JPH08174073A - 組立クランクの歪矯正装置 - Google Patents

組立クランクの歪矯正装置

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JPH08174073A
JPH08174073A JP32415394A JP32415394A JPH08174073A JP H08174073 A JPH08174073 A JP H08174073A JP 32415394 A JP32415394 A JP 32415394A JP 32415394 A JP32415394 A JP 32415394A JP H08174073 A JPH08174073 A JP H08174073A
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JP
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crank
assembled
support block
assembled crank
connecting rod
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JP32415394A
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Hideyuki Kai
英幸 甲斐
Yoshikazu Mabuchi
好和 馬渕
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立クランクの捻れと曲げの歪をとること 【構成】 組立クランクの歪矯正装置1は、支持ブロッ
クA上に組立クランク2が該支持ブロックAとクランプ
Bにより保持され、組立クランク2の上方には加圧装置
Fが配設される。その他組立クランクの歪矯正装置1に
は位相決め装置C、平行リンク機構部Dなどが配設され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などの組立クラ
ンクの歪を矯正する組立クランクの歪矯正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来ではクランクシャフトの矯
正装置として、特開昭60−27420号、特開昭63
−115621号、実開平2−65415号および実開
平2−144211号などがあった。しかし、これらは
歪を取るために曲げのみの歪をを考慮し、捻れの歪を考
慮していなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、曲げのみ
の歪が矯正されたあと、再度手作業などで捻りの歪を矯
正する必要があり、手間暇と技術を要し作業性が悪いと
いう問題点があった。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされ、1台の
装置で曲げと、捻りの両方の歪を矯正することができる
組立クランクの歪矯正装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的は、組立クラ
ンクの歪量測定に続いて、その歪を矯正する矯正装置で
あって、該組立クランクの軸方向に並設して配置し上下
方向に移動可能な複数の支持ブロックと、該支持ブロッ
クの上部に配設した加圧装置と、該加圧装置を前記組立
クランクの軸方向の移動を可能にする移動装置とを備
え、前記組立クランクは前記支持ブロックが上下動する
ことにより、該支持ブロックに選択的に支持され、前記
加圧装置が前記組立クランクを位置を選択して加圧する
ことにより、該組立クランクの歪を矯正することを特徴
とする組立クランクの歪矯正装置によって達成される。
【0006】以上の目的は、組立クランクのシャフトに
嵌着されたベアリングの外周部を支持する支持ブロック
と、前記組立クランクのコンロッドを支持するコンロッ
ド受けと、前記コンロッドを保持するクランパと、該ク
ランパと前記コンロッド受けにより組立クランクに回転
を与える平行リンク機構とを備えたことを特徴とする組
立クランクの矯正装置によって達成される。
【0007】以上の目的は、組立クランクのシャフトに
嵌着されたベアリングの外周部を支持する支持ブロック
と、前記組立クランクのコンロッドの端部を押圧する位
相決め装置と、前記コンロッドの軸部を押圧する突き上
げ装置とを備え、前記位相決め装置が前記コンロッドの
端部を押圧することにより、前記組立クランクを回転さ
せて該組立クランクの位相を決め、前記組立クランクが
上死点の位置にあるとき前記突き上げ装置でコンロッド
の軸部を押圧することにより、上死点からずらすように
したことを特徴とする組立クランクの歪矯正装置によっ
て達成される。
【0008】以上の目的は、組立クランクのシャフトに
嵌着されたベアリングの外周部を支持する支持ブロック
と、該支持ブロックに対応させて前記ベアリングの外周
部を保持するクランプアームとを備えたクランプ機構に
おいて、前記組立クランクが前記支持ブロックに支持さ
れながら回転しているときに、前記支持ブロックに支持
されていないベアリングの外周部を保持する補助クラン
プアームを設けたことを特徴とする組立クランクの歪矯
正装置によって達成される。
【0009】
【作用】本発明の第1発明によれば、組立クランクの歪
量測定に続いて、その歪を矯正する矯正装置の測定結果
に基づき、組立クランクの加圧位置が決められ、支持さ
れるクランクウエブの位置も同時に決められる。支持部
材は上下方向に移動可能であり、クランクウエブの位置
に対応して配置しているので、適宜、その測定結果に基
づいて選択的に支持部を変えることができる。加圧装置
は組立クランクの軸方向に移動可能であり、加圧位置の
直上方に配置する。そして、加圧装置は組立クランクを
加圧し、順次、測定結果に基づいて選択的に支持部、加
圧部を変えて組立クランクの歪を矯正する。
【0010】また、本発明の第2発明によれば、組立ク
ランクのコンロッドをコンロッド受けとクランパとの間
で狭持する。組立クランクに回転を与える平行リンク機
構は、これらを一体的に平行リンク運動することができ
るので、組立クランクの歪の測定時にコンロッドが支持
ブロックとクランプアームに狭持されたまま、組立クラ
ンクを回転することができる。また、組立クランクの加
圧時には、位置決めを行うことができる。
【0011】また、本発明の第3発明によれば、組立ク
ランクのコンロッドの端部を、位相決め装置が押圧して
組立クランクを回転することができる。これにより、組
立クランクの位相を決めることができる。また、組立ク
ランクのクランクピンが上死点の位置にあるときは、位
