JPH06242Y2 - ソリツドタイヤ - Google Patents

ソリツドタイヤ

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JPH06242Y2
JPH06242Y2 JP1987048128U JP4812887U JPH06242Y2 JP H06242 Y2 JPH06242 Y2 JP H06242Y2 JP 1987048128 U JP1987048128 U JP 1987048128U JP 4812887 U JP4812887 U JP 4812887U JP H06242 Y2 JPH06242 Y2 JP H06242Y2
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JP
Japan
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rubber body
core metal
solid rubber
solid
flange portion
Prior art date
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JP1987048128U
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English (en)
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JPS63154301U (ja
Inventor
康次 菅原
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、芯金に加硫接着されたソリッドゴム体の幅
方向端縁における端部剥離の発生とその成長とを防止し
たソリッドタイヤに関する。
〔従来の技術〕 一般に、車両用ホイールに嵌め込んで取り付けられる圧
入式ソリッドタイヤは、第2図に示すように円筒状の芯
金(ベースバンド)10と芯金10の外周面に加硫接着
されたソリッドゴム体20とから構成されているが、こ
のソリッドタイヤの芯金10の側面(幅方向端面)11
は地肌が外部に露出した状態になっている。
このため、水溜りのある屋外や海岸などのホイールが浸
入する箇所で使用される車両においては、芯金10の側
面11に錆が生じて腐食しやすく、芯金10とソリッド
ゴム体20との接着面と端縁部分が腐食すると、ソリッ
ドゴム体20の端部が剥離して芯金10との接着面にす
きまが生ずることになる。このようなソリッドゴム体2
0の端部剥離が一たん発生すると、芯金10との間での
すきま腐食が漸次幅方向内側に向かって進行し、ますま
す端部剥離が成長するという結果を招くことになる。
このようなソリッドゴム体20の端部剥離を防止するた
め、従前から種々の対策が採られており、たとえば第3
図に示すように、ソリッドゴム体20の幅方向両端部に
フランジ部22を設けて芯金10の側面11を被覆した
もの、あるいは第4図に示すように、芯金10の幅方向
両側部よりも内側部分の高さ(肉厚)を大きく成形して
凸部12を設け、ソリッドゴム体20の幅方向端縁部分
の接着面積が広くしたものなどが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来のソリッドタイヤのうち、第3図のも
のは、使用開始後の初期の段階では芯金10の側面11
が浸水により腐食することはないけれども、芯金10の
内周面が腐食したときはソリッドゴム体20のフランジ
部22が剥離して芯金10の側面11との間にすきまが
生じ、時間の経過とともにすきま腐食が進行することに
変わりはなく、ソリッドゴム体20の端部剥離に至るま
での時間が多少長くなるという一時的な効果が得られる
だけであり、第4図のものも同様に芯金10の幅方向端
部における接着面積が広い分だけソリッドゴム体20の
端部剥離の時間が遅くなることや、全面剥離をしてもソ
リッドゴム体20が瞬時に抜け出すことがないという効
果が得られるだけであって、逆にこのソリッドタイヤは
芯金10に凸部12を設けているために、角部12aへ
の応力集中などソリッドゴム体20の負荷部が荷重を受
けたときの機能が低下することがあり、ソリッドタイヤ
としての性能に好ましくない影響を与える場合もある。
このように、従来のソリッドタイヤは、ソリッドゴム体
の端部剥離の発生とその成長とを恒久的に阻止する対策
としては不十分であるという問題がある。
この考案は、上記のような問題を解決して、ソリッドタ
イヤ本体の性能を阻害することなく、ソリッドゴム体の
端部剥離の発生とその成長とを恒久的に阻止することが
できるソリッドタイヤを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のソリッドタイヤは、芯金の両側端面にソリッ
ドゴム体の幅方向両側縁の半径方向内側に延出して設け
たフランジ部を加硫接着し、ソリッドゴム体のフランジ
部の外側面に当接したリングをボルトにより芯金に締着
し、芯金の両側端面に縮み代をもって圧着固定されたソ
リッドゴム体のフランジ部によるシール機構を設けてい
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、この考案の実施例の要部を左上半部について
示す縦断面図である。
芯金10の幅方向端面には、内周側に設けた段部を介し
て幅方向の外側と内側とにそれぞれ端面13,14を形
成している。芯金10の内側端面14には、円周方向に
適宜の間隔をおいてねじ穴15が設けられている。
芯金10の外周面に加硫接着されたソリッドゴム体20
の幅方向端縁には、半径方向内側に延出するフランジ部
23を設けて、フランジ部23を芯金10の内側端面1
4に加硫接着している。このフランジ部23には、芯金
10のねじ穴15と対応する位置にそれぞれボルト穴2
5が設けてある。
ソリッドゴム体20のフランジ部23の外側面と芯金1
0の外側端面13とには、金属もしくは合成樹脂製のリ
ング30を当接させ、リング30に設けてあるボルト穴
32に挿通したボルト35をソリツドゴム体20のフラ
ンジ部23のボルト穴25を経て芯金10のねじ穴15
に螺合し、締着されたリング30によってソリッドゴム
体20のフランジ部23を芯金10の内側端面14に圧
着固定している。
ソリッドゴム体20のフランジ部23は、その厚さを芯
金10の段部の幅よりもやや厚く成形して、すなわちソ
リッドゴム体20のフランジ部23の端面を芯金10の
外側端面13よりやや突出した状態で成形してリング3
0による締着時に縮み代ができるようにしてある。
また、リング30の締着後に、リング30のボルト穴3
2とボルト35の頭部との間のすきまに適宜の充填材に
より目詰めを施して、ボルト35と各ボルト穴32,2
5との間のすきまから芯金10のねじ穴15に浸水する
のを防止するのが好ましい。
上記構成のソリッドタイヤは、浸水個所で稼働する車両
のホイールに取り付けて使用した場合、芯金10の内側
端面14に加硫接着されたソリッドゴム体20のフラン
ジ部23がリング30によって縮み代をもって圧着され
て、シール機構が設けられているので、芯金10との接
着面から水が浸入することはなく、たとえ芯金10の内
周面に錆が発生して接着面の端縁部分にすきまができて
も、ソリッドゴム体20のフランジ部23はリング30
によって芯金10に固定されているので、フランジ部2
3が剥離したり、すきま腐食か進行することもないか
ら、ソリッドゴム体20の端部剥離の発生、ひいてはそ
の成長が防止されることになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案のソリッドタイヤは、芯
金の両側端面に加硫接着したソリッドゴム体のフランジ
部をリングによって芯金に縮み代をもって圧着固定し、
芯金の両側端面とソリッドゴム体の軸方向両側縁との接
着部分にソリッドゴム体のフランジ部によるシール機構
を設けているので、接着面の端縁部分の芯金が腐食した
場合でも、接着面に水が浸入することがなくなり、すき
ま腐食の進行を防止してソリッドゴム体の端部剥離の発
生はもとよりその成長を恒久的に阻止することが可能と
なるだけでなく、タイヤ性能に何らの影響もないことと
相まって耐久性にすぐれたソリッドタイヤが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の要部を示す縦断面図、第2
図ないし第4図はそれぞれ従来のソリッドタイヤを示す
上半部断面図である。 図中、10は芯金、14は芯金の端面、17は芯金外周
面の端縁部、20はソリッドゴム体、23,24はそれ
ぞれソリッドゴム体のフランジ部、側端部、30,31
はリング、35,36はボルトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯金の外周面にソリッドゴム体を加硫接着
    してなるソリッドタイヤにおいて、前記芯金の両側端面
    にソリッドゴム体の幅方向両側縁の半径方向内側に延出
    して設けたフランジ部を加硫接着し、ソリッドゴム体の
    フランジ部の外側面に当接したリングをボルトにより芯
    金に締着し、芯金の両側端面に縮み代をもって圧着固定
    されたソリッドゴム体のフランジ部によるシール機構を
    設けたことを特徴とするソリッドタイヤ。
JP1987048128U 1987-03-31 1987-03-31 ソリツドタイヤ Expired - Lifetime JPH06242Y2 (ja)

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JP1987048128U JPH06242Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31 ソリツドタイヤ

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JPS63154301U JPS63154301U (ja) 1988-10-11
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JPS58126501U (ja) * 1982-02-23 1983-08-27 オ−ツタイヤ株式会社 ソリツドタイヤの構造

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