JPH0625391Y2 - パワ−ユニットマウント装置 - Google Patents

パワ−ユニットマウント装置

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JPH0625391Y2
JPH0625391Y2 JP9917387U JP9917387U JPH0625391Y2 JP H0625391 Y2 JPH0625391 Y2 JP H0625391Y2 JP 9917387 U JP9917387 U JP 9917387U JP 9917387 U JP9917387 U JP 9917387U JP H0625391 Y2 JPH0625391 Y2 JP H0625391Y2
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JP
Japan
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power unit
cross member
bracket
center
mount
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JP9917387U
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JPS646122U (ja
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一 竹口
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、四輪駆動車や後輪駆動車等のパワーユニット
マウント装置に関する。
(従来の技術) 従来、前輪駆動をベースとする四輪駆動車のパワーユニ
ットマウント装置としては、例えば「ニッサンサービス
周報第539号B12型系車の紹介」(昭和60年9
月,日産自動車(株)発行)のB−70ページに記載さ
れているようなものが知られている。
この従来装置は、パワーユニットにトランスファ装置等
を有している関係上、パワーユニットの下側中央部に車
両前後方向のセンターメンバが設けられていなく、第1
1図に示すように、フロントバッファロッド01の車体
側部材としては、ファーストクロスメンバ02が用いら
れ、バッファロッドブラケット03がファーストクロス
メンバ02の側壁と底壁にボルト固定により取り付けら
れていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、第11図のようにラジエータ04がファ
ーストクロスメンバ02の上部位置に配置される場合に
は成立するが、エンジンフード05を下げる目的で、第
12図に示すように、ファーストクロスメンバ02の後
下部にラジエータ04を配置しようとすると、バッファ
ブラケット03がクロスメンバ02の下側から固定され
るだけとなり、バッファロッド01の車体側支持強度が
不足してしまうという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために本考案で
は、車体側部材とパワーユニットとの間に、パワーユニ
ットを支持するマウントインシュレータとパワーユニッ
トマウントのロール変位を規制するバッファロッドとが
介装されているパワーユニットマウント装置において、
前記バッファロッドの車体側部材を、サイドメンバに両
端支持されたファーストクロスメンバと、該ファースト
クロスメンバに平行でかつ前記パワーユニットより車両
前方に配置されると共に両端がサイドメンバに支持され
たセカンドクロスメンバとの中央部に車両前後位置で固
定されたセンターブラケットとし、且つ、該センターブ
ラケットにジャッキアップポイント部を形成したことを
特徴とする手段とした。
(作 用) 本考案のパワーユニットマウント装置では、バッファロ
ッドへのロール変位入力を受ける車体側部材を、サイド
メンバに両端支持され、互いに平行なファーストクロス
メンバとセカンドクロスメンバとの中央部に車両前後位
置で固定されたセンターブラケットとした為、高い取付
強度の両クロスメンバに対する2点支持状態のセンター
ブラケットにより、バッファロッドが受ける力を支える
に足る高い支持強度が得られる。
また、ジャッキアップ時には、ジャッキアップポイント
部が形成されたセンターブラケットがジャッキアップ部
材として用いられ、ジャッキアップ入力はサイドメンバ
に両端支持された高取付強度の両クロスメンバで受け持
たれる。
従って、バッファロッドの高い支持機能とジャッキアッ
プポイントとしての機能とをも併有しながら、エンジン
フードを下げる目的でファーストクロスメンバの後下部
にラジエータを配置することが出来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
尚、横置きエンジンによる前輪駆動ベースの四輪駆動車
への適応例を示す。
まず、構成を説明する。
実施例のパワーユニットマウント装置では、第1図〜第
3図に示すように、車体側部材とパワーユニット1との
間に、パワーユニット1を前左右と後側との3点で支持
するマウントインシュレータ2,3,4とパワーユニッ
トマウント1のロール変位を規制するフロントバッファ
ロッド5及びリヤバッファロッド6とが介装されてい
る。
そして、前記フロントバッファロッド5の車体側部材
を、サイドメンバ7,7に両端支持され、互いに平行な
ファーストクロスメンバ8とセカンドクロスメンバ9と
の中央部に車両前後位置で固定されたセンターブラケッ
ト10とし、且つ、該センターブラケット10にジャッ
キアップポイント部10aを形成している。
更に、ラジエータ11は、第1図に示すように、エンジ
ンフード12を下げる目的でファーストクロスメンバ8
の後下部でセカンドクロスメンバ9の前部に配置されて
いる。
このラジエータ11の取付は、第4図に示すように、ラ
ジエータ11の上端面及び下端面にピン13,14が設
けられ、ファーストクロスメンバ8にロアーマウントブ
ラケット15が固定されていて、先にロアーピン13が
ロアーマウントラバー16を介してロアーマウントブラ
ケット15に取り付けられ、その後、アッパーピン14
がアッパーマウントラバー17を介してアッパーマウン
トブラケット18に取り付けられ、最後に、アッパーマ
ウントブラケット18をボルト19によりアッパークロ
スメンバ20に固定されることで取付完了し、取付作業
性や整備性の向上,コスト低減,アルミニュウム製ラジ
エータ11の耐久性向上を図っている。
前記マウントインシュレータ2,3,4のうち、左前側
のマウントインシュレータ3及び後側のマウントインシ
ュレータ4のサイドメンバ7に固定される左前側ブラケ
ット30及び後側ブラケット40は、ステーを廃止した
以下に述べるような構造になっている。
左前側ブラケット30は、第5図〜第7図に示すよう
に、互いに重ね合わせて溶接固定されたプレス加工によ
る第1ブラケット31と第2ブラケット32とによって
構成され、第1ブラケット31には大型の曲げフランジ
部31aが形成されると共に、上下方向ボルト穴33が
開穴され、第2ブラケット32には前記ボルト穴33に
符合する位置に開穴された上下方向ボルト穴34と、ス
パンlを介して開穴された左右方向ボルト穴35,3
6とが形成されている。
後側ブラケット40は、第8図〜第10図に示すよう
に、互いに重ね合わせて溶接固定されたプレス加工によ
る第1ブラケット41と第2ブラケット42とによって
構成され、第1ブラケット41には大型の曲げフランジ
部41aが形成されると共に、上下方向ボルト穴43及
び左右方向ボルト穴44が開穴され、第2ブラケット4
2には前記ボルト穴43に符合する位置に開穴された上
下方向ボルト穴45と、スパンlを介して開穴された
前記ボルト穴44に符合する左右方向ボルト穴46と左
右方向ボルト穴48,49とが形成されている。
前記フロントバッファロッド5は、パワーユニット側ブ
ラケット21とセンターブラケット10との間に取り付
けられる。
尚、フロントバッファロッド5の車体側をセンターブラ
ケット10に直接取り付けるのではなく、バッファロッ
ド用ブラケットを介した取り付けでも良い。
前記ファーストクロスメンバ8はサイドメンバ7,7と
一体的に溶接され、セカンドクロスメンバ9はメンバブ
ラケット22,23を介してサイドメンバ7,7に取り
付けられる。
前記セカンドクロスメンバ9には、第1図及び第3図に
示すように、丸型パイプ材をベンダーにより曲げること
で、パワーユニット1の下面1aより下側に配置される
下方屈曲部9a,9aが形成されている。
前記センターブラケット10は、ファーストクロスメン
バ8に対してはボルト24とし、セカンドクロスメンバ
9に対しては溶接固定(溶接部25)としている。そし
て、該センターブラケット10のジャッキアップポイン
ト部10aは、両クロスメンバ8,9間に下方突出状態
で形成している。
次に、作用を説明する。
(イ)走行時 走行時等において、パワーユニット1が過大なロール変
位をすると、所定量以上の変位は両バッファロッド5,
6により規制される。このバッファロッド5,6のロー
ル変位規制機能を確保する為には、高い車体側支持強度
が要求される。
この要求に対し、一方のリヤバッファロッド6はダッシ
ュクロスメンバにより高い支持強度で応じられるし、他
方のフロントバッファロッド5はセンターブラケット9
により高い支持強度で応じられる。
即ち、センターブラケット9は、サイドメンバ7,7に
両端支持され、互いに平行なファーストクロスメンバ8
とセカンドクロスメンバ9との中央部に車両前後位置で
固定されている為、高い取付強度の両クロスメンバ8,
9に対する2点支持状態となり、フロントバッファロッ
ド5が受ける力を支えるに足る高い支持強度が得られ
る。
(ロ)ジャッキアップ時 ジャッキアップ時には、センターブラケット9のジャッ
キアップポイント部9aを用いてジャキアップ作業が行
なわれる。
この時、センターブラケット9には、大きなジャッキア
ップ入力があるが、サイドメンバ7,7に両端支持され
た高取付強度の両クロスメンバ8,9によりこのジャッ
キアップ入力は十分に受け持たれる。
以上説明してきたように、実施例のパワーユニットマウ
ント装置にあっては、以下に述べるような効果が得られ
る。
上述の様な構成及び作用により、フロントバッファ
ロッド5の高い支持機能とジャッキアップポイントとし
ての機能とをも併有しながら、エンジンフード12を下
げる目的でファーストクロスメンバ8の後下部にラジエ
ータ11を配置することが出来る。
セカンドクロスメンバ9は丸型パイプをベンダーに
より曲げ成形したものである為、型成形に比べコスト安
で成形出来ると共に、軽量化が可能であるし、設計自由
度も高い。