相決め装置では組立クランクを回転することができない
ので、突き上げ装置がコンロッドの軸部を上方に持ち上
げて組立クランクを回転することができる。
【0012】また、本発明の第4発明によれば、補助ク
ランプで支持ブロックが支持していないベアリングの外
周部を保持するようにしたので、ベアリングに生じるラ
ジアル隙間による浮きをなくすことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例による組立クランク
の歪矯正装置について、図面を参照して説明する。
【0014】本発明に係わる組立クランクの歪矯正装置
は全体として1で示され、これは、図1または図2に示
しているように、主として組立クランク2を支持する支
持ブロック部A(図3参照)と、組立クランク2をクラ
ンプするクランプ部B(同図3参照)と、組立クランク
2の位相を決める位相決め装置部C(図7参照)と、組
立クランク2に組付けられているコンロッドを保持した
まま組立クランクを回転させる平行リンク機構D(図9
参照)と、組立クランク2の歪を検知する検知部(図1
1参照)Eと、組立クランク2の歪を矯正する加圧部F
(図13参照)とから構成されている。
【0015】図3は支持ブロック部Aを示すが、これは
主として全体を支持する基台3上の両端部に配設してい
るクランパ支持台4,9と、これらの間に配設している
軸端支持ブロック5,8およびクランクウエブ支持ブロ
ック6,7とからなる。クランパ支持台4,9の上部に
は、組立クランク2が支持ブロック部Aに支持されたと
きに、軸方向の移動を規制するワークガイド4a,9a
が設けられている。これらのワークガイド4a,9aは
ほぼL字形であるが、組立クランク2を支持ブロック部
Aに載置しやすくするため、上部は傾斜をつけて開いて
いる。
【0016】軸端支持ブロック5,8は組立クランク2
の端部に対応するように配置され、Vブロック5a,8
aで組立クランク2のシャフト部を支持できるように配
置されている。クランクウエブ支持ブロック6は測定基
準支持ブロック6aで組立クランク2の外側ベアリング
2aを支持し、Vブロック6b,6cで組立クランク2
のクランクウエブ(クランクアーム)2c,2dを支持
できるように配置している。クランクウエブ支持ブロッ
ク7は測定基準支持ブロックで組立クランク2の外側ベ
アリング2bを支持し、Vブロック7b,7cで組立ク
ランク2のクランクウエブ2e,2fを支持できるよう
に配置している。
【0017】図4は軸端支持ブロック5のVブロック5
aの縦方向の断面図である。図に示すように、基台3上
にはこれの長手方向に沿ってレール12がボルト11に
より取付けられている。レール12は底部よりも上部の
幅が大きく、軸端支持ブロック5のバックアップブロッ
ク10にレール12の断面と同形状の溝を形成させて、
軸端支持ブロック5はそこに嵌合される。したがって、
軸端支持ブロック5は図3において、組立クランク2の
軸方向に摺動自在に配設されている。めねじ20はこれ
にボルトを螺合させることにより、ボルトをレール12
に当接させ、軸端支持ブロック5の位置を固定できるよ
うにしている。
【0018】バックアップブロック10の上部は、縦方
向に長方形の孔10aを形成して、この孔10aにVブ
ロック受け13を嵌合している。Vブロック受け13に
は縦方向に孔13aを形成し、この孔を水平方向にロッ
ド10cが貫通し、これは端部がバックアップブロック
10に取付けられている。ロッド10cの下部と孔13
aの底部との間には、ばね13bが圧縮状態で張設され
ている。
【0019】前述したVブロック5aは、ボルト14
a,14bによりVブロック受け13に一体的に取り付
けられている。Vブロック5aは上部にV字形の傾斜溝
が形成され、ここに組立クランク2の軸部が支持され
る。傾斜溝の開角は傾斜面が軸部の外周に当接するよう
な角度で形成する。Vブロック5aについては、他のエ
ンジンの組立クランクについても使用できるように、ボ
ルト14a,14bを外すことで、他の傾斜角を有する
Vブロックと取替えができるようになっている。
【0020】また、バックアップブロック10は横方向
にも孔10bを形成し、ここにスライドブロック15を
配設している。スライドブロック15はショルダーボル
ト16を介在させてシリンダー17に取付けられてい
る。このシリンダー17はシリンダー取付板18を介在
させて、バックアップブロック10に取付けられてい
る。
【0021】スライドブロック15の上端面はくさび状
に傾斜面が形成され、またVブロック受け13の下端面
もこの傾斜に平行した傾斜面が形成され、これらの面は
当接して配設されいる。シリンダー17が作動すると、
スライドブロック15は右方に横方向孔10bを摺動し
て、一点鎖線の位置に配置される。すると、Vブロック
受け13は、スライドブロック15の傾斜面上を摺動す
ることにより、縦方向孔10a内を上方に摺動し、これ
に取付けられているVブロック5aが一点鎖線の位置に
持ち上げられる。シリンダー17が戻されると、スライ
ドブロック15が移動し、Vブロック受け13の孔13
aに設けられているばね13bのばね力により、孔13
aの底部が下方に付勢されVブロック5aも図示されて
いる位置に戻される。
【0022】このVブロック5aが上下動する構成は、
図3におけるクランクウエブ支持ブロック6のVブロッ
ク6b,6c,クランクウエブ支持ブロック7のVブロ
ック7b,7cおよび軸端支持ブロック8のVブロック
8aについても同じであるので、これらの構成について
は説明を省略する。ただし、各Vブロック上に形成して
いる傾斜溝については、組立クランク2の支持する箇所
に合わせた傾斜角で形成している(図8参照)。なお、
クランクウエブ支持ブロック6の測定基準支持ブロック
6aとクランクウエブ支持ブロック7の測定基準支持ブ
ロックについてはそれぞれのクランクウエブ支持ブロッ
ク6,7に固定され、上下動はしない。
【0023】前述したように、軸端支持ブロック5は基
台3に対して、レール12上を左右方向に摺動自在に構
成されるが、他の支持ブロック6,8、支持台4,9に
ついても同様に構成されレール12上を摺動自在であ
り、組立クランク2の支持する箇所に合わせて位置決め
される。ただし、クランクウエブ支持ブロック7につい
ては、常時ボルト21により固定されている(図5参
照)。図5は支持ブロックAを図3の背後から見た図で
ある。各支持台4,9および支持ブロック5,6,7,
8の位置決めがされるさいに、組立クランク2の使用さ
れるエンジンに合わせて容易に位置決めできるように、
基台3の側部には目盛板22a〜22eが取付けられ、
主ブロック側には指針23a〜23eが取付けられてい
