JP3182016B2 - 洗浄弁装置 - Google Patents

洗浄弁装置

Info

Publication number
JP3182016B2
JP3182016B2 JP02051693A JP2051693A JP3182016B2 JP 3182016 B2 JP3182016 B2 JP 3182016B2 JP 02051693 A JP02051693 A JP 02051693A JP 2051693 A JP2051693 A JP 2051693A JP 3182016 B2 JP3182016 B2 JP 3182016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
valve
pipe
pressure
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02051693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06210207A (ja
Inventor
治 吉田
Original Assignee
エービービー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エービービー株式会社 filed Critical エービービー株式会社
Priority to JP02051693A priority Critical patent/JP3182016B2/ja
Publication of JPH06210207A publication Critical patent/JPH06210207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3182016B2 publication Critical patent/JP3182016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば静電塗装機等の
塗装機に複数色の塗料を切替供給する塗料供給装置に用
いられ、塗料管路内の塗料を洗浄するのに用いて好適な
洗浄弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4および図5に従来技術による洗浄弁
装置を用いた塗装装置を示す。
【0003】図において、1は色替弁装置を示し、該色
替弁装置1は内部に塗料通路2Aがが形成されたマニホ
ールド2と、該マニホールド2の最上流側に設けられ、
後述の洗浄弁装置14に接続されるゲート弁3と、該ゲ
ート弁3の下流側に位置してマニホールド2に設けら
れ、流出口が前記塗料通路2Aにそれぞれ接続された複
数の塗料弁4A,4B,…4M,4N(全体として「塗
料弁4」という。)等とから構成され、これらゲート弁
3および塗料弁4としてはパイロットエア式のスプリン
グリターン型2ポート2位置切換弁が用いられ、常時は
それぞれ閉弁している。また、各塗料弁4A,4B,…
4M,4Nはそれぞれ塗料配管5A,5B,…5M,5
Nを介してA色,B色,…M色,N色の塗料タンク(い
ずれも図示せず)に接続されている。
【0004】6はマニホールド2の最下流側に設けられ
たペイントレギュレータを示し、該ペイントレギュレー
タ6は、制御エア配管7から供給された制御エア圧に応
じて弁開度(ダイヤフラムの変位量)を調整することに
より、塗料の圧力、吐出量を制御するものである。
【0005】8は回転霧化型の静電塗装機を示し、該塗
装機8には、先端側に位置して塗料を霧化するための霧
化頭8Aが設けられると共に、その基端側外周には複数
の外部電極(図示せず)が周方向に離間してそれぞれ配
設されている。そして、該塗装機8は、後述のトリガ弁
10等を介して供給された塗料を霧化頭8Aにより霧化
しつつ、各外部電極によって塗料の粒子を帯電せしめる
ことにより、アース電位となった被塗物の塗装を行なう
ものである。
【0006】9は塗装機8内に配設された塗料パイプを
示し、該塗料パイプ9はその先端側が塗装機8の霧化頭
8Aに接続され、その基端側はペイントレギュレータ6
を介してマニホールド2の塗料通路2Aに接続されてい
る。ここで、該塗料パイプ9はマニホールド2の塗料通
路2A、ペイントレギュレータ6等と共に塗料管路を構
成している。
【0007】10は塗装機8内に位置して塗料パイプ9
の下流側に設けられ、パイロットエア式の2ポート2位
置切換弁として構成されたトリガ弁を示し、該トリガ弁
10はパイロットエアに応じて開弁,閉弁することによ