セカンドクロスメンバ9にはパワーユニット1の下面
1aより下に配置される下方屈曲部9a,9aが形成さ
れている為、路面からの石跳ね,縁石や突起物等への接
触に対しては、パワーユニット1への衝突や接触より先
にセカンドクロスメンバ9が受けることになり、パワー
ユニット1をこれらの衝突や接触から保護することが出
来る。
マウントインシュレータ3,4の車体側ブラケット
30,40はコスト安の薄いプレス加工品でありながら
重ね合わせブラケット構造にし、且つ、大型のフランジ
部31a,41aを形成することで、ブラケット自体の
強度が高められると共に、ボルトによるサイドメンバ7
への取付状態では長い取付スパンl,lと異なるボ
ルト取付方向により、共振点がズレて騒音が解消される
高い支持剛性を得ることが出来る。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的
な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案の
要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本
考案に含まれる。
例えば、実施例では、前輪駆動ベースの四輪駆動車への
適応例を示したが、センターメンバを有さない前輪駆動
車やエンジン縦置きの後輪駆動車等にも勿論適応出来
る。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案のパワーユニットマウ
ント装置にあっては、バッファロッドの車体側部材を、
サイドメンバに両端支持されたファーストクロスメンバ
と、該ファーストクロスメンバに平行でかつ前記パワー
ユニットより車両前方に配置されると共に両端がサイド
メンバに支持されたセカンドクロスメンバとの中央部に
車両前後位置で固定されたセンターブラケットとし、且
つ、該センターブラケットにジャッキアップポイント部
を形成したことを特徴とする手段とした為、バッファロ
ッドの高い支持機能とジャッキアップポイントとしての
機能とをも併有しながら、エンジンフードを下げる目的
でファーストクロスメンバの後下部にラジエータを配置
することが出来るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のパワーユニットマウント装置を
示す要部側面図、第2図は実施例のパワーユニットマウ
ント装置を示す平面図、第3図は実施例のパワーユニッ
トマウント装置を示す正面図、第4図は実施例装置のラ
ジエータ取付状態を示す斜視図、第5図はマウントイン
シュレータの左前側ブラケットを示す平面図、第6図は
マウントインシュレータの左前側ブラケットを示す分解
斜視図、第7図はマウントインシュレータの左前側ブラ
ケットを示す背面図、第8図はマウントインシュレータ
の後側ブラケットを示す平面図、第9図はマウントイン
シュレータの後側ブラケットを示す分解斜視図、第10
図はマウントインシュレータの後側ブラケットを示す背
面図、第11図は従来のパワーユニットマウント装置を
示す側面図、第12図はラジエータをファーストクロス
メンバの後下部に配置した従来例を示す側面図である。 1…パワーユニット 2,3,4…マウントインシュレータ 5…フロントバッファロッド 7…サイドメンバ 8…ファーストクロスメンバ 9…セカンドクロスメンバ 10…センターブラケット 10a…ジャッキアップポイント部 11…ラジエータ 12…エンジンフード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側部材とパワーユニットとの間に、パ
    ワーユニットを支持するマウントインシュレータとパワ
    ーユニットマウントのロール変位を規制するバッファロ
    ッドとが介装されているパワーユニットマウント装置に
    おいて、 前記バッファロッドの車体側部材を、サイドメンバに両
    端支持されたファーストクロスメンバと、該ファースト
    クロスメンバに平行でかつ前記パワーユニットより車両
    前方に配置されると共に両端がサイドメンバに支持され
    たセカンドクロスメンバとの中央部に車両前後位置で固
    定されたセンターブラケットとし、且つ、該センターブ
    ラケットにジャッキアップポイント部を形成したことを
    特徴とするパワーユニットマウント装置。
JP9917387U 1987-06-26 1987-06-26 パワ−ユニットマウント装置 Expired - Lifetime JPH0625391Y2 (ja)

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JP9917387U JPH0625391Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26 パワ−ユニットマウント装置

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Publication Number Publication Date
JPS646122U JPS646122U (ja) 1989-01-13
JPH0625391Y2 true JPH0625391Y2 (ja) 1994-07-06

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