る。クランパ支持台4,9の上部に取付けられている目
盛板22f,22gおよび指針23f,23gは、同じ
くワークガイド4a,9aの位置決めをするためのもの
である。
【0024】次に、支持ブロックAに支持された組立ク
ランク2を保持するクランプ部Bについて説明する。図
3または図6A、図6のBに示されるように、このクラ
ンプ部Bの主要部品の一つであるクランプアーム28
は、組立クランク2の外側ベアリング2aを保持し、そ
のための機構として、ヒンジピンによる複数の枢着部が
が設けられている。これらを説明すると、クランパ支持
台4の上部には、L字形のブラケット26a,26bが
L字の背の部分を対向させて隙間を形成したうえで、ボ
ルト27a,27bにより取付けられている。クランプ
アーム28は、そこにヒンジピン29を軸通させること
により、ブラケット26a,26bに回動自在に取付け
られる。
【0025】クランパ支持台4の左側部には、取付金具
30を介在させてシリンダ31が取り付けられている。
このシリンダ31は取付金具30に形成された孔に、両
側からヒンジピン30aを挿通させることにより回動可
能に取り付けられている。シリンダ31にはロッド32
が取り付けられ、その先端部32aにヒンジピン33を
軸通することにより、クランプアーム28はロッド32
に回動自在に取付けられる。
【0026】図6のAおよびBに示されるように、クラ
ンプアーム28の側部には組立クランク2の内側ベアリ
ング2gを保持する補助クランプアーム35が設けられ
ている。この補助クランプアーム35はシリンダ36、
これに取付けられているロッド42、この先端に取付け
られてアダプター金具43、さらにこれに取付けられて
いる保持金具44から構成され、クランプアーム28の
左端で取付金具37、右端で軸部材39を介在させて取
付けられている。
【0027】一方の取付金具37はクランク形状で2箇
所の屈曲部を有し、一端の屈曲面がボルト38a,38
bによりクランプアーム28の左端側に取り付けられ
る。取付金具37の他端側はシリンダ36の端部に設け
られた凹所36aの隙間に挿通される。補助クランプア
ーム35はそこにヒンジピン40が軸通されることによ
り、取付金具37に回動自在に取付けられる。
【0028】他方、軸部材39は大径部39aの両端に
小径部39b,39cが設けられている。一端の小径部
39bはクランプアーム28に形成された孔を貫通し、
端部でナット39dが螺合することによりクランプアー
ム28に取付けられる。他端の小径部39cは、アダプ
ター金具43の端部に設けられているスペーサ43aの
孔を貫通して、ワッシャによりその先端部でかしめられ
て補助クランプアーム35側に取付けられている。
【0029】アダプター金具43はロッド42の先端部
に取付けられている先端部42aの凹所の隙間に、その
上端部が挿通され、これらに形成されている孔にヒンジ
ピン46が軸通されている。アダプター金具43の側部
には2箇所にめねじが形成され、保持金具44はここに
ボルト47a,47bが螺合することにより取付けられ
る。保持金具44には横方向に長孔44aが形成され、
アダプター金具43に対して左右方向に調節可能に取付
けられる。クランプアーム28の先端部には組立クラン
ク2の外側ベアリング2aを保持する保持部材28aが
取付けられ、補助クランプアーム35の保持金具44の
先端部には、内側ベアリング2gを保持する保持部材4
4bが取付けられている。
【0030】図3は、クランプ部Bのシリンダ31およ
び36が作動して、クランプアーム28および補助クラ
ンプアーム35が組立クランク2を保持している状態を
示している。図示の状態で、シリンダ36のロッド42
の先端部42aが左方の一点鎖線の位置に戻されると、
保持金具44は軸部材39の小径部39b(図6参照)
を中心点として、矢印a方向に移動し一点鎖線の位置に
配置される。このときには、ロッド42の先端部42a
は水平移動でなく、弧bの軌跡で一点鎖線の位置に戻さ
れるので、先端部が上下動してもとの水平状態に戻され
る。
【0031】さらに、図3においてシリンダ31のロッ
ド32の先端部32aが下方の一点鎖線の位置に戻され
ると、クランプアーム28および補助クランプアーム3
5はヒンジピン29を中心点として矢印c方向に回転し
一点鎖線の位置に配置される。このときには、ロッド3
2の先端部32aは垂直移動でなく、弧dの軌跡で一点
鎖線の位置に戻されるので、一端、先端部が左右動して
もとの垂直状態に戻される。
【0032】なお、クランパ支持台9に設けられている
組立クランク2の右方をクランプするクランプアーム4
1およびこれに一体的に取付けられている補助クランプ
アーム48は、前述のクランプアーム28および補助ク
ランプアーム35と同じ構成であるので、その詳細な説
明は省略する。
【0033】図7および図8は位相決め装置Cを示し、
これは組立クランク2の左側コンロッド(コネクティン
グロッド)2iに対応してVブロック50がそこに配置
される。Vブロック50はVブロック取付板56にボル
トにより取付けられ、図7に示されるように、この取付
板56の両端部には孔が形成され、この孔にリニアシャ
フト58,59が挿通されている。リニアシャフト5
8,59はガイドプレート57上にこの面と平行に取付
けられ、軸受58a,58bおよび59a,59bによ
り固定されている。これらのうち、軸受58a,59a
側には、ブッシュ61a,60bがリニアシャフト5
8,59に嵌合されている。
【0034】図8においてブラケット49の右側にはシ
リンダ52が配設され、この下端部が凹形状のシリンダ
ブラケット53の凹所の隙間に挿通される。シリンダ5
2はヒンジピン54が軸通されることにより、ブラケッ
ト49に回動自在に取付けられる。シリンダ52にはロ
ッド55が取付けられ、そのロッド55の先端部55a
の凹所にはVブロック取付板56の背面に形成された凸
部56aが挿通される。それらはヒンジピン64を軸通
させることにより、回動自在に取付けられる。
【0035】シリンダ52が作動するとロッド55が上
昇するが、取付板56がリニアシャフト58,59によ
り動作が規制されるので、Vブロック50はコンロッド
2iの端部を押圧しながら、一点鎖線に示されているよ
うにガイドプレート57の面に沿って移動することがで
きる。シリンダ52はヒンジピン54により端部が回動
自在に取付けられているので円滑に揺動することができ
る。ガイドプレート57およびブラケット49上のガイ
ドプレート取付板61には、ロッド55が挿通できるよ
うにスリット62(図7参照)が形成されている。シリ
ンダ52のロッド55が戻されると、Vブロック50は
図示された実線の位置に配置される。
【0036】ブラケット49の左側にはコンロッド2i
