JP3166114B2 - エア供給装置 - Google Patents
エア供給装置Info
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- JP3166114B2 JP3166114B2 JP10361893A JP10361893A JP3166114B2 JP 3166114 B2 JP3166114 B2 JP 3166114B2 JP 10361893 A JP10361893 A JP 10361893A JP 10361893 A JP10361893 A JP 10361893A JP 3166114 B2 JP3166114 B2 JP 3166114B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば色替弁装置にお
ける塗料弁、シンナ弁等の複数のエア式アクチュエータ
に制御用のエアを選択的に分配供給するのに用いて好適
なエア供給装置に関する。
ける塗料弁、シンナ弁等の複数のエア式アクチュエータ
に制御用のエアを選択的に分配供給するのに用いて好適
なエア供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に従来技術によるエア供給装置を塗
装装置に用いた場合を例に挙げて説明する。
装装置に用いた場合を例に挙げて説明する。
【0003】図において、1は回転霧化型の静電塗装機
を示し、該静電塗装機1は、先端側に位置して塗料を霧
化する霧化頭1Aと、塗料を例えば−90kV程度の高
電圧に帯電させる電極(図示せず)と、後述する色替弁
装置3からの塗料を霧化頭1Aに供給するトリガ弁1B
と、洗浄時の残存塗料やシンナを廃液タンク2に排出す
るダンプ弁1Cとを備えている。そして、該静電塗装機
1は、色替弁装置3から供給された塗料を霧化頭1Aの
回転によって霧化しつつ、この霧化された塗料粒子を電
極によって帯電せしめることにより、アース電位に保持
された車体、冷蔵庫等の被塗物(図示せず)に飛行、塗
着させて塗装を行なうものである。
を示し、該静電塗装機1は、先端側に位置して塗料を霧
化する霧化頭1Aと、塗料を例えば−90kV程度の高
電圧に帯電させる電極(図示せず)と、後述する色替弁
装置3からの塗料を霧化頭1Aに供給するトリガ弁1B
と、洗浄時の残存塗料やシンナを廃液タンク2に排出す
るダンプ弁1Cとを備えている。そして、該静電塗装機
1は、色替弁装置3から供給された塗料を霧化頭1Aの
回転によって霧化しつつ、この霧化された塗料粒子を電
極によって帯電せしめることにより、アース電位に保持
された車体、冷蔵庫等の被塗物(図示せず)に飛行、塗
着させて塗装を行なうものである。
【0004】3は静電塗装機1の近傍に設けられた色替
弁装置、4は該色替弁装置3を後述する塗料弁5A,5
B,…5X,5Y等と共に構成するマニホールドをそれ
ぞれ示し、該マニホールド4の内部には静電塗装機1の
トリガ弁1Bに連通する塗料通路(図示せず)が設けら
れている。
弁装置、4は該色替弁装置3を後述する塗料弁5A,5
B,…5X,5Y等と共に構成するマニホールドをそれ
ぞれ示し、該マニホールド4の内部には静電塗装機1の
トリガ弁1Bに連通する塗料通路(図示せず)が設けら
れている。
【0005】5A,5B,…5X,5Yはマニホールド
4に設けられ、例えばスプリングリターン式エアバルブ
等から構成されたエア式アクチュエータとしての複数の
塗料弁(全体として「塗料弁5」という。)を示し、該
塗料弁5は塗料供給配管を介して塗料タンク、サーキュ
レーションライン等の塗料源(いずれも図示せず)に接
続されている。そして、該塗料弁5は、後述の電磁弁1
0から制御エアが供給されると開弁し、塗料源からの各
色の塗料をマニホールド4の塗料通路に選択的に吐出す
るものである。
4に設けられ、例えばスプリングリターン式エアバルブ
等から構成されたエア式アクチュエータとしての複数の
塗料弁(全体として「塗料弁5」という。)を示し、該
塗料弁5は塗料供給配管を介して塗料タンク、サーキュ
レーションライン等の塗料源(いずれも図示せず)に接
続されている。そして、該塗料弁5は、後述の電磁弁1
0から制御エアが供給されると開弁し、塗料源からの各
色の塗料をマニホールド4の塗料通路に選択的に吐出す
るものである。
【0006】6は塗料弁5の上流側に位置してマニホー
ルド4に設けられたエア弁、7は該エア弁6と対向して
マニホールド4に設けられ、該エア弁6と共に洗浄流体
弁を構成するシンナ弁をそれぞれ示し、該エア弁6,シ
ンナ弁7は洗浄エア供給配管,シンナ供給配管を介して
洗浄エア源,シンナ源(いずれも図示せず)に接続され
ている。また、該エア弁6,シンナ弁7は塗料弁5と同
様に、例えばスプリングリターン式エアバルブ等から構
成されてエア式アクチュエータをなし、電磁弁10から
制御エアが供給されると、マニホールド4の塗料通路に
洗浄エア,シンナを吐出供給するものである。
ルド4に設けられたエア弁、7は該エア弁6と対向して
マニホールド4に設けられ、該エア弁6と共に洗浄流体
弁を構成するシンナ弁をそれぞれ示し、該エア弁6,シ
ンナ弁7は洗浄エア供給配管,シンナ供給配管を介して
洗浄エア源,シンナ源(いずれも図示せず)に接続され
ている。また、該エア弁6,シンナ弁7は塗料弁5と同
様に、例えばスプリングリターン式エアバルブ等から構
成されてエア式アクチュエータをなし、電磁弁10から
制御エアが供給されると、マニホールド4の塗料通路に
洗浄エア,シンナを吐出供給するものである。
【0007】8は塗料弁5の下流側に位置してマニホー
ルド4に設けられたペイントレギュレータを示し、該ペ
イントレギュレータ8は、内部のダイヤフラム(図示せ
ず)を変位させることによって、マニホールド4の塗料
通路から静電塗装機1に供給される塗料等の圧力,流量
を調節するものである。
ルド4に設けられたペイントレギュレータを示し、該ペ
イントレギュレータ8は、内部のダイヤフラム(図示せ
ず)を変位させることによって、マニホールド4の塗料
通路から静電塗装機1に供給される塗料等の圧力,流量
を調節するものである。
【0008】9,9,…は色替弁装置3と制御エア源
(図示せず)との間に配設された制御エア配管、10,
10,…は該各制御エア配管9の途中に設けられ、該各
制御エア配管9と共にエア供給装置を構成する電磁弁を
それぞれ示し、前記各制御エア配管9は、その流出側が
塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7に接続され、その流入
側は共通管路9Aを介して制御エア源に接続されてい
る。そして、前記各電磁弁10は常閉型電磁弁として構
成され、後述するコントロールユニット11からの制御
信号が入力されると開弁し、これにより、制御エアを制
御エア配管9を介して塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7
に選択的に供給するものである。
