JP3293379B2 - 自動吹付塗装方法 - Google Patents
自動吹付塗装方法Info
- Publication number
- JP3293379B2 JP3293379B2 JP32945694A JP32945694A JP3293379B2 JP 3293379 B2 JP3293379 B2 JP 3293379B2 JP 32945694 A JP32945694 A JP 32945694A JP 32945694 A JP32945694 A JP 32945694A JP 3293379 B2 JP3293379 B2 JP 3293379B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- viscosity
- coating
- solvent
- automatic spray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B7/00—Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
- B05B7/14—Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas designed for spraying particulate materials
- B05B7/1404—Arrangements for supplying particulate material
- B05B7/1413—Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising a container fixed to the discharge device
- B05B7/1418—Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising a container fixed to the discharge device comprising means for supplying an additional liquid
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B12/00—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
- B05B12/14—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for supplying a selected one of a plurality of liquids or other fluent materials or several in selected proportions to a spray apparatus, e.g. to a single spray outlet
- B05B12/1418—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for supplying a selected one of a plurality of liquids or other fluent materials or several in selected proportions to a spray apparatus, e.g. to a single spray outlet for supplying several liquids or other fluent materials in selected proportions to a single spray outlet
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両ボデー等に吹付塗装
する塗装方法、特に塗料の粘度を塗装部位に対応して変
更し、塗装を行なう自動吹付塗装方法に関する。
する塗装方法、特に塗料の粘度を塗装部位に対応して変
更し、塗装を行なう自動吹付塗装方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両ボデーの吹付塗装においては、ボデ
ーの部位形状により適切な塗装条件が異なっており、例
えば、平坦部では塗装肌の平滑性を高めるために比較的
低粘度の塗料を用いることが望ましく、一方、複雑な部
位形状やエッジ部では、塗膜たれを防止するために比較
的高粘度の塗料を用いることが望ましい。
ーの部位形状により適切な塗装条件が異なっており、例
えば、平坦部では塗装肌の平滑性を高めるために比較的
低粘度の塗料を用いることが望ましく、一方、複雑な部
位形状やエッジ部では、塗膜たれを防止するために比較
的高粘度の塗料を用いることが望ましい。
【０００３】そこで、自動吹付塗装システムを用いて、