の突上げ用のブロック63が配設されている。Vブロッ
ク63はシリンダ65のロッド65aの先端に取付けら
れ、シリンダ65はシリンダ取付板66および側板67
を介在させて、ブラケット49の側部に取付けられてい
る。シリンダ65のロッド65aが伸びると、Vブロッ
ク63が直上方に上昇する。ガイドプレート57にはV
ブロック63が挿通できるようにスリット68(図7参
照)が形成されている。
【0037】図9は平行リンク機構部Dを示し、これは
支持ブロック部A上で組立クランク2を回転させるため
の機構である。この平行リンク機構Dはブラケット69
が組立クランク2の右側コンロッド2jの位置と対応し
て配設されている。ブラケット69の上端部には、コン
ロッド2j軸の小端側を支持するコンロッド受け70が
取付けられているとともに、クランプアーム71がヒン
ジピン72によって回動自在に取付けられている。クラ
ンプアーム71の先端部にはコンロッド2j軸の小端側
を保持するクランパ71aが取り付けられている。
【0038】ブラケット69の下端部にはシリンダブラ
ケット74が取付けられ、これに形成された凹所にシリ
ンダ73の下端部が挿通される。シリンダ73は、そこ
にヒンジピン75を軸通させることにより、ブラケット
74に回動自在に取付けられる。シリンダ73にはロッ
ド76が取付けられ、その先端部76aの凹所にはクラ
ンプアーム71の端部が挿通される。クランプアーム7
1は、そこにヒンジピン77を軸通させることにより、
ロッド76に回動自在に取付けられている。図において
は、シリンダ73のロッド76が伸びている状態を示
し、クランプアーム71のクランパ71aとコンロッド
受け70との間にコンロッド2jの軸部が狭持されてい
る。シリンダ73のロッド76が戻されると、クランプ
アーム71はコンロッド2jの保持を解除する。
【0039】図10に示されるように、ブラケット69
の側部には、その側部、アーム板80a,80bおよび
位置決め板81a,81bに形成された孔を貫通してヒ
ンジピン79a,79bが設けられている。このヒンジ
ピン79a,79bは一端のブラケット69側でナット
82a,82bにより、他端側でナット83a,83b
により取付けられる。アーム板80a,80bは、サー
ボモータ85の回転力がいくつかの歯車を介在させて伝
達されるシャフト86a,86bの一端に嵌着されてい
る。サーボモータ85に対するシャフト86a,86b
までの減速比は同じである。
【0040】コンロッド受け70とクランパ71aがコ
ンロッド2jを保持する位置は、コンロッド受け70と
クランパ71aが作動して組立クランク2に接近したと
きに干渉しなければ何処でもよい。ただし、コンロッド
クランクピンが組立クランク2の軸心を中心に回転され
るときの直径d1の長さは、シャフト86aの軸心とヒ
ンジピン79aの軸心およびシャフト86bの軸心とヒ
ンジピン79bの軸心の間の長さd2の2倍に等しくす
る。また、シャフト86a(86b)とヒンジピン(7
9a,79b)の中心を結ぶ直線とコンロッド2jの大
小端の中心を結ぶ直線は平行であることを必要とする。
【0041】図9において、シャフト86a(86b)
とヒンジピン79a(79b)は各々の中心を結ぶ86
a−86b,79a−79b,86a−79a,86b
−79bを辺とする平行四辺形を成し、86a−86b
を固定辺として辺86a−79a,86b−79bが軸
86a,86bを中心として回転することにより辺79
a−79bが上下、左右に動き、これはすなわちブラケ
ット69の動きであるので、これがコンロッド受け70
とクランパ71aを経てコンロッド2jに伝わり、組立
クランク2を回転させる。したがって、サーボモータ8
5が作動すると、アーム板80a,80bがシャフト8
6a,86bを軸に回転し、この結果ブラケット69の
全体が平行リンク運動をする。したがって、コンロッド
2jはこの上部に配設されているクランクウエブ71の
クランパー71aとコンロッド受け70の間に保持され
たまま、そのままの姿勢で組立クランク2を回転させる
ことができる。
【0042】図7は、組立クランク2の歪の検知部Eが
配置されているところを示す。この歪検知部Eは4つの
検知部90〜93が配設され、検知部90は組立クラン
ク2の左端部に対応して配置され、検知部91は左方の
内側ベアリング2gに対応して配置され、検知部92は
右方の内側ベアリング2hに対応して配置され、検知部
93は組立クランク2の右端部に対応して配置される。
【0043】図11は検知部92の側面図である。この
検知部92はゲージ取付板95が、組立クランク2の軸
方向に延在しているレール94に形成されているT字状
の溝に嵌合され、そのT字状の溝の底部に配設されてい
るT字ナット96にボルト97を螺合させることにより
レール94に取付けられる。したがって、ボルト97を
緩めたときは、検知部92の左右方向の移動が可能にな
る。
【0044】ゲージ取付板95にはゲージアーム98が
取付けられている。これは、ゲージ取付板95に長孔1
00a,100bが形成され、そこにボルト99a,9
9bを貫通させ、ゲージアーム98に形成されているめ
ねじ部に螺合させることにより取付けられる。ゲージア
ーム98の上端部に取付けられている調整ボルト101
は、ゲージアーム98の高さを調整するためのボルトで
ある。したがって、ゲージアーム98はボルト99a,
99bを緩めて、ボルト101を回転することにより、
長孔100a,100bの長さの範囲内で上下方向に高
さ調節ができる。
【0045】ゲージアーム98には水平方向にゲージホ
ルダー102が取付けられ、これにデジタルゲージ10
3が取付けられる。またゲージアーム98の左端部には
ゲージ受け104が取付けられている。ゲージ受け10
4は両側部にV字形の丸棒104a,104b(104
bは図12参照)が固定されている。図12は図11に
おけるV−V線図であるが、丸棒104a,104bは
そのV字形の底の部分で、感知レバー92aのローラ9
2b,92cを支持する。ローラ92b,92cの上部
には、ゲージ受け104のカバー105に取付けられて
いる押工板105a,105bが設けられ、ローラ92
b,92cのローラ溝に当接して配設されている。
【0046】ゲージ受け104のカバー105の角部に
は孔が形成され、この孔を貫通してねじ106がゲージ
受け104に螺着されている(図11参照)。ねじ10
6にはそれぞれ高さ調整用ナット106a,106bが
取付けられ、下方の調整用ナット106bとゲージ受け
104との間には、それぞれ圧縮状態でばね106cが
張設されている。したがって、カバー105はばね10
6cのばね力により下方に付勢されることから、感知レ
