JPH06253910A - 電極導体内蔵バンドの製造方法 - Google Patents

電極導体内蔵バンドの製造方法

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JPH06253910A
JPH06253910A JP6028226A JP2822694A JPH06253910A JP H06253910 A JPH06253910 A JP H06253910A JP 6028226 A JP6028226 A JP 6028226A JP 2822694 A JP2822694 A JP 2822694A JP H06253910 A JPH06253910 A JP H06253910A
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JP
Japan
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electrode conductor
band
electrode
molding
conductor
Prior art date
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JP6028226A
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English (en)
Inventor
Kazunori Miyashita
一規 宮下
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Publication of JPH06253910A publication Critical patent/JPH06253910A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電極導体を内蔵した、外観品質の良い安価な電
極導体内蔵バンドを提供すること。 【構成】接続電極4の一部の電極導体露出部は、キャビ
ティ11、12によりはさみ固定する。接続電極4に設
けた穴を位置決メピン13により位置決メする。フック
8にバネ14によりブロック15を介し電極導体3に引
張り力をかけても電極導体3は位置ズレを起こさず、引
張り力があることにより成形時の電極導体3の変形も起
きない。接続電極4の裏面側に材料流入口2を設け、こ
こから成形を行うと、電極導体3の変形がなく、成形で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電極導体を内蔵する合成
樹脂あるいはゴム製のバンドの製造方法に関するもので
あり、腕時計等の機能拡大とともに、バンドにも信号線
やアンテナ等の様々な機能が要求される。本発明はこの
ような電極導体内蔵バンドの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電極導体をインサート加工する電
極導体内蔵バンドの製造方法は、特開昭58一8920
2号公報に記載されている様な2段階でインサート成形
する製造方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる前述のような従
来の電極導体内蔵バンドの製造方法は、バンドの外装と
して成る面(以下表面側という)と、その裏側つまり腕
に接する面(以下裏面側という)を別々に成形する方法
であり以下図5を用いて説明する課題を有する。
【0004】図5は従来の技術において製造されたバン
ドの断面図であり、1aはバンド表面側、1bはバンド
裏面側、2aは表面側への材料流入口、2bは裏面側へ
の材料流入口、3はインサートされる電極導体、4は電
極導体露出部となる接続電極である。第1の射出工程で
裏面側への材料流入口2bより材料が金型キャビティ内
へ流入しバンド裏面側1bが形成され、第2の射出工程
で表面側材料流入口2aより材料が流入しバンド表面側
1aが形成され1体のバンドとなる。
【0005】このように従来の技術では、バンド表面側
1aを形成するために、表面側材料流入口2aを設ける
必要があり、流入口を2次加工により切断位置5で切断
したとしても外観上見にくいものであり、かつバンドを
外装ケース等に固定する場合流入口切断位置5が少しで
も流入口2aが残る位置では外装ケースとの接面の合せ
ができず、切断位置5がバンド本体1a側へ入り込めば
とても見にくいものとなってしまうという問題点を有
し、又、このような2度の成形では流入口の切断も2度
の工程をしなければならず、表面側の切断は前述のよう
に非常にきびしい切断位置を強いられるという課題を有
する。
【0006】そこで本発明は従来のこのような課題を解
決するもので、その目的とするところは、電極導体を内
蔵した、外観品質の良い安価な電極導体内蔵バンドを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電極導体内蔵バ
ンドの製造方法は、電極導体をインサート加工する電極
導体内蔵バンドの製造方法において、前記電極導体の少
なくとも一方の端部をバンド本体より露出する露出部を
設け、前記露出部を金型ではさみ、はさんだ電極導体の
バンド裏面側より絶縁材料を流入させることを特徴とす
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明に基づいて形成された腕時計型
個別無線呼出し受信機に用いるアンテナ内蔵バンドの一
例を示す側面の断面図である。1はバンド本体であり、
本実施例では二液反応型のシリコンゴムを用いたが、ウ
レタンゴムや熱可塑性エラストマー等でも良い。2は材
料流入口であり、バンド裏面端部よりも肉厚を薄く設定
してある。3はアンテナとして機能する電極導体であり
