JPH0624242Y2 - サスペンシヨンメンバの取付構造 - Google Patents

サスペンシヨンメンバの取付構造

Info

Publication number
JPH0624242Y2
JPH0624242Y2 JP16183185U JP16183185U JPH0624242Y2 JP H0624242 Y2 JPH0624242 Y2 JP H0624242Y2 JP 16183185 U JP16183185 U JP 16183185U JP 16183185 U JP16183185 U JP 16183185U JP H0624242 Y2 JPH0624242 Y2 JP H0624242Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
suspension member
suspension
vehicle
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16183185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6270006U (ja
Inventor
省吾 田中
三男 川瀬
尚人 北川
清克 三浦
信男 平岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP16183185U priority Critical patent/JPH0624242Y2/ja
Priority to DE19863635612 priority patent/DE3635612A1/de
Priority to US06/921,125 priority patent/US4723791A/en
Publication of JPS6270006U publication Critical patent/JPS6270006U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0624242Y2 publication Critical patent/JPH0624242Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はサスペンションを支持するサスペンションメン
バの車体への取付構造に関する。
〔従来の技術〕
車両の車輪を車体へ支持するためのサスペンション構造
には、車輪からの前後方向力がラジアスロッドを介して
伝達される構造のものが知られている(実開昭58−1
24374号参照)。
このサスペンション構造では、ラジアスロッドが支持さ
れるサスペンションメンバは、車体前後方向力を充分に
支持するための形状、強度を有する必要があり、大型で
強固となる傾向にある。
そこで、本出願人はラジアスロッドの軸心が、サスペン
ションメンバの車体への取付部に配設されるボデーマウ
ント用部材を指向するようなサスペンション配置とし
て、小型かつ軽量のサスペンションメンバを得ることが
できる技術を提案している(実願昭59−101671
号)。
ところで、サスペンションからの入力に対して、サスペ
ンションメンバの変位量を小さくおさえることが操縦安
定性の向上に効果をもたらす。従って、サスペンション
メンバのボデーマウント用部材間の車体幅方向スパンは
大きくとることが望まれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、実願昭59−101671号の技術で
は、ラジアスロッドのボデーマウント用部材に対する配
置関係から、ボデーマウント用部材間の車体幅方向スパ
ンを大きくすることには限界があった。
本考案は上記事実を考慮して、サスペンションメンバを
小型かつ軽量とすることができるとともに操縦安定性を
向上させることができるサスペンションメンバの取付構
造を得ることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るサスペンションメンバの取付構造では、車
輪からの前後方向力がラジアスロッドを介して車体側へ
伝達される構造のサスペンションを支持するサスペンシ
ョンメンバの取付構造であって、該サスペンションメン
バは、前記ラジアスロッドの軸線が指向する第1の部位
と、該第1の部位から車体左右方向外側に位置した第2
の部位と、第1の部位及び第2の部位と車体前後方向に
離間するとともに第2の部位との車体左右方向のオフセ
ット量が第1の部位との車体左右方向のオフセット量よ
り大きい第3の部位とにボデーマウント用部材が配設さ
れて車体側へ取り付けられるとともに、第1の部位に配
設されるボデーマウント用部材の車体前後左右上下各方
向のばね定数が、第2の部位に配設されるボデーマウン
ト用部材の車体前後左右上下各方向のばね定数より小と
され且つ、第1の部位に配設されるボデーマウント用部
材の車体前後左右上下各方向のばね定数が、第3の部位
に配設されるボデーマウント用部材の車体前後左右上下
各方向のばね定数より小とされることを特徴としてい
る。
〔作用〕
上記構成のサスペンションメンバの取付構造では、車輪
からの前後方向力が比較的小さい場合には、第1の部位
及び第2の部位に配設されるボデーマウント用部材の変
形量が小さく、第1の部位に配設されるボデーマウント
用部材のばね定数が第2の部位及び第3の部位に配設さ
れるボデーマウント用部材のばね定数より小さいので、
サスペンションメンバへの入力は第2の部位及び第3の
部位に配設されたボデーマウント用部材を介して車体へ
伝達される。この場合、第3の部位と第2の部位との車
体左右方向のオフセット量が、第3の部位と第1の部位
との車体左右方向のオフセット量より大きいため、第2
の部位と第3の部位との車体幅方向距離は、第1の部位
と第3の部位とのそれよりも長くなる。従って、サスペ
ンションメンバの実質的な取付スパンが広いことにな
り、サスペンションメンバの変位量が小さく操縦安定性
が向上される。
これに対して、車輪からの前後方向力が比較的大きい場
合には、第1の部位及び第2の部位に配設されたボデー
マウント用部材の変位量が大きいので、この第2の部位
に配設されたボデーマウント用部材のばね定数より小さ
なばね定数とされた第1の部位に配設されたボデーマウ
ント用部材が硬くなり、第1の部位に配設されたボデー
マウント用部材を介して、前後方向力の大部分はサスペ
ンションメンバの他の部位を経ることなく、アンダーボ
デーへ伝達される。従って、サスペンションメンバへの
入力は小さくなるので、サスペンションメンバの軽量、
小型化が可能となる。
このように、本考案では、車輪からの前後方向力が比較
的大きい場合には第1の部位及び第2の部位(大部分は
第1の部位)に配設されたボデーマウント用部材がサス
ペンションメンバを支持するように作用し、前後方向力
が比較的小さい場合には、第2の部位及び第3の部位に
配設されたボデーマウント用部材がサスペンションメン
バを支持するように作用するので、軽量・小型構造のサ
スペンションメンバで操縦安定性を向上させることがで
きる。
〔実施例〕
第1図乃至第5図には本考案に係るサスペンションメン
バの実施例が示されている。
第1図(上面図)、第4図(上方から見た斜視図)及び
第5図(下方から見た斜視図)に示されるように、サス
ペンションメンバ10は車体の前後方向中心線Aへ(第
1図参照)の左右に位置して車体前後方向へ延出する一
対のサイドメンバ12と、車体の左右方向へ延出して一
対のサイドメンバ12を連結する2本のクロスメンバ1
4,16とが一体に構成されている。
サイドメンバ12には、クロスメンバ14との連結部側
の端部に第3の部位としての筒状の孔部18が形成さ
れ、自由端側の端部に第1の部位としての筒状の孔部2
0と第2の部位としての孔部22が形成されている。孔
部22は孔部20に対し、車体左右方向外側に位置して
いる。
孔部20,22には、第2図に示されるように、ボデー
マウント用部材の外筒24が嵌着されている。外筒24
には円筒形状のクツションゴム26が接着状態で嵌着さ
れ、クツションゴム26には内筒28が接着状態で嵌着
されている。内筒28にはアンダーボデー30に固着垂
下されたマウントボルト32が押通されている。マウン
トボルト32の下部にはナツト34が螺合されている。
ナツト34はロアストツパ36を介して内筒28を支持
している。ロアストツパ36はアンダーボデー30に取
り付けられている。
孔部18にも前記同様のボデーマウント用部材が配設さ
れている。これにより、サスペンションメンバ10は、
各孔部18,20,22に配設されたボデーマウント用
部材を介してアンダーボデー30に支持されている。
なお、第1図に示されるように、孔部20に配設される
クツションゴム26には、車体幅方向外側から斜めに同
方向内側へ向う線Bに交差するようにして、かつクツシ
ョンゴム26の中心を挟んで互いに対向する位置に、す
ぐり38が形成されている。従って、クツションゴム2
6は線Bに沿う方向のばね定数が他の方向のばね定数に
比較して小さくなっている。
第5図に示されるように、クロスメンバ14にはブラケ
ツト40が固着され、クロスメンバ16にはブラケツト
42が固着されている。ブラケツト40及び同42に
は、それぞれに第1図に示されるように、サスペンショ
ンアーム44及び同46が上下方向に揺動可能に軸支さ
れて車体幅方向に沿って延出されている。サスペンショ
ンアーム44,46は車輪48を支持しており、主に車
輪48からの左右方向力が伝達されるようになってい
る。
また第1図に示されるように、サイドメンバ12には孔
部20の近傍にラジアスロッド50の一端部が支持され
ている。ラジアスロッド50は第3図に示されるよう
に、一端部に固着された筒部52がサイドメンバ12に
取り付けられたボルト54及びチユーブ56によりブツ
シユ52−1を介して、上下方向に揺動可能に軸支され
ている。
ラジアスロッド50は、軸線Cが前記線Bに略一致する
ように車体幅方向内側から斜めに同方向外側へ向けて延
出されて車輪48を支持しており、主に車輪48からの
前後方向力が伝達されるようになっている。
次に本実施例の作用を説明する。
本実施例のサスペンション構造では、車輪48からの左
右方向力は主にサスペンションアーム44,46を介し
てサスペンションメンバ10へ伝達され、前後方向力は
主にラジアスロッド50を介してサスペンションメンバ
10へ伝達される。
車輪48からの前後方向力が比較的小さい場合には、孔
部20に配設されたボデーマウント用部材のクツション
ゴム26の変形量及び孔部22に配設されたボデーマウ
ント用部材のクツションゴム26の変形量が小さく、孔
部20のクツションゴム26のばね定数が小さいので、
サスペンションメンバ10への入力は孔部22及び同1
8に配設されたボデーマウント用部材を介して車体へ伝
達される。この場合、孔部18と孔部22との車体左右
方向のオフセット量が、孔部18と孔部20との車体左
右方向のオフセット量より大きいため、孔部22と孔部
18との車体幅方向距離は、孔部20と孔部18とのそ
れよりも長い。従って、サスペンションメンバ10の実
質的な取付スパンが広いことになり、サスペンションメ
ンバ10の変位量が小さく、操縦安定性が向上される。
車輪48からの前後方向力が比較的大きい場合には、孔
部20に配設されたボデーマウント用部材のクツション
ゴム26の変形量及び孔部22に配設されたボデーマウ
ント用部材のクツションゴム26の変位量が大きいの
で、孔部20に配設されたボデーマウント用部材のクツ
ションゴム26に形成されているすぐり38の一方が圧
潰されて底付きすることにより該クツションゴム26が
硬くなり、前後方向力の大部分はサスペンションメンバ
の他の部位を経ることなく、孔部20に配設されたボデ
ーマウント用部材を介してアンダーボデー30へ伝達さ
れる。従って、サスペンションメンバ10への入力は小
さくなるので、サスペンションメンバ10の軽量、小型
化が可能となる。
このように、本実施例では、車輪48からの前後方向力
が比較的大きい場合には孔部20及び孔部22(大部分
は孔部20)に配設されたボデーマウント用部材がサス
ペンションメンバ10を支持するように作用し、前後方
向力が比較的小さい場合には、孔部22及び孔部18に
配設されたボデーマウント用部材がサスペンションメン
バ10を支持するように作用するので、軽量・小型構造
のサスペンションメンバで操縦安定性を向上させること
ができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るサスペンションメンバ
の取付構造では、サスペンションメンバは、前記ラジア
スロッドの軸線が指向する第1の部位と、該第1の部位
から車体左右方向外側に位置した第2の部位と、第1の
部位及び第2の部位と車体前後方向に離間するとともに
第2の部位との車体左右方向のオフセット量が第1の部
位との車体左右方向のオフセット量より大きい第3の部
位とにボデーマウント用部材が配設されて車体側へ取り
付けられるとともに、第1の部位に配設されるボデーマ
ウント用部材の車体前後左右上下各方向のばね定数が、
第2の部位に配設されるボデーマウント用部材の車体前
後左右上下各方向のばね定数より小とされ且つ、第1の
部位に配設されるボデーマウント用部材の車体前後左右
上下各方向のばね定数が、第3の部位に配設されるボデ
ーマウント用部材の車体前後左右上下各方向のばね定数
より小とされているので、サスペンションメンバを小型
かつ軽量とすることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係るサスペンションメンバの取付構造の実
施例を示し、第1図は上面概略図、第2図は第1図のII
−II線矢視図、第3図は第1図のIII−III線矢視図、第
4図はサスペンションメンバを上方から見た斜視図、第
5図は同じく下方から見た斜視図である。 10……サスペンションメンバ、 12……サイドメンバ、 14,16……クロスメンバ、 18,20,22……ボデーマウント用部材が取り付け
られる孔部、 26……クツションゴム、 30……アンダーボデー、 38……すぐり、 44,46……サスペンションアーム、 48……車輪、 50……ラジアスロッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三浦 清克 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 平岩 信男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−205206(JP,A) 特開 昭62−94406(JP,A) 実開 昭61−16907(JP,U) 実開 昭58−192109(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪からの前後方向力がラジアスロッドを
    介して車体側へ伝達される構造のサスペンションを支持
    するサスペンションメンバの取付構造であって、該サス
    ペンションメンバは、前記ラジアスロッドの軸線が指向
    する第1の部位と、該第1の部位から車体左右方向外側
    に位置した第2の部位と、第1の部位及び第2の部位と
    車体前後方向に離間するとともに第2の部位との車体左
    右方向のオフセット量が第1の部位との車体左右方向の
    オフセット量より大きい第3の部位とにボデーマウント
    用部材が配設されて車体側へ取り付けられるとともに、
    第1の部位に配設されるボデーマウント用部材の車体前
    後左右上下各方向のばね定数が、第2の部位に配設され
    るボデーマウント用部材の車体前後左右上下各方向のば
    ね定数より小とされ且つ、第1の部位に配設されるボデ
    ーマウント用部材の車体前後左右上下各方向のばね定数
    が、第3の部位に配設されるボデーマウント用部材の車
    体前後左右上下各方向のばね定数より小とされることを
    特徴とするサスペンションメンバの取付構造。
JP16183185U 1985-10-21 1985-10-22 サスペンシヨンメンバの取付構造 Expired - Lifetime JPH0624242Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16183185U JPH0624242Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22 サスペンシヨンメンバの取付構造
DE19863635612 DE3635612A1 (de) 1985-10-21 1986-10-20 Fahrzeugaufhaengung
US06/921,125 US4723791A (en) 1985-10-21 1986-10-21 Suspension of vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16183185U JPH0624242Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22 サスペンシヨンメンバの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6270006U JPS6270006U (ja) 1987-05-02
JPH0624242Y2 true JPH0624242Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31088513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16183185U Expired - Lifetime JPH0624242Y2 (ja) 1985-10-21 1985-10-22 サスペンシヨンメンバの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624242Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2522493Y2 (ja) * 1987-07-07 1997-01-16 マツダ株式会社 車両のサスペンション装置
JP2512817Y2 (ja) * 1989-08-03 1996-10-02 富士重工業株式会社 車両用リヤサスペンション
KR20040036264A (ko) * 2002-10-24 2004-04-30 현대자동차주식회사 차량의 리어 서스펜션

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6270006U (ja) 1987-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4540197A (en) Vehicle wheel suspension
JP3876039B2 (ja) 自動車の操舵装置
JP2518349B2 (ja) 車輌用リヤサスペンション
US4097057A (en) Independent suspension system
JPH1148728A (ja) 操舵輪用サスペンション装置
JPH0624242Y2 (ja) サスペンシヨンメンバの取付構造
JP3122728B2 (ja) 自動車の車輪懸架装置
JP2007168478A (ja) サスペンション装置
JP2569714B2 (ja) 車輌用リヤサスペンション
JPS58174008A (ja) 車両のスタピライザ取付構造
JPS58141907A (ja) 車両の独立懸架装置
JPH0723285Y2 (ja) 前輪懸架装置
JP2831347B2 (ja) 荒地走行用車輛の前輪独立懸架装置
JP3170032B2 (ja) 自動車のフロントサスペンション
JPH0525283Y2 (ja)
JPH0413205Y2 (ja)
JPH0737928Y2 (ja) 自動車の後輪懸架装置
JPH0616866Y2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0632126A (ja) 車輌用ダブルアーム式サスペンション
KR100309151B1 (ko) 자동차의 후륜 현가장치
JPH0741858B2 (ja) 車輌の車体構造
JPS6332726Y2 (ja)
JPS5855052Y2 (ja) トレ−リングア−ム式懸架装置
JP2832963B2 (ja) 自動二輪車のパワーユニット懸架装置
JPS59153663A (ja) 自動車のタイヤカバ−装置