JPH06240094A - 抗菌性樹脂組成物 - Google Patents

抗菌性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH06240094A
JPH06240094A JP26311093A JP26311093A JPH06240094A JP H06240094 A JPH06240094 A JP H06240094A JP 26311093 A JP26311093 A JP 26311093A JP 26311093 A JP26311093 A JP 26311093A JP H06240094 A JPH06240094 A JP H06240094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
weight
silver
component
antibacterial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26311093A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Motai
政明 馬渡
Chie Hamazaki
智恵 濱崎
Munehiko Ishikawa
宗彦 石川
Kenju Furuyama
建樹 古山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP26311093A priority Critical patent/JPH06240094A/ja
Publication of JPH06240094A publication Critical patent/JPH06240094A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 抗菌性、成形品表面外観に優れ、広範囲の用
途に使用し得る抗菌性樹脂組成物を提供する。 【構成】 (A)スチレン系樹脂100重量部に対し
て、(B)抗菌剤0.01〜30重量部、および(C)
特定の官能基含有化合物0.01〜30重量部を含有す
る抗菌性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗菌性および成形品表
面外観に優れたスチレン系樹脂を主体とする抗菌性樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ABS樹脂などのスチレン系樹脂は、成
形品表面外観、成形加工性や物理的性質、機械的性質が
優れることから、電気・電子分野、OA・家電分野、自
動車分野、便座・台所・風呂場廻りなどのサニタリー分
野、雑貨などの幅広い分野に使用されている。近年、こ
れらに使われている製品において、細菌が発生したり、
例えばエアコン内部に細菌が発生したりして、人体に悪
影響を及ぼすことが問題となっている。細菌などの発生
する商品にも多くのスチレン系樹脂が使用されており、
スチレン系樹脂に抗菌・防カビ性を付与することが望ま
れている。スチレン系樹脂に抗菌性を付与する方法とし
て市販の抗菌・防カビ剤を練り込む方法があるが、スチ
レン系樹脂の場合、抗菌性が発現し難いという欠点があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題を背景になされたもので、抗菌性、成形品表面
外観に優れ、広範囲の用途に使用し得る抗菌性樹脂組成
物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の(A)
100重量部に対して、(B)0.01〜30重量部、
(C)0.01〜30重量部を含有することを特徴とす
る抗菌性樹脂組成物を提供するものである。 (A)スチレン系樹脂 (B)抗菌剤 (C)少なくとも1種の官能基を有する分子量300〜
10,000の化合物または重合体
【0005】また、本発明は、下記の(A)100重量
部に対して、(B)0.01〜30重量部、(C)/
(D)=10〜90/90〜10(重量%)からなる混
合物(F)0.01〜30重量部を含有することを特徴
とする抗菌性樹脂組成物を提供するものである。 (A)スチレン系樹脂 (B)抗菌剤 (C)少なくとも1種の官能基を有する分子量300〜
10,000の化合物または重合体 (D)帯電防止剤
【0006】さらに、本発明は、下記の(A)10〜9
9.9重量%と(E)90〜0.1重量%からなる組成
物100重量部に対して、(B)0.01〜30重量
部、(C)/(D)=10〜90/90〜10(重量
%)からなる混合物(F)0.01〜30重量部を含有
することを特徴とする抗菌性樹脂組成物を提供するもの
である。 (A)スチレン系樹脂 (B)抗菌剤 (C)少なくとも1種の官能基を有する分子量300〜
10,000の化合物または重合体 (D)帯電防止剤 (E)ポリアミドエラストマーおよび/またはポリエス
テルエラストマー
【0007】本発明の(A)スチレン系樹脂は、(a)
ゴム状重合体の存在下または非存在下に、(b)芳香族
ビニル化合物または芳香族ビニル化合物とこれと共重合
可能な他の単量体からなる単量体成分を(グラフト)重
合して得られる(グラフト)重合体樹脂(ゴム変性芳香
族ビニル樹脂)であっても、また上記(b)の単量体成
分を重合して得られる熱可塑性樹脂と該グラフト重合体
樹脂とをブレンドして得られるブレンド系のグラフト共
重合体樹脂であっても、さらには単に(a)ゴム状重合
体と(b)成分からなる熱可塑性樹脂とのブレンド物で
あってもよい。(A)スチレン系樹脂は、耐衝撃性の面
から好ましくは(a)ゴム状重合体5〜70重量%およ
び(b)芳香族ビニル化合物または芳香族ビニル化合物
とこれと共重合可能な他の単量体からなる単量体成分9
5〜30重量%〔ただし、(a)+(b)=100重量
%〕の構成成分からなるゴム強化樹脂である。
【0008】ここで、本発明に使用される(a)ゴム状
重合体としては、例えばポリブタジエン、ポリイソプレ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体(スチレン含量5〜
60重量%が好ましい)、スチレン−イソプレン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、エレチン
−α−オレフィン系共重合体、エチレン−α−オレフィ
ン−ポリエン共重合体、アクリルゴム、ブタジエン−
(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリイソプレ
ン、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン
−イソプレンブロック共重合体、水素化スチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体、水素化ブタジエン系重合体、
エチレン系アイオノマーなどが挙げられる。また、スチ
レン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプ
レンブロック共重合体には、AB型、ABA型、テーパ
ー型、ラジアルテレブロック型の構造を有するものなど
が含まれる。さらに、水素化ブタジエン系重合体は、上
記ブロック共重合体の水素化物のほかに、スチレンブロ
ックとスチレン−ブタジエンランダム共重合体のブロッ
ク体の水素化物、ポリブタジエン中の1,2−ビニル結
合含量が20重量%以下のブロックと1,2−ビニル結
合含量が20重量%を超えるポリブタジエンブロックか
らなる重合体の水素化物などが含まれる。これらの
(a)ゴム状重合体は、1種単独でまたは2種以上で使
用される。
【0009】(a)ゴム状重合体の含有量は、(A)成
分中に好ましくは5〜70重量%、さらに好ましくは5
〜50重量%、特に好ましくは5〜40重量%である。
(a)成分が5重量%未満では耐衝撃性が劣り、一方7
0重量%を超えると剛性が劣る。
【0010】また、(b)成分を構成する単量体は、芳
香族ビニル化合物または該芳香族ビニル化合物とこれと
共重合可能な他の単量体である。この(b)成分を構成
する芳香族ビニル化合物としては、スチレン、t−ブチ
ルスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニルスチレン、
N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、N,N
−ジエチル−p−アミノメチルスレチン、ビニルピリジ
ン、ビニルキシレン、モノクロルスチレン、ジクロロス
チレン、モノブロモスチレン、フルオロスチレン、エチ
ルスチレン、ビニルナフタレンなどが挙げられ、特にス
チレン、α−メチルスレチンが好ましい。これらの芳香
族ビニル化合物は、1種単独であるいは2種以上混合し
て用いられる。
【0011】また、(b)成分を構成する他の単量体と
しては、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどの
シアン化ビニル化合物;メチルアクリレート、エチルア
クリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、アミノアクリレート、ヘキシルアクリレート、オク
チルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
シクロヘキシルアクリレート、ドデシルアクリレート、
オクタデシルアクリレート、フェニルアクリレート、ベ
ンジルアクリレートなどのアクリル酸エステル;メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタ
クリレート、ブチルメタクリレート、アミノメタクリレ
ート、ヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、シクロヘキシ
ルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、オクタデ
シルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ベンジ
ルメタクリレートなどのメタクリル酸エステル;無水マ
レイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸などの不
飽和酸無水物;アクリル酸、メタクリル酸などの不飽和
酸;マレイミド、N−メチルマレイミド、N−ブチルマ
レイミド、N−(p−メチルフェニル)マレイミド、N
−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド
などのα−またはβ−不飽和ジカルボン酸のイミド化合
物;グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエー
テルなどのエポキシ化合物;アクリルアミド、メタクリ
ルアミドなどの不飽和カルボン酸アミド;アクリルアミ
ン、メタクリル酸アミノメチル、メタクリル酸アミノエ
チル、メタクリル酸アミノフプロピル、アミノスチレン
などのアミノ基含有不飽和化合物、3−ヒドロキシ−1
−プロペン、4−ヒドロキシ−1−ブテン、シス−4−
ヒドロキシ−2−ブテン、トランス−4−ヒドロキシ−
2−ブテン、3−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロペ
ン、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレートなどの水酸基含有不飽和化合
物;ビニルオキサゾリンなどのオキサゾリン基含有不飽
和化合物などが挙げられる。
【0012】(b)成分として好ましい他の単量体は、
アクリロニトリル、メタクリル酸、メチルメタクリレー
ト、無水マレイン酸、N−フェニルマレイミド、グリシ
ジルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ートなどであり、特にアクリロニトリル、N−フェニル
マレイミド、2−ヒドロキシエチルメタクリレートなど
が好ましい。これらのその他の単量体は、1種単独であ
るいは2種以上を併用することができる。
【0013】(b)成分の使用量は、本発明の(A)成
分中に好ましくは30〜95重量%、さらに好ましくは
50〜95重量%、特に好ましくは60〜95重量%で
ある。(b)成分の使用量が30重量%未満では剛性が
劣り、一方95重量%を超えると耐衝撃性が劣る。本発
明の(A)成分中のメチルエチルケトン可溶分の固有粘
度(メチルエチルケトンを溶媒として30℃で測定)
は、0.2〜2.0dl/gが好ましい。この固有粘度
が0.2dl/g未満では耐衝撃性が劣り、一方2.0
dl/gを超えると剛性が劣る。この固有粘度は、連鎖
移動剤、重合時間、重合温度などによって制御すること
ができる。
【0014】本発明の(A)成分は、(a)ゴム状重合
体が、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエンゴムなどの場合に
は、乳化重合、溶液重合、バルク重合などを、またエレ
チン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−非共役
ジエンゴム、スチレン−ブタジエンのブロック共重合
体、ジエン系ゴム状重合体の水素添加物などの場合に
は、溶液重合、バルク重合を用い、これに(b)成分を
構成する単量体成分をグラフトすることにより得られる
グラフト重合体樹脂であることが好ましい。
【0015】また、(b)単量体成分のみから構成され
た熱可塑性樹脂を得て、上記グラフト共重合体樹脂と混
合したものも、本発明の(A)成分として使用され、該
熱可塑性樹脂を得るには、通常のよく知られた重合法で
よい。すなわち、乳化重合、懸濁重合、溶液重合、バル
ク重合が用いられる。重合後の樹脂〔(A)成分からな
るグラフト重合体樹脂、あるいは(b)成分のみからな
る熱可塑性樹脂〕は、凝固、洗浄、脱溶などの回収工程
を経て、乾燥後、粉体または流体とする。
【0016】なお、ゴム成分を含む(A)成分のグラフ
ト率は、通常、10〜200重量%であり、10重量%
未満または200重量%を超えると、耐衝撃性が低くな
る傾向にあり好ましくない。ここで、グラフト率とは、
グラフト重合体樹脂のゴム量に対し、ゴム状重合体に直
接グラフト結合している共重合体成分の割合をいう。こ
のグラフト率は、重合開始剤量、重合温度などよって制
御することができる。このグラフト率の具体的な求め方
は、まず本発明のスチレン系樹脂2gを室温のメチルエ
チルケトンに投入し、充分攪拌し、不溶解分(w)を求
める。一方、不溶解分(w)中のゴム状重合体量は、重
合処方をもとに算出することができる。この算出された
ゴム状重合体をRとし、次式よりグラフト率を求める。 グラフト率(重量%)=〔(w−R)/R〕×100
【0017】次に、本発明の(B)成分は、抗菌剤であ
り、好ましくは無機系抗菌剤である。無機系抗菌剤とし
ては、有機系もしくは無機系の金属化合物、多孔性構造
を持った物質(多孔性構造体)に金属化合物および/ま
たは金属錯塩を担持させたもの、あるいは多孔性構造体
に金属イオンをイオン交換させたものなどが挙げられ
る。ここで使用される金属イオンは、銀、銅、亜鉛、マ
グネシウム、水銀、スズ、鉛、ビスマス、カドミウム、
クロム、コバルト、ニッケル、鉄、マンガン、砒素、ア
ンチモン、バリウムなどが挙げられ、好ましくは銀、
銅、亜鉛、マグネシウムなど、さらに好ましくは銀、
銅、亜鉛であり、特に好ましくは銀、亜鉛である。
【0018】銀化合物としては、例えばコロイダル状の
銀(コロイダル銀)、炭酸銀、塩素酸銀、過塩素酸銀、
臭素酸銀、ヨウ素酸銀、過ヨウ素酸銀、リン酸銀、二リ
ン酸銀、硝酸銀、亜硝酸銀、硫酸銀、タングステン酸
銀、ナバジン酸銀、チオシアン酸銀、アミド硫酸銀、ホ
ウ酸銀、チオ硫酸銀、酸化銀、過酸化銀、硫化銀、フッ
化銀、塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀、酢酸銀、安息香酸
銀、乳酸銀、ピロリン酸銀、クエン酸銀、ベヘン酸銀、
ジエチルカルバミン酸銀、ステアリン酸銀、カルボン酸
銀、酒石酸銀、メタスルホン酸銀、トリフルオロ酸銀、
リン酸もしくは亜リン酸のアルキルエステル、フェニル
エステルもしくはアルキルフェニルエステルの銀塩、リ
ンフッ化銀、フタロシアニン銀、エチレンジアミンテト
ラ酢酸銀、プロテイン銀などを挙げることができる。こ
のうち、好ましいものは、コロイダル銀、塩素酸銀、過
塩素酸銀、炭酸銀、臭素酸銀、ヨウ素酸銀、過ヨウ素酸
銀、リン酸銀、二リン酸銀、硝酸銀、硫酸銀、タングス
テン酸銀、バナジン酸銀、クエン酸銀、チオシアン酸
銀、カルボン酸銀、アミド硫酸銀、チオ硫酸銀、塩化
銀、酸化銀、過酸化銀である。また、特に好ましいもの
は、コロイダル銀、酸化銀、リン酸銀、炭酸銀、ヨウ素
酸銀、ピロリン酸銀、クエン酸銀、タングステン酸銀、
塩化銀である。
【0019】銅化合物としては、例えば硝酸銅(II) 、
硫酸銅、過塩素酸銅、酢酸銅、テトラシアノ銅酸カリウ
ム、塩化銅などが挙げられる。亜鉛化合物としては、硝
酸亜鉛(II) 、硫酸亜鉛、過塩素酸亜鉛、チオシアン酸
亜鉛、酢酸亜鉛、塩化亜鉛、酸化亜鉛などが挙げられ
る。これらの金属化合物は、1種または2種以上で使用
される。
【0020】このうち、コロイダル銀は、黄色または赤
褐色の水性コロイド状銀で、非常に大きな抗菌力があ
り、しかも人体に対しては殆ど害がない。また、銀は、
耐熱性に優れ、大気中においては耐蝕性も良好で、耐久
性にも優れている点で好ましいものである。かかるコロ
イダル銀は、銀の金属塩を還元する方法により容易に作
製することができる。例えば、硝酸銀の水溶液に希薄ア
ンモニア水を加えて酸化銀を作り、さらにアンモニア水
を加えて錯塩とし、水て希釈したのち、還元剤であるシ
ュウ酸もしくはタンニン酸の水溶液を加えて加熱して作
製する方法などが挙げられる。また、還元方法として、
水素、炭素、または一酸化炭素還元法、あるいはアルカ
リ金属を使用したもの、その他の公知の方法がある。こ
のコロイダル銀は、通常、銀成分が0.02〜1重量
%、粒径が50mμ以下、pH7.0±1.0であり、
好ましくは銀成分が0.05〜0.2重量%、粒径が1
0mμ以下のものである。なお、銀の抗菌力は、微粒子
になるほど大きくなる傾向がみられる。
【0021】また、カルボン酸の塩としては、以下のカ
ルボン酸の塩が挙げられる。 炭素数1〜30、好ましくは2〜22の脂肪族飽和モ
ノカルボン酸、例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、ドコサン酸、 炭素数2〜34、好ましくは2〜8の脂肪族飽和ジカ
ルボン酸、例えばシュウ酸、コハク酸、アジピン酸、ス
ベリン酸、セバシン酸、 炭素数1〜34、好ましくは2〜22の脂肪族不飽和
カルボン酸、例えばオレイン酸、エルカ酸、マレイン
酸、フマル酸、 炭素環式カルボン酸、例えば安息香酸、、フタル酸、
ケイ皮酸、ヘキサヒドロ安息香酸、アビエチン酸、水添
アビエチン酸、 ヒドロカルボン酸、例えば乳酸、リンゴ酸、酒石酸、
クエン酸、サリチル酸、 アミノカルボン酸、例えばアスパラギン酸、グルタミ
ン酸。 本発明において、好ましいカルボン酸の塩は銀塩であ
り、例えば脂肪族飽和モノカルボン酸の銀塩、特にラ
ウリン酸銀、ステアリン酸銀、脂肪族不飽和カルボン
酸の銀塩、特にオレイン酸銀、および炭素環式カルボ
ン酸の銀塩、特に安息香酸銀、水添アビエチン酸銀であ
る。
【0022】さらに、リン酸または亜リン酸のアルキル
エステル、フェニルエステルもしくはアルキルフェニル
エステルの塩としては、銀塩を例に挙げれば、以下のも
のが挙げられる。 リン酸モノアルキル(炭素数1〜22)のエステルの
一銀塩または二銀塩、 亜リン酸モノアルキル(炭素数1〜22)のエステル
の一銀塩または二銀塩、 リン酸ジアルキル(炭素数1〜22)のエスルテの一
銀塩、 リン酸モノフェニルエステルの一銀塩または二銀塩、 亜リン酸モノフェニルエステルの一銀塩または二銀
塩、 リン酸ジフェニルエステルの一銀塩、 リン酸モノ〔アルキル(炭素数1〜22)フェニル〕
エステルの一銀塩または二銀塩、 亜リン酸モノ〔アルキル(炭素数1〜22)フェニ
ル〕エステルの一銀塩または二銀塩、 リン酸ジ〔アルキル(炭素数1〜22)フェニル〕エ
ステルの一銀塩。
【0023】この中で、好ましい銀塩は、リン酸モノ
アルキルエステルの一銀塩または二銀塩、特にアルキル
基の炭素数が6〜22のもの、さらに好ましくはリン酸
ステアリルの二銀塩、リン酸ジアルキルエステルの一
銀塩、特にアルキル基の炭素数が6〜22のもの、さら
に好ましくはリン酸ジオクテルの一銀塩、およびリン
酸ジ(アルキルフェニル)エステルの一銀塩、特にアル
キル基の炭素数が4〜22のもの、さらに好ましくはリ
ン酸ジ(4−t−ブチルフェニル)の一銀塩やリン酸ジ
(ノニルフェニル)の一銀塩である。
【0024】さらに、多孔性構造体としては、シリカゲ
ル、活性炭、ゼオライト、リン酸ジルコニウム、リン酸
カルシウム、ハイドロタルサイト、ハイドロキシアパタ
イト、カルシウム系セラミックスなどがあり、上記金属
と上記金属化合物を含有させたもの、溶解性ガラスに酸
化銀などを含有させたもの(特開平4−178433号
公報)などもある。これらの分子量の粒子径は、50μ
m以下が好ましく、さらに好ましくは0.1〜10μm
である。
【0025】このうち、ゼオライトは、天然品、合成品
のいずれも使用可能である。例えば、天然のゼオライト
としては、アナルシン(SiO2 /Al2 3 =3.6
〜5.6)、チャバサイト(SiO2 /Al2 3
3.2〜6.0および6.4〜7.6)、クリノプチラ
イト(SiO2 /Al2 3 =8.5〜10.5)、エ
リオナイト(SiO2 /Al2 3 =5.8〜7.
4)、フォジャサイト(SiO2 /Al2 3 =4.2
〜4.6)、モルデナイト(SiO2 /Al2 3
8.34〜10.0)、フィリップサイト(SiO2
Al2 3 =2.6〜4.4)などが挙げられる。これ
らの典型的な天然ゼオライトは、本発明に好適である。
【0026】一方、合成ゼオライトの典型的なものとし
ては、A−型ゼオライト(SiO2/Al2 3 =1.
4〜2.4)、X型ゼオライト(SiO2 /Al2 3
=2〜3)、Y−型ゼオライト(SiO2 /Al2 3
=3〜6)、モルデナイト(SiO2 /Al2 3 =9
〜10)などが挙げられるが、これらの合成ゼオライト
は、本発明に使用されるゼオライトとして好適である。
特に好ましいものは、合成のA−型ゼオライト、X−型
ゼオライト、Y−型ゼオライトおよび合成もしくは天然
のモルデナイトである。ゼオライトの形状および粒径に
ついては特に制限はないが、粒径は小さい方が好まし
く、例えば5μm以下、特に0.1〜2μmが好まし
い。
【0027】カルシウム系セラミックスは、リン酸カル
シウム、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、ハイドロ
キシアパタイトなどが挙げられるが、特にハイドロキシ
アパタイトが好ましい。ハイドロキシアパタイトは、C
10(PO4 6 (OH)2という組成を有し、骨、歯
の主成分で蛋白、脂質をよく吸着し、生体成分との親和
性も良好で、イオン交換能を有することが認められてい
る。しかしながら、上記のようにCa/P(モル比)=
10/6のハイドロキシアパタイトのカルシウム塩およ
びリン酸塩よりの合成は、困難であり経済的でない。一
方、Ca/P(モル比)=1.4〜1.8を有するハイ
ドロキシアパタイト類似物を、カルシウム塩およびリン
酸塩から合成することは容易であり、これらの類似物も
ハイドロキシアパタイトと同様に本発明に使用すること
が可能である。
【0028】このカルシウム系セラミックスに担持させ
る銀の量は、吸着またはイオン交換の範囲内に任意に選
択できるが、カルシウム系セラミックスの構造保持、抗
菌力の点から、セラミックスに対し50重量%以下、好
ましくは0.001〜30重量%である。このようにし
て得られる抗菌性カルシウム系セラミックスを、高温、
好ましくは800℃以上で、焼成後、微粉砕して本発明
の(B)抗菌剤として使用する。この抗菌性カルシウム
系セラミックスは、高温で焼成してあるため、担持され
た銀とセラミックスとの結合が強化され、焼成によりセ
ラミックス自体が収縮、安定化しているため、水処理に
より担持された銀が溶出されることがなく、本発明の
(A)、(C)成分と任意の量で混合可能である。
【0029】(B)抗菌剤として、有機系のものとして
は、例えばベンゾイミダゾート系化合物、有機ヨード系
化合物、エーテル系化合物、ハロアルキル系化合物、ニ
トリル系化合物、スルホン系化合物などが挙げられる。
(B)抗菌剤の含有量は、(A)成分100重量部に対
して0.01〜30重量部、好ましくは0.1〜20重
量部、さにら好ましくは1〜20重量部である。(B)
成分が0.01重量部未満では抗菌性の効果に乏しく、
一方、30重量部を超えると耐衝撃性、成形品外観が劣
り、好ましくない。本発明の(B)成分として、銀系抗
菌剤を使用する場合には、(B)成分中の銀の含有量は
特に規定しないが、通常、0.1〜20重量%の範囲で
ある。
【0030】本発明の(C)成分は、少なくとも1種の
官能基を有する分子量300〜10,000の化合物も
しくは重合体である。上記官能基としては、カルボキシ
ル基またはその金属塩、ヒドロキシル基、オキサゾリン
基、酸無水物基、エステル基、アミノ基、アミド基など
が挙げられる。これらには、例えば長鎖のアルキル基と
上記官能基とを含有する化合物、エチレン、プロピレン
などのα−オレフィンと上記官能基含有不飽和化合物と
の共重合体、エチレン重合体、プロピレン重合体、エチ
レン−プロピレン共重合体などの重合体に上記官能基含
有不飽和化合物を付加する方法、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体などを酸化
し、カルボキシル基などを付加する方法などによって得
ることができる。ここで、長鎖のアルキル基としては、
炭素数20以上のものが好ましく、さらに好ましくは炭
素数24以上である。これらのうち、好ましいものは、
官能基含有ポリエチレン、官能基含有ポリプロピレン、
モンタン酸系化合物が挙げられる。カルボキシル基の塩
としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウ
ム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、バリウム、カ
ドミウム、マンガン、コバルト、鉛、スズなどの金属塩
が挙げられる。1分子または1モル中の官能基数は0.
01〜30の範囲が好ましい。ここで使用される官能基
含有不飽和化合物としては、上記したものが全て使用さ
れる。抗菌性の面から好ましい官能基は、カルボキシル
基またはその塩、酸無水物基およびエポキシ基である。
カルボキシル基の塩としては、モンタン酸塩が好まし
く、さらに好ましくものは、モンタン酸塩とモンタン酸
および/またはモンタン酸エステルとの併用系である。
【0031】本発明の(C)成分の分子量は300〜1
0,000であり、好ましくは400〜8,000、さ
らに好ましくは500〜5,000、特に好ましくは6
50〜4,000である。また、(C)成分の主骨核は
炭化水素が好ましく、その炭素数は、好ましくは20〜
700、さらに好ましくは20〜500、特に好ましく
は20〜300であり、(C)成分の分子量が本発明の
範囲から外れると抗菌性が劣る。また、本発明の(C)
成分の使用量は、(A)成分100重量部に対して0.
01〜30重量部であり、好ましくは0.05〜20重
量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好
ましくは0.1〜5重量部である。その使用量が0.0
1重量部未満では抗菌性が劣り、30重量部を超えると
成形品外観が劣る。なお、本発明の組成物に酸化亜鉛な
どの亜鉛化合物を、本発明の抗菌性樹脂組成物100重
量部に対し、0.01〜30重量部の範囲で配合する
と、抗菌性に加えて防カビ性を付与することができる。
この際、使用する酸化亜鉛は粒子径の小さいものほどそ
の効果は大きい。
【0032】次に、(D)成分の帯電防止剤としては、
通常、使用される帯電防止剤が全て使用される。ここ
で、使用される帯電防止剤としては、低分子系帯電防止
剤としては、アニオンタイプ、カチオンタイプ、非イオ
ンタイプ、両性タイプなどがあり、アニオンタイプの一
般構造式として、下記のものが使用される。
【0033】
【化1】
【0034】(式中、Rは炭素数4〜40のアルキル基
を示す。) カチオンタイプの一般構造式として、下記のものが使用
される。
【0035】
【化2】
【0036】(式中、R、R1 、R2 、R3 は炭素数1
〜60のアルキル基を示し、Xはハロゲン原子であり、
好ましくは炭素数1である。) 非イオン性のものとしては、下記の一般構造式のものが
使用される。
【0037】
【化3】
【0038】(式中、Rは炭素数4〜40のアルキル
基、R1 はグリセリン、ソルビトールなどの多価アルコ
ールのエステル残基を示す。)
【0039】
【化4】
【0040】(式中、Rは、炭素数4〜40のアルキル
基を示す。) 両性のものとしては、下記一般構造式のものが使用され
る。
【0041】
【化5】
【0042】(式中、R、R1 、R2 は、炭素数1〜6
のアルキル基を示す。) 樹脂に混練りする場合の熱安定性の面から、アニオン
系、非イオン系が好ましい。
【0043】また、高分子系帯電防止剤としては、非イ
オンタイプ、アニオンタイプ、およびカチオンタイプが
ある。非イオンタイプとしては、下記一般構造式のもの
が使用される。 ポリビニルアルコール系
【0044】
【化6】
【0045】(式中、nは、繰り返し数を示す。) ポリエーテル系
【0046】
【化7】
【0047】(式中、nは、繰り返し数を示す。) 不飽和基含有ポリエーテル系
【0048】
【化8】
【0049】(式中、Rは水素原子またはメチル基、R
1 は炭素数1〜40のアルキル基、nは繰り返し数を示
す。) ポリエーテルエステル系
【0050】
【化9】
【0051】(式中、n、n′は繰り返し数を示し、R
1 は炭素数1〜12のアルキル基を示す。) アニオンタイプとしては、下記の一般構造式のものが使
用される。 ポリアクリル酸系
【0052】
【化10】
【0053】(式中、nは、繰り返し数を示す。) ポリスチレンスルホン酸系
【0054】
【化11】
【0055】(式中、nは、繰り返し数を示す。) カチオンタイプとしては、下記の一般構造式のものが使
用される。 ポリアクリルエステル系
【0056】
【化12】
【0057】(式中、nは繰り返し数を示し、Xはハロ
ゲン原子を示す。) ポリスチレン系
【0058】
【化13】
【0059】(式中、nは繰り返し数を示し、Xはハロ
ゲン原子を示す。) ポリジアリル系
【0060】
【化14】
【0061】(式中、nは繰り返し数を示し、Xはハロ
ゲン原子を示す。) 上記高分子系帯電防止剤は、樹脂に混練りする場合の熱
安定性の面から、非イオンタイプ、アニオンタイプが好
ましい。上記(D)成分は、1種または2種以上で使用
される。
【0062】特に好ましい帯電防止剤の具体例として
は、ステアリルスルホン酸ソーダ、ラウリルスルホン酸
ソーダ、ステアリン酸モノグリセライド、N,N−ビス
(ヒドロキシエチル)ステアリルアミン、ポリエチレン
グリコールおよび/またはポリエチレンオキサイド(分
子量200〜5,000,000)、不飽和基含有ポリ
エーテル系ポリアクリル酸ソーダ(分子量500〜30
0,000)などが挙げられる。
【0063】(D)成分の使用量は、本発明の(A)成
分100重量部に対して、0.01〜30重量部、好ま
しくは0.1〜20重量部、さらに好ましくは1〜20
重量部である。(D)成分が、0.01重量部未満では
抗菌性の効果に乏しく、一方30重量部を超えると耐衝
撃性が劣る。
【0064】また、(C)成分と(D)成分の併用の場
合、(C)/(D)の割合は、好ましくは10〜90/
90〜10(重量%)、さらに好ましくは20〜80/
80〜20(重量%)である。この範囲で、(C)〜
(D)成分を併用すると、一段と優れた抗菌性が得られ
る。この場合、(C)成分と(D)成分の合計の使用量
は、本発明の(A)成分100重量部に対して、0.0
1〜30重量部、好ましくは0.05〜20重量部、さ
らに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは
0.1〜5重量部である。その使用量が、0.01重量
部未満では抗菌性が劣り、一方30重量部を超えると成
形品外観が劣る。
【0065】本発明の(E)成分を構成するポリアミド
エラストマーとしては、ハードセグメントとして、炭素
数が6以上のアミノカルボン酸もしくはラクタム、また
はm+n≧12のナイロンmn塩(X)、およびソフト
セグメントとして、ポリオール、具体的にはポリ(アル
キレンオキシド)グリコール(Y)から構成され、かつ
エラストマー中に占めるX成分の比率が10〜95重量
%、好ましくは20〜90重量%、さらに好ましくは4
0〜60重量%のものを挙げることができる。ポリアミ
ドエラストマー中に占めるX成分の比率が10重量%未
満では、(A)スチレン系樹脂との相溶性に劣り、一方
95重量%を超えると耐衝撃性に劣り好ましくない。
【0066】上記炭素数が6以上のアミノカルボン酸も
しくはラクタムまたはm+n≧12のナイロンmn塩
(X)としては、ω−アミノカプロン酸、ω−アミノエ
ナン酸、ω−アミノカプリル酸、ω−アミノベルゴン
酸、ω−アミノカプリン酸、11−アミノウンデカン
酸、12−アミノドデカン酸などのアミノカルボン酸;
カプロラクタム、ラウロラクタムなどのラクタム類;ナ
イロン6,6、ナイロン6,10、ナイロン6,12、
ナイロン11,6、ナイロン11,10、ナイロン1
2,6、ナイロン11,12、ナイロン12,10、ナ
イロン12,12などのナイロン塩が挙げられる。
【0067】また、ポリ(アルキレンオキシド)グリコ
ール(Y)としては、ポリエチレングリコール、ポリ
(1,2および1,3−プロピレンオキシド)グリコー
ル、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ
(ヘキサメチレンオキシド)グリコール、エチレンオキ
