JPH0625212A - 新規の3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシフラボン - Google Patents
新規の3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシフラボンInfo
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- JPH0625212A JPH0625212A JP5072457A JP7245793A JPH0625212A JP H0625212 A JPH0625212 A JP H0625212A JP 5072457 A JP5072457 A JP 5072457A JP 7245793 A JP7245793 A JP 7245793A JP H0625212 A JPH0625212 A JP H0625212A
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- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D405/00—Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
- C07D405/02—Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings
- C07D405/12—Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/08—Vasodilators for multiple indications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/10—Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
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- C07D311/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
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- C07D311/04—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
- C07D311/22—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 4
- C07D311/26—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 4 with aromatic rings attached in position 2 or 3
- C07D311/28—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 4 with aromatic rings attached in position 2 or 3 with aromatic rings attached in position 2 only
- C07D311/30—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 4 with aromatic rings attached in position 2 or 3 with aromatic rings attached in position 2 only not hydrogenated in the hetero ring, e.g. flavones
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】
(式中Rは水素原子又はOR′基でR′は水素原子、ア
ルキル基、アシル基、トシル基である)の化合物、その
製造法及び当該化合物を含む製薬組成物。 【効果】 リポ蛋白保護作用、抗酸化作用及び抗血管収
縮作用を有する。
ルキル基、アシル基、トシル基である)の化合物、その
製造法及び当該化合物を含む製薬組成物。 【効果】 リポ蛋白保護作用、抗酸化作用及び抗血管収
縮作用を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3′,5′−ジ−三級ブ
チル−4′−ヒドロキシフラボン、その製造法とそれを
含む製薬組成物に関する。本発明は特に一般式(I):
チル−4′−ヒドロキシフラボン、その製造法とそれを
含む製薬組成物に関する。本発明は特に一般式(I):
【化11】 (式中、Rは、 1) 水素原子か、 2) OR′基、(ここでR′は a) 水素原子、 b) 直鎖又は分枝鎖で1〜10個の炭素原子を含むアル
キル基であって、イ ) 塩素、臭素、フッ素のようなハロゲン原子、および
トリフルオロメチルおよびヒドロキシ基、および直鎖又
は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を持つアルキルおよびア
ルコキシ基から選択する1つ以上の置換基によって任意
に置換されるフェニル基および単環又は二環芳香族複素
環基、ロ ) カルボキシル基、ハ ) アルコキシ基が直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原
子を持つアルコキシカルボニル基、ニ ) 式:
キル基であって、イ ) 塩素、臭素、フッ素のようなハロゲン原子、および
トリフルオロメチルおよびヒドロキシ基、および直鎖又
は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を持つアルキルおよびア
ルコキシ基から選択する1つ以上の置換基によって任意
に置換されるフェニル基および単環又は二環芳香族複素
環基、ロ ) カルボキシル基、ハ ) アルコキシ基が直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原
子を持つアルコキシカルボニル基、ニ ) 式:
【化12】 (式中、R′1 およびR′2 は同一か又は異なり、それ
ぞれは:水素原子、又は直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭
素原子を持つアルキル基を示すか、又はR′1 とR′2
はそれらが結合する窒素原子といっしょに、酸素、窒素
および硫黄から選択した第二のヘテロ原子を任意に含む
複素環基を形成し、この複素環基は直鎖又は分枝鎖で1
〜5個の炭素原子を持つアルキル基により、又はベンジ
ル基のような、アリール部分が直鎖又は分枝鎖で各々1
〜5個の炭素原子を持つ1つ以上のアルキルおよびアル
コキシ基で任意に置換されるアラルキル基により置換さ
れてもよい)のアミノカルボニル基、ホ ) 式:
ぞれは:水素原子、又は直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭
素原子を持つアルキル基を示すか、又はR′1 とR′2
はそれらが結合する窒素原子といっしょに、酸素、窒素
および硫黄から選択した第二のヘテロ原子を任意に含む
複素環基を形成し、この複素環基は直鎖又は分枝鎖で1
〜5個の炭素原子を持つアルキル基により、又はベンジ
ル基のような、アリール部分が直鎖又は分枝鎖で各々1
〜5個の炭素原子を持つ1つ以上のアルキルおよびアル
コキシ基で任意に置換されるアラルキル基により置換さ
れてもよい)のアミノカルボニル基、ホ ) 式:
【化13】 (式中、R″1 およびR″2 は同一又は異なり、各々
は、 −水素原子又は直鎖又は分枝鎖で各々1〜5個の炭素原
子を持つアルキル又はヒドロキシアルキル基を示すか、 −R″1 およびR″2 はそれらが結合する窒素原子と一
緒に他のヘテロ原子、即ち酸素、窒素又は硫黄を任意に
含む複素環を形成する)のアミノ基、ヘ ) −OR″基、ここでR″は水素原子、直鎖又は分枝
鎖で1〜5個の炭素原子を持つアルキル基、又は−CO
A基:ここでAは直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原子
を持つアルキル基、又は次の基:
は、 −水素原子又は直鎖又は分枝鎖で各々1〜5個の炭素原
子を持つアルキル又はヒドロキシアルキル基を示すか、 −R″1 およびR″2 はそれらが結合する窒素原子と一
緒に他のヘテロ原子、即ち酸素、窒素又は硫黄を任意に
含む複素環を形成する)のアミノ基、ヘ ) −OR″基、ここでR″は水素原子、直鎖又は分枝
鎖で1〜5個の炭素原子を持つアルキル基、又は−CO
A基:ここでAは直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原子
を持つアルキル基、又は次の基:
【化14】 (ここで、R″1 およびR″2 は上記の定義どおりであ
り、)およびト ) SO3 H基およびMがアルカリ金属であるSO3 M
基,から成る群から選択する1つ以上の置換基で任意に
置換される上記アルキル基、 c) 式−COR''' (ここでR''' は −直鎖又は分枝鎖で1〜10個の炭素原子を持つアルキ
ル基、 −アリール部分がハロゲン原子、およびヒドロキシ基、
および直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を持つアル
キルおよびアルコキシ基から選択する1つ以上の置換基
で任意に置換されるアラルキル基、 −c)の上記で定義したアラルキル基のアリール部分と同
様に任意に置換されるアリール基を示す。)のアシル
基、および d) トシル基を示す)を示す)の3′,5′−ジ−三級
ブチル−4′−ヒドロキシフラボン、その立体異性体お
よび薬学的に受容できる酸又は塩基との可能な付加塩に
関する。
り、)およびト ) SO3 H基およびMがアルカリ金属であるSO3 M
基,から成る群から選択する1つ以上の置換基で任意に
置換される上記アルキル基、 c) 式−COR''' (ここでR''' は −直鎖又は分枝鎖で1〜10個の炭素原子を持つアルキ
ル基、 −アリール部分がハロゲン原子、およびヒドロキシ基、
および直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を持つアル
キルおよびアルコキシ基から選択する1つ以上の置換基
で任意に置換されるアラルキル基、 −c)の上記で定義したアラルキル基のアリール部分と同
様に任意に置換されるアリール基を示す。)のアシル
基、および d) トシル基を示す)を示す)の3′,5′−ジ−三級
ブチル−4′−ヒドロキシフラボン、その立体異性体お
よび薬学的に受容できる酸又は塩基との可能な付加塩に
関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】抗炎
症剤として知られている化合物の中で、M.Baral
diら(71stInt.Cont.Prostagl
and.Relat.Compounds,May 2
8,(1990),Florence,222 sq
q)は3′,5′−ジ−三級ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル基で置換されるベンゾ複素環化合物について記述
している。例として引用されたベンゾ複素環化合物は
5,5−ジオキソベンゾチアジアジンである。酸化され
たベンゾ複素環はGB−A−1 250 388にJ.
