JPH0690373A - 水平偏向歪み補正回路 - Google Patents
水平偏向歪み補正回路Info
- Publication number
- JPH0690373A JPH0690373A JP23920492A JP23920492A JPH0690373A JP H0690373 A JPH0690373 A JP H0690373A JP 23920492 A JP23920492 A JP 23920492A JP 23920492 A JP23920492 A JP 23920492A JP H0690373 A JPH0690373 A JP H0690373A
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- JP
- Japan
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- voltage
- circuit
- horizontal deflection
- resistor
- output
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブラウン管ディスプレイにおける水平偏向歪
み（画像の歪み）の補正に関する。 【構成】 現用の水平出力回路１と左右糸巻き歪み補正
回路２に対し、新たに水平偏向歪み補正のための回路３
を図１に示すように付加する。そして、フライバックト
ランス（FBT ）の高圧出力端21に設けた第１の抵抗R1と
第２の抵抗R2との抵抗分割回路により高圧変動を直接検
出する（R2両端電圧）。この検出電圧（R2両端電圧）は
インピーダンス変換回路４で低出力インピーダンスの電
圧に変換し、増幅回路のトランジスタTR４で所定の極性
及び電圧にする。この電圧を、左右糸巻き歪みの補正に
供する垂直周期のパラポラ電圧に重畳し、左右糸巻き歪
みの補正を高圧変動に応じて変える。
み（画像の歪み）の補正に関する。 【構成】 現用の水平出力回路１と左右糸巻き歪み補正
回路２に対し、新たに水平偏向歪み補正のための回路３
を図１に示すように付加する。そして、フライバックト
ランス（FBT ）の高圧出力端21に設けた第１の抵抗R1と
第２の抵抗R2との抵抗分割回路により高圧変動を直接検
出する（R2両端電圧）。この検出電圧（R2両端電圧）は
インピーダンス変換回路４で低出力インピーダンスの電
圧に変換し、増幅回路のトランジスタTR４で所定の極性
及び電圧にする。この電圧を、左右糸巻き歪みの補正に
供する垂直周期のパラポラ電圧に重畳し、左右糸巻き歪
みの補正を高圧変動に応じて変える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラウン管ディスプレ
イにおける水平偏向歪み（画像の歪み）の補正に関す
る。
イにおける水平偏向歪み（画像の歪み）の補正に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】カラーテレビ受信機等の水平偏向におい
ては、ブラウン管アノード電流の増減に伴い高圧が変動
し、その結果水平偏向歪みを生じる。そして、アノード
電流の変化が急激であるほど歪みは大きい。この水平偏
向歪みの様子を図３に示す。図３はいわゆるウインドー
パターン信号を示し、原信号は白（明るい）の長方形ab
cdとそのバックグラウンドが全て黒（暗い）とからなる
信号である。しかし、この原信号は実際にはabefのよう
に台形状に歪む。この原因は前記のように、アノード電
流の増加にともない高圧がその増加部分で徐々に下が
り、水平偏向振幅が大きくなるためである。従来、この
水平偏向歪みを軽減する方法として、高圧変動を少なく
したり、またはアノード電流のピーク値を制限（ＡＢ
Ｌ、ＡＣＬ等）していた。
ては、ブラウン管アノード電流の増減に伴い高圧が変動
し、その結果水平偏向歪みを生じる。そして、アノード
電流の変化が急激であるほど歪みは大きい。この水平偏
向歪みの様子を図３に示す。図３はいわゆるウインドー
パターン信号を示し、原信号は白（明るい）の長方形ab
cdとそのバックグラウンドが全て黒（暗い）とからなる
信号である。しかし、この原信号は実際にはabefのよう
に台形状に歪む。この原因は前記のように、アノード電
流の増加にともない高圧がその増加部分で徐々に下が
り、水平偏向振幅が大きくなるためである。従来、この
水平偏向歪みを軽減する方法として、高圧変動を少なく
したり、またはアノード電流のピーク値を制限（ＡＢ
Ｌ、ＡＣＬ等）していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記方法と
は異なる他の方法により前記水平偏向歪みを軽減するよ
にした水平偏向歪み補正回路を提供することを目的とす
る。
は異なる他の方法により前記水平偏向歪みを軽減するよ
にした水平偏向歪み補正回路を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブラウン管ア
ノードに印加するフライバックトランスの高圧出力電圧
を所要の電圧に分圧する手段と、前記分圧した電圧を低
出力インピーダンスの出力電圧に変換するインピーダン
ス変換回路と、前記インピーダンス変換回路よりの出力
電圧を所要の極性の電圧に増幅する増幅回路とで構成
し、左右糸巻き歪み補正に供する垂直周期のパラボラ電
圧に前記増幅回路よりの出力電圧を重畳し、前記高圧出
力電圧の変動に起因する水平偏向歪みを補正するように
した水平偏向歪み補正回路を提供するものである。
ノードに印加するフライバックトランスの高圧出力電圧
を所要の電圧に分圧する手段と、前記分圧した電圧を低
出力インピーダンスの出力電圧に変換するインピーダン
ス変換回路と、前記インピーダンス変換回路よりの出力
電圧を所要の極性の電圧に増幅する増幅回路とで構成
し、左右糸巻き歪み補正に供する垂直周期のパラボラ電
圧に前記増幅回路よりの出力電圧を重畳し、前記高圧出
力電圧の変動に起因する水平偏向歪みを補正するように
した水平偏向歪み補正回路を提供するものである。
【０００５】
【作用】高圧出力端に設けた抵抗分割回路により高圧変
動を直接検出する。この検出電圧はインピーダンス変換
回路で低出力インピーダンスの電圧に変換し、増幅回路
で所定の極性と電圧にする。この電圧を、左右糸巻き歪
みの補正に供する垂直周期のパラポラ電圧に重畳し、左
右糸巻き歪みの補正を変える。これにより、図３に示し
た水平偏向歪みが軽減される。
動を直接検出する。この検出電圧はインピーダンス変換
回路で低出力インピーダンスの電圧に変換し、増幅回路
で所定の極性と電圧にする。この電圧を、左右糸巻き歪
みの補正に供する垂直周期のパラポラ電圧に重畳し、左
右糸巻き歪みの補正を変える。これにより、図３に示し
た水平偏向歪みが軽減される。
【０００６】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による水平偏向
歪み補正回路を説明する。図１は本発明による水平偏向
歪み補正回路の一実施例を示す要部回路図、図２は図１
を説明するための電圧波形図である。図１において、１
は現用の水平出力回路、２は同・左右糸巻き歪み補正回
路、３は本発明による水平偏向歪み補正のための付加回
路である。また、TR１は水平出力トランジスタ、DYは水
平偏向コイル、FBT は高圧を発生するフライバックトラ
ンス、TR２およびTR３は左右糸巻き歪み補正用トランジ
スタ、R1は第１の抵抗、R2は第２の抵抗、４はインピー
ダンス変換回路、TR４は増幅用トランジスタである。
歪み補正回路を説明する。図１は本発明による水平偏向
歪み補正回路の一実施例を示す要部回路図、図２は図１
を説明するための電圧波形図である。図１において、１
は現用の水平出力回路、２は同・左右糸巻き歪み補正回
路、３は本発明による水平偏向歪み補正のための付加回
路である。また、TR１は水平出力トランジスタ、DYは水
平偏向コイル、FBT は高圧を発生するフライバックトラ
ンス、TR２およびTR３は左右糸巻き歪み補正用トランジ
スタ、R1は第１の抵抗、R2は第２の抵抗、４はインピー
ダンス変換回路、TR４は増幅用トランジスタである。
【０００７】次に、本発明の動作について説明する。
尚、以下の説明は図３に示す、ウインドーパターン信号
による水平偏向歪みを補正する場合を例に説明する。図
２において、（Ａ）をブラウン管カソードに印加するウ
インドーパターン信号とした場合、第２の抵抗R2の両端
間の電圧は（Ｂ）に示す波形となる。この波形はR1とR2
とによる抵抗分割であるので高圧出力端21の波形と相似
である。しかし、高圧を抵抗分割するのでR1およびR2は
大きな抵抗値となり、R2両端電圧自体を増幅回路へ入力
することはインピーダンスが高過ぎ適当ではない。その
ためにインピーダンス変換回路４で低インピーダンス化
して増幅回路のトランジスタTR４に入力する。
尚、以下の説明は図３に示す、ウインドーパターン信号
による水平偏向歪みを補正する場合を例に説明する。図
２において、（Ａ）をブラウン管カソードに印加するウ
インドーパターン信号とした場合、第２の抵抗R2の両端
間の電圧は（Ｂ）に示す波形となる。この波形はR1とR2
とによる抵抗分割であるので高圧出力端21の波形と相似
である。しかし、高圧を抵抗分割するのでR1およびR2は
大きな抵抗値となり、R2両端電圧自体を増幅回路へ入力
することはインピーダンスが高過ぎ適当ではない。その
ためにインピーダンス変換回路４で低インピーダンス化
して増幅回路のトランジスタTR４に入力する。
【０００８】増幅回路のTR４は一般的なエミッタ接地で
あり、出力のコレクタ電圧は位相反転している〔図２
（Ｃ）〕。一方、左右糸巻き歪み補正回路２のTR２ベー
ス入力端には図２（Ｄ）に示す波形の電圧（負方向に凸
の垂直周期パラボラ）が印加され、その出力端22には入
力と同極性の電圧が出力される。この出力電圧により水
平偏向コイルDYの水平鋸波電流の振幅が変化（中心部か
ら上下にいくに従い振幅が小さくなる）し、左右糸巻き
歪みが補正される。そこで、（Ｄ）に示す入力パラボラ
電圧にTR４のコレクタ出力（Ｃ）を重畳する。この結
果、出力端22の波形は（Ｅ）に示す波形となる。この波
形（Ｅ）により、（Ｂ）に示す高圧変動部分では水平振
幅が小さくなる。つまり、図３のafおよびaeをそれぞれ
adおよびacになるように補正する。（Ｂ）に示す高圧変
動部分の波形および位相と、（Ｃ）に示す波形および位
相とは常に相似で且つ逆相であるので、高輝度による水
平偏向歪みが左右糸巻き歪みとともに適宜補正されるこ
とになる。
あり、出力のコレクタ電圧は位相反転している〔図２
（Ｃ）〕。一方、左右糸巻き歪み補正回路２のTR２ベー
ス入力端には図２（Ｄ）に示す波形の電圧（負方向に凸
の垂直周期パラボラ）が印加され、その出力端22には入
力と同極性の電圧が出力される。この出力電圧により水
平偏向コイルDYの水平鋸波電流の振幅が変化（中心部か
ら上下にいくに従い振幅が小さくなる）し、左右糸巻き
歪みが補正される。そこで、（Ｄ）に示す入力パラボラ
電圧にTR４のコレクタ出力（Ｃ）を重畳する。この結
果、出力端22の波形は（Ｅ）に示す波形となる。この波
形（Ｅ）により、（Ｂ）に示す高圧変動部分では水平振
幅が小さくなる。つまり、図３のafおよびaeをそれぞれ
adおよびacになるように補正する。（Ｂ）に示す高圧変
動部分の波形および位相と、（Ｃ）に示す波形および位
相とは常に相似で且つ逆相であるので、高輝度による水
平偏向歪みが左右糸巻き歪みとともに適宜補正されるこ
とになる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
輝度部分で生じる水平偏向歪みを既存の左右糸巻き歪み
補正回路を利用して補正するので、水平偏向歪みを補正
するための新たな付加回路が少なくてすみ、低コストで
水平偏向歪みの補正が可能となる。
輝度部分で生じる水平偏向歪みを既存の左右糸巻き歪み
補正回路を利用して補正するので、水平偏向歪みを補正
するための新たな付加回路が少なくてすみ、低コストで
水平偏向歪みの補正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による水平偏向歪み補正回路の一実施例
を示す要部回路図である。
を示す要部回路図である。
【図２】図１を説明するための電圧波形図である。
【図３】水平偏向歪みの説明図である。
１ 水平出力回路 ２ 左右糸巻き歪み補正回路 ３ 水平偏向歪み補正のための付加回路 ４ インピーダンス変換回路 R1 第１の抵抗 R2 第２の抵抗 TR１ 水平出力トランジスタ TR４ 増幅回路 DY 水平偏向コイル FBT フライバックトランス
Claims (2)
- 【請求項１】 ブラウン管アノードに印加するフライバ
ックトランスの高圧出力電圧を所要の電圧に分圧する手
段と、前記分圧した電圧を低出力インピーダンスの出力
電圧に変換するインピーダンス変換回路と、前記インピ
ーダンス変換回路よりの出力電圧を所要の極性の電圧に
増幅する増幅回路とで構成し、左右糸巻き歪み補正に供
する垂直周期のパラボラ電圧に前記増幅回路よりの出力
電圧を重畳し、前記高圧出力電圧の変動に起因する水平
偏向歪みを補正するようにしたことを特徴とする水平偏
向歪み補正回路。 - 【請求項２】 一端をフライバックトランスの高圧出力
端子に接続した第１の抵抗と、一端を前記第１の抵抗の
他端に接続し、他端をアースした第２の抵抗と、前記第
２の抵抗の両端電圧を低出力インピーダンスの出力電圧
に変換するインピーダンス変換回路と、前記インピーダ
ンス変換回路よりの出力電圧を反転増幅する増幅回路と
で構成し、左右糸巻き歪み補正に供する負方向に凸の垂
直周期のパラボラ電圧に前記増幅回路よりの出力電圧を
重畳し、前記高圧出力電圧の変動に起因する水平偏向歪
みを補正するようにしたことを特徴とする請求項１記載
の水平偏向歪み補正回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23920492A JPH0690373A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 水平偏向歪み補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23920492A JPH0690373A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 水平偏向歪み補正回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0690373A true JPH0690373A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17041287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23920492A Pending JPH0690373A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 水平偏向歪み補正回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0690373A (ja) |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP23920492A patent/JPH0690373A/ja active Pending
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