JP4922034B2 - 塗装装置 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車の塗装工程で用いられる塗装装置に関し、特に、比較的使用量が少ない種類の塗料を塗装するのに用いられる塗装装置に関する。
従来は、塗料の充填操作では、塗料の充填が完了したか否かは、作業員の感覚(いわゆる「勘」)に頼っていたため、実際に使用する量以上に充填塗料を消費していた。
また、塗装後の洗浄操作においても、塗装装置内の流路の洗浄が完了したか否かについて、作業員の感覚(いわゆる「勘」)で判断していたため、実際の洗浄に必要な量以上の洗浄液(例えばシンナー)を消費していた。
すなわち、塗料充填作業及びライン(流路)の洗浄作業を、作業員の感覚(いわゆる「勘」)に頼って行うと、塗料及び洗浄液を浪費してしまう。
このような問題は、塗装工程において、比較的使用量の少ない塗料を用いる場合に、顕著でる。
その他の従来技術として、例えば、塗装ブースの排気ダクト装置が提案されている(非特許文献1参照)。
しかし、この従来技術(非特許文献1)は、塗装ブース内で発生する塗料成分を含んだミストを排除する技術であり、上述したような問題を解決するものではない。
発明協会公開技報94−15277号(1994年8月1日発行)
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、塗料充填時における塗料の浪費や、塗装ラインの洗浄時における洗浄液の浪費を防止すると共に、塗装(コーティング)品質を高品質に保つことのできる塗装装置及び塗装システムの提供を目的とする。
本発明の塗装装置は、塗料の供給源(11)と、塗料送出用のポンプ(12)と、塗装用ノズル(22)と、洗浄液の供給源(8)と、塗料と洗浄液を供給する供給系統(L7)とを有し、供給系統(L7)は塗料切換用三方バルブ(21)に連通し、塗料切換用三方バルブ(21)で塗装用ノズル(22)側に連通するノズル側系統(L8)と廃液回収切換バルブ(4)に連通する廃液回収側系統(L9、L10)とに分岐し、廃液回収側系統(L9)には光センサ(3)が介装され、光センサ(3)は、塗料が廃液回収側系統(L9、L10)に充填されると内部が遮光され、洗浄液が廃液回収側系統(L9、L10)を流過すると内部が透光可能となる様に構成されている(請求項1)。
洗浄液の供給源(8)は洗浄液を連行するエアの供給源(9)と並列に配置されており、洗浄液の供給源(8)とエアの供給源(9)とは前記供給系統(L7)へ交互に連通し、以って、洗浄液がエアと混合し且つエアに連行して搬送される様に構成されているのが好ましい(請求項2)。
制御装置(コントロールユニット10)を備えており、該制御装置(10)は、塗料が前記供給系統(L7)を流れている場合に、廃液回収側系統(L9、L10)に塗料が充填されていない状態では、供給系統(L7)がノズル側系統(L8)と連通しない様に前記塗料切換用三方バルブ(21)を開閉制御する様に構成されているのが好ましい(請求項3)。
前記制御装置(10)は、塗料充填に際しては、光センサ(3)の内部が透光可能な状態になっていれば塗料が塗料供給系統(L7、L9、L10)に充填されていないと判断し、光センサ(3)の内部が遮光されると塗料が塗料供給系統(L7、L9、L10)に充填されたと判断する様に構成されているのが好ましい(請求項4)。
前記制御装置(10)は、洗浄に際しては、光センサ(3)の内部が遮光されていると塗料供給系統(L7、L9、L10)の洗浄が完了していないと判断し、光センサ(3)の内部が透光可能な状態になれば塗料供給系統(L7、L9、L10)の洗浄が完了したと判断する様に構成されているのが好ましい(請求項5)。
本発明の塗装システムは、上述の塗装装置(請求項1〜5の何れか1項の塗装装置)を有する塗装システムにおいて、複数の塗装用ノズル(22)が設けられており、塗料と洗浄液及び洗浄液連行用エアとは、複数の塗装用ノズル(22)へ順次供給される様に構成されていることを特徴としている(請求項6)。
本発明の塗装システムは、上述の塗装装置(請求項1〜5の何れか1項の塗装装置)と、塗装装置とは別体に設けられ作業者が所持可能な塗装ガン装置(32)とを有し、塗料と洗浄液及び洗浄液連行用エアとを塗装ガン装置(32)へ供給する系統は、塗装用ノズルに塗料と洗浄液及び洗浄液連行用エアとを供給する系統(L7)から分岐することを特徴としている(請求項7)。
上述する構成を具備する本発明によれば、廃液回収側系統(L9)に介装された光センサ(3)によって、塗料が塗料供給系統(L7、L9、L10)に充填されると内部が遮光され、洗浄液が塗料供給系統(L7、L9、L10)を流過すると内部が透光可能となる様に構成されているので、流路内に塗料が充填されているのか、洗浄されているのかが確実に検出できる。
制御装置(10)は、塗料が前記供給系統(L7)を流れている場合に、廃液回収側系統(L9)に塗料が充填されていない状態では、供給系統(L7)がノズル側系統(L8)と連通しない様に前記塗料切換用三方バルブ(21)を開閉制御する様に構成されており、廃液回収側系統(L9、L10)に塗料を確実に充填させることができるので、光センサ(3)は充填/非充填を間違えなく検出できる。
また、制御装置(10)は、塗料充填に際しては、光センサ(3)の検知状態によって、塗料の充填完了/非完了を、また、洗浄に際しては、洗浄の完了/非完了を判断する様に構成されているので、充填が完了したら、センサ検知状態を判定した後、充填動作を停止し、洗浄が完了したら、センサ検知状態を判定した後、洗浄液の供給を停止することによって、塗料及び洗浄液の浪費は防止できる。
本発明において、洗浄液の供給源(8)は洗浄液を連行するエアの供給源(9)と並列に配置されており、洗浄液の供給源(8)とエアの供給源(9)とは前記供給系統(L7)へ交互に連通し、以って、洗浄液がエアと混合し且つエアに連行して搬送される様に構成すれば(請求項2)、洗浄液はエアによって連行され、洗浄が確実に行われ、洗浄残しも無くなる。
本発明の塗装システム(100)は、複数の塗装用ノズル(22)が設けられており、塗料と洗浄液及び洗浄液連行用エアとは、複数の塗装用ノズル(22)用の各塗料切換用三方バルブ(21)へ順次供給される様に構成されているので、複数の塗装用ノズル(22)毎に洗浄が行われ、前に充填されていた異なる色が混じることも無く、洗浄も確実に行われる。
また、ライン流路内の洗浄が確実に行われるので、被塗装物の塗装品質が高く保たれる。
また、本発明の塗装システム(100A)は、上述の塗装装置(50)と、塗装装置(50)とは別体に設けられ作業者が所持可能な塗装ガン装置(32)とを有し、塗料と洗浄液及び洗浄液連行用エアとを塗装ガン装置(32)へ供給する系統(L11)は、塗装用ノズルに塗料と洗浄液及び洗浄液連行用エアとを供給する系統(L7)から分岐しているので、例えば、使用頻度の少ない特別色についても、所持可能な塗装ガン装置(32)を適用することが出来る。そして、その特別色の塗料の充填及び分岐した側(L11、L12)の流路の洗浄も、洗浄液の浪費無く、確実に行われる。
以下、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1において、第1実施形態の塗装システム100は、複数、例えば24色分の塗装装置50の集合体(図1では、4つの塗装装置を示している)、及びロボットアーム2と、モニター6と、コントロールユニット10とによって構成されている。
ロボットアーム2内には、24色分の塗料切換えバルブ21が装備されている。
1ユニットの塗装装置50は、充填/洗浄切換えユニット1と、遮光センサ3と、廃液回収切換えバルブ4と、廃液回収タンク5とを備えている。
ここで、遮光センサ3は、例えば、図示しない投光素子と受光素子とを有しており、塗料が廃液回収側系統であるラインL9に充填されると内部が遮光され、投光素子からの光は受光素子には到達しない状態では、「ON」となる。一方、洗浄液がラインL9を流過すると内部が透光可能となり、投光素子からの光が受光素子に受光される状態では、「OFF」になる。
充填/洗浄切換えユニット1は、塗料タンク11と、塗料送出用ポンプ12と、第1の充填/洗浄切換えバルブ(3方弁)13と、第2の充填/洗浄切換えバルブ(開閉弁)14とを有している。
さらに、充填/洗浄切換えユニット1は、洗浄液供給バルブ15と、圧縮エア供給バルブ16と合流部18とを有している。
塗料タンク11と、第1の充填/洗浄切換えバルブ(3方弁)13の1番目のポートとは、ラインL1で接続されている。ラインL1には、塗料送出用ポンプ12が介装されている。
塗料タンク11と、第1の充填/洗浄切換えバルブ13の2番目のポートとは、塗料戻りラインLrで接続されている。
ラインL7と、第1の充填/洗浄切換えバルブ13の3番目のポートとは、ラインL2で接続されている。
第1の充填/洗浄切換えバルブ13の切換えパターンは、ラインL1とラインL2とを連通させるパターンと、ラインL1と塗料戻りラインLrとを連通させるパターンである。
洗浄液供給バルブ15は、洗浄液供給ラインL3に介装されている。
圧縮エア供給バルブ16は、圧縮エア供給ラインL4に介装されている。
洗浄液供給ラインL3の一端と、圧縮空気供給ラインの一端は、合流部18に接続されている。
洗浄液供給ラインL3の他端は、洗浄液供給源8に接続されている。
圧縮空気供給ラインL4の他端は、圧縮エア供給源9に接続されている。
洗浄液供給ラインL3における洗浄液供給源8と洗浄液供給バルブ15との間の領域には、チェックバルブ80が介装されている。
圧縮エア供給ラインL4における圧縮エア供給源9と圧縮エア供給バルブ16との間の領域には、チェックバルブ90が介装されている。
合流部18は、ラインL5を介して、第2の充填/洗浄切換えバルブ(開閉弁)14に接続されている。第2の充填/洗浄切換えバルブ(開閉弁)14は、ラインL6を介してラインL7に接続されている。
ラインL7は、ロボットアーム2の塗料切換えバルブ21の第1のポートに接続されている。
洗浄液の供給源8は、洗浄液を連行する圧縮エア供給源9と並列に配置されており、洗浄液の供給源8と圧縮エアの供給源9とは、ラインL7へ交互に連通し、以って、洗浄液がエアと混合し、エアに連行して搬送される様に構成されている。
ロボットアーム2には、前述したように、塗装ノズル22と、塗料切換えバルブ21(図1では1台の塗料切換えバルブ21のみが示されているが、実際には24色分を備えている)と、塗装ノズル22とを備えている。
塗料切換えバルブ21の2番目のポートは、ラインL8を介して、塗装ノズル22と接続されている。
塗料切換えバルブ21の3番目のポートは、廃液回収側系統であるラインL9を介して、廃液回収切換えバルブ(開閉弁)4と接続されている。ラインL9には、光センサ(遮光センサ)3が介装されている。
廃液回収切換えバルブ(開閉弁)4は、ラインL10を介して、廃液回収タンク5に接続されている。
コントロールユニット10は、入力信号ラインSiによって、遮光センサ3と接続されている。また、コントロールユニット10は、制御信号ラインSoによって、塗料送出ポンプ12、第1の充填/洗浄切換えバルブ13、第2の充填/洗浄切換えバルブ14、洗浄液供給バルブ15、圧縮エア供給バルブ16、塗料切換えバルブ21、廃液回収切換えバルブ4と接続されている。
コントロールユニット10は、塗料がラインL7を流れている場合に、廃液回収側系統であるラインL9、L10に塗料が充填されていない状態では、ラインL7がノズル側のラインL8と連通しない様に、塗料切換バルブ21を開閉制御する様に構成されている。
コントロールユニット10は、塗料充填に際しては、遮光センサ3の内部が透光可能な状態になっていれば、塗料がラインL9、L10に充填されていないと判断する。
そして、遮光センサ3の内部が遮光されると、塗料がラインL9、L10に充填されたと判断する。
コントロールユニット10は、洗浄に際しては、遮光センサ3の内部が遮光されているとラインL9、L10の洗浄が完了していないと判断する。そして、遮光センサ3の内部が透光可能な状態になれば、ラインL9、L10の洗浄が完了したと判断する。
次に、図2をも参照して、本実施形態の塗装システム100における塗料の充填工程を説明する。
図2において、ステップS1では、塗料タンク11に所定量の塗料を入れる。そして、図示しない制御盤の塗料充填スイッチを押す(ステップS2)。
ステップS3では、コントロールユニット10は、ロボットアーム2内の該当色の塗料切換えバルブ21を、廃液回収切換えバルブ4側に連通するように制御する。
ステップS4では、コントロールユニット10は、第1の充填/洗浄切換えバルブ13を、塗料切換えバルブ21側(ラインL2、ラインL7側)に連通させる。同時に、第2の充填/洗浄切換えバルブ14を閉鎖する。
ステップS5では、塗料送出ポンプ12を作動させる。
そしてコントロールユニット10は、遮光センサ3がON(遮光される)になるまで待ち(ステップS6のループ)、ON(遮光)になったなら(ステップS6がYES)、廃液回収切換えバルブ4を閉鎖し、第1の充填/洗浄切換えバルブ13を、塗料タンク11側に連通させる(ステップS7)。
ここで、廃液回収切換えバルブ4を閉鎖し、第1の充填/洗浄切換えバルブ13を、塗料タンク11側に連通させて、ラインL2、ラインL7〜L9の間の圧力の異常上昇を回避して、流路及びポンプ12を保護している。
ステップS8では、所定時間が経過するまで待機して(ステップS8がNOのループ)、所定時間が経過したなら(ステップS8がYES)、遮光センサ3が遮光された状態(ON)であるか否かを判断する(ステップS9)。
遮光センサ3が遮光されていれば(ON:ステップS9がYES)、充填は完了したと判断して(ステップS10)、制御を終了する。
充填後の塗装工程については、従来技術と同様である。
一方、4機設けられた塗装ロボットにおいて、遮光センサ3がONとならないものが存在すれば(ステップS9がNO)、異常事態発生と判断し(ステップS11)、ワーニングを作動して(例えば、モニター6に異常が発生している旨を表示:ステップS12)、制御を終了する。
次に、図3をも参照して、洗浄工程を説明する。
図3において、ステップS21では、図示しない制御盤の洗浄スイッチを押す。
ステップS22では、コントロールユニット10は、塗料切換えバルブ21を、廃液回収切換えバルブ4側に連通させる制御を行う。
ステップS23では、廃液回収切換えバルブ4を廃液回収タンク5側へ連通するように切り換える(廃液回収切換えバルブ4を開放する)。
洗浄工程に際しては、塗料を供給する必要が無いので、第1の充填/洗浄切換えバルブ13を、ラインLrを介して塗料タンク11側に連通するか、或いは、塗料送出ポンプ12を停止させる。
次に、第2の充填/洗浄切換えバルブ14を、洗浄液及び圧縮エアを供給する側に切り換える(第2の充填/洗浄切換えバルブ14を開放する:ステップS24)。
ステップS25では、洗浄液供給バルブ15及び圧縮エア供給バルブ16を所定のタイミングで交互に開放する(供給側へ切り換える)。換言すれば、洗浄液供給バルブ15と圧縮エア供給バルブ16の何れか一方を開放した際には、他方は閉鎖する(非供給側に切り換える)。
これにより、洗浄液が圧縮エアと混合し且つ圧縮エアに連行されて、ラインL7〜L9を流過する。すなわち、ラインL7〜L9は、洗浄液と圧縮エアとの混合流体により、洗浄される。
ステップS26では、洗浄液と圧縮エアがラインL7〜L9を流過してから、第1の所定時間(T1)が経過するまで待機する(ステップS26がNOのループ)。所定時間が経過したら(ステップS26がYES)、洗浄液供給バルブ15のみ閉鎖する(ステップS27)。その結果、ラインL7〜L9では、圧縮エアのみが流れ(エア・ブローが行われ)、ラインL7〜L9内に滞留する塗料を廃液回収タンク5側に確実に排除する。
ステップS28では、ステップS27のエア・ブローが開始されてから第2の所定時間が経過するまで待機し(ステップS28がNOのループ)、第2の所定時間が経過したなら(ステップS28がYES)、廃液回収切換えバルブ4を閉鎖すると共に、第2の充填/洗浄切換えバルブ14を閉鎖する(ステップS29)。
ステップS30では、全ての(4系統の)遮光センサ3がOFFとなっているか(透光素子からの光が受光阻止で受光出来るか:透光状態か)否かを判断する。全ての(4系統の)遮光センサ3がOFFであれば(透光素子からの光が受光阻止で受光出来る、或いは、透光状態である:ステップS30がYES)、ステップS31で洗浄は完了したと判断して、制御を終了する。
一方、全ての遮光センサ3がOFFとならないのであれば(ステップS30がNO)、異常事態発生と判断し(ステップS32)、警報作動を行い(ワーニング:例えば、モニター6に、異常が発生している旨を表示:ステップS33)、制御を終了する。
なお、ラインL8、ノズル22における洗浄については、従来と同様である。
上述した第1実施形態の塗装システム100によれば、廃液回収側系統のラインL9に介装された遮光センサ3によって、塗料がラインL9に充填されると内部が遮光され、洗浄液及び圧縮エアによりラインL9が洗浄されると遮光センサ3内が透光可能となるので、遮光されているのか或いは透光可能な状態であるのかを判定することにより、流路内に塗料が充填されているのか、洗浄が完了しているのかを、確実に検出できる。
コントロールユニット10は、塗料の充填に際しては、塗料が供給系統であるラインL7を流れている場合に、塗料の充填が完了していない状態では、ラインL7がノズル側のラインL8と連通しない様に、塗料切換えバルブ21を開閉制御している。
従って、ラインL9側に塗料が充填されていない段階で、ラインL8、ノズル22側へ塗料を供給してしまうことはない。そして、ラインL9側に塗料が充填されているか否かについては、遮光センサ3により正確に検出できる。
また、コントロールユニット10は、塗料充填に際しては、遮光センサ3の検知状態によって、塗料の充填完了/非完了を正確に判断し、充填が完了したら直ちに充填動作を停止する。そのため、塗料の浪費を防止することができる。
また、洗浄に際しても、遮光センサ3の検知状態によって、洗浄の完了/非完了を正確に判断し、洗浄が完了したら直ちに洗浄液の供給を停止する。そのため、洗浄液の浪費も防止できる。
洗浄液供給源8は洗浄液を連行する圧縮エア供給源9と並列に配置されており、洗浄液供給源8と圧縮エア供給源9とをラインL7へ交互に連通することにより、洗浄液は圧縮エアと混合し、圧縮エアに連行して流路を搬送されるので、塗料が流過した流路を確実に洗浄することが出来る。
そして、ライン流路内の洗浄が確実に行われるので、被塗装物の塗装品質が高く保たれる。
第1実施形態における塗装システム100は、複数の塗装用ノズル22が設けられており、塗料と洗浄液及び洗浄液連行用圧縮エアとは、複数の塗装用ノズル22へ順次供給される様に構成されているので、複数の塗装用ノズル22毎に洗浄が行われ、異なる色が混じることも無く、洗浄も確実に行われる。
図4は、本発明の第2実施形態を示している。
図4において、全体を符号100Aで示す塗装システムは、ラインL7に分岐コネクタCを設け、この分岐コネクタCからハンディー塗装ガン32側に、塗料や洗浄液及び洗浄液連行用の圧縮エアを供給する様に構成されている。
図4において、ラインL7に介装された分岐コネクタCは、塗装ブース(例えば、特別色塗装ブース)30の接続コネクタ(雌型コネクタ)31と、ラインL11によって接続されている。ここで、塗装ブース30は、専用塗装システム(図1で示す様な塗装システム)とは別個に設けられており、例えば、特別色塗装ブースである。
塗装ブース30には、ハンディー塗装ガン32が備えられている。
ハンディー塗装ガン32には専用チューブ34が取り付いており、この専用チューブの先端には、雄型のコネクタ34が設けてある。この雄型コネクタ34は、接続コネクタ(雌型コネクタ)31と接続可能である。
接続コネクタ(雌型コネクタ)31には、ラインL12の端部に取り付けられた雄型コネクタ35が接続可能である。
図4においては、ラインL12が接続コネクタ(雌型コネクタ)31に接続された状態が示されている。
図4では、接続コネクタ(雌型コネクタ)31に対して、ハンディー塗装ガン32側のコネクタ34と、ラインL12のコネクタ35の何れか一方のみが接続可能に示されている。
しかし、その様な構造に限定する趣旨ではなく、例えば、接続コネクタ(雌型コネクタ)31に代えて、塗料切換えバルブ21と同様な三方弁を設け、係る三方弁の一方のポートにハンディー塗装ガン32のチューブ34を接続し、他方のポートにラインL12を接続しても良い。
ラインL12における雄型コネクタ35とは反対側の端部は、廃液回収切換えバルブ4に接続されている。
また、ラインL12には、遮光センサ3が介装されており、遮光センサ3は、入力信号ラインSiを介してコントロールユニット10と接続されている。
廃液回収切換えバルブ4は、制御信号ラインSoを介してコントロールユニット10と接続されている。また、廃液回収切換えバルブ4は、ラインL13を経由して廃液回収タンク5と接続されている。
図4の第2実施形態において、上記以外の構成及び作用効果については、図1〜図3の第1実施形態と同様である。
上述した構成の第2実施形態によれば、特別色塗装ブース30においても、遮光センサ3によって充填中であるのか或いは充填が完了したのかを正確に判断される。また、洗浄が完了しているか否かについても、正確に判断できる。
したがって、塗料や洗浄液の浪費を防止することができる。
また、ラインの流路内の洗浄が確実に行われるので、被塗装物の塗装品質が高く保たれる。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
本発明の第1実施形態の塗装システムを説明するブロック図。 第1実施形態における塗料充填工程を説明するフローチャート。 第1実施形態における洗浄工程を説明するフローチャート。 本発明の第2実施形態の塗装システムを説明するブロック図。
符号の説明
1・・・充填/洗浄切換えユニット
2・・・塗装用ロボットアーム
3・・・光センサ/遮光センサ
4・・・廃液回収切換えバルブ
5・・・廃液貯留タンク
6・・・モニター
8・・・洗浄液供給源
9・・・圧縮エア供給源
10・・・コントロールユニット
11・・・塗料タンク
12・・・塗料送出ポンプ
13・・・第1の充填/洗浄切換えバルブ
14・・・第2の充填/洗浄切換えバルブ
15・・・洗浄液供給バルブ
16・・・圧縮エア供給バルブ
21・・・塗料切り替えバルブ
22・・・塗装ノズル

Claims (7)

  1. 塗料の供給源と、塗料送出用のポンプと、塗装用ノズルと、洗浄液の供給源と、塗料と洗浄液を供給する供給系統とを有し、供給系統は塗料切換用三方バルブに連通し、塗料切換用三方バルブで塗装用ノズル側に連通するノズル側系統と廃液回収切換バルブに連通する廃液回収側系統とに分岐し、廃液回収側系統には光センサが介装され、光センサは、塗料が廃液回収側系統に充填されると内部が遮光され、洗浄液が廃液回収側系統を流過すると内部が透光可能となる様に構成されていることを特徴とする塗装装置。
  2. 洗浄液の供給源は洗浄液を連行するエアの供給源と並列に配置されており、洗浄液の供給源とエアの供給源とは前記供給系統へ交互に連通し、以って、洗浄液がエアと混合し且つエアに連行して搬送される様に構成されている請求項1の塗装装置。
  3. 制御装置を備えており、該制御装置は、塗料が前記供給系統を流れている場合に、廃液回収側系統に塗料が充填されていない状態では、供給系統がノズル側系統と連通しない様に前記塗料切換用三方バルブを開閉制御する様に構成されている請求項1、2の何れかの塗装装置。
  4. 前記制御装置は、塗料充填に際しては、光センサの内部が透光可能な状態になっていれば塗料が塗料供給系統に充填されていないと判断し、光センサの内部が遮光されると塗料が塗料供給系統に充填されたと判断する様に構成されている請求項3の塗装装置。
  5. 前記制御装置は、洗浄に際しては、光センサの内部が遮光されていると塗料供給系統の洗浄が完了していないと判断し、光センサの内部が透光可能な状態になれば塗料供給系統の洗浄が完了したと判断する様に構成されている請求項3の塗装装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項の塗装装置を有する塗装システムにおいて、複数の塗装用ノズルが設けられており、塗料と洗浄液及び洗浄液連行用エアとは、複数の塗装用ノズルへ順次供給される様に構成されていることを特徴とする塗装システム。
  7. 請求項1〜5の何れか1項の塗装装置と、塗装装置とは別体に設けられ作業者が所持可能な塗装ガン装置とを有し、塗料と洗浄液及び洗浄液連行用エアとを塗装ガン装置へ供給する系統は、塗装用ノズルに塗料と洗浄液及び洗浄液連行用エアとを供給する系統から分岐することを特徴とする塗装システム。
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