JPH062385Y2 - スピ−カ−エンクロ−ジヤとスピ−カ−ユニツトとの組付構造 - Google Patents

スピ−カ−エンクロ−ジヤとスピ−カ−ユニツトとの組付構造

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JPH062385Y2
JPH062385Y2 JP135787U JP135787U JPH062385Y2 JP H062385 Y2 JPH062385 Y2 JP H062385Y2 JP 135787 U JP135787 U JP 135787U JP 135787 U JP135787 U JP 135787U JP H062385 Y2 JPH062385 Y2 JP H062385Y2
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JP
Japan
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speaker
speaker unit
enclosure
fastening hole
speaker enclosure
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JP135787U
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嘉登 石田
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はスピーカーエンクロージャとスピーカーユニ
ットとの組付構造に関し、詳しくは組付性の改良技術に
関する。
(従来の技術) 近年、スピーカーエンクロージャとしてセラミック製の
ものが注目されている。このセラミック製スピーカーエ
ンクロージャは、音響効果に優れるとともに、成形性が
良いことから造形的な自由度が高く、加えてコストも安
いなど利点を有する反面、スピーカーユニットとの組付
けがし辛い不都合がある。
従来、このスピーカーエンクロージャとスピーカーユニ
ットとの組付けは、第5図に示すように、スピーカーエ
ンクロージャの締結穴100にフランジ付のゴム円筒体
102を嵌め込んで、その内部に予め埋め込んだナット
104のボルト106をスピーカーユニットのフレーム
表面側からねじこむことにより行っていた。即ちゴム円
筒体102を締結穴100に嵌め込んで、ゴム円筒体1
02に外嵌した金属リング108を締結穴100内面に
接着して仮止めし、そしてゴム弾性体102に埋め込ん
だナット104にボルト106をねじこんでこれを引き
付けると、第6図に示すようにゴム弾性体102の外側
部分が半径方向外方に膨出し、この膨出部分110がボ
ルト106の頭部と協働してスピーカーエンクロージャ
の締結穴100周縁部とスピーカーユニットのフレーム
とを表裏両側から挟み込んで両者を互いに固定する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、セラミック製スピーカーエンクロージャ
の上記締結穴は寸法精度が悪いために、グラインダーで
擦るなどして穴寸法を出すことが必要であり、またゴム
弾性体102を締結穴100に仮止めする際にも金属リ
ング108を締結穴内面に接着したり、接着剤が乾くの
を待ったりしなければならず、ゴム弾性体102の固定
作業自体に多大な手間と時間がかかっていた。
しかもゴム弾性体102のナット104にボルト106
をねじ込んで締め付ける時、ゴム弾性体102が限りな
く変形することからその締込限度が分りにくく、またゴ
ム弾性体102の膨出部分110が金属リング108の
エッジで切られ、場合により切断してしまうなどの不具
合が生じていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案の組付構造はこのような問題点を解決するために
案出されたものであり、その要旨は、セラミック製のス
ピーカーエンクロージャに形成した開口にスピーカーユ
ニットを配して、該閉口の周縁部とスピーカーユニット
のフレームとの各締結穴に雄ねじ部材を通して締め込
み、以てそれらスピーカーエンクロージャとスピーカー
ユニットとを組み付ける組付構造にして、前記スピーカ
ーエンクロージャにおける締結穴の表面側に該穴を取り
囲む形態の凹所を形成してリング状の軟質弾性部材をそ
の全部又は一部が該凹所内に完全に入り込むように配設