塗料に希釈溶剤を混合し、かつ混合量を適時変更するこ
とで塗料の粘度を変更して塗装する方法がとられている
（特願昭６２−２８７９９号）。
塗料に希釈溶剤を混合し、かつ混合量を適時変更するこ
とで塗料の粘度を変更して塗装する方法がとられている
（特願昭６２−２８７９９号）。
【０００４】上述の自動吹付塗装システムは、図２に示
すように、ＣＰＵを内蔵した制御装置部２により、先
ず、被塗装物３の部位形状を判別し、この判別データを
もとに予め制御装置部２にインプットしてある塗装条件
データに基づいて塗料の吐出量および希釈溶剤の混合量
を定め、ポンプ６のポンプモーター６１およびエアオペ
レーテッドレギュレーター７を制御して塗料および希釈
溶剤をそれぞれのタンク４，５から混合バルブ８に供給
し、上記混合バルブ８内で塗料と希釈溶剤とを混合して
塗料を所定の粘度に設定し、所定粘度の塗料をチューブ
１０で回転霧化静電方式の吐出ガン１へ送り、吐出ガン
１より塗料を吐出するものである。９はトリガダンプバ
ルブであり、塗料を吐出ガン１からの吐出および廃液タ
ンク４５に排出させる。
すように、ＣＰＵを内蔵した制御装置部２により、先
ず、被塗装物３の部位形状を判別し、この判別データを
もとに予め制御装置部２にインプットしてある塗装条件
データに基づいて塗料の吐出量および希釈溶剤の混合量
を定め、ポンプ６のポンプモーター６１およびエアオペ
レーテッドレギュレーター７を制御して塗料および希釈
溶剤をそれぞれのタンク４，５から混合バルブ８に供給
し、上記混合バルブ８内で塗料と希釈溶剤とを混合して
塗料を所定の粘度に設定し、所定粘度の塗料をチューブ
１０で回転霧化静電方式の吐出ガン１へ送り、吐出ガン
１より塗料を吐出するものである。９はトリガダンプバ
ルブであり、塗料を吐出ガン１からの吐出および廃液タ
ンク４５に排出させる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の自動吹付塗装方法では、塗料と希釈溶剤とを混合し
塗料粘度を調整する混合バルブ８と塗料を吐出する吐出
ガン１とが離れており、従って、制御装置部２の指令で
混合バルブ８内で塗料粘度の変更を行っても、実際に変
更した粘度の塗料が吐出ガン１より吐出されるまでにタ
イムラグが発生する。このタイムラグにより、例えば、
高粘度部位を塗装すべく塗料粘度を変更しても、混合バ
ルブ８と吐出ガン１をつなぐチューブ１０に残留してい
る低粘度塗料で塗装がなされ、逆に、低粘度部位では高
粘度塗料で塗装がなされ、塗料の塗膜たれおよび塗装肌
の平滑性のばらつきが大きくなる問題がある。
来の自動吹付塗装方法では、塗料と希釈溶剤とを混合し
塗料粘度を調整する混合バルブ８と塗料を吐出する吐出
ガン１とが離れており、従って、制御装置部２の指令で
混合バルブ８内で塗料粘度の変更を行っても、実際に変
更した粘度の塗料が吐出ガン１より吐出されるまでにタ
イムラグが発生する。このタイムラグにより、例えば、
高粘度部位を塗装すべく塗料粘度を変更しても、混合バ
ルブ８と吐出ガン１をつなぐチューブ１０に残留してい
る低粘度塗料で塗装がなされ、逆に、低粘度部位では高
粘度塗料で塗装がなされ、塗料の塗膜たれおよび塗装肌
の平滑性のばらつきが大きくなる問題がある。
【０００６】よって、塗膜たれの防止および塗装肌の平
滑性を高めるために、塗料粘度の設定変更時に上記チュ
ーブ１０に残留した変更以前の粘度の塗料を廃液タンク
４５に排出させる方法がとられ得るが、使用する塗料に
無駄が多く、かつ、時間がかかるため自動機稼動ロスも
多く発生する。
滑性を高めるために、塗料粘度の設定変更時に上記チュ
ーブ１０に残留した変更以前の粘度の塗料を廃液タンク
４５に排出させる方法がとられ得るが、使用する塗料に
無駄が多く、かつ、時間がかかるため自動機稼動ロスも
多く発生する。
【０００７】そこで本発明は、塗料粘度の制御と、粘度
を所定に制御された塗料の吐出との間のタイムラグをな
くし、塗装部位に応じた粘度の塗料を吐出して塗装肌が
良好で、かつ塗膜たれのない塗装をなし、使用塗料の無
駄をなくする自動吹付塗装方法を実現することを課題と
してなされたものである。
を所定に制御された塗料の吐出との間のタイムラグをな
くし、塗装部位に応じた粘度の塗料を吐出して塗装肌が
良好で、かつ塗膜たれのない塗装をなし、使用塗料の無
駄をなくする自動吹付塗装方法を実現することを課題と
してなされたものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】塗料に希釈溶剤を混合す
る比率を変えて塗料粘度を被塗装物３の部位形状に適応
した粘度に制御して塗装を行なう自動吹付塗装方法にお
いて、図１に示すように、混合比率が所定の比率となる
ように制御装置部２により供給量を制御した塗料および
稀釈溶剤をそれぞれ吐出ガン１内に設けた個別のフィー
