JPH0624881B2 - パラレルリンク式後輪懸架装置 - Google Patents
パラレルリンク式後輪懸架装置Info
- Publication number
- JPH0624881B2 JPH0624881B2 JP9327285A JP9327285A JPH0624881B2 JP H0624881 B2 JPH0624881 B2 JP H0624881B2 JP 9327285 A JP9327285 A JP 9327285A JP 9327285 A JP9327285 A JP 9327285A JP H0624881 B2 JPH0624881 B2 JP H0624881B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- vehicle
- arm
- mounting portion
- rear wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G3/00—Resilient suspensions for a single wheel
- B60G3/18—Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram
- B60G3/20—Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram all arms being rigid
- B60G3/202—Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram all arms being rigid having one longitudinal arm and two parallel transversal arms, e.g. dual-link type strut suspension
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車の後輪懸架装置に関するものである。
従来の技術 自動車の後輪懸架装置として車輪を回転可能に支持する
ハウジングをフロントアームとリヤアームとから構成さ
れるパラレルリンクにて車体に上下揺動可能に取付ける
と共に、該ハウジングとその上方の車体間にストラツト
を介装し、且つ上記ハウジングとその前後方向の車体と
の間にリーデイングロツドを設けた所謂ストラツト型懸
架装置は既に開発されている（例えば実開昭55-42680号
公報参照）。
ハウジングをフロントアームとリヤアームとから構成さ
れるパラレルリンクにて車体に上下揺動可能に取付ける
と共に、該ハウジングとその上方の車体間にストラツト
を介装し、且つ上記ハウジングとその前後方向の車体と
の間にリーデイングロツドを設けた所謂ストラツト型懸
架装置は既に開発されている（例えば実開昭55-42680号
公報参照）。
発明が解決しようとする問題点 上記のようなストラツト型後輪懸架装置においては、フ
ロントアームとリヤアームを平面的に見て大略台形状に
配置すると共に、ハウジングの車輪支持軸とフロントア
ーム取付部との距離を、リヤの取付部との距離より短か
く設定してあるので、コーナリング時や走行中に横風を
受けた場合にフロントアーム及びリヤアームの後向きの
揺動作用により後輪がトーアウトになるのが防止され、
また後輪にトーインを与えることも可能であるが、パー
トタイム４輪駆動自動車或いは後輪駆動車のように後輪
が駆動輪となる場合には上記とは逆にフロントアーム及
びリヤアームの前向きの揺動作用により後輪がトーアウ
トとなるため操縦安定性を悪くするという問題を有す
る。
ロントアームとリヤアームを平面的に見て大略台形状に
配置すると共に、ハウジングの車輪支持軸とフロントア
ーム取付部との距離を、リヤの取付部との距離より短か
く設定してあるので、コーナリング時や走行中に横風を
受けた場合にフロントアーム及びリヤアームの後向きの
揺動作用により後輪がトーアウトになるのが防止され、
また後輪にトーインを与えることも可能であるが、パー
トタイム４輪駆動自動車或いは後輪駆動車のように後輪
が駆動輪となる場合には上記とは逆にフロントアーム及
びリヤアームの前向きの揺動作用により後輪がトーアウ
トとなるため操縦安定性を悪くするという問題を有す
る。
本発明は後輪が駆動輪であるか従動輪であるかに関係な
く後輪懸架装置に前向き，後向きのいずれの方向の外力
が加えられても必ずトーイン方向をとるようにした後輪
懸架装置を提供することを目的とするものである。
く後輪懸架装置に前向き，後向きのいずれの方向の外力
が加えられても必ずトーイン方向をとるようにした後輪
懸架装置を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、後車輪を回転可能に支持するハウジングをフ
ロントアームとリヤアームとから構成されるパラレルリ
ンクにて車体に上下揺動可能に取付けると共に、該ハウ
ジングとその上方の車体との間にストラツトを介装した
パラレルリンク式後輪懸架装置において、リヤアームの
車体への取付側となる基部に車体前後方向において前方
取付部及び後方取付部を設け、該前方取付部及び後方取
付部と車体との間に介装されるゴム等の弾性材よりなる
リヤ側ブツシユを車体幅方向において車体内側向きは硬
く、車体外側向きは柔かいばね特性を有するよう構成す
ると共に、フロントアームの車体への取付部と車体との
間に介装されるゴム等の弾性材よりなるフロント側ブツ
シユを前記リヤ側ブツシユの車体内側向きと外側向きと
のばね特性の中間の値となるばね特性を有するよう構成
したことを特徴とするものである。
ロントアームとリヤアームとから構成されるパラレルリ
ンクにて車体に上下揺動可能に取付けると共に、該ハウ
ジングとその上方の車体との間にストラツトを介装した
パラレルリンク式後輪懸架装置において、リヤアームの
車体への取付側となる基部に車体前後方向において前方
取付部及び後方取付部を設け、該前方取付部及び後方取
付部と車体との間に介装されるゴム等の弾性材よりなる
リヤ側ブツシユを車体幅方向において車体内側向きは硬
く、車体外側向きは柔かいばね特性を有するよう構成す
ると共に、フロントアームの車体への取付部と車体との
間に介装されるゴム等の弾性材よりなるフロント側ブツ
シユを前記リヤ側ブツシユの車体内側向きと外側向きと
のばね特性の中間の値となるばね特性を有するよう構成
したことを特徴とするものである。
作 用 本発明は上記の構成を採ることにより、後輪が駆動輪で
あり該後輪に車両進行方向において前向きの力が加えら
れた場合、後輪に車両進行方向において後向きの力が加
えられた場合及び車体が旋回運動したり又は車体幅方向
において傾斜地を走行したりして後輪に内側向きの横方
向外力が加えらえた場合のいずれにおいても後輪は進行
方向に対しトーイン方向に回動変位し操縦安定性を著る
しく向上させることができる。
あり該後輪に車両進行方向において前向きの力が加えら
れた場合、後輪に車両進行方向において後向きの力が加
えられた場合及び車体が旋回運動したり又は車体幅方向
において傾斜地を走行したりして後輪に内側向きの横方
向外力が加えらえた場合のいずれにおいても後輪は進行
方向に対しトーイン方向に回動変位し操縦安定性を著る
しく向上させることができる。
実施例 本発明を付図実施例を参照して説明する。
第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示すもので、１
は車輪、２は車輪１を回転可能に支持するハウジング
で、該ハウジング２の上部にはストラツト３の下部が結
合され、該ストラツト３の上部は図示しないゴム等の弾
性材よりなるトツプマウントを介して車体側部材に結合
される。フロントアーム４とリヤアーム５とから構成さ
れるパラレルリンクの該フロントアーム４は車体への取
付部４aにおいて図示しない車体部材に弾性体よりなる
フロント側ブツシユ６及び７を介して上下方向に揺動可
能に取付けられ、その先端部は前記ハウジング２の下部
に弾性材を介して結合されている。
は車輪、２は車輪１を回転可能に支持するハウジング
で、該ハウジング２の上部にはストラツト３の下部が結
合され、該ストラツト３の上部は図示しないゴム等の弾
性材よりなるトツプマウントを介して車体側部材に結合
される。フロントアーム４とリヤアーム５とから構成さ
れるパラレルリンクの該フロントアーム４は車体への取
付部４aにおいて図示しない車体部材に弾性体よりなる
フロント側ブツシユ６及び７を介して上下方向に揺動可
能に取付けられ、その先端部は前記ハウジング２の下部
に弾性材を介して結合されている。