シドとプロピレンオキシドとのブロックまたはランダム
共重合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランとの
ブロックまたはランダム共重合体などが挙げられる。こ
れらのグリコール(Y)の数平均分子量は、200〜6
0,000、好ましくは250〜6,000である。こ
れらのグリコール(Y)のなかでも、帯電防止性が優れ
ている点で、特にポリエチレングリコールが好ましく用
いられる。なお、本発明では、ポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコール(Y)の両末端を、アミノ化、エポキシ
化、またはカルボキシル化してもよい。上記(X)成分
と(Y)成分との結合は、(Y)成分の末端基に対応し
てエステル結合またはアミド結合が考えられる。
【0068】この結合の際に、ジカルボン酸やジアミン
などの第3成分を用いることができる。このジカルボン
酸としては、炭素数4〜20のものであり、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−2,
6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン
酸、ジフェニル−4,4−ジカルボン酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸、3−スルホイソフタル酸ナトリウ
ムなどの芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
ジシクロヘキシル−4,4−ジカルボン酸などの脂環族
ジカルボン酸、およびコハク酸、シュウ酸、アジピン
酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸などの脂肪族ジ
カルボン酸など、ならびにこれらの混合物が挙げられ、
特にテレフタル酸、イソフタル酸、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、セバシン酸、アジピン酸、ドデカン
ジカルボン酸が、重合性、色調、および物性の点から好
ましく用いられる。
【0069】また、ジアミンとしては、芳香族、脂環族
または脂肪族ジアミンが用いられる。具体的には、芳香
族ジアミンとしては、p−フェニレンジアミン、m−フ
ェニレンジアミン、ジアミノジフェニルエーテル、ジア
ミノジフェニルメタンなどが、脂環族ジアミンとして
は、ピペラジン、ジアミノジシクロヘキシルメタン、シ
クロヘキシルジアミンなどが、脂肪族ジアミンとして
は、ヘキサメチレンジアミン、エチレンジアミン、プロ
ピレンジアミン、オクタメチレンジアミンなどの炭素数
2〜12のものが挙げられる。これらのジアミンのう
ち、好ましくはヘキサメチレンジアミンである。ポリア
ミドエラストマーの合成法は特に制限されないが、例え
ば特公昭56−45419号公報、特開昭55−133
424号公報などにおいて開示されている方法を採用す
ることができる。以上のポリアミドエラストマーは、1
種単独であるいは2種以上を併用することができる。
【0070】他方、(E)成分を構成するポリエステル
エラストマーは、ハードセグメントとして、ジカルボン
酸化合物とジヒドロキシ化合物との重縮合、オキシカル
ボン酸化合物の重縮合、ラクトン化合物の開環重縮合、
あるいはこれらの各成分の混合物の重縮合などによって
得られるポリエステルであり、ホモポリエステルまたは
コポリエステルのいずれを用いても本発明の効果が得ら
れる。
【0071】このうち、ジカルボン酸化合物としては、
テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸、ジフェニルエタンジカルボン酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸など、およ
びこれらのアルキル、アルコキシ、またはハロゲン置換
体などが挙げられる。なお、これらのジカルボン酸化合
物は、エステル形成可能な誘導体、例えばジメチルエス
テルのような低級アルコールエステルの形で使用するこ
とも可能である。これらのジカルボン酸化合物は、単独
でまたは2種以上を組み合わせて用いることもできる。
【0072】また、ジヒドロキシ化合物としては、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ブテンジオール、ハイド
ロキノン、レゾルシン、ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル、シクロヘキサンジオール、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパンなどが挙げられ、ポリオキシ
アルキレングリコールおよびこれらのアルキル、アルコ
キシまたはハロゲン置換体も含まれる。これらのジヒド
ロキシ化合物は、単独でまたは2種以上組み合わせて用
いることができる。
【0073】さらに、オキシカルボン酸化合物として
は、オキシ安息香酸、オキシナフトエ酸、ジフェニレン
オキシカルボン酸などが挙げられ、これらのアルキル、
アルコキシおよびハロゲン置換体も含まれる。これらの
オキシカルボン酸化合物は、単独でまたは2種以上組み
合わせて用いることができる。
【0074】さらに、ラクトン化合物としては、ε−カ
プロラクトンなどが挙げられる。好ましいポリエステル
成分は、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレートなどが挙げられる。
【0075】ポリエステルエラストマーのソフトセグメ
ントとしては、上記ポリアミドエラストマーのソフトセ
グメントであるポリ(アルキレンオキシド)グリコール
と同様のものが挙げられ、またハードセグメントとソフ
トセグメントの比率も、ポリアミドエラストマーの場合
と同様である。以上の(E)成分は、1種単独であるい
は2種以上併用することができる。
【0076】なお、(E)成分を構成するエラストマー
の分子量は特に規定されないが、好ましくはポリアミド
エラストマーの場合、還元粘度(ηsp/c)(ギ酸溶液
中、0.5g/100ml、25℃で測定)は、0.5
〜3である。また、(E)成分がポリエステルエラスト
マーの場合には、極限粘度〔η〕(o−クロロフェノー
ル、35℃で測定)は、0.5〜2.5が好ましい。
【0077】本発明の(A)成分であるスチレン系樹脂
と(E)成分であるポリアミドエラストマーおよび/ま
たはポリエステルエラストマーの配合割合は、(A)成
分が99.9〜10重量%、好ましくは99〜40重量
%、さらに好ましくは99〜70重量%、(E)成分が
0.1〜90重量%、好ましくは1〜60重量%、さら
に好ましくは1〜30重量%である。(A)成分の使用
量が99.9重量%を超え、(E)成分の使用量が0.
1重量%未満では、耐衝撃性、抗菌性が劣り、一方
(A)成分の使用量が10重量%未満で、(E)成分の
使用量が90重量%を超えると、剛性が劣り好ましくな
い。
【0078】また、(A)成分と(E)成分の併用系に
おいては、さらに(C)/(D)とを併用する。この場
合、(C)/(D)の割合は、好ましくは10〜90/
90〜10(重量%)、さらに好ましくは20〜80/
80〜20(重量%)である。この範囲で、(C)成分
と(D)成分とを併用すると、一段と優れた抗菌性が得
られる。
【0079】この場合、(C)成分と(D)成分の合計
の使用量は、本発明の(A)+(E)100重量部に対
して、0.01〜30重量部、好ましくは0.05〜2
0重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特
に好ましくは0.1〜5重量部である。その使用量が、
0.01重量部未満では抗菌性が劣り、一方30重量部
を超えると成形品表面外観が劣る。
【0080】なお、本発明の抗菌性樹脂組成物には、ガ
ラス繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラスビーズ、ワラス
トナイト、ロックフィラー、炭酸カルシウム、タルク、
マイカ、ガラスフレーリ、カオリン、硫酸バリウム、黒
鉛、二硫化モリブデン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛ウ
ィスカー、チタン酸カリウムウィスカーなどの充填材を
1種単独で、あるいは併用することができる。これらの
充填材のうち、ガラス繊維、炭素繊維の形状としては、
6〜60μmの繊維径とμm以上の繊維長を有するもの
が好ましい。これらの充填材は、本発明の組成物100
重量部に対して、通常、5〜150重量部の範囲で用い
られる。
【0081】また、本発明の組成物には、公知のカップ
リング剤、難燃剤、酸化防止剤、可塑剤、着色剤、滑
剤、帯電防止剤、シリコンオイルなどの添加物を配合す
ることができる。さらに、本発明の組成物には、要求さ
れる性能に応じて、他の重合体、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリ
フェニレンスルフィド、液晶ポリマー、ポリフッ化ビニ
リデン、スチレン−酢酸ビニル共重合体などを適宜ブレ
ンドすることができる。
【0082】本発明の抗菌性樹脂組成物は、各種押出
機、バンバリーミキサー、ニーダー、ロールなどを用
い、各成分を混練りすることによって得られる。好まし
い製造方法は、二軸押出機を用いる方法である。また、
各成分混練りするに際して、各成分を一括して混練りし
てもよく、多段添加方式で混練りしてもよい。このよう
にして得られる本発明の抗菌性樹脂組成物は、射出成
形、シート押し出し、真空成形、異形成形、発泡成形、
インジェクションプレス、プレス成形、ブロー成形など
によって各種成形品に成形することができる。射出成形
により得る場合、射出速度を高くした方が抗菌性はよい
方向にある。上記成形法によって得られる各種成形品
は、その優れた性質を利用して、便座、加湿器、浄水
器、エアコン、雑貨、他の各種家電製品、電話器、など
の各パーツ、ハウジングなどに使用することができる。
【0083】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例中、部および%は、特に断ら
ない限り重量基準である。また、実施例中の各種評価
は、次のようにして測定した値である。抗菌性 検体(樹脂平板の成形品)に、ブドウ状球菌の菌液(1
mlあたりの菌数が約106 )を0.2ml接種し、ポ
リエチレンフィルムを密着させたのち、35℃で保存
し、保存開始時および24時間後にSCDLP寒天培地
〔日本製薬(株)製〕で生菌を洗い出した。この洗い出
し液について、菌数測定用培地を用いた寒天平板培養法
(35℃、2日間)により生菌数を測定し、検体1枚あ
たりの生菌数に換算した。なお、実施例、比較例で試験
した初期菌数は、3×105 であった。ただし、実施例
20〜26においては、初期菌数は、1×105 であっ
た。
【0084】成形品表面外観 板状成形品を成形し、成形品表面外観を下記の評価基準
で目視評価した。 ○;外観良好 ×;外観が劣る耐衝撃性 ASTM D256に従い、厚み1/8″、ノッチ付き
23℃でアイゾット衝撃強度を測定した。剛性 ASTM D790に従い、曲げ弾性率を測定した。
【0085】参考例 ゴム状重合体(a)−1〜(a)−4の調製 本発明の(A)スチレン系樹脂に用いられる(a)成分
として、ゴム状重合体を表1に示す。
【0086】
【表1】
【0087】樹脂(A)−1〜(A)−8の調製 上記ゴム状重合体(a)−1〜(a)−4の存在下に、
本発明の(b)成分を構成する単量体成分を重合した樹
脂、およびゴム状重合体(a)を存在させずに(b)成
分を構成する単量体成分を重合した樹脂をそれぞれ得
た。これらの樹脂の組成を表2に示す。なお、表2中、
STはスチレン、ANはアクルロニトリルを示す。
【0088】
【表2】
【0089】*)固形分換算 なお、樹脂(A)−1、(A)−5は乳化重合で、また
樹脂(A)−2〜4、(A)−6、7は溶液重合で、
(A)−8は乳化重合で得た。銀系抗菌剤(B)−1〜4の調製 (B−1);鐘紡(株)製、バクテキラーBM103 (B−2);東亜合成化学工業(株)製、ノバロンAG
300 (B−3);(株)サンギ製、アパサイダーAW (B−4);松下アムテック(株)製、アムテクリーン
Z (B−5);シナネンセラミックス社製、ゼオミックX
AW10D
【0090】(C)成分の調製 (C−1)平均分子量と酸価より、平均分子がエチレン
30モル(炭素数60)、酸価からメタクリル酸2モル
からなるエチレンとメタクリル酸共重合体を用いた。 (C−2)平均分子がエチレン60モル(炭素数12
0)、メタクリル酸2モルからなるエチレンとメタクリ
ル酸共重合体を用いた。 (C)−3 平均分子がエチレン250モル(炭素数500)、メタ
クリル酸2モルからなるエチレンとメタクリル酸共重合
体を用いた。 (C)−4 モンタン酸(炭素数、約30)を用いた。 (C)―5 平均分子がエチレン30モルからなるエチレン重合体を
用いた。 (C)−6 モンタン酸のCa塩を用いた。 (C)−7 ステアリン酸を用いた。 (C)−8 モンタン酸エステル/モンタン酸カルシウム塩(ヘキス
ト社製、OPワックスス) (C)−9 モンタン酸エステル(ヘキスト社製、Eワックス)
【0091】(D)成分の調製 (D)−1 ポリエチレンオキサイド(分子量=20〜30万)
【0092】(E)成分の調製 エラストマー(E)−1の調製 ε−カプロラクタムの開環重縮合で、ナイロン6の重合
体ブロックを得たのち、アジピン酸で両末端をカルボン
酸にしたのち、ポリエチレングリコールを添加重合し、
ポリアミドエラストマー(E)−1を得た。エラストマ
ー(E)−1のポリアミド成分とポリエチレングリコー
ル成分の比は、約50/50%であり、ギ酸を用い、2
5℃、濃度0.5g/100mlで測定した還元粘度
は、1.50であった。また、DSC(示差熱分析)で
測定したポリアミドの融点は、205℃であった。
【0093】実施例1〜14、比較例1〜7、実施例15〜26 抗菌性組成物の調製 上記各スチレン系樹脂、銀系抗菌剤、添加剤を水分量
0.1%以下まで乾燥し、表3〜7の配合処方で混合
し、ベント付き二軸押出機を用いて溶融混練し、ペレッ
ト化した。得られたペレットを水分量0.1%以下まで
乾燥し、射出成形により抗菌性および成形品、表面外観
評価用試験片を成形し、上記の評価方法で評価した。結
果を表3〜8に示す。表3〜8から明らかなように、本
発明の抗菌性樹脂組成物(実施例1〜26)は、いずれ
も抗菌性および成形品表面外観に優れている。これに対
して、比較例1は、(B)成分の使用量が本発明の範囲
外で多いものであり、成形品表面外観が劣る。比較例2
は、(B)成分の使用量が本発明の範囲外で少ないもの
であり、抗菌性が劣る。比較例3は、(C)成分の使用
量が本発明の範囲外で少ないものであり、抗菌性に劣
