JPH024346B2 - - Google Patents

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JPH024346B2
JPH024346B2 JP22353382A JP22353382A JPH024346B2 JP H024346 B2 JPH024346 B2 JP H024346B2 JP 22353382 A JP22353382 A JP 22353382A JP 22353382 A JP22353382 A JP 22353382A JP H024346 B2 JPH024346 B2 JP H024346B2
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paint
valve
air
thinner
cleaning
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Koichi Iwano
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Gema Switzerland GmbH
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【発明の詳細な説明】 本発明は、洗浄時間を短縮することにより色替
時間を短縮しうるようにした塗装装置に関するも
のである。
従来、1台の塗装機から色替を行ないつつ順次
異種色の塗料を噴霧するようにした塗装装置とし
て、第1図に示すものが知られている。
即ち、第1図において、1は色替弁装置を示
し、該色替弁装置1は内部に塗料通路2Aを有す
るマニホルド2と、流出側が該塗料通路2Aに接
続されるエア弁3、シンナ弁4および複数の塗料
弁5A,5B,…5M,5N(全体としての塗料
弁5という)等から大略構成され、これらエア弁
3、シンナ弁4、塗料弁5としてはエア駆動式の
スプリングリターン型2ポート2位置切換弁がそ
れぞれ用いられ、常時は遮断位置となつている。
そして、エア弁3、シンナ弁4はマニホルド2の
塗料通路2A最上流側に配置され、エア弁3はエ
ア配管6を介してエア源に接続され、シンナ弁4
はシンナ配管7を介してシンナ源に接続され、さ
らに各塗料弁5A,5B,…5M,5Nはそれぞ
れ塗料パイプ8A,8B,…8M,8Nを介して
A色、B色、…M色、N色の塗料タンクに接続さ
れている。
9はエア駆動式のペイントレギユレータで該ペ
イントレギユレータ9の流入側はマニホールド2
の塗料通路2A最下流側に接続され、その流出側
は後述の切換弁装置と接続され、かつエア配管1
0を介して制御エア設定手段11と接続されてい
る。そして、第5図に詳述する如く制御エア設定
手段11によつて設定された所定の制御エアによ
り弁開度を定め、かつ塗料が流れているときには
流出側の塗料の圧力を背圧として弁開度を制御
し、もつて塗料の吐出量が常に一定となるように
制御する構成となつている。
12は切換弁装置で、該切換弁装置12はダン
プ弁13と、トリガ弁14とから構成される。前
記ダンプ弁13はエア駆動式の3ポート2位置切
換弁が用いられ、常時は遮断位置(イ)となつてお
り、前記トリガ弁14は前述したエア弁3、シン
ナ弁4、塗料弁5等と同一構造のエア駆動式の2
ポート2位置切換弁が用いられ、常時は遮断位置
となつている。また、15は塗料パイプで、該塗
料パイプ15は例えば4mの長さのものが使用さ
れ、その一端はペイントレギユレータ9の流出側
と接続され、他端はダンプ弁13、トリガ弁14
の流入側と接続されている。16は排液パイプ
で、該パイプ16の一端はダンプ弁13の流出側
に接続され、他端は排液タンク17に接続され、
連通位置(ロ)に切換えられることによつて塗料パイ
プ15と排液パイプ16とが接続される。
さらに、18は他の塗料パイプで、該塗料パイ
プ18は例えば0.6m程度の比較的短かいものが
