JPH06253166A - ワイドアスペクトテレビジョン受像機 - Google Patents

ワイドアスペクトテレビジョン受像機

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JPH06253166A
JPH06253166A JP3304293A JP3304293A JPH06253166A JP H06253166 A JPH06253166 A JP H06253166A JP 3304293 A JP3304293 A JP 3304293A JP 3304293 A JP3304293 A JP 3304293A JP H06253166 A JPH06253166 A JP H06253166A
Authority
JP
Japan
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image
vertical
vertical deflection
resistor
wave voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3304293A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Ishii
良典 石井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面の垂直,水平寸法比が4:3のテレビジ
ョン受像機用に作成され映像の上側、下側に黒帯部を表
示する映像ソフトウェアにより、ワイドアスペットテレ
ビジョン受像機に映像を拡大表示させた場合に、黒帯部
及び黒帯部以外の映像領域をともに表示できるようにす
る。 【構成】 映像の垂直偏向幅を拡大すべく切換えできる
スイッチSW1 と、映像下側における映像の垂直偏向幅を
縮小すべく切換えできるスイッチSW2 とを備え、スイッ
チSW1 を閉路した後、垂直周期の後半期間でスイッチSW
2 を閉路して、映像の垂直偏向幅を拡大し、映像の下側
における黒帯部の垂直偏向幅を縮小させる構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面の水平、垂直寸法
比が4:3以上にあるワイドアスペクトテレビジョン受
像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のワイドアスペクトテレビ
ジョン受像機は、画面の水平、垂直寸法比が4:3であ
る従来のテレビジョン受像機用の映像ソフトウェアと、
画面の水平、垂直寸法比が16:9である映像ソフトウェ
アとの両方を満足させるために、水平垂直寸法比が4:
3の映像ソフトウェアによる映像を表示する場合には、
垂直偏向幅を拡大して映像ソフトウェアの真円率を保持
して表示するようにしている。
【0003】図8は、映像の垂直偏向幅を切換える垂直
偏向幅切換回路の構成を示す回路図である。垂直同期信
号に同期している垂直周期のトリガパルスが入力される
トリガパルス入力端子TPINは、コンデンサC0 を介して
エミッタ接地のトランジスタQ1 のベースと接続されて
おり、ベースは抵抗R0 を介して接地されている。トラ
ンジスタQ1 のコレクタは、抵抗R1 を介して直流電源
A の正極と接続されており、その負極は接地されてい
る。またトランジスタQ1 のコレクタはコンデンサC1
を介して接地されており、可変抵抗R3 を介して垂直偏
向鋸歯状波電圧出力端子VSOUT と接続されている。可変
抵抗R3 には、抵抗R2 とスイッチSWとの直列回路が並
列接続されている。スイッチSWと可変抵抗R3 との接続
部は、抵抗R4 とコンデンサC2 との直列回路を介して
接地されている。
【0004】次にこの垂直偏向幅切換回路の動作を図9
に示す信号のタイミングチャートとともに説明する。ト
ランジスタQ1 のベースに図9(a) に示す垂直周期のト
リガパルスTPが入力されてトランジスタQ1 がオンする
と、コンデンサC1 の両端電圧は零となり、トランジス
タQ1 がオフすると、抵抗R1 とコンデンサC1 とによ
る時定数でコンデンサC1 が充電されて、コンデンサC
1 の両端電圧は図9(b) に示すように上昇する。次にト
ランジスタQ1 がオンするとコンデンサC1 の充電電荷
が放電する。このような動作を繰り返して図9(b) に示
す垂直偏向鋸歯状波電圧が発生し、これを抵抗R3 と抵
抗R4 とで分圧してコンデンサC2 で垂直偏向のリニア
リティ(直線性)を補正する。
【0005】そして可変抵抗R3 の抵抗値を調整するこ
とにより、可変抵抗R3 と抵抗R4との分圧比を変更し
て映像の垂直偏向幅を調整する。また映像の垂直偏向幅
を切換える場合は、スイッチSWにより切換え、垂直偏向
幅を拡大するときはスイッチSWを閉路する。このように
映像の垂直偏向幅を切換える場合は、垂直鋸歯状波電圧
発生回路において垂直偏向鋸歯状波電圧の振幅を切換え
るのが一般的である。そして、このように垂直偏向幅を
切換えた場合、映像の上側及び下側の一部は欠落するが
画面全面に映像を表示できる。
【0006】ところで、画面の水平、垂直寸法比が4:
3のテレビジョン受像機用として作成されていて、映像
の上側及び下側に黒帯部が表示される、レターボックス
サイズと称する映像ソフトウェアがある。この映像ソフ
トウェアにより、映像の下側の黒帯部に字幕スーパーが
挿入されたシネマスコープサイズの映像を表示した場
合、水平、垂直寸法比が4:3の画面には図10(a) に示
すように映像の上側及び下側には黒帯部Z,Zの映像が
表示されるが、前述したようなワイドアスペクトテレビ
ジョン受像機の画面に表示させると、垂直偏向幅を4/
3倍して表示されるので図10(b) に示すように映像が表
示される。そして映像は拡大されて表示されるが、映像
の下側の黒帯部Zに挿入されている字幕スーパーは画面
から外れて表示されない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のワイ
ドアスペクトテレビジョン受像機は、映像の上側及び下
側に黒帯部があるレターボックスサイズと称する映像ソ
フトウェアにより映像を拡大表示すると、字幕スーパー
が画面から外れて表示されなくなる。そこで映像の垂直
位置を移動させると映像の一部が欠落し、字幕スーパー
及び字幕スーパー以外の映像部分のいずれをも欠落せず
に表示することができないという問題がある。また、映
像の垂直偏向幅を縮小させるということが考えられる
が、そうすると映像領域の真円率が悪化する。一方、メ
モリを用いて字幕スーパーの映像信号を記憶し、表示し
ている映像領域内に再配置することも考えられるが、甚
だ高価になるという問題がある。
【0008】本発明は斯かる問題に鑑み、ワイドアスペ
クトテレビジョン受像機の画面に、映像の上側及び下側
に黒帯部を表示するレターボックスサイズと称する映像
ソフトウェア(画面の水平、垂直寸法比4:3用)によ
り映像を表示させた場合に字幕スーパー及び字幕スーパ
ー以外の映像のいずれをも欠落させずに表示できるワイ
ドアスペクトテレビジョン受像機を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るワイドアス
ペクトテレビジョン受像機は、映像の垂直変更幅を拡大
すべく垂直変更幅を切換えできる第1切換部と、映像の
所定領域の垂直変更幅を縮小すべく垂直変更幅を切換え
できる第2切換部とを備えて構成する。
【0010】
【作用】第1切換部を切換動作させると、映像の垂直偏
向幅が拡大する。第2切換部を切換動作させると、映像
の所定領域の垂直偏向幅が縮小する。これにより、映像
の所定領域及びこの所定領域以外の映像領域のいずれも
欠落させずに映像を表示できる。
【0011】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図1は本発明に係るワイドアスペクトテレビジ
ョン受像機の要部構成を示す回路図である。垂直同期信
号に同期した垂直周期のトリガ信号が入力されるトリガ
パルス入力端子TPINは、コンデンサC0 を介してエミッ
タ接地のトランジスタQ1 のベースと接続されており、
ベースは抵抗R0 を介して接地されている。トランジス
タQ1 のコレクタは抵抗R1 を介して直流電源VA の正
極と接続されており、その負極は接地されている。また
トランジスタQ1 のコレクタはコンデンサC1 を介して
接地されており、可変抵抗R3 を介して垂直偏向鋸歯状
波電圧出力端子VSOUT と接続されている。
【0012】可変抵抗R3 には、抵抗R2 とスイッチSW
1 との直列回路及び、抵抗R6 とスイッチSW3 との直列
回路が夫々並列接続されている。可変抵抗R3 とスイッ
チSW1 ,SW3 との接続部は、抵抗R4 及びコンデンサC
2 の直列回路を介して接地されている。抵抗R4 には抵
抗R5 及びスイッチSW2 の直列回路が並列接続されてい
る。
【0013】次にこのように構成したワイドアスペクト
テレビジョン受像機の動作を、各部信号のタイミングチ
ャートを示す図2及び映像の表示状態を示す図3ととも
に説明する。トリガパルス入力端子TPINに、図2(a) に
示す垂直周期のトリガパルスTPが入力されていない状態
ではトランジスタQ1 がオフし、直流電源VA の電圧に
よりコンデンサC1 が充電される。そして抵抗R1 とコ
ンデンサC1 との時定数によりコンデンサC1 の両端電
圧は図2(b) に示すように上昇していく。そしてトリガ
パルス入力端子TPINに図2(a) に示す垂直周期のトリガ
パルスTPが入力されると、トランジスタQ1 がオンし
て、コンデンサC1 の充電電荷が放電しコンデンサC1
の両端電圧は図2(b) に示すようにトリガパルスTPがH
レベルにある期間内で急激に低下する。つまり、コンデ
ンサC1 はトリガパルスTPに同期して充放電を繰り返し
垂直偏向鋸歯状波電圧が発生する。
【0014】さて、ワイドアスペクトテレビジョン受像
機に、黒帯部があるレターボックスサイズと称する映像
を表示させる場合は、スイッチSW1 を閉路して、可変抵
抗R3 に抵抗R2 を並列接続して図2(b) に示す鋸歯状
波電圧を高くする。そして、コンデンサC1 の充電終了
時点に近づいたときにスイッチSW2 を閉路して抵抗R4
に抵抗R5 を並列接続する。そうすると、コンデンサC
2 と抵抗R4 と抵抗R5 とによる時定数が小さくなっ
て、図2(b) に示すように鋸歯状波電圧の1周期の後半
期間T0 では、その電圧上昇率が低下して垂直リニアリ
ティが変化する。
【0015】これにより表示された映像の下側の垂直偏
向幅が縮小する。ここで鋸歯状波電圧の分圧比が変化
し、電圧振幅を大きくしようとした鋸歯状波電圧の電圧
振幅が抑制されて、鋸歯状波電圧の最大値が小さくな
る。そこでスイッチSW3 を閉路し、抵抗R3 に抵抗R6
を更に並列接続して鋸歯状波電圧の電圧振幅を補正し
て、映像の垂直偏向幅を補正する。そして抵抗R6 , R
5 を適正値に選定することにより最終的に図2(b) に示
すように期間T0 では電圧振幅の変化が少ない鋸歯状波
電圧を発生させる。
【0016】ところで、字幕スーパーがあるレターボッ
クスサイズと称する映像ソフトウェアにより、ワイドア
スペクトテレビジョン受像機に映像の垂直偏向幅を単に
拡大して表示させた場合は、図3(a) に示すように表示
される。つまり、垂直偏向幅は矢符で示すように映像の
上側及び下側方向に大きくオーバスキャンする。そのた
め、この場合は2行からなる字幕スーパーは画面からは
み出して表示できなくなる。
【0017】しかし、前述したように鋸歯状波電圧の電
圧振幅を高めるとともに電圧上昇率を途中で変更すべく
スイッチSW3 , SW2 を閉路することによって、映像の下
側の垂直リニアリティを補正して垂直偏向幅を縮小させ
た場合は、図3(b) に示すように映像を表示する。そし
て矢符で示したように垂直偏向幅は、映像の上側が大き
くオーバスキャンするが、映像の下側はオーバスキャン
しない。したがって、黒帯部Z以外の映像の垂直リニア
リティは崩れず、黒帯部Zの字幕スーパーのみが縮小し
た状態になる。そのため字幕スーパーは扁平になるが文
字情報であるので見苦しさはない。
【0018】本実施例では垂直偏向鋸歯状波電圧を発生
させる回路で、垂直リニアリティを、表示する映像の下
側が縮小するように切換えるよう構成したが、垂直偏向
鋸歯状波電圧の帰還増幅回路で、帰還電圧に周波数特性
を与えて垂直リニアリティを変化させることもできる。
また映像の垂直偏向幅についても帰還量を変えることに
より拡大することもできる。
【0019】また、本実施例は、垂直リニアリティの補
正のみで映像の下側を縮小させたが、垂直S字補正を組
合せると、更に所望の鋸歯状波電圧を得ることができ
る。更に、近年はバス制御で偏向歪を補正する偏向歪補
正ICが存在するので、これを用いても同様に垂直リニア
リティを補正することができる。
【0020】図4は輝度信号抑制回路の構成を示すブロ
ック図である。輝度信号Yは抵抗R7 を介して、色差・
原色変換回路2へ入力されるようになっている。抵抗R
7 と色差・原色変換回路2との接続部は、それにカソー
ドを接続しているツェナーダイオードD1 とスイッチSW
4 との直列回路からなるピークリミッタ回路を介して接
地されている。色差・原色変換回路2には色差信号R−
Y,B−Yが入力されるようになっている。色差・原色
変換回路2から出力される色信号R,G,BはCRT ドラ
イブ回路1を介してCRT 20へ与えられるようになってい
る。スイッチSW4 は、水平同期パルスをカウントして得
た垂直周期の垂直ゲートパルスGPにより開閉制御される
ようになっている。
【0021】次にこの輝度信号抑制回路の動作を、各信
号のタイミングチャートを示す図5とともに説明する。
図5(b) に示す垂直ゲートパルスGPは、図5(a) に示す
垂直同期信号VSYC の1周期の後半期間、つまり映像の
下側において垂直偏向幅を縮小させる期間と対応する期
間をHレベルにする。
【0022】そうすると、映像の下側に字幕スーパーを
表示するレターボックスサイズと称する映像ソフトウェ
アにより映像の垂直偏向幅を拡大して表示した場合に
は、字幕スーパーを表示する期間中、スイッチSW4 が閉
路されて、輝度信号Yのピーク値がツェナーダイオード
1 により抑制され、抑制された輝度信号が色差・原色
変換回路2へ入力される。それにより字幕スーパーの文
字の輝度が低下して、映像の垂直偏向幅を縮小したこと
により輝度が高くなるのを抑制できて字幕スーパーが見
易くなる。
【0023】本実施例では、輝度信号のピーク値を抑制
する回路を設けたが、マトリクス回路を用いて色信号
R,G,Bから最大輝度を検出して、3原色の色信号
R,G,B夫々の輝度を抑制してもよい。また、映像を
表示する全期間について輝度を抑制する回路を設けても
よい。
【0024】図6は映像の下側における左, 右の糸巻歪
を補正する糸巻歪補正回路の構成を示すブロック図であ
る。水平同期信号に同期しており、所定パルス幅からな
る水平周期のドライブパルスがエミッタ接地の水平出力
トランジスタ6へ入力されるようになっている。水平出
力トランジスタ6のコレクタはフライバックトランス3
の1次巻線3aを介して電源VB の正極と接続されてお
り、電源VB の負極は接地されている。トランジスタ6
のコレクタはまた、コンデンサC10とコンデンサC11
の直列回路を介して接地されており、コレクタにカソー
ドを接続しているダイオードD10とそのアノードにカソ
ードを接続しているダイオードD11との直列回路を介し
て接地されている。
【0025】コンデンサC10とC11との接続部及びダイ
オードD10とD11との接続部は共通に接続されている。
フライバックトランス3の2次巻線3bの一端はダイオー
ドD12のアノードと接続されており、ダイオードD12
介して図示していないCRT の高圧端子と接続される。2
次巻線3bの他端は電源V0 の正極と接続されている。電
源V0 の負極は接地されている。垂直偏向鋸歯状波電圧
SVは反転回路11を介して垂直出力アンプ12の正入力端
子+へ入力されるようになっている。垂直出力アンプ12
の出力端子は、垂直偏向コイル10とカップリングコンデ
ンサC12と抵抗R10との直列回路を介して接地されてい
る。垂直偏向コイル10とカップリングコンデンサC12
の接続部の擬似パラボラ波電圧はローパスフィルタLFを
介して加算器14へ、また直接に積分回路9へ入力される
ようになっている。
【0026】カップリングコンデンサC12と抵抗R10
の接続部の鋸歯状波電圧は抵抗R11を介して加算器14へ
入力されるようになっている。加算器14の出力は垂直出
力アンプ12の負入力端子−へ入力されるようになってい
る。積分回路9から出力されるパラボラ波電圧は、垂直
ゲートパルスGPが与えられており、増幅度が可変となっ
ている可変増幅回路13へ入力されるようになっており、
増幅された出力電圧はエミッタ接地のダイオードモジュ
レータ用トランジスタ7のベースへ入力されるようにな
っている。トランジスタ7のコレクタは、コンデンサC
13を介して接地され、ダイオードモジュレータ用コイル
8と、水平リニアリティコイル5と、水平偏向コイル4
との直列回路を介してフライバックトランス3の1次巻
線3aの一端と接続されている。
【0027】ダイオードモジュレータ用コイル8と水平
リニアリティコイル5との接続部は、コンデンサC14
介してダイオードD10とD11との共通接続部と接続され
ている。そしてコンデンサC10とダイオードD10と水平
偏向コイル4とにより第1共振回路を構成しており、コ
ンデンサC11とダイオードD11とダイオードモジュレー
タ用コイル8とにより第2共振回路を構成している。
【0028】次にこの糸巻歪補正回路の動作を説明す
る。垂直出力アンプ12に入力された垂直偏向鋸歯状波電
圧VSVにより、垂直偏向コイル10とカップリングコンデ
ンサC12との接続部であるカップリングコンデンサC12
の正端子+には波形の立上り部分が直線状となっている
擬似パラボラ波電圧が発生し、この擬似パラボラ波電圧
は積分回路9へ入力され、積分回路9は入力された擬似
パラボラ波電圧を積分して直線状部分を弯曲させたパラ
ボラ波電圧を発生させて可変増幅回路13へ入力する。
【0029】ここで、前述したように映像の垂直偏向幅
を拡大し、映像下側の垂直偏向幅を縮小すると映像下側
では映像の左, 右側の歪補正が過大になってクロスパタ
ーン信号により表示した縦線下側は、図7(a) に示すよ
うに画面の内側方向に弯曲する。しかし、垂直偏向幅を
縮小している期間、つまり映像の下側ではHレベルとな
る図5(b) に示す垂直ゲートパルスGPが可変増幅回路13
へ与えられるため、垂直リニアリティを縮小している期
間、つまり垂直周期で垂直ゲートパルスGPがHレベルに
ある期間は可変増幅回路13の増幅度が低下させられる。
【0030】そして増幅した可変増幅回路13の出力電圧
によりトランジスタ7をオンさせる。それによってコン
デンサC13の両端電圧が上昇し、コンデンサC10とダイ
オードD10と水平偏向コイル4とからなる第1共振回路
を流れる水平偏向電流の波高値が大きくなって、クロス
パターン信号で表示した縦線下側の弯曲が補正され、垂
直偏向幅を縮小した映像下側の左側及右側の糸巻歪が解
消する。そして図7(b) に示すよう画面全体に歪がない
映像を表示することになる。なお、本実施例では映像の
下側についてのみ垂直偏向幅を縮小させたが、映像の下
側のみに限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、映像の垂
直偏向幅を拡大すべく切換えできる第1切換部と、映像
の所定領域の垂直偏向幅を縮小すべく切換えできる第2
切換部とを備えたので、映像の垂直偏向幅を拡大して表
示する場合には、映像の所定領域の垂直偏向幅を縮小す
ることができる。そのため画面の水平、垂直寸法比が
4:3のテレビジョン受像機用に作成され、映像の下側
に字幕スーパーを表示する映像ソフトウェアを用いてワ
イドアスペクトテレビジョン受像機に映像を表示させた
場合に、字幕スーパー及び字幕スーパー以外の映像領域
のいずれをも欠落させずに表示できるワイドアスペクト
テレビジョン受像機を提供でき、しかも安価に提供でき
る等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイドアスペクトテレビジョン受
像機の要部の構成を示す回路図である。
【図2】図1における各部信号のタイミングチャートで
ある。
【図3】ワイドアスペクトテレビジョン受像機における
映像の表示状態を示す説明図である。
【図4】輝度抑制回路の構成を示すブロック図である。
【図5】図4における各部信号のタイミングチャートで
ある。
【図6】糸巻歪補正回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】糸巻歪の有無の状態を示す説明図である。
【図8】従来のワイドアスペクトテレビジョン受像機の
要部の構成を示す回路図である。
【図9】図8における各部信号のタイミングチャートで
ある。
【図10】映像の表示状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 トランジスタ VA 直流電源 SW1 , SW2 , SW3 スイッチ TPIN トリガパルス入力端子 VSOUT 垂直偏向鋸歯状波電圧出力端子 Z 黒帯部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面の水平、垂直寸法比が4:3以上に
    あるワイドアスペクトテレビジョン受像機において、画
    面に表示する映像の垂直偏向幅を拡大すべく垂直偏向幅
    を切換えできる第1切換部と、映像の所定領域から垂直
    偏向のリニアリティを切換えできる第2切換部とを備
    え、映像の垂直偏向幅を拡大させた場合に、前記所定領
    域の映像の垂直偏向幅を縮小すべく構成してあることを
    特徴とするワイドアスペクトテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 表示する映像の輝度信号を抑制する輝度
    抑制部と、該輝度抑制部を垂直周期で駆動する駆動部と
    を備え、映像の所定領域の輝度を低下すべく構成してあ
    ることを特徴とする請求項1記載のワイドアスペクトテ
    レビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 映像の垂直偏向幅を制御する鋸歯状波電
    圧に基づいてパラボラ波電圧を発生させるパラボラ波電
    圧発生部と、発生させたパラボラ波電圧を、垂直周期で
    増幅度を低下させて増幅する可変増幅部とを備え、可変
    増幅部の出力に基づいて映像の所定領域の糸巻歪を補正
    すべく構成していることを特徴とする請求項1記載のワ
    イドアスペクトテレビジョン受像機。
JP3304293A 1993-02-23 1993-02-23 ワイドアスペクトテレビジョン受像機 Pending JPH06253166A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010067456A1 (ja) * 2008-12-12 2010-06-17 パイオニア株式会社 映像処理装置、映像表示装置、映像処理方法、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010067456A1 (ja) * 2008-12-12 2010-06-17 パイオニア株式会社 映像処理装置、映像表示装置、映像処理方法、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体

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