る。比較例4は、(C)成分の使用量が本発明の範囲外
で多いものであり、成形品表面外観が劣る。比較例5、
6、7は、(C)成分が本発明の種類以外のものであ
り、抗菌性に劣る。
【0094】
【表3】
【0095】
【表4】
【0096】
【表5】
【0097】
【表6】
【0098】
【表7】
【0099】
【表8】
【0100】
【発明の効果】本発明の抗菌性樹脂組成物は、抗菌性、
成形品表面外観に優れ、広範囲の用途、例えば便座、加
湿器、浄水器、エアコン、雑貨、他の各種家電製品、電
話器などに有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 25/00 LEE 9166−4J 67/00 LNZ 8933−4J 77/00 LQS 9286−4J (72)発明者 古山 建樹 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)100重量部に対して、
    (B)0.01〜30重量部、(C)0.01〜30重
    量部を含有することを特徴とする抗菌性樹脂組成物。 (A)スチレン系樹脂 (B)抗菌剤 (C)少なくとも1種の官能基を有する分子量300〜
    10,000の化合物または重合体
  2. 【請求項2】 下記の(A)100重量部に対して、
    (B)0.01〜30重量部、(C)/(D)=10〜
    90/90〜10(重量%)からなる混合物(F)0.
    01〜30重量部を含有することを特徴とする抗菌性樹
    脂組成物。 (A)スチレン系樹脂 (B)抗菌剤 (C)少なくとも1種の官能基を有する分子量300〜
    10,000の化合物または重合体 (D)帯電防止剤
  3. 【請求項3】 下記の(A)10〜99.9重量%と
    (E)90〜0.1重量%からなる組成物100重量部
    に対して、(B)0.01〜30重量部、(C)/
    (D)=10〜90/90〜10(重量%)からなる混
    合物(F)0.01〜30重量部を含有することを特徴
    とする抗菌性樹脂組成物。 (A)スチレン系樹脂 (B)抗菌剤 (C)少なくとも1種の官能基を有する分子量300〜
    10,000の化合物または重合体 (D)帯電防止剤 (E)ポリアミドエラストマーおよび/またはポリエス
    テルエラストマー
JP26311093A 1992-12-25 1993-09-28 抗菌性樹脂組成物 Pending JPH06240094A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26311093A JPH06240094A (ja) 1992-12-25 1993-09-28 抗菌性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35836392 1992-12-25
JP4-358363 1992-12-25
JP26311093A JPH06240094A (ja) 1992-12-25 1993-09-28 抗菌性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06240094A true JPH06240094A (ja) 1994-08-30

Family

ID=26545862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26311093A Pending JPH06240094A (ja) 1992-12-25 1993-09-28 抗菌性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06240094A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08208945A (ja) * 1995-02-03 1996-08-13 Toagosei Co Ltd 抗菌性abs系樹脂組成物
JP2010530016A (ja) * 2007-06-11 2010-09-02 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 抗菌性ポリオレフィン及びポリエステル組成物
JP2017114927A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 株式会社Adeka 帯電防止性樹脂組成物
JP2018104687A (ja) * 2016-12-23 2018-07-05 ロッテ アドバンスト マテリアルズ カンパニー リミテッド 耐電離放射線性熱可塑性樹脂組成物およびこれを含む成形品

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08208945A (ja) * 1995-02-03 1996-08-13 Toagosei Co Ltd 抗菌性abs系樹脂組成物
JP2010530016A (ja) * 2007-06-11 2010-09-02 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 抗菌性ポリオレフィン及びポリエステル組成物
JP2017114927A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 株式会社Adeka 帯電防止性樹脂組成物
JP2018104687A (ja) * 2016-12-23 2018-07-05 ロッテ アドバンスト マテリアルズ カンパニー リミテッド 耐電離放射線性熱可塑性樹脂組成物およびこれを含む成形品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0606762B1 (en) Antibacterial resin composition
JPH06116458A (ja) 抗菌性樹脂組成物
JPH06240094A (ja) 抗菌性樹脂組成物
JPH0827306A (ja) 抗菌性樹脂組成物
JPH09255843A (ja) 抗菌性樹脂組成物
JP3303457B2 (ja) 抗菌性樹脂組成物
JPS62273252A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP3389715B2 (ja) 抗菌性樹脂組成物
JPH06299038A (ja) 抗菌性樹脂組成物
JP3575127B2 (ja) 抗菌・防カビ性樹脂組成物
JPH06271726A (ja) 抗菌性樹脂組成物
JPH08217936A (ja) 抗菌防黴性樹脂組成物
JPH1129618A (ja) ゴム強化ビニル系重合体のベースゴム用大粒径ゴム状重合体組成物
JPH05163402A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP3569982B2 (ja) 抗菌性樹脂組成物
JPH07252398A (ja) 抗菌性樹脂組成物
JPH02240158A (ja) 耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂組成物
JPH0623306B2 (ja) 耐衝撃性ポリアミド組成物
JPH0912825A (ja) 回収物、およびそれを用いた重合体組成物
JPH09126184A (ja) ファン用樹脂組成物及びファン
JPS6333456A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP3371582B2 (ja) 抗菌性熱可塑性エラストマー組成物
JP3575125B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH06263956A (ja) 抗菌性樹脂組成物
JPH0925389A (ja) 抗菌防カビ性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020305