上記フロント側ブツシユ６は第３図(イ)に示すように車
体幅方向において車体内側向きも車体外側向きも等しい
ばね特性を有するよう構成されている。
体幅方向において車体内側向きも車体外側向きも等しい
ばね特性を有するよう構成されている。
パラレルリンクを構成するリヤアーム５は車体取付側と
なる基部に車体前後方向において前方取付部５aと後方
取付部５bとを有しており、該前方取付部５a，後方取付
部５bは図示しない車体部材にゴム等の弾性材よりなる
リヤ側ブツシユ８及び軸９を介して上下方向に揺動可能
に取付けられ、その先端部は前記ハウジング２の下部に
弾性材を介して結合されている。
なる基部に車体前後方向において前方取付部５aと後方
取付部５bとを有しており、該前方取付部５a，後方取付
部５bは図示しない車体部材にゴム等の弾性材よりなる
リヤ側ブツシユ８及び軸９を介して上下方向に揺動可能
に取付けられ、その先端部は前記ハウジング２の下部に
弾性材を介して結合されている。
上記リヤ側ブツシユ８は車体幅方向において車体内側向
きは硬く、車体外側向きは柔かいばね特性を有するよう
構成され、上記フロント側ブツシユ６はリヤ側ブツシユ
８の車体内側向きと外側向きとのばね特性の中間の値と
なるよう構成される。
きは硬く、車体外側向きは柔かいばね特性を有するよう
構成され、上記フロント側ブツシユ６はリヤ側ブツシユ
８の車体内側向きと外側向きとのばね特性の中間の値と
なるよう構成される。
このようなばね特性を与えるにはフロント側ブツシユ６
とリヤ側ブツシユ８を同一寸法としたときはリヤ側ブツ
シユ８はフロント側ブツシユ６より柔かいばね特性を有
するゴム等の弾性材を用いると共に硬いばね特性を与え
たい車体内側向きの部分に第３図(ロ)に示すような円弧
状金属板10を１枚又は複数枚埋め込めばよい。
とリヤ側ブツシユ８を同一寸法としたときはリヤ側ブツ
シユ８はフロント側ブツシユ６より柔かいばね特性を有
するゴム等の弾性材を用いると共に硬いばね特性を与え
たい車体内側向きの部分に第３図(ロ)に示すような円弧
状金属板10を１枚又は複数枚埋め込めばよい。
尚上記のブツシユのばね特性を変える構成としては上記
の他にばね常数の異なる弾性材の組合せ等任意の構成を
用い得ることはもちろんである。
の他にばね常数の異なる弾性材の組合せ等任意の構成を
用い得ることはもちろんである。
11はその基部を図示しない車体部材に弾性体を介して上
下方向に揺動可能なるように取付けられ、先端部を前記
ハウジング２の前方下部に弾性材を介して結合したリー
デイングロッドで、外リーデイングロツド11によりパラ
レルリンクを構成するフロントアーム４及びリヤアーム
５の各先端の前後方向への変位を規制する構造になつて
いる。
下方向に揺動可能なるように取付けられ、先端部を前記
ハウジング２の前方下部に弾性材を介して結合したリー
デイングロッドで、外リーデイングロツド11によりパラ
レルリンクを構成するフロントアーム４及びリヤアーム
５の各先端の前後方向への変位を規制する構造になつて
いる。
本発明は上記のような構成を採ることにより、第２図に
示すようにフロントアーム４及びリヤアーム５に車体幅
方向において車体内側方向及び車体外側方向に同じ大き
さの外力が加わつたときに矢印の長さの比で示される変
位量だけ変位する。
示すようにフロントアーム４及びリヤアーム５に車体幅
方向において車体内側方向及び車体外側方向に同じ大き
さの外力が加わつたときに矢印の長さの比で示される変
位量だけ変位する。
即ちフロントアーム４の場合は車体内側方向，車体外側
方向のいずれの方向にも変位量が中となり、リヤアーム
５の場合は前方取付部５a，後方取付部５bのいずれにつ
いても車体内側方向に外力が加わつたときには変位量は
小となり、車体外側方向に外力が加わつたときは変位量
は大となる。
方向のいずれの方向にも変位量が中となり、リヤアーム
５の場合は前方取付部５a，後方取付部５bのいずれにつ
いても車体内側方向に外力が加わつたときには変位量は
小となり、車体外側方向に外力が加わつたときは変位量
は大となる。
この結果、後輪に前向きの力が加わった場合，後輪に後
向きの力が加わった場合，及び後輪に横力が加わった場
合には、第４図(イ),(ロ),(ハ) に示されるようなそれぞれ
異なった挙動を採ることとなる。
向きの力が加わった場合，及び後輪に横力が加わった場
合には、第４図(イ),(ロ),(ハ) に示されるようなそれぞれ
異なった挙動を採ることとなる。
即ち、４輪駆動自動車（パートタイム４輪駆動車であっ
て４輪駆動を選択した場合を含む）又は後輪駆動自動車
等後輪が駆動輪となっている自動車において、後輪に駆
動力が作用したときは後輪に前向きの力が加わる。この
ときは後輪に加わる前向きの力により、フロントアーム
４の取付部４ａ及びリヤアーム５の前方取付部５ａには
車体内側方向への力が働き、リヤアーム５の後方取付部
５ｂには車体外側方向への力が働く。すると、リヤアー
ム５の前方取付部５ａのリヤ側ブッシュ８はフロントア
ーム４の取付部４ａのフロント側ブッシュ６より内側向
きに硬いばね特性をもっているので上記車体内側方向へ
の力に対して該前方取付部５ａはつっぱり取付部４ａは
やや内側向きに変位し、リヤアーム５の後方取付部５ｂ
のリヤ側ブッシュ８は外側向きに柔らかいばね特性をも
っているので該後方取付部５ｂは大きく外側向きに変位
し、後輪は第４図(イ) に示すように、実線示のイニシャ
ルホイールセンタラインＡから鎖線示Ｂのように進行方
向Ｆに対しトーイン方向に回動変位する。
て４輪駆動を選択した場合を含む）又は後輪駆動自動車
等後輪が駆動輪となっている自動車において、後輪に駆
動力が作用したときは後輪に前向きの力が加わる。この
ときは後輪に加わる前向きの力により、フロントアーム
４の取付部４ａ及びリヤアーム５の前方取付部５ａには
車体内側方向への力が働き、リヤアーム５の後方取付部
５ｂには車体外側方向への力が働く。すると、リヤアー
ム５の前方取付部５ａのリヤ側ブッシュ８はフロントア
ーム４の取付部４ａのフロント側ブッシュ６より内側向
きに硬いばね特性をもっているので上記車体内側方向へ
の力に対して該前方取付部５ａはつっぱり取付部４ａは
やや内側向きに変位し、リヤアーム５の後方取付部５ｂ
のリヤ側ブッシュ８は外側向きに柔らかいばね特性をも
っているので該後方取付部５ｂは大きく外側向きに変位
し、後輪は第４図(イ) に示すように、実線示のイニシャ
ルホイールセンタラインＡから鎖線示Ｂのように進行方
向Ｆに対しトーイン方向に回動変位する。
制動時は後輪が駆動輪であるか従動輪であるかにかわり
なく後輪に後向きの力が加わる。このときは後輪に加わ
る後向きの力により、リヤアーム５の後方取付部５ｂに
は車体内側方向への力が働き、リヤアーム５の前方取付
部５ａとフロントアーム４の取付部４ａには車体外側方
向への力が働く。すると、後方取付部５ｂのリヤ側ブッ
シュ８は内側向きには硬いばね特性であるので車体内側
方向の力に対してつっぱり、前方取付部５ａのリヤ側ブ
ッシュ８は車体外側方向の力に対してフロントアームの
取付部４ａのフロント側ブッシュ６より柔らかいばね特
性をもっているので前方取付部５ａは取付部４ａより外
側向きに大きく変位し、後輪は第４図(ロ) に示すよう
に、実線示のイニシャルホイールセンタラインＡから鎖
線示Ｂのように進行方向Ｆに対しトーイン方向に回動変
位する。
なく後輪に後向きの力が加わる。このときは後輪に加わ
る後向きの力により、リヤアーム５の後方取付部５ｂに
は車体内側方向への力が働き、リヤアーム５の前方取付
部５ａとフロントアーム４の取付部４ａには車体外側方
向への力が働く。すると、後方取付部５ｂのリヤ側ブッ
シュ８は内側向きには硬いばね特性であるので車体内側
方向の力に対してつっぱり、前方取付部５ａのリヤ側ブ
ッシュ８は車体外側方向の力に対してフロントアームの
取付部４ａのフロント側ブッシュ６より柔らかいばね特
性をもっているので前方取付部５ａは取付部４ａより外
側向きに大きく変位し、後輪は第４図(ロ) に示すよう
に、実線示のイニシャルホイールセンタラインＡから鎖
線示Ｂのように進行方向Ｆに対しトーイン方向に回動変
位する。
更に、車体が旋回運動をしたり車体幅方向に傾斜してい
る傾斜面を走行しているときのように後輪に内側向きの
横方向外力が加わった場合は、フロントアーム４とリヤ
アーム５には何れも車体内側方向への力が働く。そのと
きは、リヤアーム５が前方取付部５ａと後方取付部５ｂ
との２点で車体にパレレルに支持されているので、リヤ
アームの車体側取付部を１点とした場合に比べ、該取付
部５ａ，５ｂの各リヤ側ブッシュ８，８にそれぞれかか
る内側向きの力は約半分となり、リヤアーム５としての
車体内側方向への変位量は約半分になることと、該リヤ
側ブッシュ８，８はフロントアーム４の取付部４ａのフ
ロント側ブッシュ６より内側向きに硬いばね特性となっ
ていることとによって、フロント側ブッシュ６はリヤ側
ブッシュ８より大きくたわみ、後輪は第４図(ハ) に示す
ように、進行方向Ｆに対しトーイン方向に回動変位す
る。
る傾斜面を走行しているときのように後輪に内側向きの
横方向外力が加わった場合は、フロントアーム４とリヤ
アーム５には何れも車体内側方向への力が働く。そのと
きは、リヤアーム５が前方取付部５ａと後方取付部５ｂ
との２点で車体にパレレルに支持されているので、リヤ
アームの車体側取付部を１点とした場合に比べ、該取付
部５ａ，５ｂの各リヤ側ブッシュ８，８にそれぞれかか
る内側向きの力は約半分となり、リヤアーム５としての
車体内側方向への変位量は約半分になることと、該リヤ
側ブッシュ８，８はフロントアーム４の取付部４ａのフ
ロント側ブッシュ６より内側向きに硬いばね特性となっ
ていることとによって、フロント側ブッシュ６はリヤ側
ブッシュ８より大きくたわみ、後輪は第４図(ハ) に示す
ように、進行方向Ｆに対しトーイン方向に回動変位す
る。
上記のように、後輪に前向きの力が加わったとき，後向
きの力が加わったとき，或は内側向きの横方向外力が加
わったとき、何れの場合も後輪は進行方向に対しトーイ
ン方向に回動変位し、操縦安定性を著しく向上させるこ
とができる。
きの力が加わったとき，或は内側向きの横方向外力が加
わったとき、何れの場合も後輪は進行方向に対しトーイ
ン方向に回動変位し、操縦安定性を著しく向上させるこ
とができる。
発明の効果 以上のように構成した本発明によれば、フロントアーム
とリヤアームとから構成されるパラレルリンクを用いた
後輪懸架装置において、リヤアームの車体への取付側と
なる基部に設けた前方取付部及び後方取付部と車体との
間に介装されるリヤ側ブツシユのばね特性を車体幅方向
において車体内側向きを硬く、車体外側向きを柔かくす
ると共に、フロントアームの車体への取付部と車体との
間に介装されるフロント側ブツシユのばね特性を上記リ
ヤ側ブツシユの車体内側向きと外側向きとのばね特性の
中間の値となるよう構成するだけの極めて簡単なる施策
により、後輪に前向きの力が加わった場合，又は後向き
の力が加わった場合，或は旋回等により内側向きの横方
向外力が加わった場合の何れであっても後輪は進行方向
に対し常にトーイン方向い回動変位し自動車の操縦安定
性を向上させることができるもので、自動車の走行安全
性の面で極めて大なる効果をもたらし得るものである。
とリヤアームとから構成されるパラレルリンクを用いた
後輪懸架装置において、リヤアームの車体への取付側と
なる基部に設けた前方取付部及び後方取付部と車体との
間に介装されるリヤ側ブツシユのばね特性を車体幅方向
において車体内側向きを硬く、車体外側向きを柔かくす
ると共に、フロントアームの車体への取付部と車体との
間に介装されるフロント側ブツシユのばね特性を上記リ
ヤ側ブツシユの車体内側向きと外側向きとのばね特性の
中間の値となるよう構成するだけの極めて簡単なる施策
により、後輪に前向きの力が加わった場合，又は後向き
の力が加わった場合，或は旋回等により内側向きの横方
向外力が加わった場合の何れであっても後輪は進行方向
に対し常にトーイン方向い回動変位し自動車の操縦安定
性を向上させることができるもので、自動車の走行安全
性の面で極めて大なる効果をもたらし得るものである。
第１図は本発明の実施例を示す斜視図、第２図は平面
図、第３図(イ),(ロ)はそれぞれ第２図のＡ，Ｂ矢視図、
第４図(イ),(ロ),(ハ)は後輪に前向きの力が加わった場
合、後輪に後向きの力が加わった場合及び後輪に横方向
の外力が加えられた場合の後輪のトーイン方向の回動変
位状況を示す説明図である。 １……車輪、２……ハウジング、３……ストラツト、４
……フロントアーム、５……リヤアーム、５a……前方
取付部、５b……後方取付部、６……フロント側ブツシ
ユ、８……リヤ側ブツシユ、10……円弧状金属板、11…
…リーデイングロツド。
図、第３図(イ),(ロ)はそれぞれ第２図のＡ，Ｂ矢視図、
第４図(イ),(ロ),(ハ)は後輪に前向きの力が加わった場
合、後輪に後向きの力が加わった場合及び後輪に横方向
の外力が加えられた場合の後輪のトーイン方向の回動変
位状況を示す説明図である。 １……車輪、２……ハウジング、３……ストラツト、４
……フロントアーム、５……リヤアーム、５a……前方
取付部、５b……後方取付部、６……フロント側ブツシ
ユ、８……リヤ側ブツシユ、10……円弧状金属板、11…
…リーデイングロツド。
Claims (1)
- 【請求項１】後車輪を回転可能に支持するハウジングを
フロントアームとリヤアームとから構成されるパラレル
リンクにて車体に上下揺動可能に取付けると共に、該ハ
ウジングとその上方の車体との間にストラツトを介装し
たパラレルリンク式後輪懸架装置において、リヤアーム
の車体への取付側となる基部に車体前後方向において前
方取付部及び後方取付部を設け、該前方取付部及び後方
取付部と車体との間に介装されるゴム等の弾性材よりな
るリヤ側ブツシユを車体幅方向において車体内側向きは
硬く、車体外側向きは柔かいばね特性を有するよう構成
すると共に、フロントアームの車体への取付部と車体と
の間に介装されるゴム等の弾性材よりなるフロント側ブ
ツシユを前記リヤ側ブツシユの車体内側向きと外側向き
とのばね特性の中間の値となるばね特性を有するよう構
成したことを特徴とするパラレルリング式後輪懸架装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9327285A JPH0624881B2 (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | パラレルリンク式後輪懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9327285A JPH0624881B2 (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | パラレルリンク式後輪懸架装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61249808A JPS61249808A (ja) | 1986-11-07 |
| JPH0624881B2 true JPH0624881B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=14077814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9327285A Expired - Lifetime JPH0624881B2 (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | パラレルリンク式後輪懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624881B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006524162A (ja) * | 2003-04-22 | 2006-10-26 | システミ・ソスペンシオーニ・ソシエタ・ペル・アチオニ | 自動車の独立懸架装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6390411A (ja) * | 1986-10-02 | 1988-04-21 | Mazda Motor Corp | 自動車のリヤサスペンシヨン装置 |
| DE102006031001B4 (de) * | 2006-07-05 | 2013-11-28 | Audi Ag | Radaufhängung für Kraftfahrzeuge |
-
1985
- 1985-04-30 JP JP9327285A patent/JPH0624881B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006524162A (ja) * | 2003-04-22 | 2006-10-26 | システミ・ソスペンシオーニ・ソシエタ・ペル・アチオニ | 自動車の独立懸架装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61249808A (ja) | 1986-11-07 |
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