Adamsによって記述され(J.Org.Che
m.,(1967),32,3992−3998)、そ
れは種々の方法で置換される3′,5′−ジ−三級ブチ
ル−4′−ヒドロキシフラボン類およびカルコン類に関
する。
症剤として知られている化合物の中で、M.Baral
diら(71stInt.Cont.Prostagl
and.Relat.Compounds,May 2
8,(1990),Florence,222 sq
q)は3′,5′−ジ−三級ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル基で置換されるベンゾ複素環化合物について記述
している。例として引用されたベンゾ複素環化合物は
5,5−ジオキソベンゾチアジアジンである。酸化され
たベンゾ複素環はGB−A−1 250 388にJ.
Adamsによって記述され(J.Org.Che
m.,(1967),32,3992−3998)、そ
れは種々の方法で置換される3′,5′−ジ−三級ブチ
ル−4′−ヒドロキシフラボン類およびカルコン類に関
する。
【0003】本発明の主題を形成するフラボンは従って
新規であり、その製薬学的性質により新しい適用性を有
する。
新規であり、その製薬学的性質により新しい適用性を有
する。
【0004】本発明はまた、 A) 一般式(II):
【化15】 (式中、R1 は水素原子か又はヒドロキシ基を示す。)
の化合物を一般式(III ):
の化合物を一般式(III ):
【化16】 (式中、Halはハロゲン原子である。)のハロゲン化
化合物と反応させて、R1 が水素原子を示すか、ヒドロ
キシ基を示すかに応じて、式(Ia):
化合物と反応させて、R1 が水素原子を示すか、ヒドロ
キシ基を示すかに応じて、式(Ia):
【化17】 の化合物か、又はアルカリ処理後、式(Ib):
【化18】 の化合物を得、 B) 得られた化合物(Ib)を一般式(IV):
【化19】 X−R′A (IV) (式中、R′A は水素原子ではないこと以外はR′と同
様に定義され、Xはハロゲン原子、トシル基又は硫酸塩
基のような適当な脱離基を示す。)の化合物と処理し
て、一般式(Ic):
様に定義され、Xはハロゲン原子、トシル基又は硫酸塩
基のような適当な脱離基を示す。)の化合物と処理し
て、一般式(Ic):
【化20】 (式中、R′A は上記と同様に定義される。)の化合物
を得、式(Ia)、(Ib)および(Ic)の全ての化
合物は一般式(I)の全ての化合物を形成し、通常の精
製法によって精製され、適当な場合は、薬学的に受容可
能な酸又は塩基で付加塩にすることを特徴とする、一般
式(I)の化合物の製造法に関する。
を得、式(Ia)、(Ib)および(Ic)の全ての化
合物は一般式(I)の全ての化合物を形成し、通常の精
製法によって精製され、適当な場合は、薬学的に受容可
能な酸又は塩基で付加塩にすることを特徴とする、一般
式(I)の化合物の製造法に関する。
【0005】化合物(II)および(III )の反応は特に
適した方法で、例えばピリジン又はトルエンとピリジン
の混合物のような適当な溶媒中で、約3時間、加熱還流
しながら作用させることにより行う。化合物(Ib)お
よび(IV)の反応は炭酸水素カリウムの存在下、ジメチ
ルホルムアミドのような適当な媒体中で行う。式(I
b)の化合物はまた、一般式(Ic)中でR′A は、
R''' が −直鎖又は分枝鎖で1〜10個の炭素原子を持つアルキ
ル基、 −アリール部分がハロゲン原子、およびヒドロキシ基、
および直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を持つアル
キルおよびアルコキシ基から選択する1つ以上の置換基
によって任意に置換されるアラルキル基か、 −上で定義したアラルキル基のアリール部分のように任
意に置換されたアリール基を示す式−COR''' の1つ
のアシル基に限定される一般式(Ic)の化合物を水酸
化ナトリウムで処理して生成される。R′A が末端カル
ボン酸グループを含む一般式(Ic)の化合物もまた、
その相当するエステルの加水分解によって生成される。
このカルボン酸の塩はテトラヒドロフランと水の存在
下、炭酸水素ナトリウムとの簡単な塩化により容易に調
製された。R′A がより高級アルキルエステル官能基
(少くとも4個の炭素原子を含むアルキル鎖)を持つ一
般式(Ic)の化合物はまた、p−トルエンスルホン酸
の存在下、5時間の還流下でエステル交換反応によって
調製された。RA がスルホン酸官能基を有する一般式
(Ic)の化合物を調製するのに用いる別法は、1,3
−プロパンスルホン(V):
適した方法で、例えばピリジン又はトルエンとピリジン
の混合物のような適当な溶媒中で、約3時間、加熱還流
しながら作用させることにより行う。化合物(Ib)お
よび(IV)の反応は炭酸水素カリウムの存在下、ジメチ
ルホルムアミドのような適当な媒体中で行う。式(I
b)の化合物はまた、一般式(Ic)中でR′A は、
R''' が −直鎖又は分枝鎖で1〜10個の炭素原子を持つアルキ
ル基、 −アリール部分がハロゲン原子、およびヒドロキシ基、
および直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を持つアル
キルおよびアルコキシ基から選択する1つ以上の置換基
によって任意に置換されるアラルキル基か、 −上で定義したアラルキル基のアリール部分のように任
意に置換されたアリール基を示す式−COR''' の1つ
のアシル基に限定される一般式(Ic)の化合物を水酸
化ナトリウムで処理して生成される。R′A が末端カル
ボン酸グループを含む一般式(Ic)の化合物もまた、
その相当するエステルの加水分解によって生成される。
このカルボン酸の塩はテトラヒドロフランと水の存在
下、炭酸水素ナトリウムとの簡単な塩化により容易に調
製された。R′A がより高級アルキルエステル官能基
(少くとも4個の炭素原子を含むアルキル鎖)を持つ一
般式(Ic)の化合物はまた、p−トルエンスルホン酸
の存在下、5時間の還流下でエステル交換反応によって
調製された。RA がスルホン酸官能基を有する一般式
(Ic)の化合物を調製するのに用いる別法は、1,3
−プロパンスルホン(V):
【化21】 と一般式(Ib)の化合物をジメチルホルムアミド中、
炭酸水素カリウムの存在下、約110℃で3時間加熱し
ながら反応させることである。
炭酸水素カリウムの存在下、約110℃で3時間加熱し
ながら反応させることである。
【0006】本発明の新しい化合物は薬理学的および治
療上、有益な性質を持っている。特に、これらの化合物
が一つには、銅や内皮細胞によって引き起こされる酸化
的修飾に抵抗するヒトLDLs (低濃度リポタンパク
質:コレステロールの輸送に影響する低濃度のリポタン
パク質)を保護する能力、また他方には、血管の拡張、
特に冠血管の拡張を起こす能力のあることが試験管内で
示されてきた。現在、LDLs に相対する酸化的変異は
アテローム性の血管障害の形成や伸展における重要なメ
カニズムを構成するように見える。一般に、本発明の化
合物は生体の酸化に係わる血管組織障害に対する保護に
用いることができる。これらは特に、 1) 合併症、特に血管性の合併症を防ぐための脂血異常
状態の治療、 2) 種々の血管性、末梢性、冠状および脳の局在化を併
うアテローム性動脈硬化症の治療、および 3) 虚血性心疾患のように膜脂質の過酸化が第一のおよ
び/又は促進する役割を演ずる異常、移植臓器を含む臓
器の再灌流、中枢又は末梢神経系の虚血性、外傷性又は
変性異常、急性又は慢性炎症性疾患および自己免疫疾患
の治療、における薬剤として用いられる。更に本発明の
化合物の大血管幹に対する抗痙れん作用および、血管拡
張作用は、症候の現われおよびアテローム性動脈硬化性
の血管障害の拡大と合併症を防ぐ理由により、冠状、脳
および末梢血管の分野で有用であることが証明されてい
る。従って、本発明の化合物は動脈、微小循環および細
静脈の分野での血管保護において、および特に慢性的、
機能的、器質的静脈機能不全に対して用いられる。本発
明はまた、1つ以上の不活性、無毒の適当な賦形剤と共
に活性成分として一般式(I)の化合物を少くとも1つ
含む製薬組成物にまで適用範囲を拡張できる。
療上、有益な性質を持っている。特に、これらの化合物
が一つには、銅や内皮細胞によって引き起こされる酸化
的修飾に抵抗するヒトLDLs (低濃度リポタンパク
質:コレステロールの輸送に影響する低濃度のリポタン
パク質)を保護する能力、また他方には、血管の拡張、
特に冠血管の拡張を起こす能力のあることが試験管内で
示されてきた。現在、LDLs に相対する酸化的変異は
アテローム性の血管障害の形成や伸展における重要なメ
カニズムを構成するように見える。一般に、本発明の化
合物は生体の酸化に係わる血管組織障害に対する保護に
用いることができる。これらは特に、 1) 合併症、特に血管性の合併症を防ぐための脂血異常
状態の治療、 2) 種々の血管性、末梢性、冠状および脳の局在化を併
うアテローム性動脈硬化症の治療、および 3) 虚血性心疾患のように膜脂質の過酸化が第一のおよ
び/又は促進する役割を演ずる異常、移植臓器を含む臓
器の再灌流、中枢又は末梢神経系の虚血性、外傷性又は
変性異常、急性又は慢性炎症性疾患および自己免疫疾患
の治療、における薬剤として用いられる。更に本発明の
化合物の大血管幹に対する抗痙れん作用および、血管拡
張作用は、症候の現われおよびアテローム性動脈硬化性
の血管障害の拡大と合併症を防ぐ理由により、冠状、脳
および末梢血管の分野で有用であることが証明されてい
る。従って、本発明の化合物は動脈、微小循環および細
静脈の分野での血管保護において、および特に慢性的、
機能的、器質的静脈機能不全に対して用いられる。本発
明はまた、1つ以上の不活性、無毒の適当な賦形剤と共
に活性成分として一般式(I)の化合物を少くとも1つ
含む製薬組成物にまで適用範囲を拡張できる。
【0007】こうして得られた製薬組成物は種々の形で
提供され得るが、錠剤、糖衣錠、ゼラチンカプセル、坐
薬および注射液又は飲用液がよい。投法方法は用途に応
じて経口、直腸又は非経口がある。投与量は疾患の性質
や重篤さ、投与法に応じおよび患者の年令や体重によっ
て変える。一般には、単位投与量は1日当り25mgから
1gで1〜2回投与する。
提供され得るが、錠剤、糖衣錠、ゼラチンカプセル、坐
薬および注射液又は飲用液がよい。投法方法は用途に応
じて経口、直腸又は非経口がある。投与量は疾患の性質
や重篤さ、投与法に応じおよび患者の年令や体重によっ
て変える。一般には、単位投与量は1日当り25mgから
1gで1〜2回投与する。
【0008】以下の例は本発明を説明するもので限定す
るものではない。出発物質は既知のものか又は既知の出
発物質から通常の操作法によって調製したものである。
本発明の化合物の融点(Θf ℃)はmicro−kof
ler法によって決定し、生成物の実施例中に表示す
る。
るものではない。出発物質は既知のものか又は既知の出
発物質から通常の操作法によって調製したものである。
本発明の化合物の融点(Θf ℃)はmicro−kof
ler法によって決定し、生成物の実施例中に表示す
る。
【0009】
【実施例】例1: 3′,5′−ジ−三級ブチル−7,4′−ジヒドロキシ
フラボン a) 3,5−ジ−三級ブチル−4−ヒドロキシベンゾイ
ルクロライドの製法 3,5−ジ−三級ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸27
g(108.1ミリモル)を少しずつ氷冷した塩化チオ
ニル70mlに加える。完全に溶解した後、混合物を約1
時間、加熱還流する。過剰の塩化チオニルを真空中で蒸
留して除去すると、冷却により乾固残渣が析出する。 b) 縮合
フラボン a) 3,5−ジ−三級ブチル−4−ヒドロキシベンゾイ
ルクロライドの製法 3,5−ジ−三級ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸27
g(108.1ミリモル)を少しずつ氷冷した塩化チオ
ニル70mlに加える。完全に溶解した後、混合物を約1
時間、加熱還流する。過剰の塩化チオニルを真空中で蒸
留して除去すると、冷却により乾固残渣が析出する。 b) 縮合
【化22】 ホスホラン(A)19.4g(47ミリモル)を100
℃で無水ピリジン450ml中に溶解する。温度を70〜
80℃に保ちながら、無水トルエン160ml中の粗製塩
化アシル(B)を約10分かけてピリジン溶液中に加え
る。攪拌しながら3時間、同じ温度で反応を継続し、次
いで室温で一晩放置する。反応混合物を濾過し、氷の上
に注ぎ、塩化メチレンで抽出する。洗浄して硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、有機相を減圧下で蒸発させる。乾固定残
渣を0.5Nの水酸化ナトリウムメタノール溶液500
ml中に溶解する。全体を窒素下室温で一晩放置する。次
に反応混合物を水で希釈し、シクロヘキサンで数回抽出
する。それから、水相に塩酸を加えてpH6に調整し、塩
化メチレンで抽出する。硫酸ナトリウムで乾燥後、有機
相を濾過し、蒸発させると、乾燥結晶残渣の形で目的の
生成物4.96gを得る。 収率:29%
℃で無水ピリジン450ml中に溶解する。温度を70〜
80℃に保ちながら、無水トルエン160ml中の粗製塩
化アシル(B)を約10分かけてピリジン溶液中に加え
る。攪拌しながら3時間、同じ温度で反応を継続し、次
いで室温で一晩放置する。反応混合物を濾過し、氷の上
に注ぎ、塩化メチレンで抽出する。洗浄して硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、有機相を減圧下で蒸発させる。乾固定残
渣を0.5Nの水酸化ナトリウムメタノール溶液500
ml中に溶解する。全体を窒素下室温で一晩放置する。次
に反応混合物を水で希釈し、シクロヘキサンで数回抽出
する。それから、水相に塩酸を加えてpH6に調整し、塩
化メチレンで抽出する。硫酸ナトリウムで乾燥後、有機
相を濾過し、蒸発させると、乾燥結晶残渣の形で目的の
生成物4.96gを得る。 収率:29%
【0010】例2: 3′,5′−ジ−三級ブチル−7−n−ヘキシルオキシ
−4′−ヒドロキシフラボン 例1の化合物0.183g(0.5ミリモル)と炭酸水
素カリウム0.25g(2.5ミリモル)を窒素下11
0℃でジメチルホルムアミド10ml中で数分間攪拌して
完全に溶解させる。1−ブロモヘキサン0.7ml(5ミ
リモル)を次に加え、2時間同条件下で反応を続ける。
ついで反応混合物を水に吸収させ、ジエチルエーテルで
抽出する。通常の処理をして、塩化メチレンとメタノー
ルの混合物から乾固残渣を析出後、目的の生成物0.1
33gを得る。 収率:60%
−4′−ヒドロキシフラボン 例1の化合物0.183g(0.5ミリモル)と炭酸水
素カリウム0.25g(2.5ミリモル)を窒素下11
0℃でジメチルホルムアミド10ml中で数分間攪拌して
完全に溶解させる。1−ブロモヘキサン0.7ml(5ミ
リモル)を次に加え、2時間同条件下で反応を続ける。
ついで反応混合物を水に吸収させ、ジエチルエーテルで
抽出する。通常の処理をして、塩化メチレンとメタノー
ルの混合物から乾固残渣を析出後、目的の生成物0.1
33gを得る。 収率:60%
【0011】例3: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシ−7−
(4″−モルホリニルエトキシ)フラボン この生成物は1−ブロモ−n−ヘキサンを2−(4′−
モルホリニル)−1−クロロエタンで置き換えるだけで
例2に記述したのと同じ方法で得られる。
(4″−モルホリニルエトキシ)フラボン この生成物は1−ブロモ−n−ヘキサンを2−(4′−
モルホリニル)−1−クロロエタンで置き換えるだけで
例2に記述したのと同じ方法で得られる。
【0012】例4: 7−p−クロロベンジルオキシ−3′,5′−ジ−三級
ブチル−4′−ヒドロキシフラボン p−クロロベンジルクロライドを用いる例3と同じ方
法。
ブチル−4′−ヒドロキシフラボン p−クロロベンジルクロライドを用いる例3と同じ方
法。
【0013】例5: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシ−7−
(2″−ピペリジノ−2″−オキソ−エトキシ)フラボ
ン 1−ピペリジノ−1−オキソ−2−クロロエタンを用い
る例3と同じ方法。
(2″−ピペリジノ−2″−オキソ−エトキシ)フラボ
ン 1−ピペリジノ−1−オキソ−2−クロロエタンを用い
る例3と同じ方法。
【0014】例6: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシ−7−
〔2″−(N−ベンジルピペラジノ)−2″−オキソ−
エトキシ〕フラボン 1−(N−ベンジルピペラジノ)−1−オキソ−2−ク
ロロエタンを用いる例3と同じ方法。
〔2″−(N−ベンジルピペラジノ)−2″−オキソ−
エトキシ〕フラボン 1−(N−ベンジルピペラジノ)−1−オキソ−2−ク
ロロエタンを用いる例3と同じ方法。
【0015】例7: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシ−7−
(N,N−ジエチルアセタミドキシ)フラボン (N,N−ジエチル)クロロアセタミドを用いる例3と
同じ方法。 収率:59%
(N,N−ジエチルアセタミドキシ)フラボン (N,N−ジエチル)クロロアセタミドを用いる例3と
同じ方法。 収率:59%
【0016】例8: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシ−7−
(2″−キノリルメトキシ)フラボン クロロ(2−キノリル)メタンを用いる例3と同じ方
法。
(2″−キノリルメトキシ)フラボン クロロ(2−キノリル)メタンを用いる例3と同じ方
法。
【0017】例9: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシ−7−
〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エトキシ〕フラボン 2−(N,N−ジメチルアミノ)−1−クロロエタンを
用いる例3と同じ方法。
〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エトキシ〕フラボン 2−(N,N−ジメチルアミノ)−1−クロロエタンを
用いる例3と同じ方法。
【0018】例10: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシ−7−
〔3″−(N,N−ジメチルアミノ)プロポキシ〕フラ
ボン 3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−クロロプロパン
を用いる例3と同じ方法。
〔3″−(N,N−ジメチルアミノ)プロポキシ〕フラ
ボン 3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−クロロプロパン
を用いる例3と同じ方法。
【0019】例11: 5−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒド
ロキシ)フラボニル〕オキシ吉草酸エチル 1−ブロモ吉草酸エチルを用いる例3と同じ方法。
ロキシ)フラボニル〕オキシ吉草酸エチル 1−ブロモ吉草酸エチルを用いる例3と同じ方法。
【0020】例12: 3−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒド
ロキシ)フラボニル〕オキシプロパンスルホン酸 ハロゲン化化合物を1,3−プロパンスルトンで置換す
る例3に記述と同じ方法。
ロキシ)フラボニル〕オキシプロパンスルホン酸 ハロゲン化化合物を1,3−プロパンスルトンで置換す
る例3に記述と同じ方法。
【0021】例13: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシ−7−
(2−ヒドロキシエトキシ)フラボン 2−クロロ−1−ヒドロキシエタンを用いる例3に記述
と同じ方法。
(2−ヒドロキシエトキシ)フラボン 2−クロロ−1−ヒドロキシエタンを用いる例3に記述
と同じ方法。
【0022】例14: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシフラボ
ン
ン
【化23】 塩化アシル(B)1.402g(1.5ミリモル)をト
ルエンとピリジンの混合物(95:5)100mlとホス
ホラン(A′)0.806g(1ミリモル)中に加え
る。全体を3時間、加熱還流する。反応混合物を濾過
し、氷の上に注ぎ、塩化メチレンで抽出する。洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥後、有機相を減圧下で蒸発させ
る。目的の生成物はメタノールから析出する。
ルエンとピリジンの混合物(95:5)100mlとホス
ホラン(A′)0.806g(1ミリモル)中に加え
る。全体を3時間、加熱還流する。反応混合物を濾過
し、氷の上に注ぎ、塩化メチレンで抽出する。洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥後、有機相を減圧下で蒸発させ
る。目的の生成物はメタノールから析出する。
【0023】例15: 2−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒド
ロキシ)フラボニル〕オキシ−2,2−ジメチル酢酸エ
チル 2−ブロモイソ酪酸エチルを用いる例3に記述と同じ方
法。
ロキシ)フラボニル〕オキシ−2,2−ジメチル酢酸エ
チル 2−ブロモイソ酪酸エチルを用いる例3に記述と同じ方
法。
【0024】例16: 2−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒド
ロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸エチル 2−クロロ酢酸エチルを用いる例3に記述と同じ方法。 収率:66%
ロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸エチル 2−クロロ酢酸エチルを用いる例3に記述と同じ方法。 収率:66%
【0025】例17: 2−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒド
ロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸 例16で得た生成物0.425g(1ミリモル)をテト
ラヒドロフラン20ml中に溶解する。1Nの水酸化ナト
リウム水溶液60mlを加え、攪拌しながら、窒素下、室
温で6時間、反応を継続する。次に、反応混合物を水で
希釈し、塩酸でpH2の酸性にし、塩化メチレンで抽出す
る。有機相の通常処理で、微結晶粉末の形の乾固残渣を
得る。 収率:95%
ロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸 例16で得た生成物0.425g(1ミリモル)をテト
ラヒドロフラン20ml中に溶解する。1Nの水酸化ナト
リウム水溶液60mlを加え、攪拌しながら、窒素下、室
温で6時間、反応を継続する。次に、反応混合物を水で
希釈し、塩酸でpH2の酸性にし、塩化メチレンで抽出す
る。有機相の通常処理で、微結晶粉末の形の乾固残渣を
得る。 収率:95%
【0026】例18: 2−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒド
ロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸ナトリウム 例17で得た生成物0.424g(1ミリモル)をテト
ラヒドロフラン:水が3/5:2/5の混合物に溶解す
る。炭酸水素ナトリウム0.084g(1ミリモル)を
加え、通常の処理および蒸発乾固後、目的の生成物を得
る。
ロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸ナトリウム 例17で得た生成物0.424g(1ミリモル)をテト
ラヒドロフラン:水が3/5:2/5の混合物に溶解す
る。炭酸水素ナトリウム0.084g(1ミリモル)を
加え、通常の処理および蒸発乾固後、目的の生成物を得
る。
【0027】例19: 2−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒド
ロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸ペンチル 例16で得た生成物0.271g(0.6ミリモル)と
p−トルエンスルホン酸0.030gをn−ペンタノー
ル20ml中に溶解する。混合物を125℃で約4時間、
攪拌する。次に、反応混合物を水で希釈し、塩化メチレ
ンで抽出する。有機相の通常処理後、得られた乾固残渣
を塩化メチレンとメタノールの混合物によって結晶化し
て目的の生成物を得る。 収率:73%
ロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸ペンチル 例16で得た生成物0.271g(0.6ミリモル)と
p−トルエンスルホン酸0.030gをn−ペンタノー
ル20ml中に溶解する。混合物を125℃で約4時間、
攪拌する。次に、反応混合物を水で希釈し、塩化メチレ
ンで抽出する。有機相の通常処理後、得られた乾固残渣
を塩化メチレンとメタノールの混合物によって結晶化し
て目的の生成物を得る。 収率:73%
【0028】例20: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシ−7−
(3″,5″−ジ−三級ブチル−4″−ヒドロキシ)ベ
ンゾイルオキシフラボン トルエン2ml中の粗製3,5−ジ−三級ブチル−4−ヒ
ドロキシベンゾイルクロライド0.335g(1.25
ミリモル)をピリジン5ml中に溶解した例1の生成物
0.366g(1ミリモル)に加える。室温で24時間
放置後、反応混合物を水に吸収させてから、塩化メチレ
ンで抽出する。有機相を洗浄して、硫酸ナトリウムで乾
燥して蒸発乾固する。メタノールで再結晶後、目的の生
成物0.420gを得る。この化合物はまた、ホスホラ
ン(A) を過剰の塩化アシル(B) で縮合して直接的に生成
できた。
(3″,5″−ジ−三級ブチル−4″−ヒドロキシ)ベ
ンゾイルオキシフラボン トルエン2ml中の粗製3,5−ジ−三級ブチル−4−ヒ
ドロキシベンゾイルクロライド0.335g(1.25
ミリモル)をピリジン5ml中に溶解した例1の生成物
0.366g(1ミリモル)に加える。室温で24時間
放置後、反応混合物を水に吸収させてから、塩化メチレ
ンで抽出する。有機相を洗浄して、硫酸ナトリウムで乾
燥して蒸発乾固する。メタノールで再結晶後、目的の生
成物0.420gを得る。この化合物はまた、ホスホラ
ン(A) を過剰の塩化アシル(B) で縮合して直接的に生成
できた。
【0029】例21: 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒドロキシ−7−
(2,3−ジヒドロキシ−n−プロポキシ)フラボン 試薬の末端アルコールをトシル基で保護する例3に記述
と同じ方法。
(2,3−ジヒドロキシ−n−プロポキシ)フラボン 試薬の末端アルコールをトシル基で保護する例3に記述
と同じ方法。
【0030】実施例の生成物の一覧表
【表1】
【0031】薬理学的研究 本発明の化合物の作用を一方では人や動物のLDL
s で、他方では別個の容器で実証した。硫酸銅(例2
1)およびウサギの大動脈の内皮細胞(例22)によっ
て引き起こされる、LDLs の酸化的変異に関して本化
合物の阻害活性を試験管内で実験した。この活性を対照
の生成物であるプロブコールやビタミンEの活性と比較
した。血管拡張活性はF2のプロスタグランジン(PG
F2α)(例23)で収縮させた冠状動脈で実験した。
s で、他方では別個の容器で実証した。硫酸銅(例2
1)およびウサギの大動脈の内皮細胞(例22)によっ
て引き起こされる、LDLs の酸化的変異に関して本化
合物の阻害活性を試験管内で実験した。この活性を対照
の生成物であるプロブコールやビタミンEの活性と比較
した。血管拡張活性はF2のプロスタグランジン(PG
F2α)(例23)で収縮させた冠状動脈で実験した。
【0032】例22: 硫酸銅によるLDLs の変形 ヒトLDLs を硫酸銅(5μM)存在下および試験化合
物の不在又は存在下(0.1μM〜100μM)で24
時間培養する。培養後、LDLs の過酸化は寒天ゲル上
の電気泳動および脂質過酸化の1つの生成物即ちマロン
酸ジアルデヒド(MDA)の生成により評価する。(比
較、Parthasarathy s.et al.,
J.Clin.Invest.,77,(1986),
641−644) 試験化合物の活性は本発明の生成物の不在下の対照実験
と比較してMDAの生成を50%(IC50)まで減少す
る濃度を計算して評価する。硫酸銅によるLDLs の酸
化阻害の試験結果を次の表に示す。
物の不在又は存在下(0.1μM〜100μM)で24
時間培養する。培養後、LDLs の過酸化は寒天ゲル上
の電気泳動および脂質過酸化の1つの生成物即ちマロン
酸ジアルデヒド(MDA)の生成により評価する。(比
較、Parthasarathy s.et al.,
J.Clin.Invest.,77,(1986),
641−644) 試験化合物の活性は本発明の生成物の不在下の対照実験
と比較してMDAの生成を50%(IC50)まで減少す
る濃度を計算して評価する。硫酸銅によるLDLs の酸
化阻害の試験結果を次の表に示す。
【0033】
【表2】
【0034】例23: 内皮細胞によるLDLs の変形 ヒトLDLs をウサギの大動脈の内皮細胞(RECL
B4 line、出所:Pr.steinberg,U
SA)の存在下および試験化合物の不在又は存在下
(0.1〜100μM)で24時間培養する。培養後、
LDLs の過酸化を例21のように寒天ゲル上の電気泳
動およびMDAの生成により評価する。(比較、ste
inbrecher,U.P.etal.,Proc.
Nat.Acad.Sci.USA,81,(198
4),3883−3887)。試験化合物の活性は本発
明の生成物の不在の対照実験と比較してMDA化合物の
生成を50%(IC50)まで減ずる濃度を計算して評価
する。内皮細胞によるLDLs の酸化阻害の試験結果を
以下に分類する。
B4 line、出所:Pr.steinberg,U
SA)の存在下および試験化合物の不在又は存在下
(0.1〜100μM)で24時間培養する。培養後、
LDLs の過酸化を例21のように寒天ゲル上の電気泳
動およびMDAの生成により評価する。(比較、ste
inbrecher,U.P.etal.,Proc.
Nat.Acad.Sci.USA,81,(198
4),3883−3887)。試験化合物の活性は本発
明の生成物の不在の対照実験と比較してMDA化合物の
生成を50%(IC50)まで減ずる濃度を計算して評価
する。内皮細胞によるLDLs の酸化阻害の試験結果を
以下に分類する。
【0035】
【表3】
【0036】例24:別個の容器における本発明の化合
物の研究 小型ユカタンピッグ(Ch.River)にペントバル
ビトンで麻酔をかける。左の冠状動脈の回旋した細管を
取り除き、約4mmの基部のリングを調製した。この臓器
を次の組成: 塩化ナトリウム :118ミリモル 塩化カリウム :4.7ミリモル リン酸二水素カリウム:1.2ミリモル 硫酸マグネシウム :1.2ミリモル 塩化カルシウム :2.5ミリモル 炭酸水素ナトリウム :20ミリモル グルコース :11ミリモル を有する生理的溶液を含む温度調節をした20mlの浴中
に置き、37℃、pH7.4、酸素が95%で一酸化炭素
5%の状態に保持する。最初の緊張は漸次、6gまでに
達する。60分の安定後、リングをインドメタシン(1
0μM)の存在下、PGF2α(4μM)で収縮させ
る。この温度が安定すると、本発明の生成物を溶媒(ジ
メチルスルホキシド:DMSO)を用いる対照実験と比
較して15分毎に例17の生成物とプロブコールを濃度
が累積するように加えて試験する。次の表は、PGF2
の下で観察される最大緊張を百分率で測定して緊張の評
価を示すものである。
物の研究 小型ユカタンピッグ(Ch.River)にペントバル
ビトンで麻酔をかける。左の冠状動脈の回旋した細管を
取り除き、約4mmの基部のリングを調製した。この臓器
を次の組成: 塩化ナトリウム :118ミリモル 塩化カリウム :4.7ミリモル リン酸二水素カリウム:1.2ミリモル 硫酸マグネシウム :1.2ミリモル 塩化カルシウム :2.5ミリモル 炭酸水素ナトリウム :20ミリモル グルコース :11ミリモル を有する生理的溶液を含む温度調節をした20mlの浴中
に置き、37℃、pH7.4、酸素が95%で一酸化炭素
5%の状態に保持する。最初の緊張は漸次、6gまでに
達する。60分の安定後、リングをインドメタシン(1
0μM)の存在下、PGF2α(4μM)で収縮させ
る。この温度が安定すると、本発明の生成物を溶媒(ジ
メチルスルホキシド:DMSO)を用いる対照実験と比
較して15分毎に例17の生成物とプロブコールを濃度
が累積するように加えて試験する。次の表は、PGF2
の下で観察される最大緊張を百分率で測定して緊張の評
価を示すものである。
【0037】
【表4】 プロブコールとは違って、例16の生成物は約2.6μ
MでIC50の算定を可能にする濃度依存の血管拡張を引
き起こす。本発明のいくつかの化合物の活性は硫酸銅お
よび内皮細胞によって引き起こされる変異について、プ
ロブコールの活性より優れている。本発明の化合物はま
た、これら二つの試験でもビタミンEより強力である。
以上の結果から、本発明の化合物は同濃度で、2倍の活
性即ち、一方で病原性の酸化的変異に対抗して、特にL
DLs を保護する抗酸化活性および他方で特に冠状動脈
における抗血管収縮活性、を持つことを示している。こ
の新しい側面は、前述のブロブコールや他の抗酸化剤と
は特に異っていて、本発明の生成物が高い治療的価値を
持つことを示している。
MでIC50の算定を可能にする濃度依存の血管拡張を引
き起こす。本発明のいくつかの化合物の活性は硫酸銅お
よび内皮細胞によって引き起こされる変異について、プ
ロブコールの活性より優れている。本発明の化合物はま
た、これら二つの試験でもビタミンEより強力である。
以上の結果から、本発明の化合物は同濃度で、2倍の活
性即ち、一方で病原性の酸化的変異に対抗して、特にL
DLs を保護する抗酸化活性および他方で特に冠状動脈
における抗血管収縮活性、を持つことを示している。こ
の新しい側面は、前述のブロブコールや他の抗酸化剤と
は特に異っていて、本発明の生成物が高い治療的価値を
持つことを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/535 ABX 9360−4C C07D 405/12 215 8829−4C (72)発明者 ジャン − ポール ヴィレン フランス国シャトネー マラブリ,リュ デ ヴァレー 21 (72)発明者 アルベール ルナエール フランス国トリエル スユル セーヌ,ア レー デ マルチネット 20 (72)発明者 カテラン トロン フランス国パリ,リュ ゲノ 4
Claims (24)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、Rは、 1) 水素原子か 2) OR′基、(ここでR′は a) 水素原子、 b) 直鎖又は分枝鎖で1〜10個の炭素原子を含むアル
キル基であって、イ ) ハロゲン原子、およびトリフルオロメチルおよびヒ
ドロキシ基、および直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原
子を持つアルキルおよびアルコキシ基から選択する1つ
以上の置換基によって任意に置換されるフェニル基およ
び単環又は二環芳香族複素環基、ロ ) カルボキシ基、ハ ) アルコキシ基が直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原
子を含むアルコキシカルボニル基、ニ ) 式: 【化2】 (式中、R′1 およびR′2 は同一か又は異なり:水素
原子、又は直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を持つ
アルキル基を示すか、又はR′1 とR′2 はそれらが結
合する窒素原子と一緒に、酸素、窒素および硫黄から選
択した第二のヘテロ原子を任意に含む複素環基を形成
し、この複素環基は直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原
子を持つアルキル基により、又はアリール部分が直鎖又
は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を各々持つ1つ以上のア
ルキルおよびアルコキシ基で任意に置換されるアラルキ
ル基によって置換される。)のアミノカルボニル基、ホ ) 式: 【化3】 (式中、R″1 およびR″2 は同一又は異なり、各々は −水素原子又は直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を
各々持つアルキル又はヒドロキシアルキル基を表すか、 −R″1 およびR″2 はそれらが結合する窒素原子とい
っしょに、他のヘテロ原子:酸素、窒素又は硫黄を任意
に含む複素環を形成する)のアミノ基ヘ ) −OR″基、ここでR″は水素原子、直鎖又は分枝
鎖で1〜5個の炭素原子を持つアルキル基か−COA
基:ここでAは直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を
持つアルキル基か次の基: 【化4】 (式中R″1 およびR″2 は上記の定義どうりである)
およびト ) SO3 H基およびMがアルカリ金属であるSO3 M
基,から成る群から選択する1つ以上の置換基で任意に
置換される上記アルキル基、 c) 式−COR''' : (ここでR''' は −直鎖又は分枝鎖で1〜10個の炭素原子を持つアルキ
ル基、 −アリール部分がハロゲン原子、およびヒドロキシ基、
および直鎖又は分枝鎖で1〜5個の炭素原子を持つアル
キルおよびアルコキシ基から選択する1つ以上の置換基
で任意に置換されるアラルキル基、 −c)の上記で定義したアラルキル基のアリール部分と同
様に任意に置換されるアリール基を示す。)のアシル
基、および d) トシル基、を示す)を示す)の化合物と、その立体
異性体および薬学的に受容できる酸又は塩基との可能な
付加塩。 - 【請求項2】 3′,5′−ジ−三級ブチル−7,4′
−ジヒドロキシフラボンである請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒ
ドロキシ−7−n−ヘキシルオキシフラボンである請求
項1記載の化合物。 - 【請求項4】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒ
ドロキシ−7−(4″−モルフォリニルエトキシ)フラ
ボンである請求項1記載の化合物。 - 【請求項5】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒ
ドロキシ−7−P−クロロベンジルオキシフラボンであ
る請求項1記載の化合物。 - 【請求項6】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒ
ドロキシ−7−(2″−ピペリジノ−2″−オキソ−エ
トキシ)フラボンである請求項1記載の化合物。 - 【請求項7】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−7
−〔2″−(N−ベンジルピペラジノ)−2″−オキソ
−エトキシ〕フラボンである請求項1記載の化合物。 - 【請求項8】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒ
ドロキシ−7−(N,N−ジエチルアセタミドキシ)フ
ラボンである請求項1記載の化合物。 - 【請求項9】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−ヒ
ドロキシ−7−(2″−キノリルメトキシ)フラボンで
ある請求項1記載の化合物。 - 【請求項10】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−
ヒドロキシ−7−〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エ
トキシ〕フラボンである請求項1記載の化合物。 - 【請求項11】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−
ヒドロキシ−7−〔3″−(N,N−ジメチルアミノ)
プロポキシ〕フラボンである請求項1記載の化合物。 - 【請求項12】 5−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブ
チル−4′−ヒドロキシ)フラボニル〕オキシ吉草酸エ
チルである請求項1記載の化合物。 - 【請求項13】 3−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブ
チル−4′−ヒドロキシ)フラボニル〕オキシプロパン
スルホン酸である請求項1記載の化合物。 - 【請求項14】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−
ヒドロキシ−7−(2−ヒドロキシエトキシ)フラボン
である請求項1記載の化合物。 - 【請求項15】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−
ヒドロキシフラボンである請求項1記載の化合物。 - 【請求項16】 2−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブ
チル−4′−ヒドロキシ)フラボニル〕オキシ−2,2
−ジメチル酢酸エチルである請求項1記載の化合物。 - 【請求項17】 2−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブ
チル−4′−ヒドロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸エチ
ルである請求項1記載の化合物。 - 【請求項18】 2−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブ
チル−4′−ヒドロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸であ
る請求項1記載の化合物。 - 【請求項19】 2−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブ
チル−4′−ヒドロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸ナト
リウムである請求項1記載の化合物。 - 【請求項20】 2−〔7−(3′,5′−ジ−三級ブ
チル−4′−ヒドロキシ)フラボニル〕オキシ酢酸ペン
チルである請求項1記載の化合物。 - 【請求項21】 3′,5′−ジ−三級ブチル−4′−
ヒドロキシ−7−(3″,5″−ジ−三級ブチル−4″
−ヒドロキシベンゾイルオキシ)フラボンである請求項
1記載の化合物。 - 【請求項22】 請求項1〜21のいずれかに記載の化
合物の製造方法であって、 A) 一般式(II): 【化5】 (式中、R1 は水素原子か又はヒドロキシ基を示す。)
の化合物を、一般式(III ): 【化6】 (式中、Halはハロゲン原子である。)のハロゲン化
化合物と反応させて、R1 が水素原子を示すか、ヒドロ
キシ基を示すかに応じて、 式(Ia): 【化7】 の化合物か、 又はアルカリ処理後、式(Ib): 【化8】 の化合物を得、 B) 得られた化合物(Ib)を、一般式(IV): 【化9】X−R′A (式中、R′A は水素原子ではないこと以外は請求項1
記載のR′と同様に定義され、Xは適当な脱離基であ
る。)の化合物と処理して、一般式(Ic): 【化10】 (式中、R′A は上記のように定義される。)の化合物
を得、式(Ia)、(Ib)および(Ic)の全ての化
合物は一般式(I)の全ての化合物を形成し、通常の精
製法によって精製され、適当な場合は、薬学的に受容可
能な酸又は塩基で付加塩にすることを特徴とする、上記
製造方法。 - 【請求項23】 活性成分として、請求項1〜21のい
ずれかに記載の少くとも1つの化合物を単独か又は1つ
以上の薬学的に受容可能な不活性で無毒の担体と共に含
む、抗酸化及び抗血管収縮作用を及ぼす製薬組成物。 - 【請求項24】 生体の酸化に関係する血管組織障害に
対する防禦に用いる請求項23に記載の製薬組成物。
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