JP6364321B2 - ダイ及びダイストッカ - Google Patents

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本発明は、プレスブレーキにおけるダイ(下型)及び上記ダイを格納するダイストッカに係り、さらに詳細には、プレスブレーキにおけるパンチ(上型)とダイとの協働によって板状のワークの折曲げ加工を行うとき、ワークの折曲げ角度を検出するための折曲げ角度検出センサを備えたダイであって、折曲げ角度の検出値を、プレスブレーキに備えた制御装置に無線にて通信する通信手段を備えたダイ及び上記ダイを格納するダイストッカに関する。
従来、プレスブレーキにおいて板状のワークの折曲げ加工を行うとき、ワークの折曲げ角度を検出するための折曲げ角度センサを備えて、折曲げ加工時におけるワークの折曲げ角度を検出することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−131650号公報
前記特許文献1に記載のように、ワークの折曲げ角度を検出するための折曲げ角度検出センサをダイに備えた構成においては、プレスブレーキの動作を制御するための制御装置に対して検出値を通信する必要がある。そこで、折曲げ角度検出センサと前記制御装置とを、通信線を介して電気的に接続した構成とすることができる。この場合、通信線が存在するために、ATC(自動金型交換装置)を用いてダイの自動交換を行うことは難しいものである。
そこで、折曲げ角度検出センサの検出値を無線にて前記制御装置に通信する構成とすることも可能である。この場合、ATCを用いてダイの自動交換が可能である。しかし、上記構成においては、ワークの折曲げ加工時に電池が無くなると、折曲げ角度の検出が不可能になる。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、プレスブレーキにおけるダイであって、パンチとの協働によってワークの折曲げ加工を行うV溝を上部に備えたダイ本体に、ワークの折曲げ角度を検出するための折曲げ角度検出センサを備え、この検出センサの検出値を、プレスブレーキに備えた制御装置に無線によって通信する通信手段を前記ダイ本体に備えると共に、この通信手段の電源を前記ダイ本体に備え、前記プレスブレーキにおけるダイ装着溝及びダイ交換装置におけるダイストッカに備えたダイ係合溝に係脱自在な係合部を前記ダイ本体の下部に備え、前記ダイストッカの前記ダイ係合溝に備えた給電プレートに接触自在な接触子を前記ダイ本体の前記係合部に備えると共に、当該接触子を前記電源に接続してあることを特徴とするものである。
また、前記ダイにおいて、前記電源の電池残量を表示する電池残量表示手段を、前記ダイ本体又はプレスブレーキの制御装置に備えていることを特徴とするものである。
また、前記ダイを着脱自在なダイストッカであって、左右方向に長いストッカ本体の上部に、複数の前記ダイを係脱自在なダイ係合溝を左右方向に長く設けると共に、このダイ係合溝内に左右方向に長い給電プレートを備えていることを特徴とするものである。
また、前記ストッカにおいて、プレスブレーキにおけるダイチェンジャーのフレーム本体に備えたコンタクトボックスにおけるコンタクト部材に接触自在な接触部材を前記ダイストッカ本体の下面に備え、この接触部材を前記給電プレートに電気的に接続してあることを特徴とするものである。
本発明によれば、ダイストッカにおけるダイ係合溝に備えた給電プレートに接触自在な接触子をダイ本体の係合部に備え、ダイ本体に備えた電源と前記接触子とを電気的に接続した構成であるから、ダイストッカにおけるダイ係合溝にダイ本体を係合する毎に、前記電源に充電することができる。したがって、ワークの折曲げ加工中に電源の電池が無くなることを防止できるものである。
プレスブレーキとATCとの関係を示す説明図である。 ATCの正面説明図である。 ATCの主要部分を示す正面説明図である。 充電用ダイストッカの構成を示す説明図である。 コンタクトボックスと充電用ダイストッカとの関係を示す説明図である。 曲げ角度検出ダイの説明図である。 制御手段の構成を示す機能ブロック図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明するに、理解を容易にするために、先ず、プレスブレーキとダイ交換装置との関係について概念的、概略的に説明する。