り、塗料弁4からの塗料を塗装機8の霧化頭8Aに供給
し、該霧化頭8Aを介して塗料を外部の被塗物(図示せ
ず)に噴霧させるものである。
【0008】11は排液パイプを示し、該排液パイプ1
1はその一端側がトリガ弁10の上流側に位置して塗料
パイプ9の途中に設けられ、その他端側は塗装機8の外
部に設けられた排液タンク12に接続されている。
【0009】13は排液パイプ11の途中に設けられ、
パイロットエア式のスプリングリターン型2ポート2位
置切換弁として構成されたダンプ弁を示し、該ダンプ弁
13は洗浄時に開弁することにより、塗料パイプ9内に
残留した塗料、シンナを排液タンク12内に排出するも
のである。
【0010】14はマニホールド2の上流側に設けられ
た洗浄弁装置を示し、該洗浄弁装置14は、内部に吐出
管路としての吐出通路15Aが設けられたマニホールド
15と、該マニホールド15に設けられ、流出口が吐出
通路15Aに接続された洗浄液弁としてのシンナ弁16
と、該シンナ弁16に対向してマニホールド15に設け
られ、流出口が吐出通路15Aに接続されたエア弁17
とから構成され、前記マニホールド15の吐出通路15
Aは接続配管18を介して色替弁装置1のゲート弁3に
接続されている。また、前記シンナ弁16は洗浄液管路
としてのシンナ配管19を介してシンナ源(図示せず)
に接続され、前記エア弁17はエア管路としてのエア配
管20を介してエア源(図示せず)に接続されている。
そして、該洗浄弁装置14は、塗装色の切替時にエア、
シンナを選択的に吐出することにより、色替弁装置1の
マニホールド2、ペイントレギュレータ6、塗料パイプ
9等を洗浄するものである。
【0011】従来技術による洗浄弁装置を用いた塗料供
給装置は上述の如き構成を有するもので、次に、その作
動について、図5を参照しつつ説明する。
【0012】まず、A色の塗料を噴霧するには、ペイン
トレギュレータ6を開弁させた状態でA色用塗料弁4A
とトリガ弁10とを開弁させ、塗料タンク内のA色塗料
を塗料配管5A、マニホールド2の塗料通路2A、ペイ
ントレギュレータ6、塗料パイプ9を介して塗装機8に
供給する。これにより、このA色塗料は塗装機8の霧化
頭8Aによって霧化されつつ、各外部電極によって所定
の電圧に帯電し、電気力線に沿いつつ外部の被塗物に飛
行して塗着する。
【0013】次に、A色の塗装工程が終了して洗浄を行
なう場合は、A色用塗料弁4A、トリガ弁10を閉弁さ
せると共に、ペイントレギュレータ6も閉弁させる。
【0014】そして、ゲート弁3を開弁して洗浄弁装置
14を色替弁装置1に接続すると共に、ダンプ弁13を
開弁して排液流路を確保し、一度閉弁したペイントレギ
ュレータ6の弁開度を最大にする。この状態でエア弁1
7を開弁すると、該エア弁17から流出したエアはマニ
ホールド15の吐出通路15A、接続配管18、ゲート
弁3を介してマニホールド2の塗料通路2A内に流入
し、これにより、該塗料通路2A、ペイントレギュレー
タ6、塗料パイプ9内に残留したA色塗料を押し出しつ
つ、ダンプ弁13から排液パイプ11を介して排液タン
ク12内に排出される。
【0015】次に、エア弁17を閉弁すると共にシンナ
弁16を開弁することにより、該シンナ弁16から流出
したシンナによってマニホールド2の塗料通路2A、ペ
イントレギュレータ6、塗料パイプ9等に付着したA色
塗料を洗浄し、ダンプ弁13、排液パイプ11を介して
排液タンク12内に排出する。このエア、シンナの供給
を交互に複数回繰返すことにより、塗料パイプ9等の内
部が洗浄される。
【0016】一方、上述した洗浄工程中において、ダン
プ弁13を閉弁すると共にトリガ弁10を開弁すること
により、エア弁17、シンナ弁16から接続配管18、
ペイントレギュレータ6、塗料パイプ9等を介して選択
的に供給されたエア、シンナは、トリガ弁10と霧化頭
8Aとの間に残存したA色塗料を洗浄しつつ該霧化頭8
Aから外部に排出させ、塗装機8の先端側を洗浄する。
なお、この第2の洗浄工程でも、エア、シンナを複数回
交互に繰返して供給することにより洗浄するのが好まし
い。
【0017】次に、このようにしてマニホールド2の塗
料通路2A、ペイントレギュレータ6、塗料パイプ9等
の洗浄が完了した後に、B色の塗料弁4Bを開弁して塗
料パイプ9内にB色を充填し、トリガ弁10を開弁して
B色の塗料の一部を捨て吹きすることにより、B色塗装
の準備を行なう。そして、B色塗装の準備が終了したな
らば、前述したA色塗装の場合と同様に、塗料パイプ9
にB色を供給し、B色の塗装を行なう。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による洗浄弁装置14では、色替洗浄時に、エア
弁17からエアを吐出することにより、マニホールド2
の塗料通路2A、塗料パイプ9内等の塗料管路内に残存
した塗料を排液タンク12内に押し出し、その後これら
塗料通路2A、塗料パイプ9等の塗料管路内に付着した
塗料をシンナによって洗い流すようになっている。
【0019】しかし、洗浄弁装置14からの最初のエア
によってマニホールド2の塗料通路2Aや塗料パイプ9
等に詰まった塗料の大半が押し出されてしまうから、こ
のエアによる押し出し後に供給されるシンナは、塗料通
路2A、塗料パイプ9等の管壁に付着したわずかな塗料
を洗浄するに過ぎず、シンナの消費効率が低く、洗浄効
率が大幅に低下するという問題がある。
【0020】即ち、エアによる塗料の押し出し終了後
に、シンナを流通させても、塗料は塗料通路2Aや塗料
パイプ9等の管壁等に付着しているから、管壁に接触す
る外側のシンナのみが洗浄を行なうに過ぎず、大半のシ
ンナは洗浄を行なうことなく排液タンク12内に排液と
して排出されてしまうという問題がある。
【0021】一方、かかる問題を解決すべく、シンナに
エアを混合して気泡を発生させ、多数の気泡を有するシ
ンナからなる洗浄流体(気液混合洗浄流体)によって塗
料管路内を洗浄する方法も考えられるが、この場合に
は、シンナとエアとをバランスよく混合するために、両
者の圧力をバランスさせる必要がある。
【0022】然るに、実際には、シンナ源側(一次側)
に負荷変動等による圧力変動が生じるから、この圧力変
動によってシンナとエアとの圧力バランスが崩れないよ
う、シンナ配管およびエア配管の途中に圧力センサ、圧
力制御弁を設け、該圧力センサからの検出信号に基づい
て電気的に圧力制御を行なう必要がある。特に、自動車
等の塗装ラインでは、多数の塗装機を使用するため、負
荷変動によってシンナの一次圧変動が生じ易い。しか
し、かかる電気的圧力制御では、全体構成が大幅に複雑
化し、コストが増大するという問題がある。
【0023】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、効率的に洗浄液と混合用エアとの圧力バ
ランスを調節でき、全体構造を簡素化できるようにした
洗浄弁装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する構成は、塗料管路の上流側に
位置し、該塗料管路に洗浄流体を吐出する吐出管路と、
該吐出管路に接続して設けられ、洗浄液管路を介して供
給された洗浄液を該吐出管路に流入させる洗浄液弁と、
前記吐出管路に接続して設けられ、混合用エア管路を介
して供給された混合用エアを該吐出管路に流入させる混
合用エア弁と、前記洗浄液管路の途中に設けられ、該混
合用エア弁に供給される混合用エアの圧力に応じてダイ
ヤフラムを変位させることにより、前記洗浄液と混合用
エアとの圧力をほぼ同圧状態に調整する圧力レギュレー
タとからなる。
【0025】
【作用】圧力レギュレータが混合用エアの圧力を制御圧
としてダイヤフラムを変位させることにより、該圧力レ
ギュレータよりも下流側に位置する洗浄液管路内の洗浄
液の圧力と混合用エア管路内の混合用エアの圧力とはほ
ぼ同圧状態となる。そして、洗浄液弁、混合用エア弁か
ら吐出管路内に洗浄液、混合用エアを流入させると、該
吐出管路内で洗浄液に混合用エアが混合されて、該洗浄
液中に気泡が発生した洗浄流体となり、この洗浄流体を
吐出管路から塗料管路に吐出する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。なお、実施例では前述した図4および
図5に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0027】図中、21は従来技術で述べた洗浄弁装置
14に替えて本実施例に適用される洗浄弁装置を示し、
該洗浄弁装置21は、内部に吐出管路としての吐出通路
22Aが形成されたマニホールド22と、該マニホール
ド22の端部側に設けられ、流出口が吐出通路22Aに
接続された洗浄液弁としてのシンナ弁23と、該シンナ
弁23に対向してマニホールド22に設けられ、流出口
が吐出通路22Aに接続されたエア弁24と、シンナ弁
23の近傍に位置してマニホールド22に設けられ、流
出口が吐出通路22Aに接続された混合用エア弁25
と、後述の圧力レギュレータ29等とから構成され、マ
ニホールド22の吐出通路22Aは接続配管18を介し
て色替弁装置1のゲート弁3に接続されている。
【0028】また、前記シンナ弁23は洗浄液管路とし
てのシンナ配管26を介して例えば5kg/cm2 程度
の圧力を有するシンナ源(図示せず)に接続され、前記
エア弁24はエア管路としてのエア配管27を介して例
えば7kg/cm2 程度の圧力を有するエア源(図示せ
ず)に接続され、さらに前記混合用エア弁25は混合用
エア管路としての混合用エア配管28を介して例えば4
kg/cm2 程度の圧力を有する混合用エア源(図示せ
ず)に接続されている。
【0029】29はシンナ配管26の途中に設けられた
圧力レギュレータを示し、該圧力レギュレータ29は図
2と共に後述するケーシング30、ダイヤフラム36,
36等からエア駆動式の圧力レギュレータとして構成さ
れている。
【0030】30は圧力レギュレータ29を構成する有
底筒状のケーシングを示し、該ケーシング30には、底
部側に位置してシンナ源に接続される流入口31と、径
方向外側に位置してシンナ弁23に接続される流出口3
2と、ドレン抜き穴33等とが設けられている。
【0031】34はケーシング30の上側開口部を施蓋
して設けられたカバーを示し、該カバー34の上側には
制御エア配管35を介して混合用エア配管28に接続さ
れる制御圧口34Aが形成されている。
【0032】36,36はケーシング30とカバー34
との間に挟持され、樹脂材料から薄肉環状体に形成され
た一対のダイヤフラムを示し、該各ダイヤフラム36は
ケーシング30内を上側に位置する制御圧室Aと下側に
位置する洗浄液室Bとに画成している。そして、該各ダ
イヤフラム36は、流入口31から流入するシンナの圧
力と制御圧口34Aを介して導かれる混合用エアの圧力
との差圧に応じて上下に変位するものである。
【0033】37は各ダイヤフラム36の内周側に位置
して後述するスピンドル39の外周側に設けられた小径
筒状のガイドピストン、38は該ガイドピストン37の
外周側に位置してケーシング30の内周側に設けられた
大径筒状のスペーサをそれぞれ示し、該スペーサ38の
外周側にはドレン抜き穴33と各ダイヤフラム36間の
空間とを連通する環状溝38Aが形成されている。そし
て、該ガイドピストン37およびスペーサ38は各ダイ
ヤフラム36を支持するものである。
【0034】39は各ダイヤフラム36の中央部を貫通
して設けられ、ナット40によって固定された段付筒状
のスピンドル、41は該スピンドル39の軸中心に設け
られた弁体をそれぞれ示し、前記スピンドル39の外周
側にはストッパ39A,39A,…(2個のみ図示)が
形成されている。そして、該スピンドル39は、各ダイ
ヤフラム36の変位に応じてケーシング30内を軸方向
に上下動することにより、弁体41を弁座部材42に離
着座させるものである。
【0035】なお、43,43,…はシンナ配管26、
エア配管27、混合用エア配管28の途中にそれぞれ設
けられたチェック弁である。
【0036】本実施例による洗浄弁装置を用いた塗料供
給装置は上述の如き構成を有するもので、その基本的動
作については従来技術によるものと格別差異はない。
【0037】そこで、図3を参照しつつ本実施例の特徴
である色替洗浄時の作動について説明する。
【0038】まず、A色の塗装が終了したならば、トリ
ガ弁10を閉弁すると共にダンプ弁13を開弁し、さら
にゲート弁3を開弁して洗浄弁装置21と色替弁装置1
とを接続する。
【0039】ここで、シンナ配管26の途中には、混合
用エア配管28内の混合用エアの圧力を制御圧とする圧
力レギュレータ29を設けているから、該圧力レギュレ
ータ29は、各ダイヤフラム36の変位に応じて弁体4
1の弁開度を調節し、シンナ配管26内のシンナの圧力
を減圧することにより、該圧力レギュレータ29よりも
下流側に位置するシンナ配管26内のシンナの圧力P1
と混合用エア配管28内の混合用エアの圧力P2 とをほ
ぼ同圧状態に保持している(P1 ≒P2 )。
【0040】次に、洗浄弁装置21のエア弁24からマ
ニホールド22の吐出通路22A内にエアを吐出する
と、このエアは接続配管18、ゲート弁3を介してマニ
ホールド2の塗料通路2A内に流入し、該塗料通路2
A、ペイントレギュレータ6、塗料パイプ9内等のA色
塗料を外部の排液タンク12内に押し出して排出する。
【0041】次に、エア弁24を閉弁し、シンナ弁23
および混合用エア弁25をほぼ同時に開弁させると、該
シンナ弁23からのシンナと混合用エア弁25からの混
合用エアとは共にマニホールド22の吐出通路22A内
に流入し、シンナに混合用エアが混入されて気泡が生
じ、気液混合洗浄流体となる。そして、この気液混合洗
浄流体はマニホールド2の塗料通路2Aや塗料パイプ9
等の塗料管路内に付着した塗料を洗浄しつつ排液タンク
12に流れ込む。
【0042】上述した気液混合洗浄流体による洗浄とエ
ア弁24からのエアのみの洗浄とを交互に複数回繰返す
ことにより、塗料通路2A、塗料パイプ9等の塗料管路
の内部が洗浄される。
【0043】なお、図3中に示す如く、B色の充填等は
図5に示す従来技術によるものと差異はないので、その
説明を省略する。
【0044】かくして、本実施例によれば、シンナ配管
26の途中に、混合用エア配管28内の混合用エアの圧
力を制御圧とする圧力レギュレータ29を設ける構成と
したから、シンナ配管26内のシンナの圧力P1 が混合
用エア配管28内の混合用エアの圧力P2 を上回ってい
る限り(P1 >P2 )、各ダイヤフラム36の変位によ
って弁体41の弁開度を調節することにより、シンナの
圧力P1 を混合用エアの圧力P2 まで減圧することがで
き、両者をほぼ同圧状態にできる。
【0045】この結果、負荷変動等によってシンナ配管
26内のシンナの圧力が多少変動した場合でも、圧力レ
ギュレータ29によってシンナの圧力と混合用エアの圧
力とを機械的にバランスさせることができ、効率的に気
液混合洗浄流体を製造して塗料管路内を効果的に洗浄で
き、全体構造を大幅に簡素化して信頼性や製造コスト等
を低減することができる。
【0046】なお、前記実施例では、洗浄弁装置21と
色替弁装置1とを別体に形成し、両者を接続配管18に
よって接続する場合を例示したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば吐出通路を有する単一のマニホールドの最上
流側にエア弁およびシンナ弁からなる洗浄弁装置を設け
ると共に、該洗浄弁装置の下流側に複数の塗料弁からな
る色替弁装置を設けて両者を一体化してもよい。
【0047】また、前記実施例では、洗浄液としてシン
ナを例に挙げて説明したが、水系塗料の場合には水を用
いることもできる。
【0048】さらに、前記実施例では、回転霧化型の静
電塗装機を備えた塗料供給装置に適用する場合を例に挙
げて説明したが、液圧霧化型塗装機、エア霧化型塗装機
等の他の塗装機にも広く適用でき、一方、外部電極を用
いた間接帯電方式に限らず、回転霧化頭に高電圧を印加
する直接帯電方式の静電塗装機としてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、洗
浄液管路の途中に、混合用エア管路内の混合用エアの圧
力を制御圧とする圧力レギュレータを設け、該圧力レギ
ュレータによって洗浄液と混合用エアとの圧力をほぼ同
圧状態にする構成としたから、負荷変動等によって洗浄
液管路内の洗浄液の圧力が多少変動した場合でも、圧力
レギュレータによって洗浄液の圧力と混合用エアの圧力
とを機械的にバランスさせることができ、効率的に気液
混合洗浄流体を製造して塗料管路内を効果的に洗浄で
き、全体構造を簡素化して信頼性を高めると共に製造コ
ストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による洗浄弁装置を用いた塗料
供給装置を示す全体構成図である。
【図2】図1中の圧力レギュレータを拡大して示す縦断
面図である。
【図3】塗料供給装置の作動状態を示すタイムチャート
である。
【図4】従来技術による洗浄弁装置を用いた塗料供給装
置を示す全体構成図である。
【図5】従来技術による塗料供給装置の作動状態を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
1 色替弁装置 4 塗料弁 8 塗装機 9 塗料パイプ(塗料管路) 21 洗浄弁装置 22 マニホールド 22A 吐出通路(吐出管路) 23 シンナ弁(洗浄液弁) 24 エア弁 25 混合用エア弁 26 シンナ配管(洗浄液管路) 27 エア配管 28 混合用エア配管(混合用エア管路) 29 圧力レギュレータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料管路の上流側に位置し、該塗料管路
    に洗浄流体を吐出する吐出管路と、該吐出管路に接続し
    て設けられ、洗浄液管路を介して供給された洗浄液を該
    吐出管路に流入させる洗浄液弁と、前記吐出管路に接続
    して設けられ、混合用エア管路を介して供給された混合
    用エアを該吐出管路に流入させる混合用エア弁と、前記
    洗浄液管路の途中に設けられ、該混合用エア弁に供給さ
    れる混合用エアの圧力に応じてダイヤフラムを変位させ
    ることにより、前記洗浄液と混合用エアとの圧力をほぼ
    同圧状態に調整する圧力レギュレータとから構成してな
    る洗浄弁装置。
JP02051693A 1993-01-13 1993-01-13 洗浄弁装置 Expired - Fee Related JP3182016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02051693A JP3182016B2 (ja) 1993-01-13 1993-01-13 洗浄弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02051693A JP3182016B2 (ja) 1993-01-13 1993-01-13 洗浄弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06210207A JPH06210207A (ja) 1994-08-02
JP3182016B2 true JP3182016B2 (ja) 2001-07-03

Family

ID=12029327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02051693A Expired - Fee Related JP3182016B2 (ja) 1993-01-13 1993-01-13 洗浄弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3182016B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4590877B2 (ja) * 2004-02-09 2010-12-01 凸版印刷株式会社 塗工装置
JP4736460B2 (ja) * 2005-02-18 2011-07-27 凸版印刷株式会社 塗工装置及び塗工装置の洗浄方法
JP4922034B2 (ja) * 2007-03-27 2012-04-25 Udトラックス株式会社 塗装装置
JP5250992B2 (ja) * 2007-03-29 2013-07-31 凸版印刷株式会社 塗工装置およびその洗浄方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06210207A (ja) 1994-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4856118B2 (ja) バイパス付き流体圧力調整装置モジュール
KR20130107362A (ko) 색교체 밸브 장치
JPH04222653A (ja) 色換え装置および流体圧調整装置を内臓する回転噴霧装置
JP2008536667A (ja) 静電アプリケータ用弾性かつフレキシブルチャンバ付きキャニスター
JP3182016B2 (ja) 洗浄弁装置
JP3408722B2 (ja) 弁装置
JP3193485B2 (ja) ペイントレギュレータ
JP2008212869A (ja) 塗料充填装置
JP3166114B2 (ja) エア供給装置
JPH06134359A (ja) 塗料供給装置
JPH024346B2 (ja)
JPH06254450A (ja) 塗装装置
JP2576705Y2 (ja) 塗料供給装置
JPH09122543A (ja) 回転霧化頭型静電塗装機
JPH08112559A (ja) 塗装機
JPH07213957A (ja) 静電塗装機
JP3274516B2 (ja) 塗料流路用洗浄弁装置
JP2790153B2 (ja) 静電塗装方法
JPH06277571A (ja) 回転霧化型静電塗装機
JP3325966B2 (ja) 塗装用弁装置
JP2704851B2 (ja) 塗装装置における塗料チューブ用継手
JPH06254449A (ja) 塗装装置
JP2509538Y2 (ja) 静電塗装装置の絶縁機構
JP3111902B2 (ja) 塗料供給装置
JP3170118B2 (ja) 塗装用ギヤポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090420

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees