)を検出するための回転角検出手段の構成は種々の構成を採用することができるものである。
前記ダイDに備えた曲げ溝DVの幅方向(前後方向)の中心を通る垂直線LAに対する前記ワークWの折曲げ角度Aを二等分する二等分線LBの傾斜角θを検出するために、前記ダイDの一部に傾斜角検出手段41が設けられている。すなわち、前記ダイDには、前記曲げ溝DVの幅方向の中心を通る中心線を中心として前記幅方向の対称位置に一対の距離検出手段43A,43Bが備えられている。
より詳細には、前記ダイDの幅方向の対称位置には上下方向の貫通孔45A,45Bが形成してあり、この貫通孔45A,45B内には、折曲げ加工時のワークWの下面に上端部が接触自在のピン状の接触子47A,47Bが上下動自在に挿入されている。上記一対の接触子47A,47Bの上端部はダイDにおける曲げ溝DV内に突出してあり、その上端は、常態においてはダイDの上面とほぼ等しい高さ位置にある。
前記ダイDの下側に備えた配置空間49内には、前記各接触子47A,47Bの上下動を検出するための一対のリニアセンサ51A,51Bが配置してあると共に、前記各接触子47A,47Bを上方向へ押圧付勢するための例えばコイルスプリング等のごとき弾性部材53A、53Bが配置してある。
したがって、ダイD上に水平に載置したワークWをパンチPによって押圧して折曲げ加工を行うとき、ダイDの曲げ溝DV内へのワークWの進入量を、前記リニアセンサ51A,51Bによって検出することができるものである。よって、前記リニアセンサ51A,51Bの検出値の差を求めることにより、前記垂直線LAに対する前記二等分線LBの傾斜角θを検知することができるものである。
なお、ダイDの曲げ溝DVに対するワークWの進入量を検出する構成としては、前記接触子47A,47B及びリニアセンサ51A,51Bを備えた構成に代えて、前記リニアセンサ51A,51Bの位置に、レーザ光線を利用した距離センサを配置して、前記曲げ溝DVに対するワークWの進入量を光学的に検出する構成とすることもできるものである。
前記垂直線LAに対する前記二等分線LBの傾斜角θを検出するために、前記リニアセンサ51A,51Bは差分演算手段55に接続してある。この差分演算手段55は、前記リニアセンサ51Aの検出値とリニアセンサ51Bの検出値との差分ΔYを演算するものである。
前記回転角検出装置11におけるリニアスケール33の検出ヘッド37は、当該検出ヘッド37の検出値によるリニアスケール33のストローク値を前記回転検出子27の回転角度に換算する角度換算手段57に接続してある。そして、この角度換算手段57によって求めた前記回転検出子27の回転角αと前記差分ΔYとに基き、演算手段59において前記傾斜角θが演算されると共に、この傾斜角θと前記回転検出子27の回転角αとに基いてワークWの折曲げ角度Aが演算されるものである。
前記傾斜角θは、前記差分ΔYと回転角αとの関数として、θ≒f(ΔY,α)として表されるものであり、ワークWの折曲げ角度Aが75°〜100°の範囲の場合には、θ≒f(ΔY)として表されるものである。実際のワークWの折曲げ加工時における前記傾斜角θは、約3°以下であって非常に小さいものであり、前記回転検出子27の回転角αに対して非常に小さいため、前記傾斜角θは、θ=KΔY(K:係数)として表される。
ここで、前記係数Kと回転検出子27の回転角αとの関係を実測値により求めると、図3に示すごとき関係にある。そこで、前記係数Kと回転角αとの関係を予めデータテーブル化してデータテーブル61として設けられている。
したがって、前記演算手段59は、前記リニアセンサ51A,51Bの検出値の差分ΔYと、前記回転検出子27の回転角α及びデータテーブル61に格納されている係数Kに基いて傾斜角θを演算し、この傾斜角θと前記回転角αとに基いてワークWの折曲げ角度Aを演算するものである。なお、角度Aは幾何学的に求めることができるので、その求め方の説明は省略する。
以上のごとき構成において、ダイD上にワークWを水平に載置した状態にあるとき、昇降機構15における回動軸17を時計回り方向に回動すると、昇降ビーム13がレバー19によって上昇されるので、回転角検出装置11における昇降部材23は弾性支持手段25を介して上昇される。そして、回転検出子27における接触面27AがワークWの下面に接触した状態においては、弾性支持手段25が圧縮されて、昇降部材23に対して昇降ビーム13、ベース部材21が相対的に上昇されるものである。
