JPH0624764U - 多色塗装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕塗装機と色替バルブ装置との間に連結された塗
料配管内に残存する前色塗料を洗浄溶剤で圧し出しなが
ら塗装を継続している間に、その塗料配管の途中まで次
色塗料を充填させて、色替時間の短縮を図る。 〔構成〕塗料配管５の途中に介装したマニホールド１０
に、色替バルブ装置２から供給される高圧の洗浄エアや
洗浄溶剤を排液タンク６に排出する切換バルブ７と、塗
装機１にその吐出量に応じた流量で洗浄溶剤を供給する
洗浄溶剤供給バルブ９を取り付け、その洗浄溶剤で圧し
出される前色塗料の塗装を継続している間に、色替バル
ブ装置２とマニホールド１０間の塗料配管５内に残存す
る前色塗料を洗浄除去して、その配管５内に次色塗料を
充填させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、被塗物の塗色に応じて塗装機に供給する塗料の色替を行う多色塗装 装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

コンベアで次々に搬送されて来る被塗物を予め指定された所望色の塗料で塗装 する多色塗装装置は、その塗装生産性を高めるために、前色塗料から次色塗料へ の色替時間を出来るだけ短縮することが望まれている。

【０００３】 この色替時間は、塗装機とその塗装機に各色の塗料を選択供給する色替バルブ 装置との間に接続された塗料配管内に残存している前色塗料を洗浄除去する洗浄 工程と、前色塗料を洗浄除去した塗料配管内に次色塗料を充填する充填工程が完 了する迄に要する時間であるから、従来においては、これら洗浄工程と充填工程 の夫々の所要時間を短縮する試みがなされている。

【０００４】 例えば、実公昭５９−２８５７号公報，同５９−２８５８号公報及び特開昭６ １−４６２７１号公報に記載された多色塗装装置は、塗装機と色替バルブ装置と の間に連結される塗料配管に、色替バルブ装置に設けた洗浄エア供給バルブと洗 浄溶剤供給バルブから交互に供給される洗浄エアと洗浄溶剤を排液タンクに排出 させる切換バルブや、塗装機に洗浄エアと洗浄溶剤を供給する洗浄エア供給バル ブと洗浄溶剤供給バルブを取り付けたマニホールドが介装されて、そのマニホー ルドに取り付けた切換バルブと色替バルブ装置との間に介在する塗料配管内に残 存している前色塗料を、色替バルブ装置に設けた洗浄エア供給バルブと洗浄溶剤 供給バルブから供給される高圧洗浄エアと高圧洗浄溶剤で洗浄除去して排液タン クに排出させると同時に、前記マニホールドと塗装機との間に介在する塗料配管 内に残存する前色塗料を、そのマニホールドに取り付けた洗浄エア供給バルブと 洗浄溶剤供給バルブから供給される低圧洗浄エアと低圧洗浄溶剤で洗浄除去して 塗装機から吐出させることにより、当該塗装機から吐出する前色塗料を周囲に飛 び散らせることなく、洗浄時間の短縮が図れるようにしている。

【０００５】 また、特公昭６２−２３６２４号公報，特公平２−３７２２５号公報及び同２ −３７２２６号公報に記載された多色塗装装置は、前色塗料による塗装が行われ ている間に、前色塗料を供給する色替バルブ装置の塗料供給バルブを閉弁して、 その代わりに洗浄溶剤供給バルブを開弁し、当該洗浄溶剤供給バルブから塗装機 の塗料吐出量に応じた流量で供給される洗浄溶剤によって、色替バルブ装置と塗 装機との間に連結された塗料配管内の前色塗料を塗装機に向かって圧し出しなが ら前色塗料の塗装を継続し、その塗装が終了した時に、塗料配管内における前色 塗料の残存量を減少させると共に、塗料配管内が洗浄溶剤である程度洗浄された 状態にして、塗料の節約と洗浄時間の短縮が図れるようにしている。

【０００６】 しかし、これらの従来装置は何れも、前色塗料の塗装終了後に、色替バルブ装 置から塗装機に通ずる塗料配管内に残存する前色塗料を完全に洗浄除去し、その 洗浄が終わってから次色塗料を充填するようになっており、前色塗料の洗浄工程 と次色塗料の充填工程が時間的に相前後して別々に行われるので、色替時間の短 縮を図るにも限度があった。

【０００７】 なお、実開平２−８６６５９号公報には、塗装機と色替バルブ装置との間を連 結する塗料配管の途中に介装されたマニホールドに、第一の色替バルブ装置と第 二の色替バルブ装置の夫々に設けた洗浄エア供給バルブと洗浄溶剤供給バルブか ら供給される高圧洗浄エアと高圧洗浄溶剤を排液タンクに排出させる第一の切換 バルブと第二の切換バルブが取り付けられて、第一の色替バルブ装置から供給さ れる前色塗料の塗装が終了して当該色替バルブ装置から第一の切換バルブに至る 塗料配管内に残存する前色塗料を排液タンクに排出させて洗浄を行う間に、第二 の色替バルブ装置から供給される次色塗料を第二の切換バルブに至る塗料配管内 に充填させて色替時間の短縮を図る多色塗装装置が記載されている。

【０００８】 この装置によれば、前色塗料の洗浄が終了する前に、次色塗料を色替バルブ装 置から塗装機に至る塗料配管の途中まで充填することができるから、塗料の充填 に要する時間が従来と同じであっても色替時間は短くなるという利点がある。 しかし、この装置は、同型の色替バルブ装置が二つ必要となり、各色の塗料や 洗浄エア及び洗浄溶剤を供給する配管の数も倍増するから、設備費が著しく嵩む という欠点があった。

【０００９】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、上述した従来装置の問題点を一挙に解消することを目的とし 、塗装機と色替バルブ装置との間に連結された塗料配管内に残存する前色塗料の 洗浄が終了する前に、その前色塗料が洗浄除去された塗料配管内の途中まで次色 塗料を充填させて色替時間を短縮すると共に、設備費を低減し、塗料の節約も図 れるようにすることを技術的課題としている。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

この課題を解決するために、本考案による多色塗装装置は、塗装機と、その塗 装機に各色の塗料を選択供給する色替バルブや洗浄エア供給バルブ及び洗浄溶剤 供給バルブが設けられた色替バルブ装置との間に連結される塗料配管の途中に、 前記洗浄エア供給バルブと洗浄溶剤供給バルブから供給される高圧洗浄エアと高 圧洗浄溶剤を排液タンクに排出させる切換バルブや塗装機に洗浄エアと洗浄溶剤 を供給する洗浄エア供給バルブと洗浄溶剤供給バルブを取り付けたマニホールド が介装され、当該マニホールドに取り付けた洗浄溶剤供給バルブに接続される洗 浄溶剤供給系に、塗装機の塗料吐出量に応じた流量で洗浄溶剤を供給する洗浄溶 剤定量供給機構が設けられていることを特徴とする。

【００１１】

【作用】

本考案によれば、色替バルブ装置の各色替バルブで選択して塗装機に供給され る前色塗料の塗装が行われている間に、塗装機と色替バルブ装置との間に連結さ れる塗料配管の途中に介装されたマニホールドに取り付けられている洗浄溶剤供 給バルブを開弁させて、当該バルブに接続された洗浄溶剤供給系に設けられてい る洗浄溶剤定量供給機構によって塗装機の塗料吐出量に応じた流量でマニホール ド内に洗浄溶剤を供給し、その洗浄溶剤でマニホールド内から塗装機に向かって 塗料配管内の前色塗料を圧し出しながら前色塗料の塗装を継続して塗料の節約が 図られる。

【００１２】 また、これと同時に、マニホールドに取り付けられている切換バルブを塗装機 側から排液タンク側に切り換えて、色替バルブ装置に設けられた洗浄エア供給バ ルブと洗浄溶剤供給バルブを交互に開閉し、当該色替バルブ装置から切換バルブ が取り付けられたマニホールドに至る塗料配管内に残存する前色塗料を高圧洗浄 エアと高圧洗浄溶剤で排液タンクに排出させて、その塗料配管内を高速で洗浄す る。 そして、その洗浄が終了した塗料配管内に色替バルブ装置の色替バルブで選択 した次色塗料を充填させておく。

【００１３】 これにより、前色塗料の塗装が終了した後は、マニホールドに取り付けた洗浄 エア供給バルブと洗浄溶剤供給バルブから洗浄エアと洗浄溶剤を供給して当該マ ニホールドから塗装機に至る塗料配管内だけを洗浄する短い洗浄時間と、その塗 料配管内だけに次色塗料を充填する短い充填時間を要するのみであり、しかも、 その塗料配管内は前色塗料の塗装中に供給された洗浄溶剤である程度洗浄されて いるから、前色塗料の塗装終了後に要する洗浄時間がより短くなって、色替時間 が大幅に短縮される。 また、本考案によれば、同型の色替バルブ装置を二つ設ける必要がなく、一つ の色替バルブ装置で色替時間を短縮することができるから、設備費が著しく低減 される。

【００１４】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 第１図は本考案による多色塗装装置の一例を示すフローシート図、第２図はそ の動作を示すタイムチャート図である。

【００１５】 本例に示す多色塗装装置は、回転霧化式の塗装機１と、その塗装機１に各色の 塗料を選択供給する色替バルブＣＶ₁ 〜ＣＶ_N や高圧洗浄エアを供給する洗浄エ ア供給バルブ３と高圧洗浄溶剤を供給する洗浄溶剤供給バルブ４が設けられた色 替バルブ装置２との間に連結される塗料配管５の途中に、洗浄エア供給バルブ３ と洗浄溶剤供給バルブ４から交互に供給される高圧洗浄エアと高圧洗浄溶剤を排 液タンク６に排出させる切換バルブ７や塗装機１に洗浄エアと洗浄溶剤を夫々供 給する洗浄エア供給バルブ８と洗浄溶剤供給バルブ９を取り付けたマニホールド １０が介装されている。

【００１６】 そして、このマニホールド１０に取り付けた洗浄溶剤供給バルブ９に接続され る洗浄溶剤供給系１１には、溶剤サーキュレーション１２や溶剤供給配管１３， 溶剤レギュレータ１４，供給用ポンプ１５で成る洗浄溶剤定量供給機構Ｓが設け られ、塗装機１の塗料吐出量に応じた流量で洗浄溶剤を供給し得るように成され ると共に、溶剤供給配管１３から溶剤供給バルブ９へ直接接続される分岐路１３ ａには、その分岐路１３ａを開閉する開閉バルブ２４が介装されている。 なお、切換バルブ７の排液タンク６側の流出路には、その流出路を開閉するダ ンプバルブ１６が接続されている。

【００１７】 また、マニホールド１０から塗装機１に至る塗料配管５の途中には、流出路を 塗装機１側と排液タンク６側とに切り換える切換バルブ１７と、洗浄用バルブ１ ８を設けたマニホールド１９が介装され、塗料配管５全体が、色替バルブ装置２ からマニホールド１０に至る管路５ａと、当該マニホールド１０からマニホール ド１９に至る管路５ｂと、当該マニホールド１９から塗装機１に至る管路５ｃと で形成されている。

【００１８】 切換バルブ１７の排液タンク６側の流出路には、その流出路を開閉するダンプ バルブ２０が接続され、洗浄用バルブ１８は、低圧洗浄エア供給バルブ２１と低 圧洗浄溶剤供給バルブ２２を設けたマニホールド２３に接続されている。

【００１９】 しかして、第２図に示すタイムチャート図を伴って本考案装置の動作を説明す ると、色替バルブ装置２の色替バルブＣＶ₁ で選択された前色塗料の塗装開始時 には、マニホールド１０及び１９に設けた切換バルブ７及び１７が何れも開弁さ れ、ダンプバルブ１６及び２０が閉弁されて、その前色塗料が色替バルブＣＶ₁ から塗料配管５の各管路５ａ〜５ｃを通じて塗装機１に供給される。

【００２０】 そして、前色塗料の塗装を終えるまでに要する塗料の量が、塗料配管５の管路 ５ｂ及び５ｃに充填された内容量で足りるようになった時に、マニホールド１０ に設けた切換バルブ７が閉弁され、その流出路が排液タンク６側に切り換えられ てダンプバルブ１６が開弁されると同時に、マニホールド１０に設けた洗浄溶剤 供給バルブ９が開弁され、当該バルブ９の洗浄溶剤供給系１１に設けた洗浄溶剤 定量供給機構Ｓが作動して、塗装機１の塗料吐出量に応じた流量で洗浄溶剤が供 給開始される。 これにより、塗料配管５の管路５ｂ及び５ｃ内の前色塗料が洗浄溶剤で圧し出 されながら塗装機１に供給されて、前色塗料の塗装が継続される。

【００２１】 また、この前色塗料の塗装継続中に、色替バルブ装置２の洗浄エア供給バルブ ３と洗浄溶剤供給バルブ４が交互に開閉されて、塗料配管５の管路５ａ内に残存 する前色塗料が排液タンク６に洗浄除去され、その洗浄が終了すると、ダンプバ ルブ１６が開弁されたままの状態で、色替バルブ装置２の色替バルブＣＶ₂ が開 弁されてそのバルブＣＶ₂ で選択した次色塗料が管路５ａ内に充填され、充填が 終了すると色替バルブＣＶ₂ とダンプバルブ１６は閉弁される。

【００２２】 そして、前色塗料の塗装が終了すると、定量供給機構Ｓは解除されて供給用ポ ンプ１５が停止し、塗装機１に最も近いマニホールド１９に設けた切換バルブ１ ７が閉弁されると共にダンプバルブ２０が開弁されて、当該切換バルブ１７の流 出路が排液タンク６側に切り換えられる。

【００２３】 これと同時に、マニホールド１９に設けた洗浄用バルブ１８が開弁されて、低 圧洗浄エア供給バルブ２１と低圧洗浄溶剤供給バルブ２２から交互に供給される 低圧洗浄エアと低圧洗浄溶剤により塗料配管５の塗装機１に至る管路５ｃが洗浄 されると共に、マニホールド１０に設けた洗浄エア供給バルブ８と、供給バルブ ９及び開閉バルブ２４とが交互に開閉されて、前記供給バルブ８及び９から供給 される洗浄エアと洗浄溶剤で塗料配管５のマニホールド１０からマニホールド１ ９に至る管路５ｂが洗浄される。

【００２４】 なお、塗料配管５の管路５ｂ〜５ｃ内は、前色塗料の塗装継続中に洗浄溶剤供 給バルブ９から供給される洗浄溶剤によって予め洗浄されており、しかも、管路 ５ｂは排液タンク６側に接続して高圧洗浄エアや高圧洗浄溶剤で速やかに洗浄す ることができるから、管路５ｃを低圧洗浄エアや低圧洗浄溶剤で洗浄して塗装機 １から前色塗料が飛び散らないようにしても、管路５ｂ〜５ｃ内の洗浄時間が長 くなることはない。

【００２５】 管路５ｂ〜５ｃの洗浄が終了すると、色替バルブ装置２の色替バルブＣＶ₂ ， マニホールド１０に設けた切換バルブ７及びマニホールド１９に設けた切換バル ブ１７が開弁されて、色替バルブ装置２からマニホールド１０に至る管路５ａ内 に充填されていた次色塗料が、マニホールド１０からマニホールド１９に至る管 路５ｂ内と、マニホールド１９から塗装機１に至る管路５ｃ内にまで順次充填さ れて、塗料配管５への次色塗料の充填工程が終了する。 そして、充填が終了した時点で、色替バルブＣＶ₂ 及び切換バルブ１７を開弁 したまま試し吹きを行い、その後、切換バルブ１７が一旦閉弁されて次色塗料に よる塗装開始に備えられる。 したがって、前色塗料の洗浄が終了した時から次色塗料の充填が終了し、塗装 準備が整う迄の所要時間が、管路５ａ内の洗浄及び充填に要する時間だけ短縮さ れ、色替時間の大幅な短縮が図られる。

【００２６】 なお、上記実施例では、回転霧化式の塗装機１から吐出して洗浄除去される前 色塗料が周辺に飛び散らないようにするため、塗料配管５の管路５ｂ及び５ｃ間 に、低圧洗浄エアや低圧洗浄溶剤を供給する洗浄用バルブ１８を設けたマニホー ルド１９が介装されているが、空気霧化式塗装機のように塗料を所定の場所に捨 て吹きできる塗装機を用いる場合は、そのマニホールド１９を省略して管路５ｂ 及び５ｃを直結させてもよい。

【００２７】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案によれば、前色塗料の塗装中に、塗装機と色替バル ブ装置との間に連結された塗料配管に介装されているマニホールドに設けた洗浄 溶剤供給バルブから供給される洗浄溶剤で、塗料配管内の前色塗料を塗装機に定 量供給して、その塗料配管内を洗浄しながら前色塗料の塗装を継続することがで きるので、塗料の節約が図れると共に、前色塗料の塗装終了後に行う洗浄工程の 所要時間が短縮されるという効果がある。 また、前記マニホールドから塗装機 に至る塗料配管内の洗浄が終了する迄の間に、色替バルブ装置から前記マニホー ルドに至る塗料配管内に残存する前色塗料を洗浄除去してその塗料配管内に次色 塗料を充填することができるので、色替バルブ装置を二以上設けなくても、前色 塗料の洗浄が終了した時から次色塗料の充填が完了する迄の所要時間を短縮する ことができ、前色塗料の洗浄と次色塗料の充填に要する色替時間が大幅に短縮さ れると同時に、設備費も低減されるという大変優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案による多色塗装装置の一例を示すフロ
ーシート図

【図２】 本考案による多色塗装装置の動作を示すタイ
ムチャート図

【符号の説明】

１・・・塗装機 ２・・・色替バルブ
装置 ＣＶ₁ 〜ＣＶ_N ・・・色替バルブ ３・・・洗浄エア供給バルブ ４・・・洗浄溶剤供
給バルブ ５・・・塗料配管 ６・・・排液タンク ７・・・切換バルブ ８・・・洗浄エア供給バルブ ９・・・洗浄溶剤供
給バルブ １０・・・マニホールド １１・・・洗浄溶剤
供給系 Ｓ・・・洗浄溶剤定量供給機構

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中 林 忠 男 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 塗装機(1) と、その塗装機(1) に各色の
   塗料を選択供給する色替バルブ(CV₁) 〜 (CV_N ) や洗浄
   エア供給バルブ(3) 及び洗浄溶剤供給バルブ(4) が設け
   られた色替バルブ装置(2) との間に連結される塗料配管
   (5) の途中に、前記洗浄エア供給バルブ(3) と洗浄溶剤
   供給バルブ(4) から供給される高圧洗浄エアと高圧洗浄
   溶剤を排液タンク(6) に排出させる切換バルブ(7) や塗
   装機(1) に洗浄エアと洗浄溶剤を供給する洗浄エア供給
   バルブ(8) と洗浄溶剤供給バルブ(9) を取り付けたマニ
   ホールド(10)が介装され、当該マニホールド(10)に取り
   付けた洗浄溶剤供給バルブ(9) に接続される洗浄溶剤供
   給系(11)に、塗装機(1)の塗料吐出量に応じた流量で洗
   浄溶剤を供給する洗浄溶剤定量供給機構(S) が設けられ
   ていることを特徴とする多色塗装装置。