プレスブレーキ1は、一般的なプレスブレーキと同様の構成であって、C形状の左右のサイドフレーム3を備えており、このサイドフレーム3の下部側には下部テーブル5における左右両側(X軸方向の両側)が支持されている。そして、サイドフレーム3の上部側には、上部テーブル(図示省略)の左右両側部が上下動自在に支持されている。周知のように、上記構成のごときプレスブレーキ1においては、下部テーブル5の上部に備えたダイ装着部7における左右方向のダイ装着溝に装着したダイ(下型:図1においては図示省略)と、前記上部テーブルに備えたパンチ(上型)との協働によって板状のワークをV字形状に折曲げ加工する作用をなすものである。
前記下部テーブル5における前記ダイ装着部7に対してダイの着脱交換を行うために、前記下部テーブル5における左右方向の一側には、左右方向へ突出したダイストッカ支持部9が備えられている。そして、前記ダイストッカ支持部9の下方位置には、ダイストッカ支持部9に対して着脱交換する複数のダイストッカを前後方向(図1において紙面に垂直な方向、Y軸方向)に並列して備えたATC(自動金型交換装置)11が配置してある。さらに、前記プレスブレーキ1には、前記ダイストッカ支持部9に支持されたストッカと前記下部テーブル5との間においてダイ(分割ダイ)の着脱交換を行うためのダイ交換装置(図示省略)が左右方向へ移動自在に備えられている。
なお、前記プレスブレーキ1、下部テーブル5のダイ装着部7、ダイストッカ支持部9及びダイ交換装置は、例えば特許第4672868号(以下、先行特許文献と称す)に記載されているような公知の構成であってもよいのであるから、前記プレスブレーキ1等の構成についての詳細な説明は省略する。
前記ATC11の構成は、前記先行特許文献に記載されているATCとほぼ同様の構成であるので、全体的構成について概念的、概略的に説明する。ATC11は、前記先行特許文献に記載のATCと同様に、プレスブレーキ1におけるサイドフレーム3に水平に取付けた枠体構造のベースフレーム13(図2参照)を備えており、このベースフレーム13上にはベースプレート15が備えられている。そして、このベースプレート13には前後方向のガイドレール17が備えられており、このガイドレール17には、スライド枠体19が前後動自在に備えられている。上記スライド枠体19を前後動するために、前記ベースプレート15上にはサーボモータ(図示省略)が備えられており、このサーボモータによって回転される前後方向のボールネジ21には、前記スライド枠体19に備えたナット部材23が前後動自在に螺合してある。上記構成によりサーボモータを適宜に制御回転することにより、スライド枠体19は前後方向に移動位置決めすることができるものである。
前記スライド枠体19上には、分割ダイ(図示省略)を着脱交換自在に支持したダイストッカ(図示省略)が前後方向に適宜間隔に並列して備えられている。なお、このダイストッカの構成は、前記先行特許文献に記載されているダイストッカの構成と同一であってよいものであるから、ダイストッカの構成についての詳細な説明は省略する。さらに、前記スライド枠体19上には、ワークの折曲げ角度を検出するための折曲げ角度検出センサ(図2においては図示省略)を備えたダイ(曲げ角度検出ダイ)25を着脱自在に備えたダイストッカ(充電用ダイストッカ)27が着脱自在に備えられている。
前記スライド枠体19上に支持された各ダイストッカを前記ダイストッカ支持部9の位置に上昇するために、前記ベースプレート15には、ダイストッカ持上げ装置29が備えられている。このダイストッカ持上げ装置29は、前記先行特許文献に記載されたダイストッカ持上げ装置の構成と同一構成であって、前記ベースプレート15には流体圧シリンダ31が備えられている。この流体圧シリンダ31に上下動自在に備えたピストンロッド31Rの先端部は、前記ダイストッカを持上げるためのストッカ押上部材33(図3参照)に連結してある。
上記ストッカ押上部材33は左右方向に長く形成してあり、このストッカ押上部材33の左右方向の中央部に前記ピストンロッド31Rが一体的に連結してある。そして、前記ピストンロッド31Rの左右両側には、前記ベースプレート15に備えたガイドブッシュ35に上下動自在に挿通したガイドロッド37が備えられており、このガイドロッド37の上端部は前記ストッカ押上部材33に連結してある。なお、前記ストッカ押上げ部材33には、前記各ダイストッカの下面に備えた複数の規制ピン39が係合自在な係合孔41が備えられている。
上記構成により、前記スライド枠体19を前後移動して所望のダイストッカを前記ダイストッカ持上げ装置29の上方位置に位置決めすると、上記所望のダイストッカは、ダイストッカ持上げ装置29によって、プレスブレーキ1に備えた前記ダイストッカ支持部9の位置に持上げられるものである。そして、上述のようにダイストッカが持上げられると、プレスブレーキ1に備えたダイ交換装置によって、下部テーブル5と上記ダイストッカとの間においてダイの着脱交換が行われるものである。
