JPH06240941A - 蝶番鉢状部分 - Google Patents

蝶番鉢状部分

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JPH06240941A
JPH06240941A JP6033212A JP3321294A JPH06240941A JP H06240941 A JPH06240941 A JP H06240941A JP 6033212 A JP6033212 A JP 6033212A JP 3321294 A JP3321294 A JP 3321294A JP H06240941 A JPH06240941 A JP H06240941A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具なしに組立てられかつ同様に再び解離さ
れる蝶番鉢状部分を、パーティクルボードにも、木材に
も有利に組立てることができるように改良する。 【構成】 家具部分１３における孔１６内に取付け可能
なケーシングと、該孔内に取付け可能なだぼ状の拡開可
能な締付けジョー２１とを有し、該締付けジョーが、抗
張棒として構成された拡開部材２を介して孔壁に圧着可
能であり、拡開部材が偏心レバーを介して蝶番鉢状部分
４の取付け方向でこの蝶番鉢状部分の組立て平面に対し
て垂直に運動可能であり、かつ締付けジョーが粘性弾性
的な材料から成っており、蝶番鉢状部分と締付けジョー
との間に設けられた金属性の拡開部材が自由端部にフッ
ク３を有し、該フックとは反対の側に、蝶番鉢状部分の
ケーシング壁に支持される圧着突起６が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家具部分における孔内
に取付け可能なケーシングと、該孔内に取付け可能なだ
ぼ状の拡開可能な締付けジョーとを有しており、該締付
けジョーが、抗張棒として構成された拡開部材を介して
孔壁に圧着可能であり、この場合、拡開部材が偏心レバ
ーを介して蝶番鉢状部分の取付け方向でこの蝶番鉢状部
分の組立て平面に対して垂直に運動可能であり、かつ拡
開部材が蝶番鉢状部分の差し込み端部から蝶番鉢状部分
の組立て面に向かう方向で運動される場合に固定部材の
拡開が行われるようになっている形式の蝶番鉢状部分に
関する。
【０００２】
【従来の技術】だぼ又はだぼ状の締付け部材を介する家
具金具の固定は、ねじを介する固定より、良好な堅牢度
もしくは固定力の利点を有しており、かつ現在の従来技
術により通常の形式の固定である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、工具
なしに組立てられかつ同様に再び解離されることができ
る冒頭で述べた形式の蝶番鉢状部分を、パーティクルボ
ードにおいても、木材においても有利に組立てることが
できるように改良することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、固定部材が、蝶番鉢状部分
の周面に配置されていて、粘性弾性的な材料、例えばプ
ラスチック又はゴムから成る円筒セグメント状の締付け
ジョーによって形成されており、かつ拡開部材が蝶番鉢
状部分と締付けジョーとの間に配置されていることにあ
る。
【０００５】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付の図面を用い
て詳細に説明する。図１及び図２は、ヒンジレバー１１
を介して蝶番アーム２０と結合されている蝶番鉢状部分
４を有する蝶番を示している。蝶番鉢状部分４は、扉１
３の孔１６内に取付け可能である。蝶番鉢状部分は、湾
曲部材１によって被われるフランジ２３を有している。
湾曲部材１は２つの偏心レバー１′から成っている。抗
張棒状の拡開部材２はピン５を介して湾曲部材１に保持
されている。
【０００６】蝶番アーム２０は普通の形式で基板１８と
結合されている。基板１８はだぼを有しており、該だぼ
は家具側壁１２の孔内に取付け可能である。
【０００７】図示の実施例では、有利には金属、例えば
ダイガスト成形部材、あるいは薄板から製造された蝶番
鉢状部分４は側方にプラスチック又はゴムから成る締付
けジョー２１を備えている。締付けジョー２１は、粘性
弾性的もしくはゴム弾性的であり、かつ蝶番鉢状部分４
の緊定時に孔１６の壁に平らに圧着される。締付けジョ
ー２１と蝶番鉢状部分４との間に、拡開部材２が配置さ
れている。
【０００８】図２〜図４による実施例では、拡開部材２
がその自由端部に突出するとがったフック３を備えてい
る。拡開部材２には、フック３とは反対の側に圧着突起
６が形成されており、該圧着突起は蝶番鉢状部分壁に支
持される。
【０００９】湾曲部材１が閉じられると、即ちフランジ
２３上に押し付けられると、拡開部材２は引張られ、即
ち孔１６から引張られて、フランジ２３に向かって運動
される。
【００１０】圧着突起６は、上方の凹面状の制限面７を
有しており、該制限面は、弛緩された位置（図３）で湾
曲部８に当接しており、この湾曲部は、蝶番鉢状部分４
の底９から蝶番鉢状部分４の側壁１０への移行部を形成
する。
【００１１】湾曲部材１が閉じられ、かつ拡開部材２が
上記のように引張られると、圧着突起６は湾曲部８に沿
って上方へ（図面に示すように）運ばれ、かつ拡開部材
２は外方へ孔１６の壁に圧着される。
【００１２】このことによって、一面では締付けジョー
２１が孔１６の壁に圧着され、他面ではフック３がその
先端部によって壁内に押し込まれる。
【００１３】締付けジョー２１の、孔１６の壁への圧着
は、拡開部材２の引張りによって締付けジョーが高さ方
向で引き寄せられ、ひいては外方へ圧着されることによ
ってなお強められる。
【００１４】締付けジョー２１は、それが孔１６の壁に
平らに圧着されることによってパーティクルボード材料
内への有利な保持を生ぜしめる。この場合、フック３の
作用は留意しないですむ。しかし、蝶番鉢状部分４が木
材から成る扉に取り付けられると、蝶番鉢状部分の保持
は特に、孔１６の壁内に切り込まれるフック３によって
生ぜしめられる。
【００１５】フック３は、図２から判るように、締付け
ジョー２１と同様にセグメント状に構成されている。締
付けジョー２１は側方の突出部１４を有しており、この
突出部内に溝１５が形成されており、該溝内に拡開部材
２の縁ウェブ１９が案内されている。
【００１６】蝶番鉢状部分４のフランジ２３に、有利に
は心定めピン１７が形成されていて、該心定めピンは、
蝶番鉢状部分４の回動を阻止する。
【００１７】締付けジョー２１のために適している材料
は、例えばポロウレタン又はゴムである。
【００１８】フック３は内側に刻み目２４を有してお
り、該刻み目に、締付けジョー２１に形成された突起２
５が突入する。
【００１９】緊定位置では、フランジ２３が湾曲部材１
によって被われており、かつ蝶番鉢状部分４の鉢状部分
領域は全体的に自由にされている。
【００２０】図５による実施例では、有利には金属、例
えばダイガスト成形部材から製造された、あるいは薄板
から打ち抜かれた蝶番鉢状部分４は、プラスチックから
成る保持部材２６によって取り囲まれている。保持部材
２６は側方の締付けジョー２１を有しており、該締付け
ジョーは固有の蝶番鉢状部分４を、フランジ２３を残し
つつ側方で掴む。
【００２１】締付けジョー２１と蝶番鉢状部分４との間
に拡開部材２が配置されている。この場合も、抗張棒と
して構成された拡開部材２は、ピン５を介して湾曲部材
１と結合されている。
【００２２】拡開部材２は、その自由端部に円弧状の拡
開体２７を備えており、該拡開体はほぼ三角形の横断面
を有している。
【００２３】湾曲部材１が閉じられると、即ちフランジ
２３上に押し付けられると、拡開部材２は引張られ、即
ち孔１６から引張られて、フランジ２３に向かって運動
され、この場合、拡開部材の湾曲状の拡開体２７が締付
けジョー２１を外方へ孔１６の壁に押し付ける。
【００２４】蝶番軸線に対して平行に向いている蝶番鉢
状部分４の直径線上に支承されている湾曲部材１は、扉
１３の孔１６から蝶番鉢状部分４を引出すためのグリッ
プとして構成されている。
【００２５】
【発明の効果】以上、述べてきたとおり、本発明は、固
定部材が、蝶番鉢状部分の周面に配置されていて、粘性
弾性的な材料、例えばプラスチック又はゴムから成る円
筒セグメント状の締付けジョーによって形成されてお
り、かつ拡開部材が蝶番鉢状部分と締付けジョーとの間
に配置することにより、工具なしに組立てられかつ同様
に再び解離されることができる、パーティクルボードに
おいても、木材においても有利に組立てることができる
蝶番鉢状部分を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図１】蝶番の斜視図である。
【図２】図１による蝶番の蝶番鉢状部分の解体斜視図で
ある。
【図３】蝶番鉢状部分を緊定しない状態で示す縦断面図
である。
【図４】蝶番鉢状部分が家具部分における孔内に緊定さ
れている状態で示す、蝶番鉢状部分の縦断面図である。
【図５】本発明の別の実施例を示す解体斜視図である。
【図６】図５による蝶番鉢状部分を部分的に破断して示
す側面図である。
【符号の説明】
１ 湾曲部材 １′ 偏心レバー ２ 拡開部材 ３ フック ４ 蝶番鉢状部分 ５ ピン ６ 圧着突起 ７ 制限面 ８ 湾曲部 ９ 底 １０ 側壁 １１ ヒンジレバー １２ 家具側壁 １３ 扉 １４ 突出部 １５ 溝 １６ 孔 １７ 心定めピン １８ 基板 １９ 縁ウェブ ２０ 蝶番アーム ２１ 締付けジョー ２３ フランジ ２４ 刻み目 ２５ 突起 ２６ 保持部材 ２７ 拡開体
フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート・ルプレヒテル オーストリア国 ラウテラッハ、サントガ ーセ ５ベー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 家具部分における孔内に取付け可能なケ
    ーシングと、該孔内に取付け可能なだぼ状の拡開可能な
    締付けジョーとを有しており、該締付けジョーが、抗張
    棒として構成された拡開部材を介して孔壁に圧着可能で
    あり、この場合、拡開部材が偏心レバーを介して蝶番鉢
    状部分の取付け方向でこの蝶番鉢状部分の組立て平面に
    対して垂直に運動可能であり、かつ拡開部材が蝶番鉢状
    部分の差し込み端部から蝶番鉢状部分の組立て面に向か
    う方向で運動される場合に固定部材の拡開が行われるよ
    うになっている形式の蝶番鉢状部分において、前記固定
    部材が、蝶番鉢状部分（４）の周面に配置されていて、
    粘性弾性的な材料から成る円筒セグメント状の締付けジ
    ョー（２１）によって形成されており、かつ拡開部材
    （２）が蝶番鉢状部分（４）と締付けジョー（２１）と
    の間に配置されていることを特徴とする蝶番鉢状部分。
  2. 【請求項２】 拡開部材（２）がその自由端部に、ほぼ
    三角形の横断面を有している円弧状の拡開体（２７）を
    有していることを特徴とする請求項１記載の蝶番鉢状部
    分。
  3. 【請求項３】 蝶番鉢状部分と締付けジョー（２１）と
    の間に設けられている金属性の拡開部材（２）が、その
    自由端部にフック（３）を有しており、かつこのフック
    とは反対の側に、蝶番鉢状部分（４）のケーシング壁に
    支持される圧着突起（６）を有していることを特徴とす
    る請求項１記載の蝶番鉢状部分。
  4. 【請求項４】 圧着突起（６）が、側壁（１０）から底
    （９）へのケーシング壁の移行湾曲部（８）に圧着され
    ている凹状の上方の制限面（７）を有して心棒状に構成
    されていることを特徴とする請求項３記載の蝶番鉢状部
    分。
  5. 【請求項５】 フック（３）が締付けジョー（２１）を
    越えて側方に突出していることを特徴とする請求項３記
    載の蝶番鉢状部分。
  6. 【請求項６】 それぞれ２つの偏心レバー（１′）が湾
    曲部材（１）に結合されていることを特徴とする請求項
    ３記載の蝶番鉢状部分。
  7. 【請求項７】 蝶番鉢状部分（４）上に支承する湾曲部
    材（１）が、緊定位置で蝶番鉢状部分（４）のフランジ
    （２３）を被っており、しかも、拡開部材（２）がフラ
    ンジ（２３）における開口を通って突出していることを
    特徴とする請求項６記載の蝶番鉢状部分。
  8. 【請求項８】 フック（３）を有する拡開部材（２）が
    Ｌ字状であり、かつ締付けジョー（２１）が、一面では
    蝶番鉢状部分（４）のフランジ（２３）に、かつ他面で
    は拡開部材（２）のフック（３）に当接していることを
    特徴とする請求項３記載の蝶番鉢状部分。
  9. 【請求項９】 フランジ（２３）の下側に、心定めピン
    （１７）が配置されていることを特徴とする請求項６記
    載の蝶番鉢状部分。
  10. 【請求項１０】 フック（３）が平面図でセグメント状
    であることを特徴とする請求項３から９までのいずれか
    １記載の蝶番鉢状部分。
  11. 【請求項１１】 締付けジョー（２１）に側方の突出部
    （１４）が形成されており、該突出部の間に拡開部材
    （２）が案内されていることを特徴とする請求項１から
    １０までのいずれか１記載の蝶番鉢状部分。
  12. 【請求項１２】 フック（３）が内側に刻み目（２４）
    を有しており、該刻み目内に、締付けジョー（２１）に
    形成された突起（２５）が突入することを特徴とする請
    求項１から１１までのいずれか１記載の蝶番鉢状部分。
  13. 【請求項１３】 突出部（１４）が溝（１５）を有して
    おり、該溝内に、拡開部材（２）の縁ウェブ（１９）が
    案内されていることを特徴とする請求項１１記載の蝶番
    鉢状部分。
  14. 【請求項１４】 湾曲部材（１）が、蝶番鉢状部分
    （４）を引出すためのグリップとして構成されているこ
    とを特徴とする請求項６記載の蝶番鉢状部分。
  15. 【請求項１５】 湾曲部材（１）が、少なくともほぼ、
    蝶番鉢状部分（４）の直径線上に支承されていることを
    特徴とする請求項６または１４記載の蝶番鉢状部分。
JP6033212A 1993-02-08 1994-02-07 蝶番鉢状体 Expired - Lifetime JP2660656B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
AT21893A AT407415B (de) 1993-02-08 1993-02-08 Möbelbeschlag
AT1834-93 1993-09-10
AT218-93 1993-09-10
AT183493A AT401796B (de) 1993-09-10 1993-09-10 Scharniertopf

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JPH06240941A true JPH06240941A (ja) 1994-08-30
JP2660656B2 JP2660656B2 (ja) 1997-10-08

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ID=25591912

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JP6033212A Expired - Lifetime JP2660656B2 (ja) 1993-02-08 1994-02-07 蝶番鉢状体

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EP (1) EP0610765B1 (ja)
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AT (1) ATE136977T1 (ja)
CA (1) CA2115085C (ja)
DE (1) DE59400198D1 (ja)
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