前述のごとく、ダイD上にワークWが水平に載置され、回転検出子27の接触面27AがワークWの下面に接触した状態にあるとき、プレスブレーキにおけるパンチPが相対的に下降して、ワークWを加圧すると、ワークWの一部がダイDの曲げ溝DV内へ加圧進入されることとなり、ワークWの折曲げ加工が行われる。
ワークWの一部がダイDの曲げ溝DV内へ進入すると、ダイDに備えた一対の接触子47A,47BがワークWによって下方向へ押圧され、弾性部材53A,53Bの付勢力に抗して下降される。この一対の接触子47A,47Bの下降量が前記リニアセンサ51A,51Bによって検出され、その検出値の差分ΔYが差分演算手段55によって演算される。
前述のように、パンチPによってワークWの一部がダイDの曲げ溝DV内へ押圧されてワークWの折曲げ加工が開始されると、ワークWの前側部分と後側部分が上方向へ次第に回動され、ワークWはV字形状に折曲げ加工されることになる。この際、前記昇降部材23は弾性支持手段25によって上方向へ付勢されており、かつ回転接触子27の接触面27AがワークWの前側部分の下面に常に接触した状態にあるので、ワークWの前側部分の上方向への回転角、すなわち前記前側部分の傾斜角αは前記回転接触子27の追従回転によって検出されるものである。
そして、前記差分ΔY、回転接触子27の回転角α及びデータテーブル61の係数Kに基いて前記傾斜角θが演算され、この傾斜角θと前記回転角αとに基いてワークWの折曲げ角度Aが求められるものである。すなわち、ダイDの前側又は後側の一側に回転角検出装置11を配置した構成でもってワークWの折曲げ角度Aを正確に検知することができるものである。
換言すれば、ダイDの前後両側に回転角検出装置11を配置する必要がないので、例えば立上り部を備えることによってL字形状に予め折り曲げ加工してあるワークの前記立上り部を下側にして折曲げ加工を行うような場合であっても、何等の問題を生じることなくワークWの折曲げ加工を行うことができると共に、ワークWの折曲げ角度の検出を正確に行うことができ、前述したごとき従来の問題を解消することができるものである。
ところで、前記説明においては、ダイDに一対の接触子47A,47Bを備え、ダイDとは別個に回転角検出装置11を備えた構成の場合について説明した。
しかし、分割したダイDの間に配置自在の板状のブラケット59(図4参照)を設け、このブラケット59に前記回転角検出装置11を上下動可能に備えると共に、前記傾斜角検出手段41を前記ブラケット59に備えた構成とすることもできる。すなわち、回転角検出装置11と傾斜角検出手段41とをユニット化した構成とすることも可能である。なお、前述した構成と同一機能を奏する構成部分には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
上記構成とすることにより、分割したダイDの間へブラケット59を配置することにより、回転角検出装置11と傾斜角検出手段41との複数箇所への配置を容易に行うことができるものである。また、ダイDに貫通孔45A,45Bを設ける必要がないので、従来の分割ダイの間に容易に配置することができ、従来のプレスブレーキへの適用が容易である。
図5〜図7は、前記傾斜角検出手段41の第2の実施形態を示すものである。
第2の実施形態に係る傾斜角検出手段61は、分割したダイDの間へ配置自在のブラケット又はダイDに装着されている。本例においては、ダイDに傾斜角検出手段61を備えた構成について例示するが、ダイDの厚さを薄く形成した場合には、ダイDが前記ブラケットに相当することになるものである。
前記傾斜角検出手段61は、前記ダイDに固定した一対の板状のガイド部材63を備えており、この一対のガイド部材63の間の下部にはベースブロック65が一体的に固定してあり、このベースブロック65の上方には、箱状の昇降部材67が上下動自在に備えられている。そして、前記ベースブロック65と前記昇降部材67との間には、前記昇降部材67を弾性的に支持するコイルスプリング等のごとき適宜の弾性支持部材68が介在してある。