バー92aのローラ92b,92cは丸棒104a,1
04bと押工板105a,105bの先端部との間に狭
持される。
【0047】図11に示されるように、感知レバー92
aの一端は組立クランク2の内側ベアリング2hの外周
部の下端に当接して配設される。感知レバー92aの他
端はデジタルゲージ103の検出針103aの下端に当
接して配設され、さらに、感知レバー92aの先端部に
は指針92eが取付けられている。ゲージアーム98に
は目盛り98aが取付けられ、指針92eの位置が確認
できるようなっている。ゲージホルダー102の端部に
は筒部材102aが取付けられ、感知レバー92aに取
付けられているロッド92dがその筒部に挿通されてい
る。筒部材102aの下端と感知レバー92aとの間に
はばね107が圧縮状態で張設されている。したがっ
て、感知レバー92aは左端部で組立クランク2の内側
ベアリング2hの歪を検出し、丸棒104a,104b
を支点として揺動することにより、右端部でデジタルゲ
ージ103の検出針103aに伝える。
【0048】なお、歪の検知部Eの他の検知部90,9
1,93についても、検知部92と同じ構成であるの
で、その詳細な説明は省略する。ただし、検知部90,
93の感知レバー90a,93aについては、組立クラ
ンク2の端部の軸部に当接するため、その先端に形成さ
れている溝の大きさは小さくなる。また、レール94の
背後には検知部90〜93の位置決めが容易にできるよ
うに、図5に示したのと同様な目盛板が取付けられ、ゲ
ージ取付板95の背後には指針が取付けられている。
【0049】次に、組立クランク2の歪を矯正する加圧
部Fを説明する。図1または図2に示されるように、組
立クランクの歪矯正装置1の上部には、組立クランク2
の軸方向にレール取付板110a,110bが配設され
ている。レール取付板110a,110bの下部には、
これらに沿ってレール111a,111bがボルトによ
り取付けられている。これらのレール111a,111
bには4つのレールガイド112(4つの内1つについ
ては、図示されていない)が嵌合されている。シリンダ
取付板113はこれらのレールガイド112の底部に取
付けられ、レールガイド112はシリンダ取付板113
の4隅に配設されている。
【0050】図13に示されるように、シリンダ取付板
113にはプレート114を介在させて油圧シリンダ1
15が垂直方向にボルトにより取付けられている。シリ
ンダ取付板113の中央部には開口が設けられ、この開
口を油圧シリンダ115のロッド116が貫通されてい
る。ロッド116の先端部にはおねじが形成され、凸形
状のネジホルダー117の内孔に形成されためねじに螺
合される。ネジホルダー117の下部に配設されている
プレート118は、ネジホルダー117と押工板119
との間にボルトにより取付けられている。
【0051】プレート118の左右両側には孔が形成さ
れ、ボルト120a,120bがここに遊嵌される。ボ
ルト120a,120bの下端のねじ部はロードセル取
付板121に形成されたねじ部121a,121bに螺
合される。また、プレート118の底部とロードセル取
付板121のねじ部121a,121bには、ばね12
2a,122bがボルト120a,120bの軸部を巻
装して、圧縮状態で張設されている。ロードセル取付板
121の中央部にはロードセル123が押工板119と
隙間を開けて設けられている。
【0052】なお、図示されていないが、押工板119
の側方には、センサーが設けられ、押工板119がロー
ドセル123に近づくのを検知する。取付板121の下
部には加圧プレート126が取付けられ、この加圧プレ
ート126には組立クランク2を押圧する加圧ヘッド1
26aが取付けられている。また、その両側には、シリ
ンダ134a,134bが取付けられ、それに取付けら
れているロッドの先端部にはパッド135a,135b
が取付けられている。これらのパッド135a,135
bは加圧ヘッド126aが加圧している時に組立クラン
ク2のクランクウエブの外周部を押して、組立クランク
2の回り止めをする。
【0053】ロードセル取付板121の左右両端部には
リニアシャフト124a,124bの端部が、取付板1
21の端部に形成された孔に挿通され、ナット136
a,136bにより螺合されている。シリンダ取付板1
13には、このリニアシャフト124a,124bに貫
通される孔とともに、リニアシャフト124a,124
bをガイドするハウジング125a,125bが取付け
られている。
【0054】組立クランクの歪矯正装置1の天井部には
板127を介在させてボールネジ取付板128が取付け
られている。ボールネジ取付板128の左端側にはサー
ボモータ129が取付けられ、このシャフトにボールネ
ジ130が取付けられている。ボールネジ130にはガ
イド部材131が螺合される。ボールネジ130の右端
部はボールネジ受け133がベアリングを介在させて取
付けられている。ガイド部材131にはL字形のアーム
板132が垂直に取付けられ、その低面はシリンダ取付
板113の上面に取付けられている。
【0055】したがって、サーボモータ129が回転す
ると、ボールネジ130が回転し、ガイド部材131が
ボールネジ130の軸を左右方向にスライドすることが
できる。これにより、アーム板132およびこれに固定
されているシリンダ取付板113が組立クランクの軸方
向に移動し、これにともない、加圧ヘッド126aが組
立クランク上を軸方向に移動することができる。なお、
ボールネジ受け133側には、図示されていないが、セ
ンサーが設けられ、ガイド部材131が通過すると、サ
ーボモータ129の回転が停止されるように構成され
る。
【0056】なお、この組立クランクの歪矯正装置1
は、上述の油圧シリンダ115については油圧により作
動させており、その他の各シリンダについては、空気圧
を利用したエアーシリンダを使用している。そして、図
示されていないがこれらのシリンダおよびサーボモータ
を駆動させるための制御部や、その他装置を制御する制
御部、歪の検知部Eにより検知された歪を矯正するため
の演算部などが電気的に接続されている。
【0057】以上、本発明の一実施例による組立クラン
クの歪矯正装置1の構成について説明したが、次にその
作用について説明する。
【0058】作業に入る前に、図5に示されるようにク
ランパ支持台4,9および各支持ブロック5〜8に取付
られている指針23a〜23eを、その組立クランク2
の形式にあった目盛板22a〜22eの目盛り表示位置
に合わせ、クランパ支持台4,9および各支持ブロック
5ないし8の位置決めをする。同様に、クランパ支持台
4,9上のワークガイド4a,9aの指針23f,23
gも、その組立クランク2の形式にあった目盛板22
f,22gの目盛り表示位置に合わせ、ワークガイド4
a,9a位置決めをする。
【0059】図3に示されるように、クランクウエブ支
持ブロック6の測定基準支持ブロック6aとクランクウ
エブ支持ブロック7の測定基準支持ブロック上に、組立
クランク2のベアリング2a,2bを載置させ、同時に
ガイドプレート57上にコンロッド2iを載置し、コン
ロッド受け70上にコンロッド2jを載置する(図8、
図9参照)。このときワークガイド4a,9aが組立ク
ランクの軸方向の位置決めガイドとなる。このときに
は、図7に示されるように検知部90,93の感知レバ
ー90a,93aの先端は、組立クランク2の両端の軸
部に当接し、検知部91,92の感知レバー91a,9
2aの先端は内側ベアリング2g,2hに当接してい
る。
【0060】シリンダ31,34を作動させると、左右
のクランプアーム28,41および補助クランプアーム
35,48がそれぞれ内方に倒され、クランプアーム2
8,41が組立クランク2の外側ベアリング2a,2b
を保持する。次いで、補助クランプアーム35,48の
スーパマイクロシリンダ36,51を作動させると、補
助クランプアーム35,48が内側ベアリング2g,2
hを保持する。
【0061】組立クランク2が支持ブロックA上に保持
されたら、図8に示されているシリンダ52を作動させ
る。Vブロック50がリニアシャフト58,59に沿っ
て、左側コンロッド2iの端部を前方に押圧する。組立
クランク2はベアリング2a,2b,2g,2hで保持
されているので円滑に回転し、コンロッド2iは一点鎖
線に示されるように上死点となるように位相決めがされ
る。
【0062】このときに、コンロッド2iの位置が下死
点となっているときは、Vブロック50で押すと、クラ
ンクピン、組立クランク2の軸心およびコンロッド2i
軸とが一直線上になってしまうので、組立クランク2i
が回転せず、コンロッド2iにより前方に突き上げられ
てしまうおそれがある。そこで、このときには、スーパ
インロッドシリンダ65を作動させて、コンロッド2i
の軸部を上方に突き上げて、組立クランク2を回転させ
てから位相決めがされる。
【0063】組立クランク2の位相が決められたら、図
9に示されるシリンダ73を作動させ、コンロッド受け
70とクランパ71aとの間に右側コンロッド2jの軸
部を保持させる。位相決め装置Cにより位相が正しく決
められているので、コンロッド2jの軸部は保持される
べき位置で保持され、組立クランク2のクランクピンを
正しく円を描いて回転させることができる。なお、この
ときには位相決め装置Cのシリンダ65は戻され、Vブ
ロック50は図示されている位置に戻されている。
【0064】図10に示されるサーボモータ85を回転
させると、シャフト86a,86bが回転中心となっ
て、ヒンジピン79a,79bがその回りを回転する。
これにより、ブラケット69が上下、前後(別項では左
右としたが)方向に移動し、コンロッド2jはコンロッ
ド受け70とクランパ71aに保持されたまま、そのま
まの姿勢で組立クランク2をゆっくり回転させる。組立
クランク2が1回転するとサーボモータ85の回転は停
止する。
【0065】組立クランク2が1回転してるときには、
図11に示されるように検知部92の感知レバー92a
左端部が歪を感知し、歪がある場合はゲージ受け104
の丸棒104a,104bが支点となって、感知レバー
92aは揺動し、デジタルゲージ103で位相角毎の振
れを測定する。ばね107は感知レバー92a右端側を
下方に付勢し、感知レバー92aの左端部が、常時組立
クランク2のベアリング2hに当接するようにしてい
る。このとき、内側ベアリング2hが感知レバー92a
の上方に突き上げる力により、ベアリングがそのラジア
ル隙間の分だけ上方に浮いて、測定精度の低下が生じ
る。しかし、補助クランプアーム48がベアリング2h
の周部を押さえつけることで、その浮きをなくし測定精
度の低下を防止している。なお、歪の検知部Eは検知部
92を代表して説明したが、他の検知部90,91,9
3も同様にして、それと対応する位置の組立クランク2
の歪を検知する。
【0066】次に、測定結果から組立クランク2の歪の
計算方法を説明する。図14はこの組立クランクの歪矯
正装置1で歪が規定値以上あることが分かった組立クラ
ンク2である。図14のAに示すように、曲がりとはピ
ンの圧入部分の傾きをいい、矢印で示す部分の傾きであ
る。ねじりとは図14のBに示すように、クランンクピ
ンgに対するクランクウエブのずれをいう。そして、組
立クランク2の歪はシャフトおよびクランクピンの圧入
部にあると考える。
【0067】図15において測定位置K,N,P,Sは
それぞれ検知部90〜93に対応する位置であり、Mと
Qはそれぞれコンロッド2i,2jの大端中心に対応す
る位置である。そして、左方のクランク中心Mと測定位
置Kとの間に測定基準Lをとり、右方のクランク中心Q
と測定位置Sとの間に測定基準Rをとっている。X軸は
クランク軸の理想中心を示している。そして、測定位置
K,N,P,Sの歪は測定結果から分かっているので、
それらの測定点における中心のずれを歪線図にとる。こ
の場合、測定位置K,N,P,Sの各ポイントについて
クランク軸の理想中心に直交する平面を考え、この理想
中心に対する中心のずれk,n,p,sを歪線図の座標
に示す。また、測定基準L,Rについてはクランク軸の
理想中心であるX軸上にl,rをとる。
【0068】ここで、組立クランク2を3つに分け、左
側部として測定位置K〜クランク中心M、中央部として
クランク中心M〜クランク中心Q、右側部としてクラン
ク中心Q〜測定位置Sとする。左側部では、測定位置K
のずれkから測定基準Lでのクランク軸の理想中心lま
で線を引き、それをクランク中心Mまで延長しm1点を
とる。中央部では、測定位置N、Pのずれn,pに線を
引きそれをクランク中心M,Qまで延長しm2点、q2
点をとる。右側部では、測定位置Sのずれsから測定基
準Rでのクランク軸の理想中心rまで線を引き、それを
クランク中心Qまで延長しq1点をとる。この歪線図の
うち、点のずれが捻れを表し、線の傾斜は曲がりを表
す。そして、クランク軸中心とクランクピンの中心を結
ぶ方向を水平方向とし、これが水平曲がりとし、その直
角方向を垂直方向とし、これを垂直曲がりとして表す。
【0069】次に、組立クランクの矯正方法について説
明する。図13に示す加圧部Fは起動とともに油圧シリ
ンダ115が作動しロッド116が下降し、組立クラン
ク2の上方の中間停止位置で一時停止して待機する。す
でに演算部により加圧位置については計算済みである。
図16のA〜Dは捻れの矯正について支持位置と加圧位
置を示す図である。捻れの矯正は組立クランク2の左方
と右方に分けて行われる。矯正作業に入る前に、図3に
示されるクランプアーム28,41および補助クランプ
アーム35,48の各シリンダ31,36,34,51
へのエアーの供給が停止される。なお、支持ブロック
5,6,7,8の各Vブロック5a,6b,6c,7
b,7c,8aは、測定時においては組立クランク2よ
り離れていて、後述する加圧時には選択的に上下動す
る。
【0070】最初にクランク中心M、Pにおけるm1点
とm2点のずれ、およびq1点とq2点のずれを矯正す
る。このため、Vブロック6b,7bを上昇させ、組立
クランク2を測定基準支持ブロック6a,7aから浮か
せることにより、組立クランク2のクランクウエブ2
c,2eがVブロック6b,7bの2点で支持される。
これを図16のAの太矢印6b,7bで示す。なお、図
16のA〜Dのうち図面中の太い矢印は組立クランク2
の左側の加圧時の支持部と加圧部を示し、細い矢印は右
側の加圧時の支持部と加圧部を示す。また、符号はその
ときの支持部であるVブロックの箇所、または加圧ヘッ
ド126aが組立クランク2を加圧している箇所を示
す。
【0071】組立クランク2を加圧するため、操作部を
操作すると加圧ヘッド126aが加圧部であるクランク
ウエブ2dの直上方まで移動し、操作部が加圧指令をだ
し油圧シリンダ115を作動させる。油圧シリンダ11
5のロッド116が下降することにより、加圧ヘッド1
26aがクランクウエブ2dに当接すると、ばね122
a,122bが圧縮されて押工板119がロードセル1
23に近づく。これを図示されていないセンサーが感知
すると、ロッド116の下降が減速する。押工板119
がロードセル123に当接したあと、クランクウエブ2
d部は加圧ヘッド126aにより加圧される。ロードセ
ル123は組立クランク2を矯正するための最大荷重を
検出するために設けられ、それ以上の加圧力が組立クラ
ンク2にかからないようにしている。このときには、シ
リンダ134a,134bに取付けられているパッド1
35a,135bが組立クランク2の周部に当接し、組
立クランク2が回転することを防止するとともに、クラ
ンパ71aとコンロッド受け70に狭持されたコンロッ
ド2jもそれが回転することを防止している。
【0072】組立クランク2の矯正の状態は測定用のデ
ジタルゲージで変形量(加圧ヘッドのストローク)をチ
ェックして制御する。最大荷重を加圧しても規定値以内
に達し得ないものについては廃棄する。加圧が終了する
と、加圧ヘッド126aは中間停止位置に上昇される。
これで、組立クランク2の左方側の矯正が終わり、次
に、組立クランク2の右方側の矯正が行われる。図16
のAの矢印6c,7c2eに示されるように、組立クラ
ンク2の支持はVブロック6c,7cであり、加圧部は
2eである。したがって、支持Vブロック6c,7cが
上昇され、Vブロック6b,7bを下降させることによ
り、組立クランク2のクランクウエブ2d,2fがVブ
ロック6c,7cに支持される。加圧ヘッド126aを
クランクウエブ2eの直上方に配置し同様に加圧する。
その結果を図16のBに示す。クランク中心M、Qでの
ずれが矯正されていることが分かる。
【0073】上下曲げの矯正については、図16のBに
示されるように、支持部が5a,6c,7b,8aであ
り、加圧部が2c,2eである。この場合、支持部5
a,6c,7b,8aの支持方向が下方に向いているた
め、組立クランク2を180度回転させ、支持部が下方
にくるようにする。このときには、Vブロック6c,7
cを下降させて組立クランク2を測定基準支持ブロック
6a,7aで支持させ、クランプ部Bでベアリング2
a,2b,2g,2hをクランプしたあと、平行リンク
機構部Dで組立クランク2を回転させる。
【0074】組立クランク2の左方側の矯正は支持部が
Vブロック5a,7bで、組立クランク2の左端軸部と
クランクウエブ2eを支持する。加圧部はクランクウエ
ブ2cである。組立クランク2の右方側の矯正は支持部
がVブロック6c,8aで組立クランク2のクランクウ
エブ2dと組立クランク2の右端軸部を支持する。加圧
部はクランクウエブ2eである。上述したように矯正作
業を行うと、この結果、図16のCに示されるように、
組立クランク2の垂直方向の曲げが矯正されているのが
分かる。
【0075】水平曲げの矯正については、図16のCに
示されるように、支持部5a,6c,7b,8aが水平
方向となるため、組立クランク2を90度回転させ、支
持させるべき面を下方に向ける。組立クランク2の左方
側の矯正は支持部がVブロック5a,7bで組立クラン
ク2の左端軸部とクランクウエブ2eを支持する。加圧
部はクランクウエブ2cである。組立クランク2の右方
側の矯正は支持部がVブロック6c,8aで組立クラン
ク2のクランクウエブ2dと組立クランク2の右端軸部
を支持する。加圧部はクランクウエブ2fである。上述
したように矯正作業を行うと、この結果、図16のDに
示されるように、ほぼ組立クランク2の歪が矯正された
ことが分かる。ただし、q3にずれが微少に残ってい
る。これは、図15の歪線図に示されるq1とq3の水
平方向のずれが残ったものである。このようにして、歪
を矯正したあと前述した歪測定を再度行い、規格に合え
ば製品化され、規格に合わなければ再度加圧されて矯正
される。
【0076】なお、q3は組立クランク2の支持部をV
ブロック6c,7cとし、加圧部をクランクウエブ2e
とすれば、q3のずれは矯正できる。また、この支持
部、加圧部の選択は種々の方法があり、歪の状態を考慮
して任意に行うことができる。例えば、以上の本実施例
では、捻りの矯正のあとに垂直方向の曲げを矯正して、
最後に水平方向の曲げを矯正したが、これを、水平方向
の曲げを矯正して、最後に垂直方向の曲げを矯正しても
よい。
【0077】以上のように本実施例では、測定点および
支持部を複数設けているので各支持部での歪の判別が容
易にでき、歪線図にしたがって、組立クランクの捻りと
歪を同じ方法で矯正することができる。また、組立クラ
ンクのクランク軸の理想中心をとり、左方と右方に分け
測定基準をとっていることから、累積誤差もない。そし
て、1つの装置で捻りと曲げの両方の歪を矯正すること
ができるので、装置を小型化することができる。他の組
立クランクについての互換性もよく、同系列の車種であ
ればVブロック等の位置を変えるだけでよく、そうでな
い場合でも、Vブロックのみの交換をすれば良く、経済
的にも節約できる。
【0078】また、装置の作業性についても位相決め装
置部Cおよび平行リンク機構部Dを前面に配設し、作業
は背面から行えるので作業性もよい。
【0079】以上、本発明の一実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0080】例えば、以上の実施例では2気筒の組立ク
ランクに使用したが、本発明はこれに限らず、多気筒の
ものについても同様に歪を矯正することができる。この
場合には本実施例と同様に行ってもよいが、クランクウ
エブやベアリングの数が増えるので測定点や支持ブロッ
クの数もそれに対応させて増やせば、より精度の高い測
定ができる。
【0081】また、以上の実施例では、通常の形をした
組立クランクについて使用したが、異形クランクについ
ても同様の方法で使用することができる。
【0082】また、以上の実施例では、各シリンダにつ
いて空圧を主に油圧併用で作動させることにしたが、こ
れは、油圧、空圧の変わりに水圧を使用してもよく、モ
ータなどの機械式であってもよい。
【0083】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、測
定点および支持部を複数設けているので各支持部での歪
の判別が容易にでき、歪線図にしたがって、組立クラン
クの捻りと歪を同じ方法で矯正することができる。ま
た、組立クランクの左方と右方に分け基準点をとってい
ることから、累積誤差もない。そして、1つの装置で捻
りと曲げの歪と矯正することができるので、装置を小型
化することができる。他の組立クランクについての互換
性もよく、同系列の車種であればVブロック等の位置を
変えるだけでよく、そうでない場合でも、Vブロックの
みの交換すれば良いので経済的にも節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による組立クランクの歪矯正装
置の正面図である。
【図2】同装置の側面図である。
【図3】同装置の支持ブロック部とクランプ部の正面図
である。
【図4】図3におけるT−T線方向の断面図である
【図5】本発明の実施例による組立クランクの歪矯正装
置の支持ブロック部の背面図である。
【図6】図6のAは同装置の拡大平面図である。図6の
Bは同拡大正面図である。
【図7】図2におけるU−U線方向の断面図である。
【図8】本発明の実施例による組立クランクの歪矯正装
置の位相決め装置部の側面図である。
【図9】同平行リンク機構部の側面図である。
【図10】同平行リンク機構部の縦断面図である。
【図11】同装置の歪の検知部の側面図である。
【図12】図11におけるV−V線方向の拡大断面図で
ある。
【図13】本発明の実施例による組立クランクの歪矯正
装置の加圧部の拡大正面図である。
【図14】Aは組立クランクの圧入部分を示す概略図で
ある。Bは同捻りを示す概略図である。
【図15】本発明の実施例による組立クランクと歪線図
である。
【図16】Aは捻りの歪を矯正するための支持部と加圧
部を示す歪線図である。Bは同垂直方向の歪を矯正する
ため支持部と加圧部を示す歪線図である。Cは同水平方
向の歪を矯正するための支持部と加圧部を示す歪線図で
ある。Dは歪の矯正後に歪が矯正されたところを示す歪
線図である。
【符号の説明】
1 組立クランクの歪矯正装置 2 組立クランク 2a,2b ベアリング 2i,2j コンロッド 6a,6b,6c,7a,7b,7c,50 Vブロッ
ク 15 スライドブロック 17 シリンダ 28,41 クランプアーム 35,48 補助クランプアーム 70 コンロッド受け 71a クランパ 129 サーボモータ 130 ボールネジ C 位相決め装置 D 平行リンク機構 F 加圧部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立クランクの歪量測定に続いて、その
    歪を矯正する矯正装置であって、該組立クランクの軸方
    向に並設して配置し上下方向に移動可能な複数の支持ブ
    ロックと、該支持ブロックの上部に配設した加圧装置
    と、該加圧装置を前記組立クランクの軸方向の移動を可
    能にする移動装置とを備え、前記組立クランクは前記支
    持ブロックが上下動することにより、該支持ブロックに
    選択的に支持され、前記加圧装置が前記組立クランクを
    位置を選択して加圧することにより、該組立クランクの
    歪を矯正することを特徴とする組立クランクの歪矯正装
    置。
  2. 【請求項2】 前記支持ブロックの下端面を、横方向の
    移動が自在であるスライドブロックの上端面に当接して
    配設し、該スライドブロックの上端面と前記支持ブロッ
    クの下端面とが傾斜面を有し、前記スライドブロックの
    横方向の移動で、前記Vブロックの下端面を前記スライ
    ドブロックの上端面が摺動することにより、前記支持ブ
    ロックが上下動できるようにした請求項1に記載の組立
    クランクの歪矯正装置。
  3. 【請求項3】 組立クランクのシャフトに嵌着されたベ
    アリングの外周部を支持する支持ブロックと、前記組立
    クランクのコンロッドを支持するコンロッド受けと、前
    記コンロッドを保持するクランパと、該クランパと前記
    コンロッド受けにより組立クランクに回転を与える平行
    リンク機構とを備えたことを特徴とする組立クランクの
    矯正装置。
  4. 【請求項4】 組立クランクのシャフトに嵌着されたベ
    アリングの外周部を支持する支持ブロックと、前記組立
    クランクのコンロッドの端部を押圧する位相決め装置
    と、前記コンロッドの軸部を押圧する突き上げ装置とを
    備え、前記位相決め装置が前記コンロッドの端部を押圧
    することにより、前記組立クランクを回転させて該組立
    クランクの位相を決め、前記組立クランクが上死点の位
    置にあるとき前記突き上げ装置でコンロッドの軸部を押
    圧することにより、上死点からずらすようにしたことを
    特徴とする組立クランクの歪矯正装置。
  5. 【請求項5】 組立クランクのシャフトに嵌着されたベ
    アリングの外周部を支持する支持ブロックと、該支持ブ
    ロックに対応させて前記ベアリングの外周部を保持する
    クランプアームとを備えたクランプ機構において、前記
    組立クランクが前記支持ブロックに支持されながら回転
    しているときに、前記支持ブロックに支持されていない
    ベアリングの外周部を保持する補助クランプアームを設
    けたことを特徴とする組立クランクの歪矯正装置。
JP32415394A 1994-12-27 1994-12-27 組立クランクの歪矯正装置 Pending JPH08174073A (ja)

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