ドチューブ１１，１２へ送り、これらフィードチューブ
１１，１２から塗料および稀釈溶剤をそれぞれ、吐出ガ
ン１先端に設けた高速回転するベルカップ１３内に供給
して混合せしめ、所定粘度の塗料を吐出ガン１先端から
吐出せしめる。
る比率を変えて塗料粘度を被塗装物３の部位形状に適応
した粘度に制御して塗装を行なう自動吹付塗装方法にお
いて、図１に示すように、混合比率が所定の比率となる
ように制御装置部２により供給量を制御した塗料および
稀釈溶剤をそれぞれ吐出ガン１内に設けた個別のフィー
ドチューブ１１，１２へ送り、これらフィードチューブ
１１，１２から塗料および稀釈溶剤をそれぞれ、吐出ガ
ン１先端に設けた高速回転するベルカップ１３内に供給
して混合せしめ、所定粘度の塗料を吐出ガン１先端から
吐出せしめる。
【０００９】この場合、吐出ガン１内に設けた塗料およ
び希釈溶剤のフィードーブ１１，１２を２重構造のパイ
プ材で構成し、内側の塗料用フィードチューブ１１から
の塗料と外側の希釈溶剤用フィードチューブ１２からの
希釈溶剤を均一に混合して吐出せしめる。
び希釈溶剤のフィードーブ１１，１２を２重構造のパイ
プ材で構成し、内側の塗料用フィードチューブ１１から
の塗料と外側の希釈溶剤用フィードチューブ１２からの
希釈溶剤を均一に混合して吐出せしめる。
【００１０】
【作用】上記構造の自動吹付塗装方法によれば、塗装
は、被塗装物３の部位形状に対応して、制御装置部２に
より塗料および希釈溶剤の供給量が変更されると、吐出
ガン１へのこれらの供給圧力がフィードチューブ１１，
１２先端において瞬時に変わり、タイムラグなく粘度が
変更された塗料が吐出される。従って塗装部位が形状の
異なる部位へ移行すると、直ちにその部位に適した粘度
の塗料が吐出される。
は、被塗装物３の部位形状に対応して、制御装置部２に
より塗料および希釈溶剤の供給量が変更されると、吐出
ガン１へのこれらの供給圧力がフィードチューブ１１，
１２先端において瞬時に変わり、タイムラグなく粘度が
変更された塗料が吐出される。従って塗装部位が形状の
異なる部位へ移行すると、直ちにその部位に適した粘度
の塗料が吐出される。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図１に基づいて説明する。
図１は本発明の実施に用いる自動吹付塗装システムを示
すもので、制御装置部２により塗料の粘度を設定し、所
定の粘度となるようにそれぞれの流量を制御して塗料お
よび希釈溶剤を個別に吐出ガン１のベルカップ１３内に
供給するとともに、ベルカップ１３内にて塗料と希釈溶
剤を混合し、設定粘度の塗料を吐出せしめ、車両ボデー
（被塗装物）３を塗装する。
図１は本発明の実施に用いる自動吹付塗装システムを示
すもので、制御装置部２により塗料の粘度を設定し、所
定の粘度となるようにそれぞれの流量を制御して塗料お
よび希釈溶剤を個別に吐出ガン１のベルカップ１３内に
供給するとともに、ベルカップ１３内にて塗料と希釈溶
剤を混合し、設定粘度の塗料を吐出せしめ、車両ボデー
（被塗装物）３を塗装する。
【００１２】上記制御装置部２は、従来の自動吹付塗装
システムの制御装置部と実質的に同じで、ＣＰＵ２０１
の演算処理により制御される。外部入力２０４は、セン
サ、スイッチ類により入力される被塗装物３の情報信号
であり、入力基板２０３を介して被塗装物３の情報デー
タとしてＣＰＵ２０１に読み取られる。ＣＰＵ２０１は
上記情報データに基づいて、予めメモリ基板２０２に記
憶させてある塗装条件データを読み出すとともに演算し
て塗装設定データを算出する。そして上記設定データ
は、吐出量制御基板２０５および出力基板２０６に転送
される。
システムの制御装置部と実質的に同じで、ＣＰＵ２０１
の演算処理により制御される。外部入力２０４は、セン
サ、スイッチ類により入力される被塗装物３の情報信号
であり、入力基板２０３を介して被塗装物３の情報デー
タとしてＣＰＵ２０１に読み取られる。ＣＰＵ２０１は
上記情報データに基づいて、予めメモリ基板２０２に記
憶させてある塗装条件データを読み出すとともに演算し
て塗装設定データを算出する。そして上記設定データ
は、吐出量制御基板２０５および出力基板２０６に転送
される。
【００１３】上記吐出量制御基板２０５は、２チャンネ
ルを有し、塗料および希釈溶剤吐出量の設定データをＤ
／Ａ変換して電圧または電流レベルのアナログ信号に変
換し、一つは塗料ポンプ６駆動用のＡＣサーボモーター
６１に出力し、ＡＣサーボモーター６１の回転数を制御
する。もう一つは希釈溶剤の吐出量用電空変換器２０８
に出力し、圧縮エアの圧力制御を行なう。
ルを有し、塗料および希釈溶剤吐出量の設定データをＤ
／Ａ変換して電圧または電流レベルのアナログ信号に変
換し、一つは塗料ポンプ６駆動用のＡＣサーボモーター
６１に出力し、ＡＣサーボモーター６１の回転数を制御
する。もう一つは希釈溶剤の吐出量用電空変換器２０８
に出力し、圧縮エアの圧力制御を行なう。
【００１４】一方、出力基板２０６は、上記設定データ
を図略の電磁弁、リレーおよび表示器等の出力機器に対
して出力する電気信号および空気圧力信号等の外部出力
２０７に変換する。
を図略の電磁弁、リレーおよび表示器等の出力機器に対
して出力する電気信号および空気圧力信号等の外部出力
２０７に変換する。
【００１５】上記制御装置部２の吐出量制御基板２０５
でＡＣサーボモーター６１の回転数を変化させることに
より、塗料ポンプ６の作動量を変化せしめる。よって、
塗料は供給量が変更され、塗料タンク４からバルブ９Ａ
を介しチューブ１０１により吐出ガン１に送られる。ま
た電空変換器２０８で圧縮エアの圧力制御を行うことに
より、エアオペレーテッドレギュレーター７の作動量を
変化せしめ、これにより希釈溶剤は供給量が変更され、
希釈溶剤タンク５からバルブ９Ｂを介しチューブ１０２
により吐出ガン１に送られる。バルブ９Ａ，９Ｂも制御
装置部２の外部出力２０７により制御される。このよう
に所定の供給量に設定変更しながら塗料および希釈溶剤
を個別に吐出ガン１に供給する。
でＡＣサーボモーター６１の回転数を変化させることに
より、塗料ポンプ６の作動量を変化せしめる。よって、
塗料は供給量が変更され、塗料タンク４からバルブ９Ａ
を介しチューブ１０１により吐出ガン１に送られる。ま
た電空変換器２０８で圧縮エアの圧力制御を行うことに
より、エアオペレーテッドレギュレーター７の作動量を
変化せしめ、これにより希釈溶剤は供給量が変更され、
希釈溶剤タンク５からバルブ９Ｂを介しチューブ１０２
により吐出ガン１に送られる。バルブ９Ａ，９Ｂも制御
装置部２の外部出力２０７により制御される。このよう
に所定の供給量に設定変更しながら塗料および希釈溶剤
を個別に吐出ガン１に供給する。
【００１６】上記吐出ガン１は、図１（Ｂ）に示すよう
に、エアモーター等で回転する円筒状のシャフト１５の
内部に２重構造のフィードチューブ１１，１２をシャフ
ト１５と同軸に配設し、シャフト１５の先端にはベルカ
ップ１３が設けてある。内側のフィードチューブ１１は
上記チューブ１０１に、外側のフィードチューブ１２は
上記チューブ１０２にそれぞれ連通せしめてある。ベル
カップ１３は、シャフト１５に連結した基端から先端に
かけて漸次径の大なるベル形状を有する。さらにベルカ
ップ１３の先端に蓋１４が設けてある。蓋１４は略円錐
形で、その頂点をベルカップ１３内部へ向けて、ベルカ
ップ１３と同軸に配置して、外周縁がベルカップ１３の
先端内周に固定してある。ベルカップ１３と蓋１４の固
定部には複数の隙間１６が設けてあり、該隙間１６より
塗料を吐出せしめる構造としてある。
に、エアモーター等で回転する円筒状のシャフト１５の
内部に２重構造のフィードチューブ１１，１２をシャフ
ト１５と同軸に配設し、シャフト１５の先端にはベルカ
ップ１３が設けてある。内側のフィードチューブ１１は
上記チューブ１０１に、外側のフィードチューブ１２は
上記チューブ１０２にそれぞれ連通せしめてある。ベル
カップ１３は、シャフト１５に連結した基端から先端に
かけて漸次径の大なるベル形状を有する。さらにベルカ
ップ１３の先端に蓋１４が設けてある。蓋１４は略円錐
形で、その頂点をベルカップ１３内部へ向けて、ベルカ
ップ１３と同軸に配置して、外周縁がベルカップ１３の
先端内周に固定してある。ベルカップ１３と蓋１４の固
定部には複数の隙間１６が設けてあり、該隙間１６より
塗料を吐出せしめる構造としてある。
【００１７】塗装を行うに際しては、エアモーター等に
より高速回転する吐出ガン１のベルカップ１３内部に、
制御装置部２により所定量に設定された塗料をチューブ
１０１、フィードチューブ１１より供給し、また制御装
置部２により所定量に設定された希釈溶剤をチューブ１
０２、フィードチューブ１２より供給する。ここでベル
カップ１３は高速回転しており、ベルカップ１３内部に
供給された塗料および希釈溶剤はベルカップ１３の回転
力により混合される。この場合、ベルカップ１３に供給
された塗料および希釈溶剤は同軸のフィードチューブ１
１，１２によりそれぞれ供給され、塗料を囲むように希
釈溶剤が供給され混合するため均一な混合塗料となる。
また、混合された塗料は、遠心力により外側へ飛ばされ
て、漸次径の大なるベルカップ１３の内面に沿って運ば
れ、ベルカップ１３先端の隙間１６よりベルカップ１３
外部へ吐出され塗装を行なう。
より高速回転する吐出ガン１のベルカップ１３内部に、
制御装置部２により所定量に設定された塗料をチューブ
１０１、フィードチューブ１１より供給し、また制御装
置部２により所定量に設定された希釈溶剤をチューブ１
０２、フィードチューブ１２より供給する。ここでベル
カップ１３は高速回転しており、ベルカップ１３内部に
供給された塗料および希釈溶剤はベルカップ１３の回転
力により混合される。この場合、ベルカップ１３に供給
された塗料および希釈溶剤は同軸のフィードチューブ１
１，１２によりそれぞれ供給され、塗料を囲むように希
釈溶剤が供給され混合するため均一な混合塗料となる。
また、混合された塗料は、遠心力により外側へ飛ばされ
て、漸次径の大なるベルカップ１３の内面に沿って運ば
れ、ベルカップ１３先端の隙間１６よりベルカップ１３
外部へ吐出され塗装を行なう。
【００１８】この場合、制御装置部２により塗料および
希釈溶剤の供給量が変更されると、チューブ１０１、フ
ィードチューブ１１およびチューブ１０２、フィードチ
ューブ１２内の液圧は直ちに変化し、所定の量比で塗料
および希釈溶剤がベルカップ１３内で混合され、吐出さ
れる。
希釈溶剤の供給量が変更されると、チューブ１０１、フ
ィードチューブ１１およびチューブ１０２、フィードチ
ューブ１２内の液圧は直ちに変化し、所定の量比で塗料
および希釈溶剤がベルカップ１３内で混合され、吐出さ
れる。
【００１９】
【発明の効果】このように本発明によれば、制御装置部
により塗料および希釈溶剤の供給量が変更されると同時
に、吐出ガンから吐出される塗料の粘度が変更される。
従って、高粘度塗料塗装から低粘度塗料塗装へ移行する
とき、あるいはその逆の移行がされるとき、直ちに最適
粘度の塗料を吐出することができるから、塗装部位に応
じ、塗膜たれなく、塗装肌の良好な塗装を行うことがで
きる。また無駄な塗料の使用および稼動時間ロスもなく
なる。
により塗料および希釈溶剤の供給量が変更されると同時
に、吐出ガンから吐出される塗料の粘度が変更される。
従って、高粘度塗料塗装から低粘度塗料塗装へ移行する
とき、あるいはその逆の移行がされるとき、直ちに最適
粘度の塗料を吐出することができるから、塗装部位に応
じ、塗膜たれなく、塗装肌の良好な塗装を行うことがで
きる。また無駄な塗料の使用および稼動時間ロスもなく
なる。
【図１】図１（Ａ）は本発明の自動吹付塗装方法の実施
に用いる自動吹付塗装システムのシステム図、図１
（Ｂ）は図１（Ａ）の自動吹付塗装システムに用いる吐
出ガンの要部拡大断面図である。
に用いる自動吹付塗装システムのシステム図、図１
（Ｂ）は図１（Ａ）の自動吹付塗装システムに用いる吐
出ガンの要部拡大断面図である。
【図２】従来の自動吹付塗装システムのシステム図であ
る。
る。
１ 吐出ガン １１，１２ フィードチューブ １３ ベルカップ ２ 制御装置部 ３ 被塗装物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 直秀 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 特開 平６−328039（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−197567（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B05D 1/02 - 1/04 B05D 7/14 B05B 5/00 - 5/16
Claims (2)
- 【請求項１】 塗料に希釈溶剤を混合する比率を変えて
塗料粘度を被塗装物の部位形状に適応した粘度に制御し
て塗装を行なう自動吹付塗装方法において、混合比率が
所定の比率となるようにそれぞれの供給量を制御した塗
料および稀釈溶剤を、吐出ガン内に設けた個別のフィー
ドチューブへ送り、これらフィードチューブから塗料お
よび稀釈溶剤をそれぞれ、吐出ガン先端に設けた高速回
転するベルカップ内に供給して混合せしめ、所定粘度の
塗料を吐出ガン先端から吐出せしめることを特徴とする
自動吹付塗装方法。 - 【請求項２】 上記吐出ガン内に設けた塗料および希釈
溶剤のフィードチューブを２重構造のパイプ材で構成し
て、内側の塗料用フィードチューブからの塗料と、外側
の希釈溶剤用フィードチューブからの希釈溶剤とを均一
に混合して吐出せしめる請求項１記載の自動吹付塗装方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32945694A JP3293379B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 自動吹付塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32945694A JP3293379B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 自動吹付塗装方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08155375A JPH08155375A (ja) | 1996-06-18 |
| JP3293379B2 true JP3293379B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=18221585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32945694A Expired - Fee Related JP3293379B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 自動吹付塗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3293379B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030033936A (ko) * | 2001-10-25 | 2003-05-01 | 간사이 페인트 가부시키가이샤 | 도료 공급 방법 및 도료 공급 장치 |
| JP5301489B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2013-09-25 | 本田技研工業株式会社 | 塗装方法及び塗装装置 |
| DE102021124196A1 (de) * | 2021-09-20 | 2023-03-23 | Dürr Systems Ag | Applikationsverfahren zur Beschichtung eines Objekts, vorzugsweise eines oder mehrerer Kraftfahrzeugkaroserie-Teile |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP32945694A patent/JP3293379B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08155375A (ja) | 1996-06-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA1236346A (en) | Method and apparatus for spraying coating material | |
| US4776520A (en) | Rotary atomizer | |
| EP2170525B1 (en) | Spray device having a parabolic flow surface | |
| JP4409910B2 (ja) | スプレー塗装装置および塗装方法 | |
| US7384670B2 (en) | Coating method and atomizer | |
| JP3293379B2 (ja) | 自動吹付塗装方法 | |
| EP0109224A2 (en) | Rotary liquid sprayer | |
| US5225239A (en) | Electrostatic spray coating apparatus for applying two component mixture | |
| EP0422813A2 (en) | Electrostatic spray coating apparatus | |
| KR20190025357A (ko) | 스프레이 방식의 표면처리 시스템 | |
| JP3562350B2 (ja) | 多色塗装用の塗装装置および塗装方法 | |
| JPH1080649A (ja) | 回転霧化静電塗装装置 | |
| EP0387978A2 (en) | Electrostatic spray coating apparatus for applying two component mixture | |
| JP2567072B2 (ja) | 回転霧化式塗装装置 | |
| JP3052762B2 (ja) | ツートン塗装方法 | |
| JPH0290963A (ja) | 塗装におけるカラーチェンジ装置 | |
| CN110252543B (zh) | 一种空气成形罩、旋杯及雾化喷涂装置 | |
| JPH02280865A (ja) | 塗装装置 | |
| JPH10151385A (ja) | 塗料送給方法および塗装装置 | |
| GB2082940A (en) | Rotary atomizer | |
| JP4494611B2 (ja) | ２液混合塗装装置 | |
| JPH09155252A (ja) | 多色塗料の定量送出ユニット | |
| JPH0446820Y2 (ja) | ||
| JP2510608B2 (ja) | 静電塗装装置 | |
| JPS60122069A (ja) | 塗装方法および塗装装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |