JPH06254449A - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JPH06254449A
JPH06254449A JP5062810A JP6281093A JPH06254449A JP H06254449 A JPH06254449 A JP H06254449A JP 5062810 A JP5062810 A JP 5062810A JP 6281093 A JP6281093 A JP 6281093A JP H06254449 A JPH06254449 A JP H06254449A
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JP
Japan
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valve
paint
cleaning
color
coating
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JP5062810A
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English (en)
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Kazuyuki Ikushima
和幸 生島
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Ee B B Ransburg Kk
ABB Ransburg KK
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Ee B B Ransburg Kk
ABB Ransburg KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄時間を短縮して速やかに色替を行ない、
塗装作業の作業効率を向上する。 【構成】 先端側洗浄弁装置35によって一側塗料パイ
プ27,他側塗料パイプ34のうちいずれか一方の塗料
パイプと塗装機7とを共通塗料パイプ43を介して選択
的に接続し、一側色替弁装置21,他側色替弁装置28
のうちいずれか一方の色替弁装置を用いて塗装を行なう
時間を利用して、他方の色替弁装置はエア,シンナによ
って他方の塗料パイプ内を洗浄する構成とした。これに
より、先端側洗浄弁装置35によって共通塗料パイプ4
3等を洗浄するだけで、一の塗装色と他の塗装色との間
の洗浄が行なわれ、一側塗料パイプ27,他側塗料パイ
プ34の洗浄に要する時間だけ色替時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車、家庭電
気製品等の被塗物を塗装するのに用いて好適な塗装装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来技術による塗装装置を示す。
【0003】図において、1は色替弁装置を示し、該色
替弁装置1は内部に塗料通路(図示せず)が形成された
マニホールド2と、該マニホールド2に対向してそれぞ
れ設けられ、流出口(図示せず)が塗料通路に接続され
た複数の塗料弁3A,3B,…3M,3N(全体として
「塗料弁3」という。)と、該塗料弁3の上流側に位置
してマニホールド2に設けられたエア弁4と、該エア弁
4に対向してマニホールド2に設けられたシンナ弁5と
から構成され、該各塗料弁3A,3B,…3M,3Nは
それぞれ塗料配管を介してA色,B色,…M色,N色の
塗料タンクに接続され、前記エア弁4,シンナ弁5はエ
ア配管,シンナ配管を介してエア源,シンナ源(いずれ
も図示せず)に接続されている。
【0004】また、前記塗料弁3、エア弁4、シンナ弁
5は例えばスプリングリターン式のエアバルブから構成
され、電磁弁の開,閉によって供給される圧縮エアで駆
動されるものである。そして、該色替弁装置1は塗装時
に後述の塗装機7に向けて塗料を供給する一方、塗装色
の変更時等にはエア弁4,シンナ弁5からエア,シンナ
を吐出してマニホールド2の塗料通路等を洗浄するもの
である。
【0005】6はマニホールド2の下流側に設けられた
ペイントレギュレータを示し、該ペイントレギュレータ
6は制御エア圧に応じて弁開度を調節することにより、
塗料の圧力、吐出量を制御するものである。
【0006】7は回転霧化型の静電塗装機を示し、該塗
装機7には先端側に位置して塗料を霧化する霧化頭7A
と、塗料を例えば−90kV程度の所定の高電圧に帯電
させる電極(図示せず)と、色替弁装置1からの塗料を
霧化頭7Aに供給するトリガ弁7Bと、洗浄時の残存塗
料やシンナ等を廃液タンク8に排出するダンプ弁7Cと
が設けられている。そして、該塗装機7は、色替弁装置
1からトリガ弁7B等を介して供給された塗料を霧化頭
7Aにより霧化しつつ、この塗料粒子を電極によって帯
電せしめることにより、アース電位に保持された車体等
の被塗物(図示せず)に飛行、塗着させて塗装を行なう
ものである。
【0007】9は塗料パイプを示し、該塗料パイプ9は
その先端側がトリガ弁7Bを介して霧化頭7Aに接続さ
れ、その基端側はペイントレギュレータ6を介してマニ
ホールド2の塗料通路に接続されている。
【0008】10は色替弁装置1と塗装機7の間に位置
して塗料パイプ9の途中に設けられたギヤ式のポンプを
示し、該ポンプ10は色替弁装置1から塗料パイプ9内
に供給された塗料、シンナ等を流量制御しつつ塗装機7
側に向けて送り出すものである。
【0009】11はポンプ10をバイパスするバイパス
管路、12は該バイパス管路11の途中に設けられたバ
イパス弁をそれぞれ示し、該バイパス弁12は塗料パイ
プ9の洗浄時に開弁することにより、エア弁4,シンナ
弁5からのエア,シンナをバイパス管路11を介して速
やかに塗装機7側に流通させるものである。
【0010】従来技術による塗装装置は上述の如き構成
を有するもので、A色の塗装を行なう場合は、A色の塗
料弁3Aを開弁してポンプ10を駆動させ、A色塗料を
塗料パイプ9内に充填しておく。そして、車体、冷蔵庫
等の被塗物が所定位置に達すると、該トリガ弁7Bを断
続的に開弁し、塗料を霧化頭7Aによって霧化しつつ高
電圧に帯電させることにより、アース電位となった被塗
物に向けて塗料を飛行させ、該被塗物を塗装する。
【0011】次に、B色を塗装する場合は、B色を塗料
パイプ9内に充填する前に該塗料パイプ9等のA色塗料
を洗浄する必要がある。そこで、トリガ弁7Bを閉弁す
ると共にダンプ弁7C、バイパス弁12を開弁した後、
エア弁4からマニホールド2の塗料通路内にエアを吐出
することにより、塗料パイプ9等のA色塗料を廃液タン
ク8内に強制的に押し出し、その後シンナ弁5からのシ
ンナによって管壁等に付着したA色塗料を洗い流す。な
お、この洗浄工程ではエア,シンナを複数回交互に送り
出して塗料パイプ9内を洗浄し、また、塗装機7の霧化
頭7Aもトリガ弁7Bを一時開弁すること等によって洗
浄され、さらにポンプ10も図示しない洗浄弁装置によ
って洗浄される。
【0012】そして、塗料パイプ9等の洗浄終了後に、
A色塗装の場合と同様にしてB色の充填(色詰め)を行
ない、被塗物を塗装する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による塗装装置では、複数色の塗料弁3、エア弁
4、シンナ弁5を備えた色替弁装置1を用いているか
ら、多色塗装を行なうことができる。しかし、塗料が流
れる吐出系統は単一だから、色替時には、次色の色詰め
を行なう前にエア弁4,シンナ弁5によって塗料パイプ
9等を洗浄しなければならない。
【0014】このため、上述した従来技術によるもので
は、一の塗色から他の塗色に色替する際に、色替弁装置
1から塗装機7に至る長い吐出系統の洗浄が完了するの
を待たなくてはならず、色替に長時間を要し、塗装作業
の作業効率が低いという問題がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、洗浄時間を短縮して速やかに色替するこ
とができ、塗装作業の作業効率を大幅に向上できるよう
にした塗装装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る塗装装置が採用する構成は、複数
の塗料弁と洗浄流体弁からなり、第1の吐出管路内に塗
料、洗浄流体を吐出する第1の色替弁装置と、複数の塗
料弁と洗浄流体弁からなり、第2の吐出管路内に塗料、
洗浄流体を吐出する第2の色替弁装置と、前記各吐出管
路の流出側に設けられ、いずれか一方の吐出管路と塗装
機とを選択的に接続すると共に、洗浄流体を供給する洗
浄流体弁を有する先端側洗浄弁装置とを備え、前記各色
替弁装置のうちいずれか一方の色替弁装置が一方の吐出
管路を介して塗装機に塗料を供給している間に、他方の
色替弁装置は洗浄流体弁によって他方の吐出管路の洗浄
を行なう構成としたことにある。
【0017】
【作用】一方の色替弁装置が一方の吐出管路を介して塗
装機に塗料を供給している間、他方の色替弁装置は洗浄
流体弁からの洗浄流体によって他方の吐出管路を洗浄す
る。そして、他方の色替弁装置に切替えられると、該他
方の色替弁装置は塗装機に洗浄の終了した他方の吐出管
路を介して塗料を供給する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。なお、実施例では前述した図4に示す
従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0019】図中、21は第1の色替弁装置としての一
側色替弁装置を示し、該一側色替弁装置21は従来技術
で述べた色替弁装置1と同様に、マニホールド22と、
一側塗料弁23A,23B,…23M,23N(全体と
して「一側塗料弁23」という。)と、洗浄流体弁とし
ての一側エア弁24および一側シンナ弁25から構成さ
れ、ペイントレギュレータ26を介して第1の吐出管路
としての一側塗料パイプ27に接続されている。ここ
で、前記一側塗料パイプ27の流入側はペイントレギュ
レータ26に接続され、流出側は後述の一側トリガ弁3
7および一側ダンプ弁38を介して廃液タンク8に接続
されている。
【0020】28は第2の色替弁装置としての他側色替
弁装置を示し、該他側色替弁装置28は前記一側色替弁
装置21と同様に、マニホールド29、他側塗料弁30
A,30B,…30M,30N(全体として「他側塗料
弁30」という。)、洗浄流体弁としての他側エア弁3
1および他側シンナ弁32から構成され、ペイントレギ
ュレータ33を介して第2の吐出管路としての他側塗料
パイプ34に接続されている。ここで、前記他側塗料パ
イプ34はその流入側がペイントレギュレータ33に接
続され、その流出側は後述の他側トリガ弁39および他
側ダンプ弁40を介して廃液タンク8に接続されてい
る。
【0021】35は各色替弁装置21,28の流出側に
位置して各塗料パイプ27,34の途中に設けられた先
端側洗浄弁装置を示し、該先端側洗浄弁装置35は塗料
通路(図示せず)が設けられたマニホールド36と、該
マニホールド36に設けられ、一側塗料パイプ27を介
して一側色替弁装置21に接続された一側トリガ弁37
と、該一側トリガ弁37に隣接して設けられ、洗浄時に
一側塗料パイプ27を廃液タンク8に接続する一側ダン
プ弁38と、一側トリガ弁37に対向してマニホールド
36に設けられ、他側塗料パイプ34を介して他側色替
弁装置28に接続された他側トリガ弁39と、該他側ト
リガ弁39に隣接して設けられ、洗浄時に他側塗料パイ
プ34を廃液タンク8に接続する他側ダンプ弁40と、
塗料通路の最上流側に位置してマニホールド36に設け
られた洗浄流体弁としての先端側エア弁41および先端
側シンナ弁42とから構成されている。
【0022】そして、前記先端側洗浄弁装置35は共通
塗料パイプ43を介して塗装機7のトリガ弁7Bに接続
されており、後述する制御装置51からの制御エアによ
って前記各弁37,38,39,40を開閉弁すること
により、各塗料パイプ27,34のうちいずれか一方の
塗料パイプと塗装機7のトリガ弁7Bとを共通塗料パイ
プ43を介して選択的に接続すると共に、色替時にはエ
ア弁41,シンナ弁42からのエア,シンナを共通塗料
パイプ43を介して塗装機7に供給し、先端側を部分的
に洗浄するものである。
【0023】44,45は一側塗料パイプ27,他側塗
料パイプ34の途中に設けられた一側ポンプ,他側ポン
プ、46,47は該各ポンプ44,45をバイパスする
バイパス管路、48,49は該各バイパス管路46,4
7の途中に設けられたバイパス弁をそれぞれ示し、これ
ら各ポンプ44,45、各バイパス弁48,49は従来
技術で述べたポンプ10、バイパス弁12と同様に構成
されている。しかし、本実施例によるポンプ44,45
は単一のモータ50により連動して駆動される点で従来
技術のものと相違する。
【0024】図2において、51は塗装ブース(図示せ
ず)の外部に設けられた制御装置を示し、該制御装置5
1はシーケンサ,コンピュータ等からなる電気制御部
と、電磁弁,エア源等からなり、該電気制御部からの電
気信号によって圧縮エアを給排するエア制御部(いずれ
も図示せず)とを含んで構成され、前記電気制御部の記
憶エリア51Aには図3に示す動作を行なうための塗装
プログラムが記憶されている。
【0025】本実施例による塗装装置は上述の如き構成
を有するもので、次に、その作動について図3を参照し
つつ説明する。
【0026】まず、一側塗料弁23からの塗料によって
被塗物の塗装を行なう場合は、先端側洗浄弁装置35の
一側トリガ弁37を開弁すると共に一側ダンプ弁38を
閉弁し、一側塗料パイプ27と共通塗料パイプ43とを
接続して一側吐出系統を確立する。そして、一側塗料弁
23と塗装機7のトリガ弁7Bとを開弁し、モータ50
が回転すると、該モータ50によって各ポンプ44,4
5が連動して駆動される。これにより、一側塗料弁23
から流出した塗料はマニホールド22の塗料通路、一側
塗料パイプ27、一側ポンプ44、一側トリガ弁37、
マニホールド36の塗料通路、共通塗料パイプ43、ト
リガ弁7Bを介して塗装機7の霧化頭7Aに供給され、
該霧化頭7Aにより霧化されて被塗物に飛行する。
【0027】一方、かかる一側塗料弁23による塗装時
(一側塗装工程)に、他側色替弁装置28は他側塗料パ
イプ34内の洗浄(他側洗浄工程)を行なっている。
【0028】即ち、一側塗装時には、他側トリガ弁39
を閉弁すると共に他側ダンプ弁40を開弁して、他側塗
料パイプ34を廃液タンク8に接続し、さらに他側バイ
パス弁49を開弁する。そして、他側エア弁31,他側
シンナ弁32からエア,シンナを交互に吐出すると、こ
のエア,シンナは他側ポンプ45、他側バイパス弁49
を介して他側塗料パイプ34内を流通し、前回の他側塗
料弁30による塗装時(他側塗装工程)に残った塗料を
廃液タンク8に押し流し、これにより、他側ポンプ45
の回転に影響されることなくマニホールド29の塗料通
路、他側塗料パイプ34等を洗浄する。次に、他側ダン
プ弁40および他側バイパス弁49を開弁したまま他側
塗料弁30を開弁して、洗浄された他側塗料パイプ34
内に次色塗料を供給(色詰め)する。なお、前記洗浄工
程では、最初にエアを吐出して他側塗料パイプ34内の
塗料を押出した後、エア,シンナを交互に複数回に供給
して他側塗料パイプ34内の残存塗料を洗い流し、最後
にエアを供給して内部を乾燥させる。
【0029】そして、一側塗料弁23による塗装が終了
し、次に他側塗料弁30による塗装を行なう場合は、一
側色替弁装置21から他側色替弁装置28に切替える前
に共通塗料パイプ43、塗装機7のトリガ弁7Bを洗浄
する必要がある。
【0030】そこで、先端側洗浄工程では、一側トリガ
弁37および他側トリガ弁39を閉弁して共通塗料パイ
プ43と一側塗料パイプ27および他側塗料パイプ34
とを切離した後、塗装機7のトリガ弁7Bを閉弁すると
共にダンプ弁7Cを開弁して、共通塗料パイプ43内に
先端側エア弁41,先端側シンナ弁42からエア,シン
ナを複数回供給し、共通塗料パイプ43等に残存した一
側塗装時の塗料を廃液タンク8内に排出する。また、共
通塗料パイプ43等を洗浄した後、トリガ弁7Bを開弁
し、先端側シンナ弁42からのシンナを供給して塗装機
7の霧化頭7Aを洗浄する。
【0031】そして、先端側洗浄が終了した後は、他側
塗料弁30、他側トリガ弁39、トリガ弁7Bを開弁
し、他側ポンプ45によって共通塗料パイプ43等にま
で次色塗料を供給する。なお、該他側ポンプ45と共に
一側ポンプ44も回転するため、一側バイパス弁48を
開弁しておき、一側塗料パイプ27内の塗料を一側バイ
パス管路46を介して循環させる。
【0032】次に、他側塗料弁30による他側塗装工程
では、前述した一側塗装工程と同様に、先端側洗浄弁装
置35によって他側色替弁装置28と塗装機7とを接続
し、他側塗料弁30からの塗料を他側塗料パイプ34、
共通塗料パイプ43等を介して塗装機7に供給する。
【0033】一方、この他側塗装工程の間に、一側色替
弁装置21は前述した他側洗浄工程とほぼ同様に、一側
エア弁24,一側シンナ弁25によって一側塗料パイプ
27内を洗浄し(一側洗浄工程)、次色塗料を色詰めす
る。
【0034】かくして、本実施例によれば、先端側洗浄
弁装置35によって一側塗料パイプ27,他側塗料パイ
プ34のうちいずれか一方の塗料パイプと塗装機7とを
共通塗料パイプ43を介して選択的に接続し、一側色替
弁装置21,他側色替弁装置28のうちいずれか一方の
色替弁装置を用いて塗装を行なう間に、他方の色替弁装
置はエア,シンナによって他方の塗料パイプ内を洗浄す
る構成としたから、先端側洗浄弁装置35によって共通
塗料パイプ43等を洗浄するだけで、一の塗色と他の塗
色との間の洗浄工程を行なうことができ、一側塗料パイ
プ27,他側塗料パイプ34の洗浄に要する時間だけ色
替時間を確実に短縮できる。
【0035】即ち、一側塗料パイプ27等を洗浄するの
に要する一側洗浄時間をt1 、他側塗料パイプ34等を
洗浄するのに要する他側洗浄時間をt2 、共通塗料パイ
プ43等を洗浄するのに要する先端側洗浄時間をt3 と
すれば、1回の色替に要する全洗浄時間Taは、t1 と
t3 との合計、あるいはt2 とt3 との合計として把握
される(Ta=t1 +t3 ,Ta=t2 +t3 )。しか
し、一側洗浄時間t1と他側洗浄時間t2 とはそれぞれ
他方の色替弁装置28(21)が塗料を供給する時間を
利用してほぼ同時に行なわれるため表面に現われず、実
際の色替時に顕在化する全洗浄時間Ta′は共通塗料パ
イプ43等の先端側の洗浄に要する先端側洗浄時間t3
のみとなる(Ta′=t3 )。従って、前記t1 ,t2
の分だけ洗浄時間を短縮できるから、各色替弁装置2
1,28と先端側洗浄弁装置35との間の距離が長くな
る程、色替時間の短縮効果が大きくなり、塗装作業の作
業効率を大幅に向上できる。
【0036】また、単一のモータ50によって各ポンプ
44,45を連動して駆動させる構成としたから、モー
タの台数を半減でき、コスト等を低減することができ
る。
【0037】なお、前記実施例では、回転霧化型の塗装
機7を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、
例えばエア霧化型、液圧霧化型の種々の塗装機にも適用
できる。
【0038】また、前記実施例では、洗浄流体弁として
のエア弁およびシンナ弁と塗料弁とを同一のマニホール
ドに組込む場合を例示したが、これに替えて、エア弁お
よびシンナ弁を別体のマニホールドに組込み、ゲート弁
等を介して塗料弁が設けられたマニホールドと接続する
構成としてもよい。
【0039】さらに、前記実施例では洗浄流体弁として
エア弁およびシンナ弁を例に挙げて説明したが、これに
替えて、水系塗料の場合は洗浄水弁を用いてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、先
端側洗浄弁装置によって第1の吐出管路および第2の吐
出管路のうちいずれか一方の吐出管路と塗装機とを選択
的に接続し、一方の色替弁装置が一方の吐出管路内に塗
料を供給する時間を利用して、他方の色替弁装置は他方
の吐出管路の洗浄を行なう構成としたから、各色替弁装
置によって各吐出管路を洗浄する時間だけ、全体の洗浄
時間を確実に短縮することができ、速やかに色替を行な
って塗装作業の作業効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による塗装装置の全体構成図で
ある。
【図2】塗装装置のブロック図である。
【図3】塗装作業のタイムチャートである。
【図4】従来技術による塗装装置の全体構成図である。
【符号の説明】
7 静電塗装機(塗装機) 21 一側色替弁装置(第1の色替弁装置) 23 一側塗料弁 24 一側エア弁(洗浄流体弁) 25 一側シンナ弁(洗浄流体弁) 27 一側塗料パイプ(第1の吐出管路) 28 他側色替弁装置(第2の色替弁装置) 30 他側塗料弁 31 他側エア弁(洗浄流体弁) 32 他側シンナ弁(洗浄流体弁) 34 他側塗料パイプ(第2の吐出管路) 35 先端側洗浄弁装置 41 先端側エア弁(洗浄流体弁) 42 先端側シンナ弁(洗浄流体弁)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の塗料弁と洗浄流体弁からなり、第
    1の吐出管路内に塗料、洗浄流体を吐出する第1の色替
    弁装置と、複数の塗料弁と洗浄流体弁からなり、第2の
    吐出管路内に塗料、洗浄流体を吐出する第2の色替弁装
    置と、前記各吐出管路の流出側に設けられ、いずれか一
    方の吐出管路と塗装機とを選択的に接続すると共に、洗
    浄流体を供給する洗浄流体弁を有する先端側洗浄弁装置
    とを備え、前記各色替弁装置のうちいずれか一方の色替
    弁装置が一方の吐出管路を介して塗装機に塗料を供給し
    ている間に、他方の色替弁装置は洗浄流体弁によって他
    方の吐出管路の洗浄を行なう構成とした塗装装置。
JP5062810A 1993-02-26 1993-02-26 塗装装置 Pending JPH06254449A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537293A (ja) * 2006-05-15 2009-10-29 デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 塗装装置および塗装装置の作動方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537293A (ja) * 2006-05-15 2009-10-29 デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 塗装装置および塗装装置の作動方法

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