(図示せず)との間に配設された制御エア配管、10,
10,…は該各制御エア配管9の途中に設けられ、該各
制御エア配管9と共にエア供給装置を構成する電磁弁を
それぞれ示し、前記各制御エア配管9は、その流出側が
塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7に接続され、その流入
側は共通管路9Aを介して制御エア源に接続されてい
る。そして、前記各電磁弁10は常閉型電磁弁として構
成され、後述するコントロールユニット11からの制御
信号が入力されると開弁し、これにより、制御エアを制
御エア配管9を介して塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7
に選択的に供給するものである。
【0009】11はCPU等の演算処理回路、ROM,
RAM等の記憶回路(いずれも図示せず)等からシーケ
ンサ、コンピュータとして構成されたコントロールユニ
ットを示し、該コントロールユニット11の出力側には
各電磁弁10等が接続されている。また、該コントロー
ルユニット11の記憶回路内には記憶エリア11Aが設
けられ、該記憶エリア11A内には塗装プログラム(図
示せず)が記憶されている。そして、該コントロールユ
ニット11は、塗装プログラムに基づいて各電磁弁10
に制御信号を出力することにより、該各電磁弁10を個
別的に開弁させて、塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7か
ら静電塗装機1に塗料,洗浄エア,シンナを選択的に供
給させるものである。
RAM等の記憶回路(いずれも図示せず)等からシーケ
ンサ、コンピュータとして構成されたコントロールユニ
ットを示し、該コントロールユニット11の出力側には
各電磁弁10等が接続されている。また、該コントロー
ルユニット11の記憶回路内には記憶エリア11Aが設
けられ、該記憶エリア11A内には塗装プログラム(図
示せず)が記憶されている。そして、該コントロールユ
ニット11は、塗装プログラムに基づいて各電磁弁10
に制御信号を出力することにより、該各電磁弁10を個
別的に開弁させて、塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7か
ら静電塗装機1に塗料,洗浄エア,シンナを選択的に供
給させるものである。
【0010】従来技術によるエア供給装置を用いた塗装
装置は上述の如き構成を有するもので、例えばa色塗料
によって被塗物を塗装する場合は、コントロールユニッ
ト11からa色塗料を受け持つ塗料弁5Aに対応した電
磁弁10に制御信号を出力して開弁させ、該電磁弁10
から塗料弁5Aに制御エアを供給して該塗料弁5Aを開
弁させる。これにより、塗料弁5Aからマニホールド4
の塗料通路に吐出されたa色塗料は、該塗料通路、ペイ
ントレギュレータ8、静電塗装機1のトリガ弁1Bを介
して霧化頭1Aに供給され、該霧化頭1Aにより微小な
塗料粒子に霧化されつつ、電極によって高電圧に帯電
し、被塗物に塗着する。
装置は上述の如き構成を有するもので、例えばa色塗料
によって被塗物を塗装する場合は、コントロールユニッ
ト11からa色塗料を受け持つ塗料弁5Aに対応した電
磁弁10に制御信号を出力して開弁させ、該電磁弁10
から塗料弁5Aに制御エアを供給して該塗料弁5Aを開
弁させる。これにより、塗料弁5Aからマニホールド4
の塗料通路に吐出されたa色塗料は、該塗料通路、ペイ
ントレギュレータ8、静電塗装機1のトリガ弁1Bを介
して霧化頭1Aに供給され、該霧化頭1Aにより微小な
塗料粒子に霧化されつつ、電極によって高電圧に帯電
し、被塗物に塗着する。
【0011】また、a色塗料による塗装が終了し、静電
塗装機1等を色替洗浄する場合、コントロールユニット
11は、エア弁6に対応した電磁弁10に制御信号を出
力して開弁させ、該電磁弁10からエア弁6に制御エア
を供給して開弁させることにより、該エア弁6からの洗
浄エアによってマニホールド4の塗料通路等に残留した
a色塗料を廃液タンク2内に押し出し、その後、該エア
弁6,シンナ弁7を交互に複数回開弁させて塗料通路等
を洗浄する。
塗装機1等を色替洗浄する場合、コントロールユニット
11は、エア弁6に対応した電磁弁10に制御信号を出
力して開弁させ、該電磁弁10からエア弁6に制御エア
を供給して開弁させることにより、該エア弁6からの洗
浄エアによってマニホールド4の塗料通路等に残留した
a色塗料を廃液タンク2内に押し出し、その後、該エア
弁6,シンナ弁7を交互に複数回開弁させて塗料通路等
を洗浄する。
【0012】そして、以下、b色塗料,…x色塗料,y
色塗料を用いて被塗物を塗装する場合も、上述したa色
塗料の場合と同様に、各塗色に対応する電磁弁10を開
弁して塗料弁5B,…5X,5Yに個別的に制御エアを
供給することにより、静電塗装機1に塗料を供給する。
色塗料を用いて被塗物を塗装する場合も、上述したa色
塗料の場合と同様に、各塗色に対応する電磁弁10を開
弁して塗料弁5B,…5X,5Yに個別的に制御エアを
供給することにより、静電塗装機1に塗料を供給する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるエア供給装置では、エア式アクチュエータ
としての塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7と制御エア源
とを各制御エア配管9を介して接続し、該各制御エア配
管9の途中に設けられた各電磁弁10を開弁することに
よって塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7に制御エアを選
択的に供給する構成だから、エア式アクチュエータたる
塗料弁5等の数量分だけ、各制御エア配管9および各電
磁弁10を設ける必要がある。
来技術によるエア供給装置では、エア式アクチュエータ
としての塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7と制御エア源
とを各制御エア配管9を介して接続し、該各制御エア配
管9の途中に設けられた各電磁弁10を開弁することに
よって塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7に制御エアを選
択的に供給する構成だから、エア式アクチュエータたる
塗料弁5等の数量分だけ、各制御エア配管9および各電
磁弁10を設ける必要がある。
【0014】このため、上述した従来技術によるもので
は、塗料弁5等の数量に応じて多数の制御エア配管9を
塗装ブースに配設し、該各制御エア配管9毎に各電磁弁
10を取付けなければならず、全体構造が大型化,複雑
化して、設置作業等が大幅に煩雑化し、製造コストも増
大するという問題がある。
は、塗料弁5等の数量に応じて多数の制御エア配管9を
塗装ブースに配設し、該各制御エア配管9毎に各電磁弁
10を取付けなければならず、全体構造が大型化,複雑
化して、設置作業等が大幅に煩雑化し、製造コストも増
大するという問題がある。
【0015】また、一般に、色替弁装置3は危険場所た
る塗装ブース内に置かれ、各電磁弁10は塗装ブース外
の安全場所に置かれて、両者の間は例えば20〜30m
程度離れるから、各制御エア配管9の配管長が長くな
り、その配管処理が難しくなるばかりか、メンテナンス
性も大幅に低下するという問題がある。特に、自動車、
家電等の分野では、多数の静電塗装機1を用いて被塗物
の塗装を行なうから、各制御エア配管9および各電磁弁
10の数量も増大し、配管接続作業、設置作業等が大幅
に複雑化する。
る塗装ブース内に置かれ、各電磁弁10は塗装ブース外
の安全場所に置かれて、両者の間は例えば20〜30m
程度離れるから、各制御エア配管9の配管長が長くな
り、その配管処理が難しくなるばかりか、メンテナンス
性も大幅に低下するという問題がある。特に、自動車、
家電等の分野では、多数の静電塗装機1を用いて被塗物
の塗装を行なうから、各制御エア配管9および各電磁弁
10の数量も増大し、配管接続作業、設置作業等が大幅
に複雑化する。
【0016】さらに、各塗料弁5等の数量だけ各電磁弁
10を必要とするから、多数の電磁弁10とコントロー
ルユニット11との間の電気配線も煩雑化する上に、コ
ントロールユニット11の入出力点数も増大し、システ
ム全体が大型化,複雑化するという問題がある。
10を必要とするから、多数の電磁弁10とコントロー
ルユニット11との間の電気配線も煩雑化する上に、コ
ントロールユニット11の入出力点数も増大し、システ
ム全体が大型化,複雑化するという問題がある。
【0017】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、多数のエア式アクチュエータにエアを選
択的に供給することができ、エア配管の本数を低減して
全体構造を簡素化できるようにしたエア供給装置を提供
することを目的とする。
されたもので、多数のエア式アクチュエータにエアを選
択的に供給することができ、エア配管の本数を低減して
全体構造を簡素化できるようにしたエア供給装置を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する構成は、エア式アクチュエー
タに接続された複数の流出ポートが周方向に離間して形
成された出力プレートと、該出力プレートに対向して回
転可能に設けられ、前記各流出ポートと対応する円周上
にエアが供給される流入ポートが形成された入力プレー
トと、常時は前記出力プレートと該入力プレートとを接
触させて接続し、切替時には該出力プレートと入力プレ
ートとを離間させて切離す断接手段と、該断接手段によ
って前記出力プレートと入力プレートとが切離された状
態で該入力プレートを周方向に回転させ、前記各流出ポ
ートのうち所望の流出ポートに前記流入ポートを対応し
て位置させる回転手段とからなる。
ために、本発明が採用する構成は、エア式アクチュエー
タに接続された複数の流出ポートが周方向に離間して形
成された出力プレートと、該出力プレートに対向して回
転可能に設けられ、前記各流出ポートと対応する円周上
にエアが供給される流入ポートが形成された入力プレー
トと、常時は前記出力プレートと該入力プレートとを接
触させて接続し、切替時には該出力プレートと入力プレ
ートとを離間させて切離す断接手段と、該断接手段によ
って前記出力プレートと入力プレートとが切離された状
態で該入力プレートを周方向に回転させ、前記各流出ポ
ートのうち所望の流出ポートに前記流入ポートを対応し
て位置させる回転手段とからなる。
【0019】
【作用】断接手段が出力プレートと入力プレートとを切
離し、この状態で回転手段が入力プレートを回転させる
と、流入ポートは所望の流出ポートに対応して位置し、
断接手段が出力プレートと入力プレートとを接続するこ
とにより、該流入ポートと流出ポートとが連通する。こ
れにより、流入ポートに流入したエアは、該流入ポート
から流出ポートを介してエア式アクチュエータに供給さ
れる。
離し、この状態で回転手段が入力プレートを回転させる
と、流入ポートは所望の流出ポートに対応して位置し、
断接手段が出力プレートと入力プレートとを接続するこ
とにより、該流入ポートと流出ポートとが連通する。こ
れにより、流入ポートに流入したエアは、該流入ポート
から流出ポートを介してエア式アクチュエータに供給さ
れる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6に基
づいて説明する。なお、実施例では前述した図7に示す
従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
づいて説明する。なお、実施例では前述した図7に示す
従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0021】図中、21は塗装ブース内に位置して色替
弁装置3と制御エア源(いずれも図示せず)との間に設
けられたエア供給装置を示し、該エア供給装置21は、
支持板22と、該支持板22上に設けられた後述の出力
プレート23および入力プレート26等から構成されて
いる。
弁装置3と制御エア源(いずれも図示せず)との間に設
けられたエア供給装置を示し、該エア供給装置21は、
支持板22と、該支持板22上に設けられた後述の出力
プレート23および入力プレート26等から構成されて
いる。
【0022】23は支持板22の上方に後述のシリンダ
29を介して設けられ、例えばフッ素系樹脂材料等から
円板状に形成された出力プレートを示し、該出力プレー
ト23には、図2,図3に示す如く、複数の流出ポート
24,24,…が周方向に20度ないし40度ずつ離間
して同心円状に軸方向に穿設され、該各流出ポート24
は流出側制御エア配管25,25,…を介して色替弁装
置3の塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7に接続されてい
る。
29を介して設けられ、例えばフッ素系樹脂材料等から
円板状に形成された出力プレートを示し、該出力プレー
ト23には、図2,図3に示す如く、複数の流出ポート
24,24,…が周方向に20度ないし40度ずつ離間
して同心円状に軸方向に穿設され、該各流出ポート24
は流出側制御エア配管25,25,…を介して色替弁装
置3の塗料弁5,エア弁6,シンナ弁7に接続されてい
る。
【0023】ここで、前記各流出ポート24には、図3
に示す如く、それぞれ出力番号が割当てられており、外
側円周C1 上に出力番号P1 〜P18までの18個の流出
ポート24が20度間隔で穿設され、内側円周C2 上に
は出力番号P19〜P27までの9個の流出ポート24が4
0度間隔で穿設されている。
に示す如く、それぞれ出力番号が割当てられており、外
側円周C1 上に出力番号P1 〜P18までの18個の流出
ポート24が20度間隔で穿設され、内側円周C2 上に
は出力番号P19〜P27までの9個の流出ポート24が4
0度間隔で穿設されている。
【0024】26は出力プレート23に対向して支持板
22の上方に位置し、後述のモータ31を介して回転可
能に設けられた入力プレートを示し、該入力プレート2
6は前記出力プレート23と同様にフッ素系樹脂材料等
から円板状に形成され、図4に示す如く、外側円周C1
上に位置する外側流入ポート27と、内側円周C2 上に
位置する内側流入ポート28とが軸方向に穿設されてい
る。
22の上方に位置し、後述のモータ31を介して回転可
能に設けられた入力プレートを示し、該入力プレート2
6は前記出力プレート23と同様にフッ素系樹脂材料等
から円板状に形成され、図4に示す如く、外側円周C1
上に位置する外側流入ポート27と、内側円周C2 上に
位置する内側流入ポート28とが軸方向に穿設されてい
る。
【0025】ここで、前記各流入ポート27,28は1
80度対向して設けられており、入力プレート26が回
転していない初期状態(モータ31の回転角度αが0度
の状態)では、外側流入ポート27が出力番号P1 の流
出ポート24に対応して位置し、内側流入ポート28が
出力番号P23の流出ポート24に対応して位置してい
る。また、該各流入ポート27,28は後述の流入側制
御エア配管33,34を介して制御エア源に接続されて
いる。
80度対向して設けられており、入力プレート26が回
転していない初期状態(モータ31の回転角度αが0度
の状態)では、外側流入ポート27が出力番号P1 の流
出ポート24に対応して位置し、内側流入ポート28が
出力番号P23の流出ポート24に対応して位置してい
る。また、該各流入ポート27,28は後述の流入側制
御エア配管33,34を介して制御エア源に接続されて
いる。
【0026】29は出力プレート23の背面側に位置し
て支持板22上に設けられた断接手段としてのシリンダ
を示し、該シリンダ29は、図2に示す如く、支持板2
2上に固定されたチューブ29Aと、該チューブ29A
内に摺動可能に設けられたピストン29Bと、基端側が
該ピストン29Bに固着され、先端側がチューブ29A
外に突出して出力プレート23の背面側に取付けられた
ピストンロッド29Cと、該ピストンロッド29Cを常
時伸長方向に付勢するスプリング29Dとから構成され
ている。
て支持板22上に設けられた断接手段としてのシリンダ
を示し、該シリンダ29は、図2に示す如く、支持板2
2上に固定されたチューブ29Aと、該チューブ29A
内に摺動可能に設けられたピストン29Bと、基端側が
該ピストン29Bに固着され、先端側がチューブ29A
外に突出して出力プレート23の背面側に取付けられた
ピストンロッド29Cと、該ピストンロッド29Cを常
時伸長方向に付勢するスプリング29Dとから構成され
ている。
【0027】そして、前記シリンダ29はシリンダ用制
御エア配管30を介して制御エアが供給されると、スプ
リング29Dのばね力に抗してピストンロッド29Cを
縮小し、出力プレート23を入力プレート26から軸方
向に離間させて切離す一方、シリンダ用制御エア配管3
0からの制御エアが断たれると、スプリング29Dによ
ってピストンロッド29Cを伸長し、出力プレート23
を入力プレート26に押付けて面接触させることによ
り、該各プレート23,26を接続するものである。
御エア配管30を介して制御エアが供給されると、スプ
リング29Dのばね力に抗してピストンロッド29Cを
縮小し、出力プレート23を入力プレート26から軸方
向に離間させて切離す一方、シリンダ用制御エア配管3
0からの制御エアが断たれると、スプリング29Dによ
ってピストンロッド29Cを伸長し、出力プレート23
を入力プレート26に押付けて面接触させることによ
り、該各プレート23,26を接続するものである。
【0028】31は入力プレート26の背面側に位置し
て支持板22上に設けられ、例えば防爆型電動モータ等
から構成された回転手段としてのモータを示し、該モー
タ31の出力軸31Aには、図2に示す如く各流入側制
御エア配管33,34を挿通するための配管挿通穴31
Bが軸方向に穿設されている。そして、該モータ31は
後述のモータ制御部42から制御信号が出力されると、
この制御信号に応じて出力軸31Aを0〜340度の範
囲で回転させるものである。
て支持板22上に設けられ、例えば防爆型電動モータ等
から構成された回転手段としてのモータを示し、該モー
タ31の出力軸31Aには、図2に示す如く各流入側制
御エア配管33,34を挿通するための配管挿通穴31
Bが軸方向に穿設されている。そして、該モータ31は
後述のモータ制御部42から制御信号が出力されると、
この制御信号に応じて出力軸31Aを0〜340度の範
囲で回転させるものである。
【0029】32はモータ31の背面側に位置して出力
軸31Aの外周側に設けられ、例えばロータリーエンコ
ーダ等から構成された回転角検出手段としての回転角検
出部を示し、該回転角検出部32は出力軸31Aの回転
角度αを検出し、これをモータ制御部42に出力するも
のである。
軸31Aの外周側に設けられ、例えばロータリーエンコ
ーダ等から構成された回転角検出手段としての回転角検
出部を示し、該回転角検出部32は出力軸31Aの回転
角度αを検出し、これをモータ制御部42に出力するも
のである。
【0030】33,34は外側流入ポート27,内側流
入ポート28と制御エア源との間に設けられた流入側制
御エア配管を示し、該各制御エア配管33,34の下流
側はモータ31の配管挿通穴31B内にロータリージョ
イント35を介して挿通されている。そして、該各流入
側制御エア配管33,34は制御エア源からの制御エア
を各流入ポート27,28に供給するものである。
入ポート28と制御エア源との間に設けられた流入側制
御エア配管を示し、該各制御エア配管33,34の下流
側はモータ31の配管挿通穴31B内にロータリージョ
イント35を介して挿通されている。そして、該各流入
側制御エア配管33,34は制御エア源からの制御エア
を各流入ポート27,28に供給するものである。
【0031】36,36,…はシリンダ用制御エア配管
30,各流入側制御エア配管33,34の途中に位置し
て電磁弁盤37内に設けられた電磁弁を示し、該各電磁
弁36は後述するコントロールユニット41から制御信
号が出力されると開弁し、各制御エア配管30,33,
34内に制御エアを流通させるものである。
30,各流入側制御エア配管33,34の途中に位置し
て電磁弁盤37内に設けられた電磁弁を示し、該各電磁
弁36は後述するコントロールユニット41から制御信
号が出力されると開弁し、各制御エア配管30,33,
34内に制御エアを流通させるものである。
【0032】38は外側円周C1 よりも外周側に位置し
て出力プレート23の前面側に設けられ、断面U字状な
いし半円状に形成された環状の凹溝、39は該凹溝38
に対応して入力プレート26の前面側に設けられ、該凹
溝38と共にシール手段を構成する環状の凸部をそれぞ
れ示し、該凸部39は入力プレート26に出力プレート
23が接続されると、凹溝38に嵌合して該各プレート
23,26間の外周側を気密にシールし、各流入ポート
27,28からの制御エアが外部に漏洩して塗装環境を
乱すのを防止している。
て出力プレート23の前面側に設けられ、断面U字状な
いし半円状に形成された環状の凹溝、39は該凹溝38
に対応して入力プレート26の前面側に設けられ、該凹
溝38と共にシール手段を構成する環状の凸部をそれぞ
れ示し、該凸部39は入力プレート26に出力プレート
23が接続されると、凹溝38に嵌合して該各プレート
23,26間の外周側を気密にシールし、各流入ポート
27,28からの制御エアが外部に漏洩して塗装環境を
乱すのを防止している。
【0033】40は制御盤、41は該制御盤40内に設
けられたコントロールユニットをそれぞれ示し、該コン
トロールユニット41は従来技術で述べたコントロール
ユニット11とほぼ同様に、演算処理回路、記憶回路等
からシーケンサ、コンピュータとして構成され、その記
憶回路には塗装プログラム(いずれも図示せず)等を記
憶した記憶エリア41Aが記憶されている。しかも、本
実施例によるコントロールユニット41にはモータ31
を制御するモータ制御部42が接続され、記憶エリア4
1Aには図5に示す入出力対応マップ43と、図6に示
すエア供給処理プログラム等とが記憶されている。そし
て、該コントロールユニット41は、塗装プログラムに
基づいて塗料弁5、エア弁6等のエア式アクチュエータ
を選定すると、入出力対応マップ43から当該塗料弁5
等に制御エアを供給するための回転角度αを読出し、こ
れによりシリンダ29、モータ31を作動させるもので
ある。
けられたコントロールユニットをそれぞれ示し、該コン
トロールユニット41は従来技術で述べたコントロール
ユニット11とほぼ同様に、演算処理回路、記憶回路等
からシーケンサ、コンピュータとして構成され、その記
憶回路には塗装プログラム(いずれも図示せず)等を記
憶した記憶エリア41Aが記憶されている。しかも、本
実施例によるコントロールユニット41にはモータ31
を制御するモータ制御部42が接続され、記憶エリア4
1Aには図5に示す入出力対応マップ43と、図6に示
すエア供給処理プログラム等とが記憶されている。そし
て、該コントロールユニット41は、塗装プログラムに
基づいて塗料弁5、エア弁6等のエア式アクチュエータ
を選定すると、入出力対応マップ43から当該塗料弁5
等に制御エアを供給するための回転角度αを読出し、こ
れによりシリンダ29、モータ31を作動させるもので
ある。
【0034】ここで、前記入出力対応マップ43は、図
5に示す如く、0〜340度の範囲に亘って20度間隔
で刻まれたモータ31の回転角度αと、該回転角度αに
おける外側流入ポート27および内側流入ポート28と
各流出ポート24との接続関係と、該各流出ポート24
が接続されたエア式アクチュエータの内容とがマップと
して記憶されたものである。また、該入出力対応マップ
43は、回転角度αが0度,40度,80度,120
度,160度,200度,240度,280度,320
度の9か所で、外側流入ポート27および内側流入ポー
ト28の両方が流出ポート24に接続されるようになっ
ているが、これは、特に使用頻度の高いエア式アクチュ
エータの切替時間を低減するためであり、塗装内容、塗
装方法等から決定される。
5に示す如く、0〜340度の範囲に亘って20度間隔
で刻まれたモータ31の回転角度αと、該回転角度αに
おける外側流入ポート27および内側流入ポート28と
各流出ポート24との接続関係と、該各流出ポート24
が接続されたエア式アクチュエータの内容とがマップと
して記憶されたものである。また、該入出力対応マップ
43は、回転角度αが0度,40度,80度,120
度,160度,200度,240度,280度,320
度の9か所で、外側流入ポート27および内側流入ポー
ト28の両方が流出ポート24に接続されるようになっ
ているが、これは、特に使用頻度の高いエア式アクチュ
エータの切替時間を低減するためであり、塗装内容、塗
装方法等から決定される。
【0035】本実施例によるエア供給装置を用いた塗装
装置は上述の如き構成を有するもので、その基本的動作
については従来技術によるものと格別差異はない。そこ
で、本実施例の特徴とするエア供給処理について、図6
を参照しつつ説明する。
装置は上述の如き構成を有するもので、その基本的動作
については従来技術によるものと格別差異はない。そこ
で、本実施例の特徴とするエア供給処理について、図6
を参照しつつ説明する。
【0036】まず、ステップ1で、コントロールユニッ
ト41は、塗装プログラムの進捗状況に基づいて、各塗
料弁5,エア弁6,シンナ弁7のうちいずれのエア式ア
クチュエータを作動させるべきか選定し、入出力対応マ
ップ43から当該アクチュエータに対応した回転角度α
を求めてセットする。従って、例えばa色塗装を行なう
場合は、図5に示す如く、外側流入ポート27を出力番
号P2 の流出ポート24に接続すればよいから、モータ
31の回転角度αを20度にセットし、また、t色塗装
を行なう場合は、内側流入ポート28を出力番号P26の
流出ポート24に接続すればよいから、モータ31の回
転角度αを120度にセットし、さらに、洗浄時にはエ
ア弁6およびシンナ弁7を交互に複数回使用するから、
回転角度αを0度にセットする。以下、t色塗装を行な
う場合(回転角度αが120度)を例に挙げて説明す
る。
ト41は、塗装プログラムの進捗状況に基づいて、各塗
料弁5,エア弁6,シンナ弁7のうちいずれのエア式ア
クチュエータを作動させるべきか選定し、入出力対応マ
ップ43から当該アクチュエータに対応した回転角度α
を求めてセットする。従って、例えばa色塗装を行なう
場合は、図5に示す如く、外側流入ポート27を出力番
号P2 の流出ポート24に接続すればよいから、モータ
31の回転角度αを20度にセットし、また、t色塗装
を行なう場合は、内側流入ポート28を出力番号P26の
流出ポート24に接続すればよいから、モータ31の回
転角度αを120度にセットし、さらに、洗浄時にはエ
ア弁6およびシンナ弁7を交互に複数回使用するから、
回転角度αを0度にセットする。以下、t色塗装を行な
う場合(回転角度αが120度)を例に挙げて説明す
る。
【0037】次に、ステップ2では、回転角検出部32
から現在の回転角度αを読込み、ステップ3では、この
回転角度αからモータ31の出力軸31Aが位置する現
在の角度、即ち回転前の角度を検出しておく。
から現在の回転角度αを読込み、ステップ3では、この
回転角度αからモータ31の出力軸31Aが位置する現
在の角度、即ち回転前の角度を検出しておく。
【0038】そして、ステップ4では、シリンダ29に
連なる電磁弁36を開弁して、該シリンダ29に制御エ
アを供給し、該シリンダ29のピストンロッド29Cを
スプリング29Dのばね力に抗して縮小させることによ
り、出力プレート23を入力プレート26から軸方向に
引離し、両者の接続を解除する。
連なる電磁弁36を開弁して、該シリンダ29に制御エ
アを供給し、該シリンダ29のピストンロッド29Cを
スプリング29Dのばね力に抗して縮小させることによ
り、出力プレート23を入力プレート26から軸方向に
引離し、両者の接続を解除する。
【0039】次に、ステップ5では、モータ制御部42
から制御信号を出力してモータ31の出力軸31Aを回
転させ、ステップ6では、逐次変化する該出力軸31A
の回転角度α′を回転角検出部32によって監視し、ス
テップ7では、回転角検出部32が検出した回転角度
α′が前記ステップ1でセットされた回転角度αと一致
するか否かを判定する。
から制御信号を出力してモータ31の出力軸31Aを回
転させ、ステップ6では、逐次変化する該出力軸31A
の回転角度α′を回転角検出部32によって監視し、ス
テップ7では、回転角検出部32が検出した回転角度
α′が前記ステップ1でセットされた回転角度αと一致
するか否かを判定する。
【0040】ここで、前記回転角度αの基準(原点)
は、各流入ポート27,28が出力番号P1 の流出ポー
ト24,出力番号P23の流出ポート24に接続される0
度の位置であるから、実際の回転角度α′とステップ1
でセットされた回転角度αとが一致するか否かは当該0
度の位置を基準に判断される。例えばステップ1で回転
角度αが120度にセットされ、ステップ3で回転前の
現在の角度が90度と検出された場合、この現在の角度
から120度回転させるのではなく、原点たる0度を基
準として120度回転、即ち、回転前の現在の角度から
30度だけ回転させるものである。なお、例えば回転角
度αを340度にセットした場合は、入力プレート26
を図3中の時計回りで回転させずに、反時計回りで回転
させてもよい。
は、各流入ポート27,28が出力番号P1 の流出ポー
ト24,出力番号P23の流出ポート24に接続される0
度の位置であるから、実際の回転角度α′とステップ1
でセットされた回転角度αとが一致するか否かは当該0
度の位置を基準に判断される。例えばステップ1で回転
角度αが120度にセットされ、ステップ3で回転前の
現在の角度が90度と検出された場合、この現在の角度
から120度回転させるのではなく、原点たる0度を基
準として120度回転、即ち、回転前の現在の角度から
30度だけ回転させるものである。なお、例えば回転角
度αを340度にセットした場合は、入力プレート26
を図3中の時計回りで回転させずに、反時計回りで回転
させてもよい。
【0041】そして、前記ステップ7で「NO」と判定
した場合は、実際の回転角度α′が未だステップ1でセ
ットされた回転角度α(=120度)に達していないと
きだから、ステップ4に戻って、さらにモータ31を回
転させる。
した場合は、実際の回転角度α′が未だステップ1でセ
ットされた回転角度α(=120度)に達していないと
きだから、ステップ4に戻って、さらにモータ31を回
転させる。
【0042】一方、前記ステップ7で「YES」と判定
した場合は、回転角検出部32によって検出された実際
の回転角度α′がステップ1でセットされた回転角度α
と一致し、内側流入ポート28が所望の出力番号P26の
流出ポート24に対応して位置する一方、外側流入ポー
ト27が出力番号P7 の流出ポート24に位置したとき
だから、ステップ8に移ってモータ31を停止させる。
した場合は、回転角検出部32によって検出された実際
の回転角度α′がステップ1でセットされた回転角度α
と一致し、内側流入ポート28が所望の出力番号P26の
流出ポート24に対応して位置する一方、外側流入ポー
ト27が出力番号P7 の流出ポート24に位置したとき
だから、ステップ8に移ってモータ31を停止させる。
【0043】次に、ステップ9では、シリンダ29への
制御エアを断って該シリンダ29のピストンロッド29
Cを伸長し、出力プレート23を入力プレート26に押
付けて面接触させることにより両者を接続し、外側流入
ポート27と出力番号P7 の流出ポート24および内側
流入ポート28と出力番号P26の流出ポート24とを連
通させ、制御エアの供給系統を確立する。
制御エアを断って該シリンダ29のピストンロッド29
Cを伸長し、出力プレート23を入力プレート26に押
付けて面接触させることにより両者を接続し、外側流入
ポート27と出力番号P7 の流出ポート24および内側
流入ポート28と出力番号P26の流出ポート24とを連
通させ、制御エアの供給系統を確立する。
【0044】最後に、ステップ10では、内側流入ポー
ト28に連なる電磁弁36に制御信号を出力して開弁
し、制御エア源からの制御エアを流入側制御エア配管3
4、内側流入ポート28、出力番号P26の流出ポート2
4、流出側制御エア配管25を介してt色塗料を担当す
る塗料弁5Tに供給し、該塗料弁5Tを開弁させてt色
塗装を行なう。ここで、前記ステップ9で、外側流入ポ
ート27も出力番号P7の流出ポート24に接続されて
いるが、該外側流入ポート27に連なる電磁弁36は開
弁されないから、出力番号P7 の流出ポート24に接続
された塗料弁5Fが開弁することはない。
ト28に連なる電磁弁36に制御信号を出力して開弁
し、制御エア源からの制御エアを流入側制御エア配管3
4、内側流入ポート28、出力番号P26の流出ポート2
4、流出側制御エア配管25を介してt色塗料を担当す
る塗料弁5Tに供給し、該塗料弁5Tを開弁させてt色
塗装を行なう。ここで、前記ステップ9で、外側流入ポ
ート27も出力番号P7の流出ポート24に接続されて
いるが、該外側流入ポート27に連なる電磁弁36は開
弁されないから、出力番号P7 の流出ポート24に接続
された塗料弁5Fが開弁することはない。
【0045】かくして、本実施例によれば、エア供給装
置21を、外側円周C1 ,内側円周C2 に複数の流出ポ
ート24が穿設された出力プレート23に、該各円周C
1 ,C2 に対応する外側流入ポート27,内側流入ポー
ト28が穿設された入力プレート26を対向して配設
し、モータ31により該入力プレート26を回転させて
所望の流出ポート24にいずれかの流入ポートを対応さ
せ、シリンダ29によって出力プレート23を入力プレ
ート26に押付けて接続する構成としたから、各塗料弁
5A,5B,…5X,5Y、エア弁6、シンナ弁7に制
御エアを選択的に分配供給することができる。
置21を、外側円周C1 ,内側円周C2 に複数の流出ポ
ート24が穿設された出力プレート23に、該各円周C
1 ,C2 に対応する外側流入ポート27,内側流入ポー
ト28が穿設された入力プレート26を対向して配設
し、モータ31により該入力プレート26を回転させて
所望の流出ポート24にいずれかの流入ポートを対応さ
せ、シリンダ29によって出力プレート23を入力プレ
ート26に押付けて接続する構成としたから、各塗料弁
5A,5B,…5X,5Y、エア弁6、シンナ弁7に制
御エアを選択的に分配供給することができる。
【0046】この結果、電磁弁36から入力プレート2
6、シリンダ29までを3本の制御エア配管30,3
3,34で接続し、3個の電磁弁36を用いるだけで制
御エアを供給できるから、従来技術に比してエア配管お
よび電磁弁の数量を大幅に低減することができ、配管接
続作業、配管処理作業、電気配線作業等を簡素化するこ
とができる。
6、シリンダ29までを3本の制御エア配管30,3
3,34で接続し、3個の電磁弁36を用いるだけで制
御エアを供給できるから、従来技術に比してエア配管お
よび電磁弁の数量を大幅に低減することができ、配管接
続作業、配管処理作業、電気配線作業等を簡素化するこ
とができる。
【0047】また、コントロールユニット41の入出力
点数等を削減することができ、システム全体を簡素化,
小型化することができる。
点数等を削減することができ、システム全体を簡素化,
小型化することができる。
【0048】さらに、2個の流入ポート27,28が穿
設された入力プレート26をモータ31によって回転
し、各流入側制御エア配管33,34をモータ31の配
管挿通穴31Bを介して各流入ポート27,28に接続
する構成としたから、各流入側制御エア配管33,34
にねじれ等が生じるのを効果的に防止でき、配管処理を
容易に行なうことができる。即ち、電磁弁36から入力
プレート26までの距離は例えば20〜30mと長く、
出力プレート23から色替弁装置3までの距離は例えば
1m程度であるが、流入側には2本の制御エア配管3
3,34しか配設されていないから、容易に配管処理を
行なうことができる。
設された入力プレート26をモータ31によって回転
し、各流入側制御エア配管33,34をモータ31の配
管挿通穴31Bを介して各流入ポート27,28に接続
する構成としたから、各流入側制御エア配管33,34
にねじれ等が生じるのを効果的に防止でき、配管処理を
容易に行なうことができる。即ち、電磁弁36から入力
プレート26までの距離は例えば20〜30mと長く、
出力プレート23から色替弁装置3までの距離は例えば
1m程度であるが、流入側には2本の制御エア配管3
3,34しか配設されていないから、容易に配管処理を
行なうことができる。
【0049】さらにまた、モータ31によって入力プレ
ート26を0〜340度の範囲で回転させ、1回転以上
させない構成としたから、各流入側制御エア配管33,
34にねじれ等が生じて破損するのを防止することがで
きる。
ート26を0〜340度の範囲で回転させ、1回転以上
させない構成としたから、各流入側制御エア配管33,
34にねじれ等が生じて破損するのを防止することがで
きる。
【0050】また、出力プレート23には外側円周C1
の外側に位置して環状の凹溝38を形成し、入力プレー
ト26には該凹溝38に対応する凸部39を形成する構
成としたから、シリンダ29によるプレート23,26
の接続時に、該各プレート23,26間の外周側を気密
にシールすることができ、制御エアが外部に漏洩して塗
装環境が乱れるのを効果的に防止できる。
の外側に位置して環状の凹溝38を形成し、入力プレー
ト26には該凹溝38に対応する凸部39を形成する構
成としたから、シリンダ29によるプレート23,26
の接続時に、該各プレート23,26間の外周側を気密
にシールすることができ、制御エアが外部に漏洩して塗
装環境が乱れるのを効果的に防止できる。
【0051】なお、前記実施例では、外側円周C1 、内
側円周C2 の2つの円周上に位置して各流出ポート2
4、各流入ポート27,28を設ける場合を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限らず、単一の円周上に各
流出ポートと流入ポートを設けてもよく、あるいは3個
以上の円周上に各流出ポート、流入ポートを設ける構成
としてもよい。
側円周C2 の2つの円周上に位置して各流出ポート2
4、各流入ポート27,28を設ける場合を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限らず、単一の円周上に各
流出ポートと流入ポートを設けてもよく、あるいは3個
以上の円周上に各流出ポート、流入ポートを設ける構成
としてもよい。
【0052】また、前記実施例では、外側円周C1 ,内
側円周C2 上に20度,40度間隔で各流出ポート24
を形成する場合を例示したが、これに限らず、20度未
満、20度以上の種々の角度で流出ポートを形成しても
よい。
側円周C2 上に20度,40度間隔で各流出ポート24
を形成する場合を例示したが、これに限らず、20度未
満、20度以上の種々の角度で流出ポートを形成しても
よい。
【0053】さらに、前記実施例では、各プレート2
3,26をフッ素系樹脂材料から円板状に形成するもの
として述べたが、これに替えて、例えばセラミックス等
の他の材料を用いてもよく、正18角形等の多角形状に
形成してもよい。
3,26をフッ素系樹脂材料から円板状に形成するもの
として述べたが、これに替えて、例えばセラミックス等
の他の材料を用いてもよく、正18角形等の多角形状に
形成してもよい。
【0054】一方、前記実施例では、断接手段としてシ
リンダ29を例示したが、本発明はこれに限らず、例え
ば防爆型のソレノイドや、ボールねじ等の他のアクチュ
エータを用いてもよい。
リンダ29を例示したが、本発明はこれに限らず、例え
ば防爆型のソレノイドや、ボールねじ等の他のアクチュ
エータを用いてもよい。
【0055】また、前記実施例では、回転手段として、
防爆型のモータ31を例に挙げて説明したが、これに替
えて、エアモータ等の他のロータリーアクチュエータを
用いてもよい。
防爆型のモータ31を例に挙げて説明したが、これに替
えて、エアモータ等の他のロータリーアクチュエータを
用いてもよい。
【0056】さらに、前記実施例では、外側円周C1 の
外側に凹溝38および凸部39を設け、各プレート2
3,26間を外周側でシールする場合を例示したが、こ
れに替えて、例えば、外側円周C1 と内側円周C2 の間
にも凹溝および凸部を設けてシールしてもよく、あるい
は各流出ポート24の周囲にOリング等のシール部材を
設けて個別的にシールする構成にしてもよい。
外側に凹溝38および凸部39を設け、各プレート2
3,26間を外周側でシールする場合を例示したが、こ
れに替えて、例えば、外側円周C1 と内側円周C2 の間
にも凹溝および凸部を設けてシールしてもよく、あるい
は各流出ポート24の周囲にOリング等のシール部材を
設けて個別的にシールする構成にしてもよい。
【0057】一方、前記実施例では、塗装装置の色替弁
装置3に制御エアを供給する場合を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、エアシリンダ等の他のエア
式アクチュエータを備えた製造設備等にも広く適用する
ことができる。
装置3に制御エアを供給する場合を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、エアシリンダ等の他のエア
式アクチュエータを備えた製造設備等にも広く適用する
ことができる。
【0058】さらにまた、入力プレート26の各流入ポ
ート27,28の開口端を小径凸筒状に形成し、出力プ
レート23の各流出ポート24の開口端を大径凹溝上に
形成し、出力プレート23と入力プレート26を接続さ
せたとき、各流出ポート24に流入ポート27,28を
凹凸嵌合させ、両者を液密にシールするようにしてもよ
い。
ート27,28の開口端を小径凸筒状に形成し、出力プ
レート23の各流出ポート24の開口端を大径凹溝上に
形成し、出力プレート23と入力プレート26を接続さ
せたとき、各流出ポート24に流入ポート27,28を
凹凸嵌合させ、両者を液密にシールするようにしてもよ
い。
【0059】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、周
方向に複数の流出ポートが形成された出力プレートに、
該各流出ポートと対応する円周上に流入ポートが形成さ
れた入力プレートを対向して配設し、回転手段により該
入力プレートを回転させて所望の流出ポートに流入ポー
トを対応させ、断接手段によって出力プレートを入力プ
レートに押付けて接続する構成としたから、多数のエア
式アクチュエータに制御用のエアを選択的に分配供給す
ることができる。
方向に複数の流出ポートが形成された出力プレートに、
該各流出ポートと対応する円周上に流入ポートが形成さ
れた入力プレートを対向して配設し、回転手段により該
入力プレートを回転させて所望の流出ポートに流入ポー
トを対応させ、断接手段によって出力プレートを入力プ
レートに押付けて接続する構成としたから、多数のエア
式アクチュエータに制御用のエアを選択的に分配供給す
ることができる。
【0060】この結果、従来技術に比してエア配管およ
び電磁弁の数量を大幅に低減でき、配管接続作業、配管
処理作業、電気配線作業等を簡素化することができ、全
体構造をコンパクトに形成することができる。
び電磁弁の数量を大幅に低減でき、配管接続作業、配管
処理作業、電気配線作業等を簡素化することができ、全
体構造をコンパクトに形成することができる。
【図1】本発明の実施例によるエア供給装置の全体構成
図である。
図である。
【図2】図1中の要部を拡大して示す断面図である。
【図3】図1中の出力プレートを凹溝を除いた状態で示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】図1中の入力プレートを凸部を除いた状態で示
す平面図である。
す平面図である。
【図5】入出力対応マップを示す説明図である。
【図6】エア供給処理を示す流れ図である。
【図7】従来技術によるエア供給装置を用いた塗装装置
の全体構成図である。
の全体構成図である。
5 塗料弁(エア式アクチュエータ) 6 エア弁(エア式アクチュエータ) 7 シンナ弁(エア式アクチュエータ) 21 エア供給装置 23 出力プレート 24 流出ポート 26 入力プレート 27 外側流入ポート 28 内側流入ポート 29 シリンダ(断接手段) 31 モータ(回転手段) C1 外側円周 C2 内側円周
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−83055(JP,A) 実開 昭51−14247(JP,U) 実開 昭63−144870(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 5/08,12/14 B05C 11/10 F16K 11/02 - 11/076
Claims (1)
- 【請求項1】 エア式アクチュエータに接続された複数
の流出ポートが周方向に離間して形成された出力プレー
トと、該出力プレートに対向して回転可能に設けられ、
前記各流出ポートと対応する円周上にエアが供給される
流入ポートが形成された入力プレートと、常時は前記出
力プレートと該入力プレートとを接触させて接続し、切
替時には該出力プレートと入力プレートとを離間させて
切離す断接手段と、該断接手段によって前記出力プレー
トと入力プレートとが切離された状態で該入力プレート
を周方向に回転させ、前記各流出ポートのうち所望の流
出ポートに前記流入ポートを対応して位置させる回転手
段とから構成してなるエア供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10361893A JP3166114B2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | エア供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10361893A JP3166114B2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | エア供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06285405A JPH06285405A (ja) | 1994-10-11 |
JP3166114B2 true JP3166114B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=14358761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10361893A Expired - Fee Related JP3166114B2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | エア供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3166114B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102024643B1 (ko) * | 2019-02-25 | 2019-09-24 | 주식회사 테시스 | 리크테스트 장치 |
KR102002341B1 (ko) * | 2019-02-25 | 2019-10-01 | 주식회사 테시스 | 에어공급장치 |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP10361893A patent/JP3166114B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102024643B1 (ko) * | 2019-02-25 | 2019-09-24 | 주식회사 테시스 | 리크테스트 장치 |
KR102002341B1 (ko) * | 2019-02-25 | 2019-10-01 | 주식회사 테시스 | 에어공급장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06285405A (ja) | 1994-10-11 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |