JPH0714857Y2 - 張り剛性試験装置 - Google Patents

張り剛性試験装置

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JPH0714857Y2
JPH0714857Y2 JP3381890U JP3381890U JPH0714857Y2 JP H0714857 Y2 JPH0714857 Y2 JP H0714857Y2 JP 3381890 U JP3381890 U JP 3381890U JP 3381890 U JP3381890 U JP 3381890U JP H0714857 Y2 JPH0714857 Y2 JP H0714857Y2
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永史 宮川
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば車体パネルの張り剛性を測定する際に
用いられる張り剛性試験装置に関する。
[従来の技術] 従来の張り剛性試験装置としては、第4,5図に示したも
のが実用されている。すなわち、支柱1の上端部には、
水平方向に延在するロッド2が設けられており、該ロッ
ド2にはクランプ3によりスタンド4が固定されてい
る。該スタンド4の先端部には、ステイ5を介して変位
計6が固定されており、該変位計6は押圧されることに
より摺動するシャフト7を備え、該シャフト7の摺動に
応答して変位量を検出する機能を有している。
また、前記ロッド2には、ホルダ13が摺動自在に嵌合さ
れており、該ホルダ13には、ハンドル9の回転操作に伴
って伸縮するパンタグラフ8の一端部が支持されてい
る。該パンタグラフ8の他端には、荷重計10が固着され
ており、該荷重計10の中心部には当接部14が設けられて
いる。
かかる構成において、自動車の車体11に設けられたルー
フパネル12の張り剛性を測定する際には、先ず前記クラ
ンプ3を操作して前記シャフト7の先端が、ルーフパネ
ル12の測定部位に接触するように変位計6を固定する。
次に、前記ホルダ13を摺動させて、前記荷重計10の当接
部14が前記シャフト7の軸線上に位置するようにパンタ
グラフ8の位置を調整し、しかる後に、前記ハンドル9
を回転操作してパンタグラフ8を伸長させる。
すると、前記荷重計10の当接部14がシャフト7の端面に
圧接し、よって、該シャフト7は押圧されて摺動し、そ
の先端部は前記ルーフパネル12に圧接する。これによ
り、該ルーフパネル12が変形すると、前記シャフト7は
さらに摺動し、該シャフト7の摺動に応答して、前記変
位計6は変位量を検出し、この検出された値は図外の記
録装置に記録される。
また、これ同時に前記荷重計10からは、前記シャフト7
に入力された荷重が出力され、この荷重も前記記録装置
において前記変位量とともに記録される。したがって、
前記記録装置に記録された変位量と荷重の関係から、前
記ルーフパネル12の張り剛性を確認することができるの
である。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の張り剛性試験装置にあ
っては、前述のように変位計6を測定部位に固定した
後、前記荷重計10をその中心部に設けられた当接部14
が、シャフト7の軸線上に位置するように、パンタグラ
フ8の位置を調整しなければならない。このとき、シャ
フト7の軸線は仮想的なものであって、視覚的に認識す
ることはできないことから、前記当接部14をシャフト7
の軸線上に精度よく配置する為の作業に時間を要し、測
定作業が遅延する要因となってしまう。
また、前記当接部14を精度よくシャフト7の軸線上に合
致し得たとしても、ハンドル9を測定者が回転する際、
パンタグラフ8が振動してしまう。このため、該パンタ
グラフ8の振動によって、前記当接部14が合致していた
軸線からずれてしまい、その結果前記荷重計10や変位計
6の検出データに誤差が生ずるおそれがある。
しかも、第5図に示したようにルーフパネル12の張り剛
性を測定する場合のように、測定対象の形態によって
は、作業者Dは不自然な姿勢で前記ハンドル9を操作し
なければならず、測定に付随する作業も困難となるもの
であった。
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、容易かつ迅速に測定作業を行うことができると
ともに、測定値の精度を向上させた張り剛性試験装置を
提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために本考案にかかり張り剛性試験
装置にあっては、押圧されて摺動するシャフトを備え、
該シャフトの摺動に応答して変位量を検出する変位計
と、該変位計を支持する支持部材と、該支持部材に摺動
自在に保持されて、前記シャフトの軸線上に位置する加
圧部材と、該加圧部材の端面に固着されて前記シャフト
の軸線上に位置し、該シャフトの端面に対向する荷重計
と、前記加圧部材を駆動して前記荷重計を前記シャフト
の端面に圧接させるエアシリンダ等の駆動手段と、該駆
動手段の作動を遠隔操作するスイッチ等の操作手段とが
設けられている。
[作用] 前記構成において、荷重計は加圧部材の端面に固着され
ることにより、前記シャフトの軸線上に位置しており、
シャフトと荷重計とは前記支持部材を介して、常に軸線
が合致するような状態が予め形成されている。したがっ
て、この張り剛性試験装置を用いて車体パネル等の張り
剛性を測定する際に、前記荷重計を前記シャフトの軸線
と合致させるための作業は不要となる。
また、加圧部材は、このように軸線が合致した状態で、
前記支持部材に摺動自在に保持されていることから、前
記操作手段を操作して駆動手段を作動させた際には、該
駆動手段の作動に伴って、加圧部材は精度よく前記軸線
上において摺動する。したがって、加圧部材が軸線上に
おいてて摺動することにより、前記荷重計がシャフトの
端面に圧接した際、該シャフトには精度よく軸線方向に
おいてのみ荷重が負荷される。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について図面に従って説明す
る。すなわち、第1図に示したように、支持部材15は、
胴部16と、該胴部16の側縁に設けられた筒状の保持部1
7、前記胴部16の一端部に設けられたL字状のアッタチ
メント18、及び前記胴部16の他端部に設けられたベース
19とを一体に有しており、前記保持部17のベース19側に
は、スリット23が設けられている。
前記アタッチメント18の先端部には、変位計6が固着さ
れており、該変位計6は押圧されることにより摺動する
シャフト7を備え、該シャフト7の摺動に応答して変位
量を検出する機能を有している。
前記筒状の保持部17には、加圧部材であるスライダ20が
摺動自在に内嵌されており、該スライダ20は前記シャフ
ト7と同一の軸線C上に位置している。前記スライダ20
の端面29には、荷重計10が取り付けられており、該荷重
計10はその中心部に設けられた当接部14が、前記軸線C
上に位置するように固着され、これにより前記当接部14
は、前記シャフト7の端面30と対向している。
なお、前記変位計6と荷重計10の各出力は、ストレンメ
ータ21を介してX−Yプロッター22に与えられるように
なっている。
一方、前記スライダ20の他端部には、リンク24が枢支さ
れており、該リンク24は前記スリット23を介して保持部
17の外部に突出し、その突出端にはL字状アーム32の隅
部が枢支されている。該L字状アーム32の一端部は、前
記保持部17に枢支され、他端部には駆動手段であるエア
ーシリンダ25に設けられたプッシュプルロッド31の先端
部が枢支されている。前記エアーシリンダ25は、端部に
おいてベース19に枢支されているとともに、遠隔操作す
るための操作手段であるオンスイッチ26とオフスイッチ
27とに連係されている。
以上の構成にかかる本実施例において、第3図に示した
ように自動車の車体11に設けられたフーフパネル12の張
り剛性を測定する際には、支柱1に一端部を固定された
ロッド2に、ホルダ13を摺動自在に嵌合し、該ホルダ13
に前記ベース19にて支持部材15を固着する。そして、前
記ホルダ13を摺動させて、支持部材15と一体的に変位計
6を移動させ、前記シャフト7の先端を予めルーフパネ
ル12の測定部位に配置した圧子28(第1図)に接触させ
る。
また、前記ストレンメータ21とX−Yプロッター22の前
には、測定者Aが着座し、前記各スイッチ26,27を測定
者Bが所持することにより、測定の準備が完了する。
この測定の準備に際しては前記荷重計10が前記スライダ
20の端面29に固着されることにより、前記当接部14は前
記シャフト7の軸線C上に位置しており、よって、前記
シャフト7と当接部14とは恒常的に軸線Cが合致するよ
うな状態が予め形成されている。このため、ルーフパネ
ル12の張り剛性を測定する際に、当接部14を前記シャフ
ト7の軸線Cと合致させるための作業は不要となり、前
述したように、単に前記荷重計10等が設けられた支持部
材15を、前記圧子28上に移動させればよいこととなる。
よって、前記当接部14をシャフト7の軸線C上に精度よ
くさせるため煩雑な作業が不要となる結果、早朝に測定
を開始することが可能となる。
そして、測定に際しては、先ず測定者Aの合図により測
定者Bは、オンスイッチ26を押圧操作する。すると、エ
アシリンダ25に加圧空気が供給され、第2図に示したよ
うに、プッシュプルロッド31が伸長する(矢示イ)。こ
れにより、L字状アーム32が回動して(矢示ロ)、リン
ク24はスライダ20を押し下げ、該スライダ20は保持部17
に沿って前記軸線C上を下降し(矢示ハ)、これにより
前記当接部14はシャフト7の端面30に圧接する(矢示
ニ)。
したがって、このようにスライダ20が前記軸線C上にお
いて摺動し、かつ、前述のように当接部14も前記軸線C
上に位置することにより、該当接部14がシャフト7の端
面30を加圧した際、該シャフト7には精度よく軸線C方
向においてのみ荷重が負荷される。
このため、荷重計10が検出する荷重と、シャフト7に実
際に負荷される荷重とが誤差なく完全に一致し、シャフ
ト7は負荷された荷重とルーフパネル12の張り剛性に応
じて変位する。したがって、変位計6が検出したシャフ
ト7の変位量と前記荷重計10が検出した荷重とがX−Y
プロッター22に記録されることにより、誤差のない張り
剛性試験結果を得ることができる。
このとき、作業者Aはストレンメータ21を監視してお
り、荷重の値が規定の値(例えば最大荷重15Kg/cm2)に
達した時点で、作業者Bに再度合図を送る。すると、作
業者Bはオフスイッチ27を操作し、これによりエアシリ
ンダ25のプッシュプルロッド31が後退し、ススライダ20
が加圧前の位置まで上昇することにより、測定作業は完
了する。
したがって、測定において作業者Aにあってはストレン
メータ21を監視して作業者Bに合図を送る作業を行えば
よく、一方作業者Bにあっては作業者Aからの合図に応
じて各スイッチ26,27を押圧するのみでよいこととな
る。このため、従来のように不自然が姿勢での測定作業
を強いられるようなことはなく、測定作業者の肉体的負
担を軽減して、測定作業の容易化を図ることも可能なる
のである。
なお、第2図に矢示したように、プッシュプルロッド31
の水平方向への動き(矢示イ)は、L字状アーム32の回
転方向の動き(矢示ロ)に変換された後、スライダ20に
垂直方向の動き(矢示ハ)として伝達される。したがっ
て、前記水平方向の動きから回転方向の動きへの変換さ
れる際、及び該回転方向の動きから垂直方向に動きに変
換される際に、各々減速がなされる。よって、安価では
あるが動作速度の速いエアシリンダ25を用いても、適切
な低速度でシャフト7を押圧することができ、これによ
り低コストにて本実施例にかかる張り剛性試験装置を実
用化することも可能となるのである。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、支持部材を介して変位計
のシャフトと荷重計とを予め同一軸線上に位置させてお
くようにしたことから、前記荷重計を前記シャフトの軸
線にに精度よくさせるため煩雑な作業が不要となり、該
煩雑な作業が不要となることにより、早期に測定を開始
すること可能にして、迅速に張り剛性試験を完了するこ
とが可能となる。
また、前記支持部材に前記シャフトの軸線上に位置して
加圧を行う加圧部材を保持し、該加圧部材に前記荷重計
を固定するようにしたことから、該荷重計がシャフトの
端面に圧接した際、該シャフト及び荷重計に対し、精度
よく軸線方向においてのみ荷重が負荷することができ
る。このため、荷重計は負荷される値を正確に検出して
出力するとともに、シャフトは前記荷重と測定対象の張
り剛性に応じて精度よく変位し、これにより誤差のない
張り剛性試験結果を得ることができる。
さらに、前記加圧部材を駆動する駆動手段を遠隔操作で
きるようにしたことから、測定作業者において、従来の
ように不自然が姿勢での測定作業を強いられるようなこ
とはなく、測定作業の容易化を図ることを可能にするも
のである。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の一実施例を示す全体的な説明図、 第2図は、同実施例の測定時の作動状態を示す説明図、 第3図は、同実施例の測定作業時の作業状態を示す説明
図、 第4図は、従来の張り剛性試験装置の説明図、 第5図は、同装置を用いた測定作業時の作業状態を示す
説明図である。 6……変位計、7……シャフト、10……荷重計、15……
支持部材、20……スライダ(加圧部材)、25……エアシ
リンダ(駆動手段)、26……オンスイッチ(操作手
段)、27……オフスイッチ(操作手段)、29……(スラ
イダの)端面、30……(シャフトの)端面、C……軸
線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押圧されて摺動するシャフトを備え、該シ
    ャフトの摺動に応答して変位量を検出する変位計と、該
    変位計を支持する支持部材と、該支持部材に摺動自在に
    保持され、前記シャフトの軸線上に位置する加圧部材
    と、該加圧部材の端面に固着されて前記シャフトの軸線
    上に位置し、該シャフトの端面に対向する荷重計と、前
    記加圧部材を駆動して前記荷重計を前記シャフトの端面
    に圧接させる駆動手段と、該駆動手段の作動を遠隔操作
    する操作手段とが設けられたことを特徴とする張り剛性
    試験装置。
JP3381890U 1990-03-30 1990-03-30 張り剛性試験装置 Expired - Fee Related JPH0714857Y2 (ja)

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