なお、ダイストッカとプレスブレーキ1における下部テーブル5のダイ装着部7との間においてダイの着脱交換を行う構成は、前記先行特許文献に記載の構成と同一であってもよいものであるから、より詳細な説明は省略する。
前記充電用ダイストッカ27は、前記先行特許文献に記載されたダイストッカと同様に左右方向に長く構成してある。すなわち、充電用ダイストッカ27において左右方向に長い支持ベース43(図4参照)の前後両側には左右方向に長い枠体プレート45が備えられている。そして、前記支持ベース43の上側であって、前後の支持ベース43の間に、ダイ係合溝47(図4(C)参照)が形成してある。このダイ係合溝47は、前記曲げ角度検出ダイ25における下部側の係合部25A(図6参照)を係脱自在な溝であって左右方向に長く形成してある。そして、上記ダイ係合溝47は前記曲げ角度検出ダイ25が着脱自在な領域を左右方向に区画して備えており、各区画領域49A,49B,・・・は、例えばNO1,NO2,・・・のように番地付けしてある。
前記充電用ダイストッカ27における前後の枠体プレート45の上部には左右方向(図5においては紙面に垂直な方向)に長い電極支持プレート51が対向して備えられている。そして、上記両電極支持プレート51の対向した内側面には、左右方向に長い絶縁部材53を介して左右方向に長い電極プレート55が備えられている。前記両電極支持プレート51の外側面にはそれぞれ保護カバー57が備えられている。さらに、前記充電用ダイストッカ27における支持ベース43の下面の一部には、絶縁部材から構成された接点ベース59が備えられており、この接点ベース59には、前記電極支持プレート55に個別に電気的に接続した接触プレート(接触部材)61が備えられている。
前記ATC11における前記スライド枠体19上に前記充電用ダイストッカ27を載置したときに、前記接触プレート61に接触自在なコンタクト部材63を備えたコンタクトボックス65(図3,5参照)が一方のスライド枠体19の内面に備えられている。このコンタクトボックス65における前記コンタクト部材63は、直流電源(図示省略)にそれぞれ接続してある。したがって、前記充電用ダイストッカ27を、前記ATC11における前記スライド枠体19の所定位置に載置すると、充電用ダイストッカ27における前記電極プレート55は常に直流電源に接続した状態にある。
前記曲げ角度検出ダイ25は、図6に示すように、上部にV溝25Vを備えた小さな左右のダイ本体25Bを一体的に備えた構成である。そして、左右のダイ本体25Bの間に、前記特許文献1に記載された回転角検出装置と同様な構成の折曲げ角度検出センサ67を備えた構成である。この折曲げ角度検出センサ67の構成は、前記特許文献1に記載された構成と同一、又は周知の構成であってもよいものであるから、折曲げ角度検出センサ67の構成についての詳細な説明は省略する。
前記曲げ角度検出ダイ25における前記ダイ本体25Bの下部側には、前記プレスブレーキ1における下部テーブル5のダイ装着部7及び前記充電用ダイストッカ27における前記ダイ係合溝47に対して着脱自在な前記係合部25Aが備えられている。そして、この係合部25Aの前後両面には、接触子69が出没自在に備えられている。この接触子69は、前記係合部25Aを、充電用ダイストッカ27における前記ダイ係合溝47に係合したときに、当該ダイ係合溝47に対向して備えた前記電極プレート55に接触するものであって、前記係合部25Aの前後両面から突出するように付勢して備えられている。
また、前記ダイ本体25Bには、挿通孔71が備えられている。この挿通孔71は、ダイ交換装置に上下動可能に備えた金属保持部としてのフックが前後方向に挿通係合するものである。なお、前記ダイ交換装置の構成は、例えば前記先行特許文献に記載されているように、既に公知であるから、前記ダイ交換装置の構成についての詳細な説明は省略する。
さらに、前記曲げ角度検出ダイ25に制御ボックス73が備えられている。この制御ボックス73内には、前記折曲げ角度検出センサ67によって検出した検出値を、前記プレスブレーキ1における制御装置(図示省略)に無線によって通信する通信手段75が備えられている。また、上記通信ボックス73内には、前記通信手段75や制御ボックス73に備えた表示器77の電源としての充電式電池(バッテリー)79を備えている。さらに、前記制御ボックス73内には、前記通信手段75の通信や表示器77の表示等を制御する制御手段81が備えられている。
より詳細には、上記制御手段81はコンピュータから構成してあって、図7に示すように、CPU83を備えている。この制御手段81には、前記充電式電池79の電池残量を検出する電池残量計85が接続してある。この電池残量計85は、例えばノートPC等に使用されている公知の電池残量計と同様の構成であって、電池残量を%で検出する機能を有するものである。前記制御手段81には、充電式電池79の充電の要否を判別するための基準値を予め記憶した基準値メモリ87が備えられていると共に、前記電池残量計85の検出値と前記基準値メモリ87の基準値とを比較して充電の要否を判別する比較演算手段89が備えられている。
また、前記制御手段81には、前記比較演算手段89の演算結果、電池残量が基準値よりも少ない場合に、電池残量を警告する、例えばランプ、ブザーなどのごとき電池残量警告手段91が備えられている。さらに、前記制御手段81には、曲げ角度検出ダイ25の識別NOを格納した識別メモリ91が備えられている。
上記構成により、曲げ角度検出ダイ25においては、電池残量計85によって充電式電池79の電池残量が常に検出され、表示器77に残量何%と表示される。したがって、表示器77を見ることによって電池残量を知ることができるものである。また、前記電池残量計85によって検出した検出値は基準値メモリ87に格納された基準値と比較演算手段89によって常に比較され、電池残量が前記基準値に等しく、又は基準値以下になると、電池残量警告手段81によって電池残量が少なくなったことが警告される。
上述のように、電池残量警告手段81によって電池残量が少ないことが警告されると、制御手段81に備えた充電指示手段93によって、充電式電池79に対する充電の指示が行われる。そして、充電式電池79が充電されて電池残量が100%になると、電池残量計85によって電池残量100%が検出され、充電が終了されることになる。
上述のように、充電用ダイストッカ27に装着されて曲げ角度検出ダイ25に備えた充電式電池79の充電が行われると、当該曲げ角度検出ダイ25の識別NO及び当該曲げ角度検出ダイ25が装着されているところの充電用ダイストッカ27の区画領域49A,49B・・・が通信手段75を介して、プレスブレーキ1における制御装置95に通信される。したがって、上記制御装置95においては、充電用ストッカ27に装着されて充電された曲げ角度検出ダイ25の識別NO及び装着位置を知ることができるものである。よって、充電された曲げ角度検出ダイ25の識別NO及び充電用ダイストッカ27に対する装着位置を、制御装置95に備えたメモリ(図示省略)に格納することにより、プレスブレーキ1におけるダイ装着部7に対してダイの着脱交換を行うときに、充電式電池79が充分に充電されている曲げ角度検出ダイ25を選択することができるものである。
以上のごとき構成において、プレスブレーキ1におけるダイ装着部7に対して所望のダイを装着するには、ATC11においてスライド枠体19を前後動し、所望のダイを備えたダイストッカ27を、ダイストッカ持上げ装置29の上方に位置決めする。その後、ダイストッカ持上げ装置29におけるストッカ押上げ部材33によって上記ダイストッカ27を、プレスブレーキ1におけるダイストッカ支持部9の位置に押上げる。
そして、プレスブレーキ1に左右方向へ移動自在に備えたダイ交換装置によって、前記ダイストッカ27上のダイはプレスブレーキ1における下部テーブル5のダイ装着部7へ搬送される。前記ダイ装着部7へ曲げ角度検出ダイ25を前記ダイ装着部7へ装着するには、前記ダイストッカ27に代えて充電用ダイストッカ27をダイストッカ支持部9に位置決めする。そして、プレスブレーキ1における制御装置95に備えたメモリに格納されている曲げ角度検出ダイ25における充電式電池79の電池残量のデータを参照し、適正の曲げ角度検出ダイ25を、前記ダイ交換装置によってダイ装着部7へ搬送するものである。
既に理解されるように、プレスブレーキ1における下部テーブル5のダイ装着部7へ曲げ角度検出ダイ25を配置する場合、適数のダイをダイ装着部7へ搬送する毎に、曲げ角度検出ダイ25を前記ダイ装着部7へ搬送することにより、ダイ装着部7に適数の曲げ角度検出ダイ25を配置することができるものである。この際、曲げ角度検出ダイ25に備えた充電式電池79は充分に充電した状態にあるので、使用中に電池残量が零になるようなことはないものである。
前記ダイ交換装置によって、前記ダイ装着部7からダイストッカ支持部9に支持されている充電用ダイストッカ27の所望の区画領域49A,49B,・・・に曲げ角度検出ダイ25を装着すると、当該曲げ角度検出ダイ25の識別NOと前記区画領域49A,49B,・・・の位置データ(この位置データは、前記ダイ交換装置の位置データとして検出される)が通信手段75によってプレスブレーキ1の制御装置95に通信され、当該制御装置95に備えたメモリに格納される。