する一方、前記雄ねじ部材を前記スピーカーエンクロー
ジャとスピーカーユニットとの各締結穴に該スピーカー
エンクロージャの内部側から表側に向けて挿通するとと
もにその軸部を前記軟質弾性部材に弾性嵌合させて仮止
めし、その状態でスピーカーユニットのフレーム表面側
から該軸部の先端部に雌ねじ部材を嵌め込んで締め込む
ことにより、スピーカーエンクロージャとスピーカーユ
ニットとを組み付けするようにしたことにある。
(作用) かかる本考案に従えば、雄ねじ部材をスピーカーエンク
ロージャとスピーカーユニットとの各締結穴に挿通して
表側から軟質弾性部材をその軸部に嵌め込んで仮止めし
た後、軸部先端に雌ねじ部材をねじ込むだけでスピーカ
ーエンクロージャとスピーカーユニットとを固定するこ
とができる。即ち従来の組付構造のようにゴム円筒体を
スピーカーエンクロージャの締結穴に固定する必要はな
く、従って締結穴をグラインダーなどで擦って寸法をだ
す必要も特にないし、ゴム弾性体に金属リングを嵌めた
り、金属リングを締結穴内面に接着したり、その接着剤
が乾くのを待ったりする必要がなく、短時間かつ簡単に
スピーカーエンクロージャとスピーカーユニットとを固
定することができる。
しかもスピーカーエンクロージャとスピーカーユニット
との締結力は、ボルトとナットとの締付力によるもので
あるから、ナットの締込限度も明確であり、かつゴム円
筒体を介在させた場合のようにそのゴム弾性体が切断し
てしまう不具合も生じない。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第2図において10はセラミック製のスピーカーエンク
ロージャで卵形を成してており、その比較的下部位に特
定周波数域を増幅するためのチューニングダクト14が
形成されている。また正面中央部には、第3図に示すよ
うに円形の開口12とその周縁部に座面18が形成され
ており、スピーカーユニット16のフレーム36がこの
座面18に図示しないパッキンを介して密着状態で取り
付けられている。第1図はその取付部分の構造を具体的
に示している。同図において、20はスピーカーエンク
ロージャ10の開口12の周縁部に形成された切欠穴
(締結穴)(第3図参照)で、22はスピーカーユニッ
ト16のフレーム36に形成された締結穴であり、これ
ら一対の締結穴20,22のボルト28、具体的にはそ
の軸部30が挿通されてナット34が締め込まれ、以て
スピーカーエンクロージャ10とスピーカーユニット1
6とが互いに固定されている。尚、ボルト28の頭部3
2側にはワッシャ27が介在させられている。またスピ
ーカーエンクロージャ10における締結穴20の表面側
には、締結穴20を取り囲む形態のテーパ皿状の凹所2
4が形成されており、この凹所24内にゴム製のOリン
グ26が完全に入り込んだ状態で配設されて、ボルト2
8の軸部30の弾性嵌合している。
本例の組付構造の従えば、スピーカーエンクロージャ1
0とスピーカーユニット16とを簡単に組み付けること
ができる。具体的な手順としては、先ずスピーカーエン
クロージャ10の締結穴20にその内部から表側に向け
てボルト28を挿通した状態とし(このときボルト頭部
32とスピーカーエンクロージャ10との間にワッシャ
27を介在させる)、そしてその軸部30にゴム製のO
リング26を嵌め込む。尚その際、Oリング26はテー
パ皿状の凹所24内に完全に入り込むまで押し込むよう
にする。Oリング26がスピーカーエンクロージャ10
の座面18よりも表側に突き出していると、スピーカー
ユニット16を取り付けたときにOリング26がスピー
カーユニット16のフレーム36に接触してスピーカー
の音質を悪くするからである。
さて、Oリング26をボルト28の軸部30に嵌め込む
と、ボルト28はOリング26の弾性力によって締結穴
20から抜けなくなる。即ちボルト28がスピーカーエ
ンクロージャ10の締結穴20に仮止めされる。そこで
スピーカーユニット16のフレーム36の締結穴22を
ボルト軸部30に嵌めた上でナット34を表側から締め
込めば、スピーカーエンクロージャ10の開口12縁部
とスピーカーユニット16のフレーム36とが、ボルト
頭部32とナット34とに挾まれて互いに固定される。
尚、ナット34は通常の六角形状ナット、或いは工具係
合用の溝を備えたナットその他のものを用いることがで
きる。
このように、本例に従えばスピーカーエンクロージャ1
0の締結穴20の機械加工を特に必要とせず、前述のゴ
ム円筒体のような固定部材を締結穴20に接着する必要
もない。単にボルト28を締結穴20,22に通してナ
ット34とともに締め上げれば良く、しかもその際、O
リング26の弾性力に基づく仮止め作用によってボルト
28が保持されるから、ナット34締込みの際もボルト
28の空転が防止され、全体としてスピーカーユニット
16とスピーカーエンクロージャとの組付作業を短時間
で簡単に行うことができる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はその他の形
態で構成することも可能である。
例えばボルト28を仮止めする部材として、第4図に示
すようにフランジ付のゴムリング38を用いることも可
能であるし、かかる仮止め部材としてゴム以外に軟質樹
脂を用いることも可能である。
更に、スピーカーエンクロージャとスピーカーユニット
との各締結穴は円形の他に四角その他の形状であっても
特に支障はなく、また表面側のナットに表示キャップ,
化粧キャップ等を被せることもできるなど、本考案はそ
の主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づ
き様々な変形を加えた形態で構成することが可能であ
る。
(考案の効果) このように、本考案はスピーカーエンクロージャとスピ
ーカーユニットとの各締結穴にボルトを内側から表側に
向けて挿通するとともに、リング状の弾性部材にてこれ
を仮止めし、その状態でナットを表側から締め込むよう
にしたものである。
これにより、スピーカーエンクロージャとスピーカーユ
ニットとの組付作業性が大幅に向上し、また組付部材と
して必要なものはボルトとナット以外にはリング状の軟
質弾性部材があれば良く、しかもこのリング状軟質弾性
部材、例えば上述のOリングは市場で簡単に手に入るも
のであるし、安価でもあり、従って全体としてのコスト
も安い等各種利点、効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるスピーカーエンクロー
ジャとスピーカーユニットとの組付構造を示す要部断面
図であり、第2図はそのスピーカーエンクロージャとス
ピーカーユニットとを組付状態で示す斜視図である。第
3図は第2図のスピーカーエンクロージャとスピーカー
ユニットとを分解して示す斜視図であり、第4図は本考
案の他の実施例である組付構造の要部断面図である。第
5図及び第6図はそれぞれ従来の組付構造とその不具合
を説明するために示した要部断面図である。 10:スピーカーエンクロージャ 12:開口 16:スピーカーユニット 20,22:締結穴 24:凹所 26:Oリング 28:ボルト 30:軸部 34:ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック製のスピーカーエンクロージャ
    に形成した開口にスピーカーユニットを配して、該閉口
    の周縁部とスピーカーユニットのフレームとの各締結穴
    に雄ねじ部材を通して締め込み、以てそれらスピーカー
    エンクロージャとスピーカーユニットとを組み付ける組
    付構造にして、 前記スピーカーエンクロージャにおける締結穴の表面側
    に該穴を取り囲む形態の凹所を形成してリング状の軟質
    弾性部材をその全部又は一部が該凹所内に完全に入り込
    むように配設する一方、前記雄ねじ部材を前記スピーカ
    ーエンクロージャとスピーカーユニットとの各締結穴に
    該スピーカーエンクロージャの内部側から表側に向けて
    挿通するとともにその軸部を前記軟質弾性部材に弾性嵌
    合させて仮止めし、その状態でスピーカーユニットのフ
    レーム表面側から該軸部の先端部に雌ねじ部材を螺合し
    て締め込むようにしたことを特徴とするスピーカーエン
    クロージャとスピーカーユニットとの組付構造。
JP135787U 1987-01-08 1987-01-08 スピ−カ−エンクロ−ジヤとスピ−カ−ユニツトとの組付構造 Expired - Lifetime JPH062385Y2 (ja)

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JPS63111087U JPS63111087U (ja) 1988-07-16
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