JPH0624224Y2 - シャープペンシルの芯出防止装置 - Google Patents
シャープペンシルの芯出防止装置Info
- Publication number
- JPH0624224Y2 JPH0624224Y2 JP5703588U JP5703588U JPH0624224Y2 JP H0624224 Y2 JPH0624224 Y2 JP H0624224Y2 JP 5703588 U JP5703588 U JP 5703588U JP 5703588 U JP5703588 U JP 5703588U JP H0624224 Y2 JPH0624224 Y2 JP H0624224Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mechanical pencil
- chuck body
- operating member
- inclined surface
- lead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、軸筒先端より突出する芯保護管が前後動する
シャープペンシルの芯出防止装置に関する。
シャープペンシルの芯出防止装置に関する。
［従来の技術とその課題］ 鉛芯を軸筒先端より突出するスライダー先端の芯保護管
の先端面と面一の状態で筆記し、その消耗にともない芯
保護管が後退し、筆圧を開放することで初期状態に復帰
するシャープペンシルや、芯保護管の先端面あるいは芯
保護管から突出する鉛芯の先端面を紙面等に押しつけて
ノックすることにより芯の繰り出しを行なうシャープペ
ンシルでは、例えば、ポケット等に差して携帯中に、ポ
ケット等の布地等にスライダー先端の芯保護管が当った
り外れたりすることでスライダーの前後動を生じさせ、
このため知らぬ間に芯が突出して芯折れのおそれや芯に
よる布地等の汚れを増すことがある。
の先端面と面一の状態で筆記し、その消耗にともない芯
保護管が後退し、筆圧を開放することで初期状態に復帰
するシャープペンシルや、芯保護管の先端面あるいは芯
保護管から突出する鉛芯の先端面を紙面等に押しつけて
ノックすることにより芯の繰り出しを行なうシャープペ
ンシルでは、例えば、ポケット等に差して携帯中に、ポ
ケット等の布地等にスライダー先端の芯保護管が当った
り外れたりすることでスライダーの前後動を生じさせ、
このため知らぬ間に芯が突出して芯折れのおそれや芯に
よる布地等の汚れを増すことがある。
本考案は、上述した課題に鑑みなされたものであり、内
方に芯保持部材を配置し、弾撥部材によって前方に付勢
されるスライダーを有するシャープペンシルにあって、
チャック体の後端面と対向する位置に弾撥部材により後
方に付勢され、軸筒内側に設けられた溝を摺動可能な傾
斜面を有する作動部を設けた操作部材を配置し、該操作
部材の後方に円周方向に回転可能で、且つ、前記作動部
の傾斜面と共動し操作部材を前方に移動せしめ、その操
作部材の前方移動によりチャック体をも前進させチャッ
ク体の頭部を拡開させる形斜面を有する回転リングを設
けたことを特徴とするシャープペンシルの芯出防止装置
を要旨とするものである。
方に芯保持部材を配置し、弾撥部材によって前方に付勢
されるスライダーを有するシャープペンシルにあって、
チャック体の後端面と対向する位置に弾撥部材により後
方に付勢され、軸筒内側に設けられた溝を摺動可能な傾
斜面を有する作動部を設けた操作部材を配置し、該操作
部材の後方に円周方向に回転可能で、且つ、前記作動部
の傾斜面と共動し操作部材を前方に移動せしめ、その操
作部材の前方移動によりチャック体をも前進させチャッ
ク体の頭部を拡開させる形斜面を有する回転リングを設
けたことを特徴とするシャープペンシルの芯出防止装置
を要旨とするものである。
［実施例］ 以下添付図面に示す実施例により更に詳細に説明する。
第１図において、軸筒１内には、前方を複数に分割され
た開閉自在なチャック体２と、該チャック体２の前方頭
部外周に形成された縦断面皿状のボール受け座３に載置
されるボール４と、該ボール４を滑動案内し得る傾斜面
５を備えるチャック作動体６と、前記チャック体２をチ
ャック作動体６に対して後方に付勢するチャックスプリ
ング７とより構成されるボールチャック機構８では、チ
ャック体２の鉛芯挟持部２ａで挟持される鉛芯の前進を
許容し、その後退を楔作用にて妨げることが可能であ
り、言い換えれば鉛芯は前方には抵抗なく移動できるが
筆記圧が鉛芯に加わった際には筆記圧に抗して鉛芯を鉛
芯挟持部２ａで強く挟持することができるようになって
いる。９は鉛芯を僅かな力で保持せる合成ゴム等よりな
る保持部材１０を有し、その前方に鉛芯保護用の芯保護
管１１を有するスライダーであって、該スライダー９
は、軸筒１先端に螺着せる先部材１２内面に固定された
環部材１３との間に張設されたスライダースプリング１
４で前方に付勢され、前端を先部材１２の内段に当接
し、後方に押し込み自在に配置されている。１５は、チ
ャック体２の後端面２ｂと対向する位置に端面１５ａを
配置した操作部材であって、該操作部材１５は、軸筒内
面に形成された溝１６の段部との間に張設されたノック
スプリング１７で後方に付勢されている。また、操作部
材１５には、前記溝１６を摺動可能で傾斜面１８ａを有
する作動部１８が設けられている（第３図参照）。該作
動部１８の後方には前記傾斜面１８ａと協動する傾斜面
１９ａを有し、円周方向に回動可能な回転リング１９が
軸筒１外側に設けられている。２０は操作部材１５内面
に一部を固定した芯タンクであり、後方にはノックキャ
ップを嵌着し軸筒１後端より顕出している。
た開閉自在なチャック体２と、該チャック体２の前方頭
部外周に形成された縦断面皿状のボール受け座３に載置
されるボール４と、該ボール４を滑動案内し得る傾斜面
５を備えるチャック作動体６と、前記チャック体２をチ
ャック作動体６に対して後方に付勢するチャックスプリ
ング７とより構成されるボールチャック機構８では、チ
ャック体２の鉛芯挟持部２ａで挟持される鉛芯の前進を
許容し、その後退を楔作用にて妨げることが可能であ
り、言い換えれば鉛芯は前方には抵抗なく移動できるが
筆記圧が鉛芯に加わった際には筆記圧に抗して鉛芯を鉛
芯挟持部２ａで強く挟持することができるようになって
いる。９は鉛芯を僅かな力で保持せる合成ゴム等よりな
る保持部材１０を有し、その前方に鉛芯保護用の芯保護
管１１を有するスライダーであって、該スライダー９
は、軸筒１先端に螺着せる先部材１２内面に固定された
環部材１３との間に張設されたスライダースプリング１
４で前方に付勢され、前端を先部材１２の内段に当接
し、後方に押し込み自在に配置されている。１５は、チ
ャック体２の後端面２ｂと対向する位置に端面１５ａを
配置した操作部材であって、該操作部材１５は、軸筒内
面に形成された溝１６の段部との間に張設されたノック
スプリング１７で後方に付勢されている。また、操作部
材１５には、前記溝１６を摺動可能で傾斜面１８ａを有
する作動部１８が設けられている（第３図参照）。該作
動部１８の後方には前記傾斜面１８ａと協動する傾斜面
１９ａを有し、円周方向に回動可能な回転リング１９が
軸筒１外側に設けられている。２０は操作部材１５内面
に一部を固定した芯タンクであり、後方にはノックキャ
ップを嵌着し軸筒１後端より顕出している。
次に、上述せる構成に基づき動作及び作用を説明する。
筆記を終了後、鉛芯は芯保護管１１先端と面一もしくは
突出した状態である。この状態で、回転リング１９を回
動させると回転リング１９に設けられた傾斜面１９ａ
は、作動部１８の傾斜面１８ａと協動して、操作部材１
５をノックスプリング１７の弾撥力に抗して溝１６内を
作動部１８の後端面と回転リング１９の前端面が当接位
置になるまで前方に移動する。操作部材１５の前方移動
は、操作部材１５の前端面１５ａでチャック体２の後端
面２ｂを押圧することになる。該押圧によってチャック
体２も前進しチャック体の持つ自己拡開力によって頭部
を拡開し、チャック体２ａでの鉛芯の挟持を開放状態と
する（第２−Ａ図参照）。
突出した状態である。この状態で、回転リング１９を回
動させると回転リング１９に設けられた傾斜面１９ａ
は、作動部１８の傾斜面１８ａと協動して、操作部材１
５をノックスプリング１７の弾撥力に抗して溝１６内を
作動部１８の後端面と回転リング１９の前端面が当接位
置になるまで前方に移動する。操作部材１５の前方移動
は、操作部材１５の前端面１５ａでチャック体２の後端
面２ｂを押圧することになる。該押圧によってチャック
体２も前進しチャック体の持つ自己拡開力によって頭部
を拡開し、チャック体２ａでの鉛芯の挟持を開放状態と
する（第２−Ａ図参照）。
［考案の効果］ 以上の如く本考案は、内方に芯保持部材を配置し、弾撥
部材によって前方に付勢されるスライダーを有するシャ
ープペンシルにあって、チャック体の後端面と対向する
位置に弾撥部材により後方に付勢され、軸筒内側に設け
られた溝を摺動可能な傾斜面を有する作動部を設けた操
作部材を配置し、該操作部材の後方に円周方向に回転可
能で、且つ、前記作動部の傾斜面と協動し操作部材を前
方に移動せしめ、その操作部材の前方移動によりチャッ
ク体をも前進させチャック体の頭部を拡開させる傾斜面
を有する回転リングを設けたので、チャック体を拡開し
て鉛芯の挟持を解き、芯をスライダーの保持部材１０に
よってのみ保持されるようにするから、芯保護管の前後
動による芯出のおそれは全くなくなるシャープペンシル
を提供できる。
部材によって前方に付勢されるスライダーを有するシャ
ープペンシルにあって、チャック体の後端面と対向する
位置に弾撥部材により後方に付勢され、軸筒内側に設け
られた溝を摺動可能な傾斜面を有する作動部を設けた操
作部材を配置し、該操作部材の後方に円周方向に回転可
能で、且つ、前記作動部の傾斜面と協動し操作部材を前
方に移動せしめ、その操作部材の前方移動によりチャッ
ク体をも前進させチャック体の頭部を拡開させる傾斜面
を有する回転リングを設けたので、チャック体を拡開し
て鉛芯の挟持を解き、芯をスライダーの保持部材１０に
よってのみ保持されるようにするから、芯保護管の前後
動による芯出のおそれは全くなくなるシャープペンシル
を提供できる。
第１−Ａ図及び第２−Ａ図は、本考案の実施例を示す縦
断面図、第１−Ｂ図及びは第２−Ｂ図は要部動作説明
図、第３図は操作部材の傾斜図である。 １……軸筒、２……チャック体、２ｂ……後端面、１５
……操作部材、１８……作動部、１８ａ……傾斜面、１
９……回転リング、１９ａ……傾斜面
断面図、第１−Ｂ図及びは第２−Ｂ図は要部動作説明
図、第３図は操作部材の傾斜図である。 １……軸筒、２……チャック体、２ｂ……後端面、１５
……操作部材、１８……作動部、１８ａ……傾斜面、１
９……回転リング、１９ａ……傾斜面
Claims (1)
- 【請求項１】内方に芯保持部材を配置し、弾撥部材によ
って前方に付勢されるスライダーを有するシャープペン
シルにあって、チャック体の後端面と対向する位置に弾
撥部材により後方に付勢され、軸筒内側に設けられた溝
を摺動可能な傾斜面を有する作動部を設けた操作部材を
配置し、該操作部材の後方に円周方向に回転可能で、且
つ、前記作動部の傾斜面と協動し操作部材を前方に移動
せしめ、その操作部材の前方移動によりチャック体をも
前進させチャック体の頭部を拡開させる傾斜面を有する
回転リングを設けたことを特徴とするシャープペンシル
の芯出防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5703588U JPH0624224Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | シャープペンシルの芯出防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5703588U JPH0624224Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | シャープペンシルの芯出防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01161080U JPH01161080U (ja) | 1989-11-08 |
| JPH0624224Y2 true JPH0624224Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31282890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5703588U Expired - Lifetime JPH0624224Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | シャープペンシルの芯出防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624224Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0638714Y2 (ja) * | 1989-01-09 | 1994-10-12 | ミクロ株式会社 | シヤープペンシル |
-
1988
- 1988-04-27 JP JP5703588U patent/JPH0624224Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01161080U (ja) | 1989-11-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0624224Y2 (ja) | シャープペンシルの芯出防止装置 | |
| JP4097239B2 (ja) | サイドノック式ボールペン | |
| JPH0615732Y2 (ja) | 軸体先端部の出没機構 | |
| JP2505737Y2 (ja) | 回転式筆記具 | |
| JPS641106Y2 (ja) | ||
| JPS6229270Y2 (ja) | ||
| JPS6213832Y2 (ja) | ||
| JPS623270Y2 (ja) | ||
| JPH0440952Y2 (ja) | ||
| JPS6319184Y2 (ja) | ||
| JPS6337270Y2 (ja) | ||
| JPH0139590Y2 (ja) | ||
| JPH0226700Y2 (ja) | ||
| JPS6021274Y2 (ja) | シヤ−プペンシル | |
| JPH0443347Y2 (ja) | ||
| JPH11334283A (ja) | 後端ノック式筆記具 | |
| JP2560818Y2 (ja) | シャープペンシルのスライダ | |
| JPH0513597Y2 (ja) | ||
| JPH0214461Y2 (ja) | ||
| JPS6136396Y2 (ja) | ||
| JPH0139592Y2 (ja) | ||
| JPH0615721Y2 (ja) | シヤ−プペンシル | |
| JPS6229272Y2 (ja) | ||
| JPS5838320B2 (ja) | 自動芯繰出式筆記具 | |
| JPS6337269Y2 (ja) |