使用され、その一端はトリガ弁14の流出側に接
続され、他端は塗装機19に接続されている。こ
こで、塗装機19としては霧化エアを供給するこ
とによつて塗料を霧化するエア霧化型の塗装機が
用いられ、高電圧発生装置20から高電圧を印加
することによつて霧化された塗料粒子に帯電せし
め、この帯電した塗料粒子を被塗物との間に形成
される電気力線に沿つて飛行させ、該被塗物に塗
着されるようになされている。
このように構成される塗装装置において、作動
前には各弁は図示の状態にある。ここで、A色の
塗料を噴霧するには、まずエア配管10を介して
制御エア設定手段11から所定の制御エアをペイ
ントレギユレータ9に供給し、該ペイントレギユ
レータ9の弁開度を設定し、塗料の吐出量を定め
る。次に、A色用の塗料弁5A、トリガ弁14を
開度位置に切換えると、塗料タンクからのA色塗
料は塗料パイプ8A、マニホールド2の塗料通路
2A、ペイントレギユレータ9、塗料パイプ1
5、トリガ弁14、塗料パイプ18を順次介して
塗装機19に供給され、該塗装機19からは霧化
エアによつて微粒化された塗料粒子が噴霧され
る。そして、塗装機19に高電圧発生装置20か
らの高電圧を印加することにより、塗料粒子は所
定の電位に帯電し、電気力線に沿つて飛行し、被
塗物に塗着する。この間塗料パイプ15内の圧力
が変動して高くなると、ペイントレギユレータ9
はその弁開度を絞つて塗料吐出量を減少させ、逆
に塗料パイプ15内圧力が低くなると、ペイント
レギユレータ9はその弁開度を大きくして塗料吐
出量を増加させ設定吐出量と一致するように制御
する。
次に、A色の塗装が終了して洗浄を行なうに
は、塗料弁5Aを閉弁すると共に、切換弁装置1
2を構成するトリガ弁14を閉弁し、かつダンプ
弁13を遮断位置(イ)から連通位置(ロ)に切換え、ま
た塗装機19への高電圧の印加を停止するとに霧
化エアの供給を停止し、しかもペイントレギユレ
ータ9の弁開度を最大に設定する。この状態でエ
ア弁3を開弁位置に切換えることによつて洗浄エ
アを供給し、塗料通路2A、ペイントレギユレー
タ9、塗料パイプ15内の残留塗料を押し出し、
ダンプ弁16から排液パイプ16を介して排液タ
ンク17に排出させる。次に、エア弁3を閉弁す
ると共にシンナ弁4を開弁位置に切換えることに
よつてシンナを供給し、前述した塗料通路2A、
ペイントレギユレータ9、塗料パイプ15等を洗
浄し、このシンナをダンプ弁13から排液パイプ
16を介して排液タンク17に排出する。この工
程を数回繰返すことによつてこれらの内部を洗浄
する。これが第1の洗浄工程である。
さらに、ダンプ弁13を遮断位置(イ)に切換える
と共にトリガ弁14を開弁位置に切換える。この
状態でエア弁3を開弁位置に切換えることによつ
て洗浄エアを供給し、塗料通路2A、ペイントレ
ギユレータ9、塗料パイプ15を介してトリガ弁
14に供給し、さらに塗料パイプ18を介して塗
装機19から流出させ、トリガ弁14、塗料パイ
プ18、塗装機19内等の残留塗料を押し出す。
次に、エア弁3を閉弁すると共にシンナ弁4を開
弁位置に切換えることによつてシンナを供給し、
前述した流体通路2A、ペイントレギユレータ
9、塗料パイプ15等を改めて洗浄すると共に、
トリガ弁14、塗料パイプ18、塗装機19を洗
浄し、洗浄後のシンナを排液として該塗装機19
から排出する。この工程を数回繰返すことによつ
て塗装系統全体を清浄する。これが第2の洗浄工
程である。
然るに、前述した従来技術によるものは色替弁
装置1、ペイントレギユレータ9、塗料パイプ1
5等を洗浄する第1の洗浄工程と、主としてトリ
ガ弁14、塗料パイプ18、塗装機19等を洗浄
する第2の洗浄工程とからなつているが、通常塗
料パイプ15は3〜5mと非常に長く、しかもマ
ニホールド2の塗料通路2A、ペイントレギユレ
ータ9等が抵抗となつて洗浄時間が長くなつてし
まう欠点があつた。特に、使用すべき塗料がメタ
