JPS6351969A - ミニベル塗装機の色替洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等の塗装に用いられるミニベル塗装機
の色替洗浄装置の改良に関する。

〔従来の技術〕

自動車の部品のように複雑な形状をしたものの塗装には
、静電塗装が採用される。

静電塗装においては、塗装機に高電圧をかけるので、あ
る一定電圧以上になると塗装機全台む高電圧域にあるカ
ラーバルブ等の導体から空中放電が起る。この空中放電
が多いと暗電流が増加するに伴ない高電圧印加時の絶対
電流値が増加し、火災や爆発を訪起する。これを防止す
るためＫ、静電高電圧発生器に設けられている安全装置
が働き、静電高電圧異常が多発する。

このような事態になったときは、高電圧印加が停止され
て塗装機の塗装も停止され、これに伴ない被塗装物の自
動搬送ラインも停止される。

そしてこのように−旦停止して塗装を再起動すると、色
むらや色ブソが起り易く、不良品の発生をもたらし、更
には、生産ラインの停止によって生産性が低下すること
になる。

前記空中放電の発生は、高電圧がかかっている塗装機の
近傍にある尖った部分から発生し易いので、できる限り
このようなものをなくすようにする必要がおる。

一方において、自動車等の塗装には、多種類の色が使用
されるので、塗装の色を替える度に塗料の移送ラインや
、塗装機の洗浄を行ない。

色混りが起らないようにする必要がある。特にベル塗装
４：！ｋを使用する場合は、ベル自体が高速回転してい
るので、特別な配慮が必要である。

即ち、ベルが高速回転しているので、高圧の洗浄媒体を
この部分に供給すると、ベルの回転によって残存してい
る塗料が囲りに飛散して好ましくなく、又、大量の洗浄
媒体が無駄に消費されて不経済になる。

このような理由で、洗浄は、塗料の移送ラインと塗装機
側の二系統に分けて行なわれる０従来のミニベル塗装機
の色替洗浄装置は、第３図に示すように、洗浄装置の一
系統は、塗装機から離れた場所（ブース内の自動塗装機
近傍の空いている場所）に設置され、カラーパルプ２０
．２１，２４，２５、洗浄エアパルプ２５及び洗浄シン
ナーパルプ２２を備えたボックス側マニホールド１９と
、塗装機近傍に設けられたマニホールド３０に装着され
たトリガーパルプ５とをホース１８で両統し、このトリ
ガーパルプ５にダンプパルプ７と排液ホース８を接続し
たボックス側色替洗浄系と、もう一つの系統は、カラー
パルプ１１．１２と低圧洗浄エアパルプ１４及び低圧洗
浄シンナバルブ１５とを備え、塗装機の近くに設置され
たマニホールド２９と、前記マニホルド３０に設けられ
たトリガーダンプバルブ９とをホース２８で接続し、ホ
ース４及びフィードチューブ１７を経てベル１６に至る
短縮側色替洗浄系の二つの系統を備えていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の洗浄装置において、ボーｌジス側色替洗浄系
は、高圧のエア又はシンナで洗浄できるので、相当離れ
た場所にボックスが設置されていても、短時間で洗浄す
ることができるが、短縮側色替洗浄系の場合は、ベルの
洗浄であるので、低圧エア及びシンナで洗浄する必要が
６る０ そのため、ホース２８が長いと洗浄に長時間を要すると
共に、ホース２８内ｆｔａれるエア又はシンナーの流動
抵抗が犬きくなって、ベル１６に供給する適正な圧力コ
ントロールが難しくなり、洗浄性が悪いという問題があ
った。

その結果、ベル１６の洗浄に長時間を要して色替えが長
くなシ、生産性が低いという問題があった。

一方、短縮側洗浄系を塗装機の近傍に設けるので、塗装
機の囲りが雑多な状襟になって、空中放電する不１定な
要素が多くなり、安全性の点で問題がめった。

本発明は、上記問題を解決したミニベル塗装機の色替洗
浄装置を提供せんとするものである。

〔問題を解決するための具体的手段〕

上記問題を解決するために本発明は、短縮側色替洗浄系
のマニホールドをなくし、かつ、接続ホースを短くした
ものでありて、短縮側色替洗浄系とボックス側色替洗浄
系の二系統の色替洗浄系を有するミニベル塗装機の色替
洗浄装置ニオイテ、マニホールドにベル側溝と短λ宿側
４とを設け、ベル側溝に連通ずるように前記短縮側色替
洗浄用のトリガーダンプバルブと前記ボックス側色替洗
浄系のトリカーパルプとを設ける。そして、前記短縮側
溝と桓縮側色替洗浄系用のトリガーダンプバルブとをホ
ースでＢ　ｋＸすると共に、ボックス側色替洗浄系のト
リガーパルプにはダンプパルプを連結し、前記＠、縮側
溝には複数個のカラーパルプと低圧７ンナーバルブ及び
低圧エアパルプとを設けたことを特徴とするものである
。

〔作　用〕

このように構成することにより、・短縮側色替洗浄系は
短くなって、ベルに供給される洗浄媒体の圧力調整がよ
り確実になり、ベルの洗＃時間が短縮される。

一方において、短縮側色替洗浄系のマニホールドが一個
なくなり、塗装９曲りが整理され、空中放電の不確定な
要素が少なくなる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例について詳細に説明する。第１図
において、マニホールド１には、短縮側＃＄２とベル側
＃４３とが設けられている。このベル側１１４３には、
トリガーパルプ５とトリガーダンプバルブ９とが取付け
られ、トリガーバルブ５には、ジｌイントロによりダン
プパルプ７が連結され、一方トリガーダンプバルブ９Ｆ
ｉ。

ホース１０によって短縮側溝２にｉ続される。

そして、短縮１１１溝２には、更にカラーパルプ１１．
１２、低圧シンナーパルプ１３及び低圧エアパルプ１４
が取付けられている。８はダンプパルプ７に取付けられ
た排液ホースでろるｏ４はベル側溝５に接続されたホー
ス、１８はトリガーバルブ５に接続されたホースでろり
、これらホース４及び１８は、第２図に示すようにベル
及びボックス側色替洗浄系に接続されている。

即ち、第２図においてホース４は、フィードチューブ１
７を介してペル１６に接続され、ホース１Ｂはマニホー
ルド１９に法統されている。

このマニホールド１９には、カラーパルプ２０゜２１．
２４，２５．高圧シンナバルプ２２及び高圧エアパルプ
２３が取付けられている。そしてこれらパルプを取付け
たマニホールド１９は、塗装機１５とは関係なくブース
内の任意の場所（ブース内の空いている場所）に設置さ
れる。

このようにホース４及び１８で接続すること罠より、先
ず、カラーパルプ１１，１２、低圧シンナーパルプ１３
及び低圧エアパルプ１４１取付けた短縮９１１１１２か
らホース１０、トリガーダンプバルブ？、ベル側＄３、
ホース４及びフィードチューブ１７を通してペル１６に
至る短縮側色替洗浄系と、カラーパルプ２０，２１，２
４゜２５、高圧シンナーパルプ２２及び高圧エアパルプ
２３を取付けたボックス側のマニホールド１９からホー
ス１８、トリガーバルブ５．ジヨイント６、ダンプパル
プ７内通して排液ホース８に至るボックス側色替洗浄系
の二系統の洗浄系を形成する。

なお第２図中２６は静電高電圧発生器、２７はシェラン
ドである。

以上のように構成した本実施例の作用について次に説明
する。今仮りにミニベル塗装機１５が、ボックス側のカ
ラーパルプ２０から供給されるカラー（例えば赤色）で
塗装する場合、先ず、ダンプパルプ７を開にして、カラ
ーパルプ２０を開け、マニホールド１９からダンプパル
プ７までの間に塗料を充填する。セしてダンプパルプ７
′Ｉｋ閉圧する。このときペル１６は回転され、かつ、
静電高電圧発生器２６にてミニベル塗装機１５に印加す
る。この状態でトリガーバルブ５を開にすることによシ
、塗料は、ベル側＃４３、ホース４及びフィードチュー
ブ１７を経てペル１６に供給され、自ｉｄＪ搬送されて
くる被塗装物に静電塗装される。

次に塗装完了又は色替えするときは、先ず、静電高電圧
発生器２６をｏｆｆにし、トリガーバルブ５及びカラー
パルプ２０’ｌ−閉にする。そして、利（財）装置から
洗浄開始指令信号が出力される。この指令信号によシ、
先ず高圧エアバルブ２３が開かれると共にダンプパルプ
７が開かれ、マニホールド１９、ホース１８、トリガー
バルブ５、ジヨイント６及びダンプパルプ７内に充填さ
れている塗料金牌し出し、排液ホース８よシ排液タンク
内に排出する。次に高圧エアパルプ２５を閉にして高圧
シンナーパルプ２２を開き、上記エアを流したと同じ経
路を流し洗浄する。このエアとシンナによる洗浄を又互
に必要回数くり返し、最後にエアを通して完了する。

上記ボックス側色替洗浄係は、高圧エア及びシンナによ
り行なうので、たとえその系の経路が長くても短時間で
終了する。

上記ボックス側色替洗浄系の洗浄と併行して同時に短縮
側色替洗浄系の洗浄も行なう。

即ち、低圧エアパルプ１４を開くと共にトリガーダンプ
バルブ９を開くことによって、低圧エアは、短縮側溝２
．ホース１０及びトリガーダンプバルブ？を通ってベル
側溝３、ホース４、フィードチューブ１７に詰っている
塗料を押し出す。この塗料の押し出し速度は、ベル１６
が高速回転（洗浄回転）シ、ているので、押し出された
塗料がこのベル１６によって飛散されない速さで押し出
す必要がある。

もしも、エアの圧力が高過ぎたときは、押し出された塗
料がベル１６によって飛散され、囲りを汚すことになり
不具合である。

次に、この低圧エアバルブ１４を閉じ低圧シンナーバル
ブ１３全開にして、上記エアを流したと同じ経路を流し
て洗浄する。このよう圧してエアとシンナとを交互に必
要回数くり返して流し、ｉ＆後にエアを流して短縮側色
替洗浄系の洗浄が終了する。そしてトリガーダンプバル
ブ９を閉にする。又、前記洗浄開始指令と同時にシュラ
ウド２７が作動してベル１６を覆い、洗浄時のシンナー
を一時溜め、これを排液タンクに戻すようにしている。

このようにして、各洗浄系の洗浄が完了した後、例えば
リミットスイッチ等の信号を受けて制御装置から他の色
（例えば黒色）の準備指令が出される。

この指令信号により、例えばカラーバルブ２４が開いて
排液ホース８までのボックス側色替洗浄系内に黒色の塗
料が充填されその後ダンプバルブ７が閉じられる。そし
て、トリガーバルブ５を開いてベル１６に少し塗料が吐
出した時点で準備が完了し、次の塗装開始指令によって
塗装が開始される。

上記説明は、ボックス側色替洗浄系を通して塗料を供給
する場合について行なったが、短縮洗浄系を通して塗料
を供給する場合は、ボックス側色替洗浄系は使用されな
い。従って色替時の洗浄も、短縮側色替洗浄系のみとな
る。

前記短縮側色替洗浄系の洗浄において、フィードチュー
ブ１７によって、洗浄媒体の吐出圧力をペル１６０回転
速度に合せて制限するようにしている。このフィードチ
ューブ１７による吐出圧力は、低圧エアバルブ１４又は
低圧シンナーバルブ１３から送給されるエア又はシンナ
ーの吐出圧力と、短縮側溝２、ホース１０、トリガーダ
ンプバルブ９、ベル側＃Ｉ＃３及びホース４を通る径路
の流動抵抗に影響される。又、この径路内に詰っている
塗料の量により、上記流動抵抗が変る。従って、上記径
路内に塗料が詰っているときと、詰っていないときとの
間のフィードチューブ１７［かかる圧力差は大きくなる
０ 例えば、径路内に詰っている塗料をエア圧力でもって短
時間に押し出すには、エアの圧力を上げればよいが、径
路内の塗料が少なくなっていくに従いエア圧力が大き過
ぎとなり、ベルの洗浄が充分に行なえず、ベルの洗浄を
完全に行なうためにはかえって長時間を要するというこ
とになる。

従って、上記径路の長さをできる限シ燈〈シて、径路内
に塗料が詰っているときと詰っていないときの圧力差を
小さくすることにより、塗料の押出しとベルの洗浄の両
方が同時に満足させられる。

〔効　果〕

以上詳述した通り本発明によるミニベル塗装機の色替洗
浄装置によれば、マニホールドにベル側溝と短縮側溝と
を設け、ベル側溝にボックス側色替洗浄系用のトリガー
バルブと短縮側色替洗浄系用のトリガーダンプバルブと
を設け、このトリガーダンプバルブと短縮１ｉａｌ溝と
を短いホースで接続し、短縮Ｏ１溝に複数個のカラーバ
ルブと、低圧のエア及びシンナーバルブとを設けたので
、上記二系統のｆｃ＃系に対して１個のマニホールドに
することができると共に、短縮側色替洗浄系の径路長さ
を大巾に短縮することができた。

その結果、短縮側色替洗浄系の洗浄において、その径路
内に詰っている塗料の押出しとベルの洗浄が効率よく行
なわれ、洗浄時間が短縮されて生産性を向上することが
できると共に、ベルのＩ７１．浄が確実となって色濃り
や色ツブなどの欠しく＾がなくなり、更には、洗浄時間
の９．”！縮によってシンナーの使用量が低減されるな
ど、産業上及び実用上優れた効果を有する。

又、マニホールドを１個にして、塗装機臼シを整理した
ので、空中放電を起す不確定な要素が低減され、塗装機
の安全性をより高めることができ、これに伴って、ライ
ンの停止も少なくなり、生産性を向上することができる
など産業上浸れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】 第１図及び第２図は本発明の一実施例であり。 第１図は要部を一部縦断面して示した図、第２図は、況
浄糸の全体を示す側面図である。 第５図は従来のｆｃ浄系を示す側面図である。 １・・・マニホールド、２・・・ｆｆ１Ｍ（ｔｌｌ溝、
　　３・・・ベル側溝、５・・・トリガーバルブ、７・
・・ダンプバルブ、９・・・トリガーダンプバルブ、１
０・・・ホース、１１．１２・・・カラーパル７’、１
３・・・低圧シンナーバルブ、１４・・・低圧エアバル
ブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 短縮側色替洗浄系とボックス側色替洗浄系の二系統の色
   替洗浄系を有するミニベル塗装機の色替洗浄装置におい
   て、マニホールドにベル側溝と短縮側溝とを設け、該ベ
   ル側溝に連通するように前記短縮側色替洗浄系用のトリ
   ガーダンプバルブと前記ボックス側色替洗浄系のトリガ
   ーバルブとを設け、前記短縮側溝と前記短縮側色替洗浄
   系用のトリガーダンプバルブとをホースで連結すると共
   に、ボックス側色替洗浄系のトリガーバルブにはダンプ
   バルブを連結し、前記短縮側溝に連通するように複数個
   のカラーバルブと低圧シンナバルブ及び低圧エアバルブ
   とを設けて成るミニベル塗装機の色替洗浄装置。