板厚が0.05〜0.2mmぐらいのステンレス薄板を
用いたが、ベリリウム鋼等の材料でも同等の性能が得ら
れるし、表面に銀や金、銅のメッキ処理を施しても更に
良好な特性が得られる。4は接続電極でありアンテナで
発生した高周波電流を受信機に供給するため、電極導体
3と溶接され一体化されている。本実施例では溶接によ
り一体化したが、カシメ等の方法でも良いし、電気特性
に優れた接着力の強力な接着剤でも良い。
【0009】又、接続電極4は、曲がった状態である
が、平らな板でもよい。更に接続電極4には穴6が設け
られ金型内での位置決め及び、製品として組み込む場合
の位置決め及び固定用の穴として使用される。接続電極
4の一部は電極導体露出部(以下電極導体露出部とい
う)となり、その部分へシリコンゴムは形成されないよ
うになっており、前記電極導体露出部のバンド本体裏側
に前述の材料流入口2を設けてある。5は材料流入口切
断位置であるが、切断位置は、バンド裏面本体端部と材
料流入口2の接点でなく材料流入口2の途中であっても
製品として組み立てられた場合の外観に大きな影響は出
ない。
【0010】電極導体3の一方の端部は、切断予備部7
を介しフック8があり、電極導体露出部に設けられた穴
6にピンを挿入し金型で押え、フック8をバネ等により
引張り、電極導体3に張力をかけ、成形時における電極
導体3の変形を防止する。フック8は、切断予備部7の
繰り返しの曲げにより成形後バンド本体1の内動で容易
に切断され安全性の高いバンドとなる。
【0011】図2は、図1に示すバンドの電極導体をイ
ンサートした状態の金型の断面図であり、11はバンド
表面側を形成するキャビティ、12はバンド裏面側を形
成するキャビティである。接続電極4の一部の電極導体
露出部は、キャビティ11及び12によりはさまれ固定
されている。更に接続電極4に設けられた穴6を位置決
メピン13により位置決メしている。そのためフック8
にバネ14によりブロック15を介し電極導体3に引張
り力をかけても電極導体3は位置ズレを起こさず、引張
り力があることにより成形時の電極導体3の変形も起き
ない。前述のキャビティ11及び12により押えられた
電極導体露出部のバンド裏面側に材料流入口2が平面方
向では中央に巾4mm程度で設置され、深さはバンド重
面側端部より少し浅く設置されている。この状態で成形
を行なえば、電極導体3の変形もなく成形でき、材料流
入口2とバンド本体1の境界にも段差があるため成形後
容易に切断位置を確認できる。又、材料流入口の肉厚は
バンド本体の肉厚より薄いため多少切断位置がズレて材
料流入口2が残っても問題とはならない。
【0012】又、本実施例では、バンド本体内に位置す
る電極導体3は、バンド本体裏面側に近く位置し、表面
側のバンド本体肉厚よりも裏面側のバンド本体肉厚の方
が薄くなっている。このような場合特に材料流入口2が
裏面側に位置しているため成形性が良くなる。
【0013】図3は、他の実施例における成形後のバン
ドの材料流入口付近の断面図であり、このように接続電
極4を平らなものにしておけば前述の実施例よりも製造
が非常に容易になる。
【0014】図4は、もう一つの実施例における成形後
のバンドの材料流入口付近の断面図であり、材料流入口
の一部だけが肉厚が薄くなっている。このように材料流
入口の全体を厚くしておけば、材料の流動性も良好とな
り多数回を一度に成形することも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電極
導体露出部を金型ではさみ、前記電極導体のバンド裏面
側にのみ材料流入口を設置したため、流入口切断による
バンドの外観品質の低下を防止し、切断位置のズレによ
る製品への組込み性の低下を防止でき、容易に一回の工
程で流入口を切断でき、外観品質、組み込み安定性の良
い安価な電極導体内蔵バンドを提供できるという効果を
有する。
【0016】又、電極導体露出部表面に流入口があり注
入口切断時に切断用の刃具等も、電極導体露出部で切断
量を規制されるため外観表面側に刃具等が当ることもな
くニ次加工における外観品質の向上という効果も有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく1実施例により形成されたバン
ドの断面図。
【図2】図1に示すバンドの金型の、電極導体インサー
ト時の断面図。
【図3】他の実施例により形成されたバンドのゲート付
近の断面図。
【図4】もう一つの実施例により形成されたバンドのゲ
ート付近の断面図。
【図5】従来の2段階成形により形成されたバンドのゲ
ート付近の断面図。
【符号の説明】
1・・・・・バンド本体 1a・・・・バンド本体表面側 1b・・・・バンド本体裏面側 2・・・・・材料流入口 2a・・・・表面側流入口 2b・・・・裏面側流入口 3・・・・・電極導体 4・・・・・接続電極 5・・・・・材料流入口切断位置 6・・・・・穴 7・・・・・切断予備部 8・・・・・フック 11・・・・・バンド表面側キャビティ 12・・・・・バンド裏面側キャビティ 13・・・・・位置決メピン 14・・・・・バネ 15・・・・・ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極導体を絶縁性有機材料でインサート
    加工する電極導体内蔵バンドの製造方法において、 前記電極導体の少なくとも一方の端部をバンド本体より
    露出させ、 前記電極導体露出部を金型ではさみ、 はさんだ電極導体のバンド裏面側より絶縁材料を流入さ
    せることを特徴とする電極導体内蔵バンドの製造方法。
JP6028226A 1994-02-25 1994-02-25 電極導体内蔵バンドの製造方法 Pending JPH06253910A (ja)

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