リツク塗料である場合には、塗料パイプ15,1
8内の電気抵抗を大きくブリツジ現象の発生を防
止するため、該各塗料パイプ15,18の口径は
細いものが使用される。このため、メタリツク塗
料を洗浄するには、さらに洗浄時間を必要とする
欠点があつた。前述の如く洗浄時間が長くなる
と、色替時間も長くなり、それだけ塗装効率が低
下し、コンベアラインの速度を遅くしなくてはな
らないという問題があつた。
本発明は、前述した従来技術による欠点を改良
することを目的とするもので、洗浄時間を短縮す
ることによつて塗装効率を高めることができるよ
うにした塗装装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明で採用する
構成の特徴は、ペイントレギユレータと切換弁装
置との間に該ペイントレギユレータに近接して洗
浄弁装置を設け、該洗浄弁装置は前記色替弁装置
から供給されるエアおよびシンナを排出する三方
弁と、前記切換弁装置に向けてエアおよびシンナ
を供給するエア弁およびシンナ弁とから構成した
ことにある。
このような構成とすることにより、色替弁装置
およびペイントレギユレータを洗浄する洗浄工程
と、ペイントレギユレータと切換弁装置との間の
塗料パイプを洗浄する洗浄工程とを分割して、か
つ同時に行なうことができる。この結果、前記塗
料パイプが長尺であり、またメタリツク塗料用パ
イプとしてその口径が細いものであつても、短時
間で洗浄することができる。
以下、本発明について第2図乃至第5図に示す
実施例と共に説明する。
第2図および第3図は本発明の第1の実施例を
示し、図中21は流入側がペイントレギユレータ
9に近接して設けられ、流出側が塗料パイプ15
に接続された洗浄弁装置を示し、該洗浄弁装置2
1は塗料通路22Aを有するマニホールド22
と、流出側がそれぞれ該塗料通路22Aに接続さ
れる三方弁23、エア弁24およびシンナ弁25
とから大略構成される。前記三方弁23はエア駆
動式のスプリングリターン型3ポート2位置切換
弁が用いられ、エア弁24、シンナ弁25は前述
したエア弁3、シンナ弁44、塗料弁5、トリガ
弁14等と同一構造のエア駆動式の2ポート2位
置切換弁が用いられ、該エア弁24、シンナ弁2
5は常時は遮断位置となつている。
ここで、前述の三方弁23の流入側は例えば5
〜10cm程度の継手または配管26(以下、継手2
6という)を介してペイントレギユレータ9の流
出側と接続され、その流出側は塗料通路22Aと
接続されると共に排液パイプ27を介して排液タ
ンク17と接続され、常時は切換位置(イ)となつて
継手26は排液パイプ27と連通し、駆動エアを
供給することによつて切換位置(ロ)に切換わり、塗
料通路22Aを介して塗料パイプ15と連通する
ようになされている。
一方、エア弁24はエア配管28を介してエア
源に接続され、シンナ弁25はシンナ配管29を
介してシンナ源に接続されている。
本実施例は以上のように構成されるが、次にこ
の作動につき第3図に示す作動説明図に基づいて
説明する。
まず、A色の塗装作業を行なつている状態にお
いては、前述した従来技術と同様に塗装機19に
高電圧発生装置20からの高電圧が印加されてい
ると共に霧化エアが供給され、塗料弁5Aが開弁
位置にある。また、ペイントレギユレータ9は所
定の開度に設定され、三方弁23には駆動エアが
供給されて切換位置(ロ)にあり、かつトリガ弁14
も開弁位置にある。
この状態でA色の塗装作業が進行し、その終了
近くになつたときには塗料弁5Aを閉弁すると共
にエア弁24を開弁する。また、ペイントレギユ
レータ9への制御エアの供給を停止し、これを閉
弁する。さらに、三方弁23への駆動エアの供給
を停止して切換位置(イ)に切換える。この結果、エ
ア弁24からのエアは押し出しエアとして塗料パ
イプ15、トリガ弁14、塗料パイプ18へ向け
供給され、これらの内部に残留しているA色塗料
を押し出し、この押し出した塗料を塗装作業に使
用し、塗料が排液として無駄に捨てられるのを防
止する。このようにして、塗装機19近くまで塗
料の押し出しが終了した状態で、トリガ弁14、
エア弁24を閉弁すると共に高電圧発生装置20
を遮断し、その後霧化エアの供給を停止する。こ
れによつて、A色の塗装作業が完了する。
次に、A色の洗浄を行なう場合について述べ
る。まず、ダンプ弁13を連通位置(ロ)に切換える
と共に、ペイントレギユレータ9に制御エア供給
してこれを最大開度状態とする。これと同時に、
エア弁3、シンナ弁4を交互に開弁、閉弁を繰返
すとに、エア弁24、シンナ弁25も交互に開
弁、閉弁を繰返し、洗浄を行なう。
まず、エア弁3を開弁することによつて洗浄エ
アを供給し、塗料通路2A、ペイントレギユレー
タ9内の残留塗料を押し出し、三方弁23から排
液パイプ27を介して排液タンク17に排出させ
る。次に、エア弁3を閉弁すると共にシンナ弁4
を開弁してシンナを供給し、前述した塗料通路2
Aペイントレギユレータ9を洗浄し、このシンナ
を三方弁23から排出する。この工程を数回繰返
すことによつてこれらの内部を洗浄する。
一方、前述した如く色替弁装置1とペイントレ
ギユレータ9の洗浄と平行して、エア弁24を開
弁することによつて、洗浄エアを塗料パイプ15
に供給し、ダンプ弁13から排液パイプ16を介
して排液タンク17に排出させる。次に、エア弁
24を閉弁すると共にシンナ弁25を開弁してシ
ンナを供給し、前述した塗料パイプ15を洗浄
し、このシンナをダンプ弁13から排出する。こ
の工程を数回繰返すことによつて塗料パイプ15
を洗浄する。
以上の各洗浄工程を同時に進行することによつ
て、色替弁装置1およびペイントレギユレータ9
と、3〜5m程度もある非常に長い塗料パイプ1
5とを別個に洗浄できるから、洗浄時間を短縮す
ることができるばかりでなく、塗料パイプ15が
メタリツク塗料に使用する場合の如く細径のもの
であつても、エア弁3、シンナ弁4よりもエア弁
24、シンナ弁25の圧力を高く設定することに
よつて、良好に洗浄することができる。
さらに、前述の各工程が終了した後、三方弁2
3を切換位置(ロ)に切換えると共に、ダンプ弁13
を閉弁位置(イ)に切換え、トリガ弁14を開弁位置
とする。そして、エア弁3を再び開弁して洗浄エ
アを供給し、このエアを塗料通路2A、ペイント
レギユレータ9、三方弁23、塗料通路22A、
塗料パイプ15、トリガ弁14、塗料パイプ18
を順次介して塗装機19に供給し、塗料パイプ1
8内に残留している塗料を押し出す。次に、エア
弁3を閉弁すると共にシンナ弁を開弁し、前述と
同様に塗料通路2A、ペイントレギユレータ9、
三方弁23、塗料通路22A、塗料パイプ15、
トリガ弁14、塗料パイプ18、さらに塗装機1
9等を最終的に洗浄する。さらに、エア弁3を再
度開弁してシンナを排出する。これによつて、主
として塗料パイプ18、塗装機19が洗浄され
る。この際、塗料パイプ18は比較的短かいか
ら、エアを2回、シンナをを1回だけ通して洗浄
するだけでよい。
次に、前述の如くしてA色の洗浄が完了した
ら、B色の捨て吹きを行ない、色替弁装置1と塗
装機19との間にB色を補給しておき、次回の塗
装作業を確実に行なえるように準備しておく、即
ち、B色の塗料弁5Bを開弁すると共に、ペイン
トレギユレータ9を最大開弁状態とし、三方弁2
3を切換位置(ロ)とし、かつトリガ弁14を開弁す
る。これによつて、塗料弁5Bからの塗料は塗料
通路2A、ペイントレギユレータ9、三方弁2
3、塗料通路22A、塗料パイプ15、トリガ弁
14、塗料パイプ18を介して塗装機19から吐
出され、これら内部に塗料を充満する。この捨て
吹きのときには、霧化エアを供給して塗料の霧化
を行なわせるが、高電圧は印加しない。前述の如
く所定短時間、捨て吹きを行なつた後、塗料弁5
B、トリガ弁14を閉弁すると共に、ペイントレ
ギユレータ9への制御エアの供給を停止してこれ
を閉弁し、B色の塗装作業に備える。なお、この
ときには三方弁23は切換位置(ロ)に保持してお
く。
さらに、前述の状態からB色を塗装するには、
塗料弁5Bを開弁すると共に、ペイントレギユレ
ータ9には所定の弁開度に設定するための制御エ
アを供給し、該ペイントレギユレータ9を開弁す
る。一方、塗装機19に霧化エアを供給してお
き、その後わずかな時間経過後に高電圧発生位置
20から高電圧を印加し、トリガ弁14を開弁す
る。これによつて、B色の塗装作業が行なわれ
る。
次に、第4図は本発明の第2の実施例を示し、
本実施例の特徴は1個の色替弁装置に対して複数
の塗装系統を設けたことにある。
即ち、前述した第1の実施例に対して新たに付
加したものにダツシユ(′)を付するものとする
に、マニホールド2の塗料通路2Aの最下流位置
にペイントレギユレータ9に対向して他ペイント
レギユレータ9′を設け、該ペイントレギユレー
タ9′に継手してマニホールド22′、三方弁2
3′、エア弁24′、シンナ弁25′からなる洗浄
弁装置21′、を設け、該洗浄弁装置21′には塗
料パイプ15′を介してダンプ弁13′、トリガ弁
14′からなる切換弁装置12′を設け、かつ該切
換弁装置12′には塗料パイプ18′を介して塗装
機19′を設けたことにある。
前述の構成により、1個の色替弁装置1に対し
てペイントレギユレータ9、洗浄弁装置21、切
換弁装置12、塗装機19を含む塗装系統と、ペ
イントレギユレータ9、洗浄弁装置21′、切換
弁装置12′、塗装機19′を含む塗装系統とを設
けることができる。また、ペイントレギユレータ
9,9′の弁開度を別個に調節することができる
から、被塗物に応じた塗料吐出量制御を行なうこ
とができる。しかも、洗浄作業に対しては2系統
の塗装系統を同時進行で洗浄でき、かつこの間色
替弁装置1は独立して洗浄しうるから、洗浄時間
を著るしく短縮することができる。
さらに、第5図は色替弁装置1と洗浄弁装置2
1とを一体的に組込み、3個の塗料弁5A,5
B,5Cを有する弁装置として構成した場合の具
体例を示す。即ち、前述の如くエア弁3、シンナ
弁4、塗料弁5A,5B,5C、エア弁24、シ
ンナ弁25は同一構成のものが使用され、例えば
シンナ弁25はシンナ流入口25Aと、塗料通路
22Aに開口する流出側弁座25Bと、可動隔壁
25Cと、一端が該可動隔壁25Cに固着され他
端が弁座25Bを開閉する弁体25Dと、可動隔
壁25Cを閉弁方向に付勢するばね25Eと、該
ば25Eと対向する側に駆動エアを供給するエア
流入口25Fとから構成される。
また、ペイントレギユレータ9は塗料通路2A
に開口する塗料流入側弁座9Aと、継手26に連
通する塗料流出口9Bと、可動隔壁9Cと、一端
が該可動隔壁9Cに固着され他端が塗料流入側弁
座9Aを開閉する逆栓型の弁体9Dと、エア配管
10と接続され可動隔壁9Cにより画成された室
9Eにエア配管10を介して制御エアを供給する
エア流入口9Fとから構成される。
さらに、三方弁23は継手26に接続される流
入口23Aと、塗料通路22Aに開口する流出側
弁座23Bと、排液パイプ27に連通される他の
流出側弁座23Cと、可動隔壁23Dと、一端が
該可動隔壁23Dに固着され他端が各弁座23
B,23Cに離着座する弁体23Eと、可動隔壁
23Dを弁座23B側に付勢するばね23Fと、
該ばね23Fと対向する側に駆動エアを供給する
エア流入口23Gとか構成される。
その他の構成、作動については前述した第1の
実施例と変るところがないので省略するが、色替
弁装置1と洗浄弁装置21とを一体的に構成する
ことによつて回路構成が簡単となり、またユニツ
ト化することができる。
なお、前述した第1、第2の実施例においては
塗装機19としてエア霧化型の静電塗装機として
説明したが、これに限るものでなく回転霧化頭を
用いた遠心霧化型塗装機としてもよく、液圧霧化
型塗装機等を用いてもよい。また、塗料パイプ1
8、塗装機19等を洗浄するための最終洗浄工程
で、エア弁3、シンナ弁4を開閉することにより
行なうものとして述べたが、エア弁24、シンナ
弁25を用いて洗浄を行なつてもよいことは勿論
であり、この場合には塗料通路2A、ペイントレ
ギユレータ9等を経由する必要がないから、管路
抵抗が小となり、洗浄時間をさらに短縮すること
ができる。
本発明に係る塗装装置は以上詳細に述べた如く
であつて、色替弁装置およびペイントレギユレー
タの洗浄と、該ペイントレギユレータと切換弁装
置との間の塗料パイプの洗浄とを別個に、かつ同
時に行うことができるから、洗浄時間を短縮する
ことができる。また、メタリツク塗料を使用する
場合の如く、前記塗料パイプが細径のものであつ
ても、色替弁装置の洗浄に影響されることなく、
該塗料パイプを清浄にすることができる。さらに
1個の色替弁装置に対して複数の塗料系統を接続
しても、これら各系統の洗浄と、色替弁装置の洗
浄とを同時に行なうことができる。さらにまた、
色替弁装置と洗浄弁装置とをユニツト化すること
ができるから、回路構成を簡略化することができ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による塗装装置を示す回路
図、第2図および第3図は本発明の第1の実施例
を示し、第2図は塗装装置を示す回路図、第3図
は第2図の作動説明図、第4図は本発明の第2の
実施例を示す回路図、第5図は色替弁装置と洗浄
弁装置とを一体化した場合の具体的構成図であ
る。 1……色替弁装置、3,24……エア弁、4,
25……シンナ弁、5……塗料弁、9……ペイン
トレギユレータ、12……切換弁装置、13……
ダンプ弁、14……トリガ弁、15,18……塗
料パイプ、19……塗装機、21……洗浄弁装
置、23……三方弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エア弁、シンナ弁および複数の塗料弁からな
    る色替弁装置と、該色替弁装置から吐出される塗
    料塗出量を制御するためのペイントレギユレータ
    と、塗料ホースを介して該ペイントレギユレータ
    の次段に設けられたダンプ弁とトリガ弁とからな
    る切換弁装置と、塗料ホースを介して該切換弁装
    置に接続された塗装機とからなる塗装装置におい
    て、前記ペイントレギユレータと切換弁装置との
    間には該ペイントレギユレータに近接して洗浄弁
    装置を設け、該洗浄弁装置は前記色替弁装置から
    供給されるエアおよびシンナを排出する三方弁
    と、前記切換弁装置に向けてエアおよびシンナを
    供給するエア弁およびシンナ弁とから構成したこ
    とを特徴とする塗装装置。 2 一の色替弁装置に対して、ペイントレギユレ
    ータ、洗浄弁装置、切換弁装置および塗装機から
    なる複数の塗装系統を接続してなる特許請求の範
    囲第1項記載の塗装装置。
JP22353382A 1982-12-20 1982-12-20 塗装装置 Granted JPS59112859A (ja)

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JP22353382A JPS59112859A (ja) 1982-12-20 1982-12-20 塗装装置

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JP22353382A JPS59112859A (ja) 1982-12-20 1982-12-20 塗装装置

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JPH024346B2 true JPH024346B2 (ja) 1990-01-26

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