そして、前記昇降部材67には、ヒンジピン69を介してT字形状の揺動部材71が揺動自在に支持されている。上記ヒンジピン69は、前記ダイDにおける曲げ溝DVの幅方向の中心を通る垂直平面(側面視の場合には垂直線となる)内に水平に位置しているものである。前記揺動部材71と前記昇降部材67との間には、前記揺動部材71の上面を常に水平に保持し、かつT字形状の揺動部材71における垂下部71Aを垂直に保持すべく作用する一対のコイルスプリング等のごとき弾性部材73A,73Bが介在してある。
前記揺動部材71の上面の対称位置には、前記接触子47A,47Bに相当する接触子75A,75Bの下端部が当接してある。そして、前記昇降部材67には例えばポテンショメータ等のごときリニアセンサ77が装着してあり、このリニアセンサ77に移動自在に備えた作動子(図示省略)と前記垂下部71Aの下端部は、ロッド部材、紐状部材などのごとき適宜の連結部材(図示省略)を介して連結してある。
したがって、上記構成においては、ダイD上にワークWを載置して折曲げ加工を行うとき、ダイDの曲げ溝DV内へ進入されるワークの一部によって一対の接触子75A,75Bが下方向へ押圧される。ここで、一対の接触子75A,75Bが等しく押圧下降されるときには、前記揺動部材71は揺動することなく、下方向への押圧力がヒンジピン69を介して昇降部材67へ伝達されるので、上記昇降部材67は弾性支持部材68の付勢力に抗して下降されることになる。この際、揺動部材71は揺動することがないので、リニアセンサ77は中立位置に位置し、ワークの折曲げ角度の二等分線の傾斜角θは零であることを検知するものである。
ワークWの折曲げ加工時に、ワークの折曲げ角度を二等分する二等分線が垂直に対して傾斜することにより、前記一対の接触子75A,75Bの下方向への押圧量が異なると、前記揺動部材71は、ヒンジピン69を中心として、図7において時計回り方向又は反時計回り方向に回動し揺動されるので、その回動方向及び回動量は前記リニアセンサ77によって検出されるものである。したがって、上記リニアセンサ77の検出値によって前記二等分線の傾斜方向、傾斜角を検出することができるものである。
上記構成においては、一対の接触子75A,75Bの動作量の差分を揺動部材71の揺動角として検出するので、リニアセンサ77は1個でよいこととなり、構成がより簡素化できると共により安価な構成となるものである。
本発明の実施形態に係るプレスブレーキの概略的な説明図である。 折曲げ角度検出装置の全体的構成を概念的、概略的に例示した説明図である。 データテーブルの内容の説明図である。 折曲げ角度検出装置の第2例を示す説明図である。 傾斜角検出手段の第2例を示す斜視説明図である。 一部を取り外して内部を示した第2の傾斜検出手段の斜視説明図である。 一部を取り外して内部を示した第2の傾斜検出手段の斜視説明図である。 従来の折曲げ角度検出装置の構成を概略的に示した斜視説明図である。
符号の説明
1…プレスブレーキ
3…上部テーブル
5…下部テーブル
11…回転角検出装置
13…昇降ビーム
15…昇降機構
21…ベース部材
23…昇降部材
25…弾性支持手段
27…回転検出子
33…リニアスケール
37…検出ヘッド
41…傾斜角検出手段
43A,B…距離検出手段
47A,B…接触子
51A,B…リニアセンサ
55…差分演算手段
57…角度換算手段
59…演算手段
60…データテーブル
61…傾斜角検出手段
67…昇降部材
71…揺動部材
75A,B…接触子
77…リニアセンサ

Claims (1)

  1. プレスブレーキによって折曲げ加工されるワークの折曲げ角度を検出するための折曲げ角度検出装置において、プレスブレーキに備えたダイにおける曲げ溝の幅方向の中心を通る垂直線に対する前記ワークの折曲げ角度の二等分線の傾斜角を検出するための傾斜角検出手段と、水平に対する前記ワークの回転角を検出するための回転角検出手段とを備え、前記傾斜角検出手段が、前記ダイにおける曲げ溝の幅方向の中心を通る中心線を中心として前記幅方向の対称位置に配置した一対の接触子を備え、この一対の接触子の上端部を折曲げ加工時のワークの下面に接触自在に設けると共に、この一対の接触子の下端部を揺動自在に支持する揺動部材を設けてなり、かつこの揺動部材の揺動角を検出するための揺動角検出手段を備えた構成からなることを特徴とする折曲げ角度検出装置
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