前述のごとく、曲げ角度検出ダイ25が充電用ダイストッカ27のダイ係合溝47に係合装着されると、曲げ角度検出ダイ25における下部の係合部25Aに備えた前後の接触子69が、前記ダイ係合溝47に備えた電極プレート55に接触する。そして、前記充電用ダイストッカ27を、ダイストッカ支持部9からATC11におけるスライド枠体19上に下降し載置すると、スライド枠体19に備えたコンタクトボックス65に立設したコンタクト部材63と充電用ダイストッカ27の下面に備えた接触部材61が電気的に接触し、前記電極支持プレート55に通電されることになる。
ここで、前記曲げ角度検出ダイ25に備えた制御手段81において、電池残量計85が電池残量を検出し、基準値メモリ87に設定された基準値と電池残量の検出値とが比較演算手段89によって比較される。そして、電池残量が少なくなっていると、電池残量警告手段91によって警告される。そして、充電指示手段93によって充電の指示が行われる。充電の結果、電池残量が100%になると充電が停止される。
なお、前記比較演算手段89による比較の結果、電池残量が充分である場合には、充電を行われることなく保持されるものである。
以上のごとき説明より理解されるように、本実施形態によれば、充電式電池79を備えた曲げ角度検出ダイ25は、充電用ダイストッカ27とプレスブレーキ1における下部テーブル5のダイ装着部7との間において着脱交換されるものである。そして、前記充電用ダイストッカ27がATC11におけるスライド枠体19上に載置されるとスライド枠体19に備えたコンタクトボックス65を介して前記充電式電池79の充電が行われるものである。なお、前記充電式電池79の電池残量が予め設定された基準値以上の場合には、その状態が保持されるものである。
したがって、前記充電用ダイストッカ27に装着されている各曲げ角度検出ダイ25における充電式電池79は常に基準値以上の電池残量であって、使用時に電池残量が零になるようなことはないものである。
なお、前記各曲げ角度検出ダイ25は、識別NOを備えているので、この識別NOでもって充電回数を管理することにより、各曲げ角度検出ダイ25に備えた充電式電池79の寿命管理をも行い得るものである。
ところで、各曲げ角度検出ダイ25に表示器77を備えているので、電池残量を表示することや充電回数を表示することができる。したがって、電池残量の表示や充電回数の表示を見ることにより、充電式電池79の状態を容易に把握することができるものである。
11 ATC(自動金型交換装置)
19 スライド枠体
25 ダイ(曲げ角度検出ダイ)
25A 係合部
25B ダイ本体
27 ダイストッカ(充電用ダイストッカ)
29 ダイストッカ持上げ装置
47 ダイ係合溝
55 電極プレート
57 保護カバー
61 接触プレート(接触部材)
63 コンタクト部材
65 コンタクトボックス
67 折曲げ角度検出センサ
69 接触子
73 制御ボックス
75 通信手段
77 表示器(電池残量表示手段)
79 充電式電池
81 制御手段
85 電池残量計
87 基準値メモリ
89 比較演算手段
91 識別メモリ
93 充電指示手段
95 制御装置

Claims (4)

  1. プレスブレーキにおけるダイであって、パンチとの協働によってワークの折曲げ加工を行うV溝を上部に備えたダイ本体に、ワークの折曲げ角度を検出するための折曲げ角度検出センサを備え、この検出センサの検出値を、プレスブレーキに備えた制御装置に無線によって通信する通信手段を前記ダイ本体に備えると共に、この通信手段の電源を前記ダイ本体に備え、前記プレスブレーキにおけるダイ装着溝及びダイ交換装置におけるダイストッカに備えたダイ係合溝に係脱自在な係合部を前記ダイ本体の下部に備え、前記ダイストッカの前記ダイ係合溝に備えた給電プレートに接触自在な接触子を前記ダイ本体の前記係合部に備えると共に、当該接触子を前記電源に接続してあることを特徴とするダイ。
  2. 請求項1に記載のダイにおいて、前記電源の電池残量を表示する電池残量表示手段を、前記ダイ本体又はプレスブレーキの制御装置に備えていることを特徴とするダイ。
  3. 請求項1又は2に記載のダイを着脱自在なダイストッカであって、左右方向に長いストッカ本体の上部に、複数の前記ダイを係脱自在なダイ係合溝を左右方向に長く設けると共に、このダイ係合溝内に左右方向に長い給電プレートを備えていることを特徴とするダイストッカ。
  4. 請求項3に記載のダイストッカにおいて、プレスブレーキにおけるダイチェンジャーのフレーム本体に備えたコンタクトボックスにおけるコンタクト部材に接触自在な接触部材を前記ダイストッカの下面に備え、この接触部材を前記給電プレートに電気的に接続してあることを特徴とするダイストッカ。
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